■友人の妹 (志摩時緒)
★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、眼鏡、白衣
・構成 : 4.5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にラフ絵・初期設定など、
カバー裏にカラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「志摩時緒(しま・ときお)」センセの「友人の妹(ダチノイモウト) 1巻」です。
※ヒロイン特集①:初対面での「麻衣ちゃん」
【 構成・絵柄 】
2巻以降に続いていく長編漫画。
話数としては4.5話なのですが、これがちょっと特殊なのです。
まず、0話があるため実質は5.5話。
また、その0話と0.5話(※2.5、4.5の2つあります)は3パートとかに分割されていて…。
単純にもくじを数えると、これが14話までになるのです。
その1話あたりのページ量は結構なバラつきあり、5~14ページ。
単行本としては146ページくらいでした。
やや薄め。
ジャンルは「志摩時緒」センセお得意なラブコメもの。
いつも通りしっかりポイントを押さえた漫画なので、ファンの方はなんも考えずに手をだして大丈夫。
妹という単語とは裏腹っぽい、↓表紙絵のヒロイン絵からは強さを感じるでしょうけれど…。
それで敬遠するのはちと勿体ない。
もう少し↓つづきを読み進めてみて。
ひでるさんは、センセの漫画の中であるいはもっとも好みな1冊になるかもしれません。
しっかりとした線と安定した作画。
全体の色付き・濃淡具合はちょうど良いくらい。
描き込みも同様ですね。
結構白比率は高めで、すっきり見れる原稿具合。
落ち着いた空気のラブコメな漫画で小さく文字で囲むような擬音が特徴的。
たまにデフォルメもしています。
ふとした間に優れ、お話世界に没頭できるでしょう。
人物画は丸く広めな輪郭で、ごく小さい鼻と丸い目の可愛らしいもの。
個人的にはカラー絵より白黒絵のが良い感じ。
詳しくは後述しますが…。
本編を読むと、前述しました↓表紙から感じられた(だろう)イメージがガラリと変わると思います。
(※あれは主人公の初見を描かれた感じなのかな)
さすが、悶死セレクション金賞な漫画。
【 収録話 】 4.5話収録
旧友「斉藤康輔」から呼び出された「高橋太一」
曰く、
「妹がこの春からお前の高校に通うから、変な虫がつかないように見張って欲しい」
…と、そんな事を言われたのでした。
その翌日、さっそくその妹「斉藤麻衣」を尋ねてみたところ…。
思っていたイメージと全然違った彼女は、「太一」のバッチリ好みだったのです。
頼まれたこともあり、困惑しつつもその気持ちを伝えたのですが。
彼が予想していなかった、急展開になっていくのでした。
ざっくりではそうしたお話。
えー、たぶんこの漫画は…。
もうヒロイン「麻衣ちゃん」が刺さるかどうか、につきると思います。
※ヒロイン特集②:普通の「麻衣ちゃん」
前述してきたように、当初の彼女は↓表紙のようなイメージ。
(※ちとポーズが可愛らしいけどね)
眼鏡にツリ目、さらに白衣まで羽織っていて、いかにも意思強そうな知的女性しているんですが…。
漫画では0話目のパート2にて、その様子はあくまでも表面的なものと分かり。
さらに2話、続く2.5話にて「麻衣ちゃん」の視点になると、先の言動の裏にあっただいぶ可愛らしいところが見えてくるのでした。
そんなん。
まさかああした娘と、こうも急にイチャラブできる展開が待ってるとは想像しませんわね。
意外に分かり易いリアクションしちゃう4話がこれまた実に可愛らしく。
ひととおり読んだ後に↓表紙まで戻ってくると、また全然印象異なると思います。
ちなみに…。
↓表紙からカバー裏の表紙、中扉…といった順にて、鉄壁そうだったガードが解けていく様が味わえるので必見(笑)
…長くなりました。
ごく簡単には、学園ラブコメ話。
タイトル通り付き合う相手は友人の妹で、その友人からは他男子を排除するようお願いされていたので。
ミイラ取りがミイラな状態で、あまり表だって付き合うことができないのでした。
切っ掛けとなる0話目。
友人「康輔」とは学校のほかバドミントン活動も共にしていたりするのですが。
彼のガードが堅く、「太一くん」は顔すら知らないという状態。
また、「康輔」は依頼しておきながら写真も見せることなかったので…。
「太一くん」はわざわざ顔も知らない女の子を律儀に年下学年の教室まで尋ねに行っているのでした。
ちょっと軽そうな雰囲気でしたが、「太一くん」もお人好しだわね。
さて、この「麻衣ちゃん」との初対面5ページのやり取りを、よーく覚えておくように。
後で楽しめます。
2パート目まで、まだそうした感じなのですが。
続く3パート目が凄い。
思わず漫画内キャラの「太一くん」までも、
「展開早くない?」
とか言ってましたからねー。
ここで撃沈された方は、この漫画ばっち大丈夫です。
「麻衣ちゃん」の笑顔が見れる1話目。
あの、冒頭での椅子背後からってのは…いいですねー。
その後、また友人「康輔くん」とのやり取りが描かれているのですが。
たぶん…。
彼は妹「麻衣」の昔から好意を知っていて。
同じ学校にまで追いかけていった、彼女の支援をしているつもりではなかろうか。
無論シスコンではあるので…。
諸手で応援、ってほど割り切れている訳でもないのでしょう。
前述したように、2話と2.5話(のパート3)はこれまで受け手であった「麻衣ちゃん」の視点。
実は昔から視線を送っていた彼が、不意に向こうから話しかけてくるという展開。
なるほど、だからあーした態度になっちゃうのか。
納得。
3話はお弁当話です。
センセ、お弁当絵が実にお上手(笑)
うまそう。
(※ちなみに…「麻衣ちゃん」は結構食べるのね。今時の女子だとあの半分くらいでも不思議でないのに)
彼女とのやり取りをヒントに、後に家庭での「康輔くん」を看破するのが楽しい。
※ヒロイン特集③:素の「麻衣ちゃん」
登場キャラが増える4話目。
地学部の先輩「平野円香」・「菅原こずえ」が登場します。
実は2話目にてモブっぽくは出ていたのですがね。
第三者が加わった際の、「太一」・「麻衣」らが見れました。
その補完的なエピソードである4.5話。
先の続きほか、先輩らの背景が描かれています。
こちらでの「麻衣ちゃん」がまた可愛いので、注目ですよ。
さらにパート4では、「太一くん」のバイト先風景が描かれるのですが。
なんと、そこがセンセのファンはお馴染みの「SCドラック」なのでした。
メガネの店長さんが登場してますね。
ちなみに、これを機会に調べてみたところ。
「夜にとろける」の「杉新太」・「松本純香」がバイトをしていて。
「ジェミニはお年頃」の2.5話にて「恵」・「新田」が買い物していました。
(※そちらの回では「新太」・「純香」のやり取りも見れる)
同じ世界観…というより、サービスですかね。
今後またバイト先の風景で、ほかキャラの顔見せとかがあるかもしれませんよ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「志摩時緒」センセでした。
当ブログでは「夜にとろける」、「君にしか教えない」などを紹介しています。
このシリーズ(楽園系ね)は巻末に紹介ページが差し込まれていて。
ひでるさんはそんなん眺めるのも好きなのですが。
「志摩時緒」センセの他単行本紹介のページに、
”「ジェミニはお年頃」全2巻 すべてA5判(この本と同じ大きさ)です。電子版も全巻好評配信中♪”
…なんて文言がありました。
(※実はとっくの昔から表記あったね…)
赤字部分。
これは…かなり親切ですよね。
ちゃんと、というか当然、サイズ異なる「君にしか教えない」だと、
”B6判(この本よりひとまわり小さ目)”
となっているんですよ。
実際、書店で探す際にはサイズ結構重要なので、こうした記述は有難い。
良いアイデアだと思います。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ラブコメ、眼鏡、白衣
・構成 : 4.5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にラフ絵・初期設定など、
カバー裏にカラーイラスト。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「志摩時緒(しま・ときお)」センセの「友人の妹(ダチノイモウト) 1巻」です。
※ヒロイン特集①:初対面での「麻衣ちゃん」
【 構成・絵柄 】
2巻以降に続いていく長編漫画。
話数としては4.5話なのですが、これがちょっと特殊なのです。
まず、0話があるため実質は5.5話。
また、その0話と0.5話(※2.5、4.5の2つあります)は3パートとかに分割されていて…。
単純にもくじを数えると、これが14話までになるのです。
その1話あたりのページ量は結構なバラつきあり、5~14ページ。
単行本としては146ページくらいでした。
やや薄め。
ジャンルは「志摩時緒」センセお得意なラブコメもの。
いつも通りしっかりポイントを押さえた漫画なので、ファンの方はなんも考えずに手をだして大丈夫。
妹という単語とは裏腹っぽい、↓表紙絵のヒロイン絵からは強さを感じるでしょうけれど…。
それで敬遠するのはちと勿体ない。
もう少し↓つづきを読み進めてみて。
ひでるさんは、センセの漫画の中であるいはもっとも好みな1冊になるかもしれません。
しっかりとした線と安定した作画。
全体の色付き・濃淡具合はちょうど良いくらい。
描き込みも同様ですね。
結構白比率は高めで、すっきり見れる原稿具合。
落ち着いた空気のラブコメな漫画で小さく文字で囲むような擬音が特徴的。
たまにデフォルメもしています。
ふとした間に優れ、お話世界に没頭できるでしょう。
人物画は丸く広めな輪郭で、ごく小さい鼻と丸い目の可愛らしいもの。
個人的にはカラー絵より白黒絵のが良い感じ。
詳しくは後述しますが…。
本編を読むと、前述しました↓表紙から感じられた(だろう)イメージがガラリと変わると思います。
(※あれは主人公の初見を描かれた感じなのかな)
さすが、悶死セレクション金賞な漫画。
【 収録話 】 4.5話収録
旧友「斉藤康輔」から呼び出された「高橋太一」
曰く、
「妹がこの春からお前の高校に通うから、変な虫がつかないように見張って欲しい」
…と、そんな事を言われたのでした。
その翌日、さっそくその妹「斉藤麻衣」を尋ねてみたところ…。
思っていたイメージと全然違った彼女は、「太一」のバッチリ好みだったのです。
頼まれたこともあり、困惑しつつもその気持ちを伝えたのですが。
彼が予想していなかった、急展開になっていくのでした。
ざっくりではそうしたお話。
えー、たぶんこの漫画は…。
もうヒロイン「麻衣ちゃん」が刺さるかどうか、につきると思います。
※ヒロイン特集②:普通の「麻衣ちゃん」
前述してきたように、当初の彼女は↓表紙のようなイメージ。
(※ちとポーズが可愛らしいけどね)
眼鏡にツリ目、さらに白衣まで羽織っていて、いかにも意思強そうな知的女性しているんですが…。
漫画では0話目のパート2にて、その様子はあくまでも表面的なものと分かり。
さらに2話、続く2.5話にて「麻衣ちゃん」の視点になると、先の言動の裏にあっただいぶ可愛らしいところが見えてくるのでした。
そんなん。
まさかああした娘と、こうも急にイチャラブできる展開が待ってるとは想像しませんわね。
意外に分かり易いリアクションしちゃう4話がこれまた実に可愛らしく。
ひととおり読んだ後に↓表紙まで戻ってくると、また全然印象異なると思います。
ちなみに…。
↓表紙からカバー裏の表紙、中扉…といった順にて、鉄壁そうだったガードが解けていく様が味わえるので必見(笑)
…長くなりました。
ごく簡単には、学園ラブコメ話。
タイトル通り付き合う相手は友人の妹で、その友人からは他男子を排除するようお願いされていたので。
ミイラ取りがミイラな状態で、あまり表だって付き合うことができないのでした。
切っ掛けとなる0話目。
友人「康輔」とは学校のほかバドミントン活動も共にしていたりするのですが。
彼のガードが堅く、「太一くん」は顔すら知らないという状態。
また、「康輔」は依頼しておきながら写真も見せることなかったので…。
「太一くん」はわざわざ顔も知らない女の子を律儀に年下学年の教室まで尋ねに行っているのでした。
ちょっと軽そうな雰囲気でしたが、「太一くん」もお人好しだわね。
さて、この「麻衣ちゃん」との初対面5ページのやり取りを、よーく覚えておくように。
後で楽しめます。
2パート目まで、まだそうした感じなのですが。
続く3パート目が凄い。
思わず漫画内キャラの「太一くん」までも、
「展開早くない?」
とか言ってましたからねー。
ここで撃沈された方は、この漫画ばっち大丈夫です。
「麻衣ちゃん」の笑顔が見れる1話目。
あの、冒頭での椅子背後からってのは…いいですねー。
その後、また友人「康輔くん」とのやり取りが描かれているのですが。
たぶん…。
彼は妹「麻衣」の昔から好意を知っていて。
同じ学校にまで追いかけていった、彼女の支援をしているつもりではなかろうか。
無論シスコンではあるので…。
諸手で応援、ってほど割り切れている訳でもないのでしょう。
前述したように、2話と2.5話(のパート3)はこれまで受け手であった「麻衣ちゃん」の視点。
実は昔から視線を送っていた彼が、不意に向こうから話しかけてくるという展開。
なるほど、だからあーした態度になっちゃうのか。
納得。
3話はお弁当話です。
センセ、お弁当絵が実にお上手(笑)
うまそう。
(※ちなみに…「麻衣ちゃん」は結構食べるのね。今時の女子だとあの半分くらいでも不思議でないのに)
彼女とのやり取りをヒントに、後に家庭での「康輔くん」を看破するのが楽しい。
※ヒロイン特集③:素の「麻衣ちゃん」
登場キャラが増える4話目。
地学部の先輩「平野円香」・「菅原こずえ」が登場します。
実は2話目にてモブっぽくは出ていたのですがね。
第三者が加わった際の、「太一」・「麻衣」らが見れました。
その補完的なエピソードである4.5話。
先の続きほか、先輩らの背景が描かれています。
こちらでの「麻衣ちゃん」がまた可愛いので、注目ですよ。
さらにパート4では、「太一くん」のバイト先風景が描かれるのですが。
なんと、そこがセンセのファンはお馴染みの「SCドラック」なのでした。
メガネの店長さんが登場してますね。
ちなみに、これを機会に調べてみたところ。
「夜にとろける」の「杉新太」・「松本純香」がバイトをしていて。
「ジェミニはお年頃」の2.5話にて「恵」・「新田」が買い物していました。
(※そちらの回では「新太」・「純香」のやり取りも見れる)
同じ世界観…というより、サービスですかね。
今後またバイト先の風景で、ほかキャラの顔見せとかがあるかもしれませんよ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「志摩時緒」センセでした。
当ブログでは「夜にとろける」、「君にしか教えない」などを紹介しています。
このシリーズ(楽園系ね)は巻末に紹介ページが差し込まれていて。
ひでるさんはそんなん眺めるのも好きなのですが。
「志摩時緒」センセの他単行本紹介のページに、
”「ジェミニはお年頃」全2巻 すべてA5判(この本と同じ大きさ)です。電子版も全巻好評配信中♪”
…なんて文言がありました。
(※実はとっくの昔から表記あったね…)
赤字部分。
これは…かなり親切ですよね。
ちゃんと、というか当然、サイズ異なる「君にしか教えない」だと、
”B6判(この本よりひとまわり小さ目)”
となっているんですよ。
実際、書店で探す際にはサイズ結構重要なので、こうした記述は有難い。
良いアイデアだと思います。
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