■学園ポリーチェ (森永みるく)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●◎○
・属性 : [百合] ラブコメ、学園、警察
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがきまんが、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく(もりなが・みるく)」センセの「学園ポリーチェ 1巻」です。
※学園ポリーチェ
【 構成・絵柄 】
巻数表記そのままの長編漫画です。
お話は連続性あるストーリーもの。
主要キャラは女性ばかりで、「森永みるく」センセお得意の百合ちっくな風情あるお話でした。
”愛と友情のガールズラブコメディ”
そんな裏表紙の文言がもっとも合っているかな。
ラブと言うよりは友情のが強めでした。
ここは、もしかしたら今後変化するかもしれませんが。
くっきりとした強い線が特徴。
全体の色づき・描き込みはそこそこくらい。
そちらの線ほか黒色が目立ち、枠線も比較的濃い目で。
原稿全体ではややこってりとした印象がありました。
漫画は表現お上手で引っ掛かるところなく、テンポも良好。
コメディーな軽い崩し絵もよく馴染んでいて、ストレスなく読み進められます。
人物絵はこざっぱりとした、漫画らしい可愛さあるもの。
動きや表情は良く、生き生きとしていました。
作画に安定感あり、乱れや崩れも見られません。
多少の癖はあるものの、そう読み手を選ぶものではなく。
これというマイナス点はありません。
判断についてはだいたい↓表紙・裏表紙そのままで良いと思います。
【 収録話 】 7話収録
正義の味方に憧れていた主人公「笹見青葉」
長じた彼女が就いたのは、校内暴力やいじめなど、問題・事件の多い学園に内偵する特殊な警察官、通称”ポリーチェ”だったのです。
配属されて遭遇した事件は勘違い。
潜入していたもう1人のポリーチェ「桜庭緑」を捕えてしまったのです。
いきなりの失敗がため、パートナーの関係は最悪なものに。
しかも、彼女が言うそのまま、配属された花垣女子学園はいたって平和。
そこには、深い事情があったのでした。
大雑把にはそんなん。
※桜庭緑
女子高生で警察、という突飛な設定の漫画。
ちなみに、学園内で設定されている警察ちっくなもの~ではなく、↓表紙絵の警察手帳そのまま、普通の警察官です。
「緑さん」が言ったそのままだと、
「警視庁刑事部特殊捜査1課学校犯罪対策室3係」
…だそうです。
で、どういう経緯で警察官になれるのか知りませんが、現役女子高生というのも本当。
大人が女子高生コスプレをしている、というんでもないみたい。
そうした基本設定が許容できるかどうか、はこの漫画を読む上で大きなポイントでしょう。
”こんなジャンルのよくわからないまんが”
とかなんとか、「森永みるく」センセもあとがきにて書かれていましたよー。
まあ、現代のファンタジーだと思えば、そう大したものでなく。
魔法だの怪物だの、どうのこうのというようなお話と比べれば、全然普通。
(※そこまで振りきれていると、逆にそれとして違和感なく読めるかもしれませんが)
センセの漫画がお好きな方は、読んでいくうちにすっと慣れると思います。
ひでるさんはそんな感じでした。
初見とか、特に思い入れのない方は…根本的なジャンルである、百合ちっくなお話が好みかどうか、かなぁ。
タイプの違う両者がお互いを理解し、次第に打ち解けていくという基本はしっかり押さえられており。
やや特殊な世界観の百合漫画として楽しめることでしょう。たぶん。
1話目は「青葉さん」の初任務・初潜入。
ポリーチェは世間一般では都市伝説扱いでした。
いちおう彼女は実際に女子高校生な年齢なので転校してきた、という設定になっていました。
噂話そのままだと、用務員とか教師として紛れるみたい。
まぁ、そうだよねー。
後に詳しい説明がされる相棒「緑さん」はいいとして、なにゆえ彼女はこの年齢で警察官になれたんだろう。
(※後に難関を突破した、と書かれてました)
キーワードにがっちり反応してしまうなど、どう見ても潜入捜査に向いてはおらず。
こちらでは勘違いもするんですが、あの場面はまだ警察手帳出すべき場面でないと思いました。
まぁ、「緑さん」ががっかりするのも当然ですわね。
ちなみに、2人とも手帳の写真はこじんまりとしてキュートでした。
そんな訳でパートナー発覚後の2話目。
「緑さん」は伊達眼鏡なのかな。
個人的にはお嬢様然とした裸眼状態のが好き。
ここは1話を受けての説明回のような位置づけ。
先に潜入しており、ポリーチェとしても先輩である彼女が状況を語っておりました。
ややクドい印象もありますが、この漫画では必要でしょうね。
こちらのメインは「青葉さん」が警察手帳を紛失してしまう展開。
いきなりかい!
不用意だなー。
ただ、ここでのオチはちょっと驚くようなもの。
まるで関係ないと気にもしてませんでしたが、ちゃんと前フリされてましたよ。
そちらオチでの行動から、百合ちっくな色が出始める3、4話目。
友人「常盤」さんが新聞部という設定も生かされてましたね。
ここで描かれるのは、「緑さん」の事情。
それを切っ掛けとして、平和な学園での活動が始まってます。
「青葉さん」・「緑さん」のやり取りがいかにも百合漫画という感じ。
それがためか、このあたりから世界というか、漫画に慣れたような気がしました。
ちらほら描かれている「緑さん」の趣味(?)がまた、いかにも「森永みるく」センセしております。
5話は電車での痴漢撃退話。
しかも、”その姿が見えない”というオカルトな噂もあり、女子校で実際にありそうなテイストに仕上がってます。
1話から顔を見せていた友人「皆口」さんもその被害者となり、「青葉さん」が行動する展開でした。
そうですよね。
電車内はどうなんだろう、って読者も感じるだろう疑問は、ちゃんと「緑さん」が説明してくれます。
なお、こちらは「緑さん」の活躍回。
思慮深く、推理もでき。
先の不用意な丸出しな「青葉さん」とは大違いでしたよ。
事件のからくりも単純ながら納得でき、収録ではもっとも良いエピソードでした。
※笹見青葉
事件は無事解決したものの、「皆口さん」がとある事情から警察に嫌悪感を持っていて。
6、7話はそんな彼女の事情シリーズとなってます。
2人しての捜査で、ちょっと刑事モノっぽい風情(笑)
漫画として「緑さん」の優秀さが目立っておりましたが、「青葉さん」も活躍。
こうして2人の関係ができていくのかな。
相変わらずの無茶はありつつも、いちおう事件は解決。
なんのかんのと巧くおさまっていましたよ。
オチでは新キャラが登場し、次巻へ続いております。
揉めそうな雰囲気もあって楽しみ。
【 その他 】
そんなこんなで、「森永みるく」センセでした。
いくつかブログでも紹介をしています。
こないだ「ひみつのレシピ」の2巻も発売されてましたよねー。
今回は…上で色々書かせて頂きましたが、個人的には女子高生でないほうがやはり良かったかなぁ、と。
前半で感じた違和感はだいぶ薄くなってはいるんですが。
ちなみに、合間のネタ絵は刑事ドラマなどのパロディー。
ほとんどは分かったんですが、一部知らないものが。
解答ほしいなぁ。
★「森永みるく」センセの漫画紹介記事。
「GIRL FRIENDS 2巻」
「GIRL FRIENDS」
「あまいくちびる」 成年
「くちびるためいきさくらいろ」
「にくらしいあなたへ」
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●◎○
・属性 : [百合] ラブコメ、学園、警察
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがきまんが、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「森永みるく(もりなが・みるく)」センセの「学園ポリーチェ 1巻」です。
※学園ポリーチェ
【 構成・絵柄 】
巻数表記そのままの長編漫画です。
お話は連続性あるストーリーもの。
主要キャラは女性ばかりで、「森永みるく」センセお得意の百合ちっくな風情あるお話でした。
”愛と友情のガールズラブコメディ”
そんな裏表紙の文言がもっとも合っているかな。
ラブと言うよりは友情のが強めでした。
ここは、もしかしたら今後変化するかもしれませんが。
くっきりとした強い線が特徴。
全体の色づき・描き込みはそこそこくらい。
そちらの線ほか黒色が目立ち、枠線も比較的濃い目で。
原稿全体ではややこってりとした印象がありました。
漫画は表現お上手で引っ掛かるところなく、テンポも良好。
コメディーな軽い崩し絵もよく馴染んでいて、ストレスなく読み進められます。
人物絵はこざっぱりとした、漫画らしい可愛さあるもの。
動きや表情は良く、生き生きとしていました。
作画に安定感あり、乱れや崩れも見られません。
多少の癖はあるものの、そう読み手を選ぶものではなく。
これというマイナス点はありません。
判断についてはだいたい↓表紙・裏表紙そのままで良いと思います。
【 収録話 】 7話収録
正義の味方に憧れていた主人公「笹見青葉」
長じた彼女が就いたのは、校内暴力やいじめなど、問題・事件の多い学園に内偵する特殊な警察官、通称”ポリーチェ”だったのです。
配属されて遭遇した事件は勘違い。
潜入していたもう1人のポリーチェ「桜庭緑」を捕えてしまったのです。
いきなりの失敗がため、パートナーの関係は最悪なものに。
しかも、彼女が言うそのまま、配属された花垣女子学園はいたって平和。
そこには、深い事情があったのでした。
大雑把にはそんなん。
※桜庭緑
女子高生で警察、という突飛な設定の漫画。
ちなみに、学園内で設定されている警察ちっくなもの~ではなく、↓表紙絵の警察手帳そのまま、普通の警察官です。
「緑さん」が言ったそのままだと、
「警視庁刑事部特殊捜査1課学校犯罪対策室3係」
…だそうです。
で、どういう経緯で警察官になれるのか知りませんが、現役女子高生というのも本当。
大人が女子高生コスプレをしている、というんでもないみたい。
そうした基本設定が許容できるかどうか、はこの漫画を読む上で大きなポイントでしょう。
”こんなジャンルのよくわからないまんが”
とかなんとか、「森永みるく」センセもあとがきにて書かれていましたよー。
まあ、現代のファンタジーだと思えば、そう大したものでなく。
魔法だの怪物だの、どうのこうのというようなお話と比べれば、全然普通。
(※そこまで振りきれていると、逆にそれとして違和感なく読めるかもしれませんが)
センセの漫画がお好きな方は、読んでいくうちにすっと慣れると思います。
ひでるさんはそんな感じでした。
初見とか、特に思い入れのない方は…根本的なジャンルである、百合ちっくなお話が好みかどうか、かなぁ。
タイプの違う両者がお互いを理解し、次第に打ち解けていくという基本はしっかり押さえられており。
やや特殊な世界観の百合漫画として楽しめることでしょう。たぶん。
1話目は「青葉さん」の初任務・初潜入。
ポリーチェは世間一般では都市伝説扱いでした。
いちおう彼女は実際に女子高校生な年齢なので転校してきた、という設定になっていました。
噂話そのままだと、用務員とか教師として紛れるみたい。
まぁ、そうだよねー。
後に詳しい説明がされる相棒「緑さん」はいいとして、なにゆえ彼女はこの年齢で警察官になれたんだろう。
(※後に難関を突破した、と書かれてました)
キーワードにがっちり反応してしまうなど、どう見ても潜入捜査に向いてはおらず。
こちらでは勘違いもするんですが、あの場面はまだ警察手帳出すべき場面でないと思いました。
まぁ、「緑さん」ががっかりするのも当然ですわね。
ちなみに、2人とも手帳の写真はこじんまりとしてキュートでした。
そんな訳でパートナー発覚後の2話目。
「緑さん」は伊達眼鏡なのかな。
個人的にはお嬢様然とした裸眼状態のが好き。
ここは1話を受けての説明回のような位置づけ。
先に潜入しており、ポリーチェとしても先輩である彼女が状況を語っておりました。
ややクドい印象もありますが、この漫画では必要でしょうね。
こちらのメインは「青葉さん」が警察手帳を紛失してしまう展開。
いきなりかい!
不用意だなー。
ただ、ここでのオチはちょっと驚くようなもの。
まるで関係ないと気にもしてませんでしたが、ちゃんと前フリされてましたよ。
そちらオチでの行動から、百合ちっくな色が出始める3、4話目。
友人「常盤」さんが新聞部という設定も生かされてましたね。
ここで描かれるのは、「緑さん」の事情。
それを切っ掛けとして、平和な学園での活動が始まってます。
「青葉さん」・「緑さん」のやり取りがいかにも百合漫画という感じ。
それがためか、このあたりから世界というか、漫画に慣れたような気がしました。
ちらほら描かれている「緑さん」の趣味(?)がまた、いかにも「森永みるく」センセしております。
5話は電車での痴漢撃退話。
しかも、”その姿が見えない”というオカルトな噂もあり、女子校で実際にありそうなテイストに仕上がってます。
1話から顔を見せていた友人「皆口」さんもその被害者となり、「青葉さん」が行動する展開でした。
そうですよね。
電車内はどうなんだろう、って読者も感じるだろう疑問は、ちゃんと「緑さん」が説明してくれます。
なお、こちらは「緑さん」の活躍回。
思慮深く、推理もでき。
先の不用意な丸出しな「青葉さん」とは大違いでしたよ。
事件のからくりも単純ながら納得でき、収録ではもっとも良いエピソードでした。
※笹見青葉
事件は無事解決したものの、「皆口さん」がとある事情から警察に嫌悪感を持っていて。
6、7話はそんな彼女の事情シリーズとなってます。
2人しての捜査で、ちょっと刑事モノっぽい風情(笑)
漫画として「緑さん」の優秀さが目立っておりましたが、「青葉さん」も活躍。
こうして2人の関係ができていくのかな。
相変わらずの無茶はありつつも、いちおう事件は解決。
なんのかんのと巧くおさまっていましたよ。
オチでは新キャラが登場し、次巻へ続いております。
揉めそうな雰囲気もあって楽しみ。
【 その他 】
そんなこんなで、「森永みるく」センセでした。
いくつかブログでも紹介をしています。
こないだ「ひみつのレシピ」の2巻も発売されてましたよねー。
今回は…上で色々書かせて頂きましたが、個人的には女子高生でないほうがやはり良かったかなぁ、と。
前半で感じた違和感はだいぶ薄くなってはいるんですが。
ちなみに、合間のネタ絵は刑事ドラマなどのパロディー。
ほとんどは分かったんですが、一部知らないものが。
解答ほしいなぁ。
学園ポリーチェ(1) (アクションコミックス(コミックハイ! )) (2013/03/12) 森永 みるく 商品詳細を見る |
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