■おねえさまの愛と我儘と欲情と (大波耀子)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、年上、ビジネス
・構成 : 短編×11話(うち「明日会社で会いましょう」×3、「恋は唐突に」×3、
「叔母と甥と罪と罰」×2、「吸血鬼はSEXがお好き」×3)
・おまけ: あとがき、イラスト、描き下ろし「おまけマンガ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「おねえさまの愛と我儘と欲情と」です。
※左:神崎春江、右:叔母「麻梨さん」
【 構成・絵柄 】
収録は「おまけマンガ」を含めて11話ほど。
各エピソードは前後編など、必ず複数話用意されていて。
くくると、合計で4本の漫画となります。
タイトルそのまま、年上女性とのお話群。
1つ人外な女性との漫画もあるのですが、裏表紙そのまま彼女らもキッチリ年上です(笑)
なお、男性陣は皆成年しているため、年上女性モノですがショタっぽい色はありません。
ちらほらオフィス風景が差し込まれていました。
会社勤めしてる人はまた違った楽しみができると思います。
詳しくは後述しますが…基本はラブコメちっくなものの、ポイントではシリアスな描写が多く。
それぞれ完成度の高い、読める漫画群です。
逆に言えば甘い描写ばかりではないため、期待とズレないよう注意。
サッパリとした細線での作画。
全体の色づきから濃淡具合までは適度なくらい。
描き込みは過不足なく、原稿は枠間ほか適度に白比率もあり。
すっきりと見易く仕上がっています。
基本的に漫画表現はコメディー調で、崩しもそこそこ。
センセのシリアス絵にはやや強さがあるため、ちょうど良いラブコメ感覚です。
人物画は横長な目としっかり描かれる鼻が特徴。
先の表現ともどもリアル・漫画の中間くらいな印象です。
全体的なバランス感は優れていて、背景・小物も同様に違和感なく。
多少の癖はありますが、コレというマイナス点はありません。
↓表紙はセンセの絵のうちキメ顔みたいなものなので、裏表紙も含めて判断するのが良いでしょう。
【 収録話 】 11話収録
005:「明日会社で会いましょう」 前中後編
本社の営業に栄転した「有本」
しかし、不慣れな場所であったため初日から遅刻してしまったのでした。
待っていた営業補佐「平坂」は部長・社長にも顔が利く優秀な女史。
その仕事っぷりから“鬼の平坂”と呼ばれていたのですが…。
「平坂さんの厳しさって、どう考えても優しさでしかないじゃないすか」
そう「有本」は感じたそのままを口にしたのでした。
有能な女上司とのオフィスラブコメ。
眼鏡美人な「平坂さん」です。
漫画でのアレコレをざっと見るかぎり、確かに仕事のできる女性。
特に三恵商事でのフォローは凄い。
また、そうした女性を前にああした台詞を普通に言う「有本くん」も凄い。
彼も漫画で描かれていた言動から、その優秀っぷりが伺えました。
楽しそうに仕事していて、羨ましい。
そんな彼を気に入った「平坂さん」が本気を出す~というのが前編。
成年漫画的で、彼女の印象からああした行動はちょっと意外な気もしましたが…。
いや、こんなんのがリアルか。
(※営業な発言とか照れ隠しっぽいですよね)
※営業補佐「平坂さん」
そんな訳で、付き合って以降のエピソードが中編。
実は後編と直接繋がる流れなため、ぶっちゃけここで描き辛いです。
前話オチに顔を見せていた、取引先の男性「冬木」が関わっていて。
どうなってしまうのか、結構ドキドキ。
いい感じに後編の前フリとなっていましたよ。
その後編でのプレイが好き。
よい趣味ですね。
オチでの「平坂さん」がまたいかにも彼女っぽくて楽しいです。
063:「恋は唐突に」 前後編+おまけマンガ
医者と結婚したものの、成田離婚となってしまった「神崎春江」
その帰りの道中にて、まさに運命というぺき相手と出会ったのですが…。
男性「恭弥」は半分以下な年齢だったのです。
どっちも同時に一目惚れするという、羨ましい展開。
初回の即えっち展開はエロくて良かったです。
ラブラブで、あまり年齢差は関係ないかなーって思っていたところ。
実はもう1つの問題が。
どんなんかは内緒ね。
それがため、「春江さん」がまさに大人な女性の対応をしておりました。
モノローグが泣ける。
ただし、オチは温かさのあるものです。
また、巻末の2ページ「おまけマンガ」はこちらの後日談なのですが。
ここにも、1つ驚くべき事柄があるので、お楽しみに。
101:「叔母と甥と罪と罰」 前後編
母が入院して1カ月。
退院のメドが立たないため、「翔平」はその妹・叔母「麻梨」との同居生活となったのでした。
「翔平くん」は小さい頃から面倒を見てくれていた「麻梨さん」に好意を抱いており。
まー、年頃の男子にはなにかと目の毒ですわね。
ああなるのは時間の問題だったかもしれません。
なかなかこっ恥ずかしい展開でしたが。
「麻梨さん」があーしてくれたお陰で、救われたのではないでしょうか。
ぱっと見の雰囲気はラブコメっぽいものの、こちらは前話以上にラブラブできない事情があり…。
前後編ともオチ付近ではしんみりさせられます。
137:「吸血鬼はSEXがお好き」 前中後編
江戸時代にポルトガルの船に忍び込んで日本に来ていた吸血鬼「ヨナ」
血の味が苦手で、吸血行為を避けていたところ力を弱めてしまい…。
実体化どころか可視化もままならず、人に認識されない、触れれない日々を過ごしていたところ。
150年振りに、自らを認識できる男性「樹」に会ったのでした。
そんな訳で、人外ヒロインとのラブコメ。
こうしたファンタジー話の場合は、”この漫画ではどういう設定なのか?”説明する必要があるのですが。
さすがにお上手で、比較的さっぱり巧い事処理していた感じ。
「ヨナさん」はヘソ出しコスチュームで、見た目ではせいぜい牙があるくらい。
力を失っていおり、現在は背丈小さく貧乳状態でした。
姿見えるのは「樹くん」だけ、という設定が巧いことコメディーしています。
個人的には前編オチ付近のロングヘアのが好み。(バストサイズも含めて)
※吸血鬼「ヨナ」
前編も季節は冬でしたが、中編では雪が。
その原因は単にそうした季節だからか、あるいはここで登場する新キャラが雪女なためか。
「樹くん」の過去風景がありました。
うん、彼は他にもあちこちで人外の娘と繋がってそう(当人に自覚ないまま)
彼女に同情した「ヨナ」も加わり、複数えっちとなるのですが。
こちらも不意にしんみりとした展開になっていました。
ううむ、人外の娘らをはべらせていくハーレム漫画かと思ったのに…。
さて、そんなこんなでの後編も前半パートは衝撃な事態が。
どうなるかは秘密ね。
吸血鬼ながら「ヨナさん」が実にいい娘で泣ける。
【 その他 】
そんなこんなで、本日はひでるさんがファンな「大波耀子」センセでした。
こちらのブログでは、成年系「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」、「絶対服従彼女」、「お嬢様と犬」、「ヨメビッチ」などを紹介しています。
単独名義ではこれが8冊目でいいのかな。
久しぶりに店頭でお名前を見掛け、即ゲットしました。
センセもあとがきに書かれていましたが。
あるいは、どちらかのカップルがどこかで顔見せてないかなーって期待したのですが…。
3名が友人ってのは確かにありそう。
表紙ラフのそれぞれ持ってるお酒の種類が違ったりしていて楽しいです。
おねえさまの愛と我儘と欲情と (KAIOHSHA COMICS) コミックス アダルト, 2019/5/10
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、年上、ビジネス
・構成 : 短編×11話(うち「明日会社で会いましょう」×3、「恋は唐突に」×3、
「叔母と甥と罪と罰」×2、「吸血鬼はSEXがお好き」×3)
・おまけ: あとがき、イラスト、描き下ろし「おまけマンガ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大波耀子(おおなみ・ようこ)」センセの「おねえさまの愛と我儘と欲情と」です。
※左:神崎春江、右:叔母「麻梨さん」
【 構成・絵柄 】
収録は「おまけマンガ」を含めて11話ほど。
各エピソードは前後編など、必ず複数話用意されていて。
くくると、合計で4本の漫画となります。
タイトルそのまま、年上女性とのお話群。
1つ人外な女性との漫画もあるのですが、裏表紙そのまま彼女らもキッチリ年上です(笑)
なお、男性陣は皆成年しているため、年上女性モノですがショタっぽい色はありません。
ちらほらオフィス風景が差し込まれていました。
会社勤めしてる人はまた違った楽しみができると思います。
詳しくは後述しますが…基本はラブコメちっくなものの、ポイントではシリアスな描写が多く。
それぞれ完成度の高い、読める漫画群です。
逆に言えば甘い描写ばかりではないため、期待とズレないよう注意。
サッパリとした細線での作画。
全体の色づきから濃淡具合までは適度なくらい。
描き込みは過不足なく、原稿は枠間ほか適度に白比率もあり。
すっきりと見易く仕上がっています。
基本的に漫画表現はコメディー調で、崩しもそこそこ。
センセのシリアス絵にはやや強さがあるため、ちょうど良いラブコメ感覚です。
人物画は横長な目としっかり描かれる鼻が特徴。
先の表現ともどもリアル・漫画の中間くらいな印象です。
全体的なバランス感は優れていて、背景・小物も同様に違和感なく。
多少の癖はありますが、コレというマイナス点はありません。
↓表紙はセンセの絵のうちキメ顔みたいなものなので、裏表紙も含めて判断するのが良いでしょう。
【 収録話 】 11話収録
005:「明日会社で会いましょう」 前中後編
本社の営業に栄転した「有本」
しかし、不慣れな場所であったため初日から遅刻してしまったのでした。
待っていた営業補佐「平坂」は部長・社長にも顔が利く優秀な女史。
その仕事っぷりから“鬼の平坂”と呼ばれていたのですが…。
「平坂さんの厳しさって、どう考えても優しさでしかないじゃないすか」
そう「有本」は感じたそのままを口にしたのでした。
有能な女上司とのオフィスラブコメ。
眼鏡美人な「平坂さん」です。
漫画でのアレコレをざっと見るかぎり、確かに仕事のできる女性。
特に三恵商事でのフォローは凄い。
また、そうした女性を前にああした台詞を普通に言う「有本くん」も凄い。
彼も漫画で描かれていた言動から、その優秀っぷりが伺えました。
楽しそうに仕事していて、羨ましい。
そんな彼を気に入った「平坂さん」が本気を出す~というのが前編。
成年漫画的で、彼女の印象からああした行動はちょっと意外な気もしましたが…。
いや、こんなんのがリアルか。
(※営業な発言とか照れ隠しっぽいですよね)
※営業補佐「平坂さん」
そんな訳で、付き合って以降のエピソードが中編。
実は後編と直接繋がる流れなため、ぶっちゃけここで描き辛いです。
前話オチに顔を見せていた、取引先の男性「冬木」が関わっていて。
どうなってしまうのか、結構ドキドキ。
いい感じに後編の前フリとなっていましたよ。
その後編でのプレイが好き。
よい趣味ですね。
オチでの「平坂さん」がまたいかにも彼女っぽくて楽しいです。
063:「恋は唐突に」 前後編+おまけマンガ
医者と結婚したものの、成田離婚となってしまった「神崎春江」
その帰りの道中にて、まさに運命というぺき相手と出会ったのですが…。
男性「恭弥」は半分以下な年齢だったのです。
どっちも同時に一目惚れするという、羨ましい展開。
初回の即えっち展開はエロくて良かったです。
ラブラブで、あまり年齢差は関係ないかなーって思っていたところ。
実はもう1つの問題が。
どんなんかは内緒ね。
それがため、「春江さん」がまさに大人な女性の対応をしておりました。
モノローグが泣ける。
ただし、オチは温かさのあるものです。
また、巻末の2ページ「おまけマンガ」はこちらの後日談なのですが。
ここにも、1つ驚くべき事柄があるので、お楽しみに。
101:「叔母と甥と罪と罰」 前後編
母が入院して1カ月。
退院のメドが立たないため、「翔平」はその妹・叔母「麻梨」との同居生活となったのでした。
「翔平くん」は小さい頃から面倒を見てくれていた「麻梨さん」に好意を抱いており。
まー、年頃の男子にはなにかと目の毒ですわね。
ああなるのは時間の問題だったかもしれません。
なかなかこっ恥ずかしい展開でしたが。
「麻梨さん」があーしてくれたお陰で、救われたのではないでしょうか。
ぱっと見の雰囲気はラブコメっぽいものの、こちらは前話以上にラブラブできない事情があり…。
前後編ともオチ付近ではしんみりさせられます。
137:「吸血鬼はSEXがお好き」 前中後編
江戸時代にポルトガルの船に忍び込んで日本に来ていた吸血鬼「ヨナ」
血の味が苦手で、吸血行為を避けていたところ力を弱めてしまい…。
実体化どころか可視化もままならず、人に認識されない、触れれない日々を過ごしていたところ。
150年振りに、自らを認識できる男性「樹」に会ったのでした。
そんな訳で、人外ヒロインとのラブコメ。
こうしたファンタジー話の場合は、”この漫画ではどういう設定なのか?”説明する必要があるのですが。
さすがにお上手で、比較的さっぱり巧い事処理していた感じ。
「ヨナさん」はヘソ出しコスチュームで、見た目ではせいぜい牙があるくらい。
力を失っていおり、現在は背丈小さく貧乳状態でした。
姿見えるのは「樹くん」だけ、という設定が巧いことコメディーしています。
個人的には前編オチ付近のロングヘアのが好み。(バストサイズも含めて)
※吸血鬼「ヨナ」
前編も季節は冬でしたが、中編では雪が。
その原因は単にそうした季節だからか、あるいはここで登場する新キャラが雪女なためか。
「樹くん」の過去風景がありました。
うん、彼は他にもあちこちで人外の娘と繋がってそう(当人に自覚ないまま)
彼女に同情した「ヨナ」も加わり、複数えっちとなるのですが。
こちらも不意にしんみりとした展開になっていました。
ううむ、人外の娘らをはべらせていくハーレム漫画かと思ったのに…。
さて、そんなこんなでの後編も前半パートは衝撃な事態が。
どうなるかは秘密ね。
吸血鬼ながら「ヨナさん」が実にいい娘で泣ける。
【 その他 】
そんなこんなで、本日はひでるさんがファンな「大波耀子」センセでした。
こちらのブログでは、成年系「うそつきなきみ。」、「センセイとイイコトしよっか」、「絶対服従彼女」、「お嬢様と犬」、「ヨメビッチ」などを紹介しています。
単独名義ではこれが8冊目でいいのかな。
久しぶりに店頭でお名前を見掛け、即ゲットしました。
センセもあとがきに書かれていましたが。
あるいは、どちらかのカップルがどこかで顔見せてないかなーって期待したのですが…。
3名が友人ってのは確かにありそう。
表紙ラフのそれぞれ持ってるお酒の種類が違ったりしていて楽しいです。
おねえさまの愛と我儘と欲情と (KAIOHSHA COMICS) コミックス アダルト, 2019/5/10
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】