■女の子のおもちゃ (砂漠)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ロリ、積極的、コメディー
・構成 : 初単行本、短編×10話。
・おまけ: あとがきまんが、カバー裏に漫画「こずえ、かえで」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「砂漠(さばく)」センセの「女の子のおもちゃ」です。
※左:鈴木かえで、右:井上ねむ
【 構成・絵柄 】
収録の10話は全て短編。
そのうち最終話は収録ヒロインがちらりと顔を出すショートで、おまけっぽい感じ。
あとがき部分もまた漫画となっていて、いわゆる”あとがき”のようなセンセの気持ちが見えるものではなく。
収録男性陣がずらりと登場する、1ページのコメディーものとなっていました。
また、カバー裏の両面も漫画でして。
そちらも収録作品をドがつきそうなコメディー調としたものです。
漫画多くて楽しい構成でした。
くくりは「TENMACOMICS LO」で、当然ながらそっち系。
”LOでも異彩を放つ妖艶と不可思議を貴方に。”
…と、出版社さんはそんな紹介文面としていて。
だいたいは楽しく可笑しい風な短編群の中で、一部は妖しい魅力にぞっとさせられるような…緊張感ある漫画も含まれています。
これがセンセの作画と合って、他であまり見られない強い個性になっているのでした。
全部そんなんだと読んでて疲れちゃうので、コメディー漫画らと良いバランスなのかもしれません。
しっかりとした細線での作画。
濃淡はちょうど良いからやや暗め。
描き込みは適度なくらいかと思います。
コマ割りはやや細かく、1ページまるまるな大コマもちらほら。
ほぼ枠間は確保されており、概ねワク内に収まっていました。
崩しの大きい、コメディーな表現も多いのですが。
人物画がやや漫画寄りでないこともあって、ちょっとした表情は冷たく妖しく。
前述もしました、独特な緊張感を与えています。
紙面外に広がってきそうな擬音も特徴的でした。
先のくくりそのまま、ロリっとしたバランスなヒロイン群。
目の大きい可愛らしい娘もいるんですが、基本的には横長目でリアルさあります。
そう、ちょうど↓表紙みたいな感じね。
ああした雰囲気が刺さるかどうか、で判断するのが良いと思います。
【 収録話 】 10話収録
003:「運転手」
お嬢様「こずえ」の送り迎えをしている運転手「石田」のエピソード。
彼女からのお誘いで、車内えっちです。
「だいたい最初に~」の発言から、彼女があーなってる原因は「石田くん」のようなのですが。
その切っ掛け話を見たいなぁ。
なにが故に、あの彼の理性が飛んだんだろうか。
雰囲気よりもマセた娘さんなようなので、やはりあーは言っても彼女から誘ってきたのではないかなぁ…。
また、ちょっとしたことなのですが。
彼女の座る位置とかシートベルトとか変で、引っ掛かりました。
023:「昼すぎの夢」
双子「つばき」・「こなつ」とのえっち話。
容姿はそっくりですが、「つばきちゃん」のが性格の可愛らしい娘。
2人でもスル描写がありましたが、なにがためそんなんになったんだろう。
並ぶ姿が良く、パンチ力のあるえっちシーンとなっています。
※左:こずえ、右:みかん
043:「おしえてあげる」
親の友達の娘「夏野みかん」を家庭教師することとなった主人公。
しかし、まるで言う事を聞かず、勉強もせず、困っていたところ。
彼女は次第にその本性を見せるのでした。
タイトル通りに、「みかんちゃん」からえっちを教わるお話です。
発言にて確認できたのは、山口先生、藤田くん、となりのおじさん~などなど。
(※実は重要な人がもう1人います)
なるほど、事実経験豊富で、あーまで余裕がある訳だ。
それでいて成績もよく、これは彼の手に負えない娘さん。
1コマ目の「わかんなーい」もわざとか。
063:「叱ってください」
スクールカースト上位っぽい「鈴木かえで」とデブ教師のカップル。
こちらもタイトル通りに、えっち最中では彼女を叱っているのですが…。
実は完全に彼女の支配下となっています。
「かえでちゃん」の極端なS・Mっぷりが凄い。
なんというか、困った娘さんだ。
言動はあんな感じなのですが、もしかしたら収録で最もラブラブなカップルかもしれませんね。
なお、カバー裏漫画の片方はこちらのエピソード。
そちらでも2人の絆(笑)を感じられます。
083:「ぼくのママ」
「ママ」こと「浅倉かりん」とのそうしたプレイなエピソード。
癒し、という面では収録で彼女がトップでしょうねー。
実際、彼はこうした事があるからこそ、社会人を続けられてるのだろうから。
いい・わるいは別にして。
発言から察するに、ご飯もしっかり用意しているようで。
オチ部分を含めて、非常にデキた相方と言えるのではないでしょうか。
103:「侵触」
ヴァイオリン教室に通う「山崎ゆず」
そちらの講師は、いかにも内気・気弱そうな彼女に悪戯をしていたのですが…というのもの。
前半5ページの雰囲気が一瞬でひっくり返る、良作品。
まさに単行本表題通りになっちゃいます。
収録では唯一の眼鏡ヒロイン。
”いかにも内気・気弱そう”~だった、「ゆずちゃん」の本性が怖い。
途端に追い詰められていまう講師が楽しいです。
うん、こうした事は現実にあるかもしれませんね。
外面なんて、案外当てにならないものですから。
123:「妹はセックス中毒」
収録では唯一の近親モノ。
まさにタイトル通りで、仲良しな妹「桃子」はえっち好きだったのです、というもの。
「何度かうっかり~」
とか書かれていましたが…。
いつからか突然そうなる訳もなく、アンタが教えこんだのではないの??
頑張って抵抗するお兄ちゃんに対する「桃子ちゃん」が楽しい。
「今さら!?」
うん、その通りですね。
143:「自分が嫌い」
放課後の教室で主人公「前田」が見た光景。
クラスメイト「井上ねむ」が学年一の乱暴者らに好き勝手にされていたのです。
彼女を助けるべく、その後に体育倉庫へと呼び出したのですが…という導入部。
「はっ、嘘ばっか」
という彼女の発言は…なるほど、そっちのが正しいか。
ただし、そもそも、あの彼1人でどうにか出来るような事態ではなく。
足元見られても仕方ないですね、悲しいけど。
(あれはアレで彼なりに勇気を出したとは思うが)
また、こちらの「ねむさん」は収録ヒロイン中でもトップクラスに斜に構えた娘で。
彼には荷が勝ちすぎますね。
(※たぶん、あの男子らの手にも負えてないと思う)
オチも暗く、読後感は良いものではないのですが…。
非常に高い完成度の1話でした(笑)
※水曜日の夜子さん
163:「水曜日の夜子さん」
水曜日の深夜、校外のどこかに黒ずくめな服装で現われ。
道行く男性をえっちに誘う…。
ネットなどでそうした噂となっていた”水曜日の夜子さん”
酔っぱらって終電を逃したサラリーマンは、その「夜子さん」に出会ったのでした。
黒のワンピースに黒い帽子、ランドセルという出で立ち。
(※おそらくランドセルは普通に赤色みたい)
黒髪はストレートのロングで…。
仕草・物言いに上品さもあり、どこぞのお嬢様っぽい感じです。
「別料金~」とか、意外に俗っぽい発言もあるんですけどね。
男性を見る限り、やっぱりこの娘は人外の何かなのかな。
時刻もあってか、この漫画は枠間まで黒く、独特な妖しさがありました。
183:「ロリ地獄」
8ページのショートで、コメディーな漫画。
漫画編集者Wが地獄へ堕ち…。
ロリコン専用の地獄という「ロリ地獄」行きとなるもの。
単行本収録のヒロインらが顔を見せており、おまけ漫画みたいな感じ。
なかなか凄まじい光景でした。
【 その他 】
以上、本日は「砂漠」センセでした。
今回が初単行本とのこと。
おめでとうございます!
前述しておりますが。
↓表紙の妖しい雰囲気に釣り上げられたのは私です。
お話も想像通りで、良かったです。
ただ、カバー裏漫画の「こずえちゃん」のお父さんには驚きました。
あんなんかー。
女の子のおもちゃ (TENMACOMICS LO #247.)
(2019/3/28)
砂漠
※アマゾン登録なし
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・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ロリ、積極的、コメディー
・構成 : 初単行本、短編×10話。
・おまけ: あとがきまんが、カバー裏に漫画「こずえ、かえで」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「砂漠(さばく)」センセの「女の子のおもちゃ」です。
※左:鈴木かえで、右:井上ねむ
【 構成・絵柄 】
収録の10話は全て短編。
そのうち最終話は収録ヒロインがちらりと顔を出すショートで、おまけっぽい感じ。
あとがき部分もまた漫画となっていて、いわゆる”あとがき”のようなセンセの気持ちが見えるものではなく。
収録男性陣がずらりと登場する、1ページのコメディーものとなっていました。
また、カバー裏の両面も漫画でして。
そちらも収録作品をドがつきそうなコメディー調としたものです。
漫画多くて楽しい構成でした。
くくりは「TENMACOMICS LO」で、当然ながらそっち系。
”LOでも異彩を放つ妖艶と不可思議を貴方に。”
…と、出版社さんはそんな紹介文面としていて。
だいたいは楽しく可笑しい風な短編群の中で、一部は妖しい魅力にぞっとさせられるような…緊張感ある漫画も含まれています。
これがセンセの作画と合って、他であまり見られない強い個性になっているのでした。
全部そんなんだと読んでて疲れちゃうので、コメディー漫画らと良いバランスなのかもしれません。
しっかりとした細線での作画。
濃淡はちょうど良いからやや暗め。
描き込みは適度なくらいかと思います。
コマ割りはやや細かく、1ページまるまるな大コマもちらほら。
ほぼ枠間は確保されており、概ねワク内に収まっていました。
崩しの大きい、コメディーな表現も多いのですが。
人物画がやや漫画寄りでないこともあって、ちょっとした表情は冷たく妖しく。
前述もしました、独特な緊張感を与えています。
紙面外に広がってきそうな擬音も特徴的でした。
先のくくりそのまま、ロリっとしたバランスなヒロイン群。
目の大きい可愛らしい娘もいるんですが、基本的には横長目でリアルさあります。
そう、ちょうど↓表紙みたいな感じね。
ああした雰囲気が刺さるかどうか、で判断するのが良いと思います。
【 収録話 】 10話収録
003:「運転手」
お嬢様「こずえ」の送り迎えをしている運転手「石田」のエピソード。
彼女からのお誘いで、車内えっちです。
「だいたい最初に~」の発言から、彼女があーなってる原因は「石田くん」のようなのですが。
その切っ掛け話を見たいなぁ。
なにが故に、あの彼の理性が飛んだんだろうか。
雰囲気よりもマセた娘さんなようなので、やはりあーは言っても彼女から誘ってきたのではないかなぁ…。
また、ちょっとしたことなのですが。
彼女の座る位置とかシートベルトとか変で、引っ掛かりました。
023:「昼すぎの夢」
双子「つばき」・「こなつ」とのえっち話。
容姿はそっくりですが、「つばきちゃん」のが性格の可愛らしい娘。
2人でもスル描写がありましたが、なにがためそんなんになったんだろう。
並ぶ姿が良く、パンチ力のあるえっちシーンとなっています。
※左:こずえ、右:みかん
043:「おしえてあげる」
親の友達の娘「夏野みかん」を家庭教師することとなった主人公。
しかし、まるで言う事を聞かず、勉強もせず、困っていたところ。
彼女は次第にその本性を見せるのでした。
タイトル通りに、「みかんちゃん」からえっちを教わるお話です。
発言にて確認できたのは、山口先生、藤田くん、となりのおじさん~などなど。
(※実は重要な人がもう1人います)
なるほど、事実経験豊富で、あーまで余裕がある訳だ。
それでいて成績もよく、これは彼の手に負えない娘さん。
1コマ目の「わかんなーい」もわざとか。
063:「叱ってください」
スクールカースト上位っぽい「鈴木かえで」とデブ教師のカップル。
こちらもタイトル通りに、えっち最中では彼女を叱っているのですが…。
実は完全に彼女の支配下となっています。
「かえでちゃん」の極端なS・Mっぷりが凄い。
なんというか、困った娘さんだ。
言動はあんな感じなのですが、もしかしたら収録で最もラブラブなカップルかもしれませんね。
なお、カバー裏漫画の片方はこちらのエピソード。
そちらでも2人の絆(笑)を感じられます。
083:「ぼくのママ」
「ママ」こと「浅倉かりん」とのそうしたプレイなエピソード。
癒し、という面では収録で彼女がトップでしょうねー。
実際、彼はこうした事があるからこそ、社会人を続けられてるのだろうから。
いい・わるいは別にして。
発言から察するに、ご飯もしっかり用意しているようで。
オチ部分を含めて、非常にデキた相方と言えるのではないでしょうか。
103:「侵触」
ヴァイオリン教室に通う「山崎ゆず」
そちらの講師は、いかにも内気・気弱そうな彼女に悪戯をしていたのですが…というのもの。
前半5ページの雰囲気が一瞬でひっくり返る、良作品。
まさに単行本表題通りになっちゃいます。
収録では唯一の眼鏡ヒロイン。
”いかにも内気・気弱そう”~だった、「ゆずちゃん」の本性が怖い。
途端に追い詰められていまう講師が楽しいです。
うん、こうした事は現実にあるかもしれませんね。
外面なんて、案外当てにならないものですから。
123:「妹はセックス中毒」
収録では唯一の近親モノ。
まさにタイトル通りで、仲良しな妹「桃子」はえっち好きだったのです、というもの。
「何度かうっかり~」
とか書かれていましたが…。
いつからか突然そうなる訳もなく、アンタが教えこんだのではないの??
頑張って抵抗するお兄ちゃんに対する「桃子ちゃん」が楽しい。
「今さら!?」
うん、その通りですね。
143:「自分が嫌い」
放課後の教室で主人公「前田」が見た光景。
クラスメイト「井上ねむ」が学年一の乱暴者らに好き勝手にされていたのです。
彼女を助けるべく、その後に体育倉庫へと呼び出したのですが…という導入部。
「はっ、嘘ばっか」
という彼女の発言は…なるほど、そっちのが正しいか。
ただし、そもそも、あの彼1人でどうにか出来るような事態ではなく。
足元見られても仕方ないですね、悲しいけど。
(あれはアレで彼なりに勇気を出したとは思うが)
また、こちらの「ねむさん」は収録ヒロイン中でもトップクラスに斜に構えた娘で。
彼には荷が勝ちすぎますね。
(※たぶん、あの男子らの手にも負えてないと思う)
オチも暗く、読後感は良いものではないのですが…。
非常に高い完成度の1話でした(笑)
※水曜日の夜子さん
163:「水曜日の夜子さん」
水曜日の深夜、校外のどこかに黒ずくめな服装で現われ。
道行く男性をえっちに誘う…。
ネットなどでそうした噂となっていた”水曜日の夜子さん”
酔っぱらって終電を逃したサラリーマンは、その「夜子さん」に出会ったのでした。
黒のワンピースに黒い帽子、ランドセルという出で立ち。
(※おそらくランドセルは普通に赤色みたい)
黒髪はストレートのロングで…。
仕草・物言いに上品さもあり、どこぞのお嬢様っぽい感じです。
「別料金~」とか、意外に俗っぽい発言もあるんですけどね。
男性を見る限り、やっぱりこの娘は人外の何かなのかな。
時刻もあってか、この漫画は枠間まで黒く、独特な妖しさがありました。
183:「ロリ地獄」
8ページのショートで、コメディーな漫画。
漫画編集者Wが地獄へ堕ち…。
ロリコン専用の地獄という「ロリ地獄」行きとなるもの。
単行本収録のヒロインらが顔を見せており、おまけ漫画みたいな感じ。
なかなか凄まじい光景でした。
【 その他 】
以上、本日は「砂漠」センセでした。
今回が初単行本とのこと。
おめでとうございます!
前述しておりますが。
↓表紙の妖しい雰囲気に釣り上げられたのは私です。
お話も想像通りで、良かったです。
ただ、カバー裏漫画の「こずえちゃん」のお父さんには驚きました。
あんなんかー。
女の子のおもちゃ (TENMACOMICS LO #247.)
(2019/3/28)
砂漠
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