■発恋エレクトラ (カタセミナミ)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、緊縛、コスプレ
・構成 : 短編×8話(うち「縛ってアイして。」×5)
・おまけ: あとがき・キャラ設定画、
漫画「ドキッ・単行本発売記念!-ヒロインだけの女子会-」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カタセミナミ」センセの「発恋エレクトラ」です。
※ラブコメ緊縛漫画ですよ
【 構成・絵柄 】
収録はメインの連続話と短編。
ちょっとストーリーちっくな中編で、特定カップルを追いかけたもの。
タイトルそのまま拘束モノなんですが。
ラブコメに描かれていて、読み易さあるものでした。
プレイに興味無くとも、描写はソフトなので入門(?)には最適かと。
そのほか短編も、お話ジャンルとしては同様なもの。
どちらもコスプレっぽい色がありましたよ。
”ちょっとヘンタイな女の子”
とは紹介帯の文言ですが。
まぁ、だいたいそんな感じですかね。
変な色とか傾きは大きくないので、安心して楽しめるでしょう。
黒がきゅっと強い、はっきりとした作画。
全体の濃淡具合もあり、描きこみもしっかり。
結構コマ割りは細かく、また枠間なくなることも多いため。
原稿はかなりこってりとした味わいでした。
流れ的に結構重要な台詞が手書きだったり、小さいコマであったり。
個人的には、やや漫画運びという点で引っ掛かるところがありました。
ちらほら戻るタイミングがあったので。
人物絵はしっかりとした鼻の描かれる、お姉さん絵。
顔パーツなどバランスは極端でないものの、漫画っぽい可愛らしさがあります。
ふっくらとした輪郭ですね。
服装から背景・小物はそう気にならなく、丁寧さと勢いがありました。
ただ…今回どうにも気になったのは、お尻の描写。
ガッと広げているならば分かるんですが…。
そうでなく、普通にこちらへ向けているだなのに穴がバッチリ見えているのは…なんだか変な感じ。
あれ、見えすぎでは??
もうちょっと肉厚でないと、なんだか違うかなぁって印象でした。
お好きな方は逆に刺さるかもしれませんけどねー。
そう差はないので、判断は↓表紙・裏表紙、あるいはカット絵がいいかと思います。
【 収録話 】 8話収録
005:「縛ってアイして。」 5話(番外編含む)
男子ながら手芸部で、その器用さを買われて女子弓道部に出入りしていた「織田」
ある日、”片道4時間”という手芸専門店を訪ねていた彼は、道で人とぶつかってしまうんですが。
女子弓道部の部長「棗(なつめ)」であり、大事そうに抱えていた本は「SMマガジン」なんてものだったのです。
大慌てな彼女に対し、
「好きなものは人それぞれ」
自らの裁縫好きを踏まえてそう言ったところ。
後に呼び出された「織田」は、「棗」から縛ってほしいと頼まれてしまったのでした。
だいたいそんな流れ。
秘密を共有する者同士がくっつく、ラブコメ漫画。
まぁ、なかなか言い辛い趣味ですもんね。
じわじわエスカレートする「棗さん」に対し、「織田くん」も開眼してしまう流れ。
信頼できるパートナーを見つけるのが大変だと聞きますので、そうした意味では実に幸せなカップル漫画と言えるでしょう。
良かったねぇ(笑)
※女子弓道部の部長「棗さん」
そんな訳で、初拘束の1話目。
場所は弓道部の道場。
こうした際、道着のあれは縛りと相性良いですね。
実にビジュアルよろしい仕上がりでした。
期待通りに縛られ、表情緩む「棗さん」が可愛い。
「続き…しないの?」
だって。
そりゃ、許可を頂ければどこまでも(笑)
あの場面でもいちおう寸止めできる「織田くん」は雰囲気そのままの良い男子ですね。
普段通りに凛々しい「棗さん」に対し、意識しまくる「織田くん」という2話目。
紐ま痕が痛そうだった、ということで手錠を自作していました。
器用だねぇ。
さらに目隠しも持ち込んだりしていて、ノリノリ。
興奮する彼女に対し、ちょっと冷静さを取り戻す「織田くん」
ここの描写は丁寧で良い感じ。
そりゃ、あの彼がイキナリ割り切れるものではないでしょう。
ただ、その放置時間が…プレイとして逆にごく良い感じに流れるのがまた楽しい。
オチでの「棗さん」が非常に良い顔をしていましたよ。
そんな彼にも変化が出始める3、4話目。
本人は困惑していましたが(←まぁ、それが普通か)
「棗さん」のパートナーとして傍にいるためには、むしろ喜ばしい要素だと思うんですけどねー。
あとは、それぞれの期待する部分に差がなければ完璧か。
そんな訳で、クライマックスの最終エピソードです。
詳細は伏せますね。
こちらの「棗さん」は体操着。
新作として口を拘束するアイテム”リングギャグ”を自作していました。
勉強してます。
悩む彼に対し、「棗さん」の台詞が素敵なので注目。
いい笑顔をしていましたよ。
ちょうど立場が1話目と逆になっているんですね。
後半では首輪とかなんとかで犬ちっくなプレイとなってます。
番外編はちらほら顔を見せていた副部長「海森」さんが加わるもの。
「織田くん」の名前で「棗さん」を呼び出した彼女は、部室で何をしていたのか~と訪ねてきたのでした。
こうした際には普段の真面目さが故か、どうにもなりませんね。
普段と違い、女の子に拘束される「棗さん」をお楽しみください。
後半の台詞に注目。
先の流れから続くようなもので、なんだか感動的でしたよ。
141:「俺の先輩がアレで困る件。」
先輩「ヒナ」は「ユーイチ」の幼馴染み。
眼鏡の美人でしたが変わった娘で、その日はいきなり男性自身を見せろと言ってきたのでした。
黄色い救急車、の発言が楽しい。
彼女が言うには、
”クラスの女子らが楽しそうに見ていたが、どれもモザイクがかかっていた”
…だって。
わはは。
しかし、彼のソレがまだ元気ではなく。
「ノーパン・パンストのお尻でスリスリ…」
とのリクエストに「ヒナさん」が応じるというのが切っ掛け。
メインが・パンストなので。
もう少しグラデーションきかせて欲しかったなぁ。
最もパンチあるべきスカートめくるところが、今一歩なのが惜しい。
彼女は普段凛々しく、先の「棗さん」と通じる部分のあるヒロイン。
おまけ漫画でも気の合いそうなところを見せていました。
165:「スイーツ狂騒曲」
喫茶店の店員とパティシエ「ネコ」・「タチ」という2人のお話。
冒頭ではまだカップルでありません。
他愛ないやり取りから、店の新作コスチュームを着ることとなった「ネコさん」
いままでは胸元開いた、ミニスカートなメイド服という感じでしたが。
新作は猫耳でおへそあたりが開いた、より露出過多なものでした。
スカートも透けてますね。
どうやら彼女の父親が店主のようですが、どんな考えでアレ発注したのやら。
そんな格好でさかんに挑発したことで、我慢していた「タチくん」に勢いがついてしまう流れ。
…あんたら、ちゃんと仕事しなさいよ。
暇というだけあって、そのまま店内でのえっち展開。
※左:先輩「ヒナさん」、右:ウェイトレス「ネコさん」
189:「コスチュー夢トライ!」
骨折して入院となった「琉」
その彼女「巴」はナース服にてお世話をしてくれるのでした。
…そんな、コスプレなお話。
ううむ、良い彼女ですね。
オチまでラブラブでしたよ。
ナース服の下に着ていた下着がドえろく、なんだか可笑しい。
丸出しじゃーん(笑)
動けない彼のため、えっちでも「巴さん」頑張っておりました。
【 その他 】
そんなこんなで「カタセミナミ」センセでした。
ブログでは過去に2冊、初単行本「Loveぱにっく」、と長編「蜜月ハニー」を紹介しています。
これが3冊目でいいのかな。
メイン中編はお話・ヒロイン共に好みな感じでした。
もっと長くても良かったなあ。
あとがきによると、”雑誌がコンビニ売りから書店売りへと変化したため、よりマニアックにした”そうです。
その作戦は当たりですね。
次も期待します。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、緊縛、コスプレ
・構成 : 短編×8話(うち「縛ってアイして。」×5)
・おまけ: あとがき・キャラ設定画、
漫画「ドキッ・単行本発売記念!-ヒロインだけの女子会-」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「カタセミナミ」センセの「発恋エレクトラ」です。
※ラブコメ緊縛漫画ですよ
【 構成・絵柄 】
収録はメインの連続話と短編。
ちょっとストーリーちっくな中編で、特定カップルを追いかけたもの。
タイトルそのまま拘束モノなんですが。
ラブコメに描かれていて、読み易さあるものでした。
プレイに興味無くとも、描写はソフトなので入門(?)には最適かと。
そのほか短編も、お話ジャンルとしては同様なもの。
どちらもコスプレっぽい色がありましたよ。
”ちょっとヘンタイな女の子”
とは紹介帯の文言ですが。
まぁ、だいたいそんな感じですかね。
変な色とか傾きは大きくないので、安心して楽しめるでしょう。
黒がきゅっと強い、はっきりとした作画。
全体の濃淡具合もあり、描きこみもしっかり。
結構コマ割りは細かく、また枠間なくなることも多いため。
原稿はかなりこってりとした味わいでした。
流れ的に結構重要な台詞が手書きだったり、小さいコマであったり。
個人的には、やや漫画運びという点で引っ掛かるところがありました。
ちらほら戻るタイミングがあったので。
人物絵はしっかりとした鼻の描かれる、お姉さん絵。
顔パーツなどバランスは極端でないものの、漫画っぽい可愛らしさがあります。
ふっくらとした輪郭ですね。
服装から背景・小物はそう気にならなく、丁寧さと勢いがありました。
ただ…今回どうにも気になったのは、お尻の描写。
ガッと広げているならば分かるんですが…。
そうでなく、普通にこちらへ向けているだなのに穴がバッチリ見えているのは…なんだか変な感じ。
あれ、見えすぎでは??
もうちょっと肉厚でないと、なんだか違うかなぁって印象でした。
お好きな方は逆に刺さるかもしれませんけどねー。
そう差はないので、判断は↓表紙・裏表紙、あるいはカット絵がいいかと思います。
【 収録話 】 8話収録
005:「縛ってアイして。」 5話(番外編含む)
男子ながら手芸部で、その器用さを買われて女子弓道部に出入りしていた「織田」
ある日、”片道4時間”という手芸専門店を訪ねていた彼は、道で人とぶつかってしまうんですが。
女子弓道部の部長「棗(なつめ)」であり、大事そうに抱えていた本は「SMマガジン」なんてものだったのです。
大慌てな彼女に対し、
「好きなものは人それぞれ」
自らの裁縫好きを踏まえてそう言ったところ。
後に呼び出された「織田」は、「棗」から縛ってほしいと頼まれてしまったのでした。
だいたいそんな流れ。
秘密を共有する者同士がくっつく、ラブコメ漫画。
まぁ、なかなか言い辛い趣味ですもんね。
じわじわエスカレートする「棗さん」に対し、「織田くん」も開眼してしまう流れ。
信頼できるパートナーを見つけるのが大変だと聞きますので、そうした意味では実に幸せなカップル漫画と言えるでしょう。
良かったねぇ(笑)
※女子弓道部の部長「棗さん」
そんな訳で、初拘束の1話目。
場所は弓道部の道場。
こうした際、道着のあれは縛りと相性良いですね。
実にビジュアルよろしい仕上がりでした。
期待通りに縛られ、表情緩む「棗さん」が可愛い。
「続き…しないの?」
だって。
そりゃ、許可を頂ければどこまでも(笑)
あの場面でもいちおう寸止めできる「織田くん」は雰囲気そのままの良い男子ですね。
普段通りに凛々しい「棗さん」に対し、意識しまくる「織田くん」という2話目。
紐ま痕が痛そうだった、ということで手錠を自作していました。
器用だねぇ。
さらに目隠しも持ち込んだりしていて、ノリノリ。
興奮する彼女に対し、ちょっと冷静さを取り戻す「織田くん」
ここの描写は丁寧で良い感じ。
そりゃ、あの彼がイキナリ割り切れるものではないでしょう。
ただ、その放置時間が…プレイとして逆にごく良い感じに流れるのがまた楽しい。
オチでの「棗さん」が非常に良い顔をしていましたよ。
そんな彼にも変化が出始める3、4話目。
本人は困惑していましたが(←まぁ、それが普通か)
「棗さん」のパートナーとして傍にいるためには、むしろ喜ばしい要素だと思うんですけどねー。
あとは、それぞれの期待する部分に差がなければ完璧か。
そんな訳で、クライマックスの最終エピソードです。
詳細は伏せますね。
こちらの「棗さん」は体操着。
新作として口を拘束するアイテム”リングギャグ”を自作していました。
勉強してます。
悩む彼に対し、「棗さん」の台詞が素敵なので注目。
いい笑顔をしていましたよ。
ちょうど立場が1話目と逆になっているんですね。
後半では首輪とかなんとかで犬ちっくなプレイとなってます。
番外編はちらほら顔を見せていた副部長「海森」さんが加わるもの。
「織田くん」の名前で「棗さん」を呼び出した彼女は、部室で何をしていたのか~と訪ねてきたのでした。
こうした際には普段の真面目さが故か、どうにもなりませんね。
普段と違い、女の子に拘束される「棗さん」をお楽しみください。
後半の台詞に注目。
先の流れから続くようなもので、なんだか感動的でしたよ。
141:「俺の先輩がアレで困る件。」
先輩「ヒナ」は「ユーイチ」の幼馴染み。
眼鏡の美人でしたが変わった娘で、その日はいきなり男性自身を見せろと言ってきたのでした。
黄色い救急車、の発言が楽しい。
彼女が言うには、
”クラスの女子らが楽しそうに見ていたが、どれもモザイクがかかっていた”
…だって。
わはは。
しかし、彼のソレがまだ元気ではなく。
「ノーパン・パンストのお尻でスリスリ…」
とのリクエストに「ヒナさん」が応じるというのが切っ掛け。
メインが・パンストなので。
もう少しグラデーションきかせて欲しかったなぁ。
最もパンチあるべきスカートめくるところが、今一歩なのが惜しい。
彼女は普段凛々しく、先の「棗さん」と通じる部分のあるヒロイン。
おまけ漫画でも気の合いそうなところを見せていました。
165:「スイーツ狂騒曲」
喫茶店の店員とパティシエ「ネコ」・「タチ」という2人のお話。
冒頭ではまだカップルでありません。
他愛ないやり取りから、店の新作コスチュームを着ることとなった「ネコさん」
いままでは胸元開いた、ミニスカートなメイド服という感じでしたが。
新作は猫耳でおへそあたりが開いた、より露出過多なものでした。
スカートも透けてますね。
どうやら彼女の父親が店主のようですが、どんな考えでアレ発注したのやら。
そんな格好でさかんに挑発したことで、我慢していた「タチくん」に勢いがついてしまう流れ。
…あんたら、ちゃんと仕事しなさいよ。
暇というだけあって、そのまま店内でのえっち展開。
※左:先輩「ヒナさん」、右:ウェイトレス「ネコさん」
189:「コスチュー夢トライ!」
骨折して入院となった「琉」
その彼女「巴」はナース服にてお世話をしてくれるのでした。
…そんな、コスプレなお話。
ううむ、良い彼女ですね。
オチまでラブラブでしたよ。
ナース服の下に着ていた下着がドえろく、なんだか可笑しい。
丸出しじゃーん(笑)
動けない彼のため、えっちでも「巴さん」頑張っておりました。
【 その他 】
そんなこんなで「カタセミナミ」センセでした。
ブログでは過去に2冊、初単行本「Loveぱにっく」、と長編「蜜月ハニー」を紹介しています。
これが3冊目でいいのかな。
メイン中編はお話・ヒロイン共に好みな感じでした。
もっと長くても良かったなあ。
あとがきによると、”雑誌がコンビニ売りから書店売りへと変化したため、よりマニアックにした”そうです。
その作戦は当たりですね。
次も期待します。
発恋エレクトラ (キャノプリCOMICS) (2014/10/25) カタセ ミナミ 商品詳細を見る |
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