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■~異端幻想~ ダークレグナム (木谷椎)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ファンタジー、触手、アクション
・構成 : カラー(4P)、10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にあとがき・補足設定
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「木谷椎(きや・しい)」センセの「~異端幻想~ ダークレグナム」です。

光の第8番「ルクス・オクト」
※光の第8番「ルクス・オクト」

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるという長編もの。
えっちも豊富なストーリー漫画でした
あとがきによると、
初単行本「乙女の恋愛情事」に収録された「EMPIREO」の前日譚的漫画とのこと。
ジャンルとしてはファンタジー。
最大の特徴が触手になってます
カバー絵からしてうねうねとした触手が乱れており、まるで「キルタイムコミュニケーション」さんの単行本みたい。
(※余談ですが、「「神曲のグリモワール/エレクトさわる」」の2巻が10月29日に発売される様子)
そんなんですが無遠慮な怪物ではなく、描写はある程度ソフト
凌辱っぽさは薄めで、ボコボコにされちゃうようなんがお好みな場合、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
逆に言えば、間口は広めだろうと思います。

しっかり濃いめな線での作画。
黒が強く、全体の色彩もしっかりしてます。
描き込みは適度なくらいでしょう。
今回はまた、ジャンルがために原稿は賑やか。
コマ割りは比較的細かめで、描写も派手なため、コテコテっとした仕上がりでした。
ファンタジーなコスチュームとか備品は良好。
背景はあまり目立ちませんが、違和感なく。
肝心の触手からバトルまで、良好な作画でした
人物絵はいつものようにお上手なので、問題なし。
個人的には…今回はお話の繋がりで分かり辛い所があり。
2、3回ほど、確認のためページ戻ったりしてました。
(※目で追ってった次のコマが、ぱっと理解し辛いことがあった
設定から作画までゴッチャリ感あるネタなので、多少は仕方ないのかもしれませんが。
些細な程度ですけどね。
カラーのがあっさり気味であるものの、判断については↓表紙・裏表紙で大丈夫でしょう。

 【 収録話 】 10話収録

神の力を悪用する異端を秘密裏に抹殺する。
特殊な訓練を受けた”聖なる処女(おとめ)”らで構成されたのが、暗殺組織「神の炎」
光の第8番「ルクス・オクト」は異端駆逐の任務から、「智彗」の追及をする「学者」という集団を知ることとなり。
(※いわゆる神の言葉(力)の制御について、アレコレ研究している機関)
自らの命を狙われたことを切っ掛けに、組織の暗部を追及していくのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。

神の力とかなんとか、ファンタジーなえっち長編。
剣とか魔法が飛び出し、バトルもありました。
触手もうねうねしているんですが、いわゆるRPGで見る異形な怪物とか悪魔は登場しません。
主人公たるヒロインが途中から悪魔ちっくでしたけどね。
その他にも、”もはや人外”というべき描写とかありましたが、基本的には人間同士の争いです。
多くの女性が登場。
男子もおりましたが、「ルクスさん」が途中からふたなり状態になってたりしていて。
えっちについても、彼女だったり、触手だったり、女の子が前面となった描写でした。
ファンタジー要素によって、巧くビジュアルを綺麗に(?)仕上げていたと思います。

また、こうした漫画の常でカタカナが多く。
設定とかなんとか、ややこしさも確かにあるんですが…まぁ、そこそこすっ飛ばして見ても理解が及ばないほどではありません
しっかり読むのは無論こと、ざっとストーリー追って程度でも楽しめると思います。

炎の第1番「イグニス・プライムス」、風の第4番「ウエンティ・クアトゥス」
※左:炎の第1番「イグニス・プライムス」、右:風の第4番「ウエンティ・クアトゥス」

003:Act0 「起」 カラー原稿
こちらはカラー4ページのオープニング。
敵に捕まった従者「シフィル」が触手えっちを受けるシーンから。
いきなりですが、こうした漫画として正しい構成(笑)
やっぱりカラーで見たいですもんね。
そもそも布面積が極小なコスチュームがえっちです。
特に下半身は…目のやり場に困りそうね。
これから登場する皆さんがそんなんでしたが。

007:Act1 「光」
漫画の切っ掛けとなる、司祭枢機卿(しさい・すうききょう)「カロン」との対決です。
「神の炎」は教皇府の異端審問機関が独自に編成しており。
階位からして、かなり上位らしい彼は「ルクスさん」にとっては上司というべき存在。
カラー原稿部分とか、冒頭では一太刀で相手を葬っていた彼女なんですが。
こうした漫画の常で、あっさり触手に捕まってしまうのです。
ガッツリとしたえっち展開でしたよー。
ふたなりっぽくされてしまうのは、こちらから。
お約束通りに大逆転となるんですが、あれは計算もあったのかなぁ。

027:Act2 「影」
見事任務を遂行した「ルクスさん」に休息を命じる異端審問官「アガート」
…うん、悪者の顔だ。
従者「シフィルさん」が登場し、お風呂でのえっち展開。
ずっと気にしていた股間を押さえる「ルクスさん」が可愛い。
そりゃあもう、ビンビンでしたよー。
精神の影に”相乗り”していた、という影状態の「カロン」が登場。
これ以降、「ルクスさん」と掛け合いするんですが。
真面目な彼女とインテリ不良という2人は、なかなか良いコンビでしたよ
疑問を抱いた彼女は、その能力を借りて反逆することとなるのでした。
前と近いデザインですが、黒々しいコスチュームはいかにもダークヒーローっぽくて素敵。

047:Act3 「力」
「アガート」に迫る「ルクスさん」の前に現れたのは、炎の第1番「イグニス・プライムス」でした。
そんな訳で同僚というべき彼女との対決話。
ツインテールな可愛い娘さん。
そんなキュートさとは裏腹に、第1番というだけあって後々では重要な役割があるのでお楽しみに。
すっかりえっちに慣れた感じ(笑)の、「ルクスさん」が素敵。
順応早いですね。
また、後半はそんな彼女もろとも、3名での触手えっちが見れます。
な、何で私まで…ッ
といったくだりが大好物。
わはは。

067:Act4 「戒」
「エリちゃん」こと水の第2番「アクエリアス・セクンドゥム」との対決話。
威力に限れば災害級
そんな強者が相手です。
故あって期待する(?)えっち展開にはならず。
消耗した所を狙われた「ルクスさん」は、研究者「クローネ」に捕まってしまったのでした。
当然ながらこちらも触手えっち。
メインヒロインたる面目躍如ですねー。
”光と闇の特性を持つ”彼女は、神の力を研究する彼にとって興味深い存在。
無秩序なソレに交信する鍵だと言ってましたよ。
また、「シフィルさん」の能力について語られる、重要な場面があったので見逃さぬように。
まぁ、そんなんよくある感じですけどね。

091:Act5 「命」
↓表紙では角がありましたが。
こちらにて、「ルクスさん」はより悪魔っぽい姿に変貌します。
もともとツリ目なので、よくお似合いです(笑)
「ルクスさん」が捕まっていたということは、その従者「シフィルさん」も当然ながら捕縛されており。
「アガート」から粘液えっちをされてしまうのでした。
開始時点から、全裸っぽい状態なのですが。
せっかくなので、じわじわ服を溶かして欲しかったなぁ。
ページ足りないか。
…あ、”手で隠していた大事な部分に粘液が潜り込む”くだりは好き
しかし、「ルクスさん」と並んでよくえっちされる娘だなぁ。

115:Act6 「宴」
先代の~なんて会話がありましたが。
現在は炎の第1番「イグニスさん」は、もともと第11番だったという過去描写がありました。
(※その時は火の第11番「イグニス・アン デシュウム」という名でした)
バトルの連続でしたが、こちらはタイトル通りに息抜き話。
蛇神を祀る山奥の村でのエピソードです。
ふたなり状態だった「ルクスさん」は、そこで”蛇の女神(アルダナ)”である、と女性らより歓迎を受けることとなったのでした。
女性の肉体に立派な男根…」とか言われてます。
ちょっと恥ずかしいわね。
(特に女性には)
そんな訳で、多くの一般女性らとの触手えっち。
”望む太さの蛇~”をとかなんとか言っていて、彼女もノリノリでしたよ。
ううむ、変わったねー。

139:Act7 「魔」
風の第4番「ウエンティ・クアトゥス」、地の第3番「テッラ・テルティウス」が登場。
「ウエンティさん」は髪型の雰囲気と、ミニスカートが可愛く、ひでるさんのお気に入り。
やっぱり常に丸出しより、チラと見える方が楽しいですよ。
あまり出番がないんですけどねー。
こちらでは、炎の第1番「イグニス」、水の第2番「エリちゃん」が再登場。
先の2人を交えて協議中に、敵襲を受けるドキドキ展開でした。
戦闘派が揃っていたにも関わらず、ガッツリとした触手えっち。
「イグニスさん」、「エリちゃん」、「テッラさん」というそれぞれ3名の異なるプレイが楽しめますよー。
普段と違って可愛くなっちゃう「テッラさん」が良いですね。

第2番「アクエリアス・セクンドゥム」、地の第3番「テッラ・テルティウス」
※左:第2番「アクエリアス・セクンドゥム」、右:地の第3番「テッラ・テルティウス」

163:Act8 「貌」
183:Act9 「天-Regnum-」
最終エピソードです。
元凶である傷の男、研究者「クローネ」との対決になってます。
詳細は伏せますが。
「ウエンティさん」の活躍と、パンチラ(笑)が見れました。
また、捕まった際のスカートめくられてるコマが好き
彼女は敵の手に堕ちた先輩がた、「エリちゃん」・「テッラさん」にサンイドイッチ状態でえっちされてました。
触手でないのはちと残念な気もしますが、まぁいいか。
一方、メインの「ルクスさん」はまた奇抜なプレイをさせれらてます。
これはファンタジーの良い面ですね。
どんな結末が待っているのか、ぜひ単行本でご確認ください。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「木谷椎」センセでした。
前巻「ももいろsutudy!」は2012年07月頃。
ちょっと久しぶり感がありますね。
一般でも描かれるようになったためかな。
こちらのブログでは、上記のほか「乙女の恋愛情事」、「どっちもLOVE!?」、「Mind of Sisters」、そして中途半端な再録本「Lovely Colors」を紹介しています。

今回は1冊まるまるの単行本で、読み応えありました。
個人的に好みのネタであり、設定もそうややこしさはなく。
お話も良く、全体的に高い完成度でした。

そうした中で…折り返し部分のもくじ、「Act1天-Regnum-」は9の間違いですよね。
大したことではないですが(笑)

~異端幻想~ ダークレグナム (MDコミックスNEO)~異端幻想~ ダークレグナム (MDコミックスNEO)
(2014/10/27)
木谷 椎

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