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■みすでぃれくしょん (ひげなむち)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 調教、ブラック、むちむち
・構成 : カラー(8P)、短編×11話
      (うち、「お・あ・そ・びシリーズ」×3、「えろばなハリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、合間にイラスト、加筆修正あり、
      描き下ろし「お・あ・そ・び+」・「夏あそび+」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ひげなむち」センセの「みすでぃれくしょん」です。

中川まりん
※中川まりん

 【 構成・絵柄 】

収録は数話ほどの連続話と、短編。
たぷん描き下ろしだと思いますが、1~4ページ程度の追加漫画が用意されてる漫画もありました。
連続話はどちらもメインのヒロインが変わるタイプ。
1つはストーリーちっくで、仲間な女の子が次々えっちされていくもの。
詳しくは後述しますが、コレは女の子らの性格が目立つ、なかなかの傑作です
オススメ。
もう1つは、ほぼ完全にオムニバスで、それぞれの体験が描かれるものでした。
ほか、漫画世界には繋がりが示唆されてるものもあり、細かい所まで目が離せない作品群。
前巻のキャラなども顔を見せていましたよ。
漫画は…結構なブラック具合あるのが最大の特徴
後述するような、ごく可愛らしい作画ではあるんですが…やっぱり今回もラブコメちっくなものはなく。
調教っぽい色もある、黒々しい要素満載な作品集となっていました。
どちらも甘さはないので、ご注意ください。
あ、ただし、そうしんどくなるような描写もありませんが。

素朴さのある、独特なタッチの作画。
個人的に、今回読んでいて「すえひろがり」センセと似た感覚があったんですが。
(※真横に並べると全然違うとは思うものの)
そちらが細めなスタイルに対し、こちらはふっくらと太め。
より漫画っぽく、ロリっとキュートに仕上がっています。
そんなヒロインらなんですが…前述したようなキャラで、”可愛いだけではない”というのは大きなポイント。
ジャンル間違えないように、ご注意ください。
線はしっかりとしていて柔らか。
全体の色づきやや白比率高いものの、不足感なし。
描き込み具合も同様で、しつこさなく良いものでした。
漫画もお上手で、変化あるコマ割りも見辛さ感じることなく、引っ掛かることありません。
あちこちのバランス具合も優れていました
テキストがなんとなく多めで、綴じ込み側に寄った部分が気になったくらい。
お話・作画共に癖の強い方なので、しっかり判断してください。
カバーで判断するならば、↓表紙ではなく裏表紙。
あるいはカット絵あった紹介帯か、やはり「ワニマガジン社」さんのHPを見るのをオススメします。

 【 収録話 】 11話収録

001:「クレバー・クレバー」 カラー原稿
191:「えろばな」
友人らが皆男性の話をしていたので。
ちょっと興味がでたため、クラスで最も女性にだらしないと評判だった「田中」くんを無理矢理に誘ってきたのでした。
あだ名「ザワ」さんのえっち体験話ですね。
誘ったというか、絵では完全に彼を引きずってきていて。
ビビッてましたよ。
あまり表情変化しない、独特なテンションの娘で、彼女視点のモノローグで進んでいました。
合理的な考え方で、漫画ちっくな娘さんですよ。

「えろばな」は雰囲気からして、彼女がえっち体験を聞かせた直後のエピソード。
エロ話って言ったら、ユキっちじゃん?
そんな評価をされていた「ユキ(深雪)」さんですが、実はネット等の知識で当人は未体験だったのです。
いちおう彼「アキラ」はいるものの、真面目で誘いにも応じることなく。
ヤケで酔っぱらった「ユキ」は中年に誘われ…という流れ。
まぁ、危険なくて良かったわね。
えっち現場まで走った「アキラくん」でしたが、そこには衝撃的な光景が。
いわゆる修羅場が成年漫画的、でもセオリーとはややズレた展開になっていたのは見事
中年のおっちゃんもイイキャラしていました。
「アキラくん」は…そうした性癖なの??
色々と違う扉を開けてしまったかもしれませんね。

なお、よくよく見てみると、お友達らは1冊目「ヒト・カノ 他人彼女」に収録の「暴君のしつけ」の2人、「おとめくずし」に収録の「おねだり上手」な「エリーちゃん」でした。
あるいはこの5名また登場するかな。

009:「お・あ・そ・び」
025:「クズシアイ」
045:「Desire」
065:「お・あ・そ・び+」 描き下ろし
地域では有名なお嬢様学校に通うリーダー「園宮聖歌」ほか「伊藤」・「桜井」という女生徒ら3名。
男性を冤罪にかける”遊び”をして、楽しんでいたんですが。
その罠に掛けられた男性は巧いことその場を逃げ切り、彼女らを観察していたのでした。
ごく簡単にはそんなオープニング。

「園宮」・「伊藤」・「桜井」、バレー部「村崎」
※左:「園宮」・「伊藤」・「桜井」、右:バレー部「村崎」

1話目「お・あ・そ・び」で復讐されるのは黒髪ボブカットな「伊藤ちゃん」
3名のうち巨乳担当。
「園宮さま」の信奉者で、確かに小物感が。
切っ掛けがあんなんだったので、無理矢理でも自業自得ですね。
野外えっちでした
ただ、途中で声を掛けられるくだりは、現実味薄く余計な気がします。
2話目「クズシアイ」では「桜井さん」がそれに加わるんですが。
リーダー「園宮さま」はともかく、2人目の彼女がああした言動をとるのは意外
驚く半面、こうした漫画はなかなか見たことなく、ひでるさんテンション急上昇(笑)
いいぞー、ヤレヤレー!!
あんな場面で、なかなかの強心臓っぷりでした。
ここは凄い良かった

そして3話目「Desire」はついに「園宮さま」
タイトルは…「シーズウエア」さんのゲームソフトを思い出されますが、ここでは無関係。
セオリーな「伊藤ちゃん」、意外な言動を見せた「桜井さん」と続いての彼女で、どうなるんだろう、って思っていましたが。
いゃ、彼女もまたなかなかの人物でした。
お嬢様だなー(笑)
ただ、えっちでは最も可愛らしく描かれていましたよ。
その後の3名が可笑しい。
描き下ろし「お・あ・そ・び+」は後日談えっち。
複数プレイで、漫画後にオチがついていました。 

069:「みすでぃれくしょん」
秋津島体育学院のバレー部でレギュラーとして活躍する「村崎」
監督は実力主義で知られていたんですが、
”必要なのは努力だけ”
そんな台詞には裏があったのです。
こちらが表題作。
えー、監督さんは公然と部員らにえろい事を強要しているんですね。
強豪校で実績を積みたかった「村崎さん」は単に、”その指導”を長く受けていただけのこと。
まぁ、そうして好き勝手やっていても、いちおうチームは勝利を重ねていて。
実績あるようなので、逆らえないのでしょう。
男性がなんとなく妄想するお話ですが、実際はあーも巧くいかないだろうなぁ。
なお後半では、なにゆえエースだった選手が突然ベンチに下げられるのか、についての秘密も明らかになっていました。
バレーのユニフォームがいい感じですよ。

093:「夏あそび」
117:「夏あそび+」 描き下ろし
徹夜明け、公園で食事にしようとしていた「安達健吾」
ふとしたハプニングで遊んでいた女の子「中川まりん」らと知り合ったのでした。
昼食のタイミングで彼女と2人きり残されると、その案内で秘密基地に招待されたのです。
ごく普通な女の子が、ふと本性を見せるコマが凄い。
…なんとなく、わかるんだ
そのくだりの「まりんちゃん」の表情はまさに子供のソレではないですね。
あれは徹夜明けというのもあるんだろうなぁ。
ただ、「~逃げればいいだけなのに」という台詞はまさにその通りで。
非常に聡い、おっかない娘さんでした。
ちと怖いよ。
ただ、いちおうオチでは「まりんちゃん」の信頼・好意を得たようで。
他が酷いだけ(笑)、これでも甘い方かもしれません

なお、描き下ろし「夏あそび+」にて、なにゆえ「まりんちゃん」がそうもエロい娘になってしまったのか、切っ掛けが描かれているんですが。
あれは…先の「伊藤ちゃん」ですわね。

119:「オン←→オフ」
保健室に入り浸っている「山科宝(やましな・たから)」
なんとなく、無意識にそこへ足を向けていた彼女なんですが…それにはとある理由があったのでした。
保健医とのえっち話。
診察、と言われた「山科さん」はあっさりショーツ脱ぎ、足開いて丸出しにしていて驚き。
3ページ後の彼女に注目
ココで、何が起こっているのか、把握できると思います。
特に後半の描写はなかなか凄いこととなっているので、ご注目下さい。
月吉ヒロキ」センセの漫画みたいなエピソードでした。
ちなみに、腰高くしても、特に関係ないみたいでしたよ。

135:「Twins Twist」
双子姉妹「風歌」・「花音」の家庭教師をしている「久我」
実はそれぞれと関係していたんですが、当の本人らはそれを知らなかったのでした。
えっち最中、それぞれのことを話題にしてるんですが。
どっちも相手が「久我くん」というのがポイント。
実際にこんなんありそうだなぁ。
褐色肌でギャルっぽい「花音ちゃん」と、黒髪ストレートの真面目そうな「風歌ちゃん」という2タイプが楽しめます。
各場面が交互に描かれるえっちシーンがいい感じ。
そのうち露見して、大騒動になっていそう。

沙良、ユキ(深雪)
※左:沙良、右:ユキ(深雪)

155:「ほしいままに」
弟「直」と勉強している「沙良」
一見すると明るい良い娘なんですが、実は別の顔があり。
その兄は隙をつかれたことで、彼女に逆らえなくなっていたのです。
うん、確かに相当荷が勝ち過ぎだ
でも…あーやってわざとパンチラさせてるあざとさあり、「直くん」そのまま普通は好意持つのが当然でしょう。
巨乳だったし。
しかし、年下な女の子から、「私の奴隷になってください」とか言われるのはどんな気分だろう。
これもこの後は良い事なさそうね。

175:「ボクのお嫁さん」
友人の子「亜美」ちゃんは、ちょうど興味ある年頃。
息子「信也」と一緒にお風呂へ入った際には、アソコを凝視していたんですが。
父親と共に酔いつぶれていると、介抱しに来た彼女は下半身に手を伸ばしてきたのでした。
冒頭は普通の気の良い中年っぽかったんですが。
そんな情報が「信也くん」から伝わっていたことが原因か、ゲスい本性を見せています。
うまいこと下半身露出したのも、わざとかもしれませんね。
そんな訳で、実父の目前で初体験となっています。
前述したような興味と好奇心がためか、困惑はしていたもののあまり抵抗もしておらず。
オチページでは充実した腰具合を見せておりました。
小さいものの、あのラスト1コマはエロい。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「ひげなむち」センセでした。
当ブログでは「ヒト・カノ 他人彼女」、「おとめくずし」の2冊を紹介しています。
あとがきに3冊目~とあったので、全て紹介できております。
前述したように、強い個性を放っている1冊。
ぱっと見で色々感じるところがある方もいると思われますが…。
読んでみると、
”細かい部分が気にならなくなるお上手さ”
…があるので、個人的にオススメ
ブラックではあるものの、その度合いは強過ぎることなく。
甘いだけではない、リアルさがありました。

みすでぃれくしょん
※みすでぃれくしょん (WANIMAGAZINE COMICS)– 2016/7/29 ※現在アマゾン登録なし



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■ラブミーテンダー (藤丸)

★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、巨乳
・構成 : 初単行本、カラー(16P)、12話収録
      (うち「Love is a Battlefield」×4)
・おまけ: あとがき、カラーイラスト、イラスト、加筆修正あり、

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「藤丸(ふじまる)」センセの「ラブミーテンダー」です。

「胸沢千秋」・「野尻優希」
※「胸沢千秋」・「野尻優希」

 【 構成・絵柄 】

収録は1つ連続話と短編。
カラーページはイラストと漫画になっており、うち漫画はどちらも1桁ページのショートもの。
1つは連続話でした。
ジャンルはコメディー色の強いラブコメ。
だいたい面白可笑しく描かれ、ややぶっ飛んだ展開などもあったのですが。
その一方、落ち着いた雰囲気がまた素朴でいい感じ。
お話には独特さがあり、ただ読んでいても楽しめるようなものでした。
ブラックさなく、振り切れたプレイなどもなく。
ベテランから慣れていない方にもオススメです。

強めな細線での作画。
描き込み・コマ割りは細かく。
はみ出し多く、原稿は賑やかなまとまり。
それなりに白比率もあるのですが、全体の色づき・濃淡具合はやや濃いめ。
結果として、それなりに濃厚な仕上がりとなっていました。
かと言ってコテコテ過ぎることもなく、見易さはあると思います。
漫画はお上手で引っ掛かるところはありません。
表現は派手目。
とかくコメディーちっくで崩れもしており、そのあたりに好き嫌いがあるかしれません
落ち着いた展開だと素朴なしっとりとした雰囲気になるんですけどね。
人物絵は漫画らしい可愛らしさ。
裏表紙が最も掴み易いですね。
優れたバランス感覚で、ちょっとした小さいコマもいい感じ。
背景や小物も優れた描写でした。
判断は紹介帯のカット絵が良いでしょう。

 【 収録話 】 12話収録

005:「帰省サバイバル」 カラー原稿
田舎に帰省した「タカ」は従兄妹「ユッコ」とえっち三昧の日々を送るのでした。
カラー8ぺージのショートもの。
ヒロイン異なりますが、↓表紙のノスタルジーな雰囲気を持っています。
まぁ、背景はちょろっとでしたが。
1年振りなため、とにかくエロい「ユッコちゃん」
オチは納得
ほどほどにね…。

013:「Love is a Battlefield ~prologue~」 カラー原稿
017:「Life is a Battlefield」
035:「Live is a Battlefield」
055:「Love is a Battlefield」
「TAKUMI」こと「タクミ」は今を煌くトップアーティスト。
しかし、
成功は性交だと思ってた!!
そんなことを口にする彼は生粋の童貞であり。
自らアプローチせず、できず、言い寄られることもなく、彼女はいないまま。
夢破れた彼は辞めると愚痴るようになったため、マネージャー「すみれ」は自らの身体で発散してもらおうかと考えたのですが…。
草食男子は予想以上に手強かったのでした。
だいたいそんなお話。

いわゆる芸能界モノ。
ヒロインはマネージャーで強気な性格。
一方のタレントは容姿優れているものの、童貞でヘタレというのがポイントです。
あまり見ない設定で、「すみれ」・「タクミ」の2人がまた実に良いキャラクター。
ぶっちゃけ、エロそこそこでも読んでるだけで楽しい連続話です。
いちおう漫画としてはひと段落していましたが。
今後も他シチュエーションとか、その後どうとか、ぜひまた続きが読みたいです。

マネージャー「すみれ」
※マネージャー「すみれ」

カラー原稿のプロローグはトイレ内でのえっち。
お話としては、「Love is a Battlefield」の直前くらいでしょう。
再度読み返すことをオススメ

1話目となる「Life is a Battlefield」
えっちに至るまで、あーもめんどくさい(笑)のは成年漫画の男子で貴重な存在。
ただ、”押すと引かれる”というのは、実にリアルな描写だと思います。
そんなんですわね。
コメディー的に揉めていましたが、確かに無理やりにでもしないと彼本気で辞めちゃうでしょう。
初体験後の仕事と合間えっちの描写が楽しい。
「すみれさん」の優秀さが分かります。

前話オチから、意外なオープニングとなっていた2話目「Life is a Battlefield」
なるほど。
なんというか、「すみれさん」は凄いなぁ。
もともとスカウトしたのも彼女とのことだったので、思い入れも違うんだろうなぁ。
ツインテールなヒロイン、タレント「桃稚るな」登場。
今回は彼女とのアレコレになるのですが…。
事の顛末を聞いた「すみれさん」の行動が凄い
まぁ、これは2人(特に彼女)にとって必要な流れだったかな。
1話とはまた一味違うえっちが楽しめます。

そんな流れで最終3話目「Love is a Battlefield」
勿体ないので詳細は伏せておきますが。
ここでも「すみれさん」の敏腕マネージャーっぷりが発揮されています。
ああいう徹底して仕事人なところは凄いですね。
見ていて気持ち良いです。
こちらのエピソードでは、彼女の強い面・弱い面を同時に見ることができるので、ご期待ください。
1話目のキーワードが再度出て来るのが楽しい。
本編後にあった2人のイラストが爽やかでいい感じ。
表紙・裏表紙に顔出しなかったのは、ちと残念。
中扉にてカラーの「すみれさん」が見れましたが。

077:「ロマンティック ダストシューターズ」
顔から頭に運動、そして性格も良い友人「池」
よく行動を共にしている「五味八光(ごみ・はっこう)」はモテる彼がため、よく女性から声を掛けられるのですが。
その日はクラスでも人気な「野尻優希」・「胸沢千秋」から彼のことを聞かれていたのでした。
サラっとすごい事言うなキミ!!
…とは、本編の台詞なのですが。
まさにその通り。
実に意外で直接的な展開でした。
また、そんなんにあっさり乗っかる巨乳な「千秋さん」が楽しい。
そうしたえっち話なのかなー、って思っていたのですが。
もう1人、「優希さん」との際には「五味くん」に変化がありました。
オチが衝撃的
「優希さん」のはてなマークのコマが楽しい。

097:「LOVE with GOLD」
「山吹リサ」と「児玉サトシ」は誰もが羨む眉目秀麗な華々しいカップル。
しかし、そんな裏で「リサ」は金銭のやりくりに苦労していたのでした。
あー、実際にこんなんありそうね。
家で超庶民に戻ったジャージ姿な「リサちゃん」が逆にカワイイ。
実は、裏表紙で中央のネコ耳となっているのがこちらの彼女。
本編でもそうしたコスプレをしていますが…相手は「サトシくん」ではないのでした。
頑張る「リサちゃん」が逞しくて良いですね。
彼女の今後が凄く心配
たぶん「サトシくん」とは終わるんだろうなぁ。

115:「GRI-ZZLY」
快楽園から脱走して街中に出現したグリズリー。
そんなんに捕捉され、喰われてしまったのですが…その中で噂が真実であることを知るのでした。
なんというか…変な漫画
グリズリーの外観は普通に狂暴な熊なのですが。
喰われた先には褐色肌の美少女が。
なんのこっちゃ。
そんな訳で、熊体内(?)でのえっち。
TVで中継されているんですが、そんなんが可笑しい。
なお、主人公の男性は偶然襲われたのではなく、後半にもうひと展開あるのでお楽しみに。

135:「This is Love」
物静かで慎重な性格がゆえ、それなりにモテるものの40近くまで独身となっていた「阿達」
そんな彼は、仕事帰りのスーパーでよく顔を合わせている店員「おざき」の可愛らしさに惹かれていたのですが。
ある日そんな彼女の方から声を掛けてきたのでした。
うおう、と思っていたら衝撃、笑劇な展開に。
うそーん
でもまぁ、そんなもんですわね。
オチのように、ちょっとした展開で心躍らせるくらいか。

153:「惑熱のトラップスマイル」
関わりを持てば瞬く間に全てを搾り取る。
そんな噂を囁かれる”魔性の女”こと「南野みやこ」
そんな彼女からアプローチを受ける店長は大人な対応をしていたのですが…というもの。
切っ掛けがあんなんですから、噂も完全に間違いって訳ではないのでしょう。
「みやこさん」の言動と余裕ありそな態度も原因か。
たまにいますね、こうしたエロいオーラある人。
オチではいちおう真実が明らかになるんですが、最後のコマとかやっぱり一味異なる感じでした。
主導権は彼女だろうなぁ。

山吹リサ、紗和
※左:山吹リサ、右:紗和

169:「初熱のシュガースノウ」
バイトの喫茶店に1時間も早く到着していた「丘本夏樹」
ちっちゃくて可愛い「春坂日和」と2人きりのシフトで、浮ついていたのですが。
店に入った「夏樹」は驚くような光景を見るのでした。
まあ、良かったわねぇ。
雰囲気とは裏腹にエロい「日和ちゃん」が素敵。
げっそりしていましたが…この後体力が持つか心配。

187:「8月の灯」
水没した世界にて「紗和」は「ひろ」のアパートを訪ね帰ってきたのでした。
こちらの「紗和さん」が↓表紙の女の子。
そちらではノスタルジーな背景なのですが…漫画本編の世界は水害に遭ったらしく。
部屋も足首まくらいまで水没しておりました。
(※服装、鞄などはそのまま)
なんだろう、って違和感はあったのですが。
ひでるさんがふと気付いたのは花火前くらい。
いちおう冒頭にもヒントがありますね。
漫画はカップルの甘いえっちが続くというものなのですが。
最後に驚く展開となります
あのオチがため、2周目はふと涙を誘われます。
しっとりとした味わいの良い短編でした。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「藤丸」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
ワニマガジン社」さんのHPにて、結構前から宣伝されていましたが。
なるほど、出版社さんが力を入れるのも納得な出来栄え。
良かったです。
特に「すみれさん」は可愛らしい女性でかつ仕事できてお気に入り。
漫画開始時点で「タクミくん」は成功しているのですが、それも彼女の頑張りあってのことだろうなぁ。
2人の出会いとか、前日譚も見たいですよ。
(それだと、えっちシーンなくなっちゃうので厳しいか)





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■制服至上主義-冬- (はらざきたくま)

★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 制服、ラブコメ、着衣
・構成 : カラー(24P)、8話収録。
・おまけ: あとがき、描き下ろし「至上制服図鑑・完全版」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「はらざきたくま」センセの「制服至上主義-冬-」です。

愛野愛、掛川由比
※左:愛野愛、右:掛川由比

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編。
タイトルそのまま制服なネタでまるまる1冊となっています。
学校も別なので、特に繋がりはありません(…と思う)
収録は8話で、ヒロインは9名。
ヒロイン2名の複数えっちが1話あるのでした。
(※ちなみに、複数としては男子2人を相手にするのも1話あります)
お話はラブコメで、ブラック展開や変に振り切れるようなこともなく。
読み易いものが揃っていました。
かと言って単純な薄いものでもなく、それぞれお話としても楽しめるのは間違いありません。

さて、単行本のメインなのですが。
そうした漫画群もいつも通りに素晴らしいのですけれど…今回はなんと言っても、巻末の描き下ろし「至上制服図鑑・完全版」だと思います
間違いありません(たぶん)
良い紙質のカラー18ページ。
作中に登場した各ヒロインがモデルとなっており、制服のポイントなどについて記載がありました。
軽くデフォルメされた小さい彼女らもキュートです。
それだけならば、たまに見られるようなおまけなのですが。
こちらは、その説明と共に、”汁気多いえっちなカット絵”もあるのでした。
こーれーが凄い。
本編の使いまわしでなく、また本編ストーリーに沿ったようなものとなっていて。
まさに、成年漫画なおまけなのでした。

しなやか細線での作画。
細かく隙のない描き込み。
適度な濃淡具合でデジタルな色彩。
全体の色づきはしっかりしていますが、白比率もそれなりにあり。
賑やか目な原稿ですが、丁寧でバランスにも優れ、見易い仕上がりでした。
人物絵はするりとした卵型輪郭で、全体的に縦長。
細身のスタイルで、はっきりな鼻筋に丸っとした横顔が特徴。
単行本のメインたる制服描写は、しわと色味が絶妙です。
背景や小物とも合って、違和感ありません。
静かで落ち着きある漫画となっていて、コメディー描写もソフトなもの。
やや癖はありますが、圧倒的な画力がため問題ないと思います。
判断については、↓表紙・裏表紙でほぼ変わらないので問題ありません。
特に裏表紙は背景がカット絵になっていたので、オススメです。

 【 収録話 】 8話収録

003:「第一区:亜暈女子高等学校/日吉奏」
入学式を迎えた「日吉奏」
お世話になった講師に”一番最初”の制服姿を見せるべく、早朝の学習塾に足を運んだのでした。
「奏ちゃん」は↓表紙でメインとなっている彼女。
黒セーラーが可愛いです。
(※裏表紙でも中央に位置しているので、センセのお気に入りさんなのかな)
”一番最初”は徹底していて、学習塾にて着替えをしていました。
そのため、カラー原稿部分は着替えシーンです。
下着姿が楽しめますよ。
脱がすのもいいですが、ああして着るくだりも…また良いものでした。
素朴な雰囲気ながら大胆で、彼女は単に制服姿を見せに行っただけではなかったのです。
入学式間に合うかなー、って見ていましたが。
なお、こちらだけでなく単行本全体に言えることですが、完全に脱ぐことのない着衣えっち
当然と言えばそうなのですが、こうした徹底ぶりは嬉しいです。

音羽ミチル、古庄恵
※左:音羽ミチル、右:古庄恵

027:「第二区:棚葉高等学校/音羽ミチル」 カラー原稿あり
制服がちょうど冬服に変わった頃。
「音羽ミチル」が偶然出会った郵便配達員は、過去の記憶に覚えがあったのでした。
2名いる眼鏡ヒロインのうち、お下げ髪な娘。
制服のデザインも含め、どちかというと大人しく可愛らしい雰囲気です。
…と、そんな娘が。
配達員を待つ玄関でいきなりおっ始めていて、驚き
レターセットが似合う文学少女っぽいのに!
ありゃー、配達員の「桜橋」くんも驚いたでしょう。
台詞から察するに、独りプレイは慣れたことなのかな。

051:「第三区:真野技術高等学校/柚木日名子」
廃部がかかった、ARDF競技部。
「柚木日名子」は幼馴染み「清」・「静」の2人に特訓の協力をしてもらったのですが。
とある条件を出されていたのでした。
ARDF競技というのは、アマチュア無線の電波による方向探査競技だそうです。
いわゆる三角関係なエピソード。
成年漫画なので、やっぱり複数えっち展開なのでした。
ううむ、欲張りだなぁ。
エピソードに他女子が出てこないので分かりませんが、同性の間では浮いてそう。
「日名子さん」はロングな黒髪の美少女然とした娘さん。
あんな娘が幼馴染みというのは実に羨ましい。

077:「第四区:県立羅湾高等学校/古庄恵」
赴任早々3年生の担任となった講師「草薙」
慣れるため放課後の学校をうろうろしたいた彼は、教室で1人たたずむ生徒「古庄恵」を発見したのです。
講師・生徒のえっち関係エピソード。
ショートカットの「恵さん」はちょっと独特な空気感ある娘さん。
なお、あとがき絵は彼女でした。
成年漫画で単独プレイが目撃されるのはお約束。
ただ、彼女の場合は~と思っていたら、ビンゴ(後の台詞より)でしたよ。
こちらのオチが非常に気になってます。
文言から「恵さん」ではないと思うのですが…妹さん?

103:「第五区:私立壱岐学園高等学校/愛野愛」
「誠」に恋する「愛野愛」
他の女子と話す彼を浮気だと判断し、保健室のベッドに拘束したのでした。
ツインテールの可愛らしい娘なのですが。
あれは…付き合うに落ち着かないなぁ。
あんな状況でも冷静な「誠くん」を見る限り、あんなん頻繁なようです。
オチがまたオソロシイものでした。
どーでもいいですが、彼モテるのね。

127:「第六区:県立七弐高等学校/掛川由比」
学ラン男子好きでわざわざランクを落として入学した「掛川由比」
彼女曰く”絶滅危惧種IB類”の学ラン男子らを堪能していたところ。
学校で再会した先輩「静波」が着ていた学ランは”絶滅危惧種IA類”の変形学ランだったのです。
ベリーショートな眼鏡ヒロインのもう1人。
妙に詳しい学ラン知識が楽しく、収録でのお気に入りです。
↓表紙にも顔を見せてますね。
制服は最もオーソドックスな白セーラーで、カラー・白黒絵どちらもパンチ力がありました。
彼女学ラン好きですが、いちおう「静波くん」という個人にも反応してます。
トイレ個室での単独プレイがいい感じ。
なお、カラー絵ともども縞パンでした。

153:「第七区:私立緋美百合女子学園/金谷佳織・家山薫」
元旦に1人暮らしをしている従兄「千頭匠(せんず・たくみ)」の男性自身のサイズを偶然目撃した「金谷佳織」
制服女子の存在価値を確認するため、友人「家山薫」と共に「匠」のアパートに向かったのでした。
唯一のWヒロイン回。
女子の人数が多い複数えっちで、全体を仕切っていたのは「佳織ちゃん」です。
まぁ、制服女子2名に囲まれる夢のような展開
幸せメーター」どうの言ってるページの並んだ姿がエロくて素敵。
最初は「佳織ちゃん」なんですね。
やっぱり顔見知りのが興奮するか(笑)
本物以外はいろいろ~
なんて台詞が好き。
何入れてるんだ。

家山薫・金谷佳織


183:「第八区:県立愛楠高校/下泉蘭香」
父親の会社が破産し。いろいろ環境が変わってしまった元お嬢様「下泉蘭香」
しかし、庭師の息子「抜里清秋(ぬくり・せいしゅう)」は以前と変わることなく、彼女に従っていたのでした。
2タイプ制服姿が見れるこちら
冒頭は”ちょっと有名ななお嬢様学校”のものですね。
「蘭香さん」は親が馴染んでいる~、という話をしていましたが。
いや、貴女もだいぶ順応早いと思いますよ。
彼に元気づけられ、お礼と称して~という流れ。
こちらの「蘭香さん」もなぜか↓表紙・裏表紙に顔を見せています。
オチの感じなどを見る限り…アクティブ一家なようなので、またお嬢様に返り咲きそう。

 【 その他 】

そんなこんなで、毎度おなじみ「はらざきたくま」センセでした。
ヒット出版社」さんのHPを見た際から、同時期発売のうち第1ターゲットではあったのですが。
こちらの期待値を、さっと飛び越していただきました。
ありがとうございます。
漫画は無論、やはり巻末の制服図鑑でしょう。
良い事はぜひ真似していただきたく思います。
あの、一般単行本かという、エロス無しの↓表紙もなにげに凄いですね。
出版社さんにも拍手。
ぱちぱちぱち★

あとがきを読み、ふと探してみましたが…。
1冊目の「制服至上主義」は2010年の単行本でした。
センセの代表作「黄金色舞台」よりちょっと後のリリースでしたよ。
「夏」も期待しています。




↓こちらが前巻
制服至上主義

制服至上主義


★「はらざきたくま」センセの漫画紹介記事  

巫女的恋愛ノススメ
 巫女だらけの2冊目。単行本の半分くらいが同舞台の漫画群です。
巫女のいる町
 巫女だらけの1冊目。同一世界な漫画群となっています。(2冊目と繋がりないと思う)
リスナー the listener
一般系。とあるラジオ番組をテーマにしたお話群。心地よい恋愛話でした。
はなぞの
 久しぶりの成年系単行本。1冊まるまるの長編ですよ。
桃色団地の日情
 桃色団地シリーズを収録。未完漫画もありました。
ひみつの救急箱
 ナース、女医さんの短編集。
慾望のままに恋したい
 みつあみヒロインの多い短編集。
妄想みたいに愛されたい
 ビジネス系ほかという短編集。
好色制服図鑑
 コスプレっぽい短編集。 


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■父と娘の性愛白書 (堀出井靖水)

★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 近親、父子、ロリ、貧乳、ラブコメ
・構成 : 初単行本、7話収録(うち「綴ちゃんの処女喪失」×2)
・おまけ: あとがき、質問コーナー漫画、カバー裏に漫画、
      合間に解説・マンガメーキング。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「堀出井靖水(ほりでぃ・やすみ)」センセの「父と娘の性愛白書」です。

あーりゃん、夕美
※左:あーりゃん、右:夕美

 【 構成・絵柄 】

収録は短編と連続モノが1つ。
うち、連続話は前後編のタイプで、2本で1話という感じ。
話数は少ないのですが、それぞれ20ページ以上あり。
読み応えとしては問題ありません。
くくりLOでヒロインはロリちっく。
ただ、なんというか…ガチガチのそっち系でないので、期待し過ぎないように。
おおむね↓表紙の感覚で、どっちかというと貧乳ジャンルのが正しいと思います。
また、タイトルそのまま父娘の近親系でまとまっているのが特徴。
アプローチは各話それぞれなのですが、ラブラブでオールOKという軽すぎなのとは違います
1話だけですが、真っ暗なブラックネタもあります。
逆に言うとそれだけ。
詳しくは後述しますが、前後編がじっくりした描かれ方で良かったので、ジャンル的に苦手でない人はオススメです。

しなやかな細線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、黒はやや強め。
ややあっさりとした感じでしたが、描き込みは丁度良いくらい。
小さめに並ぶコマ割り。
収まり良く、枠間もだいたい確保されていました。
小コマほか一部弱い部分もあり。
若干分かり辛く感じるところも見られました。
人物画はリアル調を含んだ漫画っぽいもの
それゆえ、ちょっとしたコマは気になり易いと思います。
特にヒロインは特徴的で、なんというか可愛すぎないのがポイント
いや、可愛らしいんですけれど、”その言動で魅力を増している”、みたいなもの。
おおむね↓表紙などのカバーイラスト、紹介帯のカット絵で判断できるのですが。
多少判断の幅を広げても良いと思います。

 【 収録話 】 7話収録

003:「なゆちゃんの成長記録」
「古鳥那由(ふるとり・なゆ)」は父親と”成長日記”と称して定期的に撮影を続けていたのでした。
こちら「那由ちゃん」が↓表紙の娘さん。
溺愛する父親に全力で応えた結果、みたいな感じ。
親がライン越えちゃうと、こーなるのかなー。
正しい形なんだ」とかなんとか言ってましたが。
絶対に違うと思うよ。

古鳥那由
※古鳥那由

025:「あーりゃんの家族遊戯」
「あーりゃん」は学校で兄妹の行為がタブーであると知ってしまったのでした。
凍り付くクラスの風景が楽しい
それを知った彼女は、兄との行為を拒否するのですが。
頼った先がまたカオスでした。
タイトルもあるので、だいたいは想像できるかなー。
だめなんだからね?
そう、NG出しつつ誘う様が賢いですよ。

049:「タミさんの恋愛成就」
”キスしているところを想像して、イヤじゃなかったら。その人とは付き合ってもうまくいく”
そうした話題に心当たりがあった「タミさん」こと「夕美」
その相手とは…実の父親だったのでした。
父子家庭で、家事ほかしっかり母親役を務めていた「夕美ちゃん」
やたら長い前髪と、丁寧な喋り方が特徴です。
裏表紙の娘ですね。
いい娘でしたよ
よくあー育てたなぁ。
やや天然入った独特な娘で、アプローチが可愛らしい。
えっちに至るのは…あの場合は仕方ないか。
そんな訳で、母親役というか、妻役までも完璧にこなしてしまうのでした。

071:「舟さんの父娘姦計」
再婚した義父と巧くやっていた「舟(しゅう)」
しかし、帰宅したところ実父がおり、過去の酷い記憶が蘇るのでした。
ベリーショートの体育会系な娘さんの凌辱エピソード。
収録ヒロインの中で「舟さん」は最もバストがあるかな。
救いのない展開で、気の毒な感情が先になってしまうので…この手の話はどうにも苦手です。
ブラックなのがお好きな方はいいかも。
前話とのギャップが凄いよ。

093:「かなめちゃんの正体不明」
昔はよく甘えて来た1人娘「かなめ」
しかし、今では反抗期か素っ気なくなっており、その対応に父親が頭を抱えていたところ。
ある日帰宅すると、酔っぱらった彼女が出迎えたのでした。
そんな感じで泥酔な娘とのえっち。
確かにチューハイは間違って飲むかもしれませんね。
ああした酔い方は、今後が心配です。
よく分かってないのが面白・怖いですよ。
前半の奥様が優しく、なんだかこちらもほっこり。
ちょっとしたことでも、ああした対応は嬉しいですわね。

かなめ、持原綴
※左:かなめ、右:持原綴

137:「綴ちゃんの処女喪失」 前後編
成長した今でも、父親と風呂に入っていた末娘「持原綴(もちはら・つづる)」
表面上は冷静を装う父でしたが。
実は、娘の裸に限界が近い状態だったのでした。
ある日、お風呂に一緒に入っていたところ…と、そんなエピソード。
いろいろ収録ありましたが、断然こちらだと思います。
これは良かった

娘「綴ちゃん」視点での近親えっち話。
前後編でページ量もあり、経緯が細かくたっぷり描かれているのが特徴です。
前編は、一晩・数時間の出来事が42ページほどになっていました。
シーンは概ね全ての切っ掛けになるお風呂と、出たその後。
「綴ちゃん」はラブラブではなく、普通に父親とのお風呂を楽しんでいた様子。
マイペースで周囲の意見には流されない娘のようです。
ガチガチだった父親のソレを知った際のやり取りも独特
恥ずかしい、って感情は当然あるのね。
普通ならば、それで何事もないと思われますが、そこは成年漫画。
どうせならばじっくり見たい、と要求されてから変な感じになってしまうのでした。
…まぁ、当然か。
いちおう、直接行為はして…いません、でいいのかな。
ただし寸止めではなく。
ガッチリ入ったりはしてしまうのですが、あれで止めれたのは凄い。
お風呂後の「綴ちゃん」がキュートでした。
眼鏡いいよね。
後編はそのもやもやっとしたものを解消する、解決(?)編です。
いちおう家には妻・姉らがいるため、ホテルでのえっち。
「綴ちゃん」はドレスアップしているので注目。
また全然雰囲気かわりますねー。
残念ながら今回も眼鏡オフなので、期待した方は残念。
(※前編もメインはお風呂シーンなので、ほぼ眼鏡オフなのです)
オチの2人の感じがリアルっぽくて実にいい感じ。
まぁ、たまにはスルんだろうなぁ。

 【 その他 】

そんなこんなで、「堀出井靖水」センセでした。
こちらが初単行本になるのかな。
おめでとうございます!
ガッチリ父娘で揃えられ、漫画・ヒロインも独特。
↓表紙とかも何とも言い難いエロス感で、思わず手に取ってしまいました。
漫画はいまいち刺さらないかなー、って読んでいたところ。
最終「綴ちゃん」に撃墜されました。
あれだけで、買ってよかったという感じよ。
彼女の他シチュエーションが見たいです。

父と娘の性愛白書 父と娘の性愛白書 (TENMACOMICS LO)
                  (2017/9/28)
                  堀出井靖水
                  ※アマゾン登録なし


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■女神さまのいうとおり (廣瀬良多)

★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] ブラック、名言・格言
・構成 : 8話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、イメージ画、合間にイラスト・名言。
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「廣瀬良多(ひろせ・りょうた)」センセの「女神さまのいうとおり 1巻」です。

ヒロイン特集1:初登場の「アケミさん」
※ヒロイン特集1:初登場の「アケミさん」

 【 構成・絵柄 】

2巻以降に続く長編。
基本的に1話でひと完結するタイプ。
いちおう、今のところは。
特に流れていくストーリーはありませんでした。
それぞれ話の中心となるゲストキャラが、何らかの機会でメイン女性らと絡むもの。
ブラック感に溢れるお話です。
そう真っ暗ではないものの、決して明るくはなく。
かと言って、どこぞの笑っているセールスマンなどと違い、破滅に導く訳でもありません。
(※場合によってはそれっぽいこともしてる)
なんとも…一言で表現し辛い漫画なのです。
どこまで表現できるか微妙ですが、詳しくは「収録話」の部分にて記述します。
毎回直接シーンのある、一般えっち系。
ただ、そちらは過程の一部程度で、メインではないため。
期待する方は、センセの別漫画のがオススメです。

作画はいつも通りの安定感。
今回は作品の雰囲気もあってか、黒が強く濃いめな仕上がり。
変化少ないコマ割りで収まりも良く、枠間など白比率しっかりもあり。
コテコテっとはしているものの、見辛さは全くありません。
丁寧・綺麗な背景がまた見事。
雰囲気たっぷりで、漫画の完成度を高めておりました。
そうした点が重要な大人な漫画ですからね。。
人物絵はどっちかと言うと漫画っぽいものなんですけれど。
ただ、それらが巧く合っていて、違和感はなく。
前後のコメディー描写、クライマックスのパンチ力など、見事でした。
↓表紙は…個人的にバランス・配置・配色などなど、漫画の良さをまったく伝えられてないもので驚き。
なんであんなのにしたんだろう。
そのため、判断はプラス評価で良いと思います。

 【 収録話 】 8話収録

運河沿いにあるとある廃喫茶店。
現在はアパートになっており、そこには浪人生「浦成(ウラナリ)」と自由奔放な女性「アケミ」が済んでおりました。
毎夜眠れない、という彼女は廃喫茶店に迷い込んできた男性に添い寝をお願いするのでした。
ユかなり大雑把ですが、だいたいそんなお話。

いわゆる問題解決な漫画です。
毎回、ややこしい問題、というか…なんらかの事情ある男性がゲストとして登場して。
一晩過ごした「アケミさん」が、誰かしらの名言と共に彼らを斬り裁く、いや捌く、みたいな感じ。

そのため、つい先ほどに”問題解決”と書いたものの。
各話でほぼ解決なんてしておりません
基本的に救うことはなく、どっちかというと絶望させてるかなー。
本編の台詞にもあったそのまま、「アケミさん」は、
何もしてくれない
…のでした。
神様であるとか、超常的な力などがある訳でなく。
賢く聡いだけの、おそらくは普通の女性であり。
その知識をもって男性陣の痛い所を、ぐっさり突き刺してくるのでした。

ヒロイン特集2:日常の「アケミさん」
※ヒロイン特集2:日常の「アケミさん」

1話目は会社の金を女に貢いだ経理の中年。
オチ5ページ前までは、ああこんなお話かー、って感じだったんですが。
あのばっさりとした斬りっぷりが凄い
驚きました
ただ、この漫画の基本形というべきお話で、冒頭に相応しい、分かり易いエピソードです。
2話目は威勢の良い、トラックの運ちゃん。
交通事故がため仕事は休みになってしまい、愚痴言いかたがたふらと訪ねてくるというもの。
前話ほどばっさりではないものの、傍からあの「アケミさん」を見てると恐怖・狂気を感じるだろうなぁ。
3話目は女子校生を相手にしている塾教師。
いちおう、毎度の如く一言ズバッと言っただけなんですが。
破滅へ向け最後のひと押しをしたみたい
いちおう彼は後悔してないだろうと思われ、それが多少の救いか。
4話目は珍しく浪人生「ウラナリくん」の知り合い、元クラスメートの「竹中」くん。
レベルだのグレードだのを気にして、女性をとっかえひっかえしているような男性。
こちらでもやっぱり辛辣な言葉で斬られてはいるんですが。
彼の場合、あれでひと落ち着きしてるのかも
あるいは本気で好かれたかもしれませんが、「アケミさん」としてはオチの台詞そのままだろうなぁ。

5話目は自らをSだと言い、荒っぽいえっちを豪語しているチャラい男性。
切っ掛けは、「アケミさん」らがよく通っていたラーメン屋のおばちゃんを彼が壊したため。
敵討ち、みたいな感情はおそらくないのでしょうけど。
さすがはエロス女王、みたいな格好良いところを見せてくれます。
6話目は日本文化好きなインテリっぽい外国人男性。
あなた……死んでるの?
いきなり、そう声を掛けてる「アケミさん」が凄い。
まぁ、慣れ親しんだ人でないと分かんないよね、そんなん。(←どこまで常識なんだろう?)
先のエピソードと同じく、”やり込められてほしい”ゲストであるためか、容赦ないのが逆に痛快
言ってることもその通りだと思います。
7話目は奥様に浮気されてる男性。
女性を妻にしたものの、当時からの二股を続けていたのでした。
カメラのくだりは想像通り。
これはまぁ、プレイみたいなもんだからなぁ…。
そういったのがお好みなのでしょう。
さて、収録では最終となる8話目。
詳細は伏せますが、を越えてしまっていて。
いままで登場した男性の中でも、最悪というべき相手でした。
ただ、気の毒で同情できる面も多々あり…こちらの「アケミさん」は実に優しい。
不意にちょっとウルってくるような、イイ話でした
収録話でコレが最も好き。

ヒロイン特集3:斬る「アケミさん」
※ヒロイン特集3:斬る「アケミさん」

だいたいそんな感じ。
シタリ顔な女性にやりこめられて毒気抜ける、みたいな図は…。
正直男性陣にとっては、あまり気持ち良いものではなく。
事前のえっちシーンとかエロスではあるんですがね。
どこか、彼女の手の平の上で踊らされてるような感じがしていて、正直なところひでるさん読後感は微妙なものでした。
なるほどなぁ、って部分も多々あったんですけどね。
そうした、モヤモヤとしたものを逆に楽しめるくらい度量ある方向けでしょうか。

 【 その他 】

そんなこんなで、「廣瀬良多」センセでした。
えー、「艶々」センセですね。
店頭でぱっと↓表紙を目にした際。
違う名前に一瞬戸惑いましたが…自分の目を信じて正解でした。
作品の雰囲気が異なる訳でなく、なにゆえ名義違うんだろう
あるいはあとがきに何か書いてあるかなーって思いましたけど、なにもなく。
よく分かんないままでした。
ううむ。

さて、今回の単行本なんですが。
前述したように、ひでるさんはあまり刺さっておりません。
同じ聡い女性でも、やっぱり「うしろのまなざし」の管理人「マナミさん」みたいな方のが良いです。
「アケミさん」は怖いよ



★「艶々」センセの漫画紹介記事

ラブラブ巫女さん かすみの杜」(一般) 
 えっちで解決、な巫女さんラブコメ。全2巻。
たとえば母が」  「6巻[完結]」(一般) 
 母「緑川美晴さん」とのアレコレを描いた傑作。全6巻。
となりのとなりのお姉さん」(一般) 
 お隣の色っぽいお姉さん、高校教師なお姉さんというWヒロインモノ。全2巻。
久枝さんの背徳日記
 ちらほら描かれていた「久枝さん」シリーズと短編を収録。
ボクノアイジン[限定版]
 母親・教師が2人づつ登場。限定版はCDドラマつき。
我妻姉弟 純情編」 「我妻姉弟 背徳編
 姉「我妻綾子」さんとの近親モノ。実姉で人妻です。
はだかのくすりゆび」(一般) 
 着物姿も素敵な人妻「戸田翠」の不倫長編。全3巻。
家政婦のミツコさん」(一般) 
 旦那の借金を返済する人妻「満子さん」のメイド・コメディー。全2巻。
はたらく人妻さん」(一般) 
 オムニバスの人妻・職業えっちな表題作と中編を収録。
密やかに熟れる花」(一般) 
 閉鎖的な村での人妻えっち漫画。1巻完結で導入には最適。
ものかげのイリス」(一般) 
 インパクトたっぷりな導入の、重たーいお話。現在は1巻まで。
三日月がわらってる」(一般) 
 小さな島の学校へ赴任した女教師とのラブコメ。センセの漫画ではソフトめ。
ひるがお」(一般) 
 老舗旅館でのアレコレ。1巻で主人公は人の行為を見ているだけ、というのがポイント。
たとえば母がExtra 黒」(成年) 
 「たとえば母が」のサイドストーリー。赤・黒と2冊発売されたうちの1冊。
あの夜のささやきが。」(一般) 
 「はだかのくすりゆび」の続編。その後の「翠さん」がどうなってしまうのか!?
うしろのまなざし」(一般) 
 覗きがテーマの漫画。管理人のいる下宿には秘密があったのです。
落日のパトス」(一般) 
 隣に越してきた年上女性は学生時代の副担任でした、という長編。
 

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