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■イイタさんペイロード (玄鉄絢)

★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [百合] 4コマ、コメディー、ラブコメ
・構成 : カラー(4P)、短編×24話(うち、「イイタさんペイロード」×19、
      「五十鈴のカウンター」×3)、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、合間にキャラ紹介・解説。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「玄鉄絢(くろがね・けん)」センセの「イイタさんペイロード」です。

イイタさんペイロード
※イイタさんペイロード

 【 構成・絵柄 】

収録は4コマ漫画と、それとはまったく異なる短編群。
基本的に70パーセントは表題の4コマ漫画です。
詳細は後述しますが、お気楽コメディーですわね。
4コマですが、コマの横幅はページ端まで届くほどで、普通のよりもやや長め。
ちょっと横長なのが特徴です。
当然ながら基本は4コマですが、変形で3コマだったり5コマだったりもしています。
1話あたりは6ページに10エピソード描かれていました。
そのほか短編はキッチリとした百合系。
うち、3話ほどの連続は「少女セクト」のシリーズ。
短めのえっちコメディー漫画です。
2話の短編はセンセらしいものと、えっち抜きのちょっと変わった百合漫画となってます。
こちらの単行本には成年マークなく、一般系。
ただ、外観からじんわり漂う雰囲気は…成年漫画のソレ。
コアマガジン」さんの”メガストアコミックス”系列となっていましたからね。
(No.482です)
成年系っぽい雰囲気なんですが、そうではなく。
百合漫画もありますが、そっちばっかりでなく。
店頭の4コマコーナーとか、一般漫画らと交じって置くには、後半漫画のエロ要素があり…。
置き場所に店員さん困りそうな雰囲気ですよ

すっきりとした細線での作画。
淡い色彩のデシタル絵で、全体の色づきは適度なくらい。
描き込みも同様です。
(ちなみに、4コマではそれなり)
白比率もあって、サッパリ綺麗な仕上がりでした
独特のふわっとした漫画表現で、なんというか穏やかなテンション具合。
背景や小物も良くも悪くもあっさりとした雰囲気です。
キャラとも合ってました。
単行本のメインは4コマで、人物絵も線画でのらしい風情。
普段よりもSDちっくです
判断については、「コアマガジン」さんのHPにサンプルがあるんですが。
ちょっと分かり辛いので注意。
(※だいたい左端の絵となります)

 【 収録話 】 24話収録

009:「イイタさんペイロード」 19泊(話)
故あって、友人「鈴香」のアパートに転がり込んでいた「飯田杏(いいた・あん)」
しかし、働きもせずだらだらしていたため、
実家にでも帰れ
そう追い出されてしまったのです。
とりあえずサービスエリアを目指して車を走らせた「杏」
その道中で、父親の遺言を果たすべく旅行していた「虎田璃莉衣(とらだ・りりい)」と合流。
共に富士へと向かうこととなったのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。

「虎田璃莉衣」・「飯田杏」、「みみ」・「早苗」
※左:「虎田璃莉衣」・「飯田杏」、右:「みみ」・「早苗」

ストーリーあるタイプの4コマ漫画。
ロードムービーなお話ですね。
途中で拾った相方「璃莉衣さん」がため、前半ではいちおう富士、続いて函館を目指しているんですが。
基本的に主人公「飯田さん」には、コレという目的、目的地はなく…。
良くも悪くも、だらだら続いていました。
そんな訳で、”ストーリーある”と前述しいますが、筋の通ったお話というんではなく、単に繋がっている4コマというものです。

ジャンルとしては脱力系なコメディー。
派手な笑いを誘うものではなく、ふふふという可笑しさです。
読んだ感覚としては、「星川銀座四丁目」、「少女セクト」の日常シーンみたいな印象。
(そんなんを、さらにだらっとコメディー寄りにしたみたい)
登場では収録後半の15泊目から登場する「カカオ」さんを含め、だいたいがボケなのですが。
7泊目から装備された意思をもつナビ「内藤インダストリー2000」がツッコミ役ですね。

主要登場人物はセンセのいつもの漫画そのまま皆女性。
なお、男子は道々にてゲスト的に顔を見せる程度です。
収録の他漫画は百合系でしたが、こちらについては恋愛っぽい要素は皆無でした。
お風呂入ったりもしていますが、サービスっぽい色もありません。
(※2回目の温泉シーンでは、バストトップがちらりと見えたりしてます)
たいてい「飯田さん」・「璃莉衣さん」の会話で進みます。
ほとんどの場面が車内シーンで、「カカオさん」加入までは2人だけですからね。
たまにナビ「内藤インダストリー2000」やゲスト・モブの人らが会話に加わってくる感じ。
良い意味で、”だらりとしたテンション”の漫画となっていました。
各話で各県を行き来していて、「飯田さん」が観光や名物好きであり。
それぞれ地域ならでは、というネタが仕込まれています。
会話の端に登場したり、ちらと絵で描かれたり。
ある程度でも知っていれば、より漫画が楽しめるかと思いますが…。
まぁ、ごく一部の方くらいでしょうねぇ。
そうお話の中核を成している訳ではないので、知ってる事柄出てきたら楽しむくらいで問題ありません

なお、ルートとしては。
浜松市→箱根町(1) 青木ヶ原→鳴沢氷穴→富士眺望の湯「ゆらり」(2) 「ゆらり」→富士パノラマイン→藤野PA(3) さいたま市→久喜IC(4) 宇都宮・大谷PA→福島市→吾妻高原牧場(5) 白石市→仙南免許センター→山形市(6) 山形市→函館市(7) 仙台市(8) 高知市(9) 御坊市→尾鷲市→度会群(10) 鈴鹿市(11) 氷見市→高岡市(12) 新潟市・北区→中央区万代橋(13) 酒田市(14) 横手市(15) 青森市(16) 函館市(17) 小樽市→留萌(18) 足寄町→恵庭市(19) 
括弧数字は話数となっています。
自分の町、あるいは良く知る町などあれば、より楽しめると思います。


129:「五十鈴のカウンター」 3話
各話8ページのショート漫画。
少女セクト」のスピンオフで、舞台は2巻のおまけ漫画と同じ時間設定とのこと。
そんな訳で、いちおう各キャラも顔を見せているんですが…。
「紀」・「秋」と「鳩子」が登場する1話は、えっち要員みたいな感じ。
もっとも多くキャラが描かれていあった2話は、残念ながらほぼ皆さん1枚絵。
3話は「旦蕗(あきふさ)」・「雪華」がメインで登場していて、こちらはちゃんとした後日談っぽいものとなっていました。
なお、タイトルとなっている「丹生川五十鈴(にゅうがわ・いすず)」必ずは冒頭に登場しているものの、ほぼお話には絡まず
基本的にえらく肉食な女子「賀茂葵」がお話をけん引していました。
コメディーちっくですね。
なお、裏表紙の面々がこちらのメンバーです。

153:「計画的ママ」
こちらは18ページの短編。
ちょっとえっちな百合漫画で、おそらくセンセの読者が最も期待するだろう漫画。
星川銀座四丁目最も」に近い雰囲気のお話です。

父が再婚を決めた、相手「一条寺みみ」は若く才能もある女性。
娘「早苗」は、”いかにしてこんな女性をゲットできたのか”と不思議に思っていたたんですが。
その理由を知ることとなったのです。
書いてあった解説に納得。
ああ、確かに「みみ」・「早苗」のカップルはそんな雰囲気ですね。
オチとかも。
キスのくだりが娘らしくて好き

「賀茂葵」、「ミサ」ほか
※左:「賀茂葵」、右:「ミサ」ほか

171:「あなたの軌道」
10ページとやや短めな短編。
そのため、サービスシーンはありません。
”流れ星が落ちて死んでしまう”
そんな末期的な世界での最終日というお話で、「ミサ」・「ユマ」の2人ほか、その友人ら「アヤ」・「メグ」・「委員長」らを描いています。
ぷちSFちっくの変形百合漫画という感じです。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「玄鉄絢」センセでした。
当ブログでは「少女セクト」、「星川銀座四丁目 1巻」、「星川銀座四丁目 2巻」、「星川銀座四丁目 3巻」を紹介しています。
こちらの存在は先にHPで知っていて。
あちこち店を回ったものの、見つからず…。
さては、発売延期したのかな、って思ったんですが、アマゾン見たら発売中でした。
売り切れてたのかな??
仕方ないので、通販でゲットしてきました。
楽しく読ませてはいただいたものの…前述したように、やはり4コマ漫画は苦手。
普通の漫画のがいいなぁ。




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■すぃーとこねくしょん (倉澤まこと)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、貧乳、近親
・構成 : 初単行本、短編×8話。
・おまけ: あとがき、2コマ漫画、
      カバー裏に漫画「包皮めくれちゃう」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「倉澤まこと(くらさわ・まこと)」センセの「すぃーとこねくしょん」です。

妹「紗希」
※妹「紗希」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
ただ、巻末にはそれぞれエピソードの2コマ漫画があり。
1ページですが、カバー裏も漫画となっていました。
後日談というか、1発ネタか別シチュエーションか、みたいな風情ですね。
ジャンルはコメディー色の強いラブコメ。
ほぼ全編楽しい雰囲気の仕上がりです
漫符なども、そうしたイメージでしたよ。
なお、可愛らしいヒロイン画で妹キャラも多いんですが…ロリ系とは違う感じ。
貧乳ですかね。
次の作画も含めて個性的な漫画家さんですが、仕上がり具合は良好
合う方は、さくーと突き刺さるかもしれません。
変な色なくて読み易さあり、完成度の高い1冊だと思います。

強めな細線での作画。
濃淡はやや黒が強めな印象で、全体の色づきはそれなり。
中小コマが入り乱れる感じで、斜めや重なりなども頻繁。
枠間あってもはみ出していることがほとんどで、賑やかな原稿具合でした。
そのため、描き込みはそこそこでも、ややコッテリとした味わいがあります。
最大の特徴は、お饅頭のように平たく、ふにっとした輪郭。
目大きく、ロリロリとした可愛らしい人物絵です。
バストも貧乳傾向で、確かに妹キャラとかも多いんですが…前述したように、そっち系な色ではないかなぁ。
基本的な作画がそんな感じであるため、服装から背景・小物なども変なリアルさは必要なく。
なんというか、得する画風だと思います。
ただし、バランスに優れていて、メリハリ具合も適度。
それ自体に違和感ないのも事実
コメディー具合もお上手で、楽しい感じにまとまっていました。
↓表紙などから察せられるそのまま、やや癖の強さはあるものの。
問題ない方には、良質な作画で楽しめることと思います。
小さいですが、紹介帯のカット絵も参考になるでしょう。 

 【 収録話 】 8話収録

007:「Sパイだいさくせん」
お互いの母親が親友同士という「衛」と「忍」
彼女の母が出張中には、よく彼の花園家に預けられていたのでした。
同じ部屋で寝るのね。
当人は無論のこと、親も含めた”えっちしてOK”なシチュエーション
彼の母「百合」さんもそれを促すような事を言っており、「忍ちゃん」も彼の布団で軽く足を広げて”かむかむ”とかしておりました。
(※いちおうまだパジャマ着てましたけどね)
まぁ、あーまで準備万端だと、男子的には逆にし辛いというのは分からんでもないですが。
面白いテンションで積極的な彼女が実に可愛い。
お約束なオチが楽しいです。

忍ちゃん、亞莉紗さん
※左:忍ちゃん、右:亞莉紗さん

027:「なまいきまっさーじ」
兄妹でのマッサージ話。
ツーサイドアップの妹「紗希」はちょっとツンデレちっくな娘。
おそらく食事を用意し、後片付けを終えた彼にマッサージを頼むという流れ。
無論、ただお願いするのではなく、
一息ついてる暇あったら、やることあんだろ!
…と、そんな感じのテンションです。
三角目といかにも素直でない感じがキュート。
いつもみたく、とあったので、マッサージという名目のお誘いですわね。
着ている服はパーカー下は直下着(しかもノーブラ)という、ヤル気満々の格好でした。
オチも可愛かったですよ。
収録ではこの「紗希ちゃん」かな。

053:「妹にしてあげる」
先輩「紫音」にラブラブな「亞莉紗」
彼女のもとに向かうと、1年生だという「京華」と一緒におり。
新しい妹だと宣言したのでした。
はっちゃけツインテールな「亞莉紗さん」
百合漫画ではありえないテンションの、面白い娘さんでした。
「京華」のバストがあまりの絶壁だったため、自信を持つくだりが可笑しい。
前半は「紫音」・「亞莉紗」
2人の行為に目をキラキラさせてた「京華」がさらに加わるという流れ。
察しの良い方ならなんとなーく読めるかもしれませんが。
実は……で、複数えっちになっていました。(いちおうフセます)
「亞莉紗さん」はなんのかんの、どっちでも大丈夫そうね。

079:「甘いのあげちゃう」
バレンタインデーでのカップル話。
渡すのは当然チョコなんですが…タイトルそのまま、ド甘いもの。
ぶっちゃけ、読んでて嫌になるくらいの糖度がありました。
「まーちゃん」・「みぃくん」というお互いの呼び方からしてそんな感じ。
まぁ、センセの漫画にはピッタリという感じでしたけどね。
ポニーテールな彼女のが先輩で年上。
キスだけで終わらず、そのまま屋上えっちとなっていました。
他の生徒の描写はなかったですが、目立ちそう。

103:「ひめくり」
近所に住む少年「一樹」に、いつものようにスカートめくられた「栞(しおり)」
用事のあった彼女は、彼と共に図書館へ向かうんですが…という流れ。
そこそこ年齢差あるカップル。
眼鏡・みつ編みな「栞さん」は、容姿そのままの文学少女。
ただ、かと言って真面目な感じではなく、お姉さんぶって、はしゃいだりする、はっちゃけた所のある娘さんでした。
言動が楽しく、より可愛く見えますね。
言われていたそのまま、「一樹くん」には気になる存在なんだろうなぁ。
お話は本に集中する彼女に、悪戯仕掛けるのが切っ掛け。
興味持つ年頃であった「栞さん」はそれに応じて優しく教えるという展開です。
2人もう少し年齢あがったら、また違った雰囲気のカップルになりそうですね。
「一樹くん」いい男になりそうだし。
オチのコマが楽しい。
図書館では台に乗ってたため、成年漫画でのお約束な見上げパンチラがありました。

129:「Sister Game」
兄のエロゲーやってる妹「真緒」
実は毎日励んでいるものの、気持ち良さがまったく分からず。
あるいは不感症ではないか~、と悩んでいたのでした。
そんな訳で、お兄ちゃんが協力するという流れ。
もう少し年齢いけば、変わってくるかもしれないよ。
ネットで調べたところ、トラウマ要因というのが多いようでしたが…これは「真緒ちゃん」には当てはまらないか。
ゲームしつつのプレイ。
お兄ちゃんいいなぁ。
心配もそこそこに、本物であっさりいい感じになっていました。
まぁ、慌てるこたぁないわね。
まだ若いのだし。
そのまま、お兄ちゃんの制止もきかず、続行してしまうのでした。
後半では冒頭に見せていたオモチャなども使用してましたよー。

栞さん、妹「真緒」
※左:栞さん、右:妹「真緒」

151:「うぉ~みんぐあっぷ」
双子なのかな。
2人の妹とお兄ちゃんの近親モノ。
両親が外泊というチャンスであるのに、お兄ちゃんはなかなか帰ってこなかったのでした。
”今日も誘惑に負けるのだった”
そうあったので、関係は頻繁な様子。
妹「このみ」ちゃんは冒頭から既に準備中。
なんのかんの「かなみ」ちゃんも巻き込まれて、前半は彼女らの百合プレイです。
お兄ちゃん帰ってきた頃には、準備万端。
びっくりするわね。
どこに向かって言ってるんだよ
のコマが好き。

173:「CORNERing」
放課後の学校。
教室に1人残った「優菜」は、ちらほら想いを寄せる「浩太」の机で独りえっちをしていたんですが。
忘れ物を取りに戻った当人と鉢合わせてしまったのでした。
成年漫画の単独プレイは、人に見られるのがセオリー。
しかし、あーもガッツリしてるトコロを見られるのは恥ずかしいだろうなぁ
ただ、それがために巧く運んだのだからいいのか。
「優菜ちゃん」も準備万端だったので、そのままえっち発展していました。

 【 その他 】

そんなこんなで「倉澤まこと」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
個人的には好みな感じの作画です。
ただ、店頭では微妙で、どうかなー、って思いつつ手に取りました。
ちょっと↓表紙はごっちゃりし過ぎかも。
漫画の楽しそうな感じは伝わってくるんですけどね。
そんな1冊でした。
絵柄と裏腹に、漫画はそうロリロリしていないのも個人的にはいい感じ。
特に冒頭からの2人がお気に入りです。
できればシリーズで見たいですね。


すぃーとこねくしょん (TENMA COMICS JC)すぃーとこねくしょん (TENMA COMICS JC)
(2015/03/27)
倉澤まこと

商品詳細を見る

※現在アマゾン登録なし(2016/07/19)


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■ヒトカラ (かたみこいみずえ)

★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、複数
・構成 : カラー(10P)、短編×9話(うち、「ヒトカラ」×4)
・おまけ: あとがき、カバー裏に作品解説。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かたみこいみずえ」センセの「ヒトカラ」です。

伝説な女性
※伝説な女性

 【 構成・絵柄 】

収録は表題作と短編。
表題作は4話ほどの連続話で、オムニバス形式。
とある店での漫画で、舞台設定が同じである以外は特に繋がりありません。
キャラも基本的に1話限定となっていました
(※ゲストっぽい人はいた)
短編はカラー原稿のショート漫画なども含めてラブコメちっくなもの。
ベタベタではなかったものの、甘さあるお話群ですかね。
ドロっとしたややこしい人間関係はなく、爽やか
プレイでも複数が目立ちましたが、嫌な描写などはありません。
全体的に、ちょっとした変化球なネタ・ストーリーで、楽しめると思います。

しなやかな極細線での作画。
デジタルの淡い濃淡で、全体の色づきは適度なくらい。
描き込み具合もちょうど良いあたりかと思います。
コマ割りは変化多く、枠間はそこそこあったもののはみ出し多め。
拡大絵などもあって、原稿は結構ごっちゃりとしてます。
コマ内配置に、やや見辛く感じることもありました
表現はやや大きく、コメディー崩しは多め。
若干引き絵には弱さありましたが、そう引っ掛かるほどではありません
縦長気味の人物絵で、しっかりとした鼻筋が特徴。
そう極端なデフォルメでなく、リアル・漫画の微妙な中間あたりな雰囲気です。
だいたいカラーそのままの判断で問題ないと思います。
あるいはサンプル豊富な「ヒット出版社」さんのサイトが見易くてオススメ。

 【 収録話 】 9話収録

003:「放課後指導」 カラー原稿
007:「さそいねこ」 カラー原稿
冒頭の2話はどちらもカラー原稿の漫画。
4ページのショートものです。
前者は眼鏡で厳しめな女教師とのえっち。
眼鏡で前髪をそろえたロングヘアな黒髪で、真面目そうな容姿。
生活態度などをとがめつつ、なぜか手は下半身に伸びるのでした。
設問1、2が楽しい
後者は猫耳女性とのえっち。
3タイプ登場し、複数展開となってます。
中盤の貧乳な娘が可愛い。

011:「ヒトカラ」
039:「ヒトカラ×2」
069:「ヒトカラ×3」
097:「ヒトカラ×4」
都内某所のビル内にある、1人カラオケ専門店「Cantante Solitario」
一見さんお断りの会員制ヒトカラ専門店で、充実したカラオケ設備は無論のこと、部屋はホテルのような風情。
各部屋には充実したモニタ設備があり、即えっちOKの出会い系という側面もあったのです。
だいたいそんな感じ。

各話は舞台がヒトカラ専門店「Cantante Solitario」というだけで、繋がりはありません。
そちらのシステムにハマった男女のオムニバスストーリーという感じ。
解説によると、当初は1話限りの短編だったようですが。
2話以降はネタも凝ってきていて、特に最終4話はややじんわりくるような良いお話
優れた設定を生かした漫画群となっていました

歌月ちゃん、こねこさん
※左:歌月ちゃん、右:こねこさん

そもそも短編予定であった1話目。
ほぼこちらでシステムとか完成されていましたね。
センセは謙遜されていましたが、良いシステムだと思います。
(儲けは度外視になっちゃうだろうけど)
友人(容姿は次の「しとやかしもやか」の男子とそっくり)から、会員招待権を貰った「カワタ」
同じく客であった「オオヌキ」と共に、女性「ミノリ」の部屋へ突入したのでした。
そんな訳で複数展開。
こうした店なので当然かもしれませんが、あっさとしたえっち展開です。
ヒロイン「ミノリさん」は穏やかな物腰の落ち着きある女性。
たぶん人妻ではなかろうか。
男子2人を相手に余裕の振る舞いでした。
そんなこんなで、「ミノリさん」の背景が明らかになる後半に注目。

2話目は…前話から1年後の原稿なんですね。
店内では「歌月(かつき)」と呼ばれる女の子が主人公。
仕事でストレスを抱える彼女は、店で”モニタ視聴のみ可”の設定として、カラオケ、1人プレイなどの映像を流していたんですが。
次の刺激を求める彼女は、思い切って”入室可”の設定に変更してみたのでした。
こちらの「歌月ちゃん」が今回の↓表紙。
あるいはこの店のシステムを十二分に利用してるのが彼女かもしれません。
アイドル仕様な店での彼女と、普段の地味目な様が楽しい。
彼女目当てのギャラリーも多く、入室可とした際には3名ほどが駆けつけていました。
ピッタリMAX人数でした(3名可としたのは、間違いによるもの)
さすがに厳しいルールある店だけあって、ちゃんと許可を取ったり、オチでの行為とか男性陣らもイイ人揃いでした。

3話は裏表紙の2人。
店員の勧めで女装して店を利用していた「恵(ケイ)」こと「恵(めぐむ)」
声が高めで華奢な体型もあり、ほぼ女性そのものとなった彼。
”歌友”として女性客らと店を楽しんでいたところ…その日部屋に来た「月乃りりん」はやや様子が違っていたのです。
まぁ、こうした娘もいるだろうからなぁ。
彼女の凄いのは、男性だとバラした「恵」に対しても、
お姉様がお兄様でも構わないの
とかなんとか、まったく意に介さない点。
えらくガツガツしてました。
部屋に来た当初は可愛らしい感じだったんですが、えっち最中のが素かな。
後半では次の最終話に繋がるような話題もあったので、見逃さないように
また、冒頭では1話目の「カワタくん」らしい男性が顔を見せています。

最終4話は共にカラオケするものの、なかなか進展しない「ナガト」・「こねこ」のカップル話。
勿体ないので詳細は伏せますが。
店のオーナーという女性が登場。
彼女の誘いで、”特定の方にご案内している”という部屋へ連れかれる流れでした。
成年漫画のこうした話としては、失礼ながら意外にもキチンとした優しい最終話となってます。
まぁ、良かったわねぇ。

129:「しとやかしもやか」
清く正しい交際期間を経て、ついに彼女「亜寿沙(あずさ)」とのえっちにこぎつけた「清士」
完全無欠なお嬢様だと思われていた彼女でしたが。
そっち方面にも真面目で、意外なことを口にするのでした。
まぁ。勝手にやっててください、というラブラブえっち。
ああした娘のエロい発言は良いですよね
知ってる体位に気付いて目をキラキラさせてる様がキュート。
着ている服装も清楚でお嬢様っぽく、いい雰囲気でした。

153:「Street すいーつ」
正式名称「中瀬通り」は一部の間では「ヌカセ通り」と呼ばれていて。
”下着をつけない女性が出没し、それを指摘するとえっちができる”
”一度会うと、二度とその女性に会えなくなる”
そうした都市伝説があったのでした。
仕事に疲れていた主人公がその通りを彷徨っていたところ、目前にその女性が現れたのでした。

ポニーテールでいかにも活発そうなヒロイン。
制服姿でかなりスカート丈は短く、なるほどああしてチラ見えすることはありそう。
追っかけた彼と結構強引なえっち展開となっていました。
…捕まるぞ。
まぁ、そうした素っぽい反応が、オチに繋がるんですけどね。
結構はっちゃけたオチでしたが、ある程度の納得感はあり
爽やかで良いまとまりとなっていました。

お嬢様「亜寿沙」、佐々良
※左:お嬢様「亜寿沙」、右:佐々良

179:「sf~strange fXXX?~」
朝起きるたび、体になんらか変化が起こる体質の「史哉(ふみや)」
この日は、”握った手に男性自身が生える”という妙なもので。
家で大人しくしていることとした彼に、「佐々良」はそれを使ってのプレイを提案したのでした。
他の事象(左右の足が逆になる、なぜか男性からモテる)などと比べて、結構気味悪い事態となっているんですが。
ああした際、笑ってえっち提案してくるような「佐々良ちゃん」の存在は大きい。
いい娘さんだ。
ツインテールのロリっとした可愛らしい娘で、見事な貧乳具合です。
3本相手に楽しんでいましたよ
オチではまた大変なこととなってましたが、その間股間どうなってるんだろう。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「かたみこいみずえ」センセでした。
こちらのブログでは「ふらちなりんぐ」を紹介しています。
これが9冊目くらい?
「ヒトカラ」とはなんじゃらほい??
そんな感じで手に取りましたが…なるほど、1人カラオケなんですね。
カラオケ店でのえっち発展は成年漫画でそう珍しくないものでしたが、こうしたアプローチはなかなか新鮮
お話もブラックに落ち込まず、爽やかさのある良いものでした。





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■ホントはHしてみたい (くまのとおる)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、ショートカット、コメディー
・構成 : 短編×10話(うち、「オンナノコする?」×2)
・おまけ: カバー裏にあとがき・別絵、描き下ろし「ゴホウビタイム」
      
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「くまのとおる」センセの「ホントはHしてみたい」です。

双子「るい」・「ゆい」
※双子「るい」・「ゆい」

 【 構成・絵柄 】

収録は短編と描き下ろし。
描き下ろしは後日談漫画で、シチュエーション異なるえっちシーンが楽しめます。
ジャンルはラブコメ。
一部コメディーが強いものもありました。
ほぼカップルでの初体験話で、初々しく緊張感あるところがポイント
プレイ・お話どちらにも変な偏りはなく。
安心して楽しく読める作品群でした。
正直なところ、そう目立つ作品はなかったものの、全てにおいて高い完成度です。
なお、登場ヒロインはショートッカットな娘さんばかり。
そんなんがお好きな方らもオススメです。

スッキリとした丁寧な線での作画。
濃淡・全体の色づきは適度なくらい。
描き込みはそう細かくなかったものの、不足感はありません。
このあたりのあっさり気味なタッチが、成年漫画っぽくない雰囲気になっていたと思います。
ただし、好みによって良し悪しかも。
コマ割りは中小で複雑さはなく、枠間も確保されていました。
そこそこ白比率あり、枠内の収まりも良く。
原稿は見易くまとまっています。
表情や動きある絵も優れていて、表現にも引っ掛かるところなく。
背景・小物なども全体と合い、よくまとまってます。
人物絵は細身なスタイル。
ぱっちり目ではなく、横長でやや半開きっぽい様が独特でした。
派手さには欠け、一部バランス面に独特なところもあり。
先のタッチ面と同じく、人によって好みが分かれる部分でしょう。
↓表紙などカラー絵はやや異なり、白黒絵の良さが発揮されていません。
できれば「S2COMIX」などで立ち読みチェックするのをオススメします。

 【 収録話 】 10話収録

007:「ルイトモ」
カメラが趣味の「原田」くん。
しかし、スマホにカメラは当然という今では、同好の士は見つからず。
寂しさを感じていたところ、カメラ店で同じ学校に通う「槇野」さんと鉢合わせたのでした。
ベリーショートという髪型で、さっぱりとした服装の「槇野さん」は裏表紙左の娘。
彼女とは名前を知っている程度の関係。
誰に対しても素っ気なく、
一緒に何か撮りにいかない?
そう店頭で誘われた際には、やや引き気味でさえありましたが。
同じ趣味な彼と関係近くなるにつれ、目に見えて可愛らしくなっていく様がお楽しみいただけます。
酔っぱらった「槇野さん」がまたキュートなので必見。
まさか彼女からお誘いあるとは、「原田くん」ともども驚きでした。
まぁ、成年漫画なんですけどね。
あーまでした彼女が、オチではやや元に戻っているところがまた素敵。
「原田くん」頑張んなさい。

029:「ふたりのヒミツ」
双子「るい」・「ゆい」の姉弟な近親話。
よくある感覚共有ネタなのですが、この2人は相手の見た夢が直接共有されている強いもの。
確かに思春期だとややこしいですわね。
男子の夢なんてそんなんばかりでしょうから。
顔だけでなく、髪型までそっくりな2人は目次絵でカラーが見れます。
後日談みたいな雰囲気で色々妄想できますね。
とりあえず何事もなかった2人なんですが。
うっかり、「ゆいちゃん」の全裸を目撃してしまったのがトリガーです。
(※ただし、それも裸見てそのまま~でないのはなんだかリアル)
そんなこんなでの夜中の鉢合わせシーンが非常に良かったですよ。

槇野さん、ユキさん
※左:槇野さん、右:ユキさん

049:「屋上スクールデイト」
よく屋上で独りの時間を楽しんでいた「新條ユキ」
そこに、同じく人付き合いを苦手としていた「前山タツヤ」がやってきたのでした。
「ユキさん」は裏表紙中央。
ベリーショートで凛々しい雰囲気の美人さんです。
こちらの切っ掛けとしては、冒頭話「ルイトモ」と似た感じ。
「タツヤくん」は人間(特に女性)を苦手としているんですが、「ユキさん」の症状は彼ほど深刻なものではないらしく。
台詞にもあったように、ああした付き合いが”面倒”なだけなのでしょう。
そのため、後輩でそのあたりをわきまえているだろう彼は、相手として良かったのかもしれません。
屋上サッパリとしたえっち展開。
ラブラブでなだれ込むより、2人のタイプに合ってる流れでした。

069:「トモダチよりも…」
「ヒロ」を含めた友人4人での部屋飲み。
これまで、浮いた話はなかった「ヒロ」に告白された経験があると知った「アキ」
荒れてそのまま酔い潰れてしまったのでした。
眼鏡の「アキさん」はカバー裏右。
既におっぱい出てるそちらと違い、本編ではより女子っぽさが薄く。
ううむ、色気ないなぁ。
ある意味、男連中との飲み会に参加するに相応しい恰好なのかもしれませんが。
そうした中、お互い好意を持っていた「アキ」・「ヒロ」は友人らのサポートもあって切っ掛けを得て、えっちに至るのでした。
ぎこちない「アキさん」のリアクションが楽しい。
やはり脱ぐと断然女性っぽく見えるから不思議ですね。

089:「ホントのキモチ」
告白してクラスメイト「川井紀子」と付き合うようになっていた「松田」
頼み事を基本嫌とは言えない彼女を見ていて、ふと自分の告白にも不安をもってしまうのでした。
ごく簡単にはそんな感じ。
多くのヒロインを押しのけ、↓表紙を単独で飾ることとなったのは「川井さん」でした。
あとがきを見る限り、センセのお好きな色が濃く出たエピソードみたい。
単行本タイトルもこちらに近い感じですからね。
ショートカットの「川井さん」は、大人しくあまり表情を変えない女性。
2人の場面を見ていても、おおむね「松田くん」が話しかけている感じでした。
彼がああした感覚になるのも、無理からぬところなのでしょう。
このカップルが良かったのは、そんな気持ちを彼が素直に伝えた点
えっちの切っ掛けとなっていました。
よかったわね。
オチでの「川井さん」がまたやたらキュートなので、最後まで必見

109:「面倒みてもらっても?」
美人で面倒見も良く、生徒からの信頼が厚い教師「春日夕美」
しかし、家ではだらけ放題で、ロクに家事も片付けもせず。
その従弟で部屋に居候している「立花太一」がその面倒を見ていたのでした。
とくに稼ぎもなく、居候させてもらっている身なのだから、家事は彼がやるべきかな。
自由になる時間も教師の「夕美さん」よりはあるだろうし。
ビール片手にした部屋着は思春期の男子には何かと我慢が多そう。
えっちへの切っ掛けは、何気にない会話で彼が嫉妬心を見せたため。
漫画の視点は「太一くん」なのですが、「夕美さん」の視点ではああ見えて結構じっくりタイミングを計っていたのかもしれませんね。
学校では生徒という立場をキッチリわきまえていた「太一くん」だったので。
ここは逆に校内でえっち仕掛けてもらいたいなぁ。
なお、教師「夕美さん」はあとがき部分を担当してます。

129:「オンナノコする?」
193:「ゴホウビタイム」 描き下ろし
赤点で再試験となってしまった「長嶺武」
部活の主将である彼は次も同じような結果となる訳にはいかず。
幼馴染みで成績優秀な「涼」に勉強を見てもらうべく彼女の家を訪ねたのでした。
ショートカットで男の子っぽい様が可愛い「涼ちゃん」は中扉でカラーが見れます。
そちらでも描かれていましたが、雰囲気そのまま色気ない下着がいかにも合っていて好き
冒頭ではそんな彼女の独りえっちが描かれているんですが。
成年漫画のセオリーと違い、いちおう鉢合わせることはありませんでした。
ただ、本来は自らの想いをそう簡単には口にしないだろう「涼ちゃん」が告白する切っ掛けとなっていました。
直前でちょっと冷静になったところがまたキュート。
初々しくていいなぁ。
描き下ろし「ゴホウビタイム」は2人の後日談。
すっかり慣れてきている「涼ちゃん」が素敵でした。
いそいそと下着下ろすコマが好き

涼ちゃん、霊能カウンセラー見習い「麻宮まこと」
※左:涼ちゃん、右:霊能カウンセラー見習い「麻宮まこと」

149:「成仏しましょ!」
169:「動物園のお仕事」
あとがきによると、こちらの2話が1、2作目の様子。
確かに他と違うテンションで、コメディー色の強い作品に仕上がっていました。

未経験で亡くなったため、成仏できずに彷徨っていた霊「須藤進介」
そんな彼の前に、”霊能カウンセラー見習い”という「麻宮まこと」が現れたのでした。
前者「成仏しましょ!」はそうしたお話。
誰にも認識されなかった霊「進介くん」
しかし、「まことさん」は見習いながらもコミュニケーションが取れるだけでなく、触れることも出来。
まだ経験浅い彼女は「進介くん」の切実(笑)な訴えにえっちを承諾してしまうのでした。
シヨートカットが可愛い「まことさん」
巫女服が良いですね。
彼女はカバー裏にも描かれているんですが…ぶっちゃけ、そっちの絵のがいい感じ。
前後のお話が気になります。
オチはドがつくコメディー調でした。

続いて後者「動物園のお仕事」
個人経営で、従業員は2人だけという小さな動物園。
そちらの熊は仲良いものの、園内で育ったためか”子供がどうできるかわかっていない”ようで。
「羽澄千鶴」の提案を受けた園長は早速実践することとしたのでした。
前話よりもコメディーちっく
各話のヒロインは、単行本のどちらかに描かれているんですが…「千鶴さん」だけはどこにも見当たらず、なんだか気の毒。
本能的なものなので、普通は勝手に交尾するものでしょうけれど。
果たして、人間のソレが動物に伝わるものかな?
まぁ、漫画なんですけどね。
作業服姿の「千鶴さん」が可愛かったので…えっち前に脱いで準備万端となってしまったのがやや残念
脱がせたかったなぁ。
姿勢も正しく~」は、実にいい方便だと思います。
しかし、個人経営で熊からライオンまでおり、経営大変そう。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「くまのとおる」センセでした。
こちらが5冊目の単行本でいいのかな?
初の成年コミックスおめでとうございます!
さすがの完成度でした。
個人的には、いかにも成年っぽくない雰囲気がお気に入り。
ヒロインの空気感というか、テンションが好みでした。
個人的には「ルイトモ」の「槇野さん」、「オンナノコする?」の「涼ちゃん」ですね。
後日談での「涼ちゃん」がまた魅力的だったので、本編と違って慣れた「槇野さん」も見たいです。




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■人妻な彼女 (コア助)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [一般] 人妻、巨乳、むちむち
・構成 : 短編×9話収録。
・おまけ: あとがき・あとがき漫画、ゲストページ。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「コア助(こあすけ)」センセの「人妻な彼女」です。

女医さん、人妻「長谷川さん」
※左:女医さん、右:人妻「長谷川さん」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
タイトル通り人妻とのえっちストーリーです。
1話完結で、進行としてはラブコメちっく。
旦那いる女性も多いですが、背徳・深刻みたいなキーワードなく。
皆さん、えっちを楽しんでおりました
そう人妻然としてないのは、読み手にとって良し悪しかも。
各ヒロインは、まるっとした立派なバスト具合が特徴的。
らしい、むちむち感が味わえます。

太く濃さのある線での作画。
濃淡はデジタルな感じでやや薄め、全体の色づきはそこそこ。
描き込みは丁度良いくらいだと思います。
結構細かいコマ割りで賑やかな原稿具合。
目立つ乱れ・崩れはなく、安定しております。
表現は全体的に軽めで、コメディーちっくなもの。
若干引き絵が弱いですね。
人物絵は幅広な輪郭でしっかりとした鼻筋、大きめな目が特徴。
可愛いっぽい雰囲気のヒロイン像となってます。
バストの大きさがためか、やや動きに硬さを感じるところがありました。
(そう大きな違和感というほどではありませんが)
一般えっち系でよくまとまったタイプだと思います。
そう変化はないものの、↓表紙・裏表紙よりキュートな印象です。

 【 収録話 】 9話収録

005:「隣の痴奥さん」
お風呂に虫が出た、とのことで助けを求めてきた隣の人妻「吉川」さん。
向かった「玉井」くんは、ひょんな拍子で彼女に突き飛ばされ、怪我をしてしまったのでした。
ああして隣に助けを求めるというのは…そこそこ付き合いはあったのかな。
ただ、あのほほ全裸みたいな格好(タオル巻いてるだけ)で玄関まで来るのは凄い。
まぁ、漫画かなぁ…。
後にお詫びを兼ねて訪ねて来た際にも、透け透け・ノーブラという姿だったので、そっち方面に無頓着なのかも。
(※ちなみに下も穿いてなく、誘う切っ掛けとしています)
買い物に付き合うのを「デート」とか言っており、はっちゃけエロ人妻でした。
持て余してたのかな。
ショートカットの可愛らしい人でしたよ。

隣の人妻「吉川さん」
※隣の人妻「吉川さん」

025:「親子カンケイ」
突然訪ねて来た少女「珠希」は、高校時代付き合っていた先輩「早苗」の娘でした。
母から「和史」が父親だと聞かされていものの、本人に自覚はなく…と、そんなオープニング。
妙な展開でのWヒロインもの。
もともと付き合っていた「早苗さん」はまだいいとして。
娘「珠希ちゃん」があーまでするのが、ちょっと弱いなぁ。
現在の夫に不満あるらしく、色々愚痴っていたようではあるんですが…じわじわ洗脳されてったという事か。
母「早苗さん」の血を受け継ぎ、「珠希ちゃん」も立派なバストの持ち主。
自信もあるようで、あっさり胸ひらけかしてましたよ。
オチでは衝撃の一言が

043:「真夜中の人妻病棟」
胃潰瘍だと診断された「佐藤」
不摂生な生活を正す意味もあって、無理矢理入院させられてしまいました。
霊が出る、という冗談混じりのような噂を看護師より聞かされていた彼は、夜中のうめき声を確かめに行ったところ…そこには先の先生がいたのです。
だいたいそんなん。
美人女医さんとのえっち展開。
夜勤が続いてストレスが溜まっていたとのこと。
そりゃそうだわね。
えっち漫画での単独プレイは目撃されるのがセオリー、ということで、こちらもそんなん。
せめて鍵かけるとかなんとか、対策してください。
冒頭はストレスがためか、キツイ表情で描かれていましたが、なかなか可愛らしい方でした。

063:「発情妻とオナニート」
大家の子「まさと」にピアノレッスンすることとなった人妻「長谷川」さん。
彼はいわゆるニートで、部屋は散らかり放題。
足の踏み場もない状態だったため、片づけを始めたところ…驚くべき行動をみせたのでした。
いきなり押し倒されたりしなかったのは良かったものの。
凄い事するなぁ。
そんな危険な場所へ、あーんな状態で行ったならば、そりゃーえっち発展するのが当然。
きゃ!なんで!?
なんて可愛らしい仕草してる場合じゃないでしょ。
まぁ、後半は彼女もノリノリでしたけどね。

081:「気持ちいい社員寮」
どうにか就職できたものの、「飯島久道」の配属先は見た目もボロい社員寮の管理人。
住人「琴音」・「ミサキ」はどちらも女性であったため、こき使って追い出そうとしたんですが…彼は意外な才能を見せたのでした。
あの仕事っぷりを見るに、彼の配属先は実に適正なもの
人事部が凄いのかな。
(※いかに社員寮とはいえ、あの程度の規模で社員1人をつけるのは会社裕福なのか、2人がよほどの重要人物なのか…)
もともと男嫌いでタイミングも悪く、追い出すことに必死な眼鏡の「琴音さん」に対し、早い段階から「ミサキさん」は心を許しており。
双方の思惑を手玉に暗躍した彼女によって複数えっち展開になってました。
いいなぁ。
しかし、この会社メインの仕事はなんなんだろう。

099:「赤い糸ごっこ」
”赤い糸が見える”という会社員「間島」
その相手は…人妻で彼の上司だったのです。
漫画の表現として、その糸は結局描かれていません。
本当かいな。
ヒロインである上司の課長さんは、凛とした美人。
対称的に彼はパッとしない雰囲気なのですが。
こうした話では珍しく仕事できる男性
占い師のアドバイスを受け、志願して残った残業中でも役立っていました。
さすがね
とか言われてましたよ。
えっちへの切っ掛けは相談を持ちかけたことから。
ちょっと面白いので、この後は敢えて伏せておきますが…彼女の台詞に注意し、じっくり見てみましょう。

121:「人妻・美音子の悪戯」
旦那との喧嘩が牽引で、地元に帰ってきた、母親の親戚「美音子」さん。
「紡(つむぐ)」くんとは昔馴染みの関係でした。
彼にとっては頭の上がらない姉的な存在。
買い物に付き合わされたりしていたものの、その一方で性的な事も彼女から教わっていて。
こちらでは久しぶりのお誘いが切っ掛け。
まぁ、あんなんずっと目にしてたら、そりゃ溜まらんわね。

上司の課長さん、ファミレスの店長さん
※左:上司の課長さん、右:ファミレスの店長さん

139:「恋敵は斉藤さん」
ファミレスの店長に恋するバイトの「菅野」くん。
しかし、彼女には”普段は家でゴロゴロしてる”という「斉藤さん」と言う名のヒモ彼氏がいるという噂があったのでした。
眼鏡のさっぱりとした美人という店長さん。
1人呑みじゃつまらん」と誘われたのが切っ掛け。
酔いつぶれた彼が店長宅で介抱されるんですが…本編で描かれてたそのままベタな展開でのえっち発展でした。
だいたい想像できるとは思いますが、「斉藤さん」の正体もキッチリ判明します。

157:「湯けむりW人妻旅情」
目前で恋人に振られた「智生」
その様が気の毒であったため、学生時代からの友人「鈴香」らは彼を誘ったのでした。
ちょっと雰囲気異なる女性らとの温泉えっち。
人妻との複数でした。
なにげに卓球シーンが好き。
黒髪の女性は最後まで名前がわからず、ちと残念。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「コア助」センセでした。
こちらのブログでは「おとなのこ」、「ゆるふわビッチ、「熟れ処女」などを紹介しています。
別名義「阿久津俊」の単行本も含めて、こちらで5冊目くらい?
今回は人妻でまとまった単行本。
センセ描かれるむちむちっとしたスタイルと合っていて、いい仕上がりでした。
バランスも良かったです。
↓表紙の女性は冒頭話の「吉川さん」ですかね。
ポーズと配置はいいものの、下着デザインがちと色気に欠けるもので残念。
色もあーかなー、ってひょっとして単行本が一般系なため??
本編では下着着けてなかったですが。




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