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■サカリまつり (きづかかずき)

★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、巨乳、コメディー
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、短編×10話
     (うち「サカってますシリーズ」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、加筆修正あり。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「きづかかずき」センセの「サカリまつり」です。

杏ちゃん、マネージャー「ありんさん」
※左:杏ちゃん、右:マネージャー「ありんさん」

 【 構成・絵柄 】

収録10話のうち、連続話が1つ。
直接繋がりあり、前後編みたいなものでした。
ジャンルはラブコメで、コメディー色の強いものです。
色々あっても、楽しく描かれていました。
↓表紙そのまま各ヒロインの巨乳っぷりが見事。
当然ながら、漫画内でもそれをピックアップしていて…。
大きいのがお好きな方は、あちこちプレイに満足頂けると思います
前半は学生、後半は社会人なお話になっているのですが、後者の登場人物らは仕事に疲れていました。
そうした経験があるのか、あるいはセンセの現状がそんなんなのかなぁ。
まぁ、おっぱいを堪能してリフレッシュしましょう。

柔らかな極細線での作画。
全体の色づきは適度で、濃淡もやや黒が強いくらい。
描き込みも過不足ありません。
コマ割りは中小でやや変化大きめ。
ちらほらはみ出していたものの、丁寧なデジタル画で安定感もあり。
見易く仕上がっていました。
漫画は派手目なコメディーちっくでお上手。
カバー裏にまとまっていましたが、男性陣の様々な反応が楽しい
人物画は広い輪郭と濃いまつ毛で漫画っぽい可愛らしさ。
↓表紙そのままに、たっぷりとした巨乳具合が特徴です。
大きいバストサイズも巧く処理されていて、違和感はありません。
人物が良い反面、小物はやや微妙。
もうひと質感欲しい気がありました。
判断については、カット絵なども見易い裏表紙が良いでしょう。

 【 収録話 】 10話収録

:「メイド、お借りします!?」 カラー原稿あり
彼女と長続きしない「桂木」
バレンタインも近づく頃、ついにデリヘルに手を出したのです。
やって来た「杏」はサービスと称してメイド服を着ており
そんな彼女に恋人プレイをお願いしたのでした。
実はカラー原稿部分は2回戦目の模様。
「杏ちゃん」はサッパリと明るく可愛く、依頼して正解ではあったものの。
この娘の代わりを探すのは、かなり大変だろうなぁ。

:「僕たち、サカってます」
:「わたし、サカってます」
次の試合で引退ながら、また1勝もしていなかった男子バスケ部。
そこで、キャプテン「中林」はマネージャー「ありん」に、
勝ったらおっぱいを揉ませてほしい!!
そう頼み込み、“50点差で勝利したら”という条件を引き出すことに成功したのでした。
そんな訳で、部員らとの複数えっち。
↓表紙はマネージャー「ありんさん」です。
揉ませて~というお願いでしたが、複数でかかっていたため…。
それぞれ暴走し、あっさり直接行為に。
漫画はコメディータッチで描かれ、「ありんさん」もなかなか図太い神経の持ち主で。
ヘタすれば超プラック展開にもなりそうな漫画を、明るいものとしていました。
事実、その後のバスケ部を描いた続編「わたし、サカってます」でも変わらずマネージャーとして部に参加してましたから。
そちらは顧問教師とのえっち。
これ、実は前話は前フリのようなもので、続くこちらのひとコメディーが実に楽しい
どんなんかは勿体ないので、ぜひ単行本にてご確認ください。
まぁ、立派なバストなので、みなちらほら気になってたんだろうなぁ。
あるいは弱い原因は彼女にあったりして。

柊先生、戸村ひな
※左:柊先生、右:戸村ひな

:「おっぱいと芸術と」
全日本学生美術展の締め切りが迫る中。
唯一の美術部員「高木」はスランプに陥っていました。
実はその原因はハッキリしており…。
教師「柊」に直接お願いすることとしたのでした。
ヒロインで教師の「柊さん」は丸眼鏡の巨乳さん。
もっと下の学年相手にしている言動で、あんなんされたらスランプになるのも納得
また、直接お願いしたら、ちゃんと見せてくれるのが良いですね。
あれはプラン1、2ではなく、直接頼んだので正解でしょう。
母性が非常に強いらしく、えっち途中でも良い台詞を言ってました。
オチはあーだったものの、あの後はまたお願いすればなんのかんのサセてくれそう。
続編が見たいです。

:「一回抱いてみ!?」
同棲して半年になる「大志」と「唯佳」
しかし、なぜか彼は一度もえっちを迫ってきてなく。
ついに「唯佳」はキレてしまったのでした。
この2人は…性癖合わなくて別れるのではないかなぁ。
ポニーテールな「唯佳さん」は可愛らしい容姿とは裏腹に、男勝りな女性。
(※当人曰く「目ぇコワイとかよく言われる」とのことでしたが)
性欲も強そうで、よくもまぁ半年もの間我慢してたなぁ
対する「大志くん」はおっぱいフェチ。
プレイは自分勝手で、あれでは単独プレイと変わらず。
「唯佳さん」は大変だ。

:「せんせい、わたし…」
「拓馬」が「戸村ひな」の家庭教師になって半月あまり。
彼女の成績は上がらず、そろそろクビではないかという状態。
いっそのこと、とずっと気になっていたそのバストに手を出したのでした。
「ひなちゃん」はショートカットの可愛い巨乳美少女。
ただ、学力は残念な感じでした。
あの点数は…親御さん怒って当然。(平均点がどれくらいか不明ではありますが)
うん、学習したものとか栄養とか、全て胸に集中してるんだろうなぁ(笑)
実際、覚えたえっちには貪欲に取り組んでおりました。
えっちな行為しつつ、勉強するってんでもないのね…。
こりゃ次回で確実にクビか。
(※それで派遣されてきた家庭教師に、「ひなちゃん」から誘ってえっちになるのかな)

:「ワンナイト・フラストレーション」
先輩の奥様「美月」さんとのえっち話。
この人酔うといつもこうなの…
冒頭ではそんな発言をしており。
たぶん…旦那が同僚をほ連れて来る度にあーなのではないか、と。
視線妖しく、誘い方も手慣れていて。
こんな風に~」って台詞は初回のサービスみたいなものではないかな。
「黄瀬」くんはこれから大変だ。
あるいは、旦那はそんなん承知してたりして…。

:「極楽湯屋」
残業続きな仕事に疲れていた「西川」
部長の勧めで”従業員全員巨乳の温泉旅館”という「夢椿姫」へ行くこととしたのでした。
担当する中居「楓」・「聖」の2ショットはあとがき絵にも採用されていた、景色良いモノ。
いいですねー、おっぱい旅館(笑)
こちら、単に巨乳が接客してくれるだけでないのが、ポイントです。
成年漫画ですしね。
ああしたサービスで、あのオチは仕方ないか。
それでも実在して欲しい。

中居「聖」・「楓」
※中居「聖」・「楓」

:「STAND UP」
残業で終電ギリギリなものの、飲んで帰ることとした「飯田」
夜の繁華街で大学のゼミで一緒だった「橘」と再会。
2人して飲むこととなったのでした。
昔憧れていた彼女の、現状が色々大変そう~というもの。
うん、まぁ…学生時代と社会人とでは、訳が全然違いますよね。
オチを見るかぎり、漫画はこの後も巧いこと運びそうではあるものの。
「橘さん」の言動から、どーにも「飯田くん」では荷が勝ちすぎているような気がして。
ブラックな想像をしてしまいました
巧くいけばいいな。

:「セックス オフ ザ ビーチ」
付き合う「紗良」は水着のイメージガールなどの仕事をしているグラドル。
久しぶりのオフに海へやってきたのでした。
メインの仕事着で、特に変装などもしてなく。
普通に彼氏と歩いていて、イベント等にも参加しておりました。
まだ売り出し中らしく、彼氏の懸念より認知度は低めなようです。
あのバストサイズでのビーチバレーは…ポロリを期待する男性が集まってくるだろうなぁ。
海でのデートは浜辺えっちがセオリーなのですがり。
とある理由がため、部屋内でした。
まぁ、その方が普通ですわね。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「きづかかずき」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
良い巨乳っぷりでした。
原稿は最近のものでまとまっていて、加筆修正もあってか安定していたのが嬉しい。
漫画のうち社会人なエピソードは色々裏を疑ってしまうので。
コメディー色の強い前半のマネージャー「ありんさん」とか、教師「柊さん」が好き。
あるいはその後の「ひなちゃん」とか見たいです。




サカリまつり

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■春衡伯爵家の事情 (菊月太朗)

★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 時代、メイド、ラブコメ
・構成 : 初単行本、7話収録(全て表題作・1巻完結?)
・おまけ: あとがき、合間に作品解説、参考文献、加筆修正あり、
     カバー裏に「春衡伯爵家の事情」が出来るまで。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「菊月太朗(きくづき・たろう)」センセの「春衡伯爵家の事情」です。

文
※文

 【 構成・絵柄 】

収録は全て表題シリーズです。
同人誌で発表されていた漫画をまとめたもの、でいいのかな。
加筆修正があり、全くそのまま収録ではないらしく。
持っている人は…違いを見比べるという楽しみができると思います。
なお、収録話はちゃんと終わっていましたが、お話には別ルートがあるようで。
続巻ではないでしょうけれど、シリーズの漫画はまた発売がありそうでしたよ。
”明治浪漫の旗手”
そんな冠をつけられたセンセですが…そんなんは伊達でありません。
ちょっと読み進めれば、中扉カラーページ(特に後ろ側)での、いかにも楽しげなイラストからは想像もできないような、よく描写された世界に圧倒されることと思います。
詳しくは後述しますが、単にラブコメ漫画としても優れていて。
こちらが驚かされる、高い完成度の1冊でした
オススメします。

しっかりとした強めな線での作画。
描き込み・色付きはしっかり。
お話の事情も手伝って、濃淡は濃い目です。
コマ割りは変化少なく安定。
おおむね枠間は確保されていて、それなりに白比率があり。
絵柄はぎゅとした濃さありつつも、コッテリ見易い原稿でした。
全体丁寧で安定していて、乱れ・崩れはありません。
解説などで書かれているように、こだわりの背景や小物は見事。
特に意識しなくとも、そのたっぷりとした雰囲気を感じられると思います。
また、それでいてメリハリあるので、主張し過ぎな印象もありません。
人物らも同様で、良い意味で普通にラブコメちっく。
適度にコメディー崩れし、また可愛く描かれていました。
そうした、ほどよい加減は見事
ソレっぽくないテイストでの成年漫画がたっぷり楽しめると思います。
カラーはまたその良さあるのですが、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
個人的には白黒絵のが味あって好きです。

 【 収録話 】 7話収録

005:「春衡伯爵家の事情 壱」
033:「春衡伯爵家の事情 弐」
061:「春衡伯爵家の事情 参」
097:「春衡伯爵家の事情 肆」
124:「春衡伯爵家の事情 ~コルセット篇~」
133:「春衡伯爵家の事情 ~令和篇~」
185:「春衡伯爵家の事情 ~産養~」

時は明治20年。
「静」はとある伯爵家、春衡家に女中として御奉公に上がったのでした。
そんなんがオープニング。
ごく簡単には、一族男子と仕える女中らのラブコメ話です。
メイドさんらとイチャイチャ…ってな漫画ですわね。
あとがき、解説の詳細な文面からだいたい察せられると思いますが…。
書かれていた「時代考証に6カ月以上」という努力っぷりは半端なものではなく。
いわゆる、”普通の成年漫画”とは大きく外れた、あちこち描写に優れる傑作漫画というべき仕上がりです。
素直に凄いなぁ、って感じました。
特に意識なくさらっと読んだだけでも、そんなんはじんわり伝わってくることと思います。
…で、それでいて。
普通のラブコメ漫画としても出来は十分に素晴らしく。
妙に硬くなり過ぎることもなく、うまーいこと漫画サイズに落とし込まれていたような印象
ヒロインらはごくごく可愛らしく、また成年系として損させないエロス感がありました。

ただ、そのこだわりは普通に読むには多少のマイナス点にもなってます。
作中の台詞、単語などもしっかり時代がかっており、また各登場人物は春衡家の面々に対し、憚って直接名を呼ばないなどなど、ちょっとぱっと分かり辛いところもありました。
些細な事ですけどね。
まぁ、単純にえっち追いたい人は、周辺事情すっ飛ばして読み進めちゃうんでいいと思います。
そんなんでも十分楽しめるので。

静、雪子
※左:静、右:雪子


 【 春衡伯爵家の事情 登場人物 】 ※ネタバレ避けるため説明は最小限です。

■壱。
「春衡芳朝」 とも。菊じるし様。学者莫迦。
「静」     芳朝付き女中。父親は五位様の教師。彼女も英語が堪能。 
■弐。
「春衡芳則」 五位様。若殿様。春衡家嫡男で事業を成功させていて、人望も厚い。
「雪子」    若奥様。芳則の妻。もともとお姫様育ち。
■参。
「春衡芳竹」 殿様。西洋好き。妻「梅子」は故人。
「文」     御台所付き女中
■肆。
「春衡芳成」 元服したばかりの八男。
「ヒバリ」   女中。
■令和。
「春衡芳郎」 嗣子。
「二荒敬子」 小松さま。芳郎と婚約。
「セッカ」   敬子付き女中。有能。
「鹿島光子」 教師。


冒頭話、壱は「ともさま」と「静」さん。
今回の↓表紙でおっぱい見せてくれているのが彼女です。
店頭で釘付けにされると思います(笑)
なお、途中で顔を見せていた「雪子」さんと「五位様」は次のエピソードでのカップルです。
こうした演出はいいですね。
シリーズ各話にちらほら描かれてました。
笑ったらきっと可愛いのに~
そう言われていたくだりの「静さん」が百面相していて良いですね。
彼の前では努めてそう振る舞っていたんでしょう。
中盤、ベッドでの単独プレイは…メイドの特権みたいなもんですわね(笑)
これ成年漫画なので、当然ながらバレてしまうんですが。
まぁ、切っ掛けとして結果オーライでしょう。

弐はお姫様育ちだという「雪子さん」と、若殿である「五位様」
前話の「静さん」も登場していて、「ともさま」とはまた違った表情が見れるのですが。
合間の解説を読んだ後に見ると、また違った感覚が味わえると思います。
こちらのプレイは、いわゆるメイドものでの定番。
拘束具が楽しめますが…ラブコメ好きな人にはややハード気味
ただ、あーした後での「雪子さん」の一言は素敵でした。

参は登場ヒロインで最もロリロリとした「文」と殿様。
冒頭シーンは初えっち風景で、漫画のメインはその後にどうなった~というもの。
立場的には、最も主人・メイドという2人なのですが。
描かれるやり取りは、収録では群を抜いて異質で、これはまた非常に面白い。
片手で彼女をひょいと抱えられる体格差がまた良いですね。
いいなぁ。
個人的には「もうひとつ!!」のコマが好きです。

肆は八男「成」くんと「ヒバリ」さん。
冒頭は参の前半に描かれていたシーンと重なっています。
こちらのヒロイン「ヒバリさん」は、メイドさんキャラで必ず需要があるだろう、お姉さんタイプ
まだ若い彼を優しくリードしてくれていました。
(※それでいて、読者も驚く秘密があるので、お楽しみに)
部屋に向かう前の準備シーンが好き。
個人的には、なんだか必殺シリーズでの出陣シーンが頭に浮かびましたよ。

ヒバリ、二荒敬子
※左:ヒバリ、右:二荒敬子

続く「コルセット篇」はサービス的な短編。
タイトルそのまま、コルセットでの各カップル模様が描かれています。
見開きの扉絵は4名ヒロインが集合したもので、ちゃんと漫画でのそれと同じデザイン。
ただし、「ヒバリさん」だけは本編に着用シーンないので、そちらでのみ堪能できます。
「令和篇」は明治を舞台とした各話と違って、現代劇。
お話もこれまでと違い、婚約が決まった「敬子」さんが女中「セッカ」と共に春衡家へ潜入するというもの。
リアクションが大きく、ドジっ娘な「敬子さん」が楽しいエピソードです。
(※その隣にて「セッカさん」のスーパーメイドっぷりが凄い)
「芳郎」くんが語るあの話でのシルエットを見逃さぬように。
収録でのラスト産養(うぶやしない)は…簡単には、子供が生まれた際の祝宴儀式のこと。
時代はまた基本である明治に戻っていて。
各話エピソードでの誰かの子供が生まれ(秘密ね)、7日目の夜に皆が集まるというもの。
そうした切っ掛けのため、なんというか、ほっとする空気が漂っていて…。
この単行本に相応しいラストだと思いました。

 【 その他 】

そんなこんなで、「菊月太朗」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
今回は店頭でぱっと見た、↓表紙の「静さん」に釣り上げられました。
いやー、凄かった
このクオリティで成年漫画というのが、また凄いですね。
はー。
個人的には、タイトルの「事情」という単語から察せられるエロス感。
↓表紙にて、おずおずと胸を見せるよう強要されている(…ように見える)メイドさんのイラスト。
そして薄暗い背景色。
…などの要素から、あるいは某PCゲームを彷彿とさせるような、メイド調教漫画だろうと思っていたのですが。
明るいラブコメ漫画で、ひと安心でした。
皆さんもジャンル違いにはご注意




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■服従女教師 (かねことしあき)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] 年上、教師、眼鏡、コメディー
・構成 : 短編×9話
・おまけ: あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「かねことしあき」センセの「服従女教師」です。

教師「詰腹」
※教師「詰腹」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
タイトルそのままな女教師は4名登場しています。
おおむね半分くらいね。
その他ヒロインらは、教師でないものの年上な女性が圧倒的に多く、だいたいお話の展開も似ていて。
全ての漫画において、”服従女教師”といった冠と、そうズレてはいませんでした。
基本的にえっち展開は突然で、多少のハードさあるもの。
ラブラブした描写は少なく、人は選ぶと思います。
ただ、途中までそんなんでも、オチは軽く収まることが頻繁
そのあたりの力加減は、望む人には物足りなく…。
そうでない方には、読むのしんどい~となってしまうかもしれません。
ストーリー読み易くはあるのですが、そうした中途半端さは…良し悪しかと。

スッキリとした濃い線での作画。
描き込み・濃淡は適度なくらい。
全体の色づきはそこそこで、それなりに白比率もあります。
コマ割りはおおむね変化少な目でしたが、はみ出し・ぶち抜きが多く。
派手目な漫画もあり、原稿は賑やか。
それでも丁寧で目立つ乱れ・崩れはなく。
見易く仕上がっていました。
今回はジャンルがため、男性は基本いやらしく。
女性は原則硬め、キツメな雰囲気にて描かれています
そもそも、そんなんが得意でない方には、ちょっと難しいかも。
ちょっと癖が強めに出てるかなー、という印象でした。
基本的に漫画・作画はお上手なので、そう大きな問題ではないと思いますが。
いちおう。
今回のカバー絵は彩色が非常に綺麗に、エロくなっています。
どちらかと言えば、裏表紙のが判断に良いでしょう。

 【 収録話 】 9話収録

005:「女教師にそっくりな…」
教師「冷宮」が、憬れるAV女優「レイナ」にそっくりであり。
当人がこっそり出演している~そう思い込んだ彼は、動画をネタに脅迫したのでした。
タイトル通りに女教師モノ。
彼女の言動から察するに、完全に別人なようですね。
単にそっくりさん。
脅してきた彼に対するリアクションが楽しい。
いかに生徒でも、あんなんはとっとと処分するのが正解だったか。
漫画はその後に彼に逆襲されてしまう展開です。
オチを見る限り、関係は結局続いていたようなので…「冷宮さん」が折れたかな。

教師「冷宮」、教師「雪守」
※左:教師「冷宮」、右:教師「雪守」

025:「口利きの見返りに」
自分の判断から、会社に莫大な損失を与えてしまった主任「物本すみね」
進退も危ぶまれていたところ…。
良い噂のない、会長の孫が声を掛けてきたのでした。
こちらの「すみねさん」は、シングルマザーの会社主任さん。
かなりテンパった状況なので、拒否し辛いか…。
冒頭、部長さんはあー言ってましたが。
結局のところ、彼も最終的には了承しただろうと思われます。
故に、あの場面は怒鳴る暇があったら、どうしたら良いのか共に考えるべきでしょう。
使えなさそうな野郎だなぁ。
オチはコメディーですね。

045:「女講師のいじり方」
隣クラスの教師「雪守」が生徒らより悪戯されていたのを目撃した、同じく教師「継品」
加担する生徒の1人は、親がママ友のリーダー的存在であり。
黙認するよう、塾長から依頼をされていたのでした。
学習塾であるものの、タイトル通りに女教師モノ。
だからと言って、アンタがえっちする理由にはならん。
また、彼女も全然抵抗してなかったのですがね。
眼鏡可愛い教師「雪守さん」は、どっちかというといじめて系な女性。
良いか悪いか、男子からはモテるだろうと思いました。
こちらはオチが楽しいです。

065:「女社長の不満」
会社を守るため、自ら夜の営業までしていた女社長。
ある日、ふと社長室に入ってきた見ず知らずの男子は、その秘密を握っており。
彼女に関係を迫ってきたのでした。
こちらは女社長で、オフィスもの。
そんな状況がゆえ、部下に当たり散らしていたのですが…たぶん、それは逆効果よ。
しかし、着ているスーツの胸元は大きく開いていて。
なるほど、身体張ってるんだなぁ、とか思いました。
こちらのオチは好き。
ああしたサポートがため、成り立っているのではないかなぁ。

085:「悪いことをした報いが」
いつも厳しい、学年主任の女教師。
その万引きシーンを目撃した生徒は、秘密にする代わりにえっちを強要したのでした。
タイトル通りに女教師モノ、3人目。
詳細にアレコレは描かれてないのですが、結構奥が深いエピソード。
彼女の学校での振る舞いを見ている彼は、どこかに”女性”を感じていたようで。
弱味を握った彼の交換条件が、えっち行為でした。
また、そんなんされた彼女には、おそらく過去になんらか事件があり…。
(※たぶん、以前も生徒と関係を持っていたのでは)
ガチーと合った2人が、えっちに突き進んでいくという展開です
彼女のああした行為も、うまく性欲処理できない鬱憤晴らしからきているのでは。
ただ、結局学校での厳しい態度は変わらないというのは~、なんだかリアルっぽく感じました。
実際もそんなん(厳しいのはもともとの性格)ではないかなぁ、と。

105:「するのは私のほう!」
女子を脅迫して襲っていた「永宮」
そんな彼の所業を見ていた隣の幼馴染み「里美」は…自分は味方であるか、今後はそれを止めるようにお願いをしてきたのでした。
年下で収録ではだいぶ異質なこちらは、妹のような幼馴染み。
可愛らしい顔していながら、ヤル事はかなり凄まじく
「永宮くん」も予想外だったようで、かなり驚いた表情をしていました。
成長した幼馴染みは、トンデモ女子になっていた。
漫画はオチもコメディーちっくで、全体ソフトに描かれていましたが…。
実はかなり闇が深そうなお話です。
たぷん、「永宮くん」は手錠とかで拘束されてるのでは。

127:「お見舞の品」
交通事故で、自宅療養となっていた、教師「詰腹」
見舞いにやって来た女子らの中に、1人だけ男子「伏宮」がいたのでした。
タイトル通りに女教師モノ、こちらが4人目
まぁね、何があっても教師は生徒を自らの家に上げるべきではないと思います。
(※住所も知らせない)
男女どちらにしても。
「詰腹さん」は収録では唯一のショートカット。
おっぱい大きく、凛々し可愛い感じです。
「伏宮くん」は学校で問題児だったようですが、そうした彼女に素直になれず、ただ反発していただけではないかなぁ。
今回は自宅だったので、寝間着なのですが。
個人的にはオチにちらと描かれていたスーツ姿でのプレイをじっくり見たいです。

147:「子守の見返り」
隣に住むシングルマザーの「野々菜」
彼女が働きに出ている間、子供の面倒を見ていた「練原」でしたが。
パートの関係でしばらく夕方が空かなくなってしまい、その時間も彼にお願いしたところ~と、そんなお話。
こちらは隣の人妻。
まぁ、そりゃー何らかの見返りがなければ、そんなんやってられませんわね。
(子供の面倒を見る場面で多少の怪しさありましたが…それなりに子供「草太」くんの信頼は得ているようでした)
「野々菜さん」も他に頼る人がいないのか、いちおうえっちのお願いも了承しています。
好き放題されっぱなしであったものの、オチの逆襲具合はさすが。
その際の「練原くん」を見る限り、最終的には責任取ってくれそうだし(たぶん)
結果オーライかも。

女社長、アユナ
※左:女社長、右:アユナ

167:「本家の集まりで」
親族の集まりで、本家に顔を出していた「アユナ」
昨年、本家の男の子「タカナリ」に酔い潰れたところを襲われていて。
今年も気を付けていたのですが…という流れ。
こちらは親族のお姉ちゃん。
言い辛いことは百も承知で、本気で嫌ならば訴えるなり、もう集まりに参加しないなり、いくらでもやりようはあると思うのですが。
まぁ、手段はともかく、いちおう彼はちゃんと好いてはいるようだったので。
許したところも一部はあるのではないかなぁ。
彼から逃げる描写がなかなか良かったですが…外へ行ってしまったのは失敗でしょう。

 【 その他 】

…以上、本日は「かねことしあき」センセでした。
当ブログでは「インナー=ブルマ」、「アンダー=ブルマ」、「オーバーブルマ」のブルマ3冊ほか、「さかりうえる」、「馬乗り女子捕食系」らを紹介しています。
今回は…ぶっちゃけ、センセのお名前に先んじて、↓表紙に目を奪われました。
いや、あれは良い↓表紙ですねー。
暗がりな上半身と明るめな下半身というイラストに合った、タイトルの色彩・フォント、そしてそれぞれの配置が絶妙。
また、”女教師”の文字に相応しいヒロイン画も最高。
…って、あれは教師(学年主任の彼女)ではなく主任(すみねさん)という可能性もあるか!?
どっちだろう。




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■ほてる人妻 (久水あるた)

★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●〇○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 人妻、巨乳、義母
・構成 : 11話収録。
・おまけ: あとがき、合間に別絵。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「久水あるた(くすい・あるた)」センセの「ほてる人妻」です。

叔母「早苗」
※叔母「早苗」

 【 構成・絵柄 】

収録は全て短編での構成。
連続とか関連したようなお話はありませんでした。
ショート漫画も1話ありましたね。
”小娘は一切出ておりません”
そんな紹介文そのまま、ずらり人妻が並んだ漫画群。
若干名、気と容姿が若めな方もいましたが、基本的には皆さんアダルトな女性陣です。
顔やスタイルもそんな感じでしたよ。
人妻ということで、本来は既に相手のいる女性がヒロインとなっているためか。
お話は不倫だったり、流されてしまったり、ややブラック要素があります。
徹底的に調教されたり、罠に堕ちたり~みたいな黒々しさはないものの、明るい話ばかりでないのでご注意ください。
逆に、後半の数話はペカペカとしたラブコメ的な明るさがあり。
好みが割れそうにも感じました。

しっかりとした濃い線での作画。
濃淡は黒が強めでしたが、全体ではそう濃くはなく。
描き込みも比較的弱めです。
変化あって重なるようなコマ割りはゴッチャリとしていて賑やか。
作画と合ってちょうど良いくらいだと思いますが、やや見辛く感じるところもありました。
前述したように、ヒロインの人妻感は良い表現具合。
横顔・引き絵など、ちらほらバランス気になるところもありましたが、そう問題はないと思います。
ただ、落ち着き欲しい人妻話であるため、背景・服装・小物類についてはもう少し丁寧に頑張って欲しかったです
↓表紙ほかカラー絵はその良さが出ていて、白黒絵とは異なっていたので。
判断については、「コアマガジン」さんのサンプルが良いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

007:「共有ヒトヅマ」
バイト先でちょっと気になる存在だった、人妻「垣内」さん。
ある日、ホテルから男性と出て来たところを発見。
後日、彼女は「黙っててくれたら、なんでもするから~」そんなことを言ってきたのでした。
ショートカットの爽やかっぽい雰囲気なのですが…エロい人妻ですね。
タイトルでややネタバレしていますが、この漫画のポイントは支配したと感じていた「矢島」くんがあっさり裏切られる点
店長の台詞がエゲつないですね。
辞めて正解だと思いますよ。

023:「look at me and...」
パートからの帰り、下着モデルの仕事で声を掛けられた人妻「安田由香」
当然、胡散臭さを感じたものの。
どこか物足りなさあった日々を変えるため、それを受けてしまうのでした。
いちおう、斡旋した男性が良心的であるのは。
セクシー下着だとちゃんと説明している所。
何度も撮影~とあるように、最終的にお手付きはしているものの、何度か我慢したところがあるだろう所。
(まあ、裏でカメラ回されたりしてるかもしれませんが)
完璧でないスタイルがえっちです。
オチはあんなんか…ちょっと差し込まれていた、家庭(娘さんがいます)が気の毒

人妻「垣内さん」、人妻「安田由香」
※左:人妻「垣内さん」、右:人妻「安田由香」

041:「自撮りおばさん」
「悠」が見ていたアダルトサイト。
お気に入りな常連さんの写真背景には、見覚えがあり。
その正体が叔母「早苗」だと知ったのでした。
自宅の改装で、こちらに寝泊まりしていた彼女に問いかけたところ…というもの。
こちらも撮影関係ですが、自撮り話で今風。
言い当てられ、可愛らしい雰囲気がふと変わるところがポイントです。
そんなサイトに投稿していただけあって話は早く。
あっさり(期待通りな)えっち展開になっていました。
ちょっと怖さもありましたが、相手してくれる彼女は見知った雰囲気でいい感じ。
ノリノリでした。

059:「ナガサレおくさん」
タイトルそのまま、あっさり流されてしまう人妻「押村流子(おしむら・りゅうこ)」さんのお話。
飲み会で主任にお持ち帰りされた彼女。
”なんで~してるんだろう”
とか考えていましたが。
そんなんがフラフラ飲み会になんて参加しちゃダメ。
それ以後も主任と関係していましたが、悩んでいた新入社員「高橋」とも…。
前者は業務での上下関係と、初回のアルコールがあるのでまぁ分かりますが。
流され、というより、だいぶ隙があるのではないかなぁ。
特にオチがそんな感じ。
そうか、普通に家にいてもえっちに発展しちゃうんだ…もはや才能みたい。

077:「堕チヅマ」
結婚生活3年目。
旦那との関係が冷めていた頃。
「鈴木里子」は居酒屋で知り合った男性と、うっかり関係してしまうのでした。
そんな切っ掛けから始まる、ブラックなお話。
どっちもどっちかな。
知り合った男性が普通でなかったのは、実にタイミング悪かった。
(※もっとも、彼はこうした女性を漁っていたんだろうけど)
オチではあんな事を言っていましたが、もう少し彼女を追いかけるとトンデモない事になっていそう
人妻のままであれば、せめて定期的に金銭が入って来るのだから。
ちょっと怖いですね。

095:「檻」
早くに母を亡くしていた「隼太」の父親の後妻となった「瞳子(とうこ)」
しかし、事故で彼は亡くなってしまい。
それ以後、義母と子ながら、親子として頑張ってきたのですが…難関校に合格した夜。
「隼太」は欲しいモノを手に入れるべく、行動を起こしたのでした。
うーん。
血の繋がらない関係なので、この後生活する上での直接的なものが欲しかったとも考えられるか。
「瞳子さん」が義母となった際、「隼太くん」はしっかり物心ついただろう年齢に見えました。
こーなってはしまったものの、育て方は間違っていなかったようで。
彼は欲望をしっかりコントロールしており、成績も上位をキープ。
しっかり将来を見据えて、努力もしていましたからね。
あとは彼が社会に出て、若い娘に引っ掛からないかどうか、かな。

113:「向こう側の憧れの人」
隣に住む人妻「佐久間美央」
彼女が昔AVに1作品だけ出演していたのですが。
それは「袴田」のお気に入りで、運命を感じていたのでした。
”向こう側”というのは、映像のこと。
実際にもこうした事ありそうだなぁ。
映像はずっと残るものですからね。
口止め料的なえっち。
…ですが、主導権は「美央さん」が握り続けており。
また「袴田くん」の性格もあって、関係はそうダークなものではありませんでした。

131:「でりおば」
脱童貞のため、デリヘルを頼んだ「俊介」
それでやってきたのは、叔母「乙音」だったのです。
趣味と実益を兼ねた~
とか言っていましたが。
そんなんだから、冒頭のシーンと繋がるんでしょうね。
「乙音さん」は母親とは年の離れた妹という設定で若く、実は憬れの存在。
驚きつつも、そこは経験豊富な女性であり。
優しく手ほどきをしてくれていました。
羨ましいオチでしたよ。
…彼女できなくなりそうですが。

叔母「乙音」、義母「たまえ」
※左:叔母「乙音」、右:義母「たまえ」

151:「苦手なあの人が犯ってきた」
先の「檻」と同じく、こちらも義母・息子というカップル。
ただし関係は全く異なっていて…。
新しく母となった「たまえ」はノリ良くスキンシップ過剰なため。
「公雄」はずっと苦手にしていたのでした。
どちらかと言うと重い話が多い中、こちらはラブコメ然としたはっちゃけエピソードです。
花粉症云々の場面が楽しい。
あれ、わざとではないかな
お風呂に侵入されたことが切っ掛け。
「たまえさん」はかなり常識外れた女性で、引きまくってる彼に対して積極的。
”それどこ国の知識っ!?”が非常に良いですね。
オチもそんな感じ。
なお、こちらはお話後に2ページほどのネタ絵が用意されていました。

171:「Milky Home」
お隣の人妻「彗子」さんとのえっち話。
タイトルから察せられるだろう、母乳ネタ。
彼女はわざとバストを見せつけるような言動をしており。
まぁ、こうした関係を誘っていたんでしょうね。
なんであんなにノリノリなのか、ちょっと疑問ですが。
あと、細かい所なのですが…。
クリームシチューの作画はもう少し頑張って欲しいです。

191:「ある人妻の憂鬱な日常」
こちらは4ページのショート漫画。
旦那が冷たいため、宅配便の男性を連れ込んでしまうのでした。
宅配業者の方は死ぬほど忙しいらしいので…これは残業かな。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「久水あるた」センセでした。
当ブログでは「快感ちぇりっしゅ!」、「誘惑えもーしょん」などを紹介しています。
今回で7冊目だそうです。
あだると・アダルトした仕上がりでした。
強めなブラック要素はそれがためですかね。
個人的には、後半にあったラブコメちっくな方が合っていると思いました。



ほてる人妻


 ほてる人妻  (メガストアコミックス) (日本語) コミック  アダルト, 2018/02/19 久水 あるた (著)





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■裸体芸術部!! (けんじ)

★まんがデーター [13.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●〇〇〇
・漫画 :●●〇〇〇
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] コメディー、ファンタジー、部活動、複数
・構成 : 8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「おまけマンガ」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けんじ」センセの「裸体芸術部!!」です。

生徒会長、絵字譜都学院「イシス」
※左:生徒会長、右:絵字譜都学院「イシス」

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編もの。
ストーリー調の漫画となっています。
表題から、いわゆる部活動な漫画だと想像されるかと思いますが。
お話の大半はファンタジー的なものです。
基本的なジャンルとしては、コメディーになりますかね。
かなりはっちゃけてる印象
パロディっぽいネタもちらほらあるようで。
(※何度か「師走の翁」センセの名前も登場していました)
その全てを理解できる方ならば、あるいは楽しく読めるかもしれません。
”だいぶ無茶したなぁという感じ”
…とは、あとがきにあった言葉ですが、まさにそのとおり。
残念ながら、ひでるさんはほとんど分からず。
特に後半は、正直読むのがしんどいくらいでした。
ハッキリ合わなかったです

しっかりとした線での作画。
黒色が全体を引き締めて目立ちますが、濃淡は丁度良いくらい。
描き込みも同様で過不足はありません。
コマ割り細かく、はみ出し・ぶち抜きは頻繁。
複数展開が多くコメディー表現などもあり、かなり賑やかな仕上がりです。
そうしたこともあってか、漫画の流れからコマの配置・構図など、ぱっと理解し辛いところが多々ありました。
個人的には1話目からそんな印象。
何度か確認で戻ったりしてます。
それが後半の超展開になってくると、漫画だけでなく言ってることからして訳分からなく。
ファンタジーな要素も入ってくるため、難解さも極まれりという感じ。
ただし、人物絵は可愛らしく、背景や小物もバランスも良くいい感じ。
↓表紙などカラー絵も良く、作画としては良好でした。

 【 収録話 】 8話収録

003:「裸体芸術部」
芸術家を育てるため設立された純恋学園。
赴任したての教師「上早健吉(かみはや・けんきち)」はそちらの”裸体芸術部”の部長「アテナ」に拉致られてしまったのでした。
男性の裸のモデルかつ、顧問教師として廃部寸前だったそちらに無理やり協力することとなったのですが…と、だいたいそんな感じ。

いちおう連続したストーリー漫画。
タイトルそのまま、部活動を描いた2話は成年漫画でよくある感じ。
(※廃部寸前の部活動に生徒会長が乗り込んでくる~みたいなの)
ただ、3話以降ははっちゃけ感が増し、ファンタジー色もあり。
前述もしましたが、かなりぶっ飛んだ内容です。
ある意味、他では見られないほど個性的な仕上がりなのですが、読者置いて行かれる可能性高いのではないかな。
奇妙奇天烈はその通り。
変わった漫画を見たい方にはいいかもしれません。

裸体芸術部
※裸体芸術部 「アテナ」・「亜風呂ディーテ」・「宇海ナス」

1話目は裸体芸術部に教師「健吉くん」が顧問として加わるような感じ。
学院の制服はスカート丈ごく短く、あちこちでパンチラしていました。
いいですね。
いちおう「宇海ナス」さんが絵を描いたりしてはいたものの…。
ほぼ芸術っぽいこともなく、そのまま複数えっち展開に。
コメディー的なオチになっていましたが、そもそも”裸体芸術部”が認められているならばあれは作品として問題ない気もしました

035:「堕ちろ、生徒会!」
さて、前話でのオチがため、生徒会が廃部を求めてやって来る、こうしたネタの王道展開。
…なのですが。
登場した部長「アテナちゃん」がため、部下2人と共に即えっち展開に。
なんだかよく分かんないですが、凄いですわね。
裸体芸術部、この生徒会もキャラ3名で顔を見せているのですが、目立つ1名以外はその他大勢という雰囲気です。

059:「イシス襲来!絵字譜都学院大進撃」
よくよく見たところ、前話もそんな要素あったのですが。
ここから、よりファンタジー色が強まります
世界中の裸芸部が裸体芸術の殿堂の座を奪い合う「裸芸戦争」だそうです。
超展開であると、漫画中でも発言がありましたね。
褐色肌のヒロイン絵字譜都(えじぷと)学院の部長「イシス」が征服のため部に乗り込んでくるというもの。
褐色肌になった皆が可愛いです。

083:「最強っ!裸芸アイドル『キラ☆グルガールズ』!」
107:「ようこそラグナロクへ!」
アイドルグループ「キラ☆グルガールズ」らが「健吉くん」のアパートに乗り込んでくるのが切っ掛け。
3名メンバーのうち、リボンが目立つ「上早うめ」は妹だそうです。
前話の「イシスさん」は裸芸四天王とのことでしたが。
実はこの3名もそんなんだったのです。
今回は主にメインである妹「うめちゃん」とのえっち展開。
「アテナちゃん」らはちょっと顔見せ程度でした。
直接続く「ようこそラグナロクへ!」は残りの2人「北奥きりあ」、「桐亞へら」らがメイン。
あちこちでの惨劇(笑)が描かれるなど、相当なカオス世界に。
前回はほぼ見られなかった、アイドルちっくな描写もありました。

キラ☆グルガールズ
※キラ☆グルガールズ

131:「味が濃いもの大好き☆伝説のニーズヘッグ!!」
155:「純恋文化祭のパワーをとくとご覧あれ!永遠の裸芸部!」
このあたりから最終エピソード。
大ボスっぽい新キャラが登場し、「健吉くん」も大変なこととなり。
まさにクライマックスという感じ。
そんな中、大量の彼をあっさり攻略していた「アテナちゃん」らが凄かった。

187:「おまけマンガ」 描き下ろし
これは前日譚、後日談ですね。
6ページで3エピソードあり、またしっかりえっちシーンもありました。

 【 その他 】

以上、本日は「けんじ」センセでした。
絵柄は好みな感じで、想像通り長編だったのですが。
まさか、こんな感じの漫画だとは。
”奇妙奇天烈がクセになる”とは出版社さんの文言なんですが。
うーん…。
刺さる人にはそうなのかもしれませんね。
ただ、だいぶ人は選びそうな印象でした。




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