まんがごほごほ

★まんがデーター　［１７．５／２０．０］
・絵柄　：●●●●〇
・お話　：●●●●◎
・漫画　：●●●●◎
・独創性：●●●●◎
・属性　：　［成年］　ラブコメ、微乳、近親
・構成　：　短編×８話（うち「先生、」×３）
・おまけ：　あとがき、描き下ろし「隣の家の彼女」

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「関谷あさみ（せきや・あさみ）」センセの「ラフスケッチ」です。


※左：妹「杏里」、右：紫音

　【　構成・絵柄　】

収録は３話ほどの連続話と短編群。
連続話は同一世界でのシリーズものという風情で、全て別ヒロインが登場しています。
ちょっとした仕掛けがあったので、お楽しみに。
あとがきによると、収録話のいくつかは担当されている「ＣＯＭＩＣ　ＢＡＶＥＬ」の表紙イラストを漫画にしたものの様子。
ジャンルはラブコメで、雰囲気そのまま甘いものは多いのですが。
連続話はブラック気味。
ただし黒い部分は直接描かれてはいないので、読み辛さはないと思います。
２話ほどあった近親モノも同様。
そんなんが許容されてる甘々な世界でないものの、暗い部分までの描写はなく…。
ラブコメ感を堪能できる１冊です。

スッキリとした細線での作画。
白比率大きく、全体の色づきはそれなり。
描き込みはサッパリ目で、黒色はやや強さがあり。
コマ割りの変化もあって、原稿全体としては丁度良いくらいに仕上がっていました。
背景や小物も同様。
キッチリとした描写でないだけ、漫画の邪魔にはならず。
また、バランス感覚に優れ、引っ掛かるようなところもありません。
黒髪に丸い輪郭に縦長な目の可愛らしい人物絵。
ロリっとしていて、スタイルも同様に成長しかかり～というくらい。
ほぼ↓表紙の通りです。
漫画はラブコメちっくで、崩しもちらほら。
お話しそのまま、甘めになっています。
期待は裏切られないので、ご安心ください。
そんな訳で、判断には↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。

　【　収録話　】　８話収録

005：「隣の家の彼女」
帰宅した「道成」は、締め出されたらしい隣人・幼馴染みの「梗子（きょうこ）」を発見。
家に招き入れたのでした。
おそらく、「道成くん」のが１、２年ほど年上。
実は漫画以前に「梗子ちゃん」に対し気まずくなる出来事があり。
どうにもすることができず、ちょっと避けていたのです。
その確認もあって、「梗子ちゃん」のが積極的。
まぁ、こーした際には女子のが強いわね。
プールへ行く途中とのことで、服の下は水着姿でした。
巻末にある描き下ろしはこちらの後日談。
２ページのショートです。
なお、↓表紙はこちらの「梗子ちゃん」なのですが。
制服姿から察するに、お願いコスプレかな。


※梗子ちゃん

025：「ボーダーライン」
よく勝手に部屋に入っている妹「杏里」
そこで何をやっているのか、兄「蓮太郎」には想像がついており。
いつか鉢合わせしそうで、注意もしたのですが…。
彼女は次のタイミングで予想外の行動を取っていたのでした。
兄妹の近親カップル。
後半折り返しが「杏里ちゃん」ですかね。
それに至るまでの描写が丁寧に描かれていて、読んでいてドキドキしますね。
何度か止まる可能性もあったのですが…どっちもじわじわ進めてしまうのでした。
事前に知識を得ていたこともあってか、「杏里ちゃん」がえっちでキュート。
オチあーんな感じですが、大丈夫。
すぐ２回戦目あると思います。

057：「ハプニング」
付き合う彼女「紫音」
デート中、不意に様子の変わった彼女から、個室内に誘われたのです。
”そういえば…俺達……どうやって知り合ったんだっけ？”
記憶曖昧な彼は、彼女のとある特徴を発見したものの。
目先のえっちに釣り上げられることとしたのでした。
こちらが裏表紙を飾る「紫音ちゃん」
とある特徴、の詳細は伏せますが、あの髪型もちょっとポイント。
飲み物の関節キスからスイッチＯＮし、そのままえっち展開に。
彼が心配するのは当然なのですが、まさに予想外なオチで幸せ。
できれば彼女の別シチュエーションが見たいなぁ。

081：「先生、」　３話
友人らの後押しもあり、教師「渡辺」に告白し玉砕していた「萩原有希」
進学し、委員となっていた彼女は…教師「佐久間」と関係するに至っていたのでした。
普通っぽく可愛らしい恋愛話が、８ページから急に成年漫画に。
何があったのか（笑）
常識的な対応をした「渡辺くん」の前フリもあり、「佐久間」はどうにも胡散臭い。
保健室とか車内でえっちしていましたよ。
２話目はまた別の学校でのお話。
友人らと喧嘩してしまった「佐倉」
それに気付いた担任教師は、何かと気に掛けてくれていたのですが。
その自宅へ通ううち、いつしか関係してしまったのでした。
この漫画、ちょっと仕掛けがあり。
オチにて、それが判明するようになっています。
…そのため、ここで詳細描くのは避けますね。
あーした場面で、女の子は好きを理由に曖昧にしない方が絶対にいいですよ。
３話目は…ネタバレ避けるため、こちらもある程度は伏せさせていただきます。
ヒロインはさらに「新井日菜」にバトンタッチ。
１話にも登場してます。
彼女は卒業後に元担任教師と再会する流れ。
前の２話がイヤーな空気漂っているのに対し、こちらはオチの描写もあって一安心な感じ。
卒業後ですからね。（※ただ、「日菜ちゃん」は友人が好きだった相手にちょっかい出したのね…）
上書きされてしまった～とかなんとかが、リアルっぽくてエロい。
なお、後半で差し込まれていたＴＶに注目。
捕まったか。

151：「たまご」
双子の姉弟「泉」・「朝陽」のカップル。
成長した２人は、お互い見せ合うなどしていたのですが。
盛り上がりそのまま最後までシテしまうのでした。
双子の近親関係。
「泉ちゃん」は収録で唯一の眼鏡ヒロインで、真面目そうな雰囲気なのですが。
結局寸止めされてた彼女が耐えられなくなったみたい。
前折り返しが「泉ちゃん」ですね。
顔洗っているため、眼鏡オフでしたが。
（※本編ではずっと眼鏡です）


※左：新井日菜、右：泉ちゃん

173：「波際より」
親の都合で田舎の港町に引っ越してきた「結菜」
環境の変化に戸惑い、焦る彼女は彼氏「龍」との関係を進めていくこととしたのでした。
電波繋がらないような地域なので。
まぁ、気持ちは分かる。
「結菜ちゃん」は色白ですらりとしたスタイル。
地元男子で日焼けしている「龍くん」との対比もあり、垢抜けた美人さんっぽい空気感になっていました。
愚痴る彼女を何もなく見守っている彼の隣は心地良いんだろなぁ。

　【　その他　】

以上、本日は「関谷あさみ」センセでした。
こちらのブログでは「おとなになるまえに」、「ＹＯＵＲ　ＤＯＧ」、「僕らの境界」、そして一般系「千と万」を紹介しています。
なんだか久しぶりな感じ。
買い忘れあったりしないだろうな…。
今回は裏表紙を飾る「紫音ちゃん」に釣り上げられました。
ざくー刺さった感じよ。
センセもお気に入りなのか、中扉・あとがき絵でも登場していました。




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