■ひょうい☆ドン! (たかやKi)
★まんがデーター [10.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●○○○
・属性 : [一般] ラブコメ、妖怪退治、パンチラ
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たかやKi(たかやき)」センセの「ひょうい☆ドン! 1巻」です。
※左:委員長「永瀬ゆきの」、右:幼馴染み「桜」
【 構成・絵柄 】
巻数表記のとおり、現在のところ2巻まで続く長編漫画。
特に中心となるようなストーリーはなく、1話にて事件が解決するタイプ。
1巻ではゲストもほぼなく、だいたい主人公まわりのヒロインとのアレコレとなっていました。
詳しくは後述しますが、一般のえっち系。
直接えっちはなく、パンチラ程度が多め。
後半になってからバストトップもちらほら描かれるようになってます。
漫画では最大の売り要素なので、大きいですね。
このあたりの中途半端さは実に勿体なかったと思います。
さらりとした線のこざっぱりした作画。
描き込み、濃淡はだいたい適度なくらい。
明るい色彩でしたよ。
そうゴチャゴチャとはしておらず、見易いものだと思います。
ただ、そのすっきりした感じは良し悪しで。
漫画では重要な妖怪らが迫力不足なのです。
どうしても恐怖感が薄いため、もしかしたら目指していたかもしれない妖怪バトル漫画からは遠い印象。
人物絵は漫画っぽい可愛らしさ。
適度に幅広い輪郭に、丸い目とぽかんとした口が特徴です。
表現としてはそう悪くないものの、個人的には漫画運びと一部のバランスが気になりました。
カラーでも変化ないため、だいたいの判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫です。
【 収録話 】 7話収録
「玉ノ衛千尋」はごく普通の高校生。
ある日本殿へと直撃した雷は、地主神である御神体を壊してしまったのです。
それがため、抑えられていた魑魅魍魎らが活性化してしまったのでした。
玉ノ衛はもともと退魔の家系。
あの世から様子見に来た祖父は、この危機に”御神体が修復されるまで「千尋」の体を借りて妖怪退治をする”こととしたのです。
大雑把にはそんな感じ。
妖怪退治なえっち系長編。
なんと言っても最大の売りはサービスカット。
ただ、”妖怪退治とえっち描写”という漫画は掃いて捨てるほど見られるので、何らかオリジナリティが欲しいところなんですが。
こちらの場合は…特に目立った要素がありません。
まず、一般系で直接えっちは描かれません。
成年系にあるような、ぬるぬる・うねうねしたものもなく。
特に前半では下着が露出する程度でした。
後半になってようやくエンジンかかってきた感じでしたが、ぎりぎり1巻に間に合ったという印象。
やや遅いですかねー。
5話が良かっただけ、本当に勿体ないですよ。
※山下先生
ジャンルはアクションというよりラブコメ。
もともと退魔師だった祖父に憑依されることで、そっち方面には素人な「千尋くん」でも特に苦もなく退治ており。
慣れない彼が成長するとかなんとかの要素なく、結果として緊張感薄め。
また、妖怪のビジュアルも軽く。
そもそも、襲ってくる敵の名称からして、妖怪、妖し、魔羅(まーら)、魑魅魍魎、魔…などと一定しておらず。
さらに、お話のフォーマットが完成しきらないまま、地縛霊とかタコの霊みたいな無関係っぽいモノとも戦ってました。
どうせならば、最初からそんなんでも良かったかもしれませんね。
1話目は学校風景から。
襲われるのは居合わせたクラス委員長「永瀬ゆきの」さん。
彼女は、幼馴染み「桜」ちゃんとダブルヒロイン狙いなのかなー。
制服姿がキュートでした。
こちらの妖怪は、いかにも1話目っぽくイモ虫です。
事の起こりは後半にて。
冒頭からコテコテ説明するより良い構成だと思います。
サービス的ではなかったものの、「桜ちゃん」もしっかりターゲットにされてました。
過去描写の描かれる2話目。
バイトをしているという巫女衣装での「桜ちゃん」が見れます。
この「桜ちゃん」と先の「ゆきのさん」なんですが。
2人とも黒髪のロングで、ぱっと見が似たり寄ったり。
いちおう「桜ちゃん」は左前の髪をみつ編みにしているんですが、もっと違った形でも良かったのでは。
1話で気絶した「ゆきのさん」を介抱しようとして「桜ちゃん」に殴られるというシーンがあるんですけど、ぶっちゃけ途中まで「ゆきのさん」に殴られたのだと思ってました。
話を戻しまして、2話で「桜ちゃん」に襲いかかるのはもっとも妖怪っぽいクモ女郎。
「ゲームで言えばいきなり中ボス~」
とかおじいちゃんが言ってましたが。
…かなり若い発言ですわね。
言葉そのまま敵は強く、「千尋くん」もピンチに至っております。
うー、こうした際に妖怪らの設定が中途半端というのが大きいです。
結末もざっぱりしたものでした。
「桜ちゃん」・「ゆきのさん」のWヒロインが揃ってブルマになったりする3話目。
幽霊が出ると噂の体育用具室が舞台です。
こちらの相手は妖怪でなく噂そのままの幽霊。
さして害もなく、漫画も完全にコメディーでした。
こうしたお話も悪いとは思いませんが、やや話数が早すぎかと。
プールが舞台で期待が高まる4話目。
こちらでも「桜ちゃん」・「ゆきのさん」の2人が、スクール水着で頑張っています。
バストトップが描かれるのはこちらから。
まだおそるおそる、という感じでしたけどね。
なお、冒頭では「山下」先生が襲われてます。
年齢どのくらいか知りませんが、生徒と変わらない可愛らしさですね。
なぜか8ページ程度のショート漫画となっている5話目。
ページは短いんですが…実は収録で最も優れた出来栄え。
妹「花穂」ちゃんが主役で、お話としてはおまけ的な感覚。
ただ、いきなりシャワーシーンとなり、普通に全裸となってます。
湯気で隠したりしないのが好印象ですね(笑)
また、彼女も事件以降はしばしば妖怪に襲われていたようで、そんな無防備な格好ながら、なかなか勇気あるところを見せていました。
うーん。
主役となるべきは、この「花穂ちゃん」だったのでは。
おじいちゃんも野郎ではなく彼女に憑依すればいいのに。
(↑孫娘の痴態でウハウハする祖父というのもどうかと思うけれど)
※玉ノ衛花穂
お祭りな6話はヒロイン3名が勢ぞろいする、華やかなエピソード。
それぞれの浴衣姿が堪能できますよー。
こちらで目立っているのも「花穂ちゃん」
うんうん、いいですね、彼女。
詳細は伏せておきますが。
巻末に収録の0話は10ページほどのショート。
封印が解かれて即、くらいのお話なのかな。
ゲストとして「大城」さんが登場していましたが、特にサービス描写はなく。
先の「花穂ちゃん」を見た直後では、やっぱりこうではないと思いました。
【 その他 】
そんなこんなで「たかやKi」センセでした。
初単行本「恋糸記念日」はブログでも紹介しております。
今回は2冊目、でいいのかな。
初の一般系で初連載だそうです。
凄いですね。
ただ、あとがきにも書かれていたそのまま、手探りという感じ。
この手のスタンダードな仕上がりで、悪くはないものの特に良さも見えず。
よほど気に入った点がなければ、これは見逃しのが良いかもしれません。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●○○○
・属性 : [一般] ラブコメ、妖怪退治、パンチラ
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たかやKi(たかやき)」センセの「ひょうい☆ドン! 1巻」です。
※左:委員長「永瀬ゆきの」、右:幼馴染み「桜」
【 構成・絵柄 】
巻数表記のとおり、現在のところ2巻まで続く長編漫画。
特に中心となるようなストーリーはなく、1話にて事件が解決するタイプ。
1巻ではゲストもほぼなく、だいたい主人公まわりのヒロインとのアレコレとなっていました。
詳しくは後述しますが、一般のえっち系。
直接えっちはなく、パンチラ程度が多め。
後半になってからバストトップもちらほら描かれるようになってます。
漫画では最大の売り要素なので、大きいですね。
このあたりの中途半端さは実に勿体なかったと思います。
さらりとした線のこざっぱりした作画。
描き込み、濃淡はだいたい適度なくらい。
明るい色彩でしたよ。
そうゴチャゴチャとはしておらず、見易いものだと思います。
ただ、そのすっきりした感じは良し悪しで。
漫画では重要な妖怪らが迫力不足なのです。
どうしても恐怖感が薄いため、もしかしたら目指していたかもしれない妖怪バトル漫画からは遠い印象。
人物絵は漫画っぽい可愛らしさ。
適度に幅広い輪郭に、丸い目とぽかんとした口が特徴です。
表現としてはそう悪くないものの、個人的には漫画運びと一部のバランスが気になりました。
カラーでも変化ないため、だいたいの判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫です。
【 収録話 】 7話収録
「玉ノ衛千尋」はごく普通の高校生。
ある日本殿へと直撃した雷は、地主神である御神体を壊してしまったのです。
それがため、抑えられていた魑魅魍魎らが活性化してしまったのでした。
玉ノ衛はもともと退魔の家系。
あの世から様子見に来た祖父は、この危機に”御神体が修復されるまで「千尋」の体を借りて妖怪退治をする”こととしたのです。
大雑把にはそんな感じ。
妖怪退治なえっち系長編。
なんと言っても最大の売りはサービスカット。
ただ、”妖怪退治とえっち描写”という漫画は掃いて捨てるほど見られるので、何らかオリジナリティが欲しいところなんですが。
こちらの場合は…特に目立った要素がありません。
まず、一般系で直接えっちは描かれません。
成年系にあるような、ぬるぬる・うねうねしたものもなく。
特に前半では下着が露出する程度でした。
後半になってようやくエンジンかかってきた感じでしたが、ぎりぎり1巻に間に合ったという印象。
やや遅いですかねー。
5話が良かっただけ、本当に勿体ないですよ。
※山下先生
ジャンルはアクションというよりラブコメ。
もともと退魔師だった祖父に憑依されることで、そっち方面には素人な「千尋くん」でも特に苦もなく退治ており。
慣れない彼が成長するとかなんとかの要素なく、結果として緊張感薄め。
また、妖怪のビジュアルも軽く。
そもそも、襲ってくる敵の名称からして、妖怪、妖し、魔羅(まーら)、魑魅魍魎、魔…などと一定しておらず。
さらに、お話のフォーマットが完成しきらないまま、地縛霊とかタコの霊みたいな無関係っぽいモノとも戦ってました。
どうせならば、最初からそんなんでも良かったかもしれませんね。
1話目は学校風景から。
襲われるのは居合わせたクラス委員長「永瀬ゆきの」さん。
彼女は、幼馴染み「桜」ちゃんとダブルヒロイン狙いなのかなー。
制服姿がキュートでした。
こちらの妖怪は、いかにも1話目っぽくイモ虫です。
事の起こりは後半にて。
冒頭からコテコテ説明するより良い構成だと思います。
サービス的ではなかったものの、「桜ちゃん」もしっかりターゲットにされてました。
過去描写の描かれる2話目。
バイトをしているという巫女衣装での「桜ちゃん」が見れます。
この「桜ちゃん」と先の「ゆきのさん」なんですが。
2人とも黒髪のロングで、ぱっと見が似たり寄ったり。
いちおう「桜ちゃん」は左前の髪をみつ編みにしているんですが、もっと違った形でも良かったのでは。
1話で気絶した「ゆきのさん」を介抱しようとして「桜ちゃん」に殴られるというシーンがあるんですけど、ぶっちゃけ途中まで「ゆきのさん」に殴られたのだと思ってました。
話を戻しまして、2話で「桜ちゃん」に襲いかかるのはもっとも妖怪っぽいクモ女郎。
「ゲームで言えばいきなり中ボス~」
とかおじいちゃんが言ってましたが。
…かなり若い発言ですわね。
言葉そのまま敵は強く、「千尋くん」もピンチに至っております。
うー、こうした際に妖怪らの設定が中途半端というのが大きいです。
結末もざっぱりしたものでした。
「桜ちゃん」・「ゆきのさん」のWヒロインが揃ってブルマになったりする3話目。
幽霊が出ると噂の体育用具室が舞台です。
こちらの相手は妖怪でなく噂そのままの幽霊。
さして害もなく、漫画も完全にコメディーでした。
こうしたお話も悪いとは思いませんが、やや話数が早すぎかと。
プールが舞台で期待が高まる4話目。
こちらでも「桜ちゃん」・「ゆきのさん」の2人が、スクール水着で頑張っています。
バストトップが描かれるのはこちらから。
まだおそるおそる、という感じでしたけどね。
なお、冒頭では「山下」先生が襲われてます。
年齢どのくらいか知りませんが、生徒と変わらない可愛らしさですね。
なぜか8ページ程度のショート漫画となっている5話目。
ページは短いんですが…実は収録で最も優れた出来栄え。
妹「花穂」ちゃんが主役で、お話としてはおまけ的な感覚。
ただ、いきなりシャワーシーンとなり、普通に全裸となってます。
湯気で隠したりしないのが好印象ですね(笑)
また、彼女も事件以降はしばしば妖怪に襲われていたようで、そんな無防備な格好ながら、なかなか勇気あるところを見せていました。
うーん。
主役となるべきは、この「花穂ちゃん」だったのでは。
おじいちゃんも野郎ではなく彼女に憑依すればいいのに。
(↑孫娘の痴態でウハウハする祖父というのもどうかと思うけれど)
※玉ノ衛花穂
お祭りな6話はヒロイン3名が勢ぞろいする、華やかなエピソード。
それぞれの浴衣姿が堪能できますよー。
こちらで目立っているのも「花穂ちゃん」
うんうん、いいですね、彼女。
詳細は伏せておきますが。
巻末に収録の0話は10ページほどのショート。
封印が解かれて即、くらいのお話なのかな。
ゲストとして「大城」さんが登場していましたが、特にサービス描写はなく。
先の「花穂ちゃん」を見た直後では、やっぱりこうではないと思いました。
【 その他 】
そんなこんなで「たかやKi」センセでした。
初単行本「恋糸記念日」はブログでも紹介しております。
今回は2冊目、でいいのかな。
初の一般系で初連載だそうです。
凄いですね。
ただ、あとがきにも書かれていたそのまま、手探りという感じ。
この手のスタンダードな仕上がりで、悪くはないものの特に良さも見えず。
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ひょうい☆ドン! 1 (チャンピオンREDコミックス) (2013/03/19) たかやKi 商品詳細を見る |
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