■処女が4人家にやってきた!! (たらかん)
★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●〇〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ハーレム
・構成 : 5話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にあとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たらかん」センセの「処女が4人家にやってきた!!」です。

※ハーレム生活・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編もの。
ジャンルは4名のヒロインが登場する、ストーリー漫画です。
収録は全5話なので…察しの良い方、その通り。
各話にてヒロインが1人づつピックアップされ、最終話では複数が描かれるという、ごくスタンダードな構成になっています。
詳しくは後述しますが、連続話の割にお話に深いものはなく。
ある意味、ラブコメ的に楽しく読み進められる反面、長編ならでは~という読ませる色合いは薄く。
期待する部分によって、評価はガラリと変わってくると思います。
個人的につまらなくはなかったものの、物足りなさは感じました。
強さある線での作画。
全体の色づき・描き込みはおおむね普通くらい。
はみ出し・ぶち抜きなど原稿は賑やかで、濃淡にはやや濃さがあり。
コッテリとした味わいです。
ある程度漫画に勢いあったものの、丁寧さには欠けるところが見え。
バランスがやや引っ掛かります。
表現もちらほら気になるところあり、特に3話目ではアクションシーンがあったのですが…。
もう少し誤魔化すというか、頑張ってほしい印象でした。
よく描かれているところも多く、勿体ないです。
カラーでもそう変化なく、↓表紙は判断に良いと思います。
あるいは裏表紙のカット絵が参考になるでしょう。
【 収録話 】 5話収録
003:「ハーレム生活」 5話
大富豪だった叔父が亡くなり、「白樺幸太郎」はその遺言で全財産を相続。
すると、遺産と共に4人の女の子がやってきたのでした。
ごく簡単ですが、おおむねそんな導入。
突然見知らぬ女の子らと同居することとなる、ハーレム系漫画。
莫大な遺産を相続したら…。
こうして、急に取り合いとかなんとかが増えるものだと思います。
こちらの漫画も同様ですね。
(※いちおう、彼ではなく叔父さんに関りがあった様子)
”ここに来た理由は不明~”
紹介ある1話目には、そう書かれていましたが。
いやいや、金目的に決まってるじゃない。
唯一、有名な武闘家を父に持つという「枡岡ひふみ」さんのみ、”身辺警護”と目的がはっきりしてましたけれど。
基本的には優しくお人好し。
女性経験なく、冒頭の食事シーンではあまり人慣れしていないような雰囲気あったものの。
”もともと素材が良い”という「上月菜緒」さんの発言(4話)もあり、実は金銭以外にもヒロインらに惚れられる要素を持った主人公でした。
ハーレム系っぽいですねー。
ただ、個人的にはもう少し話の広がりというか、こうなる背景~みたいなものが欲しい気もしました。
ちょっと…皆さん薄っぺらい感じなんですよね。

※左:上月菜緒、右:北條夏樹
幼い時に両親を亡くしている「幸太郎くん」
面倒を見てくれていた叔父は、まさしく父親代わりだったみたい。
回想にもちらほら登場していて、彼自身も小さい頃にはパーティーにも出ていたようで。
突然に降ってきた幸福というより、おそらく生前から後継者候補として周囲に見られていたのではないかなぁ。
まったく見覚えないところから大金が舞い込んでくる~みたいなのが、同様なネタでは多い印象ですけどね。
その点、こちらのが自然か。
ただし、まだ「幸太郎くん」は学生に過ぎず、(同居人は増えたものの)描かれている生活も派手さはなく。
相続絡みで3話では襲われるシーンあったものの、特にブルジョワちっくな描写はありません。
ややこしい事になるのはこの後のことかな。
1話目は眼鏡の「上月菜緒さん」
↓表紙でも目立つ位置に描かれており、あとがき絵も彼女が担当していました。
性格がため皆に絡むことも多く、担当回以外でもちらほら顔を見せています。
ハーレム化の発端となる役割もあり、メインヒロインという位置づけですかね。
「幸太郎くん」はほっとくと誰にもお手付きしなさそうな男子なので。
制服姿も可愛かったのですが、描かれるえっちは全て私服でした。
残念。
2話目は主に家事を担当していた「北條夏樹さん」
裏表紙を担当している巨乳の彼女です。
立ち位置はよく見られる、優しいお姉さん的キャラですね。
(※同い年ですが)
彼女の実家も資産家で、超がつくほどのお嬢様なのでした。
そのため、完全に金銭目的ではなく。
実は「幸太郎くん」と会うのも2度目であり、おそらくは4名の中で完全に彼目的でやってきた人物なのです。
ゆえに、彼のことをよく観察しており。
前話にて「菜緒さん」と彼の関係が変化したことに気付き、続いて仕掛けるという流れ。
意外な性癖も見られるので、お楽しみください。
後半の「菜緒さん」とのやり取りにも注目。
3話目は”俺にとても冷たい”という武闘派「枡岡ひふみさん」
こうした漫画ではお馴染み、当初は敵対してくるタイプです。
セオリーでは、こうした娘が最終的なヒロインになり得たりする(絡ませるのを引っ張れるため)のですが…これ成年漫画なので、話は別か。
本来であれば、「幸太郎くん」と接触すらしないだろう彼女。
彼の身に危機が迫っているということで、そもそも同居する目的であった身辺警護で張り付くのが切っ掛けです。
実際に腕っ節は強かったものの、武道家らしからぬ行動で、護衛としては完全に失格。
ただ、それがため、彼女とのえっちに発展するのですが。
1話目では、えっち系の知識のなさを見せてくれていましたが、こうした娘に色々させるというのは良いものですわね(笑)
ちなみに。
1コマ描かれていた「菜緒さん」のお姉さんがまた眼鏡美人で気になりました。

※左:枡岡ひふみ、右:相羽梢枝
4話目は、これまでほぼ出番のなかった「相羽梢枝さん」
こうした漫画では、実に珍しい動機でした。
逆ギレシーンが非常に面白いので、詳細は伏せときます。
ロングな黒髪の可愛らしい娘さん。
ロリっとしたスタイルでしたよ。
彼女はいいキャラだったので、もう少し活躍させて欲しかった。
最終5話目はそれぞれヒロインらとのその後、全員参加のプレイです。
うち、別シチュエーションで描かれる慣れたえっち(※タイトル通り各話はみなさん初めてでした)は必見。
ちなみに、「ひふみさん」は朝トレーニングの途中で野外、「夏樹さん」とはお風呂、「梢枝さん」とは校内、「菜緒さん」とはトイレでのえっちでした。
それらがなかなか良かったので、例えばもう数話増やすとか、各ヒロインとの追加エピソードあればなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、「たらかん」センセでした。
こちらが4冊目の単行本。
ひでるさんはたぶん今回が初見です。
1冊まるまるの長編であることは、先に「ティーアイネット」さんのHPで知っていたのですが。
うーん。
せっかく1冊まるまるの長編だったので、もう少し話・漫画世界を広げて欲しかったです。
3話のようなドロ臭いやり取りとか、前述した5話前半のくだりみたいなのとか。
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・絵柄 :●●●〇〇
・お話 :●●●〇〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●〇〇
・属性 : [成年] ラブコメ、ハーレム
・構成 : 5話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: カバー裏にあとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「たらかん」センセの「処女が4人家にやってきた!!」です。

※ハーレム生活・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編もの。
ジャンルは4名のヒロインが登場する、ストーリー漫画です。
収録は全5話なので…察しの良い方、その通り。
各話にてヒロインが1人づつピックアップされ、最終話では複数が描かれるという、ごくスタンダードな構成になっています。
詳しくは後述しますが、連続話の割にお話に深いものはなく。
ある意味、ラブコメ的に楽しく読み進められる反面、長編ならでは~という読ませる色合いは薄く。
期待する部分によって、評価はガラリと変わってくると思います。
個人的につまらなくはなかったものの、物足りなさは感じました。
強さある線での作画。
全体の色づき・描き込みはおおむね普通くらい。
はみ出し・ぶち抜きなど原稿は賑やかで、濃淡にはやや濃さがあり。
コッテリとした味わいです。
ある程度漫画に勢いあったものの、丁寧さには欠けるところが見え。
バランスがやや引っ掛かります。
表現もちらほら気になるところあり、特に3話目ではアクションシーンがあったのですが…。
もう少し誤魔化すというか、頑張ってほしい印象でした。
よく描かれているところも多く、勿体ないです。
カラーでもそう変化なく、↓表紙は判断に良いと思います。
あるいは裏表紙のカット絵が参考になるでしょう。
【 収録話 】 5話収録
003:「ハーレム生活」 5話
大富豪だった叔父が亡くなり、「白樺幸太郎」はその遺言で全財産を相続。
すると、遺産と共に4人の女の子がやってきたのでした。
ごく簡単ですが、おおむねそんな導入。
突然見知らぬ女の子らと同居することとなる、ハーレム系漫画。
莫大な遺産を相続したら…。
こうして、急に取り合いとかなんとかが増えるものだと思います。
こちらの漫画も同様ですね。
(※いちおう、彼ではなく叔父さんに関りがあった様子)
”ここに来た理由は不明~”
紹介ある1話目には、そう書かれていましたが。
いやいや、金目的に決まってるじゃない。
唯一、有名な武闘家を父に持つという「枡岡ひふみ」さんのみ、”身辺警護”と目的がはっきりしてましたけれど。
基本的には優しくお人好し。
女性経験なく、冒頭の食事シーンではあまり人慣れしていないような雰囲気あったものの。
”もともと素材が良い”という「上月菜緒」さんの発言(4話)もあり、実は金銭以外にもヒロインらに惚れられる要素を持った主人公でした。
ハーレム系っぽいですねー。
ただ、個人的にはもう少し話の広がりというか、こうなる背景~みたいなものが欲しい気もしました。
ちょっと…皆さん薄っぺらい感じなんですよね。

※左:上月菜緒、右:北條夏樹
幼い時に両親を亡くしている「幸太郎くん」
面倒を見てくれていた叔父は、まさしく父親代わりだったみたい。
回想にもちらほら登場していて、彼自身も小さい頃にはパーティーにも出ていたようで。
突然に降ってきた幸福というより、おそらく生前から後継者候補として周囲に見られていたのではないかなぁ。
まったく見覚えないところから大金が舞い込んでくる~みたいなのが、同様なネタでは多い印象ですけどね。
その点、こちらのが自然か。
ただし、まだ「幸太郎くん」は学生に過ぎず、(同居人は増えたものの)描かれている生活も派手さはなく。
相続絡みで3話では襲われるシーンあったものの、特にブルジョワちっくな描写はありません。
ややこしい事になるのはこの後のことかな。
1話目は眼鏡の「上月菜緒さん」
↓表紙でも目立つ位置に描かれており、あとがき絵も彼女が担当していました。
性格がため皆に絡むことも多く、担当回以外でもちらほら顔を見せています。
ハーレム化の発端となる役割もあり、メインヒロインという位置づけですかね。
「幸太郎くん」はほっとくと誰にもお手付きしなさそうな男子なので。
制服姿も可愛かったのですが、描かれるえっちは全て私服でした。
残念。
2話目は主に家事を担当していた「北條夏樹さん」
裏表紙を担当している巨乳の彼女です。
立ち位置はよく見られる、優しいお姉さん的キャラですね。
(※同い年ですが)
彼女の実家も資産家で、超がつくほどのお嬢様なのでした。
そのため、完全に金銭目的ではなく。
実は「幸太郎くん」と会うのも2度目であり、おそらくは4名の中で完全に彼目的でやってきた人物なのです。
ゆえに、彼のことをよく観察しており。
前話にて「菜緒さん」と彼の関係が変化したことに気付き、続いて仕掛けるという流れ。
意外な性癖も見られるので、お楽しみください。
後半の「菜緒さん」とのやり取りにも注目。
3話目は”俺にとても冷たい”という武闘派「枡岡ひふみさん」
こうした漫画ではお馴染み、当初は敵対してくるタイプです。
セオリーでは、こうした娘が最終的なヒロインになり得たりする(絡ませるのを引っ張れるため)のですが…これ成年漫画なので、話は別か。
本来であれば、「幸太郎くん」と接触すらしないだろう彼女。
彼の身に危機が迫っているということで、そもそも同居する目的であった身辺警護で張り付くのが切っ掛けです。
実際に腕っ節は強かったものの、武道家らしからぬ行動で、護衛としては完全に失格。
ただ、それがため、彼女とのえっちに発展するのですが。
1話目では、えっち系の知識のなさを見せてくれていましたが、こうした娘に色々させるというのは良いものですわね(笑)
ちなみに。
1コマ描かれていた「菜緒さん」のお姉さんがまた眼鏡美人で気になりました。

※左:枡岡ひふみ、右:相羽梢枝
4話目は、これまでほぼ出番のなかった「相羽梢枝さん」
こうした漫画では、実に珍しい動機でした。
逆ギレシーンが非常に面白いので、詳細は伏せときます。
ロングな黒髪の可愛らしい娘さん。
ロリっとしたスタイルでしたよ。
彼女はいいキャラだったので、もう少し活躍させて欲しかった。
最終5話目はそれぞれヒロインらとのその後、全員参加のプレイです。
うち、別シチュエーションで描かれる慣れたえっち(※タイトル通り各話はみなさん初めてでした)は必見。
ちなみに、「ひふみさん」は朝トレーニングの途中で野外、「夏樹さん」とはお風呂、「梢枝さん」とは校内、「菜緒さん」とはトイレでのえっちでした。
それらがなかなか良かったので、例えばもう数話増やすとか、各ヒロインとの追加エピソードあればなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、「たらかん」センセでした。
こちらが4冊目の単行本。
ひでるさんはたぶん今回が初見です。
1冊まるまるの長編であることは、先に「ティーアイネット」さんのHPで知っていたのですが。
うーん。
せっかく1冊まるまるの長編だったので、もう少し話・漫画世界を広げて欲しかったです。
3話のようなドロ臭いやり取りとか、前述した5話前半のくだりみたいなのとか。
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