■Fanaticism ファナティシズム (しおこんぶ)
★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ブラック、メイド、複数
・構成 : カラー(28P)、6話収録(うち「Fanaticism」×4)
・おまけ: あとがき、コメントつきキャラクター設定資料、
カバー裏に別絵、表紙一部は立体仕様。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しおこんぶ」センセの「Fanaticism ファナティシズム」です。
※左:メイド「キャリー」、右:「エレオノーラ」
【 構成・絵柄 】
収録は長めお話が6話ほど。
それぞれページ数は通常の倍ほどあり、数は少ないものの読み応えはまったく問題ありません。
どちらもストーリー性のある漫画群。
決定的な部分は無論避けますが。
ある程度までは踏み込まないと、非常に書き辛いので…。
すみません、ちょろっとネタバレします。
新鮮に読みたい方は、↓この先に進まない方がいいと思います。
宜しくお願い致します。
いちおう短編は毒あるものの穏やかなラストに描かれていて。
冒頭からのメインで下がったテンションを、ある程度お口直しできます。
そう、収録の中編は完全なるブラック漫画なのでした。
まさしくバッドエンド。
得意でない方は、↓表紙などのメイド絵に引っかけられないよう注意(笑)
ただ、そうした転落モノがお好きならば、満足いただけると思います。
カラーページは完全収録で、全232ページ。
作画は安定。
強い線で黒が目立ち、お話もあってかずーんと重い印象です。
だいたい枠間はあり、コマへの収まりも良いのですが。
それに負けない濃厚さがため、コテコテとした味わいでした。
とんかつソースでなく、オタフクソースみたいな感覚ね。
人物絵は漫画らしい可愛さあり、太いまつ毛が特徴。
そのキュートさがため、黒く描かれるとより強調されるようで…。
強いパンチ力となっていました。
ちょっと恐怖を感じますね…。
判断については、裏表紙のが良いと思います。
【 収録話 】 6話収録
003:「Fanaticism」 4話 カラー原稿あり
伯爵家「アルフォード」に仕える新人メイド「アリッサ」
”ご主人様のため性的な奉仕する”
そんな仕事があるとか噂も存在したものの、実際の屋敷ではそんな非日常世界はなく。
子息「オズワルド」も優しく、充実した日々を過ごしていました。
ある日、奥様の侍女である「コレット」に呼び出された「アリッサ」
部屋にて驚くべき光景を見ることとなるのでした。
ごく簡単にはそうした導入部。
屋敷に仕えるメイド世界を描いた連続話。
えっちに流れる成年漫画ではあるものの、服装などの設定部分ではあまりはっちゃけていないのがポイントです。
お話はバッドエンドみたいな展開。
どうすればそれを回避できたかなーって、再度読む際に考えていましたが…。
これは選択肢あるアドベンチャーゲームではなく、一本道なノベルなゲームですかね。
どうやってもあそこに行き着くか。
あるいは、そもそも屋敷に来ないのが最良だったかも。
(※大した生活はできないと思われ、そうするとあまり立場は変わらないかな)
※左:侍女「コレット」、右:新人メイド「アリッサ」
侍女「コレットさん」と共に「オズワルドくん」の性教育係をすることとなった「アリッサさん」
そこまでがだいたい1話目。
彼女にとって良くも悪くもあったのは、彼が優しい男性だったこと。
「そもそも僕は頼んでないのに…」
なんて発言もありました。
「アリッサさん」は当然初めてでしたが、キチンと対応してくれています。
余裕たっぷりの「コレット」とは違い、初々しく可愛らしい彼女。
まぁ、そりゃあ…あーなるのは自然なことでしょうね。
そんな訳で2話目。
カラー原稿部分からラブラブでしたが。
直属上司の家政婦長「ヴァイオラ」さんが不穏な発言をしており。
それを受けた「コレットさん」がついに本性を見せることとなるのでした。
実際、女として敗北もしているので、荒れるのも納得。
さて、これ以降は覚悟して見るように。
いい雰囲気は一切ありません。
3話目はその後の「アリッサさん」、そして「オズワルドくん」という感じ。
まだ1話残っていますが、すでにバッドエンド状態。
一縷の望みは彼女を探す「オズワルドくん」なのですが。
えー、どうなるのか、ぜひ本編にてご確認ください。
あるいは、ここで何とかなるかとも思ったんですけどね。
相手のが完全に上手でした。
ううむ残念。
ようやく最終話なのですが…カラー原稿部分は引っ掛け。
現実は残酷なものですよ。
ラストともあって、この屋敷の真の姿が描かれます。
ひでるさんがちょっと気になっていた、褐色肌の家政婦長「ヴァイオラさん」のえっちも見れました。
見れました…が。
あ、もう1つ重大な秘密も明らかになるので、お楽しみに。
なるほど、ああした言動なのはソレがためか。
げんなりするブラックなオチが待ってますよ。
151:「Lily ties」 カラー原稿あり
男爵「キートン」との結婚が決まった「ノーラ」こと「エレオノーラ」
彼女の父親より若干下という年齢で、年の差はあるものの良い男性。
「ノーラ」にとっては幸せなことでしたが。
彼女はお付きのメイド「キャリー」を”お姉様”と慕い、深い関係にあり。
嫁いだ後も続けていたのでした。
そんな感じの百合プレイなお話。
「ノーラさん」としては、複雑でしょうけど。
収録話のうち、こちらだけ大きな問題事はなく。
なんというか、安心して読める短編となっています。
冒頭の百合えっちに続くのは、結婚相手「キートン」との初体験。
「ノーラさん」が可愛い。
彼は評判通りの良い男性で、彼女にとってはこれが幸い。
事後の立ち回りも見事でした。
オチがあーなっているのは、そうした所作がためでしょうね。
後半にはお姉さま「キャリーさん」との行為があり。
なにゆえ「ノーラさん」があーなっていたのか、その真相が判明するようになっています。
※セシィー
187:「mitigation」 カラー原稿あり
途中はどうなることかと思いましたが…。
いちおう、ラストは良い感じになっていて、読後感は問題ないと思います。
戦争を生き延びた「ウィル」
付き合っていた「セシィー」も無事に生き延びていたんですが。
医学ができた彼女も看護婦として戦場におり…現在、とある問題を抱えていたのでした。
もったいないので、その問題が何か、はここで書きません。
こないだ読んだ漫画の影響がまだあり、この手のネタはどうにも不得意になってしまいました。
こうした話はヤダなぁ。
エロく感じないのですよ。
ラストがあーで本当に良かった。
【 その他 】
以上、本日は「しおこんぶ」センセでした。
こちらが2冊目の単行本なようです。
当ブログでは初単行本「恋まぐわい」を紹介しています。
前回、”連続モノが見たい”とか書いていましたが。
…まさかここまで真っ暗とは……。
ハードだなぁ。
Fanaticism (BAVEL COMICS) コミックス アダルト, 2017/1/31
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・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ブラック、メイド、複数
・構成 : カラー(28P)、6話収録(うち「Fanaticism」×4)
・おまけ: あとがき、コメントつきキャラクター設定資料、
カバー裏に別絵、表紙一部は立体仕様。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「しおこんぶ」センセの「Fanaticism ファナティシズム」です。
※左:メイド「キャリー」、右:「エレオノーラ」
【 構成・絵柄 】
収録は長めお話が6話ほど。
それぞれページ数は通常の倍ほどあり、数は少ないものの読み応えはまったく問題ありません。
どちらもストーリー性のある漫画群。
決定的な部分は無論避けますが。
ある程度までは踏み込まないと、非常に書き辛いので…。
すみません、ちょろっとネタバレします。
新鮮に読みたい方は、↓この先に進まない方がいいと思います。
宜しくお願い致します。
いちおう短編は毒あるものの穏やかなラストに描かれていて。
冒頭からのメインで下がったテンションを、ある程度お口直しできます。
そう、収録の中編は完全なるブラック漫画なのでした。
まさしくバッドエンド。
得意でない方は、↓表紙などのメイド絵に引っかけられないよう注意(笑)
ただ、そうした転落モノがお好きならば、満足いただけると思います。
カラーページは完全収録で、全232ページ。
作画は安定。
強い線で黒が目立ち、お話もあってかずーんと重い印象です。
だいたい枠間はあり、コマへの収まりも良いのですが。
それに負けない濃厚さがため、コテコテとした味わいでした。
とんかつソースでなく、オタフクソースみたいな感覚ね。
人物絵は漫画らしい可愛さあり、太いまつ毛が特徴。
そのキュートさがため、黒く描かれるとより強調されるようで…。
強いパンチ力となっていました。
ちょっと恐怖を感じますね…。
判断については、裏表紙のが良いと思います。
【 収録話 】 6話収録
003:「Fanaticism」 4話 カラー原稿あり
伯爵家「アルフォード」に仕える新人メイド「アリッサ」
”ご主人様のため性的な奉仕する”
そんな仕事があるとか噂も存在したものの、実際の屋敷ではそんな非日常世界はなく。
子息「オズワルド」も優しく、充実した日々を過ごしていました。
ある日、奥様の侍女である「コレット」に呼び出された「アリッサ」
部屋にて驚くべき光景を見ることとなるのでした。
ごく簡単にはそうした導入部。
屋敷に仕えるメイド世界を描いた連続話。
えっちに流れる成年漫画ではあるものの、服装などの設定部分ではあまりはっちゃけていないのがポイントです。
お話はバッドエンドみたいな展開。
どうすればそれを回避できたかなーって、再度読む際に考えていましたが…。
これは選択肢あるアドベンチャーゲームではなく、一本道なノベルなゲームですかね。
どうやってもあそこに行き着くか。
あるいは、そもそも屋敷に来ないのが最良だったかも。
(※大した生活はできないと思われ、そうするとあまり立場は変わらないかな)
※左:侍女「コレット」、右:新人メイド「アリッサ」
侍女「コレットさん」と共に「オズワルドくん」の性教育係をすることとなった「アリッサさん」
そこまでがだいたい1話目。
彼女にとって良くも悪くもあったのは、彼が優しい男性だったこと。
「そもそも僕は頼んでないのに…」
なんて発言もありました。
「アリッサさん」は当然初めてでしたが、キチンと対応してくれています。
余裕たっぷりの「コレット」とは違い、初々しく可愛らしい彼女。
まぁ、そりゃあ…あーなるのは自然なことでしょうね。
そんな訳で2話目。
カラー原稿部分からラブラブでしたが。
直属上司の家政婦長「ヴァイオラ」さんが不穏な発言をしており。
それを受けた「コレットさん」がついに本性を見せることとなるのでした。
実際、女として敗北もしているので、荒れるのも納得。
さて、これ以降は覚悟して見るように。
いい雰囲気は一切ありません。
3話目はその後の「アリッサさん」、そして「オズワルドくん」という感じ。
まだ1話残っていますが、すでにバッドエンド状態。
一縷の望みは彼女を探す「オズワルドくん」なのですが。
えー、どうなるのか、ぜひ本編にてご確認ください。
あるいは、ここで何とかなるかとも思ったんですけどね。
相手のが完全に上手でした。
ううむ残念。
ようやく最終話なのですが…カラー原稿部分は引っ掛け。
現実は残酷なものですよ。
ラストともあって、この屋敷の真の姿が描かれます。
ひでるさんがちょっと気になっていた、褐色肌の家政婦長「ヴァイオラさん」のえっちも見れました。
見れました…が。
あ、もう1つ重大な秘密も明らかになるので、お楽しみに。
なるほど、ああした言動なのはソレがためか。
げんなりするブラックなオチが待ってますよ。
151:「Lily ties」 カラー原稿あり
男爵「キートン」との結婚が決まった「ノーラ」こと「エレオノーラ」
彼女の父親より若干下という年齢で、年の差はあるものの良い男性。
「ノーラ」にとっては幸せなことでしたが。
彼女はお付きのメイド「キャリー」を”お姉様”と慕い、深い関係にあり。
嫁いだ後も続けていたのでした。
そんな感じの百合プレイなお話。
「ノーラさん」としては、複雑でしょうけど。
収録話のうち、こちらだけ大きな問題事はなく。
なんというか、安心して読める短編となっています。
冒頭の百合えっちに続くのは、結婚相手「キートン」との初体験。
「ノーラさん」が可愛い。
彼は評判通りの良い男性で、彼女にとってはこれが幸い。
事後の立ち回りも見事でした。
オチがあーなっているのは、そうした所作がためでしょうね。
後半にはお姉さま「キャリーさん」との行為があり。
なにゆえ「ノーラさん」があーなっていたのか、その真相が判明するようになっています。
※セシィー
187:「mitigation」 カラー原稿あり
途中はどうなることかと思いましたが…。
いちおう、ラストは良い感じになっていて、読後感は問題ないと思います。
戦争を生き延びた「ウィル」
付き合っていた「セシィー」も無事に生き延びていたんですが。
医学ができた彼女も看護婦として戦場におり…現在、とある問題を抱えていたのでした。
もったいないので、その問題が何か、はここで書きません。
こないだ読んだ漫画の影響がまだあり、この手のネタはどうにも不得意になってしまいました。
こうした話はヤダなぁ。
エロく感じないのですよ。
ラストがあーで本当に良かった。
【 その他 】
以上、本日は「しおこんぶ」センセでした。
こちらが2冊目の単行本なようです。
当ブログでは初単行本「恋まぐわい」を紹介しています。
前回、”連続モノが見たい”とか書いていましたが。
…まさかここまで真っ暗とは……。
ハードだなぁ。
Fanaticism (BAVEL COMICS) コミックス アダルト, 2017/1/31
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