■恋愛ハーレムゲーム終了のお知らせがくる頃に (緋賀ゆかり)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] サバイバル、ラブコメ、サスペンス、ファンタジー
・構成 : 原作「竜騎士07」、カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、原作者あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「緋賀ゆかり(ひが・ゆかり)」センセの「恋愛ハーレムゲーム終了のお知らせがくる頃に 1巻」です。
※敗北者の運命
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
いわゆる、ハーレム系な恋愛ゲームを題材としたストーリーです。
ただし、それをストレートに表現するのではなく。
とびきりブラック方面にひねくったもの、となっていました。
生き残りをかけた、サバイバル・サスペンスですね。
表面で繰り広げられているのは、ゲームで行われるようなラブコメ然としたもの。
そのため、ある程度そうしたもののお約束を知っている方が、より楽しめることと思います。
(※ややこしいものではないですけどね)
普通、学園生活ではサバイバルなんて展開になる訳なく。
そのあたりの難しい部分は、巧い事ファンタジー要素で補っていました。
扱うジャンルがためか、パンチラなどのサービスカットもちらほら。
多くはないですが、ヌードなども確認できました。
命がけの殺伐とした漫画ですが、そうした点は恋愛ゲームちっく。
ひと息つけるポイントだと思います。
しっかりとした線での作画。
全体の色づき・描き込み具合はだいたい適度なくらい。
濃淡はこうした漫画なためか、やや濃いめです。
コマ割りは極端な変化などなく、基本的。
はみ出し・ぶち抜きはちらほら、というくらい。
枠間もだいたい確保されており、見易くまとまっていました。
人物絵は基本的に漫画っぽく可愛らしいまとまり。
ただ、ラブコメを装いつつサバイバルという漫画がためか。
描かれる場面に応じて、目鼻などのバランスを微妙に調整されているみたい。
概ね表情や動きに違和感はなく、色々ちょうど良いくらいの作画でした。
個人的にはやや硬さを感じる部分もありましたが、些細な程度。
あまり極端な癖もなく、万人に受け入られるものだと思います。
判断については、そのまま↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
【 収録話 】 5話収録
001:0話「ドキドキハーレムでパニクる頃に!(仮)」 カラー原稿あり
はっちゃけプロローグ話。
こちらのみ、よくあるハーレムものの冒頭話みたいな構成になっています。
主人公(視点)は「アスナロ」こと、「小日向翌檜(こひなた・あすなろ)」くん。
ラノベ、美少女ゲーム好きで、”現実の彼女なんて邪魔なだけ”と言い放つ彼でしたが。
妄想世界でヒロインとしていたのは…ごく身近にいる女子たち。
…案外……ちゃんと現実を見てはいるんだ。
ちょっと意外。
2次元ではないにしても、せめてTVなどで見かけるアイドルらを対象としているのなら、まだ分かるんですがね。
このあたりは、やや違和感ありました。
まぁ、漫画ですからねぇ。
※左:ヘザー・東雲、右:夢塚梨流
ひょんな切っ掛けで悪魔「ゼパフル」を助けたことで、”ラブラブハーレムゲーム”が行われることとなったのでした。
そもそも、彼女らがこんなんに巻き込まれたのは、先に示した彼の妄想ヒロインであったがため。
いやはや、迷惑な話ですよ。
そんな訳で、次からが話数そのまま本編スタートとなります。
0話・1話の合間に1ページ差し込まれてたのは親切だと思います。
024:1話「深紅の悪魔と始まりのゲーム」
そんな訳で、悪魔「ゼパフル」による”ラブラブハーレムゲーム”が開始されます。
画面はスマホアプリで、今風な感じ。
そちらに”ミッション”という行動指令のイベントが配信されてくるほか、行動(これは現実世界での事)の評価によって変化するステータス、ルール説明などがありました。
そちら、13条ほどのルールがこの漫画の最大のポイント。
ざっと要約すると、
ハートを7個揃える、あるいは他参加者が全員諦めると勝利。
複数エンドはなく、最終的に付き合えるのは1人だけ。
その他は全て敗北(=死)扱いとなる。
ハートの初期値は2個で、0個になってしまうと敗北。
…と、いう感じ。
各ミッションの結果により、参加者の間でハート数がやり取りされるのでした。
強制参加で理不尽さありながらも、決められたルールには忠実な様子。
…たぶん、いまの所は。
本編での主人公は、「アスナロくん」ではなく↓表紙を飾っている「古和田セリカ」
黒タイツがキュートな女の子です。
メンバーの中では、知的美少女という位置づけ。
皆が助かる最善な未来を迎えるべく、先のルールを巧くすり抜けるよう思案する~というのが、だいたいこの漫画の基本なようです。
なるほど、男性視点では単なるラッキースケベに見える各イベントの裏には、こうした事情があったのかもしれませんね(笑)
漫画での視点は基本的に彼女。
いちおう2話目ではクラス一番人気という「帯刀沙綾」の視点になっていました。
(※ほか、3、4話にもちょろっと別視点が差し込まれています)
基本的には「セリカさん」がメインなのですが、今後は他ヒロインを主に据えたエピソードとかあるのかな。
オチ部分ではとりあえず嫌々ながらも様子見で参加せざるを得なかった「セリカさん」ほか、ヒロインらによる怒涛のサービスラッシュが待っています。
お楽しみに。
067:2話「恋愛対象者」
前回ミッションの結果が届くこちら。
確かに彼の反応はだいたい似た感じでしたが…評価していたのは悪魔「ゼパフル」でした。
ほぼ彼女の胸先三寸ですね。
結果については内緒。
ともかく、その前回ミッションによって、ほか参加者「帯刀沙綾」、「夢塚梨流」、「ヘザー・東雲」の3名を特定した「セリカさん」
手紙で皆を呼び出し、説得にあたるのでした。
さすが知恵者キャラだけあって、言ってることはいちいちその通り。
また、脅す、すかす、冷静に解説するなど、個性的な面々を巧いこと誘導しておりました。
「沙綾さん」が感じていたそのまま…最終的には良いように操られてしまいそうな感じ。
なお、こちらのオチ部分では「セリカさん」お風呂中なのですが…。
あっさり全裸で、しっかりバストトップまで描かれており、やや驚きました。
…OKなのか。
今後もそっち方面でも期待できるのかな。
※左:古和田セリカ、右:帯刀沙綾
113:3話「結成!アスナロ親衛隊」
153:4話「5人目の恋愛対象者」
先の作戦が破綻したことがオチにて示されていましたが。
3話目の冒頭では多少時間が巻き戻っており、その原因たる光景が示されています。
実はヒロインとされたのは4名だけではなかったんですね。
ここはなかなかサスペンスちっくで楽しい。
姿を見せないもう1人をあぶり出すべく、奮闘するのが収録でのラスト3、4話目です。
まずは親衛隊として、彼の周辺をガードする作戦。
それがため、ぱっと見は普通のハーレムものっぽい雰囲気となってました。
こうなると…照れと性格がため、女性らしい手段を使えない「セリカさん」が目立ちます。
彼女が巧い事皆を丸め込んだのは、普通の恋愛ゲーム勝負では圧倒的に不利だという計算もあったのかな。
(※案外、男性はああした女子に弱い、ってこともあるのですが)
なお、教室シーンにて悪魔「ゼパフル」が気になる発言をしていましたが。
今後何らかの鍵になってくるかなぁ。
隙をついて彼のスマホから、5人目のアドレスを掴んだ「セリカさん」
その作戦によって、ついに最後の1人が姿を見せるのですが。
実は、ちゃんと冒頭話にも姿を見せている方です。
気付いた人は凄い。
また、この時にも皆を半ば騙している「セリカさん」に注目。
流石とも言えるんですが、当事者だったらちょっと信用し切れないなぁ。
なかなか険悪なムードでの幕引きでしたが、今後どうなってしまうんでしょうね。
【 その他 】
そんなこんなで「緋賀ゆかり」センセです。
紹介はしてないですが、ほか漫画をちらほら読んだ記憶あります。
今回手に取ったのは…。
黒い背景に浮かぶ「セリカさん」の足に釣り上げられたためです。
良い表紙ですわね。
対照的に甘い裏表紙が楽しい。
ハーレムゲームとデスゲームがどう融合してるのか、興味をそそられました。
面白いです。
さすがは「竜騎士07」センセ。
やっぱりタイトルは…「~頃に」なんですね。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] サバイバル、ラブコメ、サスペンス、ファンタジー
・構成 : 原作「竜騎士07」、カラー(4P)、5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、原作者あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「緋賀ゆかり(ひが・ゆかり)」センセの「恋愛ハーレムゲーム終了のお知らせがくる頃に 1巻」です。
※敗北者の運命
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
いわゆる、ハーレム系な恋愛ゲームを題材としたストーリーです。
ただし、それをストレートに表現するのではなく。
とびきりブラック方面にひねくったもの、となっていました。
生き残りをかけた、サバイバル・サスペンスですね。
表面で繰り広げられているのは、ゲームで行われるようなラブコメ然としたもの。
そのため、ある程度そうしたもののお約束を知っている方が、より楽しめることと思います。
(※ややこしいものではないですけどね)
普通、学園生活ではサバイバルなんて展開になる訳なく。
そのあたりの難しい部分は、巧い事ファンタジー要素で補っていました。
扱うジャンルがためか、パンチラなどのサービスカットもちらほら。
多くはないですが、ヌードなども確認できました。
命がけの殺伐とした漫画ですが、そうした点は恋愛ゲームちっく。
ひと息つけるポイントだと思います。
しっかりとした線での作画。
全体の色づき・描き込み具合はだいたい適度なくらい。
濃淡はこうした漫画なためか、やや濃いめです。
コマ割りは極端な変化などなく、基本的。
はみ出し・ぶち抜きはちらほら、というくらい。
枠間もだいたい確保されており、見易くまとまっていました。
人物絵は基本的に漫画っぽく可愛らしいまとまり。
ただ、ラブコメを装いつつサバイバルという漫画がためか。
描かれる場面に応じて、目鼻などのバランスを微妙に調整されているみたい。
概ね表情や動きに違和感はなく、色々ちょうど良いくらいの作画でした。
個人的にはやや硬さを感じる部分もありましたが、些細な程度。
あまり極端な癖もなく、万人に受け入られるものだと思います。
判断については、そのまま↓表紙・裏表紙で問題ないでしょう。
【 収録話 】 5話収録
001:0話「ドキドキハーレムでパニクる頃に!(仮)」 カラー原稿あり
はっちゃけプロローグ話。
こちらのみ、よくあるハーレムものの冒頭話みたいな構成になっています。
主人公(視点)は「アスナロ」こと、「小日向翌檜(こひなた・あすなろ)」くん。
ラノベ、美少女ゲーム好きで、”現実の彼女なんて邪魔なだけ”と言い放つ彼でしたが。
妄想世界でヒロインとしていたのは…ごく身近にいる女子たち。
…案外……ちゃんと現実を見てはいるんだ。
ちょっと意外。
2次元ではないにしても、せめてTVなどで見かけるアイドルらを対象としているのなら、まだ分かるんですがね。
このあたりは、やや違和感ありました。
まぁ、漫画ですからねぇ。
※左:ヘザー・東雲、右:夢塚梨流
ひょんな切っ掛けで悪魔「ゼパフル」を助けたことで、”ラブラブハーレムゲーム”が行われることとなったのでした。
そもそも、彼女らがこんなんに巻き込まれたのは、先に示した彼の妄想ヒロインであったがため。
いやはや、迷惑な話ですよ。
そんな訳で、次からが話数そのまま本編スタートとなります。
0話・1話の合間に1ページ差し込まれてたのは親切だと思います。
024:1話「深紅の悪魔と始まりのゲーム」
そんな訳で、悪魔「ゼパフル」による”ラブラブハーレムゲーム”が開始されます。
画面はスマホアプリで、今風な感じ。
そちらに”ミッション”という行動指令のイベントが配信されてくるほか、行動(これは現実世界での事)の評価によって変化するステータス、ルール説明などがありました。
そちら、13条ほどのルールがこの漫画の最大のポイント。
ざっと要約すると、
ハートを7個揃える、あるいは他参加者が全員諦めると勝利。
複数エンドはなく、最終的に付き合えるのは1人だけ。
その他は全て敗北(=死)扱いとなる。
ハートの初期値は2個で、0個になってしまうと敗北。
…と、いう感じ。
各ミッションの結果により、参加者の間でハート数がやり取りされるのでした。
強制参加で理不尽さありながらも、決められたルールには忠実な様子。
…たぶん、いまの所は。
本編での主人公は、「アスナロくん」ではなく↓表紙を飾っている「古和田セリカ」
黒タイツがキュートな女の子です。
メンバーの中では、知的美少女という位置づけ。
皆が助かる最善な未来を迎えるべく、先のルールを巧くすり抜けるよう思案する~というのが、だいたいこの漫画の基本なようです。
なるほど、男性視点では単なるラッキースケベに見える各イベントの裏には、こうした事情があったのかもしれませんね(笑)
漫画での視点は基本的に彼女。
いちおう2話目ではクラス一番人気という「帯刀沙綾」の視点になっていました。
(※ほか、3、4話にもちょろっと別視点が差し込まれています)
基本的には「セリカさん」がメインなのですが、今後は他ヒロインを主に据えたエピソードとかあるのかな。
オチ部分ではとりあえず嫌々ながらも様子見で参加せざるを得なかった「セリカさん」ほか、ヒロインらによる怒涛のサービスラッシュが待っています。
お楽しみに。
067:2話「恋愛対象者」
前回ミッションの結果が届くこちら。
確かに彼の反応はだいたい似た感じでしたが…評価していたのは悪魔「ゼパフル」でした。
ほぼ彼女の胸先三寸ですね。
結果については内緒。
ともかく、その前回ミッションによって、ほか参加者「帯刀沙綾」、「夢塚梨流」、「ヘザー・東雲」の3名を特定した「セリカさん」
手紙で皆を呼び出し、説得にあたるのでした。
さすが知恵者キャラだけあって、言ってることはいちいちその通り。
また、脅す、すかす、冷静に解説するなど、個性的な面々を巧いこと誘導しておりました。
「沙綾さん」が感じていたそのまま…最終的には良いように操られてしまいそうな感じ。
なお、こちらのオチ部分では「セリカさん」お風呂中なのですが…。
あっさり全裸で、しっかりバストトップまで描かれており、やや驚きました。
…OKなのか。
今後もそっち方面でも期待できるのかな。
※左:古和田セリカ、右:帯刀沙綾
113:3話「結成!アスナロ親衛隊」
153:4話「5人目の恋愛対象者」
先の作戦が破綻したことがオチにて示されていましたが。
3話目の冒頭では多少時間が巻き戻っており、その原因たる光景が示されています。
実はヒロインとされたのは4名だけではなかったんですね。
ここはなかなかサスペンスちっくで楽しい。
姿を見せないもう1人をあぶり出すべく、奮闘するのが収録でのラスト3、4話目です。
まずは親衛隊として、彼の周辺をガードする作戦。
それがため、ぱっと見は普通のハーレムものっぽい雰囲気となってました。
こうなると…照れと性格がため、女性らしい手段を使えない「セリカさん」が目立ちます。
彼女が巧い事皆を丸め込んだのは、普通の恋愛ゲーム勝負では圧倒的に不利だという計算もあったのかな。
(※案外、男性はああした女子に弱い、ってこともあるのですが)
なお、教室シーンにて悪魔「ゼパフル」が気になる発言をしていましたが。
今後何らかの鍵になってくるかなぁ。
隙をついて彼のスマホから、5人目のアドレスを掴んだ「セリカさん」
その作戦によって、ついに最後の1人が姿を見せるのですが。
実は、ちゃんと冒頭話にも姿を見せている方です。
気付いた人は凄い。
また、この時にも皆を半ば騙している「セリカさん」に注目。
流石とも言えるんですが、当事者だったらちょっと信用し切れないなぁ。
なかなか険悪なムードでの幕引きでしたが、今後どうなってしまうんでしょうね。
【 その他 】
そんなこんなで「緋賀ゆかり」センセです。
紹介はしてないですが、ほか漫画をちらほら読んだ記憶あります。
今回手に取ったのは…。
黒い背景に浮かぶ「セリカさん」の足に釣り上げられたためです。
良い表紙ですわね。
対照的に甘い裏表紙が楽しい。
ハーレムゲームとデスゲームがどう融合してるのか、興味をそそられました。
面白いです。
さすがは「竜騎士07」センセ。
やっぱりタイトルは…「~頃に」なんですね。
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