■シーズンシアターシアトリカル (源久也)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [百合] 4コマ、コメディー、演劇
・構成 : 10.5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画「あとがきマン。」、原案コメント、
合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「源久也(みなもと・ひさなり)」センセの「シーズンシアターシアトリカル 1巻」です。
※メイド「能年青葉」
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
基本的にはストーリー4コマなタイプです。
1ページにコマ数は4つで、横長な構成。
たまに変形し、5コマになったりもしていました。
オープニングは普通の漫画っぽいコマ割りになっていたりもします。
個人的にはそっちのが読み易いんですけどね。
基本的には演劇ネタです。
あとがきによると、センセご本人が演劇とかミュージカルがお好きな様子。
このジャンルは…漫画で難しいですね。
明確に凄さが伝わり辛いので。
また、女性がズラリと並ぶ百合要素となっています。
4コマ、演劇ネタ、百合要素、そしてコメディー…など、各要素は人を選ぶもの。
それに加え、センセ特有の甘い展開・描写は特に今回はマイナス要素な気が。
とかく軽いので、特に初見な方は読み辛く感じるかもしれません。
普通の本編に、コメディー4コマが差し込まれる、くらいならばいいんですが。
同じ演劇コメディーで思いつく「演撃少女命/林家志弦」と比べて、ぶっ飛んだ牽引力はなく。
ファン向け作品かなぁ。
ただ、カチっとピントが合った場合は…またとない単行本になるかもしれません。
丁寧な線での作画。
描き込みはそう細かくなく、濃淡はやや淡め。
4コマなので上下左右は空間が確保され、コマ外に出ることもほぼなく。
すっきりまとまっていました。
ジャンルもあって、キャラはSD気味。
上下幅が低いですからねー。
特にメイド「青葉さん」は、初登場回は別人のようでした。
とかくコメディーちっくですが、各表現などは楽しく仕上がっていて。
漫画面で引っ掛かることはないと思います。
判断は紹介帯の裏面が分かり易いかと。
【 収録話 】 10.5話収録
人気の動画サービス「プレプレ動画」
現在人気のテーマ”演じてみた”は、思うままに演じて自己表現するというものでした。
そのランキングの常連、演者「向日太陽(むかひ・たいよう)」、脚本「文諸学(ふみお・まなび)」らのファンとなった、「四之宮季世(しのみや・きせ)」
実は「プレプレ動画」の作った張本人で、四之宮グループCEO。
専属演者を断られてしまった彼女は、その手伝いをすべく専用の劇場「シーズンシアター」を完成させたのでした。
ごく簡単にはそんなお話。
※左:向日太陽、右:文諸学
ストーリー調の長編4コマ漫画。
前述したように、主要登場人物は女性ばかり。
たっぷり百合要素ある仕上がりです。
普段のキャラ反応とか、演目などがそんな感じでした。
基本的にセンセ特有のどっぷりとした甘さがあり。
同性で悩んだり、はたまた気を使ったりみたいなセオリーは皆無。
皆さん隠すことなく、堂々とゆりゆりしておりました。
また、そうしたものの表現は一部のコメディー要素にも繋がっています。
好き嫌いがハッキリ分かれるだろう、人を選ぶ漫画ですね。
高いテンションの百合主人公「向日太陽さん」
いわゆる熱血主人公タイプで、演劇の才もある様子。
なんですが…漫画で演技の実力を表現するのは…難しいですね。
ランキング上位とか、シアターを満席にしてしまう人気があり、ズブの素人「季世ちゃん」との演技では彼女を”補って引き立てる”ということをやっていたようなのですが。
基本的にそうじっくりとは描いておらず、またコメディー的に流れることもあって、イマイチそのあたりが弱く思いました。
はっちゃけてて行動力もあり、進行には事欠かないんですけどね。
その相方「文諸学さん」は脚本から撮影などを担当の裏方さん。
百合主人公、天才ロリCEO、スーパーメイド…といった個性的な面々に囲まれていて、やや地味な存在。
「太陽さん」への想いも、やや一方通行気味。
彼女にとって「学さん」は信頼おける相棒という感じでした。
また、彼女自身もどっちかというと「太陽さん」を見守るのがお好きなようで。
役目そのままですかね。
(※表紙でなく、中扉でも後ろ位置でした)
物語の発端となっている、四之宮グループCEO「四之宮季世ちゃん」
強運と確かな判断力の持ち主。
CEOの肩書はお飾りでなく、4.5話にてその活躍が語られていました。
1歳の2コマ目は運、5歳の3コマ目は勉強の結果という感じですね。
また、あれは彼女の意見を信じて推し進めた、祖父・父も何気に凄いのですが。
今回の件では、いきなり劇場なんて作っている彼女。
もともとランキング上位なので、ある程度の計算はあったと思いますが…ほぼ素人な「太陽さん」らの能力を信じてまるまる任せたのも凄い。
ファンで私的な気持ちもあったとは言え、実際に全演公演は全て即完売。
動画配信もされていて、宣伝効果も結構なものだと思われます。
さすがはCEO。
1年で回収と見込んでいましたが、もっと早いかも。
スーパーメイド「能年青葉さん」
一見すると落ち着いた女性なのですが…この漫画中、もっともはっちゃけた人物です。
そう出番は多くないのですが。
顔を見せた際には、たいがい話題の中心となっていました。
合間のネタ絵は彼女のコーナーですね。
収録のラスト10.5話は彼女の主役回で、公演中の彼女の様が見れます。
共に演技することとなる、ユニット「JewelBox」の「森永はこべ」・「貝塚宝石(かいづか・じゅえる)」の2人。
後に明かされる2人の関係にはちょっと驚き。
6名になってからは賑やかで楽しいですね。
この漫画は良くも悪くもユルいキャラばかりなため、ツンデレな「宝石ちゃん」が実に良い香辛料となっています。
やっぱり1人くらいこうしたキャラが欲しいですよ。ええ。
8話では天才肌な「太陽さん」と違う努力家な一面が描かれていて。
今後は2人のやり取りが見ごたえありそうに感じました。
※左:CEO「四之宮季世」、右:JewelBox「貝塚宝石」
1~3話は出会いと劇場完成まで。
そう、↓表紙などもそうですがメインは「太陽」・「季世」のカップルなんですね。
「太陽さん」のペースに圧倒され、あわあわなる様が楽しい。
4~7話は初演「百合ずきん」のオーディション。
また凄いタイトルですね。
(実際もかなりはっちゃけたものでしたが)
オーディションに参加しようとしている「太陽さん」のくだりがいかにもという感じ。
ヤル気満々です。
珍しく「季世ちゃん」のツッコミが冴えていました。
同じ支援・傍観者という立場である「学」・「青葉」のやり取りにも注目です。
「JewelBox」の2人が登場するのは5話から。
2~6位までのチームもそのうち絡んだりするのかな。
ラストは「宝石ちゃん」の魅力全開なのでお楽しみに。
その後の合間ネタ絵が好き。
8話からラスト10.5話までが初演「百合ずきん」
演劇シーンは通常漫画のコマ割りで、読み易くなっています。
「滅茶苦茶だけど面白かったー」
とか発言している人がいましたが。
うん、確かにその通りだ。
もったいないので詳細は伏せますが。
なるほど、巧い事アレンジされてましたよ。
無事に初日が終わり、めでたし・めでたしというところで1巻は終了。
切れの良い終わり方がため、2巻以降がどうなるのかまったく想像できません。
【 その他 】
そんなこんなで「源久也」センセでした。
こちらのブログでは「ふ~ふ」、「ろくじょ~ひとまの ねこがみさま」、「ゆりどりみどり」などを紹介しています。
今回はひでるさん不得意な4コマなんですね。
ううむ…。
先日購入した漫画も、うっかり4コマで読むに苦労しました。
なんだか最近多い気が。
普通の人は読み易いのかしら。
ひでるさんはどうにも集中し辛いんですね。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [百合] 4コマ、コメディー、演劇
・構成 : 10.5話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画「あとがきマン。」、原案コメント、
合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「源久也(みなもと・ひさなり)」センセの「シーズンシアターシアトリカル 1巻」です。
※メイド「能年青葉」
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
基本的にはストーリー4コマなタイプです。
1ページにコマ数は4つで、横長な構成。
たまに変形し、5コマになったりもしていました。
オープニングは普通の漫画っぽいコマ割りになっていたりもします。
個人的にはそっちのが読み易いんですけどね。
基本的には演劇ネタです。
あとがきによると、センセご本人が演劇とかミュージカルがお好きな様子。
このジャンルは…漫画で難しいですね。
明確に凄さが伝わり辛いので。
また、女性がズラリと並ぶ百合要素となっています。
4コマ、演劇ネタ、百合要素、そしてコメディー…など、各要素は人を選ぶもの。
それに加え、センセ特有の甘い展開・描写は特に今回はマイナス要素な気が。
とかく軽いので、特に初見な方は読み辛く感じるかもしれません。
普通の本編に、コメディー4コマが差し込まれる、くらいならばいいんですが。
同じ演劇コメディーで思いつく「演撃少女命/林家志弦」と比べて、ぶっ飛んだ牽引力はなく。
ファン向け作品かなぁ。
ただ、カチっとピントが合った場合は…またとない単行本になるかもしれません。
丁寧な線での作画。
描き込みはそう細かくなく、濃淡はやや淡め。
4コマなので上下左右は空間が確保され、コマ外に出ることもほぼなく。
すっきりまとまっていました。
ジャンルもあって、キャラはSD気味。
上下幅が低いですからねー。
特にメイド「青葉さん」は、初登場回は別人のようでした。
とかくコメディーちっくですが、各表現などは楽しく仕上がっていて。
漫画面で引っ掛かることはないと思います。
判断は紹介帯の裏面が分かり易いかと。
【 収録話 】 10.5話収録
人気の動画サービス「プレプレ動画」
現在人気のテーマ”演じてみた”は、思うままに演じて自己表現するというものでした。
そのランキングの常連、演者「向日太陽(むかひ・たいよう)」、脚本「文諸学(ふみお・まなび)」らのファンとなった、「四之宮季世(しのみや・きせ)」
実は「プレプレ動画」の作った張本人で、四之宮グループCEO。
専属演者を断られてしまった彼女は、その手伝いをすべく専用の劇場「シーズンシアター」を完成させたのでした。
ごく簡単にはそんなお話。
※左:向日太陽、右:文諸学
ストーリー調の長編4コマ漫画。
前述したように、主要登場人物は女性ばかり。
たっぷり百合要素ある仕上がりです。
普段のキャラ反応とか、演目などがそんな感じでした。
基本的にセンセ特有のどっぷりとした甘さがあり。
同性で悩んだり、はたまた気を使ったりみたいなセオリーは皆無。
皆さん隠すことなく、堂々とゆりゆりしておりました。
また、そうしたものの表現は一部のコメディー要素にも繋がっています。
好き嫌いがハッキリ分かれるだろう、人を選ぶ漫画ですね。
高いテンションの百合主人公「向日太陽さん」
いわゆる熱血主人公タイプで、演劇の才もある様子。
なんですが…漫画で演技の実力を表現するのは…難しいですね。
ランキング上位とか、シアターを満席にしてしまう人気があり、ズブの素人「季世ちゃん」との演技では彼女を”補って引き立てる”ということをやっていたようなのですが。
基本的にそうじっくりとは描いておらず、またコメディー的に流れることもあって、イマイチそのあたりが弱く思いました。
はっちゃけてて行動力もあり、進行には事欠かないんですけどね。
その相方「文諸学さん」は脚本から撮影などを担当の裏方さん。
百合主人公、天才ロリCEO、スーパーメイド…といった個性的な面々に囲まれていて、やや地味な存在。
「太陽さん」への想いも、やや一方通行気味。
彼女にとって「学さん」は信頼おける相棒という感じでした。
また、彼女自身もどっちかというと「太陽さん」を見守るのがお好きなようで。
役目そのままですかね。
(※表紙でなく、中扉でも後ろ位置でした)
物語の発端となっている、四之宮グループCEO「四之宮季世ちゃん」
強運と確かな判断力の持ち主。
CEOの肩書はお飾りでなく、4.5話にてその活躍が語られていました。
1歳の2コマ目は運、5歳の3コマ目は勉強の結果という感じですね。
また、あれは彼女の意見を信じて推し進めた、祖父・父も何気に凄いのですが。
今回の件では、いきなり劇場なんて作っている彼女。
もともとランキング上位なので、ある程度の計算はあったと思いますが…ほぼ素人な「太陽さん」らの能力を信じてまるまる任せたのも凄い。
ファンで私的な気持ちもあったとは言え、実際に全演公演は全て即完売。
動画配信もされていて、宣伝効果も結構なものだと思われます。
さすがはCEO。
1年で回収と見込んでいましたが、もっと早いかも。
スーパーメイド「能年青葉さん」
一見すると落ち着いた女性なのですが…この漫画中、もっともはっちゃけた人物です。
そう出番は多くないのですが。
顔を見せた際には、たいがい話題の中心となっていました。
合間のネタ絵は彼女のコーナーですね。
収録のラスト10.5話は彼女の主役回で、公演中の彼女の様が見れます。
共に演技することとなる、ユニット「JewelBox」の「森永はこべ」・「貝塚宝石(かいづか・じゅえる)」の2人。
後に明かされる2人の関係にはちょっと驚き。
6名になってからは賑やかで楽しいですね。
この漫画は良くも悪くもユルいキャラばかりなため、ツンデレな「宝石ちゃん」が実に良い香辛料となっています。
やっぱり1人くらいこうしたキャラが欲しいですよ。ええ。
8話では天才肌な「太陽さん」と違う努力家な一面が描かれていて。
今後は2人のやり取りが見ごたえありそうに感じました。
※左:CEO「四之宮季世」、右:JewelBox「貝塚宝石」
1~3話は出会いと劇場完成まで。
そう、↓表紙などもそうですがメインは「太陽」・「季世」のカップルなんですね。
「太陽さん」のペースに圧倒され、あわあわなる様が楽しい。
4~7話は初演「百合ずきん」のオーディション。
また凄いタイトルですね。
(実際もかなりはっちゃけたものでしたが)
オーディションに参加しようとしている「太陽さん」のくだりがいかにもという感じ。
ヤル気満々です。
珍しく「季世ちゃん」のツッコミが冴えていました。
同じ支援・傍観者という立場である「学」・「青葉」のやり取りにも注目です。
「JewelBox」の2人が登場するのは5話から。
2~6位までのチームもそのうち絡んだりするのかな。
ラストは「宝石ちゃん」の魅力全開なのでお楽しみに。
その後の合間ネタ絵が好き。
8話からラスト10.5話までが初演「百合ずきん」
演劇シーンは通常漫画のコマ割りで、読み易くなっています。
「滅茶苦茶だけど面白かったー」
とか発言している人がいましたが。
うん、確かにその通りだ。
もったいないので詳細は伏せますが。
なるほど、巧い事アレンジされてましたよ。
無事に初日が終わり、めでたし・めでたしというところで1巻は終了。
切れの良い終わり方がため、2巻以降がどうなるのかまったく想像できません。
【 その他 】
そんなこんなで「源久也」センセでした。
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今回はひでるさん不得意な4コマなんですね。
ううむ…。
先日購入した漫画も、うっかり4コマで読むに苦労しました。
なんだか最近多い気が。
普通の人は読み易いのかしら。
ひでるさんはどうにも集中し辛いんですね。
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