■おかえり、ただいま、また明日 (桃月すず)
★まんがデーター [6.5/20.0]
・絵柄 :●●◎○○
・お話 :◎○○○○
・漫画 :●●◎○○
・独創性:●○○○○
・属性 : [一般] ラブコメ、アパート
・構成 : 10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桃月すず(ももづき・すず)」センセの「おかえり、ただいま、また明日」です。
※隣人「森川菜々子」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
いちおう、ストーリー漫画となっています。
ただ、詳しくは後述しますが…そのお話はあちこちに違和感があり…。
個人的には、突っ込みどころ満載でした。
期待された読者ではないんでしょうかね…。
キャラ設定からして、ふわふわしているような印象。
ド甘い、ラブコメな成年漫画よりも酷く感じました。
漫画の売りだろう、サービスシーンについても中途半端。
途中の描写を見る限り、あるレベルまで描けない訳ではないようなんですが…なんなんでしょう。
そう期待に応えるようなものでないので、ご注意ください。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づきはそこそこで、白比率も多め。
濃淡はデジタルの淡いものでした。
描き込みはちょうど良いからサッパリの中間くらい。
コマ割りは中小で枠間もだいたい確保されています。
目立つ人物画は、良く描かれていましたが。
コメディー崩しは大きく、やや気になります。
引き絵も弱め。
動きのある絵なども、微妙な感じがしました。
ただ、それより何よりも気になったのが、コマ・コマ内などの配置。
バランス悪いです。
ガチャガチャとした印象で見辛く、読む際に引っ掛かることが何度かありました。
個人的には冒頭、出会いシーンが特に分かり辛く。
重要なとっつき部分から、お話世界に入り込めませんでした。
女の子が可愛く描かれているだけ、ちょっともったいないですね。
判断については、そう変化ないので↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 10話収録
やや古めな木造アパートに引っ越してきた「村瀬翔太」
そこには、粗大ごみを前にぶつぶつ言っていた、怪しげな隣人「森川菜々子」がいたのでした。
捨てることを「もったいない」と極端に嫌っていた彼女。
接するうち、2人の仲はゆっくりではあるものの、接近していくのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
アパート住人の間で繰り広げられる、ラブコメストーリー。
ただし、住人と言っても現在住んでいるのは3名だけ。
そもそも、よくお話に絡む主要キャラからして5名程度。
いわゆる、集団アパートものではありません。
基本的にジャンルはラブコメなんですが…。
最初から相手は決まっていて、ライバルとかその成就を妨害する要因なく、当然ややこしい事態などにもなっておらず。
カップルとなるまでのストーリーにしては、コレという盛り上がりはありません。
単に、2人してじれったく、たらたら・ウジウジしているだけに感じました。
逆に第三者の存在あった方が、早いとこくっついたかもしれませんねー。
男女どちらも人見知りっぽく、人付き合いに関しては微妙。
そのためか、”人間的に成長”みたいな雰囲気も出していましたが…そう強いものではなかったです。
就職浪人、という設定も最初だけ。
仕事探しする描写はなく、隣人との恋愛を頑張っている訳でもなく。
(※なんとない接触を喜んでただけに見えました)
ハッキリ言って、まとめれば1、2話で済んでしまいそうなストーリーでした。
ページ自体は多いんですけとね。
※左:木戸小百合、右:後輩「天野優希」
ちらほらと多くあった、サービスカットは、いちおう売りの1つでしょうか。
サブヒロイン「小百合さん」に至っては、単独から直接行為まで描かれていて逆に驚いたんですが。
メインの「菜々子さん」は、バストトップの披露すらなく。
ココだー、というくだりでも、寸止めなままでした。
中途半端ですよ。
まぁ、女の子の絵は可愛いと思います。
出会いの1話目。
ただ、こちらが前述したように…漫画のバランス悪くて見辛く、いきなり集中途切れます。
ヒロイン「菜々子ちゃん」の距離感もおかしく、初対面では話すことすらできぬまま逃げ出していたのに、同じアパートの住人という一言で落ち着き。
また、なぜか彼女は距離感がごく近く、頻繁に触ってきていたり、抱きつくような描写があるのです。
あれは誤解されてそう。
何か狙っているのか!?
歓迎会となる2話目。
アパートのもう1人の住人、「さーちゃん」こと「木戸小百合」さんが登場。
こちらでは、挨拶に来た「村瀬くん」を彼氏「ヒロ」と勘違いして、抱きつくくだりがあるんですが。
ここがまた、違和感たっぷり。
たぶん、ドア開く前から突っ込むくらいの勢いあるタイミングでなければ、あーはならないでしょう。
普通気付くと思います。
また、「小百合さん」はこの漫画でのエロ担当だと理解しているんですが。
女の子同士でイチャつくのはいいとして、何かというとそっち関係に結び付けようとしているのが引っ掛かりました。
もう、無理矢理にでもソッチ方面に持っていきたいみたい。
実際のところそうもなんでしょうけどね。
「菜々子ちゃん」の名前を知らないくだり。
部屋前にはネームプレートがあるんですけど、苗字すら知らないのにも違和感。
こちらの話では挨拶前ともあって、それを確認している筈だと思うんですが。
ああした出会いをしていて、隣の部屋のプレートは確認しないものかなぁ。
さらに、そんなんよりも気になったのが、ずぶ濡れになってしまった携帯のくだり。
捨てることを嫌がる彼女の性格は分かりますが、データとか残っていない可能性もあり。
買い替えはごく当たり前のこと。
ああした発言はなんなんでしょう。
まぁ、酔っぱらってるってこともあるのかな…。
ただ、あの場面でストラップの回想をしているのは…すこぶる変。
乾かせばいいだけのことでしょ?
なお、モノにこだわる理由は、共にショップへ行った3話目にて説明されていました。
何気にアドレスもゲットし、店員にも言われたそのままかなり仲良しですわね。
4、5話はエロ担当な友人「小百合さん」がピックアップされています。
何やら様子がおかしい彼女。
ただ、そのおかげで「菜々子ちゃん」が初めて、であることが判明してました。
まぁ、男性にとっては嬉しい情報ですわね。
彼女の露出大き目な服装の話がありましたが…基本的にサービスちっく。
後半ではエロ暴走する様が見れるので、お楽しみに。
5話目では「小百合さん」の彼氏「ヒロ」くん登場。
彼女の主役回ですね。
それがためか、意味あるのか、ないのかという独りえっちシーンが。
また、その後には普通に直接シーンまで描かれていて、前述したように驚きました。
アリな漫画だったんですね。
(※ただ、ここまでの描写は最初で最後のことでした。単行本だけの仕様かな)
ツインテール眼鏡な後輩「天野優希」が登場する6話目。
あの登場シーンから、もっと2人の仲をかき回す立ち位置かと思いましたけれど。
意外に、絡んでこなかったですねー。
ただ、こちらではちょっとした立ち回りがあったため、「菜々子ちゃん」の意識を揺らす効果とはなっていました。
「菜々子ちゃん」のお風呂シーンから始まる7話目。
当然全裸なのですが、バストトップはしっかりガードされてしまいました。
むむむ。
彼女に避けられるようになり、不穏な空気が。
そんな彼女に対して…うじうじしている「翔太くん」
まぁ、そういう設定ですもんね、彼は。
結構引っ張られそうかと思ったんですが…あれだけ避けていた彼女が、夜に会った際は普通でまた違和感が。
確かに、逃げるような場面ではないのですけれど。
ただ、ここまで来てまだ彼女の仕事先すらも知らないのは、さすがに変に思いました。
あたりさわりのない会話で、必ず出る話題だと思うのだけれど。
※わたわた「菜々子ちゃん」
そんなこんなで最終エピソードの8、9、10話。
故あって、8話では2人して地元銭湯に行くという、昭和みたいなシチュエーションが。
また裸を描かれていたものの…ううむ、ガードが硬い。
正ヒロイン補正か。
まぁ、いままでもそう問題ない2人ではありましたが。
銭湯後に公園でだべる、ブレーカー落ちて暗闇で抱きつくなど、また昭和っぽいイベントがあったりしていて。
まったく、何の問題もないようなんですが。
正直、最後のギリギリまで、グダグタやっていた印象です。
学生じゃあるまいし(学生のが早いか)、なんなんだろう。
人間的に成長した感もなく、就職については途中から触れられずに終わっていました。
長編漫画で、こんだけ厚さあるのになぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「桃月すず」センセでした。
こちらのブログでは成年漫画「「あまえたがり」、「ヒミツしたいっ」、「あまあま」などを紹介しています。
結構期待していたんですが…この内容は、ちょっと酷い。
ストーリーから各キャラまで、まったく刺さりませんでした。
ヒロイン絵が可愛いだけ、勿体ないですね。
せめてサービスシーンに頑張って欲しかったですが、それすら中途半端でしたし…。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●◎○○
・お話 :◎○○○○
・漫画 :●●◎○○
・独創性:●○○○○
・属性 : [一般] ラブコメ、アパート
・構成 : 10話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、合間にネタ絵、カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桃月すず(ももづき・すず)」センセの「おかえり、ただいま、また明日」です。
※隣人「森川菜々子」
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編。
いちおう、ストーリー漫画となっています。
ただ、詳しくは後述しますが…そのお話はあちこちに違和感があり…。
個人的には、突っ込みどころ満載でした。
期待された読者ではないんでしょうかね…。
キャラ設定からして、ふわふわしているような印象。
ド甘い、ラブコメな成年漫画よりも酷く感じました。
漫画の売りだろう、サービスシーンについても中途半端。
途中の描写を見る限り、あるレベルまで描けない訳ではないようなんですが…なんなんでしょう。
そう期待に応えるようなものでないので、ご注意ください。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づきはそこそこで、白比率も多め。
濃淡はデジタルの淡いものでした。
描き込みはちょうど良いからサッパリの中間くらい。
コマ割りは中小で枠間もだいたい確保されています。
目立つ人物画は、良く描かれていましたが。
コメディー崩しは大きく、やや気になります。
引き絵も弱め。
動きのある絵なども、微妙な感じがしました。
ただ、それより何よりも気になったのが、コマ・コマ内などの配置。
バランス悪いです。
ガチャガチャとした印象で見辛く、読む際に引っ掛かることが何度かありました。
個人的には冒頭、出会いシーンが特に分かり辛く。
重要なとっつき部分から、お話世界に入り込めませんでした。
女の子が可愛く描かれているだけ、ちょっともったいないですね。
判断については、そう変化ないので↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 10話収録
やや古めな木造アパートに引っ越してきた「村瀬翔太」
そこには、粗大ごみを前にぶつぶつ言っていた、怪しげな隣人「森川菜々子」がいたのでした。
捨てることを「もったいない」と極端に嫌っていた彼女。
接するうち、2人の仲はゆっくりではあるものの、接近していくのでした。
大雑把ですが、だいたいそんなん。
アパート住人の間で繰り広げられる、ラブコメストーリー。
ただし、住人と言っても現在住んでいるのは3名だけ。
そもそも、よくお話に絡む主要キャラからして5名程度。
いわゆる、集団アパートものではありません。
基本的にジャンルはラブコメなんですが…。
最初から相手は決まっていて、ライバルとかその成就を妨害する要因なく、当然ややこしい事態などにもなっておらず。
カップルとなるまでのストーリーにしては、コレという盛り上がりはありません。
単に、2人してじれったく、たらたら・ウジウジしているだけに感じました。
逆に第三者の存在あった方が、早いとこくっついたかもしれませんねー。
男女どちらも人見知りっぽく、人付き合いに関しては微妙。
そのためか、”人間的に成長”みたいな雰囲気も出していましたが…そう強いものではなかったです。
就職浪人、という設定も最初だけ。
仕事探しする描写はなく、隣人との恋愛を頑張っている訳でもなく。
(※なんとない接触を喜んでただけに見えました)
ハッキリ言って、まとめれば1、2話で済んでしまいそうなストーリーでした。
ページ自体は多いんですけとね。
※左:木戸小百合、右:後輩「天野優希」
ちらほらと多くあった、サービスカットは、いちおう売りの1つでしょうか。
サブヒロイン「小百合さん」に至っては、単独から直接行為まで描かれていて逆に驚いたんですが。
メインの「菜々子さん」は、バストトップの披露すらなく。
ココだー、というくだりでも、寸止めなままでした。
中途半端ですよ。
まぁ、女の子の絵は可愛いと思います。
出会いの1話目。
ただ、こちらが前述したように…漫画のバランス悪くて見辛く、いきなり集中途切れます。
ヒロイン「菜々子ちゃん」の距離感もおかしく、初対面では話すことすらできぬまま逃げ出していたのに、同じアパートの住人という一言で落ち着き。
また、なぜか彼女は距離感がごく近く、頻繁に触ってきていたり、抱きつくような描写があるのです。
あれは誤解されてそう。
何か狙っているのか!?
歓迎会となる2話目。
アパートのもう1人の住人、「さーちゃん」こと「木戸小百合」さんが登場。
こちらでは、挨拶に来た「村瀬くん」を彼氏「ヒロ」と勘違いして、抱きつくくだりがあるんですが。
ここがまた、違和感たっぷり。
たぶん、ドア開く前から突っ込むくらいの勢いあるタイミングでなければ、あーはならないでしょう。
普通気付くと思います。
また、「小百合さん」はこの漫画でのエロ担当だと理解しているんですが。
女の子同士でイチャつくのはいいとして、何かというとそっち関係に結び付けようとしているのが引っ掛かりました。
もう、無理矢理にでもソッチ方面に持っていきたいみたい。
実際のところそうもなんでしょうけどね。
「菜々子ちゃん」の名前を知らないくだり。
部屋前にはネームプレートがあるんですけど、苗字すら知らないのにも違和感。
こちらの話では挨拶前ともあって、それを確認している筈だと思うんですが。
ああした出会いをしていて、隣の部屋のプレートは確認しないものかなぁ。
さらに、そんなんよりも気になったのが、ずぶ濡れになってしまった携帯のくだり。
捨てることを嫌がる彼女の性格は分かりますが、データとか残っていない可能性もあり。
買い替えはごく当たり前のこと。
ああした発言はなんなんでしょう。
まぁ、酔っぱらってるってこともあるのかな…。
ただ、あの場面でストラップの回想をしているのは…すこぶる変。
乾かせばいいだけのことでしょ?
なお、モノにこだわる理由は、共にショップへ行った3話目にて説明されていました。
何気にアドレスもゲットし、店員にも言われたそのままかなり仲良しですわね。
4、5話はエロ担当な友人「小百合さん」がピックアップされています。
何やら様子がおかしい彼女。
ただ、そのおかげで「菜々子ちゃん」が初めて、であることが判明してました。
まぁ、男性にとっては嬉しい情報ですわね。
彼女の露出大き目な服装の話がありましたが…基本的にサービスちっく。
後半ではエロ暴走する様が見れるので、お楽しみに。
5話目では「小百合さん」の彼氏「ヒロ」くん登場。
彼女の主役回ですね。
それがためか、意味あるのか、ないのかという独りえっちシーンが。
また、その後には普通に直接シーンまで描かれていて、前述したように驚きました。
アリな漫画だったんですね。
(※ただ、ここまでの描写は最初で最後のことでした。単行本だけの仕様かな)
ツインテール眼鏡な後輩「天野優希」が登場する6話目。
あの登場シーンから、もっと2人の仲をかき回す立ち位置かと思いましたけれど。
意外に、絡んでこなかったですねー。
ただ、こちらではちょっとした立ち回りがあったため、「菜々子ちゃん」の意識を揺らす効果とはなっていました。
「菜々子ちゃん」のお風呂シーンから始まる7話目。
当然全裸なのですが、バストトップはしっかりガードされてしまいました。
むむむ。
彼女に避けられるようになり、不穏な空気が。
そんな彼女に対して…うじうじしている「翔太くん」
まぁ、そういう設定ですもんね、彼は。
結構引っ張られそうかと思ったんですが…あれだけ避けていた彼女が、夜に会った際は普通でまた違和感が。
確かに、逃げるような場面ではないのですけれど。
ただ、ここまで来てまだ彼女の仕事先すらも知らないのは、さすがに変に思いました。
あたりさわりのない会話で、必ず出る話題だと思うのだけれど。
※わたわた「菜々子ちゃん」
そんなこんなで最終エピソードの8、9、10話。
故あって、8話では2人して地元銭湯に行くという、昭和みたいなシチュエーションが。
また裸を描かれていたものの…ううむ、ガードが硬い。
正ヒロイン補正か。
まぁ、いままでもそう問題ない2人ではありましたが。
銭湯後に公園でだべる、ブレーカー落ちて暗闇で抱きつくなど、また昭和っぽいイベントがあったりしていて。
まったく、何の問題もないようなんですが。
正直、最後のギリギリまで、グダグタやっていた印象です。
学生じゃあるまいし(学生のが早いか)、なんなんだろう。
人間的に成長した感もなく、就職については途中から触れられずに終わっていました。
長編漫画で、こんだけ厚さあるのになぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「桃月すず」センセでした。
こちらのブログでは成年漫画「「あまえたがり」、「ヒミツしたいっ」、「あまあま」などを紹介しています。
結構期待していたんですが…この内容は、ちょっと酷い。
ストーリーから各キャラまで、まったく刺さりませんでした。
ヒロイン絵が可愛いだけ、勿体ないですね。
せめてサービスシーンに頑張って欲しかったですが、それすら中途半端でしたし…。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】