■初恋モーション (篠塚醸二)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、幼馴染み
・構成 : 初単行本、カラー(12P)、短編×14(うち「Candy Lock」×3)
・おまけ: あとがき、反省会(作品コメント)、折り返しにコメント、加筆・修正あり、
カバー裏にカラー漫画「従妹ノ果実」の一部、描き下ろし「Candy Lock The after」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「篠塚醸二(しのづか・じょうじ)」センセの「初恋モーション」です。
※左:みゆき、右:朋ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は連続話と短編、そしてカラーショートという具合。
連続話は描き下ろしもあり、お話を補完しておりました。
あれがある・ないでは大違いですね。
後述しますが絵の巧い方なので、冒頭のショートがずらずら並ぶ懸念もありましたが。
そんなんは2話だけで、短編群は普通の長さ。
ちょっと安心。
ジャンルとしてはラブコメ。
むちむちっとした豊かなスタイルながら、おバカっぽいヒロインとの楽しいエピソードです。
短編は概ね成年漫画という雰囲気。
ただ、連続話は個人的にお話としてはもう2、3歩足りない印象でした。
単行本のウリはその絵柄ですね。
丁寧な線のデジタル絵で、そうテカテカもしておらず。
描き込み・濃淡具合はちょうど良く、目立つような乱れはありません。
皆さんスタイル良く、大きなロケット・バストがため、ややバランスが気になるところもありましたが、些細な程度。
魅力的ではあるんですが、やや画一的かもしれません。
背景や小物は本編の邪魔はしておらず、適当にメリハリもあって見易いです。
表現はコメディーがお上手。
お話ともども、やや絵柄に軽さがあるかも。
後述しますが、カラーの↓表紙・裏表紙よりも本編の白黒絵のがいい感じ。
判断には、「ワニマガジン社」さんのHPで立ち読みするのがオススメ。
【 収録話 】 14話収録
001:「狙う女講師」 カラー原稿
007:「Sorry Girl」 カラー原稿
どちらもカラー原稿のショートもの。
センセのカラー原稿は色がぱちっとハッキリしていて。
個人的には…白黒のが好み。
前者は6Pのゼミの女教師「高宮」さんが生徒を誘惑するもの。
かなり積極的な感じでしたが…オチで納得。
後者はカラー4P。
金髪のむちむちヒロイン「ケイト」がフロリダから”謝罪”のため訪ねてくるという切っ掛け。
主人公には特に覚えはないんですが、そのままえっちに流れるのでした。
前者に比べると、オチはぼんやりしてますわね。
このページ数だと仕方ないかもしれませんが。
011:「アワ♀アワ♀勘違い」 カラー原稿あり
ルームシェアをする「みゆき」・「清美」
男性が苦手な「みゆき」を心配する「清美」は部屋に彼氏「けいすけ」を連れ込み、わざとえっちを目撃させたんですが。
頑なな態度は変わらず、さらなる追い打ちをかけることとなるのでした。
お風呂での複数えっち。
前半での「清美さん」の妄想は成年漫画でありがちなもの。
ここは「みゆきさん」の行動が真っ当ですわね。
ただ、自分の苦手な男性が部屋に居て。
えっちしたばかりで、かつ投げたペットボトルがため彼はびしょ濡れになっており。
こうした条件が揃っているにも関わらず、平然と風呂へ入ろうとするのは、やっぱりどうにも違和感でした。
まぁ、「清美さん」が面白い娘なので、いいか。
目隠しクイズをされた彼が、キッチリ間違うところも可笑しい。
あれは少なくとも途中で気付く筈ですよねー。
※天乃川咲子・佐藤奈緒
027:「Candy Lock」 前後編
067:「Candy Lock the after」 描き下ろし
収録では唯一の連続シリーズ。
中学は別々だったものの、幼馴染み「佐藤奈緒」と同じ高校へ進学した「白井大路」
幼少期、駄菓子の指輪キャンディで結婚の約束をしたことを明確に覚えている彼は、どうにか「奈緒」との間を親密にしたいと思っていたところ。
彼女の友人「天乃川咲子」は、”かつて将来を誓い合った仲”であると、抱きついてきたのでした。
大雑把にはそんな感じ。
三角関係なラブコメですね。
昔の約束した相手がダブっていたというのは、ちらほら見かける設定。
こちらの場合は…なにゆえ2人いたのか、というストーリーの核心部分がどうにも弱く、お話としてパンチが軽い。
約束はよく覚えてるのに、それ以外が曖昧というのも…なんだか変な印象ですね。
2人似通った感じでもなく。
あ、いちおう「佐藤」・「咲子」と、どちらも「さっちゃん」ではあるのか。
また、「咲子さん」はいいとして、メインである「奈緒ちゃん」のキャラは不安定で、言動がブレているように映りました。
自信あったのかもしれませんが、もっと敏感に嫉妬してくれた方が可愛く見えたかもしれませんね。
前編は黒髪なお嬢様「咲子さん」とのえっち。
積極的なだけ、「奈緒ちゃん」の存在を気にしつつも、あっさり流されています。
まぁ、当然ですわね。
想い出ある公園でのプレイ。
いちおう取り壊しを控えていて、周囲は囲まれていたので、野外でしたが納得できるものでした。
続く後編は「奈緒ちゃん」
可愛らしく、自分を好いてくれていて、またあーもしてくれる娘がいるというのに。
いまだ彼女を引きずっている「大路くん」
酷い男ですわね。
そんな彼なので、「奈緒ちゃん」の誘いにあっさり乗っかるのは当然のことでしょう。
描き下ろし「Candy Lock the after」はその後日談。
成年漫画の構成らしく、こちらは複数えっちとなってます。
「奈緒ちゃん」がブルマ、「咲子さん」がナースのコスプレをしております。
2人ともぴったりですね。
オチでは適当に巧くおさまっていましたが、2人で色々揉めてる方が面白いなぁ。
075:「High&Low」
身長差50cmと言う彼女「朋」ちゃんとのえっち話。
サイズ差がため、初えっちを失敗していた2人が…というもの。
小さい「朋ちゃん」がツリ目で可愛い。
収録でお気に入りです。
この娘は…意味もなく怒らせたくなるなぁ(笑)
その割に立派なバストでしたが。
振り返ったオチの表情も実にキュートでした。
091:「誘惑フットワーク」
女の子のような容姿から女子にモテモテな「ルイ」
そのほとんどを断っていた彼のお目当ては、友人「洋一」の姉「カズミ」だったのです。
まぁ、友達のお姉さんというのは魅力的に映るものですよね。
一瞬逃げたりしていましたが。
「ルイくん」が意外に積極的で驚き。
そりゃ、モテるだろうなー。
お姉さんが腰グリグリやるコマが好き。
107:「誤爆ダイアリー」
生徒「柏木千明」さんと教師「吉野」のカップル。
どーでもいいですが…「千明さん」はちょっと心配になるような感じの娘さん。
冒頭の”授業中はうわの空”での表情が可笑しい。
先生の期待をあっさり裏切るのも納得。
勢いそのままえっちしちゃってましたが…彼クビにならないか心配。
123:「口だけビッチ」
強気で生徒会長になってからはやりたい放題だった「久住綾瀬」
なんとか彼女の弱点を掴むべく尾行していた主人公は、その万引き現場の撮影に成功したのでした。
こういう女性いますよね。
辺に容姿がいいだけ、この「綾瀬さん」は腹立たしく感じるかも。
悪いのはまたムカつくだろうけど。
本編後の2人が面白そうですね。
色々言いつつもしっかり付き合ってそう。
139:「大事な物は何ですか?」
同級生で野球部のマネージャーでもある「川内ゆかり」
その一生懸命さにうち抜かれた「加賀」は告白のチャンスを伺っていたんですが。
先輩「笠原」とのえち現場を目撃してしまったのです。
確かにいい娘とは思いますけど…。
あんなんまでやっちゃってるのは、いかにも漫画ですね。
もっと我慢してるような表情で描いて欲しかった。
ついでに、その直後にまたえっちというのも同様。
実はどちらも手玉に取っていた、くらいの娘ならばそんなんも納得なんですが。
159:「従妹ノ果実」
「貴兄(タカニイ)」として従妹らにやたら好かれている主人公。
そのうち、従妹「伊鈴」は身体と頭の成長がアンバランスで、どうにも扱いに困るようになっていたのでした。
先の「千明さん」と同じく、適度におバカで可愛らしい娘ですね。
かなりガッツリとえっち仕掛けていました。
なお、冒頭の数ページはもともとカラー原稿だった様子。
中盤での台詞によるものですわね。
あれを普通に送ってくる神経がエロいです。
そちらのカラー版はカバー裏にあるので、ぜひ同時に見てみましょう。
若干台詞異なってましたけど。
177:「生しぼり」
深夜に部屋へ侵入してきた隣の「杏子」さん。
その目的は…というお話。
窓から侵入できる、いわゆるラブコメ距離です。
普通に告白するなりなんなりすればいいのに。
ちょっと怖いよ(笑)
「圭にバレた…死にたい…」
のコマが好き。
あの告白は録音しておきたいですねー。
※左:柏木千明、右:杏子さん
193:「私の性物学」
レポートのテーマは「生殖」でしたが、それっぽい単語が苦手な「伊東」さん。
課題はあっさり返却され、単位がヤバくなってしまうんですが…という切っ掛け。
これまた教師・生徒のエピソードですが、こちらは大学生。
あの最中に他に気を取られるあたりは、先の「千明さん」・「伊鈴ちゃん」らとあんま変わんない感じ。
身体は成長してるんだけどねぇ。
こちらで仕掛けるのは教師から。
確かに気持ちは分からんでもないですが、ちょっと漫画ちっくな展開のように思いました。
あの娘の口塞ぐのはまた大変そうですし。
ただ、オチがあーとは意外。
【 その他 】
そんなこんなで、「篠塚醸二」センセでした。
今回が初単行本とのこと。
その割には、高い完成度でしたよー。
”COMIC失楽天の豪傑”という冠は伊達ではありませんね。
お話は個人的に物足りなさがありましたが、いくつかイイ感じのものがあり。
できれば「朋ちゃん」の別シチュエーションが見たいですよ。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●○○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、幼馴染み
・構成 : 初単行本、カラー(12P)、短編×14(うち「Candy Lock」×3)
・おまけ: あとがき、反省会(作品コメント)、折り返しにコメント、加筆・修正あり、
カバー裏にカラー漫画「従妹ノ果実」の一部、描き下ろし「Candy Lock The after」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「篠塚醸二(しのづか・じょうじ)」センセの「初恋モーション」です。
※左:みゆき、右:朋ちゃん
【 構成・絵柄 】
収録は連続話と短編、そしてカラーショートという具合。
連続話は描き下ろしもあり、お話を補完しておりました。
あれがある・ないでは大違いですね。
後述しますが絵の巧い方なので、冒頭のショートがずらずら並ぶ懸念もありましたが。
そんなんは2話だけで、短編群は普通の長さ。
ちょっと安心。
ジャンルとしてはラブコメ。
むちむちっとした豊かなスタイルながら、おバカっぽいヒロインとの楽しいエピソードです。
短編は概ね成年漫画という雰囲気。
ただ、連続話は個人的にお話としてはもう2、3歩足りない印象でした。
単行本のウリはその絵柄ですね。
丁寧な線のデジタル絵で、そうテカテカもしておらず。
描き込み・濃淡具合はちょうど良く、目立つような乱れはありません。
皆さんスタイル良く、大きなロケット・バストがため、ややバランスが気になるところもありましたが、些細な程度。
魅力的ではあるんですが、やや画一的かもしれません。
背景や小物は本編の邪魔はしておらず、適当にメリハリもあって見易いです。
表現はコメディーがお上手。
お話ともども、やや絵柄に軽さがあるかも。
後述しますが、カラーの↓表紙・裏表紙よりも本編の白黒絵のがいい感じ。
判断には、「ワニマガジン社」さんのHPで立ち読みするのがオススメ。
【 収録話 】 14話収録
001:「狙う女講師」 カラー原稿
007:「Sorry Girl」 カラー原稿
どちらもカラー原稿のショートもの。
センセのカラー原稿は色がぱちっとハッキリしていて。
個人的には…白黒のが好み。
前者は6Pのゼミの女教師「高宮」さんが生徒を誘惑するもの。
かなり積極的な感じでしたが…オチで納得。
後者はカラー4P。
金髪のむちむちヒロイン「ケイト」がフロリダから”謝罪”のため訪ねてくるという切っ掛け。
主人公には特に覚えはないんですが、そのままえっちに流れるのでした。
前者に比べると、オチはぼんやりしてますわね。
このページ数だと仕方ないかもしれませんが。
011:「アワ♀アワ♀勘違い」 カラー原稿あり
ルームシェアをする「みゆき」・「清美」
男性が苦手な「みゆき」を心配する「清美」は部屋に彼氏「けいすけ」を連れ込み、わざとえっちを目撃させたんですが。
頑なな態度は変わらず、さらなる追い打ちをかけることとなるのでした。
お風呂での複数えっち。
前半での「清美さん」の妄想は成年漫画でありがちなもの。
ここは「みゆきさん」の行動が真っ当ですわね。
ただ、自分の苦手な男性が部屋に居て。
えっちしたばかりで、かつ投げたペットボトルがため彼はびしょ濡れになっており。
こうした条件が揃っているにも関わらず、平然と風呂へ入ろうとするのは、やっぱりどうにも違和感でした。
まぁ、「清美さん」が面白い娘なので、いいか。
目隠しクイズをされた彼が、キッチリ間違うところも可笑しい。
あれは少なくとも途中で気付く筈ですよねー。
※天乃川咲子・佐藤奈緒
027:「Candy Lock」 前後編
067:「Candy Lock the after」 描き下ろし
収録では唯一の連続シリーズ。
中学は別々だったものの、幼馴染み「佐藤奈緒」と同じ高校へ進学した「白井大路」
幼少期、駄菓子の指輪キャンディで結婚の約束をしたことを明確に覚えている彼は、どうにか「奈緒」との間を親密にしたいと思っていたところ。
彼女の友人「天乃川咲子」は、”かつて将来を誓い合った仲”であると、抱きついてきたのでした。
大雑把にはそんな感じ。
三角関係なラブコメですね。
昔の約束した相手がダブっていたというのは、ちらほら見かける設定。
こちらの場合は…なにゆえ2人いたのか、というストーリーの核心部分がどうにも弱く、お話としてパンチが軽い。
約束はよく覚えてるのに、それ以外が曖昧というのも…なんだか変な印象ですね。
2人似通った感じでもなく。
あ、いちおう「佐藤」・「咲子」と、どちらも「さっちゃん」ではあるのか。
また、「咲子さん」はいいとして、メインである「奈緒ちゃん」のキャラは不安定で、言動がブレているように映りました。
自信あったのかもしれませんが、もっと敏感に嫉妬してくれた方が可愛く見えたかもしれませんね。
前編は黒髪なお嬢様「咲子さん」とのえっち。
積極的なだけ、「奈緒ちゃん」の存在を気にしつつも、あっさり流されています。
まぁ、当然ですわね。
想い出ある公園でのプレイ。
いちおう取り壊しを控えていて、周囲は囲まれていたので、野外でしたが納得できるものでした。
続く後編は「奈緒ちゃん」
可愛らしく、自分を好いてくれていて、またあーもしてくれる娘がいるというのに。
いまだ彼女を引きずっている「大路くん」
酷い男ですわね。
そんな彼なので、「奈緒ちゃん」の誘いにあっさり乗っかるのは当然のことでしょう。
描き下ろし「Candy Lock the after」はその後日談。
成年漫画の構成らしく、こちらは複数えっちとなってます。
「奈緒ちゃん」がブルマ、「咲子さん」がナースのコスプレをしております。
2人ともぴったりですね。
オチでは適当に巧くおさまっていましたが、2人で色々揉めてる方が面白いなぁ。
075:「High&Low」
身長差50cmと言う彼女「朋」ちゃんとのえっち話。
サイズ差がため、初えっちを失敗していた2人が…というもの。
小さい「朋ちゃん」がツリ目で可愛い。
収録でお気に入りです。
この娘は…意味もなく怒らせたくなるなぁ(笑)
その割に立派なバストでしたが。
振り返ったオチの表情も実にキュートでした。
091:「誘惑フットワーク」
女の子のような容姿から女子にモテモテな「ルイ」
そのほとんどを断っていた彼のお目当ては、友人「洋一」の姉「カズミ」だったのです。
まぁ、友達のお姉さんというのは魅力的に映るものですよね。
一瞬逃げたりしていましたが。
「ルイくん」が意外に積極的で驚き。
そりゃ、モテるだろうなー。
お姉さんが腰グリグリやるコマが好き。
107:「誤爆ダイアリー」
生徒「柏木千明」さんと教師「吉野」のカップル。
どーでもいいですが…「千明さん」はちょっと心配になるような感じの娘さん。
冒頭の”授業中はうわの空”での表情が可笑しい。
先生の期待をあっさり裏切るのも納得。
勢いそのままえっちしちゃってましたが…彼クビにならないか心配。
123:「口だけビッチ」
強気で生徒会長になってからはやりたい放題だった「久住綾瀬」
なんとか彼女の弱点を掴むべく尾行していた主人公は、その万引き現場の撮影に成功したのでした。
こういう女性いますよね。
辺に容姿がいいだけ、この「綾瀬さん」は腹立たしく感じるかも。
悪いのはまたムカつくだろうけど。
本編後の2人が面白そうですね。
色々言いつつもしっかり付き合ってそう。
139:「大事な物は何ですか?」
同級生で野球部のマネージャーでもある「川内ゆかり」
その一生懸命さにうち抜かれた「加賀」は告白のチャンスを伺っていたんですが。
先輩「笠原」とのえち現場を目撃してしまったのです。
確かにいい娘とは思いますけど…。
あんなんまでやっちゃってるのは、いかにも漫画ですね。
もっと我慢してるような表情で描いて欲しかった。
ついでに、その直後にまたえっちというのも同様。
実はどちらも手玉に取っていた、くらいの娘ならばそんなんも納得なんですが。
159:「従妹ノ果実」
「貴兄(タカニイ)」として従妹らにやたら好かれている主人公。
そのうち、従妹「伊鈴」は身体と頭の成長がアンバランスで、どうにも扱いに困るようになっていたのでした。
先の「千明さん」と同じく、適度におバカで可愛らしい娘ですね。
かなりガッツリとえっち仕掛けていました。
なお、冒頭の数ページはもともとカラー原稿だった様子。
中盤での台詞によるものですわね。
あれを普通に送ってくる神経がエロいです。
そちらのカラー版はカバー裏にあるので、ぜひ同時に見てみましょう。
若干台詞異なってましたけど。
177:「生しぼり」
深夜に部屋へ侵入してきた隣の「杏子」さん。
その目的は…というお話。
窓から侵入できる、いわゆるラブコメ距離です。
普通に告白するなりなんなりすればいいのに。
ちょっと怖いよ(笑)
「圭にバレた…死にたい…」
のコマが好き。
あの告白は録音しておきたいですねー。
※左:柏木千明、右:杏子さん
193:「私の性物学」
レポートのテーマは「生殖」でしたが、それっぽい単語が苦手な「伊東」さん。
課題はあっさり返却され、単位がヤバくなってしまうんですが…という切っ掛け。
これまた教師・生徒のエピソードですが、こちらは大学生。
あの最中に他に気を取られるあたりは、先の「千明さん」・「伊鈴ちゃん」らとあんま変わんない感じ。
身体は成長してるんだけどねぇ。
こちらで仕掛けるのは教師から。
確かに気持ちは分からんでもないですが、ちょっと漫画ちっくな展開のように思いました。
あの娘の口塞ぐのはまた大変そうですし。
ただ、オチがあーとは意外。
【 その他 】
そんなこんなで、「篠塚醸二」センセでした。
今回が初単行本とのこと。
その割には、高い完成度でしたよー。
”COMIC失楽天の豪傑”という冠は伊達ではありませんね。
お話は個人的に物足りなさがありましたが、いくつかイイ感じのものがあり。
できれば「朋ちゃん」の別シチュエーションが見たいですよ。
初恋モーション (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) (2012/08/07) 篠塚醸二 商品詳細を見る |
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