■ないしょのおまじない (蒼井遊美)
★まんがデーター [9.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●◎○○
・漫画 :●●○○○
・独創性:●●○○○
・属性 : [成年] ラブコメ、貧乳、
・構成 : カラー(4P)、短編×10話。
・おまけ: あとがき、ゲストページ、描き下ろし「彼女の事情」、カラーイラスト、
カバー裏にあとがき漫画・作品解説、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「蒼井遊美(あおい・ゆみ)」センセの「ないしょのおまじない」です。
※アイドル「愛里」
【 構成・絵柄 】
描き下ろしも含めて、収録は全て短編。
追加エピソードも普通の短編で、他とは特に関連ないものです。
↑上で属性をいちおうラブコメとしましたが。
そうラブもコメも強くはありません。
可愛らしい絵柄なんですが、意外にも甘い雰囲気は薄く。
エピソードによっては、ちょっと毒気があったりもしました。
このあたりは人によって良し悪しかも。
ただし、全体的にお話は弱め。
分からんでもないんですが、もうひと描写足りない印象です。
絵自体の説明力が不足しているのかも。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づきはやや弱く、濃淡もごく薄め。
白比率が高い原稿具合です。
描き込みもごくサッパリ。
それがためか、ペターと平たい絵柄になってます。
バランスにも弱さがあり、個人的にはちらほら気になるところがありました。
小物とか服とか、とにかく全てにおいて質感に欠けていたのは辛い。
全体的によく描かれているところと、弱めなコマとの落差が大きく…。
なんというか、不安定な印象です。
収録自体も11年10月から14年5月と幅が広め。
修正もされたようなのですが、ご本人も書いていたようにイマイチ安定してません。
もうひと落ち着きすればいいかなー。
最近の原稿はいい感じなものの、収録では3話ほど。
絵的にはカバーで判断して良いと思います。
ただし前述してきたようなんで、いくらかマイナス判定のが正しいかと。
【 収録話 】 10話収録
007:「Cage」
お嬢様「ロベリア」とお医者様のエピソード。
病気だという彼女。
いつももらう薬は、なにやら怪しげなもので。
力が抜けた彼女はえっちな事をされていたのでした。
ふんわりとした長髪が可愛い「ロベリアさん」
大人しそうな、お嬢様然とした、娘さんです。
裏表紙がこちらの「ロベリアさん」でした。
あくまで治療行為という前提で、えろい台詞言わされたりしてましたよ。
頭がそこそこ回るのは、良いか悪いか。
こちらはページで巧くまとまっていたお話だと思います。
※左:お嬢様「ロベリア」、右:クラスメイト「佐伯由布子」
023:「ぼくの喪女子さん」
地味でコミュ障気味なクラスメイト「佐伯由布子」
ただ、「羽鳥」はそんな彼女が時折見せる寂しげな表情に気付き、惹かれていたんですが。
放課後の教室で、彼女と…というお話。
えっちまでのくだりをすっ飛ばし、いきなりお口なシーンから。
まぁ、限られたページ数がため、そうした対応も必要なのだと思いますが。
他の短編も含めて、全体的に説明不足な気がします。
眼鏡な「由布子さん」は”取ると可愛い”というお約束設定。
素顔を見せるのを嫌がっているのがポイントになっていました。
眼鏡も可愛いんですけどね。
039:「僕のアイドルはとにかく世界で一番可愛い」
アイドル「愛里」とマネージャー「上野」のエピソード。
えー、オチで言ってた彼女の台詞が全てだと思います。
冒頭で機嫌が悪い彼女。
気持ち分からんでもないですが、それがダメならアイドルなんてできないよー。
駄々をこねる彼女に対して、えっちで満足させると言う流れ。
男前ですね。
これが初めてとのことなので、そうすると不満ぶちまけたのも初だと思われ。
やっぱりいい対応でないな。
ステージ衣装なままのプレイです。
055:「妹にはかないませんっ!」
妹「梓」が年頃になったこともあり、家を出て1人暮らしを始めた主人公。
しかし、そこに当の本人は足繁く通ってきており。
いつしか関係していたのでした。
そんな感じの近親モノ。
もうちょっと前後が見たい感じですね。
あるいは「梓ちゃん」視点でのエピソードか。
口悪いものの、えっちではメロメロになってしまう様がキュート。
オチのくだりは好き。
071:「悪魔のような彼女」
バイトに行くべく部屋を出た主人公。
玄関前には、見知らぬ女の子が座っており。
”変質者に襲われたと叫ぶ”
そう脅され、やむなく部屋に入れることとなったのでした。
そんな娘とのえっち展開。
なかなか唐突ですね。
短編なので、これで良いように思わない訳でもないんですが。
説明不足なため、なんだかよく分からんというのが正直なところ。
ツインテールな貧乳さんでしたが、ああした発言を含めて慣れた感じ。
悪魔に例えていたものの、良い思いもしたからいいじゃない。
087:「ボタンがほしいの!」
卒業する先輩「加藤」へ第2ボタンを貰うべく押し掛けた「瀬戸晶」
しかし、タイミング遅く制服のそれは1つも残っておらず。
落ち込む彼女に、別のモノを上げることとしたのでした。
どーでもいいですが、彼モテるのね。
しかし、これでいいのか。
単にボタンをもらいに来た彼女に、ガッツリえっちしちゃうトンデモ話。
実は「加藤くん」には深い事情があったんですが。
それにしても、あれはない。
先に言葉で伝えたって下さい。
103:「放課後調教倶楽部」
生徒「須藤真琴」から告白された理科教師。
”大好きな先生の為なら、私は何だって出来ます”
そんな文面があったので、調教ちっくなプレイを強要するのでした。
タイトルあんなんですが、そう重さはなく。
コメディーちっくに仕上がってます。
オチのやり取りを見る限り、いろいろ言いつつ「真琴さん」も若干楽しんでいるのではないかなぁ。
放課後とありつつも、授業中でのプレイです。
結構なサイズのモノを突っ込まれてましたよ。
まぁ、普通は音でバレるよねー。
119:「いつもふたりで。」
姉の結婚相手の連れ子「ミカ」と同居して7年という「裕」
姉らは結婚後に交通事故で亡くなっており、彼女を引き取っていたのでした。
えー、詳細すっ飛ばしますが、お風呂えっち。
なんのかんの、えっちし続けている彼。
まぁ、今さら葛藤したって遅いよぅ。
彼女言ってた「まだ来てない」というのは、精神的なものが影響してるのでは。
幼少期の描写は1カットだけ詳しくは不明ですが。
いちおう現在は安定しているようなので、結果的に良かったのかな。
※左:「悪魔のような彼女」のヒロイン、右:姪「萌」
135:「ないしょのおまじない☆」
帰省した「耕太」は、成長した姪「萌」と再会。
皆が買い出しに出たため、彼女と2人きりで留守番することとなったのでした。
遊び疲れて、いつしか寝てしまった「耕太」
ふと目を覚ますと、「萌」が無防備な姿で乗っかるように寝ていたのです。
こちらが表題作。
そうすると、↓表紙は「萌ちゃん」でしょう。
制服っぽいもの着てましたが、彼女はいくつ設定なのかな。
言動は結構幼い印象でしたけど。
ただ、いかに起きないとはいえ…あーしちゃダメだろー。
オチもそんな感じでしたが、絶対にバレるぞ。
151:「彼女の事情」 描き下ろし
とあるカップルのえっち話なんですが…最後に驚くような描写が。
「千穂」ちゃんの声が大きいから、とTVつけながらえっちしている2人。
それも事実なんでしょうけど、オチを見る限り他の目的がためかも。
まだ慣れぬまま頑張る「千穂ちゃん」が可愛い。
8ページの描き下ろしでした。
【 その他 】
本日は「蒼井遊美」センセでした。
こちらはどうやら2冊目の様子。
他にもイラストのお仕事をされていました。
別名義「吉井遊美」で活動されていた時期もあるようです。
ひでるさんは今回が初見。
絵柄は最近の作画が良いですね。
あんな感じで安定してくればいいと思います。
白くスッキリした原稿も、それはそれで別にいいんですが。
(※そうした雰囲気は、いかにも「久保書店」さんという印象)
お話にもう少し引っ張る力…えーコレというポイントが欲しいところでした。
次巻に期待します。
★現在アマゾン登録なし(16/06/21)
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●◎○○
・漫画 :●●○○○
・独創性:●●○○○
・属性 : [成年] ラブコメ、貧乳、
・構成 : カラー(4P)、短編×10話。
・おまけ: あとがき、ゲストページ、描き下ろし「彼女の事情」、カラーイラスト、
カバー裏にあとがき漫画・作品解説、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「蒼井遊美(あおい・ゆみ)」センセの「ないしょのおまじない」です。
※アイドル「愛里」
【 構成・絵柄 】
描き下ろしも含めて、収録は全て短編。
追加エピソードも普通の短編で、他とは特に関連ないものです。
↑上で属性をいちおうラブコメとしましたが。
そうラブもコメも強くはありません。
可愛らしい絵柄なんですが、意外にも甘い雰囲気は薄く。
エピソードによっては、ちょっと毒気があったりもしました。
このあたりは人によって良し悪しかも。
ただし、全体的にお話は弱め。
分からんでもないんですが、もうひと描写足りない印象です。
絵自体の説明力が不足しているのかも。
すっきりとした細線での作画。
全体の色づきはやや弱く、濃淡もごく薄め。
白比率が高い原稿具合です。
描き込みもごくサッパリ。
それがためか、ペターと平たい絵柄になってます。
バランスにも弱さがあり、個人的にはちらほら気になるところがありました。
小物とか服とか、とにかく全てにおいて質感に欠けていたのは辛い。
全体的によく描かれているところと、弱めなコマとの落差が大きく…。
なんというか、不安定な印象です。
収録自体も11年10月から14年5月と幅が広め。
修正もされたようなのですが、ご本人も書いていたようにイマイチ安定してません。
もうひと落ち着きすればいいかなー。
最近の原稿はいい感じなものの、収録では3話ほど。
絵的にはカバーで判断して良いと思います。
ただし前述してきたようなんで、いくらかマイナス判定のが正しいかと。
【 収録話 】 10話収録
007:「Cage」
お嬢様「ロベリア」とお医者様のエピソード。
病気だという彼女。
いつももらう薬は、なにやら怪しげなもので。
力が抜けた彼女はえっちな事をされていたのでした。
ふんわりとした長髪が可愛い「ロベリアさん」
大人しそうな、お嬢様然とした、娘さんです。
裏表紙がこちらの「ロベリアさん」でした。
あくまで治療行為という前提で、えろい台詞言わされたりしてましたよ。
頭がそこそこ回るのは、良いか悪いか。
こちらはページで巧くまとまっていたお話だと思います。
※左:お嬢様「ロベリア」、右:クラスメイト「佐伯由布子」
023:「ぼくの喪女子さん」
地味でコミュ障気味なクラスメイト「佐伯由布子」
ただ、「羽鳥」はそんな彼女が時折見せる寂しげな表情に気付き、惹かれていたんですが。
放課後の教室で、彼女と…というお話。
えっちまでのくだりをすっ飛ばし、いきなりお口なシーンから。
まぁ、限られたページ数がため、そうした対応も必要なのだと思いますが。
他の短編も含めて、全体的に説明不足な気がします。
眼鏡な「由布子さん」は”取ると可愛い”というお約束設定。
素顔を見せるのを嫌がっているのがポイントになっていました。
眼鏡も可愛いんですけどね。
039:「僕のアイドルはとにかく世界で一番可愛い」
アイドル「愛里」とマネージャー「上野」のエピソード。
えー、オチで言ってた彼女の台詞が全てだと思います。
冒頭で機嫌が悪い彼女。
気持ち分からんでもないですが、それがダメならアイドルなんてできないよー。
駄々をこねる彼女に対して、えっちで満足させると言う流れ。
男前ですね。
これが初めてとのことなので、そうすると不満ぶちまけたのも初だと思われ。
やっぱりいい対応でないな。
ステージ衣装なままのプレイです。
055:「妹にはかないませんっ!」
妹「梓」が年頃になったこともあり、家を出て1人暮らしを始めた主人公。
しかし、そこに当の本人は足繁く通ってきており。
いつしか関係していたのでした。
そんな感じの近親モノ。
もうちょっと前後が見たい感じですね。
あるいは「梓ちゃん」視点でのエピソードか。
口悪いものの、えっちではメロメロになってしまう様がキュート。
オチのくだりは好き。
071:「悪魔のような彼女」
バイトに行くべく部屋を出た主人公。
玄関前には、見知らぬ女の子が座っており。
”変質者に襲われたと叫ぶ”
そう脅され、やむなく部屋に入れることとなったのでした。
そんな娘とのえっち展開。
なかなか唐突ですね。
短編なので、これで良いように思わない訳でもないんですが。
説明不足なため、なんだかよく分からんというのが正直なところ。
ツインテールな貧乳さんでしたが、ああした発言を含めて慣れた感じ。
悪魔に例えていたものの、良い思いもしたからいいじゃない。
087:「ボタンがほしいの!」
卒業する先輩「加藤」へ第2ボタンを貰うべく押し掛けた「瀬戸晶」
しかし、タイミング遅く制服のそれは1つも残っておらず。
落ち込む彼女に、別のモノを上げることとしたのでした。
どーでもいいですが、彼モテるのね。
しかし、これでいいのか。
単にボタンをもらいに来た彼女に、ガッツリえっちしちゃうトンデモ話。
実は「加藤くん」には深い事情があったんですが。
それにしても、あれはない。
先に言葉で伝えたって下さい。
103:「放課後調教倶楽部」
生徒「須藤真琴」から告白された理科教師。
”大好きな先生の為なら、私は何だって出来ます”
そんな文面があったので、調教ちっくなプレイを強要するのでした。
タイトルあんなんですが、そう重さはなく。
コメディーちっくに仕上がってます。
オチのやり取りを見る限り、いろいろ言いつつ「真琴さん」も若干楽しんでいるのではないかなぁ。
放課後とありつつも、授業中でのプレイです。
結構なサイズのモノを突っ込まれてましたよ。
まぁ、普通は音でバレるよねー。
119:「いつもふたりで。」
姉の結婚相手の連れ子「ミカ」と同居して7年という「裕」
姉らは結婚後に交通事故で亡くなっており、彼女を引き取っていたのでした。
えー、詳細すっ飛ばしますが、お風呂えっち。
なんのかんの、えっちし続けている彼。
まぁ、今さら葛藤したって遅いよぅ。
彼女言ってた「まだ来てない」というのは、精神的なものが影響してるのでは。
幼少期の描写は1カットだけ詳しくは不明ですが。
いちおう現在は安定しているようなので、結果的に良かったのかな。
※左:「悪魔のような彼女」のヒロイン、右:姪「萌」
135:「ないしょのおまじない☆」
帰省した「耕太」は、成長した姪「萌」と再会。
皆が買い出しに出たため、彼女と2人きりで留守番することとなったのでした。
遊び疲れて、いつしか寝てしまった「耕太」
ふと目を覚ますと、「萌」が無防備な姿で乗っかるように寝ていたのです。
こちらが表題作。
そうすると、↓表紙は「萌ちゃん」でしょう。
制服っぽいもの着てましたが、彼女はいくつ設定なのかな。
言動は結構幼い印象でしたけど。
ただ、いかに起きないとはいえ…あーしちゃダメだろー。
オチもそんな感じでしたが、絶対にバレるぞ。
151:「彼女の事情」 描き下ろし
とあるカップルのえっち話なんですが…最後に驚くような描写が。
「千穂」ちゃんの声が大きいから、とTVつけながらえっちしている2人。
それも事実なんでしょうけど、オチを見る限り他の目的がためかも。
まだ慣れぬまま頑張る「千穂ちゃん」が可愛い。
8ページの描き下ろしでした。
【 その他 】
本日は「蒼井遊美」センセでした。
こちらはどうやら2冊目の様子。
他にもイラストのお仕事をされていました。
別名義「吉井遊美」で活動されていた時期もあるようです。
ひでるさんは今回が初見。
絵柄は最近の作画が良いですね。
あんな感じで安定してくればいいと思います。
白くスッキリした原稿も、それはそれで別にいいんですが。
(※そうした雰囲気は、いかにも「久保書店」さんという印象)
お話にもう少し引っ張る力…えーコレというポイントが欲しいところでした。
次巻に期待します。
ないしょのおまじない (ワールドコミックススペシャル) (2015/02/28) 蒼井 遊美 商品詳細を見る |
★現在アマゾン登録なし(16/06/21)
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】