■健康で文化的な性活 (層積)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、積極的、巨乳
・構成 : 7話収録(うち「双子はお兄ちゃんがお好き」×2)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、カバー裏に小道具紹介。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「層積(そうせき)」センセの「健康で文化的な性活」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は7話。
冒頭の2話はシリーズ・連続話です。
全160ページくらいで、やや薄めでしたが、読んでいてそう不足感はありませんでした。
また、各話とも非常によくできた漫画であり。
どちらも、続きとか別シチュエーションでさらに見たい感ありますね。
紹介文面では、「ナマっぽくて文化的な(?)若者たちの駆け引き」、となっていました。
派手さないものの、地に足がついたような、しっかりとしたお話群。
ヒロインらのが積極的に描かれていて…。
ごく自然だった2人が、彼女からのアプローチで関係が発展していく~、みたいな感じ。
憧れのお姉さんほか、後輩に妹まで様々。
社会人多いのも特徴だと思います。
おまけは、あとがき、そしてカバー裏。
特にネタバレとかではないですが、カバー裏は1周した後に見るのがいいかも。
2周目が楽しくなると思います。
また、ちなみに…。
アマゾンで検索したところ、タイトルが非常によく似た別の一般漫画がヒットしました。
一瞬、こちらもまた一般展開してるのか、とか錯覚しましたよ。
※左:「陽向さん」、右:元漫研「モリヤマ」
★★絵柄について ★★★
独特さある、特徴的な人物絵。
横長・たれ気味な目は、半円っぽく描かれていて。
いわゆるジト目っぽい印象。
しっかりとした鼻筋に広めな口。
縦長で幅広めな輪郭です。
バストは大きめでしたが、スタイルは概ねちょうど良いくらい。
ちょっと癖は強く、人を選ぶとは思いますが…。
個人的な感覚では、読んでいてそう気になりませんでした。
くるくる表情が変わり、台詞とのかみ合い良く。
コメディー崩しが多め。
太目な擬音など、全体の雰囲気と合ってます。
引き絵ほか、あちこちバランスにも優れていて。
はっちゃけつつも、同時に落ち着いた空気感ありました。
非常に漫画のお上手な方です。
強めな線で濃い色。
深みのある、しっかりとした濃淡。
コマ割りはそう変化なく、コマへの収まり良く。
コッテリとした色彩ながら、見易い原稿具合です。
また背景や小物が実にお上手で、漫画のクオリティを何段か高めていましたが…。
カバー裏を見て、納得しました。
★★収録話について ★★★ 7話収録
001:「双子はお兄ちゃんがお好き」
025:「思い切りシたほうがいいわ」
容姿・人柄よく、実は下級生にモテていた兄。
それを知った双子姉妹、「マリ」・「リン」は危機感を覚え…。
計画を前倒しすることとしたのでした。
Wヒロインの連続話。
↓表紙の2人ですね。
複数プレイはなく、それぞれが1話を担当していました。
まずは黒髪、口元ホクロの妹「リンちゃん」
双子設定ですが、明確に目(と性格)が違っていて。
初対面時、髪色同じだった小さい頃もそんなん。
姉に抜け駆けして、既に経験者であったというのも、よく性格が出てました。
(※単に興味本位でなく、お兄ちゃんのためっぽいのが凄い)
熟練者らしいえっち展開でしたよ。
後者は目元ホクロの姉「マリちゃん」
髪色変えていて、ギャルっぽい雰囲気もある彼女でしたが。
1話目のやり取りで、これまたよくその性格が垣間見えていました。
どっちか選ぶのなら、彼はこの娘を指名するんではないかなぁ。
(※こちらでもお膳立てしていた「リンちゃん」は、巧いことやっていけそうに見えます。)
あ、この2人バストサイズも違っていて。
おっぱいは「マリちゃん」のが断然大きく…耳かきのくだりが楽しい。
というか、羨ましい。
凄いな、アレ。
049:「ハニ~・プロセス」
学生の頃から、喫茶店で働く「美珈子(みかこ)」
社会人になった今でも、土日はこちらで働いていたのですが…。
その理由は、マスターの孫「桂祐」にあったのです。
主人公視点は、ミカ姉こと「美珈子さん」
ちっちゃい頃から~、という「桂祐くん」推しの面白い娘さん。
彼女のがひと回り近く年上。
当人の自己評価では、アラサー・女オタク~などと、自らを卑下していたものの。
年下男子から見れば、やっぱり憧れな美人のお姉さんですわね。
部屋でのやり取り、彼よりも抑えきかなくなっている「美珈子さん」が楽しい。
もうちょっと、余裕あるお姉さんしててください(笑)
ただ、そんなんでも最中は意外に冷静で。
彼のモノを、いつも使っているアイテムと比較してたりしました。
いつも、ですかー。
1回戦後、のやり取りがまた秀逸。
彼氏若くていいですわね。
071:「俗説ですが…。」
相性の良い男性を探し求めていた「陽向(ひなた)」
ちょっとしたやり取りから、友人「基紀」を異性として意識するようになったのでした。
成年漫画でちらほら見かける、理想の相手がごく近くにいた~というお話。
まぁ、ああした可愛い娘を隣にしている男性が…何も思ってない、ってことは、ないですよね。
よほど何らか、ない限り。
ただ、もしこんなん現実だったなら…そのお眼鏡に叶う、ハッピーエンドはあるのかなぁ。
百戦錬磨な彼女ですからね。
(もとごく親しい友人、という追加要素がどれだけか~でしょうか?)
ちょっとしたコマですが、シャツ着たままブラを抜く場面が好き。
実に巧いこと、女性はあんなんやりますよねー。
093:「そしてデキたのがこちらです」
憧れの雑誌で連載が決まった「ネモト」
そのお祝いとして、元漫研の同士「モリヤマ」が出張帰りに部屋へ立ち寄ったのでした。
丸眼鏡でおっぱいの大きい「モリヤマさん」
ざっくばらんな言動で、彼が好意を持つのも納得。
まあね、男性の部屋に、のこのこと1人でやって来て。
「乳、揉ませたげよっか?」
みたいな台詞言ってるのは、色々OK、好意を持たれている証拠でしょう。
(※ちょっとズレた、信頼されきってる、というのもあるでしょうが)
大学生活まる損、~なんて言ってたものの。
その遠回りあってこその今ではないかしら、とも思いました。
照れ隠しで、よく喋っている様がキュートです。
117:「カラダリサーチ」
ゆるふわながら仕事のできる先輩「綾瀬」
そんな彼女から、相談をされた「岩間」は…。
よくよく考え、その意図を汲み取ったのでした。
憧れる先輩かつ、仕事のパートナーという彼女。
社内だとリスクあるし、なかなか難しいですわね。
漫画は「岩間くん」視点で、彼女の真意は不確かなのですが…。
どうアプローチするか、色々考えた末だったのかしら。
ちゃんと察して応じた時点で、もう彼は合格ラインには達してたのではないかなぁ。
※千歳ちゃん
137:「てゆくお!!!」
3つの頃からの幼馴染み「千歳」
いわゆるスポーツ少女だった事もあり、これまで女子という意識はなかったのですが。
成長してすっかり魅力的になっていた彼女から、意外な言葉を聞いたのでした。
不思議なタイトル文言ですが、ロゴ隅に元となる英語表記がありました。
ごく親しい幼馴染みとのえっち発展。
裏表紙が「千歳ちゃん」
個人的には…居酒屋場面の「ほら見て~」のくだりが好き。
いや、腹筋に目がいかんわね。
「千歳ちゃん」からのお誘いえっち。
こちらと違い、慣れた感じの彼女でしたが。
後半のやり取りが甘くて好き。
★★リンクほか ★★★
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テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト