■無防備な姉とか姪とか妹がいる日常 (松本きちぢ)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ロリ、近親、ラブコメ、
・構成 : 9話収録(うち「きっかけはおちんちん」×2、「眠り姫の間だけ」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「眠り姫の間だけ1.5」、
合間にネタ絵、カバー裏にネタ絵
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「松本きちぢ(まつもと・きちぢ)」センセの「無防備な姉とか姪とか妹がいる日常」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は9話と最近では多め。
うち、描き下ろしが1つあって、それが後日談であったため。
結果として、連続話は2つ(4話)ほどありました。
タイトルに、姉だの妹だの姪だの~と書かれてましたが…。
ほとんどのヒロインは妹です。
まぁ、くくりからして、そのままですわね。
姉・姪は1人づつなのですが、冒頭話には特徴的なお姉ちゃんが連続話で鎮座しており。
少ないながらも、存在感を発揮してました。
(※姪っ子もラスト位置で元気にふるまってます。…ただ、厳密には描き下ろし漫画がラスト)
おまけは描き下ろしほか、あとがき、合間・カバー裏のネタ絵といったもの。
特にあちこちネタ絵は、各話に2ページづつ確保されていて。
その後だったり、補完するものだったりと、見ていて楽しい。
また、こちらの紹介帯。
前・後にあった詳細な説明は、チョイスにかなり親切なつくりでした。
こんなんは非常に良いと思います。
なお、単行本紹介ページに注意書きあったので、こちらにも記載しておきます。
「収録作の一部が茜新社DIGITALプレミアム「近くがいちばん気持ちいい」と重複しています。購入の際はご注意ください。」
対象4話ですかね。
※左:姉「恵」、右:妹「凛」
★★絵柄について ★★★
概ね、カラーのイメージそのままな作画。
ざっくりでは、彩色絵のがカチッとまとまっていた印象です。
幅広輪郭にぱっちりと大きい目。
各顔パーツは気持ち中心寄り。
そこそこ身長はあって、適度に肉付きもあり。
頭・スタイルのバランスは適度なもの。
特に最近の原稿は、肌が実に滑らかで。
すべすべとリアルっぽい質感でした。
その原稿時期ですが、20~24年とそれなりに開きがあり、各話で差もありました。
旧原稿は仕上がりがやや軽くさっぱり。
新しいものの方が、擬音ほか迫力が増した印象です。
基本的な空気感など変わらないものの、ちょっと気になるかもしれません。
漫画は可愛らしい仕上がりで、ラブコメ調
ちょっとしたコマでの反応・動きなど、実に面白く描かれてます。
細線で色彩は濃いめ。
コマの重なり多く、枠間ないことも頻繁。
結構賑やかな仕上がりでしたが、丁寧で大崩れなく。
見易くまとまっていました。
★★収録話について ★★★ 9話収録
005:「きっかけはおちんちん」 2話
性教育の授業を受けた姉「恵」
弟「律」に、彼自身を見せてもらうよう、お願いしたのでした。
いわゆるジト目で、独特なテンションのお姉ちゃん。
舞台が田舎とのことでしたが…制服・スカート下のジャージとか、何となくソレっぽいですね。
弟「律くん」は年下ながらなかなかイイ男。
彼女が好意を持つだけのことはありますね。
続くエピソードは、先のえっち後風景。
親が寄合に出かけたため、2人きりになった、~という絶好のシチュエーション。
冒頭の姉弟のやり取りがいきなり楽しい。
既に関係済みで、時間も限られているため…。
最初からガンガンやってました。
途中ではお尻プレイとかもあります。
「律くん」…マニアックですね、
049:「飛んで火に入る夏の妹」
まだ生えていなかった妹「桜」
ついにな、最後の1人(※同じ班内)になったことが判明し…。
兄がその確認をすることとなったのでした。
よく笑う、テンションの高い「桜ちゃん」
ただ、漫画でヤッてる事は結構なエロエロしさで素敵。
漫画後、ネタ絵のアレが…毎朝羨ましい。
彼女の分かってない感がいいですよね。
おそらく、カバー裏の「見ちゃうよね?」は、こちらのお兄ちゃん視点だと思われます。
075:「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているという話」
親にもハッキリした事を主張できない、物静かな妹「雫」
その考えが読み取れる兄「高志」には、その無防備さが気になっていたのでした。
前半では、ほぼ吹き出しが描かれない、極端に大人しい娘。
はてなマークのくだりが実にキュートでした。
いいねぇ、あれ。
こちらのポイントは、中盤の「雫ちゃん」
なにゆえ、無防備であったのかネタバレしてくれるんですが…。
あー、なるほどー。
イイ娘だ。
「もー、えっちなんだから」~に撃墜されます。
漫画後の2ページのネタ絵もイイですね。
あまり見られない設定な兄妹だったので、ほかシチュエーションとか見たいなぁ。
※妹「雫」
101:「妹に死ぬ気で頼んでみた」
こちらは、まさにタイトル通り…。
兄は妹「葉月」にえっちの相手を土下座で頼み込んだのでした。
ざっくりでは、冒頭話の逆パターン。
実際にやったら…この漫画以上にボロカス言われるんだろうなぁ。
ただ、こちらのお兄ちゃんは闇雲にそんなん言い出した訳でなく。
彼女の性格を考えての会話構成によって、見事にえっち持ち込んでいます。
すげえ。
ただ、相手となる「葉月ちゃん」は、どことなくギャルっぽい要素がありました。
スコスコ、のコマがやばい。
くれぐれも人前でやらんように(笑)
先のヒロインとは逆で、口が達者な「葉月ちゃん」
前半の毒舌がため、後半の可愛さが際立ってます。
オチがまたキュートですよ。
127:「協力関係」
妹「葵」から相談を受けた兄「悠太」
悩みは順調な成長がためだったものの、どうにもうまく伝わらず…。
やむなく、手伝うこととなったのでした。
単独プレイでの「葵ちゃん」が絶望的で実に可笑しい。
何回見てもあのくだりは笑えますね。
ただ、彼女のそんなんがため…。
成年漫画ながら、ちゃんとしていたお兄ちゃんを乱すこととなっていました。
わーははは。
後半での「葵ちゃん」がまたキュート。
個人的には漫画後のネタ絵「する?」が好き。
153:「眠り姫の間だけ」
205:「眠り姫の間だけ1.5」 描き下ろし
交通事故で両親を亡くし、妹「凛」と2人での生活。
特に生活には困らなかったものの…。
最近、何やら彼女がやたら距離を詰めてきていたのでした。
紹介帯に書かれていた、寝込みを襲うエピソードの1つ。
べったりな「凛ちゃん」が可愛い。
ただ、そうなる切っ掛けが親の事故ということで…なかなか重い。
実際にありそう。
ただ、えっち発展するくだりは、逆になんだか可笑しさありました。
あんなトコロ握られたら、ねぇ(笑)
また、ほっぺたツネるネタが好き。
収録では先の「雫ちゃん」と、こちらの「凛ちゃん」がお気に入りです。
描き下ろし「眠り姫の間だけ1.5」は4ページのショートもの。
短いながらもえっち重視のお話になっていて、エロエロしいです。
オチの「凛ちゃん」が可愛い。
179:「寝るまで待ちます」
姪「陽菜」と遊園地で遊んだ後…。
計画通り、彼女はすっかり寝てしまったのでした。
元気で料理もできる「陽菜ちゃん」
こちらもまた、寝込み襲う流れなのですが。
そうした彼女に対して、計画的に仕掛けておりました。
うん、イヤーな感じ。
しかし、顔踏まれても起きないというのは凄いですね…。
★★リンクほか ★★★
無防備な姉とか姪とか妹がいる日常 (TENMAコミックス) コミック 2024/9/27 [アダルト] 松本きちぢ (著)
テーマ : 成年コミック・マンガ
ジャンル : アダルト