■堕罪 (監獄銘菓)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ブラック、退廃的、
・構成 : 初単行本、6話収録(うち「不協和音」×2、「延命治療」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・個別あとがき、
加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「監獄銘菓(かんごく・めいか)」センセの「堕罪」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は6話と少な目なのですが。
各話にページ量があり、読み応えはしっかりありました。
…というか。
単行本のタイトル、↓表紙の雰囲気(裏表紙のテキスト)などから察せられる通り…。
ラブコメではなく、退廃的な空気感たっぷりの、ブラックなお話群です。
一気に読み進めると疲弊しますね。
読む際には、精神が度安定している時のがいいかもしれません。
まぁ、ひでるさんの感覚ですが、単行本全体では真っ暗・ドン底レペルで最上級程ではなかったので、ご安心(?)ください。
(※お話によってある程度ね)
おまけで特徴的だったのは、カバー裏の個別あとがき。
収録話について、解説…というほどではないのですが。
ざっくりセンセの一言が書かれていて、各話解釈の助けになっていました。
※左:「文枝」、右:「高橋唯」
★★絵柄について ★★★
強い目力のヒロインが特徴的。
カラー絵も妖しく実にイイ感じに仕上がっていて。
おそらく、↓表紙で目が合った人は…思わず手に取ってしまったのではないでしょうか。
ただし、白黒絵は…正直なところ、かなり荒い印象。
あちこちのバランスが悪く、線も頼りなさげ。
漫画もザックリとしていました。
(※非常に良いのもあります)
ヒロインほか人物画は良かったり、そうでなかったり…。
横顔とか、不安になるところがあります。
…などなど、正直なところ気になった点は数多くあるのですが。
それらマイナス点を帳消しにする、ヒロインの魅力があります。
なお、背景や小物は良い感じに仕上がっていて。
漫画の面白さ(※そう楽しげなストーリーではないのですが)に直結し、お話の深みというか、説得力みたいなのによく影響していたと思います。
とかく個性的なので、「ワニマガシン社」さんのHPでサンプル確認するのをオススメします。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「不協和音」 前後編
タイトルからして不穏な雰囲気なのですが。
漫画は…まさにそんな感じでした。
家庭に色々問題を抱える「文枝」のお話。
前編では、もうトンデモな大暴れをしていた彼女なのですが…。
(※勿体ないので詳細伏せますが、えっち対象になるのも意外な人物です)
後編では彼女の過去語りになっています。
なるほど、アレは…「文枝さん」が現在あーなってしまうのも仕方ない。
原因のほとんどは父親ですね。
最近見掛けるようになった、似た境遇の女の子と意気投合していたのですが。
中盤の流れが悲しい。
覚悟というか、抱えてた背景との差ですかね…。
全然いいこっちゃないですが。
冒頭から物凄いお話でした。
065:「延命治療」
089:「副反応」
部活で遅くなっていた「朝陽」
帰り道、道端で酔い潰れていた「凌信(しのぶ)」を見つけ、家まで送り届けたのですが。
なんのかんの、その話し相手にされたのでした。
カバー絵はこちらのヒロイン「凌信さん」です。
そちらでも特徴的な、黒下着が実にセクシー。
よくよく見ると、中扉もそうですね。
まぁ、あのお誘いは…抗いがたい。
えっちの際にて言ってましたが、「朝陽くん」はよく頑張った、えろらい(笑)
続く「副反応」はその後の2人の風景。
こちらは「凌信さん」視点になっていて。
大人な彼女の、不器用・不安定な心情が伺えるようになっています。
可愛い人だなぁ。
次の週、のくだりが好き。
しかし、「朝陽くん」はいい男ですねー。
たぶん、しっかり責任取ってくれると思いますよ、彼なら。
こののち巧くいけばイイですね。
※凌信
115:「夜に掛ける」
ざっくり、2通りくらいに解釈したのですが。
ぱっと見では、いまいち理解が追いつかないですね。
現在・過去(あるいは妄想?)の風景が出てきてような感じがため。
あるいは乱丁だったりして。
ラストはヒロイン「叶愛(かな)」ちゃんのイイ笑顔なのですが…。
☆以下、いちおう隠します☆
センセの解説を見る限り、あれ飛び降りてますかね?
やっぱり…前半の結婚風景は妄想か。
違ってたらすみません。
145:「望目」
理科学部「三浦紬希」は街中で泣いていたクラスメイト「高橋唯」に鉢合わせ。
それを切っ掛けに、彼女のことが気になるようになっていたのでした。
こちらのエピソードも、2人色々あって明るさはなく。
決して、甘いストーリーではないのですが。
ラストは良く、優しい読後感でした。
単行本、ラスト位置に相応しい短編です。
えっちシーン、「三浦くん」の眼鏡を「唯ちゃん」がかける部分が好き。
センセ、眼鏡女子もお上手ですね。
なお、そのくだりも単にえっち描写なだけでなく、ちゃんとお話にも影響していた点は良かったです。
★★リンクほか ★★★
堕罪 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2024/3/29 [アダルト] 監獄銘菓 (著)
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ブラック、退廃的、
・構成 : 初単行本、6話収録(うち「不協和音」×2、「延命治療」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵・個別あとがき、
加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「監獄銘菓(かんごく・めいか)」センセの「堕罪」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は6話と少な目なのですが。
各話にページ量があり、読み応えはしっかりありました。
…というか。
単行本のタイトル、↓表紙の雰囲気(裏表紙のテキスト)などから察せられる通り…。
ラブコメではなく、退廃的な空気感たっぷりの、ブラックなお話群です。
一気に読み進めると疲弊しますね。
読む際には、精神が度安定している時のがいいかもしれません。
まぁ、ひでるさんの感覚ですが、単行本全体では真っ暗・ドン底レペルで最上級程ではなかったので、ご安心(?)ください。
(※お話によってある程度ね)
おまけで特徴的だったのは、カバー裏の個別あとがき。
収録話について、解説…というほどではないのですが。
ざっくりセンセの一言が書かれていて、各話解釈の助けになっていました。
※左:「文枝」、右:「高橋唯」
★★絵柄について ★★★
強い目力のヒロインが特徴的。
カラー絵も妖しく実にイイ感じに仕上がっていて。
おそらく、↓表紙で目が合った人は…思わず手に取ってしまったのではないでしょうか。
ただし、白黒絵は…正直なところ、かなり荒い印象。
あちこちのバランスが悪く、線も頼りなさげ。
漫画もザックリとしていました。
(※非常に良いのもあります)
ヒロインほか人物画は良かったり、そうでなかったり…。
横顔とか、不安になるところがあります。
…などなど、正直なところ気になった点は数多くあるのですが。
それらマイナス点を帳消しにする、ヒロインの魅力があります。
なお、背景や小物は良い感じに仕上がっていて。
漫画の面白さ(※そう楽しげなストーリーではないのですが)に直結し、お話の深みというか、説得力みたいなのによく影響していたと思います。
とかく個性的なので、「ワニマガシン社」さんのHPでサンプル確認するのをオススメします。
★★収録話について ★★★ 6話収録
003:「不協和音」 前後編
タイトルからして不穏な雰囲気なのですが。
漫画は…まさにそんな感じでした。
家庭に色々問題を抱える「文枝」のお話。
前編では、もうトンデモな大暴れをしていた彼女なのですが…。
(※勿体ないので詳細伏せますが、えっち対象になるのも意外な人物です)
後編では彼女の過去語りになっています。
なるほど、アレは…「文枝さん」が現在あーなってしまうのも仕方ない。
原因のほとんどは父親ですね。
最近見掛けるようになった、似た境遇の女の子と意気投合していたのですが。
中盤の流れが悲しい。
覚悟というか、抱えてた背景との差ですかね…。
全然いいこっちゃないですが。
冒頭から物凄いお話でした。
065:「延命治療」
089:「副反応」
部活で遅くなっていた「朝陽」
帰り道、道端で酔い潰れていた「凌信(しのぶ)」を見つけ、家まで送り届けたのですが。
なんのかんの、その話し相手にされたのでした。
カバー絵はこちらのヒロイン「凌信さん」です。
そちらでも特徴的な、黒下着が実にセクシー。
よくよく見ると、中扉もそうですね。
まぁ、あのお誘いは…抗いがたい。
えっちの際にて言ってましたが、「朝陽くん」はよく頑張った、え
続く「副反応」はその後の2人の風景。
こちらは「凌信さん」視点になっていて。
大人な彼女の、不器用・不安定な心情が伺えるようになっています。
可愛い人だなぁ。
次の週、のくだりが好き。
しかし、「朝陽くん」はいい男ですねー。
たぶん、しっかり責任取ってくれると思いますよ、彼なら。
こののち巧くいけばイイですね。
※凌信
115:「夜に掛ける」
ざっくり、2通りくらいに解釈したのですが。
ぱっと見では、いまいち理解が追いつかないですね。
現在・過去(あるいは妄想?)の風景が出てきてような感じがため。
あるいは乱丁だったりして。
ラストはヒロイン「叶愛(かな)」ちゃんのイイ笑顔なのですが…。
☆以下、いちおう隠します☆
センセの解説を見る限り、あれ飛び降りてますかね?
やっぱり…前半の結婚風景は妄想か。
違ってたらすみません。
145:「望目」
理科学部「三浦紬希」は街中で泣いていたクラスメイト「高橋唯」に鉢合わせ。
それを切っ掛けに、彼女のことが気になるようになっていたのでした。
こちらのエピソードも、2人色々あって明るさはなく。
決して、甘いストーリーではないのですが。
ラストは良く、優しい読後感でした。
単行本、ラスト位置に相応しい短編です。
えっちシーン、「三浦くん」の眼鏡を「唯ちゃん」がかける部分が好き。
センセ、眼鏡女子もお上手ですね。
なお、そのくだりも単にえっち描写なだけでなく、ちゃんとお話にも影響していた点は良かったです。
★★リンクほか ★★★
堕罪 (WANI MAGAZINE COMICS SPECIAL) コミック, 2024/3/29 [アダルト] 監獄銘菓 (著)