■citrus(シトラス) (サブロウタ)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [百合] ラブコメ、学園
・構成 : カラー(4P)、4話+α収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、描き下ろし「citrus+」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「サブロウタ」センセの「citrus(シトラス) 1巻」です。
※藍原柚子
【 構成・絵柄 】
こちらは「百合姫コミックス」系統の単行本です。
なんだか久しぶりですね。
巻数表記そのまま、今後にも続いていく長編漫画。
1巻時点ではカップルにはまだ程遠く。
また、さらに関係をひっかき回しそうな前フリもあり…。
なんとなく、3巻くらいまでは続くのかなー、という印象でした。
次では終わらなさそうかと。
学園舞台の百合ラブコメで、ある程度のスタンダードさと、若干のひねりがポイント。
エロくはないものの、結構サービスシーンがあったので、男性読者の方にもいいでしょう。
↓表紙そのまま、絵柄もイイ感じでしたし。
クッキリとした強めな線での作画。
描き込みは普通くらいでしたが、濃淡は強く。
適度なコッテリ感がありました。
乱れはなく、小さいコマまで崩れもなく、安定傾向です。
コマ割りもそう複雑ではなく、見易い原稿でした。
横長の目のキャラですが、描き方は概ね縦長。
細身なスタイルで髪がさらりと目立っていました。
表情や動きは良く、特にコメディー描写はいい感じ。
癖はあるものの、そう引っ掛かるようなものではないので、間口は広めでしょう。
カラーでもあまり変化しないタイプなので、判断については、↓表紙で問題ありません。
【 収録話 】 4話+α収録
友人に合わせ、ギャル風を装っていた「藍原柚子」
そんな彼女が親の再婚がために転校したのは、厳しい校則の女子校でした。
登校初日から、その格好ほとんどが校則違反であった「柚子」
それがため、生徒会長「藍原芽衣」に目をつけられてしまうんですが。
帰宅した「柚子」は、その「芽衣」こそが新たな義理の妹であると知ることとなるのです。
いちおう挨拶した「柚子」を、完全にシカトした「芽衣」
学校で垣間見ていた彼女のネタを振ってみたところ、いきなりキスをしてきたのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
そんな訳で、女子校をメイン舞台とした百合ラブコメです。
こちらの最大の特徴は、”肉体的接触がありつつも、精神的には接近していない”という点。
仲悪かったですねー。
1巻では、ほとんどマトモな会話してなかったですよ。
(後半ではだいぶ普通に近づいてましたが)
カップルのキャラとしては、概ね基本通りであると思うんですが。
よくあるタイプとは違い、2人は同学年で年齢的な上下なく。
義理の姉妹となった関係から、接触する機会には恵まれているのでした。
ひでるさんの考える基本(※年上の美人な先輩に可愛い後輩が想いを寄せる~)から、少しズラしたような印象です。
とはいえ、しっかりポイントも押さえられており、新鮮さはありつつも読むにスムーズだと思います。
※生徒会長「藍原芽衣」
003:1.「love affair!?」
こちらが衝撃の冒頭エピソード。
そう、この漫画は男性キャラがポイント的に登場する、ということがあります。
この1話では、「柚子さん」が超イケメンと称した教師「雨宮」がそれ。
前述した”学校で垣間見ていた彼女のネタ”というのに関わっております。
(だいたい察せられるかもしれませんが、ネタバレを避けるためそんな感じに)
百合漫画という頭があるので、ちょっと驚き(笑)
また、オチ部分もなかなか衝撃的でしたねー。
コロコロ表情を変える「柚子さん」が可笑しい。
あとは「はるみん」こと「谷口はるみ」さんですね。
彼女はイイキャラでした。
胸になんでも隠してしまう特技があるんですが、巻末の描き下ろしでのネタが好き。
045:2.「one’s first love」
同居が始まってのこちら。
「芽衣さん」の背景、”理事長の孫”が描かれ、それがためのトラブルです。
こちらのメイン(?)は「芽衣」と「柚子」のお風呂シーン。
さすがに肝心な部分は描かれていませんが、なかなか良い展開です。
「芽衣さん」の一言にも注目。
一方、「柚子さん」は前回以上に目立った行動をしております。
対照として描かれているとはいえ、アクティブな娘さんですわね。
あの度胸は凄い。
2人して生徒会やるのも良さそうに思いました。
最終的には学園そのものを変革させるようになるのかなぁ。
081:3.「love my sister×××」
何かと慌ただしい3話目。
詳細は伏せますが、退学処分を言われてしまう「柚子さん」
色々あるので感情の動きも激しいんですが。
そんな彼女をいちいち気にする「はるみん」が優しい。
こうした漫画ではごく親しい友人がサポートしてくれること多いですが、彼女もそれ。
いい娘さんですねー。
メイン部分では「芽衣さん」の事件とか、祖父(理事長)の豪邸とか、病院とか目まぐるしい流れ。
中盤頃では、「芽衣さん」に押し倒されたりしていましたが…そろそろ「柚子さん」は自らの感情に気付いてしまった様子。
いちおう和解となったものの、なかなか複雑でした。
119:4.「sisterly love」
収録での最終話。
母親がダブルベッドを買ってきたことが切っ掛け。
いくら女の子同士とはいえ、あの年頃で、しかも急造姉妹な2人に与えるものではないですよね。
…いや、その発想からして考え過ぎ??
普通がよくわからん。
ドキドキな「柚子さん」に対し、「芽衣さん」は相変わらず。
まぁ、そう簡単に打ち解けないわね。
性格的にも。
こちらの後半では、何かとしれっとした反応をされていた「柚子さん」が、初めて逆襲するところが見れます。
百合漫画的に盛り上がってきました!
こちらのオチもそれっぽく、2巻への繋ぎとしては最適だと思います。
※「芽衣」・「柚子」
157:「citrus+」 描き下ろし
描き下ろしは4コマとショートエピソード2本での構成。
4コマは…前述した「はるみん」の特技から派生するもの。
コレが好き。
いいなぁ、と思っていたら、次はその「はるみん」と生徒会のメガネさん。
副会長「桃木野姫子」も顔を見せておりました。
和気あいあいとしてます。
最後のショートは「柚子」・「芽衣」のメインカップル。
本編ではまだ会話するに窮屈な感じですが、こちらは比較的穏やか。
意外に不器用な「芽衣さん」をお楽しみ下さい。
【 その他 】
以上、「サブロウタ」センセでした。
ひでるさんはこちらが初見。
単行本としては、6冊目になるのかな。
ずらっとラインアップを見たところ…。
まぁ、いままで意識なかったのも当然か、という感じ。
もしかしたら、結構ガッツリ刺さっちゃうかもしれないですけどね。
(そんな気がするので近寄らない)
ともかく、そうして実績のある方なので、色々とお上手でした。
絵柄もひでるさん好み。
関係が進展するだろう次も期待します。
★過去に紹介した百合姫コミックス
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [百合] ラブコメ、学園
・構成 : カラー(4P)、4話+α収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき、描き下ろし「citrus+」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「サブロウタ」センセの「citrus(シトラス) 1巻」です。
※藍原柚子
【 構成・絵柄 】
こちらは「百合姫コミックス」系統の単行本です。
なんだか久しぶりですね。
巻数表記そのまま、今後にも続いていく長編漫画。
1巻時点ではカップルにはまだ程遠く。
また、さらに関係をひっかき回しそうな前フリもあり…。
なんとなく、3巻くらいまでは続くのかなー、という印象でした。
次では終わらなさそうかと。
学園舞台の百合ラブコメで、ある程度のスタンダードさと、若干のひねりがポイント。
エロくはないものの、結構サービスシーンがあったので、男性読者の方にもいいでしょう。
↓表紙そのまま、絵柄もイイ感じでしたし。
クッキリとした強めな線での作画。
描き込みは普通くらいでしたが、濃淡は強く。
適度なコッテリ感がありました。
乱れはなく、小さいコマまで崩れもなく、安定傾向です。
コマ割りもそう複雑ではなく、見易い原稿でした。
横長の目のキャラですが、描き方は概ね縦長。
細身なスタイルで髪がさらりと目立っていました。
表情や動きは良く、特にコメディー描写はいい感じ。
癖はあるものの、そう引っ掛かるようなものではないので、間口は広めでしょう。
カラーでもあまり変化しないタイプなので、判断については、↓表紙で問題ありません。
【 収録話 】 4話+α収録
友人に合わせ、ギャル風を装っていた「藍原柚子」
そんな彼女が親の再婚がために転校したのは、厳しい校則の女子校でした。
登校初日から、その格好ほとんどが校則違反であった「柚子」
それがため、生徒会長「藍原芽衣」に目をつけられてしまうんですが。
帰宅した「柚子」は、その「芽衣」こそが新たな義理の妹であると知ることとなるのです。
いちおう挨拶した「柚子」を、完全にシカトした「芽衣」
学校で垣間見ていた彼女のネタを振ってみたところ、いきなりキスをしてきたのでした。
かなり大雑把ですが、だいたいそんなん。
そんな訳で、女子校をメイン舞台とした百合ラブコメです。
こちらの最大の特徴は、”肉体的接触がありつつも、精神的には接近していない”という点。
仲悪かったですねー。
1巻では、ほとんどマトモな会話してなかったですよ。
(後半ではだいぶ普通に近づいてましたが)
カップルのキャラとしては、概ね基本通りであると思うんですが。
よくあるタイプとは違い、2人は同学年で年齢的な上下なく。
義理の姉妹となった関係から、接触する機会には恵まれているのでした。
ひでるさんの考える基本(※年上の美人な先輩に可愛い後輩が想いを寄せる~)から、少しズラしたような印象です。
とはいえ、しっかりポイントも押さえられており、新鮮さはありつつも読むにスムーズだと思います。
※生徒会長「藍原芽衣」
003:1.「love affair!?」
こちらが衝撃の冒頭エピソード。
そう、この漫画は男性キャラがポイント的に登場する、ということがあります。
この1話では、「柚子さん」が超イケメンと称した教師「雨宮」がそれ。
前述した”学校で垣間見ていた彼女のネタ”というのに関わっております。
(だいたい察せられるかもしれませんが、ネタバレを避けるためそんな感じに)
百合漫画という頭があるので、ちょっと驚き(笑)
また、オチ部分もなかなか衝撃的でしたねー。
コロコロ表情を変える「柚子さん」が可笑しい。
あとは「はるみん」こと「谷口はるみ」さんですね。
彼女はイイキャラでした。
胸になんでも隠してしまう特技があるんですが、巻末の描き下ろしでのネタが好き。
045:2.「one’s first love」
同居が始まってのこちら。
「芽衣さん」の背景、”理事長の孫”が描かれ、それがためのトラブルです。
こちらのメイン(?)は「芽衣」と「柚子」のお風呂シーン。
さすがに肝心な部分は描かれていませんが、なかなか良い展開です。
「芽衣さん」の一言にも注目。
一方、「柚子さん」は前回以上に目立った行動をしております。
対照として描かれているとはいえ、アクティブな娘さんですわね。
あの度胸は凄い。
2人して生徒会やるのも良さそうに思いました。
最終的には学園そのものを変革させるようになるのかなぁ。
081:3.「love my sister×××」
何かと慌ただしい3話目。
詳細は伏せますが、退学処分を言われてしまう「柚子さん」
色々あるので感情の動きも激しいんですが。
そんな彼女をいちいち気にする「はるみん」が優しい。
こうした漫画ではごく親しい友人がサポートしてくれること多いですが、彼女もそれ。
いい娘さんですねー。
メイン部分では「芽衣さん」の事件とか、祖父(理事長)の豪邸とか、病院とか目まぐるしい流れ。
中盤頃では、「芽衣さん」に押し倒されたりしていましたが…そろそろ「柚子さん」は自らの感情に気付いてしまった様子。
いちおう和解となったものの、なかなか複雑でした。
119:4.「sisterly love」
収録での最終話。
母親がダブルベッドを買ってきたことが切っ掛け。
いくら女の子同士とはいえ、あの年頃で、しかも急造姉妹な2人に与えるものではないですよね。
…いや、その発想からして考え過ぎ??
普通がよくわからん。
ドキドキな「柚子さん」に対し、「芽衣さん」は相変わらず。
まぁ、そう簡単に打ち解けないわね。
性格的にも。
こちらの後半では、何かとしれっとした反応をされていた「柚子さん」が、初めて逆襲するところが見れます。
百合漫画的に盛り上がってきました!
こちらのオチもそれっぽく、2巻への繋ぎとしては最適だと思います。
※「芽衣」・「柚子」
157:「citrus+」 描き下ろし
描き下ろしは4コマとショートエピソード2本での構成。
4コマは…前述した「はるみん」の特技から派生するもの。
コレが好き。
いいなぁ、と思っていたら、次はその「はるみん」と生徒会のメガネさん。
副会長「桃木野姫子」も顔を見せておりました。
和気あいあいとしてます。
最後のショートは「柚子」・「芽衣」のメインカップル。
本編ではまだ会話するに窮屈な感じですが、こちらは比較的穏やか。
意外に不器用な「芽衣さん」をお楽しみ下さい。
【 その他 】
以上、「サブロウタ」センセでした。
ひでるさんはこちらが初見。
単行本としては、6冊目になるのかな。
ずらっとラインアップを見たところ…。
まぁ、いままで意識なかったのも当然か、という感じ。
もしかしたら、結構ガッツリ刺さっちゃうかもしれないですけどね。
(そんな気がするので近寄らない)
ともかく、そうして実績のある方なので、色々とお上手でした。
絵柄もひでるさん好み。
関係が進展するだろう次も期待します。
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