■ね、いいよ。 (花札さくらの)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、初体験、むちむち
・構成 : カラー(4P)、短編×8話(うち「ここちいい場所」×2、
「僕を一生たすけてください」×4)
・おまけ: あとがき、描き下ろし(5P)、イラスト
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「花札さくらの(はなふだ・さくらの)」センセの「ね、いいよ。」です。
※屋代のの
【 構成・絵柄 】
収録は8話ほど。
うち、6話は2つの連続話(4話と2話)で、残った2話が純粋な短編です。
結果、エピソードとしては4本が収録されています。
また、巻末には3エピソードの後日談が5ページほどに描き下ろしされていました。
どなたも満足いただけるだろうボリュームです。
ジャンルは甘いラブコメ。
どちらのお話でも初体験から描かれているのが特徴。
若い男女の恋愛模様と、色々なえっちシチュエーションが楽しめました。
そうややこしい事はなく、サクサク読み進められると思います。
強めでスッキリとした線での作画。
全体の色づき・描き込み具合はおおむね過不足ないくらい。
コマ割りは中小で変化は少な目。
枠間はだいたい確保されていて、白比率もあり。
原稿は見易く仕上がっています。
漫画はおおむね問題なし。
ただし、背景などを含めた引き絵に弱さがあります。
また、これは私だけかもしれませんが…。
ややキャラの反応が強く感じていて。
なんというか…頑張って演技しているように見える箇所がありました。
人物画は丸く広い輪郭で、大きい黒目の可愛らしいもの。
良いスタイルでむちむちとした肉付き。
癖はあるのですが、美少女然としたもので広く好まれそう。
カラーでもそう変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「ここちいい場所~初体験~」 カラー原稿
171:「ここちいい場所」
タイトル同じこれら2話は連続話。
収録では、冒頭・最後とバラバラに位置しています。
これ、2話の間にて何年か後経過した設定になっており。
冒頭話から他エピソードを挟んでまた登場してくることで、カップルと同様に読者らも”数年後”という時間経過を感じられるようになってます。
(※だいたい10年後くらい)
なかなか良い演出…なのですが。
冒頭話はカラーで、本編は白黒原稿という違いがあります。
さらに、ヒロイン「ななみ」ちゃんは2話目ではショートカットで別人なようになっていたため…。
ぼけーと読み進めてしまうと、繋がっていることを見落としてしまう(笑)可能性がありました。
要注意。
お話的に、バッサリ髪を切るという行為は合っているのですけれど。
キャラ的には時間がたって、髪が伸びた~という方が分かり易かったかもしれません。
(※なお、後日談の描き下ろしでは、髪型を戻している)
漫画って難しいですね。
※左:、右:アン、唯花
冒頭話「ここちいい場所~初体験~」はタイトルそのまま初体験話。
勉強していた「大地」は、突然「ななみ」からキスをされ…そのままシテしまうというもの。
舞台は彼女の部屋だと思われ、「ななみちゃん」から誘っているのは納得です。
さて、その後の2人は~というのが「ここちいい場所」
都会での仕事に疲れを感じ、夏休みに帰省していた「ななみ」
そこに、昔付き合っていた「大地」がやってきたのでした。
先のエピソードでは問題なさそうだった2人に、果たして何があったのか!?、が描かれています。
若い頃ならでは、という恋愛の難しさと、こんなかあったら素敵だなーという現代ファンタジーが加わったようなお話。
ちゃんと前フリがあり、先の単行本演出も良く、なかなか優れた作品ですね。
なお、ちょうど「ななみちゃん」は行水していて、水着姿でした。
ちょっとスタイル良くなったかなぁ。
007:「のののささやき」
1つ下の近所の幼なじみ「屋代のの」
彼女の親からお願いされたこともあり、大人しい彼女を気に掛けていた「蒼助」でしたが。
成長する「のの」に想いを募らせていくうち、耐えられなくなり。
ついに、その気持ちを不意なキスという形で実行してしまったのでした。
すると次の日に…という導入部。
ひと仕掛けしている「ののちゃん」が楽しい。
なかなかに大胆で、男性側はテンション上がるだろうなぁ…。
(※この時の「創助くん」は楽しむ余裕ないだろうけど)
「見せてるの」とか言ってくれてましたよ。
あれはイイ。
後に判明することがまた可愛らしくて良いですね。
035:「僕を一生たすけてください」 4話
2カ月前に体調不良になり、検査入院していた「戸倉圭一」
そこで判明したのは、”えっちの際に分泌する女性の液体を定期的に男性自身に塗る必要がある”という、あまりにも珍しい症例でした。
そもそも女性が苦手で、対処に困っていた彼は、悩んだ末に親友「和斗」に頼んだのでした。
だいたいそんな導入部。
実に成年漫画らしい病気で楽しい。
病気というよりも体質っぽいですかね。
作中では、対処しなかったために「圭一くん」は急激に体調を悪化させていく場面があり。
なかなか深刻さもありました。
彼の場合、長期出張とかできないわね。
(実際に解消する方法は色々あるのだろうけど)
1話目は「和斗」とその彼女「アン」のえっち。
自分ではどうにもできなかった「圭一くん」は、親友に頼んでその彼女である「アンさん」のソレを貰うこととしたんですね。
モノは容器に入れたのでOKで、生でなくても良く。
対処のため、必ずしも直接えっちする必要はない、というのがポイント。
彼の親友の命を救うため、そんなんを承諾する「アンさん」はいい娘さんですね。
さて、ちらほら顔を見せていたメインヒロイン「篠ノ井唯花」が関わってくる2話目。
「和斗くん」に依頼してからだいたい2カ月。
これ以上は迷惑をかけられない「圭一」は、病院の実験体となる道を取ろうとしていたところ。
彼が連れてきたのが「唯花ちゃん」なのでした。
なかなか律儀な「圭一くん」が見れます。
彼女に病気のことを告げず、普通に付き合った末でのえっちに至るべく、デートを頑張っていました。
うん、まぁ…理解はできますが…下手すると死んじゃうぞ。
実際、ここでは「和斗くん」らに発見されていたので助かっていましたが、気付かれなかったら深刻な事態になっていたと思われます。
また、そうした緊急事態というべきシチュエーションなので…。
自然と「唯花ちゃん」も覚悟を決めれる流れになってました。
色々あるのですが、とりあえず彼は死の寸前で意識不確かな状態である、という前提を忘れずに読みましょう。
そんなこんなでの3話目。
お互いに全て打ち明け、晴れてカップルになれました。
良かったねぇ。
個人的には3日語の台所でのイチャイチャが好き。
「唯花ちゃん」の部屋着も可愛らしいです。
なお、こんな時でもゴムしていた「圭一くん」に注目。
(※病気を抑えられないのです)
さて、「圭一」・「唯花」は順調に付き合うこととなり…。
何も問題なさそうですが、もう1話あります。
4話目は、再び「アンさん」が登場。
最後の秘密に決着がつく流れとなってました。
※左:梨央、右:ななみ
141:「恋の熱視線」
学園でアイドル的な先輩「平原」が卒業し、男子の大半は抜け殻状態に。
その日、「夏希」もずっとため息ばかりであり…。
見ていた「梨央」は、彼も他の男子らと同じだろうと考えたのですが…というもの。
勘違いが切っ掛けとなるお話。
彼女とのやり取りなどを見る限り、結構親しい間柄だったのかな。
精神状態は複雑だろう中で、「梨央ちゃん」の発言をしっかり聞き逃さなかったのが勝因。
また、積極的に行動してましたねー。
「触りたい」からのやり取りが好き。
発言より先に触れてはいるのですが…その真意は男女で差があるという(笑)
まだ絶賛授業中という教室内で凄いな。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「花札さくらの」センセでした。
こちらのブログでは、「メープルトラップ(旧名義)」、「キミが好き」などを紹介しています。
なかなか完成度の高い1冊。
ここまで書いてきた感じで、お気付きな方いるかもしれませんが。
収録では「ここちいい場所」がお気に入り。
あれ、早かったことを後悔するより、不意なえっちで避妊しなかったことを心配するべきだと思うが。
そうした点、ちゃんとしていた「圭一くん」は偉い。
すでにシちゃってはいましたけどね。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、初体験、むちむち
・構成 : カラー(4P)、短編×8話(うち「ここちいい場所」×2、
「僕を一生たすけてください」×4)
・おまけ: あとがき、描き下ろし(5P)、イラスト
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「花札さくらの(はなふだ・さくらの)」センセの「ね、いいよ。」です。
※屋代のの
【 構成・絵柄 】
収録は8話ほど。
うち、6話は2つの連続話(4話と2話)で、残った2話が純粋な短編です。
結果、エピソードとしては4本が収録されています。
また、巻末には3エピソードの後日談が5ページほどに描き下ろしされていました。
どなたも満足いただけるだろうボリュームです。
ジャンルは甘いラブコメ。
どちらのお話でも初体験から描かれているのが特徴。
若い男女の恋愛模様と、色々なえっちシチュエーションが楽しめました。
そうややこしい事はなく、サクサク読み進められると思います。
強めでスッキリとした線での作画。
全体の色づき・描き込み具合はおおむね過不足ないくらい。
コマ割りは中小で変化は少な目。
枠間はだいたい確保されていて、白比率もあり。
原稿は見易く仕上がっています。
漫画はおおむね問題なし。
ただし、背景などを含めた引き絵に弱さがあります。
また、これは私だけかもしれませんが…。
ややキャラの反応が強く感じていて。
なんというか…頑張って演技しているように見える箇所がありました。
人物画は丸く広い輪郭で、大きい黒目の可愛らしいもの。
良いスタイルでむちむちとした肉付き。
癖はあるのですが、美少女然としたもので広く好まれそう。
カラーでもそう変化ないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いと思います。
【 収録話 】 8話収録
003:「ここちいい場所~初体験~」 カラー原稿
171:「ここちいい場所」
タイトル同じこれら2話は連続話。
収録では、冒頭・最後とバラバラに位置しています。
これ、2話の間にて何年か後経過した設定になっており。
冒頭話から他エピソードを挟んでまた登場してくることで、カップルと同様に読者らも”数年後”という時間経過を感じられるようになってます。
(※だいたい10年後くらい)
なかなか良い演出…なのですが。
冒頭話はカラーで、本編は白黒原稿という違いがあります。
さらに、ヒロイン「ななみ」ちゃんは2話目ではショートカットで別人なようになっていたため…。
ぼけーと読み進めてしまうと、繋がっていることを見落としてしまう(笑)可能性がありました。
要注意。
お話的に、バッサリ髪を切るという行為は合っているのですけれど。
キャラ的には時間がたって、髪が伸びた~という方が分かり易かったかもしれません。
(※なお、後日談の描き下ろしでは、髪型を戻している)
漫画って難しいですね。
※左:、右:アン、唯花
冒頭話「ここちいい場所~初体験~」はタイトルそのまま初体験話。
勉強していた「大地」は、突然「ななみ」からキスをされ…そのままシテしまうというもの。
舞台は彼女の部屋だと思われ、「ななみちゃん」から誘っているのは納得です。
さて、その後の2人は~というのが「ここちいい場所」
都会での仕事に疲れを感じ、夏休みに帰省していた「ななみ」
そこに、昔付き合っていた「大地」がやってきたのでした。
先のエピソードでは問題なさそうだった2人に、果たして何があったのか!?、が描かれています。
若い頃ならでは、という恋愛の難しさと、こんなかあったら素敵だなーという現代ファンタジーが加わったようなお話。
ちゃんと前フリがあり、先の単行本演出も良く、なかなか優れた作品ですね。
なお、ちょうど「ななみちゃん」は行水していて、水着姿でした。
ちょっとスタイル良くなったかなぁ。
007:「のののささやき」
1つ下の近所の幼なじみ「屋代のの」
彼女の親からお願いされたこともあり、大人しい彼女を気に掛けていた「蒼助」でしたが。
成長する「のの」に想いを募らせていくうち、耐えられなくなり。
ついに、その気持ちを不意なキスという形で実行してしまったのでした。
すると次の日に…という導入部。
ひと仕掛けしている「ののちゃん」が楽しい。
なかなかに大胆で、男性側はテンション上がるだろうなぁ…。
(※この時の「創助くん」は楽しむ余裕ないだろうけど)
「見せてるの」とか言ってくれてましたよ。
あれはイイ。
後に判明することがまた可愛らしくて良いですね。
035:「僕を一生たすけてください」 4話
2カ月前に体調不良になり、検査入院していた「戸倉圭一」
そこで判明したのは、”えっちの際に分泌する女性の液体を定期的に男性自身に塗る必要がある”という、あまりにも珍しい症例でした。
そもそも女性が苦手で、対処に困っていた彼は、悩んだ末に親友「和斗」に頼んだのでした。
だいたいそんな導入部。
実に成年漫画らしい病気で楽しい。
病気というよりも体質っぽいですかね。
作中では、対処しなかったために「圭一くん」は急激に体調を悪化させていく場面があり。
なかなか深刻さもありました。
彼の場合、長期出張とかできないわね。
(実際に解消する方法は色々あるのだろうけど)
1話目は「和斗」とその彼女「アン」のえっち。
自分ではどうにもできなかった「圭一くん」は、親友に頼んでその彼女である「アンさん」のソレを貰うこととしたんですね。
モノは容器に入れたのでOKで、生でなくても良く。
対処のため、必ずしも直接えっちする必要はない、というのがポイント。
彼の親友の命を救うため、そんなんを承諾する「アンさん」はいい娘さんですね。
さて、ちらほら顔を見せていたメインヒロイン「篠ノ井唯花」が関わってくる2話目。
「和斗くん」に依頼してからだいたい2カ月。
これ以上は迷惑をかけられない「圭一」は、病院の実験体となる道を取ろうとしていたところ。
彼が連れてきたのが「唯花ちゃん」なのでした。
なかなか律儀な「圭一くん」が見れます。
彼女に病気のことを告げず、普通に付き合った末でのえっちに至るべく、デートを頑張っていました。
うん、まぁ…理解はできますが…下手すると死んじゃうぞ。
実際、ここでは「和斗くん」らに発見されていたので助かっていましたが、気付かれなかったら深刻な事態になっていたと思われます。
また、そうした緊急事態というべきシチュエーションなので…。
自然と「唯花ちゃん」も覚悟を決めれる流れになってました。
色々あるのですが、とりあえず彼は死の寸前で意識不確かな状態である、という前提を忘れずに読みましょう。
そんなこんなでの3話目。
お互いに全て打ち明け、晴れてカップルになれました。
良かったねぇ。
個人的には3日語の台所でのイチャイチャが好き。
「唯花ちゃん」の部屋着も可愛らしいです。
なお、こんな時でもゴムしていた「圭一くん」に注目。
(※病気を抑えられないのです)
さて、「圭一」・「唯花」は順調に付き合うこととなり…。
何も問題なさそうですが、もう1話あります。
4話目は、再び「アンさん」が登場。
最後の秘密に決着がつく流れとなってました。
※左:梨央、右:ななみ
141:「恋の熱視線」
学園でアイドル的な先輩「平原」が卒業し、男子の大半は抜け殻状態に。
その日、「夏希」もずっとため息ばかりであり…。
見ていた「梨央」は、彼も他の男子らと同じだろうと考えたのですが…というもの。
勘違いが切っ掛けとなるお話。
彼女とのやり取りなどを見る限り、結構親しい間柄だったのかな。
精神状態は複雑だろう中で、「梨央ちゃん」の発言をしっかり聞き逃さなかったのが勝因。
また、積極的に行動してましたねー。
「触りたい」からのやり取りが好き。
発言より先に触れてはいるのですが…その真意は男女で差があるという(笑)
まだ絶賛授業中という教室内で凄いな。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「花札さくらの」センセでした。
こちらのブログでは、「メープルトラップ(旧名義)」、「キミが好き」などを紹介しています。
なかなか完成度の高い1冊。
ここまで書いてきた感じで、お気付きな方いるかもしれませんが。
収録では「ここちいい場所」がお気に入り。
あれ、早かったことを後悔するより、不意なえっちで避妊しなかったことを心配するべきだと思うが。
そうした点、ちゃんとしていた「圭一くん」は偉い。
すでにシちゃってはいましたけどね。
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