■したくなっちゃった。 (杜拓哉)
★まんがデーター [16.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、近親、Wヒロイン
・構成 : カラー(6P)、短編×7話(うち「部屋と姉とぼく」×2)
・おまけ: あとがき・作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「杜拓哉(もり・たくや)」センセの「したくなっちゃった。」です。
※左:姉「瑞樹」、右:相棒「相田ゆみか」
【 構成・絵柄 】
収録は前後編が1つで、その他は短編群。
短編のうち1話は他単行本の続きで、ショート漫画。
それ以外の各お話はどちらもページ量あり、ボリュームとしては問題ありません。
ジャンルはラブコメ。
軽めなタッチでのえっちストーリーが楽しめます。
基本的に楽しい雰囲気なものの、ちょっとブラックな味もあり。
左右振れ過ぎない、複雑でない~といったお話の具合が絶妙です。
ぜひ手に取って欲しい1冊でした。
しっかりとした細線での作画。
描き込みはさっぱりとしていながら、不足感はありません。
全体の色付きはしっかりしていて、濃淡はやや淡い印象でした。
コマ割りは細かく、はみ出し・ぶち抜き多め。
漫画表現はコメディー調。
独特なテンションと間があり、なんというか穏やかな時が流れています。
吹き出し外の手文字とか。
センセの漫画で、この妙に刺さる感じはなんだろうかと読みながら考えていたのですが。
この、”成年漫画然としていない雰囲気でのエロス”というのが、強く心に訴えてくるプラス要素なのかもしれません。
通常見えない部分が見えた、っていうパンチラ的な感じ。
人物画も同様で、ぱっと見はエロスっぽくないのですが。
バストとか女性自身などが、キッチリ主張しています。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
ただ、そちらであっさり感を受けた方も、前述した理由でいくらかプラス判定で良いと思います。
漫画は高い完成度の成年漫画してますよ。
【 収録話 】 7話収録
003:「よろコンビニ挟まれて」 カラー原稿あり
コンビニの夜シフト勤務だった「瀬沼」
店長が帰ったため1人で回していたところ…同じバイト仲間な「駒崎まお」が友人「垣内れいな」を連れてやってきたのです。
終電がなくなったという彼女らは、朝まで事務所に泊ることとしたようなのでした。
導入部はだいたいそんなん。
Wヒロインなお話。
↓表紙・裏表紙からカラー原稿まであてがわれており。
今回の単行本ではメイン扱いなエピソードです。
顔見知りな「まおさん」とはバイト仲間ですが、ギャルっぽい彼女とは年齢差もあって挨拶する程度の間柄。
その友人「れいなさん」から、えっちに誘われるのが切っ掛けです。
「暇だし、宿代がわりにさ」
とのこと。
実際そうなんだろうなぁ。
ただ、それで少なくとも彼女に男性自身が認められた(笑)こともあって、次の展開へと発展していくのでした。
彼女とはお試しの後にガチでえっちしていて、2連戦です。
またそれに当てられた「まおさん」ともえっちに流れ…。
最終的には店をそっちのけにして、複数プレイとなっていました。
オチが楽しいです。
ああした結果にはなったものの、この後2人とは縁が出来そうで結果オーライではないかなぁ。
なお、泊るところまではセンセの実体験だそうですが…。
何もないというのが現実ですわね。
※左:垣内れいな、右:叔母「亜矢子」
047:「たてセタ叔母 亜矢子」
大学生となった主人公は、学校から近い叔母「亜矢子」のマンションに一時居候することとなりました。
小さい頃から何かと面倒を見てくれていた彼女は、初恋の相手であり。
酔った勢いも手伝い、ちょっと暴走してしまったのでした。
切っ掛けはやや漫画っぽい印象。
もう少しグラス空けてからのがリアルっぽかったかなー。
「亜矢子さん」もだらけてきたりしていて、そんな姿もあって~という感じね。
ただ、ひとヌキして我に返るのは可笑しい。
そうしたモノだと思います。
ただ、逆に彼女のスイッチが入り、ガチにえっち発展していました。
「そうすれば次に行けるわ…」
とか後半にて言ってましたが、それは「亜矢子さん」甘いなぁ。
慣れてないあの年齢の男子が、そう簡単に他には目移りしないでしょう。
071:「部屋と姉とぼく」 前後編
両親の離婚から5年振りに再会した姉「瑞樹」と「勇樹」
進学して1人暮らしを始めた彼女の部屋に時々泊るようになっていたのですが。
ふとした切っ掛けから、一緒にシャワーを浴びるよう提案されたのでした。
収録では唯一の連続モノ。
解説でのセンセの考えはその通りだと思います。
やっぱり、ずっと身近にいた異性とは、そうした関係にはならないのではないかなぁ。
よほどの事でもない限り。
その点、こちらの「瑞樹」・「勇樹」ら姉弟はもともと仲良く、思春期の前に引き裂かれていて。
再会したのは、その真っ只中。
また、この頃の男女5年の変化は大きく…そうした意識になるのもあり得るかな、と。
漫画で特に意識していたのは「勇樹くん」
姉「瑞樹さん」は当初弟という感覚のが強かったようでしたが、2人で昔語りなどしてアルコールも入った結果~という感じ。
彼女が語っていた、再婚の父親との話はなかなかヤバめ。
自分の成長を感じさせられることとなり、そんなんも今回のえっちに繋がったと思います。
後編は関係持った後の2人の風景。
「瑞樹さん」は容姿優れているものの、義父などの事もあってか男性経験はなく。
彼女のが断然積極的になっていました。
野外プレイなども描かれていましたよ。
(その後に部屋に戻り、即再開する描写がエロスでした)
こんなんでも、ちょっとしたやり取りに以前そのままな姉弟が見えるのがリアルっぽくて好き。
オチも楽しいものでした。
129:「こんなコにしたのお兄ちゃんでしょ!!後編その後」
同タイトル単行本に収録された前後編のその後。
特に説明とかないのですが、収録は4ページのショートなため、あっさり終わります。
知った方には嬉しいおまけという感じですね。
こちらだけ2014年と古い原稿です。
133:「ふたりのレシピ」
料理対決シーンもちょろっとあったりする、某有名料理漫画な雰囲気漂うサラリーマン・カップル話。
料理研究家と揉めたことで、料理勝負をすることとなってしまった「武里雄二」
煮詰まっていた彼は、相棒「相田ゆみか」と一晩過ごすこととしたのでした。
センセは解説であー書いていましたが。
職場の同僚、また相棒みたいな娘にお手付きするのは、それなりに覚悟のいること。
四六時中一緒ならば、なおさらでしょう。
ただ、関係を押し進めるような、何等か事件・事故とかあった後にはまた別かと思いますが。
学生らのラブコメとは一味違う、後半に描かれる彼女の真意がいい感じでした。
※「あさみ」・「ゆうり」
157:「はぴはぴメール」
出会い系で待ち合わせた「ゆみ」に無事会えた「よしと」でしたが。
実は「ゆみ」こと「ゆうり」、「あさみ」ら人妻の遊びに巻き込まれていたのです。
2人から真実を聞かされた彼は、お詫びがてらの飲みに付き合っていたところ。
まだ経験ないという彼に、「ゆうり」が相手をしてくれることとなったのでした。
先の「よろコンビニ挟まれて」と同じくWヒロインなエピソード。
ただし、こちらはヒロインがどちらも主婦であるのがポイントです。
まぁ、そう物腰落ち着いた感じはないんですけどね。
なんのかんの言いつつ、結局相手してくれた「あさみさん」が好き。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「杜拓哉」センセでした。
こちらでは「デキちゃったらどうしよ」、「大丈夫な日だから」を紹介しています。
あとがきによると、こちらが6冊目。
センセのお名前に釣り上げられました。
正直なところ、ちょっと久しぶりだったのですが。
良かったです。
どちらのエピソードも刺さったんですが、やっぱりお姉ちゃんかなー。
2人どうなってしまうのか、ちょっと心配。
巧くいけばいいのか…よくないのか……。
したくなっちゃった。 (セラフィンコミックス) コミック, 2019/3/20 [アダルト] 杜 拓哉 (著)
※現在アマゾン登録なし(2021/10/10)
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、近親、Wヒロイン
・構成 : カラー(6P)、短編×7話(うち「部屋と姉とぼく」×2)
・おまけ: あとがき・作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「杜拓哉(もり・たくや)」センセの「したくなっちゃった。」です。
※左:姉「瑞樹」、右:相棒「相田ゆみか」
【 構成・絵柄 】
収録は前後編が1つで、その他は短編群。
短編のうち1話は他単行本の続きで、ショート漫画。
それ以外の各お話はどちらもページ量あり、ボリュームとしては問題ありません。
ジャンルはラブコメ。
軽めなタッチでのえっちストーリーが楽しめます。
基本的に楽しい雰囲気なものの、ちょっとブラックな味もあり。
左右振れ過ぎない、複雑でない~といったお話の具合が絶妙です。
ぜひ手に取って欲しい1冊でした。
しっかりとした細線での作画。
描き込みはさっぱりとしていながら、不足感はありません。
全体の色付きはしっかりしていて、濃淡はやや淡い印象でした。
コマ割りは細かく、はみ出し・ぶち抜き多め。
漫画表現はコメディー調。
独特なテンションと間があり、なんというか穏やかな時が流れています。
吹き出し外の手文字とか。
センセの漫画で、この妙に刺さる感じはなんだろうかと読みながら考えていたのですが。
この、”成年漫画然としていない雰囲気でのエロス”というのが、強く心に訴えてくるプラス要素なのかもしれません。
通常見えない部分が見えた、っていうパンチラ的な感じ。
人物画も同様で、ぱっと見はエロスっぽくないのですが。
バストとか女性自身などが、キッチリ主張しています。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で大丈夫。
ただ、そちらであっさり感を受けた方も、前述した理由でいくらかプラス判定で良いと思います。
漫画は高い完成度の成年漫画してますよ。
【 収録話 】 7話収録
003:「よろコンビニ挟まれて」 カラー原稿あり
コンビニの夜シフト勤務だった「瀬沼」
店長が帰ったため1人で回していたところ…同じバイト仲間な「駒崎まお」が友人「垣内れいな」を連れてやってきたのです。
終電がなくなったという彼女らは、朝まで事務所に泊ることとしたようなのでした。
導入部はだいたいそんなん。
Wヒロインなお話。
↓表紙・裏表紙からカラー原稿まであてがわれており。
今回の単行本ではメイン扱いなエピソードです。
顔見知りな「まおさん」とはバイト仲間ですが、ギャルっぽい彼女とは年齢差もあって挨拶する程度の間柄。
その友人「れいなさん」から、えっちに誘われるのが切っ掛けです。
「暇だし、宿代がわりにさ」
とのこと。
実際そうなんだろうなぁ。
ただ、それで少なくとも彼女に男性自身が認められた(笑)こともあって、次の展開へと発展していくのでした。
彼女とはお試しの後にガチでえっちしていて、2連戦です。
またそれに当てられた「まおさん」ともえっちに流れ…。
最終的には店をそっちのけにして、複数プレイとなっていました。
オチが楽しいです。
ああした結果にはなったものの、この後2人とは縁が出来そうで結果オーライではないかなぁ。
なお、泊るところまではセンセの実体験だそうですが…。
何もないというのが現実ですわね。
※左:垣内れいな、右:叔母「亜矢子」
047:「たてセタ叔母 亜矢子」
大学生となった主人公は、学校から近い叔母「亜矢子」のマンションに一時居候することとなりました。
小さい頃から何かと面倒を見てくれていた彼女は、初恋の相手であり。
酔った勢いも手伝い、ちょっと暴走してしまったのでした。
切っ掛けはやや漫画っぽい印象。
もう少しグラス空けてからのがリアルっぽかったかなー。
「亜矢子さん」もだらけてきたりしていて、そんな姿もあって~という感じね。
ただ、ひとヌキして我に返るのは可笑しい。
そうしたモノだと思います。
ただ、逆に彼女のスイッチが入り、ガチにえっち発展していました。
「そうすれば次に行けるわ…」
とか後半にて言ってましたが、それは「亜矢子さん」甘いなぁ。
慣れてないあの年齢の男子が、そう簡単に他には目移りしないでしょう。
071:「部屋と姉とぼく」 前後編
両親の離婚から5年振りに再会した姉「瑞樹」と「勇樹」
進学して1人暮らしを始めた彼女の部屋に時々泊るようになっていたのですが。
ふとした切っ掛けから、一緒にシャワーを浴びるよう提案されたのでした。
収録では唯一の連続モノ。
解説でのセンセの考えはその通りだと思います。
やっぱり、ずっと身近にいた異性とは、そうした関係にはならないのではないかなぁ。
よほどの事でもない限り。
その点、こちらの「瑞樹」・「勇樹」ら姉弟はもともと仲良く、思春期の前に引き裂かれていて。
再会したのは、その真っ只中。
また、この頃の男女5年の変化は大きく…そうした意識になるのもあり得るかな、と。
漫画で特に意識していたのは「勇樹くん」
姉「瑞樹さん」は当初弟という感覚のが強かったようでしたが、2人で昔語りなどしてアルコールも入った結果~という感じ。
彼女が語っていた、再婚の父親との話はなかなかヤバめ。
自分の成長を感じさせられることとなり、そんなんも今回のえっちに繋がったと思います。
後編は関係持った後の2人の風景。
「瑞樹さん」は容姿優れているものの、義父などの事もあってか男性経験はなく。
彼女のが断然積極的になっていました。
野外プレイなども描かれていましたよ。
(その後に部屋に戻り、即再開する描写がエロスでした)
こんなんでも、ちょっとしたやり取りに以前そのままな姉弟が見えるのがリアルっぽくて好き。
オチも楽しいものでした。
129:「こんなコにしたのお兄ちゃんでしょ!!後編その後」
同タイトル単行本に収録された前後編のその後。
特に説明とかないのですが、収録は4ページのショートなため、あっさり終わります。
知った方には嬉しいおまけという感じですね。
こちらだけ2014年と古い原稿です。
133:「ふたりのレシピ」
料理対決シーンもちょろっとあったりする、某有名料理漫画な雰囲気漂うサラリーマン・カップル話。
料理研究家と揉めたことで、料理勝負をすることとなってしまった「武里雄二」
煮詰まっていた彼は、相棒「相田ゆみか」と一晩過ごすこととしたのでした。
センセは解説であー書いていましたが。
職場の同僚、また相棒みたいな娘にお手付きするのは、それなりに覚悟のいること。
四六時中一緒ならば、なおさらでしょう。
ただ、関係を押し進めるような、何等か事件・事故とかあった後にはまた別かと思いますが。
学生らのラブコメとは一味違う、後半に描かれる彼女の真意がいい感じでした。
※「あさみ」・「ゆうり」
157:「はぴはぴメール」
出会い系で待ち合わせた「ゆみ」に無事会えた「よしと」でしたが。
実は「ゆみ」こと「ゆうり」、「あさみ」ら人妻の遊びに巻き込まれていたのです。
2人から真実を聞かされた彼は、お詫びがてらの飲みに付き合っていたところ。
まだ経験ないという彼に、「ゆうり」が相手をしてくれることとなったのでした。
先の「よろコンビニ挟まれて」と同じくWヒロインなエピソード。
ただし、こちらはヒロインがどちらも主婦であるのがポイントです。
まぁ、そう物腰落ち着いた感じはないんですけどね。
なんのかんの言いつつ、結局相手してくれた「あさみさん」が好き。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「杜拓哉」センセでした。
こちらでは「デキちゃったらどうしよ」、「大丈夫な日だから」を紹介しています。
あとがきによると、こちらが6冊目。
センセのお名前に釣り上げられました。
正直なところ、ちょっと久しぶりだったのですが。
良かったです。
どちらのエピソードも刺さったんですが、やっぱりお姉ちゃんかなー。
2人どうなってしまうのか、ちょっと心配。
巧くいけばいいのか…よくないのか……。
したくなっちゃった。 (セラフィンコミックス) コミック, 2019/3/20 [アダルト] 杜 拓哉 (著)
※現在アマゾン登録なし(2021/10/10)
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】