■出来れば知らないでいてほしい事 (トリブリ)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ブラック、ロリ、
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「トリブリ」センセの「出来れば知らないでいてほしい事」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は全て短編での構成。
全体7話で、おまけも少なく。
単行本はやや薄めな印象でした。
なにやら意味深なタイトルで…。
↓表紙の雰囲気からして、普通のラブコメ漫画を想像はしないと思われますが。
はい、ほとんどがブラック話な単行本となってます。
特に不慣れな方は、冒頭からの2話でげんなりすることでしょう。
実際には色々あるんですが、比率では完全にそっち寄り。
おまけはあとがきになります。
※高橋さん
★★絵柄について ★★★
全体的に”しっかり”といった印象。
原稿時期がためか各話で多少の差は感じたものの、作画は概ねどちらも良好。
見にくい、見辛いといったものはありません。
(※もしかしたら、お話のタイプに合わせて微妙な調整をされているのかも)
横長っぽい目と縦長気味な輪郭。
鼻は線で囲むタイプの特徴的な描き方。
可愛いには違いないのですが、なんというか…それに頼っていない感じ。
また、あちこちバランス面とか表現などには引っ掛かることなく。
そう極端・大げさでないものの、微妙なニュアンスも伝わってくる、巧みな漫画でした。
だいたい↓表紙・裏表紙のカバーにての判断で良いと思います。
★★収録話について ★★★ 7話収録
003:「情けない人」
教師と援助交際をしていた「高橋」
その情けない姿から、彼をだいぶ下に見ていたのですが…というもの。
↓表紙はたぶんこちらの彼女だと思います。
彼女「高橋さん」の複雑な心情を描いた良作品。
なるほど、こうした展開なのかー、って思いました。
特に後半のくだりは最高。
まぁ、間違いなく彼女も分かってるとは思うんですがね…。
027:「あいつはスカートをはく」
男子「速水人成(はやみ・ひとなり)」と交じってサッカーをしている「鳥羽冴流(とば・さえる)」
男の子っぽい彼女でしたが、いつもスカートを穿いていて。
それを疑問に感じていた「人成」でしたが…ある日、その理由を知ることとなったのでした。
救いのない、超絶ブラックなエピソード。
複雑だろう「人成くん」の気持ちは…よーく分かる。
もうちょっと幼かったら、頑張って助けようとしてたかなー。
ただ、「冴流ちゃん」もずっと拘束されている訳でなく、自由な時もあるようで。
(※彼と頻繁にサッカーやってたりしている)
オチであー言ってたものの、何とかできるとは思う。
あとは周囲に信頼できる大人がいるか、どうか…。
051:「ごめんなさいちゃん」
何をやってもダメで、「ごめんなさい」が口癖になっていた「坂台央(ばんだい・まなか)」
優秀な従兄「谷久良田(たに・くらた)」に勉強を見てもらっていたのでした。
いじめて系ヒロインの「央ちゃん」
教えてもらっていて、全部間違っていたようなので…。
たぶん、彼の教え方も合ってないんだろうなぁ。
また、逆ギレしちゃーダメよ。
えっちなんは漫画が初。
まぁ、なんでも自信を持てたのは良い事。
案外、こうした娘はモテて幸せな人生送れそうな気もします。
もくじ絵がカワイイ。
075:「友達っていいな」
転校してきた「日田ひばり」
クラスメイト「梓」・「華菜」とも仲良くなり…。
彼女らが親しい男子チーム「翔太」・「勇気」・「なお」らと放課後遊ぶこととなったのでした。
えー、成年漫画だから当然えろい展開ではあるのですが。
御嬢様な彼女を外すことなく、また強要もしてなく。
タイトル通りなエピソード。
複数プレイです。
メインヒロイン「ひばりちゃん」は実に発育良く。
単行本最大のバストサイズでした。
101:「愉しくがんばる!魔女見習い」
魔女見習いな「マジコ」・「ウィッカ」の2人。
卒業課題・第二級魔法薬の作成、をするべく頑張っていたものの。
最後の材料「精液」がどうしても回収できなかったのです。
収録でのファンタジー枠。
そうした設定からして特殊なんですが、お話的にも唯一のラブコメちっく話です。
意外にもブラックな要素ありません(笑)
漫画のポイントである、「すごく感動的な告白だけど~」のくだりが楽しい。
オチも楽しいものでしたよ。
センセ、こんなんもお上手ですね。
125:「gig」
作家デビューもしていたアイドル「YOUTA」こと「蒲生陽多(がもう・ようた)」
彼には妹「蒲生月光(がもう・つきひ)」がおり。
アイドルとしての人気が下がっていたところ、助けたのは彼女だったのですが…。
彼のゴーストライターで、発言ほか性的な事まで仕切っていたのでした。
眼鏡の「月光ちゃん」が実に魅力的。
収録ヒロインで彼女が最も好き。
キャラ的にも。
TVではビックマウス言われている「陽多くん」が家では弱々しく。
えっちでも「月光ちゃん」に好き放題されてます。
特に中盤での、
「な~~んだ、全部わかってたんだね」
~あたりが最高。
この2人のほかシチュエーションとか見たいですね。
たぶん…彼がアイドルになる前までは、普通にお兄ちゃん好きだったんではないかなぁ。
※左:妹「蒲生月光」、右:トイレの「花子さん」
153:「トイレの花子さん」
第二公園のトイレ、その1番奥の個室。
そこで、2回、1回、2回のノックの後、
「はーなこさん、あーそびましょっ……」
そう声を掛けると、鍵が開いて「トイレの花子さん」が中から顔を見せるのでした。
主人公の男の子はその噂を友人から聞き、塾帰りに寄っていたのです。
成年漫画でお馴染み、えっちな事してくる「花子さん」なのですが…。
コレ、面白いので詳細はぜひ単行本で確認して下さい。
途中から、あれーって思っていましたが。
実に重々しいオチが待ってますよ。
何度も読みたくなるタイプではないものの、非常によく出来た良作。
★★リンクほか ★★★
出来れば知らないでいてほしい事 (TENMA COMICS) 2023/7/28 トリブリ (著)
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ブラック、ロリ、
・構成 : 初単行本、7話収録。
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「トリブリ」センセの「出来れば知らないでいてほしい事」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録は全て短編での構成。
全体7話で、おまけも少なく。
単行本はやや薄めな印象でした。
なにやら意味深なタイトルで…。
↓表紙の雰囲気からして、普通のラブコメ漫画を想像はしないと思われますが。
はい、ほとんどがブラック話な単行本となってます。
特に不慣れな方は、冒頭からの2話でげんなりすることでしょう。
実際には色々あるんですが、比率では完全にそっち寄り。
おまけはあとがきになります。
※高橋さん
★★絵柄について ★★★
全体的に”しっかり”といった印象。
原稿時期がためか各話で多少の差は感じたものの、作画は概ねどちらも良好。
見にくい、見辛いといったものはありません。
(※もしかしたら、お話のタイプに合わせて微妙な調整をされているのかも)
横長っぽい目と縦長気味な輪郭。
鼻は線で囲むタイプの特徴的な描き方。
可愛いには違いないのですが、なんというか…それに頼っていない感じ。
また、あちこちバランス面とか表現などには引っ掛かることなく。
そう極端・大げさでないものの、微妙なニュアンスも伝わってくる、巧みな漫画でした。
だいたい↓表紙・裏表紙のカバーにての判断で良いと思います。
★★収録話について ★★★ 7話収録
003:「情けない人」
教師と援助交際をしていた「高橋」
その情けない姿から、彼をだいぶ下に見ていたのですが…というもの。
↓表紙はたぶんこちらの彼女だと思います。
彼女「高橋さん」の複雑な心情を描いた良作品。
なるほど、こうした展開なのかー、って思いました。
特に後半のくだりは最高。
まぁ、間違いなく彼女も分かってるとは思うんですがね…。
027:「あいつはスカートをはく」
男子「速水人成(はやみ・ひとなり)」と交じってサッカーをしている「鳥羽冴流(とば・さえる)」
男の子っぽい彼女でしたが、いつもスカートを穿いていて。
それを疑問に感じていた「人成」でしたが…ある日、その理由を知ることとなったのでした。
救いのない、超絶ブラックなエピソード。
複雑だろう「人成くん」の気持ちは…よーく分かる。
もうちょっと幼かったら、頑張って助けようとしてたかなー。
ただ、「冴流ちゃん」もずっと拘束されている訳でなく、自由な時もあるようで。
(※彼と頻繁にサッカーやってたりしている)
オチであー言ってたものの、何とかできるとは思う。
あとは周囲に信頼できる大人がいるか、どうか…。
051:「ごめんなさいちゃん」
何をやってもダメで、「ごめんなさい」が口癖になっていた「坂台央(ばんだい・まなか)」
優秀な従兄「谷久良田(たに・くらた)」に勉強を見てもらっていたのでした。
いじめて系ヒロインの「央ちゃん」
教えてもらっていて、全部間違っていたようなので…。
たぶん、彼の教え方も合ってないんだろうなぁ。
また、逆ギレしちゃーダメよ。
えっちなんは漫画が初。
まぁ、なんでも自信を持てたのは良い事。
案外、こうした娘はモテて幸せな人生送れそうな気もします。
もくじ絵がカワイイ。
075:「友達っていいな」
転校してきた「日田ひばり」
クラスメイト「梓」・「華菜」とも仲良くなり…。
彼女らが親しい男子チーム「翔太」・「勇気」・「なお」らと放課後遊ぶこととなったのでした。
えー、成年漫画だから当然えろい展開ではあるのですが。
御嬢様な彼女を外すことなく、また強要もしてなく。
タイトル通りなエピソード。
複数プレイです。
メインヒロイン「ひばりちゃん」は実に発育良く。
単行本最大のバストサイズでした。
101:「愉しくがんばる!魔女見習い」
魔女見習いな「マジコ」・「ウィッカ」の2人。
卒業課題・第二級魔法薬の作成、をするべく頑張っていたものの。
最後の材料「精液」がどうしても回収できなかったのです。
収録でのファンタジー枠。
そうした設定からして特殊なんですが、お話的にも唯一のラブコメちっく話です。
意外にもブラックな要素ありません(笑)
漫画のポイントである、「すごく感動的な告白だけど~」のくだりが楽しい。
オチも楽しいものでしたよ。
センセ、こんなんもお上手ですね。
125:「gig」
作家デビューもしていたアイドル「YOUTA」こと「蒲生陽多(がもう・ようた)」
彼には妹「蒲生月光(がもう・つきひ)」がおり。
アイドルとしての人気が下がっていたところ、助けたのは彼女だったのですが…。
彼のゴーストライターで、発言ほか性的な事まで仕切っていたのでした。
眼鏡の「月光ちゃん」が実に魅力的。
収録ヒロインで彼女が最も好き。
キャラ的にも。
TVではビックマウス言われている「陽多くん」が家では弱々しく。
えっちでも「月光ちゃん」に好き放題されてます。
特に中盤での、
「な~~んだ、全部わかってたんだね」
~あたりが最高。
この2人のほかシチュエーションとか見たいですね。
たぶん…彼がアイドルになる前までは、普通にお兄ちゃん好きだったんではないかなぁ。
※左:妹「蒲生月光」、右:トイレの「花子さん」
153:「トイレの花子さん」
第二公園のトイレ、その1番奥の個室。
そこで、2回、1回、2回のノックの後、
「はーなこさん、あーそびましょっ……」
そう声を掛けると、鍵が開いて「トイレの花子さん」が中から顔を見せるのでした。
主人公の男の子はその噂を友人から聞き、塾帰りに寄っていたのです。
成年漫画でお馴染み、えっちな事してくる「花子さん」なのですが…。
コレ、面白いので詳細はぜひ単行本で確認して下さい。
途中から、あれーって思っていましたが。
実に重々しいオチが待ってますよ。
何度も読みたくなるタイプではないものの、非常によく出来た良作。
★★リンクほか ★★★
出来れば知らないでいてほしい事 (TENMA COMICS) 2023/7/28 トリブリ (著)