■たぶん、愛。 (鬱ノ宮うかつ)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : 8話収録(うち「記憶」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、後日談(6P)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬱ノ宮うかつ(うつのみや・うかつ)」センセの「たぶん、愛。」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録はほとんど短編での構成。
1話のみ連続モノがあったのですが、続きエピソードはショートものでした。
実はもくじ掲載話以外に、合間にも漫画が差し込まれています。
あれらは…描き下ろし、でしょうかね。
数えたところ、4話分・6ページほどあり。
2ページを割り当てられているのが2エピソードあったので、実質その他にも本編後の風景がちょっと見れる、お得な仕上がりになっていました。
そのほかはあとがき、カバー裏の別絵ですね。
ざっくりではラブコメちっくな話が多いのですが。
ブラック・シリアスなのもありました。
※隣のお姉さん
★★絵柄について ★★★
まつ毛の長い美形キャラ。
縦横に広い輪郭と小さい鼻。
あと…歯、ですかね。
乱れる髪の描写が見事で素敵でした。
きめ細やかな線画。
色彩はデジタルな中間色が基本で、そこそこ白比率もあります。
全体、どこかアートちっくな雰囲気。
漫画はそれなりに崩しもあり、仕上げの違いか収録各話にはそこそこ差を感じます。
美麗な線と裏腹に、擬音など表現はパワフル。
派手目でパンチ力がありました。
カラーの良さはあるものの、判断は概ねカバーで良いと思います。
★★収録話について ★★★ 8話収録
005:「ウィークエンドレス」
もう5時間も返事がない、彼女「かすみ」
街中を探していた「」はようやく彼女を発見したのですが。
そこはラブホ街で、隣には見知らぬ男がいたのでした。
えっち好きな彼女ですね。
漫画は「相性悪い」とバッサリ言われてしまった彼が頑張るという流れ。
まぁ、そうした性格なため。
実際、彼女はどー言っても変わらんだろうけどなぁ。
今後も付き合うならば覚悟するしかないぞ。
047:「のいじー」
引っ越した部屋…その壁向こうから、常に何かの駆動音があり。
ずっと我慢していたものの、始終止まることなかったため、隣を訪ねたところ。
逆ギレした女性が出てきたのでした。
漫画で彼はバイブの音、と決めつけていて、まぁ実際そうだったのですが。
また彼女もぜんぜん隠すことなく、乗っかって逆ギレしているのは楽しい。
エロくて素敵。
こうした展開で成年漫画なら、彼が手伝うというのはセオリー。
こちらの場合、彼女がやや強引に彼を招き入れておりました。
まぁ、ずっとバイブやってても解消されないのたから。
あーなるのも当然か。
069:「リハビリ」
トラブルで骨折、入院してきた「本城工(ほんじょう・こう)」
顔が良く、お局ナースらに気に入られる彼でしたが。
担当になった「宇佐美光(うさみ・こう)」は、間違えられやすい名前、実際の読みが「こう」という共通点がため。
急速に仲が進展してしまったのです。
お局らが牛耳っているため、目立たないようにしていた~という「光ちゃん」
うん、リアルな生存戦略ですね。
現実にこうした状況もあるでしょう。
果ては担当を外してもらう、なんて事までしていました。
そんなんを経ての後半は…なんだか感動的。
お互い一発・一目惚れ、を超えたような感じで。
骨折経緯、後日談の描写など見る限り、彼いわゆる一般人な感じではないものの、「光ちゃん」のため更生していくかな。
101:「くれっしぇんど!」
声量小さく、再々テストになっていた彼女「さと」
単位が取れないと留年という危機的状況がため、2人して練習していたのですが…というもの。
彼氏にスイッチが入ったため、音楽室でのえっち展開に。
2周目で気付きましたが、彼はピアノ弾いてますね。
追試内容とか、音楽系の学校なのかしら。
えっちで特訓、ではなく、そちらでハッスルした結果…というもの。
あれ、結局単位は取れたんでしょうかね。
119:「依存…。」
半グレと称される先輩「タクヤ」に懐いている「カズキ」
それを心配する「まや」は連れ戻しにやって来たのですが…という不穏なオープニング。
眼鏡・ポニーテールの可愛い「まやさん」
「タクヤ」のチームには少なくとも4名以上はおり。
また、ペット扱いながら「カズキくん」は彼に心酔していて、絶望的な状況でした。
中盤までは、まさに不安が的中したような流れ。
…でしたが。
それだけで終わらなかったのが、このエピソード。
なんというか、後半の「まやさん」は…また美しかったです。
本編そんなんなため、後日談が面白い。
「カズキくん」はちゃんと彼女の言う事聞くように。
※左:ナース「宇佐美光」、右:「まや」
151:「どろどろ」
誕生日の翌日、突然訪ねてきた「みか」
果物のタッパーを開けたところ、中身を飛び散らせてしまったのですが。
体にくっついたそれらに、
「なんか…美味しそう」
そう、彼女のスイッチが入ってしまったのでした。
彼「たっくん」は料理の趣味あるのか、「昨日作ったケーキ」という発言をしていて。
どうやら、自らの誕生日を自作のケーキで祝っていた(笑)ようなのです。
果物のタッパーほか、生クリームの残りも冷蔵庫にあり。
そんなん使ってのプレイが展開されます。
タイトルはそれがため。
なお、台詞から「みかちゃん」とは「ちゃんと付き合っている」訳ではないみたい。
誕生日切っ掛けにしたのかな。
時期か仕上げか、ちょっと作画の趣異なるエピソードでした。
171:「記憶」
199:「記憶after」
事故で強く頭を打った彼氏「けい」
生きていることすら不思議なほどだったので、それは良かったのですが…。
すっかり記憶をなくしていたのでした。
「ごめん、俺ハルのこと…名前以外覚えてない」
非常に重いオープニングで始まる、切ないエピソード。
事故は…怖いですね。
脳の損傷がためか、彼は性格なども変わっていて。
「ハルちゃん」が可哀そう。
後半のえっちでは、思わず応援したくなる熱さがありました。
オチは伏せますね。
「記憶after」は4ページのショート。
短いながら全てえっちシーン。
本編と違って甘いつくりで、「ハルちゃん」幸せそうなので何より。
★★リンクほか ★★★
たぶん、愛。 (GOT COMICS) コミック, 2023/6/29 [アダルト] 鬱ノ宮うかつ (著)
★「鬱ノ宮うかつ」センセの漫画紹介記事
「惰液。」
・絵柄 :●●●◎○
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち
・構成 : 8話収録(うち「記憶」×2)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、後日談(6P)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「鬱ノ宮うかつ(うつのみや・うかつ)」センセの「たぶん、愛。」です。
★★単行本構成、ほか ★★★
収録はほとんど短編での構成。
1話のみ連続モノがあったのですが、続きエピソードはショートものでした。
実はもくじ掲載話以外に、合間にも漫画が差し込まれています。
あれらは…描き下ろし、でしょうかね。
数えたところ、4話分・6ページほどあり。
2ページを割り当てられているのが2エピソードあったので、実質その他にも本編後の風景がちょっと見れる、お得な仕上がりになっていました。
そのほかはあとがき、カバー裏の別絵ですね。
ざっくりではラブコメちっくな話が多いのですが。
ブラック・シリアスなのもありました。
※隣のお姉さん
★★絵柄について ★★★
まつ毛の長い美形キャラ。
縦横に広い輪郭と小さい鼻。
あと…歯、ですかね。
乱れる髪の描写が見事で素敵でした。
きめ細やかな線画。
色彩はデジタルな中間色が基本で、そこそこ白比率もあります。
全体、どこかアートちっくな雰囲気。
漫画はそれなりに崩しもあり、仕上げの違いか収録各話にはそこそこ差を感じます。
美麗な線と裏腹に、擬音など表現はパワフル。
派手目でパンチ力がありました。
カラーの良さはあるものの、判断は概ねカバーで良いと思います。
★★収録話について ★★★ 8話収録
005:「ウィークエンドレス」
もう5時間も返事がない、彼女「かすみ」
街中を探していた「」はようやく彼女を発見したのですが。
そこはラブホ街で、隣には見知らぬ男がいたのでした。
えっち好きな彼女ですね。
漫画は「相性悪い」とバッサリ言われてしまった彼が頑張るという流れ。
まぁ、そうした性格なため。
実際、彼女はどー言っても変わらんだろうけどなぁ。
今後も付き合うならば覚悟するしかないぞ。
047:「のいじー」
引っ越した部屋…その壁向こうから、常に何かの駆動音があり。
ずっと我慢していたものの、始終止まることなかったため、隣を訪ねたところ。
逆ギレした女性が出てきたのでした。
漫画で彼はバイブの音、と決めつけていて、まぁ実際そうだったのですが。
また彼女もぜんぜん隠すことなく、乗っかって逆ギレしているのは楽しい。
エロくて素敵。
こうした展開で成年漫画なら、彼が手伝うというのはセオリー。
こちらの場合、彼女がやや強引に彼を招き入れておりました。
まぁ、ずっとバイブやってても解消されないのたから。
あーなるのも当然か。
069:「リハビリ」
トラブルで骨折、入院してきた「本城工(ほんじょう・こう)」
顔が良く、お局ナースらに気に入られる彼でしたが。
担当になった「宇佐美光(うさみ・こう)」は、間違えられやすい名前、実際の読みが「こう」という共通点がため。
急速に仲が進展してしまったのです。
お局らが牛耳っているため、目立たないようにしていた~という「光ちゃん」
うん、リアルな生存戦略ですね。
現実にこうした状況もあるでしょう。
果ては担当を外してもらう、なんて事までしていました。
そんなんを経ての後半は…なんだか感動的。
お互い一発・一目惚れ、を超えたような感じで。
骨折経緯、後日談の描写など見る限り、彼いわゆる一般人な感じではないものの、「光ちゃん」のため更生していくかな。
101:「くれっしぇんど!」
声量小さく、再々テストになっていた彼女「さと」
単位が取れないと留年という危機的状況がため、2人して練習していたのですが…というもの。
彼氏にスイッチが入ったため、音楽室でのえっち展開に。
2周目で気付きましたが、彼はピアノ弾いてますね。
追試内容とか、音楽系の学校なのかしら。
えっちで特訓、ではなく、そちらでハッスルした結果…というもの。
あれ、結局単位は取れたんでしょうかね。
119:「依存…。」
半グレと称される先輩「タクヤ」に懐いている「カズキ」
それを心配する「まや」は連れ戻しにやって来たのですが…という不穏なオープニング。
眼鏡・ポニーテールの可愛い「まやさん」
「タクヤ」のチームには少なくとも4名以上はおり。
また、ペット扱いながら「カズキくん」は彼に心酔していて、絶望的な状況でした。
中盤までは、まさに不安が的中したような流れ。
…でしたが。
それだけで終わらなかったのが、このエピソード。
なんというか、後半の「まやさん」は…また美しかったです。
本編そんなんなため、後日談が面白い。
「カズキくん」はちゃんと彼女の言う事聞くように。
※左:ナース「宇佐美光」、右:「まや」
151:「どろどろ」
誕生日の翌日、突然訪ねてきた「みか」
果物のタッパーを開けたところ、中身を飛び散らせてしまったのですが。
体にくっついたそれらに、
「なんか…美味しそう」
そう、彼女のスイッチが入ってしまったのでした。
彼「たっくん」は料理の趣味あるのか、「昨日作ったケーキ」という発言をしていて。
どうやら、自らの誕生日を自作のケーキで祝っていた(笑)ようなのです。
果物のタッパーほか、生クリームの残りも冷蔵庫にあり。
そんなん使ってのプレイが展開されます。
タイトルはそれがため。
なお、台詞から「みかちゃん」とは「ちゃんと付き合っている」訳ではないみたい。
誕生日切っ掛けにしたのかな。
時期か仕上げか、ちょっと作画の趣異なるエピソードでした。
171:「記憶」
199:「記憶after」
事故で強く頭を打った彼氏「けい」
生きていることすら不思議なほどだったので、それは良かったのですが…。
すっかり記憶をなくしていたのでした。
「ごめん、俺ハルのこと…名前以外覚えてない」
非常に重いオープニングで始まる、切ないエピソード。
事故は…怖いですね。
脳の損傷がためか、彼は性格なども変わっていて。
「ハルちゃん」が可哀そう。
後半のえっちでは、思わず応援したくなる熱さがありました。
オチは伏せますね。
「記憶after」は4ページのショート。
短いながら全てえっちシーン。
本編と違って甘いつくりで、「ハルちゃん」幸せそうなので何より。
★★リンクほか ★★★
たぶん、愛。 (GOT COMICS) コミック, 2023/6/29 [アダルト] 鬱ノ宮うかつ (著)
★「鬱ノ宮うかつ」センセの漫画紹介記事
「惰液。」