まんがごほごほ 2023年02月27日

■シスターガーデン　姉の膣内に射精して、妹の膣内にも射精した。　（あおやまきいろ。）

★まんがデーター　［１３．５／２０．０］
・絵柄　：●●●◎○
・お話　：●●●◎○
・漫画　：●●●○○
・独創性：●●●◎○
・属性　：　［成年］　近親、ラブコメ
・構成　：　カラー（４Ｐ）、９話収録（うち「シスターガーデン」×４）
・おまけ：　あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あおやまきいろ。」センセの「シスターガーデン　姉の膣内に射精して、妹の膣内にも射精した。」です。

※妹「みくに」

　【　構成・絵柄　】

収録は９話あり、うち４話がメイン中編。
表題はそのメインからですね。
前中後編の３話、カラー原稿の後日談ショート、という組み合わせです。
長めのエピソードという印象でした。
なお、ほか短編群もキッチリ近親で揃っており。
数えてみたところ、姉２人、妹２人、双子（どっちか不明）が１人、という実にバランス良い組み合わせでした。
（※メインは姉・妹どっちも登場する、Ｗヒロインものです）
ジャンルはラブコメ。
収録のほとんどはそんなんでしたが、最終話だけブラック展開になっています。
甘い感じでここまで来て、最後に落とされました。
なんで最後に持ってきたんだろう？？
ともかく、近親ネタで色々なパターンがあり、どちらも楽しめました。
そんなんお好きな方は良いでしょう。
裏表紙にて詳しくメイン漫画の説明あったので、とりあえず見てみるのが良いと思います。

強めでしっかりとした線での作画。
白比率が高く、全体の色付きは控えめ。
濃淡も全体的に淡く、黒色自体が少なかったです。
コマ割りは変化ほぼなく、たまに重なり。
収まり良く、枠間はあらかた確保されていました。
細めな擬音の控えめ傾向な漫画で、表現はコメディーっぽいところちらほら。
表情に優れている反面、引き絵・小コマなどバランスが気になります。
背景や小物はサッパリ気味。
服装などはフェチ感に繋がるので、もうひと頑張り欲しい印象でした。
原稿は２０から２２年で、極端に落差を感じる回はありません。
人物画はしっかり鼻を描かれていて、リアル・漫画での中間くらい。
適度なデフォルメがされていて、可愛らしく仕上がっています。
アップの絵とか、ぞくぞくっとするくらいに良いコマもありました。
変な話、そうした良さが故に…ちょっとした崩れが目立ってしまうんですね。
その点では損するタイプでしょう。
もうひと安定すれば、上の段を飛び越えていきそうです。
判断については、お話でも説明した裏表紙がベスト。

　【　収録話　】　９話収録

003：「シスターガーデン　～姉妹と作る不純家庭～」　４話　カラー原稿あり
　家が火事になってしまい。
姉「和奏（わかな）」、妹「沙月」の２人は弟「秋野孝輔」の部屋に泊まることとしたのでした。
ごく簡単ですが、そうしたオープニングです。

こちらの家庭はかなりオープンらしく。
親切っ掛けで、「孝輔くん」は姉「和奏さん」とえっち関係になっていくのですが…実際のところ、どうなんでしょう。
漫画であったように、仲良い故の行為であることを説明する、のは良いと思います。
ただ、あーして見せつけるのは違うと思うけれどなぁ…。
ともかく、それで性についてオープンになった２人は以降ちょくちょくえっちしていたようでしたが。
今回の再会は数年ぶり。（お姉ちゃんは寮に入ってたりもした）
さすがに色々知識を得ていた「孝輔くん」は抵抗するものの～という流れ。
まぁ、ヤル気満々な女性が身近うろうろしてたら…年頃の彼はもたないだろうなぁ。

※左：姉「和奏」・妹「沙月」、右：姉「真帆」

前編のオチから直接続く中編。
トイレえっちが妹「沙月さん」にバレた後の風景です。
奔放な姉と違い、彼女は真面目で努力家、生徒会などもしていたタイプ。
ただ、「孝輔くん」のイメージより、「和奏さん」が言ってた彼女のが的を得ているかなぁ。
お話は彼女とのデート、電車内での接触が切っ掛け。
そのデートに至るくだり、うっかり着替えに鉢合わせ～、というラッキースケベな展開があるのですが。
この際の、背中を向けた「沙月さん」が妙なまでにエロかったので、必見。
なお、彼女とはお尻プレイです。
そして最終となる後編。
両親が新居を決めたため、同棲生活が終わることとなる、といったもの。
ちょっとドキドキ。
Ｗヒロインものの定番な流れでしたよ。
なお、冒頭のカラー原稿４ページもそうしたもの。
カラーでのえっちが見れます。

083：「モヤモヤ」
お兄ちゃんとシテしまった「ユズ」
それでもまだ好きかどうかモヤモヤしていたところ。
友人らの助言「もう１回ヤってみれば？」を実践してみることとしたのでした。
確かにそんなんかもしれませんが…。
まぁ、既に１回しちゃっているのだし、この２人ならばいずれ再度えっち発展していきそう。
友人からのチャットが楽しい。

107：「大好きだから孕んでほしい」
結婚してから２年振りに帰省した「真帆」
まだ子がなく、姑との仲は微妙で、弟「ナオ」に思わず愚痴っていたところ～というもの。
酔っ払ったお姉ちゃんが可愛いです。
缶ビールのくだり。
ひでるさんはシラフで似たような事をやりました。
もう、どうにもならんですね（笑）
もともと好意を持っていた弟が、姉の現状に思い切る～といった流れ。
お姉ちゃんがイイキャラでした。
オチの表情は抜群。

133：「においばこ」
遺伝子的には、家族のにおいを嫌うように出来ている。
好きなアイドルの発言に、「みくに」は兄とのえっちを止めると言い出したのですが。
この兄妹は物心ついた頃から、お互いのにおいが大好きだったのです。
そんな訳で、既に関係していた兄妹が逆にそれを我慢するパターン。
なるほど、面白い。
ちなみに、においの件を検索したところ、どっちもあり得るようで。
”性的に刺さるのは遺伝子遠いもの、安心感得るのは遺伝子近いもの”
～という説明がしっくりきました。
（※当然、例外もあるんでしょうし）
えっちしない、とか言い出した「みくにちゃん」
その時点で半泣き、彼のまくらを抱えているような状態だったので、すぐに音を上げると見ていたところ。
なんと、５日もの間耐えており、お兄ちゃんがやって来る～、という展開です。
タイトル「においばこ」というのは、”最後に平気かどうか試してみよう”～ということで、２人してダンボール箱の中に入ったため。
（※複数繋げて、ちゃんと２人入れるようにしてます）
すでにビショ濡れな「みくにちゃん」がキュートでした。
まぁ、よく頑張ったと思います。
そうしたオモシロ漫画なんですが、オチでのやり取りはちょっとイイ話ちっく。
なるほど。

159：「ふたごむ！」
母親が亡くなって、双子「真白」・「真弘」は父親と共に暮らしていました。
小さい工場を経営する父。
そこで作っているというゴムはなにかと生活に便利なため、日常のあちこちで使っていたのですが…。
父親から、実際にそれはどう使うのが正しいのか、調べてみるよう言われたのでした。
「身近すぎて全然結びつかなかった！」
とか言ってました。
わはは。
ただ、まぁ…実際にこんなんありそう。
たぶんね、あれ母親が同じように日常使いをしていたのだと思います。
（程度の違いはあったとしても）
そんなんをどっちかが見ていたため、亡くなった後も真似して使うようになったのだと考えました。
調べたのを切っ掛けに、”では使ってみよう”ってなるパターン。
あっさり下着見せてくれる「真白ちゃん」
まぁ、双子だとそんなもんか。
えっちに至る際の解釈が楽しい。
アンタら…もう１回保健体育の授業を受けなおしてね。

※左：妹「ユズ」、右：双子「真白」

185：「プレゼント」
姉「リリ」とは年齢異なるものの誕生日は同じ日付。
それがため、誕生会にはプレゼント交換をすることとなっていたのですが…。
彼女のセンスは微妙で、毎年変なものをもらっていたのでした。
兄弟で誕生日が同日、ってーのは凄いですね。
試しに検索したところ、実際にも例がちらほらあるようです。
まぁ、当然か。
凄いには違いないコトではあるのだけど。
お姉ちゃんが変なプレゼントを渡してくる理由。
うーん、思春期とかに漫画のような事あるかもしれませんが。
ここまで、というのは極端な気がしますね…。
親がどっちかに肩入れしてた、～とかならばあり得るか。
これまでの漫画は巧くいってましたが、収録最終話にて撃沈。
ブラックな展開・オチとなっていました。

　【　その他　】

そんなこんなで、本日は「あおやまきいろ。」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます！
前述しましたが。
この単行本の裏表紙は非常に良かったです。
あれは分かり易い！
スタンダードな１枚絵のパターンイイは良いので、迷うところですが…。
こんなん増えても良いですね。
収録で、ひでるさんは「においばこ」が最もお気に入り
フェチでしたねー。
匂いうんぬんはひでるさん考える男女関係とも合致しているので、より良かったです。