■おもちゃの人生 （野際かえで）
★まんがデーター ［１６．０／２０．０］
・絵柄 ：●●●●○
・お話 ：●●●●○
・漫画 ：●●●●○
・独創性：●●●●○
・属性 ： ［成年］ ロリ、凌辱、学園
・構成 ： ７話収録（うち「わるいこ」×３）
・おまけ： あとがき、作品解説、合間にイラスト、
折り返しに作者コメント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野際かえで（のぎわ・かえで）」センセの「おもちゃの人生」です。
※「優子」・「雫」
【 構成・絵柄 】
１つ中編、ほかは短編という構成。
単純に話数は７つなのですが、ページは２４０ほどあり…。
結構なボリューム感ある単行本です。
お好きな方には良いでしょう。
あまり得意でない方は…センセのコメントそのまま「いや～な気分」が結構長く続くため、自分の精神状態と相談しつつ読み進めてください。
くくり、ＬＯということでロリ系単行本。
…で、↓表紙から察せられるとは思いますが。
イメージそのまま（まぁ、当然ですわね）のハードなものです。
そっち系での王道ですかね。
紹介帯には、
”かわいそう。だから抜ける”
～などと書かれていましたが…。
いや、抜けんよ。
そんな訳で、今回は合わないと承知の上で、購入しています。
（※後述するレビューもそんな感じになってると思います）
ヒロイン画は抜群に可愛いんですよね…。
あ、いちおう…たいていは悪い大人に翻弄されるヒロインなのですが、中編のメインは…なんというか、”今風”のキャラクターです。
（ああしたカバー絵で、唯一全力の笑顔でした…）
あとはその娘が刺さるかどうか、でしょうか。
すっきりとした細線での作画。
白比率は高く、濃淡もそう濃くはありません。
コマ割りは変化そこそこ。
だいたい枠間は確保されていて、収まりそれなりに良く。
こうしたジャンルでは、かなりサッパリとした仕上がりです。
通常なら、画面の明るさは、漫画にマイナスな作用してしまいそうですが。
こちらについては、タイトル通り”まるで玩具のように好き勝手扱われる様”、と繋がっているように感じられました。
（暗く秘めたるものでなく、日中でも遠慮なく～みたいな）
通常シーンにはラブコメっぽい表現もあったりするため、よりそんなん際立っていた印象です。
背景や小物は…白め。
ロリっとした絵とのバランスは良く、違和感ありません。
人物画は横に広めな輪郭と、まんまるな目の可愛らしいもの。
頭大きめで華奢なスタイルの、それっぽいデフォルメ。
一方の男性陣、特に大人らは表情の無い無機質な描かれ方で、ヒロインらの恐怖感が伝わってくるようでした。
判断については、紹介帯のカット絵が見易いのでそちらが良いと思います。
【 収録話 】 ７話収録
003：「ここより楽園」
ド田舎に転勤して１年。
教師「行定」は適当な理由をつけ、係と称して生徒らに自らの相手をさせていたのでした。
「雫」・「優子」のＷヒロインです。
後半は「優子ちゃん」視点となっていて…。
その悲劇を見せられることとなってます。
爽やかな冒頭ページからの落ちっぷりが凄い。
なお、直接の繋がりはないのですが、センセは次のエピソードの前日譚としてこちらを描いたそうです。（原稿は次のが早いらしい）
なるほど、「すーごい田舎」って発言してますね。
035：「迷子になって帰れない」
事件がため、進学と共に引っ越していた「日野侑莉花（ひの・ゆりか）」
いちおう、普通の生活には戻れていたものの。
植え付けられた感覚は消えてなく、ちょっとした不注意を切っ掛けにまた同じような状態になってしまうのでした。
ううむ、なにゆえ彼女周辺の野郎はクズばかりなのか…。
こうした漫画なので多少仕方ないとは思いますが。
さして年齢の変わらない（漫画での切っ掛けは上級生らしい）異性が、いかに集団でいたとはいえ、即あーなるとは考え難いんですよね。
彼女あれだけ可愛くてエロいなら、誰かしら独占しようとするんではないかなぁ。
（※逆に言えば、可愛いから狙われやすいのかな）
※左：日野侑莉花、右：留佳
069：「ずっとおうちで暮らしたい」
叔父に引き取られた「留佳」のエピソード。
おそらくは両親に不幸があり、裕福な彼の家で暮らすこととなったようなのですが。
まぁ、こうした単行本なので、「留佳ちゃん」がどんな扱いをされるか、想像し易いでしょう。
この漫画のポイントは、冒頭などでちらと見える友人らの存在。
彼女にとって何にも代え難い、救いとなる存在なのですが…。
それが故に～となる、もの凄い話。
ただ、もしかしたら…。
いずれ事は判明するだろうと思うので、「留佳ちゃん」を知った彼らの頑張りに期待、したい。
091：「わるいこ」 前中後編
生徒「汐留珠音（しおどめ・たまね）」から、彼氏が出来た、と報告された教師。
委員長「蔵内ユウキ」とのカップルを当初は微笑ましく見守っていたのですが。
次にやって来た彼女は、驚くべき発言をしたのでした。
収録では唯一の連続モノ。
ほか、「香」・「澪」という別カップルも関わって、まさにドロ沼な発展をしていくという、恐怖エピソード。
あるいはニュースになっている一部は…実際こんなんではないか、とか思ったりして。
教師の皆さんはくれぐれもご注意を。
まぁ、漫画はかなりデフォルメされてるでしょうけどね。
この漫画の最大のポイント、元凶たる「珠音ちゃん」
明るく元気な可愛らしい娘。
あのぺかーとした表情は、ずっと最後まで変わることなく。
可愛い、がだんだん恐ろしく見えてきますね…。
どこか、ぶっ壊れてるんだろうな。
すげえ。
おそらく、彼女の発言は全て嘘ではないのでしょう。
たぶん、「ユウキくん」のことも心底好きなのはそうだと思います。
だから、あーしたオチに繋がっていくんでしょうし。
ちょっと荷が勝ちすぎる気もしますが、「ユウキくん」頑張れ。
「澪ちゃん」とこは…はぁ。
また別の漫画とかになったりしてね。
お話にはひと仕掛けあり、中編オチから後編にてぱーんと弾けます。
ネタバレになるので伏せますが、結構なインパクト。
このお話でのおもちゃ、はヒロインではないですね。
※左：汐留珠音と澪、右：生徒会長「黛玲乃」
197：「僕たちなかま入り」
「将来政治家になりたいの」
そう微笑む生徒会長「黛玲乃（まゆずみ・れいの）」は理想を実現するべく奮闘する、まぶしい存在。
…でしたが。
クラスメイト「田宮」・「戸塚」の２人は意外なものを目撃するのでした。
開始５ページから急転直下。
タイトルの仲間入り、した同級生２人も含めて、ゲスい野郎しか登場なく。
本当に単行本の巻末話にて、どすーん、と嫌な気分にさせてくれるエピソード。
特に中盤以降の絶望感がハンバないですね。
はぁ。
【 その他 】
以上、本日は「野際かえで」センセでした。
初単行本「弟専用」はこちらのブログで紹介しています。
ほか、一般向け単行本もあるようなので…。
こちらは５冊目くらいかな。
そのままって感じの↓表紙に対し、服・マネキンが並ぶ裏表紙が実に異様な雰囲気でぞくぞくしました。
（※いちおう「留佳ちゃん」いますけどね）
そんなカバーをめくると、カバー裏が文学小説ようでまた可笑しい。
その裏にて、ＬＯがチラ見えしてましたよ…。
前述したような王道ロリ系なため、お好きな人はぜひどうぞ。
おもちゃの人生 (TENMA COMICS) コミック 2022/8/29 野際かえで (著)
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・絵柄 ：●●●●○
・お話 ：●●●●○
・漫画 ：●●●●○
・独創性：●●●●○
・属性 ： ［成年］ ロリ、凌辱、学園
・構成 ： ７話収録（うち「わるいこ」×３）
・おまけ： あとがき、作品解説、合間にイラスト、
折り返しに作者コメント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「野際かえで（のぎわ・かえで）」センセの「おもちゃの人生」です。
※「優子」・「雫」
【 構成・絵柄 】
１つ中編、ほかは短編という構成。
単純に話数は７つなのですが、ページは２４０ほどあり…。
結構なボリューム感ある単行本です。
お好きな方には良いでしょう。
あまり得意でない方は…センセのコメントそのまま「いや～な気分」が結構長く続くため、自分の精神状態と相談しつつ読み進めてください。
くくり、ＬＯということでロリ系単行本。
…で、↓表紙から察せられるとは思いますが。
イメージそのまま（まぁ、当然ですわね）のハードなものです。
そっち系での王道ですかね。
紹介帯には、
”かわいそう。だから抜ける”
～などと書かれていましたが…。
いや、抜けんよ。
そんな訳で、今回は合わないと承知の上で、購入しています。
（※後述するレビューもそんな感じになってると思います）
ヒロイン画は抜群に可愛いんですよね…。
あ、いちおう…たいていは悪い大人に翻弄されるヒロインなのですが、中編のメインは…なんというか、”今風”のキャラクターです。
（ああしたカバー絵で、唯一全力の笑顔でした…）
あとはその娘が刺さるかどうか、でしょうか。
すっきりとした細線での作画。
白比率は高く、濃淡もそう濃くはありません。
コマ割りは変化そこそこ。
だいたい枠間は確保されていて、収まりそれなりに良く。
こうしたジャンルでは、かなりサッパリとした仕上がりです。
通常なら、画面の明るさは、漫画にマイナスな作用してしまいそうですが。
こちらについては、タイトル通り”まるで玩具のように好き勝手扱われる様”、と繋がっているように感じられました。
（暗く秘めたるものでなく、日中でも遠慮なく～みたいな）
通常シーンにはラブコメっぽい表現もあったりするため、よりそんなん際立っていた印象です。
背景や小物は…白め。
ロリっとした絵とのバランスは良く、違和感ありません。
人物画は横に広めな輪郭と、まんまるな目の可愛らしいもの。
頭大きめで華奢なスタイルの、それっぽいデフォルメ。
一方の男性陣、特に大人らは表情の無い無機質な描かれ方で、ヒロインらの恐怖感が伝わってくるようでした。
判断については、紹介帯のカット絵が見易いのでそちらが良いと思います。
【 収録話 】 ７話収録
003：「ここより楽園」
ド田舎に転勤して１年。
教師「行定」は適当な理由をつけ、係と称して生徒らに自らの相手をさせていたのでした。
「雫」・「優子」のＷヒロインです。
後半は「優子ちゃん」視点となっていて…。
その悲劇を見せられることとなってます。
爽やかな冒頭ページからの落ちっぷりが凄い。
なお、直接の繋がりはないのですが、センセは次のエピソードの前日譚としてこちらを描いたそうです。（原稿は次のが早いらしい）
なるほど、「すーごい田舎」って発言してますね。
035：「迷子になって帰れない」
事件がため、進学と共に引っ越していた「日野侑莉花（ひの・ゆりか）」
いちおう、普通の生活には戻れていたものの。
植え付けられた感覚は消えてなく、ちょっとした不注意を切っ掛けにまた同じような状態になってしまうのでした。
ううむ、なにゆえ彼女周辺の野郎はクズばかりなのか…。
こうした漫画なので多少仕方ないとは思いますが。
さして年齢の変わらない（漫画での切っ掛けは上級生らしい）異性が、いかに集団でいたとはいえ、即あーなるとは考え難いんですよね。
彼女あれだけ可愛くてエロいなら、誰かしら独占しようとするんではないかなぁ。
（※逆に言えば、可愛いから狙われやすいのかな）
※左：日野侑莉花、右：留佳
069：「ずっとおうちで暮らしたい」
叔父に引き取られた「留佳」のエピソード。
おそらくは両親に不幸があり、裕福な彼の家で暮らすこととなったようなのですが。
まぁ、こうした単行本なので、「留佳ちゃん」がどんな扱いをされるか、想像し易いでしょう。
この漫画のポイントは、冒頭などでちらと見える友人らの存在。
彼女にとって何にも代え難い、救いとなる存在なのですが…。
それが故に～となる、もの凄い話。
ただ、もしかしたら…。
いずれ事は判明するだろうと思うので、「留佳ちゃん」を知った彼らの頑張りに期待、したい。
091：「わるいこ」 前中後編
生徒「汐留珠音（しおどめ・たまね）」から、彼氏が出来た、と報告された教師。
委員長「蔵内ユウキ」とのカップルを当初は微笑ましく見守っていたのですが。
次にやって来た彼女は、驚くべき発言をしたのでした。
収録では唯一の連続モノ。
ほか、「香」・「澪」という別カップルも関わって、まさにドロ沼な発展をしていくという、恐怖エピソード。
あるいはニュースになっている一部は…実際こんなんではないか、とか思ったりして。
教師の皆さんはくれぐれもご注意を。
まぁ、漫画はかなりデフォルメされてるでしょうけどね。
この漫画の最大のポイント、元凶たる「珠音ちゃん」
明るく元気な可愛らしい娘。
あのぺかーとした表情は、ずっと最後まで変わることなく。
可愛い、がだんだん恐ろしく見えてきますね…。
どこか、ぶっ壊れてるんだろうな。
すげえ。
おそらく、彼女の発言は全て嘘ではないのでしょう。
たぶん、「ユウキくん」のことも心底好きなのはそうだと思います。
だから、あーしたオチに繋がっていくんでしょうし。
ちょっと荷が勝ちすぎる気もしますが、「ユウキくん」頑張れ。
「澪ちゃん」とこは…はぁ。
また別の漫画とかになったりしてね。
お話にはひと仕掛けあり、中編オチから後編にてぱーんと弾けます。
ネタバレになるので伏せますが、結構なインパクト。
このお話でのおもちゃ、はヒロインではないですね。
※左：汐留珠音と澪、右：生徒会長「黛玲乃」
197：「僕たちなかま入り」
「将来政治家になりたいの」
そう微笑む生徒会長「黛玲乃（まゆずみ・れいの）」は理想を実現するべく奮闘する、まぶしい存在。
…でしたが。
クラスメイト「田宮」・「戸塚」の２人は意外なものを目撃するのでした。
開始５ページから急転直下。
タイトルの仲間入り、した同級生２人も含めて、ゲスい野郎しか登場なく。
本当に単行本の巻末話にて、どすーん、と嫌な気分にさせてくれるエピソード。
特に中盤以降の絶望感がハンバないですね。
はぁ。
【 その他 】
以上、本日は「野際かえで」センセでした。
初単行本「弟専用」はこちらのブログで紹介しています。
ほか、一般向け単行本もあるようなので…。
こちらは５冊目くらいかな。
そのままって感じの↓表紙に対し、服・マネキンが並ぶ裏表紙が実に異様な雰囲気でぞくぞくしました。
（※いちおう「留佳ちゃん」いますけどね）
そんなカバーをめくると、カバー裏が文学小説ようでまた可笑しい。
その裏にて、ＬＯがチラ見えしてましたよ…。
前述したような王道ロリ系なため、お好きな人はぜひどうぞ。
おもちゃの人生 (TENMA COMICS) コミック 2022/8/29 野際かえで (著)
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