■きて。 (ヘリを)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、巨乳
・構成 : 6話収録(うち「僕らは〇〇離れができない」×3)
・おまけ: カバー裏にあとがき・作品解説、afterページ。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ヘリを」センセの「きて。」です。
![風紀委員長「尾北みのり」](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/20220211224701ab6.jpg)
※風紀委員長「尾北みのり」
【 構成・絵柄 】
収録はメインの連続話と短編群。
話数の6はだーいぶ少なく感じると思いますが、ページ量はたっぷり。
単行本は全222ページくらいありました。
ざっくり厚みを確認しましたが、連続話で半分くらい占めていますね。
ジャンルはラブコメ。
ラブ・コメの量は当然ながら各話で違いあり、コメディー比率が高いもの、シリアス調なんもあります。
ブラックな要素もありましたが、ここは味付け程度。
基本的には優しく甘く、女性でも読み易いだろう仕上がり。
(※甘い、と言ってもベットリな甘さではないです)
ああした↓表紙、タイトルに引っ掛けられた人は、満足できると思います。
柔らかな線での作画。
白比率が高く淡い濃淡具合。
描き込みは適度なくらい。
全体的にはあっさり目ですね。
コマ割りは比較的大きく、はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
変化もあってリズム良く読み進められます。
漫画はラブコメ調で、コメディーっぽい表現もあちこち見えます。
そこそこに目立つ崩しもあり、気になってしまう人いるかもしれません。
背景や小物はお上手で、優れたバランス感。
小さいコマや引き絵での落差もなかったです。
なお、作中には内臓描写があるんですが、たまにハートマークみたいになっているところがラブラブしく…。
いい表現だ、と思いました。
人物画は広い輪郭と透き通るような目、むちむちと肉感的なスタイルが特徴。
だいたい漫画っぽく可愛らしい描かれ方なのですが、ふとリアルにも映る時があり。
魅力ある絵でした。
今回の↓表紙・裏表紙はちょっと極端なのですが。
紹介帯のカット絵と共に判断するのが良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「僕らは〇〇離れができない」 序論・本論・結論
くじで当たったグループワークに困惑していた「神崎」
それというのも、パートナーの女子「花守果穂」は極端な男性恐怖症で、また題材は「若者のセックス離れ」だったのです。
教授に相談するものの却下されてしまい。
やむなく、会話すら出来ない彼女と課題を進めることとなったのでした。
![花守果穂(1話冒頭→2話目)](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/2022021122470440c.jpg)
※花守果穂(1話冒頭→2話目)
こらが収録でのメインで、3話ほどの連続話。
やたらに可愛らしい「花守さん」に対し、「神崎くん」はだいぶ漫画ちっく。
あれは、おそらくイケメンじゃーないよー、って表現も兼ねてるのかな。
男性恐怖症である彼女。
冒頭で言われていた、
「将来、社会に出たらもっと男と関わること増えるよ?」
…という教授の台詞はその通りでしょう。
そんな彼女に「神崎くん」は当初の画面越しの会話とか、よく頑張っていたと思います。
彼がイイ男で良かったねぇ。
そんなこんなでの急展開が凄い。
漫画かなー、って思いもあったんですが…ああした娘なら、極端に思考傾くこともあるかしら。
これを逃したら次はないかも、ってな感じに。
さて、えっち後の2話目。
事の大小あっても、ああした経験は男性陣なら思い当たるのでは?!
こちらの「神崎くん」の回想はまた、なかなかにしんどいモノでした。
同情しちゃうなぁ。
そうした彼の異変を敏感に受け止めた「花守さん」が優しい。
台詞にもあったように、こちらは彼が助けられる流れ。
前回同様に大胆な「花守さん」を堪能ください。
さて、それらを踏まえて最終の3話目。
無事にグループワークは発表を残すのみとなり、飲み会風景です。
しっかりえっちはしていた2人。
…ですが、まだ付き合うとか、そうした会話はこれまでなく…。
課題が終わってしまった今では、彼女との関係も以降はなくなっていくのです。
さて、この後どうする?
…という、まさにターニングポイントなお話。
もし、2話目のああしたくだりなかったら…。
たぶんね、「神崎くん」はここで行動できなかったと思います。
友人の言っていたとおり、「微妙に迷うなぁ」でしょうね。
ちょっと、感動するくらいに格好良かったですよ。ええ。
そう、紙面のコッチ側で感じるくらいなんで、当事者である「花守さん」に刺さらない訳もなく。
2人があーなるのは必然でしょう。
こうした流れは大好物。
いい漫画展開でした。
115:「ちぐはぐストライド」
先輩「みのり」は背の高い美人で、学園での有名人。
幼馴染みの「薫」は昔と変わらない接し方の彼女に困惑しており。
周囲の目もあったため、強く拒否してしまったのでした。
姉弟のようなカップル。
背丈低い設定の「薫くん」に対し、逆に「みのりさん」は大柄な女性のようです。
モデル、みたいな台詞がありますね。
そんな訳で、なんだかアンバランスに見えるかもしれませんが、それで正解。
小さいものの「薫くん」は男らしく、しっかりと好意を伝えていました。
まあね、ちょっと遅いくらいではないかなー。
「どうでもいいよ、そんなの」
そうした、えっち時での「みのりさん」が可愛い。
普段世話を焼く彼女のが、だいぶ依存しているんでしょうね。
151:「花が再び咲くころに」
体育教師、副担任と教師に恵まれなかった「相沢」
立て続けの事件がため、男性への嫌悪感は強く…。
新たな副担任「棚橋」にも嫌悪感しか抱くことができず。
よく声を掛けて来る彼を邪魔に思い、罠に掛けようと考えたのでした。
ざっくりでは、そんなお話。
収録ではダントツに暗いオープニング、ブラック設定なこちら。
以前にあった事柄は、ヒロイン「相沢さん」があーひねくれてしまうのも無理ないことで…。
あるいは、その後の人生に影を落とし続けることになったかもしれません。
一方、教師「棚橋くん」はちと頼りない雰囲気でしたが、聖職者としては実に優れており。
なんというか、彼女を見事にプラス面に引き戻しておりました。
良かったねえぇぇぇぇ。
涙腺弱いので、あーしたオチを見せられるとヤバい。
おまけのafterにも撃沈させられます。
ああしたのは、よくありがちなラブコメ漫画と違ってリアルで…非常に良かったです。
![みのりさん、相沢さん](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/20220211224702507.jpg)
※左:みのりさん、右:相沢さん
191:「風紀はざーど」
真面目に職務を遂行していく風紀委員長「尾北みのり」
そんな彼女を格好良いと敬愛していた副委員長「真島」でしたが…。
ふと、えっちな漫画に興奮する彼女と鉢合わせしてしまったのです。
収録では最もコメディーちっくな短編。
学校で声出しながらエロ本読まないように(笑)
彼女が見ていたのは、前単行本「やみつきフェロモン」ですね。
解説によると、単行本の発売と同じころに掲載だったらしく。
紹介も兼ねているみたい。
暴走していく委員長が実にキュート。
まあ…あのスタイルをそのまま使わないのは、実に勿体ないことですわね。
あの後、1人でも頻繁にスルようになってそう。
おまけのafterが楽しい。
いい大義名分だ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ヘリを」センセでした。
既に紹介している「やみつきフェロモン」に続く単行本で、今回が2冊目。
そちらの漫画はOVAになってましたねー。
収録の「僕らは〇〇離れができない」とか、またうってつけな題材だと思うんですが、どうでしょう。
個人的にはラストに位置する風紀委員長が好き。
前述しましたが、特にafterでの描写が素敵でした。
色々なシチュエーション想像できますわねー。
これシリーズになったらいいなぁ。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] ラブコメ、むちむち、巨乳
・構成 : 6話収録(うち「僕らは〇〇離れができない」×3)
・おまけ: カバー裏にあとがき・作品解説、afterページ。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ヘリを」センセの「きて。」です。
![風紀委員長「尾北みのり」](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/20220211224701ab6.jpg)
※風紀委員長「尾北みのり」
【 構成・絵柄 】
収録はメインの連続話と短編群。
話数の6はだーいぶ少なく感じると思いますが、ページ量はたっぷり。
単行本は全222ページくらいありました。
ざっくり厚みを確認しましたが、連続話で半分くらい占めていますね。
ジャンルはラブコメ。
ラブ・コメの量は当然ながら各話で違いあり、コメディー比率が高いもの、シリアス調なんもあります。
ブラックな要素もありましたが、ここは味付け程度。
基本的には優しく甘く、女性でも読み易いだろう仕上がり。
(※甘い、と言ってもベットリな甘さではないです)
ああした↓表紙、タイトルに引っ掛けられた人は、満足できると思います。
柔らかな線での作画。
白比率が高く淡い濃淡具合。
描き込みは適度なくらい。
全体的にはあっさり目ですね。
コマ割りは比較的大きく、はみ出し・ぶち抜きがちらほら。
変化もあってリズム良く読み進められます。
漫画はラブコメ調で、コメディーっぽい表現もあちこち見えます。
そこそこに目立つ崩しもあり、気になってしまう人いるかもしれません。
背景や小物はお上手で、優れたバランス感。
小さいコマや引き絵での落差もなかったです。
なお、作中には内臓描写があるんですが、たまにハートマークみたいになっているところがラブラブしく…。
いい表現だ、と思いました。
人物画は広い輪郭と透き通るような目、むちむちと肉感的なスタイルが特徴。
だいたい漫画っぽく可愛らしい描かれ方なのですが、ふとリアルにも映る時があり。
魅力ある絵でした。
今回の↓表紙・裏表紙はちょっと極端なのですが。
紹介帯のカット絵と共に判断するのが良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「僕らは〇〇離れができない」 序論・本論・結論
くじで当たったグループワークに困惑していた「神崎」
それというのも、パートナーの女子「花守果穂」は極端な男性恐怖症で、また題材は「若者のセックス離れ」だったのです。
教授に相談するものの却下されてしまい。
やむなく、会話すら出来ない彼女と課題を進めることとなったのでした。
![花守果穂(1話冒頭→2話目)](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/2022021122470440c.jpg)
※花守果穂(1話冒頭→2話目)
こらが収録でのメインで、3話ほどの連続話。
やたらに可愛らしい「花守さん」に対し、「神崎くん」はだいぶ漫画ちっく。
あれは、おそらくイケメンじゃーないよー、って表現も兼ねてるのかな。
男性恐怖症である彼女。
冒頭で言われていた、
「将来、社会に出たらもっと男と関わること増えるよ?」
…という教授の台詞はその通りでしょう。
そんな彼女に「神崎くん」は当初の画面越しの会話とか、よく頑張っていたと思います。
彼がイイ男で良かったねぇ。
そんなこんなでの急展開が凄い。
漫画かなー、って思いもあったんですが…ああした娘なら、極端に思考傾くこともあるかしら。
これを逃したら次はないかも、ってな感じに。
さて、えっち後の2話目。
事の大小あっても、ああした経験は男性陣なら思い当たるのでは?!
こちらの「神崎くん」の回想はまた、なかなかにしんどいモノでした。
同情しちゃうなぁ。
そうした彼の異変を敏感に受け止めた「花守さん」が優しい。
台詞にもあったように、こちらは彼が助けられる流れ。
前回同様に大胆な「花守さん」を堪能ください。
さて、それらを踏まえて最終の3話目。
無事にグループワークは発表を残すのみとなり、飲み会風景です。
しっかりえっちはしていた2人。
…ですが、まだ付き合うとか、そうした会話はこれまでなく…。
課題が終わってしまった今では、彼女との関係も以降はなくなっていくのです。
さて、この後どうする?
…という、まさにターニングポイントなお話。
もし、2話目のああしたくだりなかったら…。
たぶんね、「神崎くん」はここで行動できなかったと思います。
友人の言っていたとおり、「微妙に迷うなぁ」でしょうね。
ちょっと、感動するくらいに格好良かったですよ。ええ。
そう、紙面のコッチ側で感じるくらいなんで、当事者である「花守さん」に刺さらない訳もなく。
2人があーなるのは必然でしょう。
こうした流れは大好物。
いい漫画展開でした。
115:「ちぐはぐストライド」
先輩「みのり」は背の高い美人で、学園での有名人。
幼馴染みの「薫」は昔と変わらない接し方の彼女に困惑しており。
周囲の目もあったため、強く拒否してしまったのでした。
姉弟のようなカップル。
背丈低い設定の「薫くん」に対し、逆に「みのりさん」は大柄な女性のようです。
モデル、みたいな台詞がありますね。
そんな訳で、なんだかアンバランスに見えるかもしれませんが、それで正解。
小さいものの「薫くん」は男らしく、しっかりと好意を伝えていました。
まあね、ちょっと遅いくらいではないかなー。
「どうでもいいよ、そんなの」
そうした、えっち時での「みのりさん」が可愛い。
普段世話を焼く彼女のが、だいぶ依存しているんでしょうね。
151:「花が再び咲くころに」
体育教師、副担任と教師に恵まれなかった「相沢」
立て続けの事件がため、男性への嫌悪感は強く…。
新たな副担任「棚橋」にも嫌悪感しか抱くことができず。
よく声を掛けて来る彼を邪魔に思い、罠に掛けようと考えたのでした。
ざっくりでは、そんなお話。
収録ではダントツに暗いオープニング、ブラック設定なこちら。
以前にあった事柄は、ヒロイン「相沢さん」があーひねくれてしまうのも無理ないことで…。
あるいは、その後の人生に影を落とし続けることになったかもしれません。
一方、教師「棚橋くん」はちと頼りない雰囲気でしたが、聖職者としては実に優れており。
なんというか、彼女を見事にプラス面に引き戻しておりました。
良かったねえぇぇぇぇ。
涙腺弱いので、あーしたオチを見せられるとヤバい。
おまけのafterにも撃沈させられます。
ああしたのは、よくありがちなラブコメ漫画と違ってリアルで…非常に良かったです。
![みのりさん、相沢さん](https://blog-imgs-145.fc2.com/h/i/d/hideruaobu2/20220211224702507.jpg)
※左:みのりさん、右:相沢さん
191:「風紀はざーど」
真面目に職務を遂行していく風紀委員長「尾北みのり」
そんな彼女を格好良いと敬愛していた副委員長「真島」でしたが…。
ふと、えっちな漫画に興奮する彼女と鉢合わせしてしまったのです。
収録では最もコメディーちっくな短編。
学校で声出しながらエロ本読まないように(笑)
彼女が見ていたのは、前単行本「やみつきフェロモン」ですね。
解説によると、単行本の発売と同じころに掲載だったらしく。
紹介も兼ねているみたい。
暴走していく委員長が実にキュート。
まあ…あのスタイルをそのまま使わないのは、実に勿体ないことですわね。
あの後、1人でも頻繁にスルようになってそう。
おまけのafterが楽しい。
いい大義名分だ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ヘリを」センセでした。
既に紹介している「やみつきフェロモン」に続く単行本で、今回が2冊目。
そちらの漫画はOVAになってましたねー。
収録の「僕らは〇〇離れができない」とか、またうってつけな題材だと思うんですが、どうでしょう。
個人的にはラストに位置する風紀委員長が好き。
前述しましたが、特にafterでの描写が素敵でした。
色々なシチュエーション想像できますわねー。
これシリーズになったらいいなぁ。
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