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■姉ぐるい (東磨樹)

★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●〇〇
・独創性:●●●◎〇
・属性 : [成年] 姉、近親、巨乳、ラブコメ
・構成 : 10話収録。
・おまけ: あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東磨樹(とうま・いつき)」センセの「姉ぐるい」です。

「和浩」の姉、姉「菜央」
※左:「和浩」の姉、右:姉「菜央」

 【 構成・絵柄 】

収録10話は全て短編での構成。
センセがお好きなのか、登場するヒロインのお姉さんらが揃って黒髪ロングの巨乳さんなため。
買ってペラペラっとめくった際は、てっきり長編漫画だと勘違いしてしまいました。
繋がっているもの、あるいはゲスト的なものもありません。
若干髪型が違うくらい。
いかにも美人お姉さん然としていて良いんですが、こう1冊にまとまると…また違うキャラが見たい気もしますね。
タイトルそのまま、キッチリ実姉で揃えられた1冊
ラブコメ的な甘い要素もありましたが、基本的には近親話でシリアス。
そのため、センセ曰く「暗めが多い」とのことでした。
たしかにぺかぺかとした軽さはないものの、カップル2人だけの世界がほとんどで、いわゆる周囲(親とか)を巻き込んでドロドロ…といったところまでは描かれず。
個人的に各話のアプローチはちょうど良いくらいだったと思います。
もうひとフェチ色あれば、より良かったかもしれません。
なんというか短期決戦ですよね。

しなやかな極細線での作画。
全体の色づきは白比率もあって明るめ。
濃淡はデジタルでツヤツヤっとした雰囲気もありました。
コマ割りは比較的大きい印象。
枠間もだいたい確保されていて、はみ出し・ぶち抜きなどありますがすっきりと見易い原稿です。
目立つ乱れや崩れはなく。
コマ内配置やバランス面で個人的には引っ掛かりましたが、そう目立つものではありません。
人物画はすらっと縦長で極端なデフォルメの無い美人系。
いかにも”綺麗なお姉さん”していました
漫画では最大の売りだと思います。
背景や小物はややあっさり気味の描写でしたが、全体を邪魔してなく。
全体としては良い仕上がりと言えるでしょう。
判断らついてはカット絵で構成された裏表紙がオススメ。

 【 収録話 】 10話収録

003:「姉の慕情」
近所でも評判の優秀な姉「晶」
弟「和也」はそんな彼女にコンプレックスを感じていたのです。
漫画はその和解えっち。
気持ちは分からんでもないですがね。
ページの都合もあり、前置きが冒頭のちょろっとだけなので。
どうにも、あっさり和解してしまった感じ。
ただ、姉「晶さん」は前半の困り顔のが魅力的でした。
オチもいい表情してます。
なお、前髪と黒靴下から、↓表紙は「晶さん」だと思う。

姉「晶さん」
※姉「晶さん」

023:「楔 -KUSABI-」
こちらも姉弟のお話。
先のエピソードと、弟を大事に思うところまでは同じなのですが。
こちらはお姉ちゃん側が暴走してしまったパターン。
弟「早瀬和浩」とクラスメイト「矢木」さんの間に割って入る様が楽しい。
圧倒していました
なんのかんの付き合っている「和浩くん」は優しいですね。
はっちゃけた展開でしたが、最終ページがためまた印象変わることと思います。

039:「陽炎のように」
引っ越してきて一カ月という藤沢家。
新婚で非常に仲良しという2人は、実の姉弟だったのでした。
そんな感じで、各姉弟モノのその後~という雰囲気のこちら
ラブラブですね。
調理最中の「菜央」さんに背中から、なんてことをやっていました。
まあ、幸せそうで何より。
後半にて実に漫画らしい流れとなり、どうなるんだろうとハラハラしましたが。
あの結末に安心したような、ちょっと残念(笑)だったような。
まぁ、激しくマイナス感情に引っぱられるような単行本ではないですもんね。
「直」くんはよくやった。
ある意味ではもっとも幸せな2人なのかもしれません。

057:「最後の夜」
どちらかが結婚するまで関係を続ける。
そんな約束をしていた2人のお話。
ついに姉「香奈」は結婚することとなり、これが最後の行為となるのでした。
これまでと違い、ぱっと見で重さはないのですが。
普段の軽さがため、ラストが実に深いものとなっています。
どちらもちゃんとケジメをつけそうなので、その約束が破られる何らか事件が起こる話を見てみたいですね。
他の男と付き合う姉に対して、「圭介」くんは特に何もなかったのかなぁ。

075:「Desire」
「Desire」と言えば…昔流行った歌でなく、コンシューマーにも移植されたゲームを思いだします。
なんだかまたリメイクされるそうですね。
こちらは姉弟の切っ掛けエピソードみたいな感じ。
帰宅した弟が家で見たのは、彼氏に調教される姉「亜佐美」の姿でした。
目隠しされたお姉ちゃんへ初となる前半部分がエロい
複雑な感情のまま、なんとなく従ってしまう姿が見事に描かれています。
こうした展開では、気付かれぬままというのも多いのですが。
その後の言動も不審な弟に、「亜佐美さん」が声を掛けるのが切っ掛けとなってました。
ネタばらしもしてますね。
あの場面で、気付きつつも反応を続けたあの判断は正しいと思います。
ただ、その後にあーしなければ、あるいは姉弟のまま一生を終えたかもしれませんが。
果たしてどちらが良かったのか。

095:「重なる想い」
弟「淳太」との関係がどうにも疑わしい友人「杏」
それを確かめるべく、姉「霧華」は探りを入れたのでした。
こちらはWヒロインもの。
ショートカットなのが「杏さん」
弟「淳太くん」と共に姉「霧華さん」をもけしかけ、自らの思い通りな展開としています。
なかなかの策士ですね
3名での複数えっちとなっていました。
個人的には「杏さん」のが好き。

115:「偽装結婚」
旦那「洋一」が出張したその日。
「美羽」は弟「正孝」をマンションへと誘ったのでした。
冒頭の遠慮ないやり取りがいかにも姉弟らしくて楽しい。
お風呂でのえっちに発展していました。
こちらの2人は重すぎず、軽すぎずでなんだかちょうど良いくらいの関係
適度に仲良く、お互いのやり取りがいい感じでした。
ただ、最後はそれなりにシリアスなものなんですが。
あの後は…サスペンスな展開でしょうか。

姉「霧華」・友人「杏」、姉「香澄」
※左:姉「霧華」・友人「杏」、右:姉「香澄」

135:「姉てぃーちゃー」
初体験で失敗してしまった姉。
同じ辛い思いをしないよう、弟「勇哉」にえっちの手ほどきをするようになったのでした。
そんな訳でティーチャーなんですね。
収録では唯一の眼鏡女子です。
弟想いが切っ掛けとなっていて、モノローグで語られる心情もいちおうは決着がついていました。
描写ないので、その後実際のところどう考えていたかは不明。
収録中では驚くようなコメディーのオチとなってます。

155:「first brand」
実に微妙な関係となっている姉弟のエピソード。
弟「貴志」の気持ちを知る姉は、彼氏と付き合うケジメとして彼に向き合うこととしたのでした。
まぁ、余計な行為ですわね。
実際のところ、お姉ちゃんもああして弟の反応を楽しんでいるのだろうと思います。
どーでもいいですが、冒頭のお姉ちゃんはかなりエロい恰好でした。
そりゃ、大した男は寄ってこないわね。

175:「お姉ちゃんのホンキ」
とある切っ掛けがため、別人「和美」として弟「晃」と付き合っていた姉「香澄」
しかし、付き合って二カ月となった頃、ついに部屋へ誘われたのでした。
二カ月もの間騙し続けてるというのは酷いなぁ。
本編でも台詞ありましたが。
まぁ、分からん訳ないわね。
こちらの「香澄さん」もだいぶ派手な格好をしていました。
(※和美」を演じている最中)
オチでの「すごく気持ち良かっ」の部分が好き。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「東磨樹」センセでした。
こちらのブログでは「姉様淫香」、「はさめるカノジョ」の2冊を紹介しています。
店頭で見た↓表紙とタイトルに引っ張られました。
やっぱりお姉ちゃんはいいですね。
それでキッチリ揃えられ、様々なシチュエーションが楽しめたのは非常に良かったのですが。
前述していますが、同じようなキャラばかりであったのは残念なところ。
「重なる想い」の「杏さん」とか魅力的なのに。

姉ぐるい 姉ぐるい (BAVEL COMICS)
                  (2017/2/27)
                  東磨樹


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■Implicity (東山翔)

★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] 近未来、ロリ、ハード
・構成 : 7話収録(全て表題作・2巻以降へ続く?)
・おまけ: 描き下ろし「ex1~3」、合間に関連絵、
      カバー裏にカラー別絵(遊び広告、

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「東山翔(ひがしやま・しょう)」センセの「Implicity」です。

「エミー」と「リン」
※「エミー」と「リン」

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
ただ、収録の最終エピソードのラストには”つづく”との文言があり。
そのうち2巻も発売されるようでした
暗い背景が目を引く↓表紙な本作品。
ハードさのある、近未来なロリ漫画という感じになっていました。
SFちっくです。
かなり細部にまで行き届いた設定があるようなのですが。
単行本に詳しい言及なく、あとがきからしてページがなく。
センセのHPを訪ねたところ、
「設定の開示は必要最低限にとどめる方針」
と書かれていました。
無条件で皆が理解できるような現代劇でなく、詳細な設定がキチンと存在していて。
また、読み手のひでるさんがSF系は特に苦手とするジャンルであり。
ブログを書くにあたり、頑張ってあちこちまで確認して、ある程度の理解をしたつもりなのですが…。
正直、自分の解釈が合っているのか、分かりません
次の巻とかで納得得れるかな。
そんな感じに色々考えれるところも、本作品の魅力なのかもしれませんけどね。
本編の隅々、描き下ろし部分、あるいはネタ絵などには多くの情報がありました。
そうしたものを組み合わせていくと、ミステリーものみたいに漫画世界をより楽しめることと思います。

ただ、逆に言えばある程度の難解さはあり。
いわゆるザ・成年漫画というものを求めている方には、期待と違うものになってしまうと思います。
さらに、可愛らしい作画ではありますがハードな描写も多く、そうしたものが不得意な方はご注意ください

すっきりとした線での作画。
全体の色づきはちょうど良いくらいですが、世界観もあってか黒が目立つもの。
人物自体は素朴さありますが、背景や小物は細かな描き込みです。
だいたい枠間は確保され成年系では珍しく上下・左右のスペースもあったりしています。
コマ割りの変化少なく、収まりも良く。
なんというか、独特な淡々とした静かな空気感がありました
人物絵はエロス感が抑えられた、ロリっとした可愛らしさ。
漫画っぽさと共に、目鼻口などは控えめのデフォルメ。
ある程度のクセがため、好き嫌い分かれると思います。
判断については、↓表紙などカバー絵はまた異なる雰囲気があったので。
センセのHPなどで確認するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 7話収録

007:「episode0 - Emmy and Lynn」
収録のうち、こちらは普通の成年漫画(?)という傾向。
他がぶっ飛んでますからね。
漫画世界で青空が見えるのはこちらだけ。
環境も良く、カップル「エミー」・「リン」のラブラブとしたえっちが見れます。
何しろ1コマ目が指輪贈って告白する場面ですからね。
ただ、エピソード番号0が示すそのまま、こちらはプロローグみたいなお話なのでした。
本編は次からです。

ヨウニーさん、ユルカちゃん
※左:ヨウニーさん、右:ユルカちゃん

025:「episode1 - Youni and Ko」
こちらも同じ世界に住むカップル「ヨウニー」と「コウ」のお話なのですが。
周囲の風景は一変。
うす暗くごっちゃりとした背景となっていました。
上では~」という発言もあり、拾った指輪からして先のエピソードの下層である様子。
それでも街看板のアルファベット表記はC(層)で、生活もそれなり。
”この辺りは比較的安全”とも示されていました。
冒頭の指輪を切っ掛けに、行動を起こす2人がメイン。
しかしタイミング悪く。
いままで危険ありつつもお客をとっていた「ヨウニーさん」の前に、また別の客が現われてしまうのでした。
スーツを着た男性もおり、発言からして上層の人物であるみたい。
えっちも複数で、前回とは打って変わってのハードなものとなっています。
オチも衝撃的
まぁ、例えあれで上層へ行っても、良いコトないと思いますがね。

083:「episode2 - Julka」
121:「episode3 - Sheena」
こちらのツインテールな「ユルカ」ちゃんが裏表紙の娘さん。
娼館「ドールハウス」でのナンバー1でした。
食堂や医務室など各セクションある巨大組織っぽいところです。
途中で語られる事件は…前回のエピソードでしょうか。
オチも衝撃的でしたが、その結末はまた残酷なもの。
まあ、それがイコールかどうか分からないんですけどね。
メインは客「タキ」とのえっち。
着飾った「ユルカちゃん」が可愛い。
日記(?)などの記述はさすがにナンバー1という感じ。

続く3話は2話でもちらほら顔を見せていた、「ユルカちゃん」の同僚「シーナ」ちゃん。
ちらほら女の子の中でも異質な存在として描かれる彼女。
後々その理由が分かってきます。
だいぶ遅い登場でしたが、このストーリーではほぼ主役的な存在です。
↓表紙にも選ばれてましたね。
こちらでは先の「ユルカ」と共に指名されたのがメインです。
予約の入った「スイート」は、
私ですら滅多にないんだから
そうナンバー1の「ユルカちゃん」も言うような部屋で、”かなり積まれた”ということで特別対応となっています。
2周目であらためてじっくり見ると、なるほど胡散臭い
えっちは3名での複数。
場を離れた男性の動きも注意ください。
詳細は伏せますが、こちらでの事件がため「ドールハウス」にていちおう普通(?)の生活が出来ていた2人の運命はまた大きく変化することとなるのでした。
ちなみに、先の「ユルカ」とはまったく置物が異なっていた「シーナちゃん」の私室にも注目。

159:「episode4 - Eir」
その後の2人が描かれる、収録では最終となるエピソード。
特に計画性あった訳でなく、ああした状態は当然か。
ドジる「シーナちゃん」と、その相棒となった「ユルカちゃん」のコンビが楽しい。
このままだと、どう考えてもロクな結果にならなそうでしたが。
趣味なの、かわいい子保護するの
などと言っていた、出会った「エイル」さんの元に身を寄せることとなったのでした。
なお、なんだか懐かしい顔も登場するので、お楽しみに。
お使いを頼まれた「ユルカちゃん」を見る限り、あちこちに顔が利くらしいなかなか不思議な人物です。
えっち担当はその「エイル」と「シーナ」
まだ色々ある伏線は回収されてなく、どうにも引っ掛かったまま。
ううむ、次巻はいつになるんだろうか。

シーナちゃん、エイルさん
※左:シーナちゃん、右:エイルさん

197:「ex1 - Vault」
203:「ex2 -  Market」
215:「ex3 - HerPeace」
描き下ろしの追加エピソード3話。
外伝という雰囲気です。
ただ、本編にも大きく関わっていて、2話目では「シーナちゃん」の過去の一場面が明らかになっています。
「エイルさん」についても描かれていたほか、1話目なども意味深に感じました。
オチの雰囲気とかどうにも信用できなく、モヤモヤする原因の1つとなってます。
うう、気になるなぁ。

 【 その他 】

以上、本日は「東山翔」センセの成年系でした。
こちらのブログでは「Stand By Me」、「Gift ギフト」、「Japanese Preteen Suite」、「Nymphodelic」、そして一般で描かれた百合漫画「prism」などを紹介してました。
こちらで6冊目になるのかな。
「描き下ろしたページの合計が26Pくらい~」
とのことでした。
お疲れ様です。
えー、ひでるさんは引きずってしまう性格なので。
この漫画のモヤモヤっとした、不確かさが引っかかっています。
続巻を早いところ手にしたいです。
願わくば…せめてラストは分かり易く明るいものであればいいなぁ
あの後は、どーにも悪い事が起こる気がして……。
なお、豊富にネタがあるようで、書店によっては漫画の小冊子がつくようです。
数も限りあるようですが、どうせならばそっちをオススメ。


Implicity Implicity (TENMACOMICS LO)
                  (2017/2/25)
                  東山 翔
                  ※アマゾン登録なし



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■笑うあげは 盲牌の蝶 (田中ユタカ)

★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●●
・属性 : [麻雀] 麻雀、盲目、S
・構成 : 7話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「田中ユタカ(たなか・ゆたか)」センセの「笑うあげは 盲牌の蝶 1巻」です。

ヒロイン特集1:盲目の「あげはさん」
※ヒロイン特集1:盲目の「あげはさん」

 【 構成・絵柄 】

2巻以降へと続く長編漫画。
近代麻雀コミックス、ということで、いわゆる麻雀漫画なんですね。
この時点で、キッチリ人を選ぶと思います。
まるで知らない方には、やはり敷居高いものですから。
当然ながら、ある程度の知識は必要なのですが。
ちらほら麻雀漫画を見ている感覚で言わせてもらえば、だいたいが分かればそう問題はありません
ぶっちゃけ、ひでるさんもルール等理解はしていますが。
捨て牌から待ち割り出すみたいな細かい部分までは分からず(気にせず)、なんとなくで読んでます。
収録のうち6、7話は前後編でしたが、基本的に1話完結のタイプ。
ただ、1話で顔を見せていたキャラが4話で再登場したことで、ストーリーっぽさも見えてきました。
今後はより絡みが多くなるかもしれません。

強めな線での作画。
全体の色付きは適度なくらいですが、濃淡は濃いめで。
ジャンルもあってか、黒が目立つ仕上がりです。
描き込みはややサッパリ目。
ただ、不足感はありませんでした。
コマ割りは中小で枠間もだいたい確保されています。
背景や小物、メインである麻雀などの描写は問題ありません。
人物画は漫画っぽいもので、デフォルメ感は独特。
見辛いほどではないと思います。
また、ジャンルもあって絵はたいがいバストアップということもあってか。
センセの過去漫画にあったようなサービスカットはありません。
期待しないように。
…ちょっと残念ですわね(笑)
判断は裏表紙のカット絵がいいと思います。

 【 収録話 】 7話収録

触るだけで難病を治す、”奇跡の手”と言われる美人治療師「あげは」
彼女は盲目ながら、
わたし麻雀には目がなくって
そう笑顔で語るほどの麻雀好きであり。
資格以外の4感を使い、洗練されたスムーズな動きで麻雀を打っていたのでした。
ごく簡単にはそんな感覚。

ヒロイン特集2:普段の「あげはさん」
※ヒロイン特集2:普段の「あげはさん」

新興の実業家「毒島大王(ぷすじ゜ま・だいおう)」との勝負が描かれる1話目。
こちらには、4話、そして6、7話にも顔を見せる大衆雑誌の編集者「東一郎」も登場しています。
主役・準主役という感じ。
「あげはさん」は主役なのですが、基本的に謎の多い存在で…。
彼女の詳しい心情は描かれることなく、基本的に視点はゲスト側。
こちらほか複数話にて顔を見せていた「一郎くん」は視点が多く、読者目線とも近く。
彼の絡むエピソードのが面白く見られることと思います
敵役「毒島」は色の黒い太った中年男性。
目の見えない相手に対し、追い詰められた彼は相当にみっともない作戦で挑むのでお楽しみに。
タイトルそのまま収支笑顔な「あげはさん」がいやらしくて良いですね。

”M&Aゲームの達人”と呼ばれる「氷河龍児」が2話目の相手。
いきなり荒れている彼は、もうすぐ失明するという状態でした。
確かにそんな時に麻雀なんてやってる場合ではないですね。
あとがきにも書かれていた、全盲者の世界はそうめったに聞かないものだと思います。
3話目は”暁の大三元”を名乗る仲良し3人組のおじさんら。
シリアスだった前話と打って変わり、コメディーちっくに描かれています。
「あげはさん」も楽しそう(笑)
彼らの作戦は先の「毒島」と匹敵するセコイものですが。
最強な彼女から勝利するには、かなり有効だと思われたんですけどね…。

再び「一郎くん」の登場する4話目。
冒頭から大変なこととなっている彼ですが、どんなんかは内緒。
「あげはさん」と再会したのは街中で、往来を進む、ラーメンを食べる、という珍しい姿を見ることができました。
彼の敵討ち、みたいな展開で楽しい
当人としては、単にやり込めた相手を打ち砕きカタルシスを得ようとしただけかもしれませんが。
いわゆるアンチヒーロー的でいいですね。
議員、思想家らとの勝負が描かれる5話目。
そうした相手であるためか、収録中でもっとも静かな展開です。
悪く言えば地味。
ただ、本来はこうした相手との対局のが普通なのかもしれませんね。

ヒロイン特集3:麻雀打つ「あげはさん」
※ヒロイン特集3:麻雀打つ「あげはさん」

収録ではラストとなる6、7話目は、またまた「一郎くん」です。
4話では「あげはさん」に助けられた「一郎くん」でしたが。
今回はちょっと男らしいところが見れるのでご期待ください。
切っ掛けはまた彼が「あげはさん」を発見するところから。
麻雀を打つ場所と相手を選ばないのが私の悪いクセです
そう言った彼女は一般雀荘(※だから「一郎くん」もいたのです)で打っていたのですが。
確かに相手を選んでおりません。
こちらの勝負している男性は街のチンピラで、追い詰められると力に訴えてくるタイプ。
そんなんに対し、また「あげはさん」はいつもの感じなので…トラブルに発展してしまうのでした。
ここの彼は大袈裟ですが、こうしたケースは大いにあり得ること。
よくいままで無事だったなあ。
3話では”使いの方”という言葉もあり、こちらのオチでも迎えに姿も見せていたので、単独行動ばかりではなさそうなのですが。
最後の勝負部分は…あれ、積み込みやってたりしてとか思いました。
ただ、全自動麻雀卓っぽかったわね。
ようやく「あげはさん」に名前を憶えられた「一郎くん」に幸せな瞬間は訪れるでしょうか。

 【 その他 】

そんなこんなで、本日は「田中ユタカ」センセでした。
こちらのブログでは「もと子先生の恋人」、「ミミア姫」、「愛しのかな」などを紹介しています。
センセの漫画はその他にもいくつか読んでいて。
麻雀漫画にドSキャラ…と、いままでとは全く異なる路線だったので、気になって手にしました。
なるほどなぁ。
痛快で面白くはあるんですが…やや人間味に欠けるなぁ。
「一郎くん」と再会してからはだいぶ読み易くはなってはいましたが。
ただ、読みはするものの、基本的に麻雀漫画自体がそう好みではなく…。
これまでかな。
そういえば「入江紀子」センセの「めとろガール」も近代麻雀コミックスでしたねー。




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