■純愛リリシズム (美矢火)
★まんがデーター [18.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 年の差、積極的、同居、元生徒
・構成 : カラー(4P)、9話収録(うち「私の好きなおじさん×俺の好きな家出少女」×3)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「美矢火(みやび)」センセの「純愛リリシズム」です。
※紫藤アヤカ
【 構成・絵柄 】
収録は3話ほどの連続モノと短編。
冒頭からの中編がメインとなっていて、3話で1エピソードというストーリーものでした。
そちらほか短編も含め、コメディー要素は弱く。
そこそこ年齢差ある年上男性が多いこともあってか、ラブ要素も薄め。
おおむね、大人の恋愛話という雰囲気です。
ただし、そう心理戦みたいなものなく、成年漫画らしさあるものでした。
既にカップルとなっているお話など、女性のが積極的。
はっちゃけてなく、シリアス過ぎることもなく。
また、ややこしさ、読み辛いなどの描写はなく、丁度良いくらいの漫画世界を楽しめることと思います。
すらりとした細線での作画。
デジタルな色彩ながら濃淡は適度にあり、全体の色づきも良い感じ。
描き込みも同様。
中小でやや細かいコマ割りは収まり良く。
だいたい枠間も確保されていて、見易い原稿となっていました。
乱れ・崩れも見られず、綺麗な仕上がり。
小さいコマなどのバランス感も良かったです。
人物絵もそうデフォルメなく、美人かつ可愛らしさがありました。
男女ともに変な癖なく、万人に好まれそうなもの。
表現や表情にも優れていて、引っ掛かるところはなく。
漫画世界に集中できました。
白黒絵はカラーとはまた違う良さあるんですが、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 9話収録
003:「私の好きなおじさん×俺の好きな家出少女」 上中下
街中でふと出会った「音坂みすず」
目を奪われるような美人で、想像そのまま家出少女だったため、彼女を泊めてあげることとしたのでした。
「ただで泊めてくれるって方が、なんか信用できないし…」
そう語る「みすず」はえっちな事を仕掛けてきたのです。
ごく簡単にはそんなお話。
漫画ではよく見かける、突如見知らぬ異性との同居が始まるパターン。
主人公たる男性「洋介」くんは会社では部長職にあり、結構な年齢だろうと想像させられます。
一方の「みすずちゃん」は、若いながらも色々あったようで。
物事を冷めた目で見ており、その言動によって彼を苛立たせることとなるのでした。
そもそも見知らぬ彼女を部屋に泊めるというのは、最もハートル高いことですが。
その他のやり取りについては、結構リアルだったと思います。
前述したように、彼そんなに若い訳でもないし(笑)
※左:音坂みすず、右:看板娘「ユア」
彼女の過去についてもちらと触れられますが。
本来は制御できるえっちな行為ですが、彼女「みすずちゃん」にとってはコントロールができない事となっていて。
それがまた、同居生活をややこしいものとしています。
単純でない2人なため、漫画中でもちらほら衝突するシーンがありました。
年齢もそっちに近いためか、ひととおりの男性の心情のがよく理解できます。
特に2話の中盤から3話までのくだりが好き。
お上手でした。
しかし、「みすずちゃん」もアレは酷いよー。
なんのかんの彼は色々とよく頑張っていたと思います。
真っ暗なブラック話にもできそうでしたが、オチがあーで良かった。
093:「看板娘」
喫茶店Cafeひまわりの看板娘「ユア」
彼女目的の客も多く、店は盛況でしたが。
初老な店のマスターと関係していたのでした。
彼女からの告白だったようです。
まぁ、渋くてかっちょえー人でしたが…なんらかあったのかな。
結構な年齢差あるようだし、どう接点ができたのか、。好意をもつ切っ掛けとかを見てみたく思いました。
ショートカットで明るく、バストも大きめな「ユアちゃん」
たぶん、裏表紙は彼女だろうと思います。
なかなか大胆で、営業中の店内えっちを楽しんでいました。
なるほど、冒頭みたいな妄想される訳だ。
なぜかブラしていなかったらしく、ぷるんと胸が弾ける1ページ絵が非常に素敵でした。
113:「プレゼント」
去年まで元生徒だった「紫藤アヤカ(しどう)」とのエピソード。
学生時から、よくちょっかいを出されていたものの、当然応じることもなく。
そのまま卒業となった彼女でしたが、その後も部屋まで訪ねてくるようになったのです。
”いい感じになってもはぐらかされる”
その理由は本編でも語られていますが、元教え子とのやり取りですから男性側としてはやり辛いでしょうねー。
…というか、去年までの生徒を部屋に入れるというのも、噂とかなんとか望ましいことではないと思います。
年齢的にも。
漫画は彼女の真意を知って、それに応じるという流れなのですが。
気持ち分からんでもないですが…先生、もうちょっと大人の余裕を見せても良かったのでは。
オチの1ページが良かった。
ずいぶん格好良い事言ってたのね。
131:「出してもいいよ」 カラー原稿あり
学習塾の教え子だった「葵」
進学決定後、彼女からの告白で付き合うこととなった「友宏」でしたが。
1人の時には気にもしなかった、アパートの壁が薄いことを知るのでした。
モノローグにもありましたが、「葵ちゃん」は大人しいお嬢様っぽい女性なので。
まぁ、声出してくれれば、男性としてはヤリ甲斐ありますよねー。
タイトルそのまま、部屋では問題あるので、山中までドライブしての車内えっち展開。
山中のようでしたが、どうやら公園みたいに整備されてるようで。
案外…人はいるのではないかなぁ。
ただ、車内はやはり狭く、後半には車外へ出るんですが。
その際の「葵ちゃん」がエロエロでキュートです。
いいなぁ。
オチはこうした漫画での定番みたいなものかなぁ。
ああした場所って、人に慣れた猫とかよくいたりしますもんね。
(※昼飯とかのおこぼれをもらうので、人に懐くようなのです)
147:「カガミ」
10ページとやや短めな短編。
「陽介」・「ほのか」のラブホえっちで、タイトルそのまま鏡がポイント。
あれは…女の子に見せて照れさせるためにあるのだと思っていましたが。
こちらの「ほのかちゃん」は”女は見えない”という理由で、確認したい女性らしく。
わざわざ鏡の部屋を選んだそうです。
可愛らしい顔してえろいなぁ。
後半の洗面台えっちが好き。
157:「快感旅行」
兄「冬樹」、妹「ゆきえ」というカップルの家族旅行なエピソード。
詳細は描かれていなかったですが、「ゆきえちゃん」は父親、「冬樹くん」は母親のそれぞれ連れ子ではないかなぁ。
義理の兄妹のように見えました。
両親もラブラブでした(母親が可愛い)が、この2人も既にえっち関係にあり。
社内から途中で寄った物産店、そして旅館にて色々していました。
物産店での「ゆきえちゃん」が実に可愛い。
普段は誘う、なんて発言もあり、家での光景も見たかったなぁ。
待ちに待った、という感じの旅館えっちに注目です。
※左:妹「ゆきえ」、右:「吹雪凜」
183:「恋は盲目」
将来を期待される科学者「東芝純」に言い寄る学生「吹雪凜」という構図。
その優れた容姿がため、”女学院でピカイチ”、と称される「吹雪さん」
どうやら家が没落して貧乏になっているらしく、
「私はこういう性格上働きたくないの!だから将来を期待されているあなたのような男が私を養いなさい!」
とか言っていました。
なんというか、ある意味清々しいですね。
ただ、自らの美貌にあぐらをかいて、何もしないよりは好感もてるかも。
「東芝くん」としては迷惑なのでしょうけど。
先の発言は真実なのでしょうけれど、いちおう「吹雪さん」としても単に稼げそうというだけで彼をチョイスしたのではなく。
希望通りえっちに発展していました。
あの真意を見る限り、あれは照れ隠しみたいな面もあるのかもしれませんね。
もし、この話続きが描かれるとしたら…彼、女装させられるのではないかなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「美矢火」センセでした。
こちらが3冊目の単行本。
ほか2冊「純情少女エトセトラ」、「オトメヒメ」もこちらのブログで紹介済みです。
賛否ありそうですが、冒頭連続話は迫力もあって好みでした。
おっちゃんのキャラがいいですね、ラストの笑顔とか。
個人的な好みは喫茶店の看板娘「ユアちゃん」と、妹の「ゆきえちゃん」ですね。
漫画ではどちらもカップルとなっていましたが、なにがゆえあーなったのか知りたいです。
特に「ゆきえちゃん」は家でお兄ちゃんとどんなんなのか、見たいです。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 年の差、積極的、同居、元生徒
・構成 : カラー(4P)、9話収録(うち「私の好きなおじさん×俺の好きな家出少女」×3)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「美矢火(みやび)」センセの「純愛リリシズム」です。
※紫藤アヤカ
【 構成・絵柄 】
収録は3話ほどの連続モノと短編。
冒頭からの中編がメインとなっていて、3話で1エピソードというストーリーものでした。
そちらほか短編も含め、コメディー要素は弱く。
そこそこ年齢差ある年上男性が多いこともあってか、ラブ要素も薄め。
おおむね、大人の恋愛話という雰囲気です。
ただし、そう心理戦みたいなものなく、成年漫画らしさあるものでした。
既にカップルとなっているお話など、女性のが積極的。
はっちゃけてなく、シリアス過ぎることもなく。
また、ややこしさ、読み辛いなどの描写はなく、丁度良いくらいの漫画世界を楽しめることと思います。
すらりとした細線での作画。
デジタルな色彩ながら濃淡は適度にあり、全体の色づきも良い感じ。
描き込みも同様。
中小でやや細かいコマ割りは収まり良く。
だいたい枠間も確保されていて、見易い原稿となっていました。
乱れ・崩れも見られず、綺麗な仕上がり。
小さいコマなどのバランス感も良かったです。
人物絵もそうデフォルメなく、美人かつ可愛らしさがありました。
男女ともに変な癖なく、万人に好まれそうなもの。
表現や表情にも優れていて、引っ掛かるところはなく。
漫画世界に集中できました。
白黒絵はカラーとはまた違う良さあるんですが、判断については↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 9話収録
003:「私の好きなおじさん×俺の好きな家出少女」 上中下
街中でふと出会った「音坂みすず」
目を奪われるような美人で、想像そのまま家出少女だったため、彼女を泊めてあげることとしたのでした。
「ただで泊めてくれるって方が、なんか信用できないし…」
そう語る「みすず」はえっちな事を仕掛けてきたのです。
ごく簡単にはそんなお話。
漫画ではよく見かける、突如見知らぬ異性との同居が始まるパターン。
主人公たる男性「洋介」くんは会社では部長職にあり、結構な年齢だろうと想像させられます。
一方の「みすずちゃん」は、若いながらも色々あったようで。
物事を冷めた目で見ており、その言動によって彼を苛立たせることとなるのでした。
そもそも見知らぬ彼女を部屋に泊めるというのは、最もハートル高いことですが。
その他のやり取りについては、結構リアルだったと思います。
前述したように、彼そんなに若い訳でもないし(笑)
※左:音坂みすず、右:看板娘「ユア」
彼女の過去についてもちらと触れられますが。
本来は制御できるえっちな行為ですが、彼女「みすずちゃん」にとってはコントロールができない事となっていて。
それがまた、同居生活をややこしいものとしています。
単純でない2人なため、漫画中でもちらほら衝突するシーンがありました。
年齢もそっちに近いためか、ひととおりの男性の心情のがよく理解できます。
特に2話の中盤から3話までのくだりが好き。
お上手でした。
しかし、「みすずちゃん」もアレは酷いよー。
なんのかんの彼は色々とよく頑張っていたと思います。
真っ暗なブラック話にもできそうでしたが、オチがあーで良かった。
093:「看板娘」
喫茶店Cafeひまわりの看板娘「ユア」
彼女目的の客も多く、店は盛況でしたが。
初老な店のマスターと関係していたのでした。
彼女からの告白だったようです。
まぁ、渋くてかっちょえー人でしたが…なんらかあったのかな。
結構な年齢差あるようだし、どう接点ができたのか、。好意をもつ切っ掛けとかを見てみたく思いました。
ショートカットで明るく、バストも大きめな「ユアちゃん」
たぶん、裏表紙は彼女だろうと思います。
なかなか大胆で、営業中の店内えっちを楽しんでいました。
なるほど、冒頭みたいな妄想される訳だ。
なぜかブラしていなかったらしく、ぷるんと胸が弾ける1ページ絵が非常に素敵でした。
113:「プレゼント」
去年まで元生徒だった「紫藤アヤカ(しどう)」とのエピソード。
学生時から、よくちょっかいを出されていたものの、当然応じることもなく。
そのまま卒業となった彼女でしたが、その後も部屋まで訪ねてくるようになったのです。
”いい感じになってもはぐらかされる”
その理由は本編でも語られていますが、元教え子とのやり取りですから男性側としてはやり辛いでしょうねー。
…というか、去年までの生徒を部屋に入れるというのも、噂とかなんとか望ましいことではないと思います。
年齢的にも。
漫画は彼女の真意を知って、それに応じるという流れなのですが。
気持ち分からんでもないですが…先生、もうちょっと大人の余裕を見せても良かったのでは。
オチの1ページが良かった。
ずいぶん格好良い事言ってたのね。
131:「出してもいいよ」 カラー原稿あり
学習塾の教え子だった「葵」
進学決定後、彼女からの告白で付き合うこととなった「友宏」でしたが。
1人の時には気にもしなかった、アパートの壁が薄いことを知るのでした。
モノローグにもありましたが、「葵ちゃん」は大人しいお嬢様っぽい女性なので。
まぁ、声出してくれれば、男性としてはヤリ甲斐ありますよねー。
タイトルそのまま、部屋では問題あるので、山中までドライブしての車内えっち展開。
山中のようでしたが、どうやら公園みたいに整備されてるようで。
案外…人はいるのではないかなぁ。
ただ、車内はやはり狭く、後半には車外へ出るんですが。
その際の「葵ちゃん」がエロエロでキュートです。
いいなぁ。
オチはこうした漫画での定番みたいなものかなぁ。
ああした場所って、人に慣れた猫とかよくいたりしますもんね。
(※昼飯とかのおこぼれをもらうので、人に懐くようなのです)
147:「カガミ」
10ページとやや短めな短編。
「陽介」・「ほのか」のラブホえっちで、タイトルそのまま鏡がポイント。
あれは…女の子に見せて照れさせるためにあるのだと思っていましたが。
こちらの「ほのかちゃん」は”女は見えない”という理由で、確認したい女性らしく。
わざわざ鏡の部屋を選んだそうです。
可愛らしい顔してえろいなぁ。
後半の洗面台えっちが好き。
157:「快感旅行」
兄「冬樹」、妹「ゆきえ」というカップルの家族旅行なエピソード。
詳細は描かれていなかったですが、「ゆきえちゃん」は父親、「冬樹くん」は母親のそれぞれ連れ子ではないかなぁ。
義理の兄妹のように見えました。
両親もラブラブでした(母親が可愛い)が、この2人も既にえっち関係にあり。
社内から途中で寄った物産店、そして旅館にて色々していました。
物産店での「ゆきえちゃん」が実に可愛い。
普段は誘う、なんて発言もあり、家での光景も見たかったなぁ。
待ちに待った、という感じの旅館えっちに注目です。
※左:妹「ゆきえ」、右:「吹雪凜」
183:「恋は盲目」
将来を期待される科学者「東芝純」に言い寄る学生「吹雪凜」という構図。
その優れた容姿がため、”女学院でピカイチ”、と称される「吹雪さん」
どうやら家が没落して貧乏になっているらしく、
「私はこういう性格上働きたくないの!だから将来を期待されているあなたのような男が私を養いなさい!」
とか言っていました。
なんというか、ある意味清々しいですね。
ただ、自らの美貌にあぐらをかいて、何もしないよりは好感もてるかも。
「東芝くん」としては迷惑なのでしょうけど。
先の発言は真実なのでしょうけれど、いちおう「吹雪さん」としても単に稼げそうというだけで彼をチョイスしたのではなく。
希望通りえっちに発展していました。
あの真意を見る限り、あれは照れ隠しみたいな面もあるのかもしれませんね。
もし、この話続きが描かれるとしたら…彼、女装させられるのではないかなぁ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「美矢火」センセでした。
こちらが3冊目の単行本。
ほか2冊「純情少女エトセトラ」、「オトメヒメ」もこちらのブログで紹介済みです。
賛否ありそうですが、冒頭連続話は迫力もあって好みでした。
おっちゃんのキャラがいいですね、ラストの笑顔とか。
個人的な好みは喫茶店の看板娘「ユアちゃん」と、妹の「ゆきえちゃん」ですね。
漫画ではどちらもカップルとなっていましたが、なにがゆえあーなったのか知りたいです。
特に「ゆきえちゃん」は家でお兄ちゃんとどんなんなのか、見たいです。
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