■スロースターター (ハルミチヒロ)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] 友情、恋愛
・構成 : 8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき・後日談漫画、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハルミチヒロ」センセの「スロースターター」です。
※スロースターター・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編漫画。
登場キャラはそう多くはなく、主要キャラは3名、全体でも5名ほど。
詳しくは後述しますが、ラブコメみたいな軽さはなく。
恋愛ものになると思います。
ただ、単純なソレでもないので、気を付けて下さい。
男女3名の心理が交差する、ちょっと変化球なストーリーだと思います。
そこがメインでないものの、一般ながら直接シーンもあります。
ちょっとだけですけどね。
感覚的に、百合漫画好きな人のが刺さるのでは。
やや太めの濃い線な作画。
黒がきゅっと強いものの、全体の色づき・描き込みはあっさり。
白比率があり、スッキリとした仕上がりです。
中小なコマ割りは表現での変化も多彩。
枠間しっかりで見易く仕上がっています。
コメディーっぽい崩しはちらほら目に入り。
人物画も漫画な可愛らしいものなんですが、表現によって見える光景は様々。
その落差によって、楽しさと共に緊張感をもたせていました。
さすがにお上手。
バランスにも優れ、特に引っ掛かる箇所はありません。
↓表紙などは若干タッチが異なっているので。
センセのサイトなどで確認するのが良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
ゲームのヒロインを脳内彼女として満足していた「山浦緑」
友人「桃田」に誘われて行ったパーティーで「五十嵐あざみ」と偶然知り合いました。
フラれてベロベロに酔っぱらっていた彼女をなりゆきで介抱していたところ。
「していい?」
そう言って、迫ってきたのです。
彼女が恋していた相手「かおる」は、実は女の子。
その告白を聞いた彼が親身に対応したことで、ちょっと親しくなったんですが…というもの。
※かおる
マニアな男性と、同性好きな女子の恋愛モノ。
…という雰囲気に見えます、よね?
ヒロインとのえっちシーンなどあり、冒頭こそ期待通りの華やかさ(?)であったものの。
中盤はとある理由がため、「あざみさん」の想い人「かおるさん」との描写が多くなるのでした。
実際、↓表紙に描かれているのも「かおるさん」なのです。
(※ちなみに、「あざみさん」は裏表紙です)
ごく簡単にまとめると三角関係なのですが、ぱっと言葉から想像できる恋愛のソレではなく。
2人女性の愛情というか、友情…みたいなものと、それに巻き込まれた1名男子、みたいな感じ。
百合漫画っぽいと思います。
ぶっちゃけ、「緑」・「あざみ」の恋愛は、最終話にてようやく始まるか~、くらいなのでした。
そのあたり期待と合致するかどうかでしょう。
2人の女子に翻弄される主人公「緑くん」
冒頭では脳内彼女とか言ってますが、当然現実の女子にまったく興味ない訳ではなく。
しっかり「あざみさん」の身体に反応し、”こんなこともう二度と起こらない”とかなんとか、えっちしてます。
また、積極的な「かおるさん」には共通の話題がある女子の存在を喜んでいました。
好きなアニメの録画を忘れるくらいなので、相当なものでしょう。
あれで、彼女が普通の娘ならば…普通に結婚できたかもしれませんね。
なにはともあれ、そうしたリアル女子との交流によって、いくらか成長した彼の姿を後半にて確認できると思います。
格好良かったですよ。
ご期待ください。
※五十嵐あざみ
「あざみさん」はこの漫画ではもっとも普通な娘さん。
見たところ男子慣れしておらず、素直なので巧くあしらうこともできないみたい。
それがため、「緑くん」くらいな男子は付き合うにちょうど良いのかもしれません。
漫画では勢いでえっちまでしちゃってましたが、どちらも消極的で。
普通なら、交わることないだろうカップルですわね。
「緑くん」同様、「かおるさん」にはいいように翻弄されていましたが。
やはり一度は本気で好きになった相手だけあって、後半ではヒロイン然とした活躍を見せてくれていました。
いい娘さんだ。
対称的に悪い娘なのが「かおるさん」
この漫画のほとんどは、彼女の言動による混乱なのでした。
本来の主役です。
「緑くん」の友人「桃田」くんはさすがに女子との交流経験豊富なだけあって、一目でその本質を感じ取っています。
おそらく、「あざみさん」はよく理解してますね。
それでも好きで、ほっとけない存在なのでしょう。
後半でひと事件あった後は、あれでも彼女なりに落ち着いた結果なのだと思います。
あるいは、最悪の結果となっても不思議でないくらいでしたが。
いい友人を持てて幸せでした。
まぁ、良かった。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ハルミチヒロ」センセでした。
当ブログでは代表作「ベルベット・キス」ほか、「恋をするのが仕事です。」、「かむかむバニラ!」、「あまい声」、「夜をとめないで」などを紹介しています。
今回は…これはこれで面白かったんですが、やや想像と違っていて。
なんだか微妙な感じ。
もうちょっとラブコメちっくなのかと思ってしまったんですよねー。
ただ…ひでるさんは現実世界にて「かおるさん」のような人物を知っていて。
漫画での「緑くん」の心境が非常によく分かりました。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] 友情、恋愛
・構成 : 8話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき・後日談漫画、合間にネタ絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「ハルミチヒロ」センセの「スロースターター」です。
※スロースターター・ヒロインズ
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまるの長編漫画。
登場キャラはそう多くはなく、主要キャラは3名、全体でも5名ほど。
詳しくは後述しますが、ラブコメみたいな軽さはなく。
恋愛ものになると思います。
ただ、単純なソレでもないので、気を付けて下さい。
男女3名の心理が交差する、ちょっと変化球なストーリーだと思います。
そこがメインでないものの、一般ながら直接シーンもあります。
ちょっとだけですけどね。
感覚的に、百合漫画好きな人のが刺さるのでは。
やや太めの濃い線な作画。
黒がきゅっと強いものの、全体の色づき・描き込みはあっさり。
白比率があり、スッキリとした仕上がりです。
中小なコマ割りは表現での変化も多彩。
枠間しっかりで見易く仕上がっています。
コメディーっぽい崩しはちらほら目に入り。
人物画も漫画な可愛らしいものなんですが、表現によって見える光景は様々。
その落差によって、楽しさと共に緊張感をもたせていました。
さすがにお上手。
バランスにも優れ、特に引っ掛かる箇所はありません。
↓表紙などは若干タッチが異なっているので。
センセのサイトなどで確認するのが良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
ゲームのヒロインを脳内彼女として満足していた「山浦緑」
友人「桃田」に誘われて行ったパーティーで「五十嵐あざみ」と偶然知り合いました。
フラれてベロベロに酔っぱらっていた彼女をなりゆきで介抱していたところ。
「していい?」
そう言って、迫ってきたのです。
彼女が恋していた相手「かおる」は、実は女の子。
その告白を聞いた彼が親身に対応したことで、ちょっと親しくなったんですが…というもの。
※かおる
マニアな男性と、同性好きな女子の恋愛モノ。
…という雰囲気に見えます、よね?
ヒロインとのえっちシーンなどあり、冒頭こそ期待通りの華やかさ(?)であったものの。
中盤はとある理由がため、「あざみさん」の想い人「かおるさん」との描写が多くなるのでした。
実際、↓表紙に描かれているのも「かおるさん」なのです。
(※ちなみに、「あざみさん」は裏表紙です)
ごく簡単にまとめると三角関係なのですが、ぱっと言葉から想像できる恋愛のソレではなく。
2人女性の愛情というか、友情…みたいなものと、それに巻き込まれた1名男子、みたいな感じ。
百合漫画っぽいと思います。
ぶっちゃけ、「緑」・「あざみ」の恋愛は、最終話にてようやく始まるか~、くらいなのでした。
そのあたり期待と合致するかどうかでしょう。
2人の女子に翻弄される主人公「緑くん」
冒頭では脳内彼女とか言ってますが、当然現実の女子にまったく興味ない訳ではなく。
しっかり「あざみさん」の身体に反応し、”こんなこともう二度と起こらない”とかなんとか、えっちしてます。
また、積極的な「かおるさん」には共通の話題がある女子の存在を喜んでいました。
好きなアニメの録画を忘れるくらいなので、相当なものでしょう。
あれで、彼女が普通の娘ならば…普通に結婚できたかもしれませんね。
なにはともあれ、そうしたリアル女子との交流によって、いくらか成長した彼の姿を後半にて確認できると思います。
格好良かったですよ。
ご期待ください。
※五十嵐あざみ
「あざみさん」はこの漫画ではもっとも普通な娘さん。
見たところ男子慣れしておらず、素直なので巧くあしらうこともできないみたい。
それがため、「緑くん」くらいな男子は付き合うにちょうど良いのかもしれません。
漫画では勢いでえっちまでしちゃってましたが、どちらも消極的で。
普通なら、交わることないだろうカップルですわね。
「緑くん」同様、「かおるさん」にはいいように翻弄されていましたが。
やはり一度は本気で好きになった相手だけあって、後半ではヒロイン然とした活躍を見せてくれていました。
いい娘さんだ。
対称的に悪い娘なのが「かおるさん」
この漫画のほとんどは、彼女の言動による混乱なのでした。
本来の主役です。
「緑くん」の友人「桃田」くんはさすがに女子との交流経験豊富なだけあって、一目でその本質を感じ取っています。
おそらく、「あざみさん」はよく理解してますね。
それでも好きで、ほっとけない存在なのでしょう。
後半でひと事件あった後は、あれでも彼女なりに落ち着いた結果なのだと思います。
あるいは、最悪の結果となっても不思議でないくらいでしたが。
いい友人を持てて幸せでした。
まぁ、良かった。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「ハルミチヒロ」センセでした。
当ブログでは代表作「ベルベット・キス」ほか、「恋をするのが仕事です。」、「かむかむバニラ!」、「あまい声」、「夜をとめないで」などを紹介しています。
今回は…これはこれで面白かったんですが、やや想像と違っていて。
なんだか微妙な感じ。
もうちょっとラブコメちっくなのかと思ってしまったんですよねー。
ただ…ひでるさんは現実世界にて「かおるさん」のような人物を知っていて。
漫画での「緑くん」の心境が非常によく分かりました。
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