■ラブあねえっち (宮原歩)
★まんがデーター [15.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、お姉さん、学校
・構成 : カラー(4P)、短編×6(うち「あねママ!」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
カラー描き下ろし「あねママ!プロローグ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮原歩(みやはら・あゆむ)」センセの「ラブあねえっち」です。
【 構成・絵柄 】
詳しくは後述しますが、こちらがセンセ初の成年単行本です。
収録のメインは連続話の中編。
いちおう立場としては母親(義母)なんですが、タイトルそのままお姉さんという風情ですね。
描き下ろしのカラーページから始まっており、軽く繋がりのあるタイプ。
単独ヒロインとの、重々しくないラブコメ話に仕上がっています。
短編もえっち展開の早めなラブコメ。
実姉ではないですが、広義でのお姉さん系ですかね。
単純に話数としては少なかったものの、普通のものよりもページはあり。
読み応えがありました。
えっちシーンもじっくり描かれています。
単行本も重ためですよ。
濃い目な線と色彩。
全体は色づきあり、黒も強めです。
描き込みもしっかりしていて、どちらかと言うとコッテリとした味わい。
ただ、作画に乱れや崩れはなく、メリハリもあるため。
そうコテコテ過ぎる印象ではありません。
小さいコマまで丁寧でしたね。
キャラは丸い輪郭でむちっとしたスタイル。
目が横長なのが特徴で、可愛さよりも色気のあるタイプ。
お姉さんジャンルはぴったり。
やや癖が強いかなー。
カラーもお上手で、判断には↓表紙でもいいんですが。
せっかく「ティーアイネット」さんの単行本なので、裏表紙のカット絵で判断下さい。
【 収録話 】 6話収録
003:「あねママ!」 3話 カラー描き下ろし
主人公「正樹」は単身赴任をしていた父親からのメールで、その再婚を知らされました。
既に籍も入れており、戻ったら相手を紹介される筈のところ、本人は事故で亡くなってしまったのです。
こうして、彼は義母「高村花苗」と2人きりで生活することになってしまったんですが。
彼女と「正樹」とは、たったの2歳違い。
本人は母として接してくるものの、彼からしてみればまったくそうは見えないのでした。
…大雑把にはそんな感じ。
※義母「高村花苗」
いきなり若い異性が家族となる、ドキドキ同居話。
まぁ、実際のところ、家での描写は1話くらいなんですけどね。
(※しかも、祖父も同居してる)
場面が固定ではない分、色々なシチュエーションが楽しめます。
漫画のポイントは、「花苗さん」が義理とはいえ母親であること。
義姉、義妹という場合は、どちらかが明確な好意を持っている必要あると思いますが。
こちらの場合、彼女は面倒を見るべき立場にあり。
彼女がまた妙なまでに母親役を頑張っているため、必要以上に世話を焼こうとしているのでした。
これは…若い男子には毒ですね、拷問ですね。
だいたい、「花苗さん」もえっち方面にはだいぶ寛容なので…。
特に初対面からの1話目。
こちらは完全に「花苗さん」からのお誘いになっていました。
「オカズに使いなさい」
じゃーないでしょー。
あれではお手付きないほうが異常。
えっち仕掛けられた際も、「花苗さん」は抵抗するどころか、完全に受け入れてました。
凄い包容力だなぁ。
どうも「花苗さん」は母親というものに強く憧れを持っているようなんですが。
相当な強さがためか、あちこち間違っておりました(笑)
そこがまた可愛らしいんですけどね。
事の大小はあれど、こうした女性いそう。
…というか、いてください。
2話目は学校でのエピソード。
学校制服での屋上えっちですよ。
実は、前話でもチェック柄の制服(転校前のもの)を披露していたものの、最終的には裸エプロンでしたからね。
こちらの制服は落ち着いたデザインで、黒のタイツが特徴。
またまた、あっさりえっちに持ち込んでいました。
学校だというのに。
いちおう、口では母親を連呼してるのが可笑しいです。
でも、性欲処理は親の仕事ではないですよ、「花苗さん」
そんなこんなでの3話目は、ちょっと意外な展開。
詳しくは伏せますが、また違ったコスプレ(?)姿での「花苗さん」が楽しめます。
はっちゃけてましたよー。
1コマで流されていた同居の様々な場面とか、彼女の細かな心境変化とか、もう数話ほどあってもいいかなーとか思いましたが。
成年漫画としてはこれで十分。
面白かったです。
※左:藤川先生、右:美雪さん
129:「あこがれに触れる」
昔、電車内で助けられた教師「藤川」に憧れ、レベルの高い西条学園へ入学した「野田」
再会できたのは良いものの、勉強に追いつくのもギリギリという状態だったのでした。
そうしたところ、「藤川先生」から声を掛けてきたのです。
初対面での電車内エピソードが実に素敵。
満員電車内で押され、抱きつくような態勢(というか、ガッチリ揉んでる)になってしまったんですが。
「そんな態勢じゃ苦しいでしょ?もっと寄りかかっていいのよ」
とか言っておりました。
普通ならば痴漢だのなんだのって、面倒な事態になっても不思議ではないところですよ。
これはいいなぁ。
こりゃ、再会したくなるのも当然のこと。
ただ、その後の「藤川先生」はややエロちっく過ぎたような。
えっち展開はいいものの、この流れだと単なるスケベお姉さんみたい。
161:「ツンデレナースなお姉ちゃんは好きですか?」
近所の世話焼きお姉ちゃん「美雪」さんとのお話。
もっともタイトルに近いヒロインかもしれませんね。
やたら過保護でくっついてくる様は、先の「花苗さん」と似た感じ。
ただ、こちらの場合は明確な関係はなく、拒否ができるんですね。
思春期で恥ずかしさもあった「修治」くんは、まさにそのままをぶつけてしまうのでした。
それがため、お話のメインは数年後の再会から。
ナースになった「美雪さん」とのえっちです。
まぁ、ちょっと漫画かなー。
たぶん、これが現実ならばとっくに彼氏とかいるだろうし。
この、あまりに期待通りな流れはファンタジーかな。
※ナオ・カレン
201:「ご奉仕はしあわせ!」
生活支援型人工生命体”メイドロイド”とのお話。
「カレン」・「ナオ」というWヒロインで、うち1人はお姉さんっぽくはあったものの。
もっともタイトルからは遠い雰囲気ですわね。
もともと不良品として回収される予定であり、家事機能には不備があるんですが。
なぜか(笑)、えっちはしっかりできていて。
「こっちは超一流だ…!」
とか言われておりました。
わはは。
もともとそっち目的では??
従順なお姉さんという「ナオ」より、ツンデレでツリ目な「カレン」のが好き。
納期が1年後とか、購入でローン組まされたりするところはリアルでした。
【 その他 】
そんな訳で、「宮原歩」センセでした。
こちらで3冊目の単行本。
ちょっと意外ですが、成年向けは初めてのものだって。
そうだったっけか。
ブログでは初単行本「霜枝さんちの明るい食卓」、「望月さんの恋文」、「はんまめいど!」…と、センセの漫画をひと通り取り上げてますけど。
なるほど、全て「竹書房」さんからのコミックスなので、一般だったんですねー。
これを機に、ぜひ双方での活躍を期待します。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●◎○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●◎○
・属性 : [成年] ラブコメ、お姉さん、学校
・構成 : カラー(4P)、短編×6(うち「あねママ!」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に別絵、
カラー描き下ろし「あねママ!プロローグ」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮原歩(みやはら・あゆむ)」センセの「ラブあねえっち」です。
【 構成・絵柄 】
詳しくは後述しますが、こちらがセンセ初の成年単行本です。
収録のメインは連続話の中編。
いちおう立場としては母親(義母)なんですが、タイトルそのままお姉さんという風情ですね。
描き下ろしのカラーページから始まっており、軽く繋がりのあるタイプ。
単独ヒロインとの、重々しくないラブコメ話に仕上がっています。
短編もえっち展開の早めなラブコメ。
実姉ではないですが、広義でのお姉さん系ですかね。
単純に話数としては少なかったものの、普通のものよりもページはあり。
読み応えがありました。
えっちシーンもじっくり描かれています。
単行本も重ためですよ。
濃い目な線と色彩。
全体は色づきあり、黒も強めです。
描き込みもしっかりしていて、どちらかと言うとコッテリとした味わい。
ただ、作画に乱れや崩れはなく、メリハリもあるため。
そうコテコテ過ぎる印象ではありません。
小さいコマまで丁寧でしたね。
キャラは丸い輪郭でむちっとしたスタイル。
目が横長なのが特徴で、可愛さよりも色気のあるタイプ。
お姉さんジャンルはぴったり。
やや癖が強いかなー。
カラーもお上手で、判断には↓表紙でもいいんですが。
せっかく「ティーアイネット」さんの単行本なので、裏表紙のカット絵で判断下さい。
【 収録話 】 6話収録
003:「あねママ!」 3話 カラー描き下ろし
主人公「正樹」は単身赴任をしていた父親からのメールで、その再婚を知らされました。
既に籍も入れており、戻ったら相手を紹介される筈のところ、本人は事故で亡くなってしまったのです。
こうして、彼は義母「高村花苗」と2人きりで生活することになってしまったんですが。
彼女と「正樹」とは、たったの2歳違い。
本人は母として接してくるものの、彼からしてみればまったくそうは見えないのでした。
…大雑把にはそんな感じ。
※義母「高村花苗」
いきなり若い異性が家族となる、ドキドキ同居話。
まぁ、実際のところ、家での描写は1話くらいなんですけどね。
(※しかも、祖父も同居してる)
場面が固定ではない分、色々なシチュエーションが楽しめます。
漫画のポイントは、「花苗さん」が義理とはいえ母親であること。
義姉、義妹という場合は、どちらかが明確な好意を持っている必要あると思いますが。
こちらの場合、彼女は面倒を見るべき立場にあり。
彼女がまた妙なまでに母親役を頑張っているため、必要以上に世話を焼こうとしているのでした。
これは…若い男子には毒ですね、拷問ですね。
だいたい、「花苗さん」もえっち方面にはだいぶ寛容なので…。
特に初対面からの1話目。
こちらは完全に「花苗さん」からのお誘いになっていました。
「オカズに使いなさい」
じゃーないでしょー。
あれではお手付きないほうが異常。
えっち仕掛けられた際も、「花苗さん」は抵抗するどころか、完全に受け入れてました。
凄い包容力だなぁ。
どうも「花苗さん」は母親というものに強く憧れを持っているようなんですが。
相当な強さがためか、あちこち間違っておりました(笑)
そこがまた可愛らしいんですけどね。
事の大小はあれど、こうした女性いそう。
…というか、いてください。
2話目は学校でのエピソード。
学校制服での屋上えっちですよ。
実は、前話でもチェック柄の制服(転校前のもの)を披露していたものの、最終的には裸エプロンでしたからね。
こちらの制服は落ち着いたデザインで、黒のタイツが特徴。
またまた、あっさりえっちに持ち込んでいました。
学校だというのに。
いちおう、口では母親を連呼してるのが可笑しいです。
でも、性欲処理は親の仕事ではないですよ、「花苗さん」
そんなこんなでの3話目は、ちょっと意外な展開。
詳しくは伏せますが、また違ったコスプレ(?)姿での「花苗さん」が楽しめます。
はっちゃけてましたよー。
1コマで流されていた同居の様々な場面とか、彼女の細かな心境変化とか、もう数話ほどあってもいいかなーとか思いましたが。
成年漫画としてはこれで十分。
面白かったです。
※左:藤川先生、右:美雪さん
129:「あこがれに触れる」
昔、電車内で助けられた教師「藤川」に憧れ、レベルの高い西条学園へ入学した「野田」
再会できたのは良いものの、勉強に追いつくのもギリギリという状態だったのでした。
そうしたところ、「藤川先生」から声を掛けてきたのです。
初対面での電車内エピソードが実に素敵。
満員電車内で押され、抱きつくような態勢(というか、ガッチリ揉んでる)になってしまったんですが。
「そんな態勢じゃ苦しいでしょ?もっと寄りかかっていいのよ」
とか言っておりました。
普通ならば痴漢だのなんだのって、面倒な事態になっても不思議ではないところですよ。
これはいいなぁ。
こりゃ、再会したくなるのも当然のこと。
ただ、その後の「藤川先生」はややエロちっく過ぎたような。
えっち展開はいいものの、この流れだと単なるスケベお姉さんみたい。
161:「ツンデレナースなお姉ちゃんは好きですか?」
近所の世話焼きお姉ちゃん「美雪」さんとのお話。
もっともタイトルに近いヒロインかもしれませんね。
やたら過保護でくっついてくる様は、先の「花苗さん」と似た感じ。
ただ、こちらの場合は明確な関係はなく、拒否ができるんですね。
思春期で恥ずかしさもあった「修治」くんは、まさにそのままをぶつけてしまうのでした。
それがため、お話のメインは数年後の再会から。
ナースになった「美雪さん」とのえっちです。
まぁ、ちょっと漫画かなー。
たぶん、これが現実ならばとっくに彼氏とかいるだろうし。
この、あまりに期待通りな流れはファンタジーかな。
※ナオ・カレン
201:「ご奉仕はしあわせ!」
生活支援型人工生命体”メイドロイド”とのお話。
「カレン」・「ナオ」というWヒロインで、うち1人はお姉さんっぽくはあったものの。
もっともタイトルからは遠い雰囲気ですわね。
もともと不良品として回収される予定であり、家事機能には不備があるんですが。
なぜか(笑)、えっちはしっかりできていて。
「こっちは超一流だ…!」
とか言われておりました。
わはは。
もともとそっち目的では??
従順なお姉さんという「ナオ」より、ツンデレでツリ目な「カレン」のが好き。
納期が1年後とか、購入でローン組まされたりするところはリアルでした。
【 その他 】
そんな訳で、「宮原歩」センセでした。
こちらで3冊目の単行本。
ちょっと意外ですが、成年向けは初めてのものだって。
そうだったっけか。
ブログでは初単行本「霜枝さんちの明るい食卓」、「望月さんの恋文」、「はんまめいど!」…と、センセの漫画をひと通り取り上げてますけど。
なるほど、全て「竹書房」さんからのコミックスなので、一般だったんですねー。
これを機に、ぜひ双方での活躍を期待します。
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