■淑女の融点 (さきうらら)
★まんがデーター [16.5/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ビジネス、人妻
・構成 : 短編×9。
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
カバー裏に別絵・作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さきうらら」センセの「淑女の融点」です。
※左:佐織さん、右:麻田真乃
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系な単行本。
サービス程度ではなく、各話に必ず直接シーンのあるタイプです。
成年漫画も描かれているだけあって、そのえっち度合いは高め。
↓表紙・裏表紙から期待されものはガッチリあると思います。
お話はラブコメという冠が似合うようなタイプではなく。
アダルトえっち短編という風情。
各話で若干の振れ幅はあるものの、重過ぎず、軽くもなく、くらい。
登場キャラの年齢は高めで、ビジネス描写もちらほらありました。
そうしたお話を支えているのが、リアルっぽさもある絵柄。
単純なものより、漫画の巧い方という印象です。
個人的な感想ですが、カバーなどの彩色絵よりも白黒絵に魅力を感じます。
リアル寄り過ぎないため、比較的派手目な表現も良い感じ。
シリアス・コメディーのどちらもお上手でした。
安定した線で濃淡も適度なくらい。
あちこちのバランスにも優れ、特に引っ掛かる部分はありません。
人物絵はやや縦長で多少作画には癖があるかなー。
そう嫌味なほどではありませんが、人は選ぶかも。
気になる方は、立ち読みのあった「竹書房」さんのHPが良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「夏が始まる」
彼氏「恵一」に呼ばれ、始めてアパートに上がることとなった「里緒」さん。
しかし、クーラーは故障していて、試験も控えており、それどころでない雰囲気だったのです。
まぁ…暑いとそんな気起きませんわね。
ただし、彼女も期待して来ているのだから、もうちょっと素直にはしゃぐべきだったかな。
お茶をこぼしてしまった後の「里緒さん」が可笑しいです。
そりゃ、成年漫画だ。
025:「きれいな感情」
派手で要領の良い姉「香織」が連れて来た婚約者「照本栄」
対照的に育ってきた妹「佐織」は、そのいい人っぷりにいままで押し殺してきた感情を爆発させてしまうのでした。
ブラックなんですが。
その影で我慢してきた妹「佐織さん」の心理描写が絶妙で、非常に好みなお話。
個人的には…やっぱり部屋に上がるべきではなかったと思いますよ、「照本くん」
こんなことあるかもしれないので。
「佐織さん」いいですねー。
ラストページがまた素敵でした。
この後もなんらかありそうだなぁ。
047:「金曜の夜」
サポートセンターで責任者として日々頑張る、「片井」さんのストレス発散話。
こうした話のお約束で、アップにした髪を解き、眼鏡を外す、別人のような姿に注目下さい。
ぜひ出会いたいですねー。
実際にこんな人いそう。
本人も言ってましたが、上司が怒鳴るだけの無能そうな男というのはなんとも気の毒。
※大嶋桂子
067:「おっぱい課長」
タイトルそのまま、こちらもビジネス話。
コネで入社した問題児ばかりを集めた、営業9課の責任者となった「大嶋桂子」さんの奮闘記ですね。
簡単には、家庭教師モノと同じく、身体で仕事を促すというものでした。
あーした結果となったのは、本人らの頑張りと共に、「桂子さん」がうまいことサポートしていたのではないかなぁ。
彼女自身は仕事できる人のようですし。
そんな訳で、後半はご褒美の複数えっち。
慣れてない感じの「桂子さん」がキュートです。
089:「雨がやんだら」
父が入院した間、手伝いに来てくれた「柏原兼介」
仕事からなにから、うまくいってなかった「荵(しのぶ)」は、彼の的確な指摘に爆発してしまったのです。
正論を直接言われたら、まぁ、腹立ちますわね。
ただ、あの流れでえっちに至るというのは、いかにもえっち系。
本人は”女として見向きもされない”とか言っていたものの。
絵的にそんな雰囲気がないのは良し悪しかも(笑)
リストラされて、家でダラダラしてるだけの娘は…ひねくった感じがそのまま容姿に反映するかな。
107:「満ち足りた日々」
公務員の優しい旦那で、近所付き合いも良好なヒロイン「麻田真乃」
そうした中、何気なく続けていた万引きが近所の「竜一」にバレてしまったのでした。
こちらの奥様みたいな方も、現実にいそう。
その発散方法が、万引きであり、不倫であり、というところなんでしょう。
まだ慣れてなく、可愛らしいんですが、これは露見したところが見たいです。
違うジャンルになっちゃいますが。
127:「私の世界」
眼鏡で地味目な「小森」さんのお話。
干渉されるのが苦手で、自分の世界に閉じこもっていた彼女んが前向きになるというもの。
「金曜の夜」と同じく、コスプレ衣装でガラリと雰囲気変わるのがポイント。
あれはモテそうだなぁ。
147:「愛のカタチ」
夫婦の”変わった愛の形”という、マニアックなプレイの1話。
人によっては受け付けないでしょう。
可愛らしい奥様「由良」さんが、またごく普通で良い感じ。
本人の真意は置いといて、あれを受け入れた彼女は立派だと思います。
…どこまで続くかは別でしょうけど。
※左:小森さん、右:由良さん
1676:「星をも掴む速さで」
こちらのみ、もともとの掲載が「メガストア」と成年系。
いちおう、
「成人描写を描き改め、一般向けに再構築~」
とのことでした。
5歳下というヒロイン「日下朱香」さんは、ボーイッシュな雰囲気の可愛らしい娘。
学生時代の絵もあったんですが、より素敵な感じになってましたね。
【 その他 】
そんな訳で、「さきうらら」センセでした。
こちらで10冊目とのこと。
ひと区切りですね、おめでとうございます!
ぱちぱち。
以前紹介しました、「蜜愛フルコース」と同じ一般系ですね。
お話・絵柄とも良く、問題はないんですが。
ブログで別に取り上げている、「おねだりパレード」、「嫁まみれ」、ほか成年系「蜜祭り」、「盲姫~めしいひめ~」…という、成年系と比べると、やっぱりプラスなんちゃらがないような。
いまいち物足りなさがありました。
やっぱり、中編・成年がいいかなー。
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・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●○○
・属性 : [一般] ビジネス、人妻
・構成 : 短編×9。
・おまけ: あとがき、合間にイラスト、
カバー裏に別絵・作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さきうらら」センセの「淑女の融点」です。
※左:佐織さん、右:麻田真乃
【 構成・絵柄 】
一般のえっち系な単行本。
サービス程度ではなく、各話に必ず直接シーンのあるタイプです。
成年漫画も描かれているだけあって、そのえっち度合いは高め。
↓表紙・裏表紙から期待されものはガッチリあると思います。
お話はラブコメという冠が似合うようなタイプではなく。
アダルトえっち短編という風情。
各話で若干の振れ幅はあるものの、重過ぎず、軽くもなく、くらい。
登場キャラの年齢は高めで、ビジネス描写もちらほらありました。
そうしたお話を支えているのが、リアルっぽさもある絵柄。
単純なものより、漫画の巧い方という印象です。
個人的な感想ですが、カバーなどの彩色絵よりも白黒絵に魅力を感じます。
リアル寄り過ぎないため、比較的派手目な表現も良い感じ。
シリアス・コメディーのどちらもお上手でした。
安定した線で濃淡も適度なくらい。
あちこちのバランスにも優れ、特に引っ掛かる部分はありません。
人物絵はやや縦長で多少作画には癖があるかなー。
そう嫌味なほどではありませんが、人は選ぶかも。
気になる方は、立ち読みのあった「竹書房」さんのHPが良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「夏が始まる」
彼氏「恵一」に呼ばれ、始めてアパートに上がることとなった「里緒」さん。
しかし、クーラーは故障していて、試験も控えており、それどころでない雰囲気だったのです。
まぁ…暑いとそんな気起きませんわね。
ただし、彼女も期待して来ているのだから、もうちょっと素直にはしゃぐべきだったかな。
お茶をこぼしてしまった後の「里緒さん」が可笑しいです。
そりゃ、成年漫画だ。
025:「きれいな感情」
派手で要領の良い姉「香織」が連れて来た婚約者「照本栄」
対照的に育ってきた妹「佐織」は、そのいい人っぷりにいままで押し殺してきた感情を爆発させてしまうのでした。
ブラックなんですが。
その影で我慢してきた妹「佐織さん」の心理描写が絶妙で、非常に好みなお話。
個人的には…やっぱり部屋に上がるべきではなかったと思いますよ、「照本くん」
こんなことあるかもしれないので。
「佐織さん」いいですねー。
ラストページがまた素敵でした。
この後もなんらかありそうだなぁ。
047:「金曜の夜」
サポートセンターで責任者として日々頑張る、「片井」さんのストレス発散話。
こうした話のお約束で、アップにした髪を解き、眼鏡を外す、別人のような姿に注目下さい。
ぜひ出会いたいですねー。
実際にこんな人いそう。
本人も言ってましたが、上司が怒鳴るだけの無能そうな男というのはなんとも気の毒。
※大嶋桂子
067:「おっぱい課長」
タイトルそのまま、こちらもビジネス話。
コネで入社した問題児ばかりを集めた、営業9課の責任者となった「大嶋桂子」さんの奮闘記ですね。
簡単には、家庭教師モノと同じく、身体で仕事を促すというものでした。
あーした結果となったのは、本人らの頑張りと共に、「桂子さん」がうまいことサポートしていたのではないかなぁ。
彼女自身は仕事できる人のようですし。
そんな訳で、後半はご褒美の複数えっち。
慣れてない感じの「桂子さん」がキュートです。
089:「雨がやんだら」
父が入院した間、手伝いに来てくれた「柏原兼介」
仕事からなにから、うまくいってなかった「荵(しのぶ)」は、彼の的確な指摘に爆発してしまったのです。
正論を直接言われたら、まぁ、腹立ちますわね。
ただ、あの流れでえっちに至るというのは、いかにもえっち系。
本人は”女として見向きもされない”とか言っていたものの。
絵的にそんな雰囲気がないのは良し悪しかも(笑)
リストラされて、家でダラダラしてるだけの娘は…ひねくった感じがそのまま容姿に反映するかな。
107:「満ち足りた日々」
公務員の優しい旦那で、近所付き合いも良好なヒロイン「麻田真乃」
そうした中、何気なく続けていた万引きが近所の「竜一」にバレてしまったのでした。
こちらの奥様みたいな方も、現実にいそう。
その発散方法が、万引きであり、不倫であり、というところなんでしょう。
まだ慣れてなく、可愛らしいんですが、これは露見したところが見たいです。
違うジャンルになっちゃいますが。
127:「私の世界」
眼鏡で地味目な「小森」さんのお話。
干渉されるのが苦手で、自分の世界に閉じこもっていた彼女んが前向きになるというもの。
「金曜の夜」と同じく、コスプレ衣装でガラリと雰囲気変わるのがポイント。
あれはモテそうだなぁ。
147:「愛のカタチ」
夫婦の”変わった愛の形”という、マニアックなプレイの1話。
人によっては受け付けないでしょう。
可愛らしい奥様「由良」さんが、またごく普通で良い感じ。
本人の真意は置いといて、あれを受け入れた彼女は立派だと思います。
…どこまで続くかは別でしょうけど。
※左:小森さん、右:由良さん
1676:「星をも掴む速さで」
こちらのみ、もともとの掲載が「メガストア」と成年系。
いちおう、
「成人描写を描き改め、一般向けに再構築~」
とのことでした。
5歳下というヒロイン「日下朱香」さんは、ボーイッシュな雰囲気の可愛らしい娘。
学生時代の絵もあったんですが、より素敵な感じになってましたね。
【 その他 】
そんな訳で、「さきうらら」センセでした。
こちらで10冊目とのこと。
ひと区切りですね、おめでとうございます!
ぱちぱち。
以前紹介しました、「蜜愛フルコース」と同じ一般系ですね。
お話・絵柄とも良く、問題はないんですが。
ブログで別に取り上げている、「おねだりパレード」、「嫁まみれ」、ほか成年系「蜜祭り」、「盲姫~めしいひめ~」…という、成年系と比べると、やっぱりプラスなんちゃらがないような。
いまいち物足りなさがありました。
やっぱり、中編・成年がいいかなー。
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