■ニーナさんの魔法生活 (高梨りんご)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ファンタジー、魔法、
・構成 : 8話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: イラスト合間に解説・キャラ紹介。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高梨りんご(たかなし・りんご)」センセの「ニーナさんの魔法生活 1巻」です。
※アイリス・バーベナー
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
タイトルに魔法とあるそのまま、異世界なファンタジーものです。
ただし、↓表紙にある農作業のようなイメージ通り、基本は穏やかな日常生活な漫画のようです。
攻撃魔法でどっかん★ばっきんみたいなものではありません。
詳しくは後述しますね。
主要2人がキャラの強い魅力的な女性というのは今風。
多くはないものの、ちょっと期待するだろうサービスカットも当然ありました。
いちおう主となる目的があるものの、とりあえずは1話でエピソード完結なもの。
途中4話あたりから、数話続いていくなんちゃら編みたいな流れになっています。
ちらほら前フリらしいものもあり、長く続いてくような雰囲気もありました。
しっかりとした丁寧な線での作画。
非常に細かな描き込み具合で、背景や小物なども見事な出来栄え。
異世界のファンタジーな漫画ではありますが、画面に説得力がありました。
動きのあるアクション絵もお上手。
人物画も漫画っぽくもデフォルメされ過ぎず、ちょうど良い感じ。
極端なコメディー崩しもありましたが、ほぼ違和感はありません。
漫画にも優れていて、引っ掛かるところなく。
ぱっと読んで理解でき、またコマ隅までじっくり見進めると新たな発見もあると思います。
多少癖はありましたが、人を選ぶようなものでなく。
ここに関しては、マイナス点が見当たりません。
判断はカバーほか、紹介帯のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
人里離れた山奥に住んでいる、”世界最強の魔女”「ニーナ」
ファフニウス魔法学校の「アイリス・バーベナー」は実地訓練のため、彼女を訪ねていました。
仰々しい異名とは裏腹に、あっけらかんとして人当たりの良い女性だった「ニーナ」
凄まじい魔法を使うもの、初歩である構築式から理解しておらず。
また、普段はズボラで面倒くさがりな彼女に、早く一人前になりたいと願っていた真面目な「アイリス」は苛立ちを覚えるのですが…。
彼女と暮らすうち、徐々にその考え方を変化させていくのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
※世界最強の魔女「ニーナ」
魔法が当然という世界のファンタジー長編。
龍に異種族など人外の生物も多く登場していますが、いわゆるバトルっぽい描写はいまの所なく。(頃過去には戦争があったらしい)
そうしたファンタジーな世界での日常な風景という感じです。
基本的に舞台となっている魔女「ニーナ」の住み家が、
「飛竜乗り継いで街から3日もかかった~」
というほどの人里離れた山奥であり。
前半の登場人物は、ほぼ主人公「アイリス」と「ニーナ」だけ。
まだ関係浅いこともあり、やり取りはギクシャクしていて。
特別な事件などもなく、変化の少ないゆったりとした空気になっていました。
5話からは”谷間の市場”という街に到着。
目立つ様々なキャラクターも登場し、このあたりに来てようやく漫画世界の幅が広がったような印象でした。
「アイリスさん」が「ニーナさん」と打ち解け、魔法使いとして大成していく~というような、メインだろうストーリーは感じるものの。
当面の目標たるものは薄くぼんやりとしていて。
これでまた街から魔女「ニーナさん」宅の山奥に戻ってしまうと、2人だけの展開となってしまうので…。
2巻以降どう展開していくか、大きなポイントになりそうです。
前半のようなゆったり日常ファンタジーだって全然悪くはないものの、やはり対象となる読者は限定されると思いました。
ぶっちゃけ、ひでるさんもあまり得意ではないです。
1~3話は魔女「ニーナさん」との出会いから交流まで。
四角眼鏡な「アイリスさん」は見た目そのままの真面目キャラ。
太い眉毛がチャームポイントです。
あ、あと貧乳ですね。
脱ぐ機会は1巻でなかったですが、そのうちあるのかな。
一方、お師匠となる「ニーナさん」はりっぱなバストの持ち主。
2話の扉絵ではいきなりヌードを披露してくれて驚き。
サービスカットですわね。
平時の服装も肩まで露出したものですから。
目鼻など顔パーツが大きく、表情変化も豊富。
容姿・雰囲気ともに、とかく可愛らしい女性です。
魔女ながら体力もあるらしく、3話では「ヤマジン」という巨大な猪ちっくなのを捕らえ、担いで帰宅していました。
まぁ、なかなか相容れない2人ですよ。
「アイリスさん」がイライラするのも納得。
なお、ごく簡単には1話目が畑仕事、2話目が洗濯、3話目が調理エピソードとなっています。
「街へ行こう!」
そう言われた4話目は、2人して街へ向かうお話。
”飛竜乗り継いで3日”
とかいってた距離でしたが…ダルマというワープゲートを使って短縮しています。
なお、移動は魔女の定番である箒。
ざっと描かれていた道中の描写がファンタジーで、かつ「ニーナさん」の気さくな人柄が伺えるものとなっていました。
また、冒頭では「アイリスさん」の過去描写も描かれています。
5話から収録では最終となる7話までが谷間の市場でのエピソード。
ちなみに、見事にいいトコロで終わってしまうので、続き気になると思います。
これまでの、のどかな自然描写から一転。
ゴチャゴチャと賑やかな街が描かれていました。
たっぷりとした奥行きが感じられる街の風景が実に見事。
前述しましたが…センセ、こうしたのお上手ですねー。
道中と同じく、街でも有名人な「ニーナさん」
そんな彼女が最初に立ち寄ったのが…道具屋でした。
店の二代目という「ステア・ヴェルザール」は広範囲に刺さりそうなツインテール少女。
よく喋る明るい娘で、年齢近く、お嬢様学校だというファフニウス魔法学校の「アイリスさん」を気に入った様子。
2人のやり取りはなかなか楽しく。
ぶっちゃけ、こちらに居候して2人で道具屋をやるみたいな漫画のが人気出そうな気もしました。
良いキャラです。
※道具屋「ステア・ヴェルザール」
「アイリスさん」が1人で街を歩く、おつかいな6話目。
考え事をしながら歩いていたためか、トラブルに巻き込まれています。
定番ですね。
案内役という「レイ・ウルブス・ハーディン」が登場。
この「レイくん」はゴつい戦闘派な男性で、気になる良いキャラ。
「アイリスさん」との会話はまるで”ラブコメ話の初遭遇”みたいな感じでしたよ。
彼の案内されるんですが…賑やかな街のもう1つの面が見れて興味深い。
ただ、台詞にもあったそのまま、”お嬢様学校”な制服姿のままウロついたのは失態。
「ニーナさん」はともかく、「ステアちゃん」は注意してあげるべきだったかも。
事件発生か、という気になるところで1巻は終了。
あの後「ニーナさん」が介入したら、あるいはシリアスな彼女の姿が見れるかもしれませんよ。
巻末の番外編は「ニーナさん」が真夏に植物観察をするショート。
ヌードではありませんが、ちょっとしたサービスカットのようなものもありました。
【 その他 】
以上、「高梨りんご」センセでした。
こちらが…4冊目くらい?
たぶんひでるさんはこちらが初見。
絵柄お上手で描き込みも細かくて、お話も良いものなんですが…。
ひでるさんの当初の想像とは、やや違ったものでした。
ううむ、期待された読者ではないんだろうなぁ。
前述もしましたが、最初からあの街を舞台として。
色々なキャラと交わりつつどうのこうの、みたいなお話であればまた印象は別になったかもしれないのですけれど。
2巻はちょっと迷うので…表紙がどんなんか次第でしょうか。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] ファンタジー、魔法、
・構成 : 8話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: イラスト合間に解説・キャラ紹介。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「高梨りんご(たかなし・りんご)」センセの「ニーナさんの魔法生活 1巻」です。
※アイリス・バーベナー
【 構成・絵柄 】
2巻以降へと続く長編漫画。
タイトルに魔法とあるそのまま、異世界なファンタジーものです。
ただし、↓表紙にある農作業のようなイメージ通り、基本は穏やかな日常生活な漫画のようです。
攻撃魔法でどっかん★ばっきんみたいなものではありません。
詳しくは後述しますね。
主要2人がキャラの強い魅力的な女性というのは今風。
多くはないものの、ちょっと期待するだろうサービスカットも当然ありました。
いちおう主となる目的があるものの、とりあえずは1話でエピソード完結なもの。
途中4話あたりから、数話続いていくなんちゃら編みたいな流れになっています。
ちらほら前フリらしいものもあり、長く続いてくような雰囲気もありました。
しっかりとした丁寧な線での作画。
非常に細かな描き込み具合で、背景や小物なども見事な出来栄え。
異世界のファンタジーな漫画ではありますが、画面に説得力がありました。
動きのあるアクション絵もお上手。
人物画も漫画っぽくもデフォルメされ過ぎず、ちょうど良い感じ。
極端なコメディー崩しもありましたが、ほぼ違和感はありません。
漫画にも優れていて、引っ掛かるところなく。
ぱっと読んで理解でき、またコマ隅までじっくり見進めると新たな発見もあると思います。
多少癖はありましたが、人を選ぶようなものでなく。
ここに関しては、マイナス点が見当たりません。
判断はカバーほか、紹介帯のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 8話収録
人里離れた山奥に住んでいる、”世界最強の魔女”「ニーナ」
ファフニウス魔法学校の「アイリス・バーベナー」は実地訓練のため、彼女を訪ねていました。
仰々しい異名とは裏腹に、あっけらかんとして人当たりの良い女性だった「ニーナ」
凄まじい魔法を使うもの、初歩である構築式から理解しておらず。
また、普段はズボラで面倒くさがりな彼女に、早く一人前になりたいと願っていた真面目な「アイリス」は苛立ちを覚えるのですが…。
彼女と暮らすうち、徐々にその考え方を変化させていくのでした。
大雑把にはだいたいそんな感じ。
※世界最強の魔女「ニーナ」
魔法が当然という世界のファンタジー長編。
龍に異種族など人外の生物も多く登場していますが、いわゆるバトルっぽい描写はいまの所なく。(頃過去には戦争があったらしい)
そうしたファンタジーな世界での日常な風景という感じです。
基本的に舞台となっている魔女「ニーナ」の住み家が、
「飛竜乗り継いで街から3日もかかった~」
というほどの人里離れた山奥であり。
前半の登場人物は、ほぼ主人公「アイリス」と「ニーナ」だけ。
まだ関係浅いこともあり、やり取りはギクシャクしていて。
特別な事件などもなく、変化の少ないゆったりとした空気になっていました。
5話からは”谷間の市場”という街に到着。
目立つ様々なキャラクターも登場し、このあたりに来てようやく漫画世界の幅が広がったような印象でした。
「アイリスさん」が「ニーナさん」と打ち解け、魔法使いとして大成していく~というような、メインだろうストーリーは感じるものの。
当面の目標たるものは薄くぼんやりとしていて。
これでまた街から魔女「ニーナさん」宅の山奥に戻ってしまうと、2人だけの展開となってしまうので…。
2巻以降どう展開していくか、大きなポイントになりそうです。
前半のようなゆったり日常ファンタジーだって全然悪くはないものの、やはり対象となる読者は限定されると思いました。
ぶっちゃけ、ひでるさんもあまり得意ではないです。
1~3話は魔女「ニーナさん」との出会いから交流まで。
四角眼鏡な「アイリスさん」は見た目そのままの真面目キャラ。
太い眉毛がチャームポイントです。
あ、あと貧乳ですね。
脱ぐ機会は1巻でなかったですが、そのうちあるのかな。
一方、お師匠となる「ニーナさん」はりっぱなバストの持ち主。
2話の扉絵ではいきなりヌードを披露してくれて驚き。
サービスカットですわね。
平時の服装も肩まで露出したものですから。
目鼻など顔パーツが大きく、表情変化も豊富。
容姿・雰囲気ともに、とかく可愛らしい女性です。
魔女ながら体力もあるらしく、3話では「ヤマジン」という巨大な猪ちっくなのを捕らえ、担いで帰宅していました。
まぁ、なかなか相容れない2人ですよ。
「アイリスさん」がイライラするのも納得。
なお、ごく簡単には1話目が畑仕事、2話目が洗濯、3話目が調理エピソードとなっています。
「街へ行こう!」
そう言われた4話目は、2人して街へ向かうお話。
”飛竜乗り継いで3日”
とかいってた距離でしたが…ダルマというワープゲートを使って短縮しています。
なお、移動は魔女の定番である箒。
ざっと描かれていた道中の描写がファンタジーで、かつ「ニーナさん」の気さくな人柄が伺えるものとなっていました。
また、冒頭では「アイリスさん」の過去描写も描かれています。
5話から収録では最終となる7話までが谷間の市場でのエピソード。
ちなみに、見事にいいトコロで終わってしまうので、続き気になると思います。
これまでの、のどかな自然描写から一転。
ゴチャゴチャと賑やかな街が描かれていました。
たっぷりとした奥行きが感じられる街の風景が実に見事。
前述しましたが…センセ、こうしたのお上手ですねー。
道中と同じく、街でも有名人な「ニーナさん」
そんな彼女が最初に立ち寄ったのが…道具屋でした。
店の二代目という「ステア・ヴェルザール」は広範囲に刺さりそうなツインテール少女。
よく喋る明るい娘で、年齢近く、お嬢様学校だというファフニウス魔法学校の「アイリスさん」を気に入った様子。
2人のやり取りはなかなか楽しく。
ぶっちゃけ、こちらに居候して2人で道具屋をやるみたいな漫画のが人気出そうな気もしました。
良いキャラです。
※道具屋「ステア・ヴェルザール」
「アイリスさん」が1人で街を歩く、おつかいな6話目。
考え事をしながら歩いていたためか、トラブルに巻き込まれています。
定番ですね。
案内役という「レイ・ウルブス・ハーディン」が登場。
この「レイくん」はゴつい戦闘派な男性で、気になる良いキャラ。
「アイリスさん」との会話はまるで”ラブコメ話の初遭遇”みたいな感じでしたよ。
彼の案内されるんですが…賑やかな街のもう1つの面が見れて興味深い。
ただ、台詞にもあったそのまま、”お嬢様学校”な制服姿のままウロついたのは失態。
「ニーナさん」はともかく、「ステアちゃん」は注意してあげるべきだったかも。
事件発生か、という気になるところで1巻は終了。
あの後「ニーナさん」が介入したら、あるいはシリアスな彼女の姿が見れるかもしれませんよ。
巻末の番外編は「ニーナさん」が真夏に植物観察をするショート。
ヌードではありませんが、ちょっとしたサービスカットのようなものもありました。
【 その他 】
以上、「高梨りんご」センセでした。
こちらが…4冊目くらい?
たぶんひでるさんはこちらが初見。
絵柄お上手で描き込みも細かくて、お話も良いものなんですが…。
ひでるさんの当初の想像とは、やや違ったものでした。
ううむ、期待された読者ではないんだろうなぁ。
前述もしましたが、最初からあの街を舞台として。
色々なキャラと交わりつつどうのこうの、みたいなお話であればまた印象は別になったかもしれないのですけれど。
2巻はちょっと迷うので…表紙がどんなんか次第でしょうか。
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