■制服少女の取扱い方 (まきお)
★まんがデーター [14.5/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 制服、眼鏡、ブラック、恋愛
・構成 : 初単行本、カラー(32P)、短編×8話収録(うち「いもうと」×2)
・おまけ: あとがき漫画、勝手に制服落書き詰め、イラスト、
合間に作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「まきお」センセの「制服少女の取扱い方」です。
※クラスメイト「青井ゆき」
【 構成・絵柄 】
収録はほぼ短編。
1つエピソードは2話の連続で、前後編みたいな雰囲気がありました。
ほか短編もページは長めで、全体話数は8話ですが、ボリュームに不足感はありません。
詳しくは後述しますが、新レーベルの単行本で、制服ヒロインが揃ってました。
ただ、その元は…同人誌からの収録が4話、LO発表のが1話あります。
ジャンルはズレてないんですけどね。
ロリっとしたところもある、可愛らしいヒロイン群なんですが…。
お話はブラック気味。
紹介では、”背徳感とか羞恥心とかベタだけど~”なんて書かれていました。
そんな言葉から感じられる色より、もう少しダーク気味ですかねー。
得意でない方は精神を刺激される(本当)ので、注意。
ひでるさんもあまり得意ではないので…せめてオチになんらかの救いがあった方がいいなぁ。
柔らかな線での作画。
濃淡は設定もあってか黒が強め。
全体の色づきはそこそこで、白比率もあります。
描き込みはだいたい適度なくらい。
やはり、色彩の強さがためか、コテっとした雰囲気がありました。
原稿時期に差があるらしく、単行本は不安定。
個人的な感覚では、だいたい3タイプくらい。
強めなものの、どちらも味わいのありました。
ちらほら乱れ・崩れはありますが、個性と勢いがためそう気になりません。
ただし癖は強く、好みはハッキリ分かれそう。
前述したジャンルともども、人を選ぶと思います。
判断については、↓表紙と紹介帯のカット絵の双方で判断下さい。
(※↓表紙は漫画の雰囲気掴むのに良いかと)
【 収録話 】 8話収録
005:「ないしょの図書委員会」
図書館で特定の本を借り、貸出しカードに自分の名前を残しておくと。
その週末、とあるパーティーに招待される。
そうした噂は真実だったのでした。
図書室でひっそり行われる、秘密パーティー話。
主催者「山岸せな」は眼鏡で髪をアップにした、いかにも真面目そうな娘。
お話で参加している「吉川まい」は可愛らしい容姿とは裏腹のベテランで、バスト大きい「前田ゆうこ」は1年生で初参加。
そんな3名との複数展開ですね。
こうしたキャラ配置だと…ひでるさんの好みは、やはり「せなさん」
「殻の中の小鳥」の「ミュハさん」ちっくなので(笑)
ガッツリとした貧乳である点もいい感じでした。
出番少ないのが残念。
031:「アタシ、今恋してんの!」
新しく着任してきた美術教師「柏木豊」に一目惚れした「沢田絵里」
担当が1年生だったため、顧問をしている美術部へ入部。
その好みが”行儀のいい娘”であったため、格好もガラリと変えていくのでした。
成年漫画でお馴染み、教師・生徒の関係ですね。
いわゆるラブコメちっくな漫画なんですが。
この単行本、他のブラック度合いがかなり振り切れたものであるため、甘さがより強く感じます。
好みに合うよう、服装などを変更していく工程が4コマになってます。
面白くて良いと思います。
先に告白していたのは、その4コマでちらと顔を見せていた「速水」さんかな。
危機感をもった「絵里さん」は、本来の自分を発揮。
その積極性を発揮し、身体を使って強引に事を進めのでした。
合間ページにもありましたが。
こうしたタイプは~って思っていたら、オチは案の定。
ヒロイン側が主人公で、ぼやけていますが…この漫画もその後は大変なことになってそう。
※左:「沢田絵里」、右:「佐野恵美」
059:「いろごと」
結婚して5年で子供もでき、幸せな生活を過ごしていた教師。
ふと気付くと、体は拘束されていて自由にならず。
自分の上には、クラス委員長「後藤綾」が跨っていたのでした。
先と同じ教師・生徒の関係なんですが…これは、最悪というべきお話。
いちおう、「綾さん」の恋心は本当のようなんですが。
問題なのは、その手段。
しっかり脅迫もしていましたからね。
成績良い優等生とのことで、どうあってもこちらが不利でした。
こりゃー、タチ悪いわ。
独身ならばいいんですが、彼は奥様との関係良く、お子さんも可愛いさかりでしたからね。
あ、子供にはひとポイント仕掛けがあるので、お楽しみに。
収録で最悪なオチが待ってますよ。
087:「いもうと」 前後編
父親は妹「こうこ」を連れ、母親は兄である主人公を連れて離婚した両親。
それから6年後。
交通事故で他界した母の葬儀で、成長した妹と再会したのでした。
眼鏡と広いおデコで優等生然とした妹「こうこさん」
モノローグによると、母親と似ているようで。
離婚の原因はその不倫にあり、その後も複数男性と関係を持っていたらしく。
お兄ちゃんは思わず「こうこさん」に襲いかかってしまうのです。
↓表紙はこちらの「こうこさん」ですかね。
そちらでは通常の配色でしたが、本編は黒セーラー。
これが実に良い感じ。
また、彼女がいじめたくなる雰囲気なんですね。
成長期に6年も離れており、またお兄さんの精神状態はかなりズタボロで…。
ありゃ、仕方ないかなぁ。
オチの彼女が非常に優しく、うるっときますよ。
そんなこんなで後編。
数ヵ月後に再会した2人。
父親が再婚するということで、彼女は家出してきたのでした。
季節は夏らしく、↓表紙のような爽やか白制服な「こうこさん」
前回とはまた違う形でえっち発展します。
先のエピソードもあり、台詞がずっしり重いです。
141:「溺れ死ぬアジサイ」
目立つ格好から名前を知っていた「後藤こうこ」
とある雨の日、学校からの帰り道で見かけた彼女から…。
「傘、貸してくれる?」
そう声を掛けられたのでした。
主人公は「堀田」という名字で、先の「いもうと」の彼と同じ。
「こうこさん」も同様で、名前似通っていますが、どうやら先のエピソードとは別人みたい。
眼鏡とか雰囲気は同じ。
ただ、”目立つ格好”というそのまま、頬に絆創膏、両手は包帯という痛々しい姿。
ちなみに、脱いだ際には太ももにも包帯があり、身体は傷だらけでした。
何があったんだろう。
それがため、先の「こうこさん」より儚げな印象があります。
お話はずぶ濡れだった彼女を部屋に上げたところ、半裸の「こうこさん」が抱きついてくるという切っ掛け。
彼女の身に何らか起こってはいるようで、決して明るくはないものの。
オチを含めてちょっとの甘さが心地よいです。
※左:妹「こうこ」、右:クラスメイト「後藤こうこ」
157:「まなざし」
成績優秀・容姿端麗なクラスメイト「青井ゆき」
「伊藤」はそんな彼女を眺めていたんですが。
無人駅での待合時間、視線に気付いた彼女が声を掛けてきたのでした。
彼女も眼鏡女子ですが、やや凛々しさもある印象。
いきなりキスしてきた彼女とのえっち展開。
「伊藤くん」からの視線は気付いており。
目立つ要素がため同性からは嫌われているらしく、色々要素が重なった結果でしょうか。
いちおう、キチンと告白もしてましたし。
「…大きすぎて邪魔なるだけなの」
という台詞が好き。
ぜひ言ってほしいですね(笑)
175:「しあわせの形」
2年前母親が再婚し、父と兄ができた「佐野恵美」
しかし、母「千春」が入院すると、事態は一変。
母の入院費用のため、義父には逆らえず。
義父、さらには義兄も加わり、玩具のように扱われるようになってしまったのでした。
だいたいそんな感じ。
タイトルとは裏腹のドス黒いエピソード。
おおむね31ページほどある長いお話なんですが。
母親のため、様々な凌辱行為に耐える「恵美ちゃん」が健気。
クセッ毛で太めの眉、そして眼鏡という、いかにも”いじめてオーラ”全開な女の子です。
義兄とは学校が同じで。
家から学校まで、落ち着く暇もなく、エロいことされていました。
読んでる最中になんとなく想像できるかもしれませんが。
後半にとある事態が起こり、暗いバッドエンドのようなオチになります。
得意でない方は気をつけて。
【 その他 】
そんなこんなで「まきお」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
それがためか、単行本にはおまけページも多く。
さらりと描かれた、合間のイラストはいい感じに安定。
次の単行本が楽しみ。
なお、こちらは新たなレーベル「TENMACOMICS 高」の初単行本でもありました。
学生(JK)に特化している様子。
ううむ、さすがは「茜新社」さん、良いと思います。
シリーズもこれから何が出るのか楽しみです。
制服少女の取扱い方(TENMACOMICS 高)
(2015/07/28)
まきお
※アマゾン登録なし
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 制服、眼鏡、ブラック、恋愛
・構成 : 初単行本、カラー(32P)、短編×8話収録(うち「いもうと」×2)
・おまけ: あとがき漫画、勝手に制服落書き詰め、イラスト、
合間に作品解説。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「まきお」センセの「制服少女の取扱い方」です。
※クラスメイト「青井ゆき」
【 構成・絵柄 】
収録はほぼ短編。
1つエピソードは2話の連続で、前後編みたいな雰囲気がありました。
ほか短編もページは長めで、全体話数は8話ですが、ボリュームに不足感はありません。
詳しくは後述しますが、新レーベルの単行本で、制服ヒロインが揃ってました。
ただ、その元は…同人誌からの収録が4話、LO発表のが1話あります。
ジャンルはズレてないんですけどね。
ロリっとしたところもある、可愛らしいヒロイン群なんですが…。
お話はブラック気味。
紹介では、”背徳感とか羞恥心とかベタだけど~”なんて書かれていました。
そんな言葉から感じられる色より、もう少しダーク気味ですかねー。
得意でない方は精神を刺激される(本当)ので、注意。
ひでるさんもあまり得意ではないので…せめてオチになんらかの救いがあった方がいいなぁ。
柔らかな線での作画。
濃淡は設定もあってか黒が強め。
全体の色づきはそこそこで、白比率もあります。
描き込みはだいたい適度なくらい。
やはり、色彩の強さがためか、コテっとした雰囲気がありました。
原稿時期に差があるらしく、単行本は不安定。
個人的な感覚では、だいたい3タイプくらい。
強めなものの、どちらも味わいのありました。
ちらほら乱れ・崩れはありますが、個性と勢いがためそう気になりません。
ただし癖は強く、好みはハッキリ分かれそう。
前述したジャンルともども、人を選ぶと思います。
判断については、↓表紙と紹介帯のカット絵の双方で判断下さい。
(※↓表紙は漫画の雰囲気掴むのに良いかと)
【 収録話 】 8話収録
005:「ないしょの図書委員会」
図書館で特定の本を借り、貸出しカードに自分の名前を残しておくと。
その週末、とあるパーティーに招待される。
そうした噂は真実だったのでした。
図書室でひっそり行われる、秘密パーティー話。
主催者「山岸せな」は眼鏡で髪をアップにした、いかにも真面目そうな娘。
お話で参加している「吉川まい」は可愛らしい容姿とは裏腹のベテランで、バスト大きい「前田ゆうこ」は1年生で初参加。
そんな3名との複数展開ですね。
こうしたキャラ配置だと…ひでるさんの好みは、やはり「せなさん」
「殻の中の小鳥」の「ミュハさん」ちっくなので(笑)
ガッツリとした貧乳である点もいい感じでした。
出番少ないのが残念。
031:「アタシ、今恋してんの!」
新しく着任してきた美術教師「柏木豊」に一目惚れした「沢田絵里」
担当が1年生だったため、顧問をしている美術部へ入部。
その好みが”行儀のいい娘”であったため、格好もガラリと変えていくのでした。
成年漫画でお馴染み、教師・生徒の関係ですね。
いわゆるラブコメちっくな漫画なんですが。
この単行本、他のブラック度合いがかなり振り切れたものであるため、甘さがより強く感じます。
好みに合うよう、服装などを変更していく工程が4コマになってます。
面白くて良いと思います。
先に告白していたのは、その4コマでちらと顔を見せていた「速水」さんかな。
危機感をもった「絵里さん」は、本来の自分を発揮。
その積極性を発揮し、身体を使って強引に事を進めのでした。
合間ページにもありましたが。
こうしたタイプは~って思っていたら、オチは案の定。
ヒロイン側が主人公で、ぼやけていますが…この漫画もその後は大変なことになってそう。
※左:「沢田絵里」、右:「佐野恵美」
059:「いろごと」
結婚して5年で子供もでき、幸せな生活を過ごしていた教師。
ふと気付くと、体は拘束されていて自由にならず。
自分の上には、クラス委員長「後藤綾」が跨っていたのでした。
先と同じ教師・生徒の関係なんですが…これは、最悪というべきお話。
いちおう、「綾さん」の恋心は本当のようなんですが。
問題なのは、その手段。
しっかり脅迫もしていましたからね。
成績良い優等生とのことで、どうあってもこちらが不利でした。
こりゃー、タチ悪いわ。
独身ならばいいんですが、彼は奥様との関係良く、お子さんも可愛いさかりでしたからね。
あ、子供にはひとポイント仕掛けがあるので、お楽しみに。
収録で最悪なオチが待ってますよ。
087:「いもうと」 前後編
父親は妹「こうこ」を連れ、母親は兄である主人公を連れて離婚した両親。
それから6年後。
交通事故で他界した母の葬儀で、成長した妹と再会したのでした。
眼鏡と広いおデコで優等生然とした妹「こうこさん」
モノローグによると、母親と似ているようで。
離婚の原因はその不倫にあり、その後も複数男性と関係を持っていたらしく。
お兄ちゃんは思わず「こうこさん」に襲いかかってしまうのです。
↓表紙はこちらの「こうこさん」ですかね。
そちらでは通常の配色でしたが、本編は黒セーラー。
これが実に良い感じ。
また、彼女がいじめたくなる雰囲気なんですね。
成長期に6年も離れており、またお兄さんの精神状態はかなりズタボロで…。
ありゃ、仕方ないかなぁ。
オチの彼女が非常に優しく、うるっときますよ。
そんなこんなで後編。
数ヵ月後に再会した2人。
父親が再婚するということで、彼女は家出してきたのでした。
季節は夏らしく、↓表紙のような爽やか白制服な「こうこさん」
前回とはまた違う形でえっち発展します。
先のエピソードもあり、台詞がずっしり重いです。
141:「溺れ死ぬアジサイ」
目立つ格好から名前を知っていた「後藤こうこ」
とある雨の日、学校からの帰り道で見かけた彼女から…。
「傘、貸してくれる?」
そう声を掛けられたのでした。
主人公は「堀田」という名字で、先の「いもうと」の彼と同じ。
「こうこさん」も同様で、名前似通っていますが、どうやら先のエピソードとは別人みたい。
眼鏡とか雰囲気は同じ。
ただ、”目立つ格好”というそのまま、頬に絆創膏、両手は包帯という痛々しい姿。
ちなみに、脱いだ際には太ももにも包帯があり、身体は傷だらけでした。
何があったんだろう。
それがため、先の「こうこさん」より儚げな印象があります。
お話はずぶ濡れだった彼女を部屋に上げたところ、半裸の「こうこさん」が抱きついてくるという切っ掛け。
彼女の身に何らか起こってはいるようで、決して明るくはないものの。
オチを含めてちょっとの甘さが心地よいです。
※左:妹「こうこ」、右:クラスメイト「後藤こうこ」
157:「まなざし」
成績優秀・容姿端麗なクラスメイト「青井ゆき」
「伊藤」はそんな彼女を眺めていたんですが。
無人駅での待合時間、視線に気付いた彼女が声を掛けてきたのでした。
彼女も眼鏡女子ですが、やや凛々しさもある印象。
いきなりキスしてきた彼女とのえっち展開。
「伊藤くん」からの視線は気付いており。
目立つ要素がため同性からは嫌われているらしく、色々要素が重なった結果でしょうか。
いちおう、キチンと告白もしてましたし。
「…大きすぎて邪魔なるだけなの」
という台詞が好き。
ぜひ言ってほしいですね(笑)
175:「しあわせの形」
2年前母親が再婚し、父と兄ができた「佐野恵美」
しかし、母「千春」が入院すると、事態は一変。
母の入院費用のため、義父には逆らえず。
義父、さらには義兄も加わり、玩具のように扱われるようになってしまったのでした。
だいたいそんな感じ。
タイトルとは裏腹のドス黒いエピソード。
おおむね31ページほどある長いお話なんですが。
母親のため、様々な凌辱行為に耐える「恵美ちゃん」が健気。
クセッ毛で太めの眉、そして眼鏡という、いかにも”いじめてオーラ”全開な女の子です。
義兄とは学校が同じで。
家から学校まで、落ち着く暇もなく、エロいことされていました。
読んでる最中になんとなく想像できるかもしれませんが。
後半にとある事態が起こり、暗いバッドエンドのようなオチになります。
得意でない方は気をつけて。
【 その他 】
そんなこんなで「まきお」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめでとうございます!
それがためか、単行本にはおまけページも多く。
さらりと描かれた、合間のイラストはいい感じに安定。
次の単行本が楽しみ。
なお、こちらは新たなレーベル「TENMACOMICS 高」の初単行本でもありました。
学生(JK)に特化している様子。
ううむ、さすがは「茜新社」さん、良いと思います。
シリーズもこれから何が出るのか楽しみです。
制服少女の取扱い方(TENMACOMICS 高)
(2015/07/28)
まきお
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