■変愛彼女 (天乃一水)
★まんがデーター [17.0/20.0]
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 特殊性癖、ファンタジー、複数
・構成 : 短編×7話(うち「変愛彼女」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「before...after」、スペシャルサンクス、
描き下ろし「巻末オマケ漫画 世界のその後…」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「天乃一水(あまの・かずみ)」センセの「変愛彼女 ~やだ・彼氏のが他の娘に入っちゃってるう~」です。
※左:羽黒雪奈、右:新道さん
【 構成・絵柄 】
収録はメインの中編と短編群です。
単純に話数としては少ないものの、各話ページ量は多く。
読み応えはまったく問題ありません。
メインはおおむねストーリーある連続で、これちらも数の上では3話でしたが。
単行本のだいたい半分くらいを占める長さがありました。
全部で202ページくらい(?)のうち、104まではそのエピードでしたよ。
特殊な性癖を持つヒロインの話で、後述しますが独特なアプローチ。
あまり見られないネタで、個人的には好き。
短編でも独特な性癖もつヒロインがいましたよ。
そのほか短編は、ファンタジー要素あるもの。
前半とは異なり、好き嫌いがあるかも。
ただ、特殊と言ってもそうブラックな色はなく、読み辛さはありません。
その点は問題ないでしょう。
クッキリとして強さある線での作画。
全体の色づき・濃淡具合は適度なくらい。
描き込みもだいたい丁度良い塩梅です。
強すぎず、あっさりでもなく。
コマ割りは中小で、ほぼ枠間はなく。
はみ出す、ぶち抜くなど、かなり賑やかなページの仕上がりとなっていました。
擬音などの文字とか、派手で力のある感じ。
目立つ乱れや崩れなく、勢いにも優れた漫画です。
ただ、重箱の隅をつつかせてもらうと…。
やや引き絵に弱さがあるかなー、という印象。
人物絵は目鼻などしっかり描かれたタイプで、リアル・漫画の良いとこ取りというもの。
そう漫画・漫画はしてないんですが、シッカリ可愛らしさもありました。
そのリアル要素がため、前述したちょっとした所が目立ってしまう事はあると思います。
濃い目でパンチもあり、そう変な癖もないので幅広く好まれそう。
判断については、裏表紙のカットがかなり見易いのでオススメ。
【 収録話 】 7話収録
005:「変愛彼女」 前中後編
「森谷録郎(もりや・ろくろう)」は清楚系なお嬢様である先輩「桃瀬ちかげ」と付き合っていたんですが。
えっちで満足させたとがなく、悩んでおりました。
現状に甘えてはいけない。
そう考えた彼は、「ちかげ」に直接聞いてみたところ…驚くべき性癖が明らかになったのでした。
だいたいそんな感じ。
単行本のおよそ半分あたりを占める中編。
すでに付き合っている「録郎」・「ちかげ」のカップル話ですね。
メインの「ちかげさん」が、表題な感じでかなり特殊な性癖なため、ややこしさあるんですけど。
それがため、もう1人のヒロイン「羽黒雪奈(はぐろ・ゆきな)」が巧いことハマるという面白い感じになっていました。
※先輩「桃瀬ちかげ」
「ちかげさん」の性癖が判明する前編。
普段眼鏡で、カチューシャの似合う優等生然とした彼女。
眼鏡オフ状態ですが、↓表紙の彼女ですねー。
真面目そうですが、えっちにも寛容ないい娘さんでした。
危機感を抱く「録郎くん」の心境は分かる・分かる。
付き合うのにはなかなか苦労しそうですが、あの乱れっぷりを見れば男性的にOKか(笑)
”面倒くさい人”
とか称されていたえっち後についても、可愛らしくていいですね。
そんなんを踏まえての中編。
彼女の性癖にも慣れ、学校での行為が日常となっていた頃。
それをネタとした、「雪奈ちゃん」が正式に登場しています。
義妹ながら「ちかげさん」をライバル視する彼女は、彼氏を奪うことを考えたのですが…というもの。
その様子で、ぱっと察する「録郎くん」
さすがは彼氏ですね。
強い態度を維持していた「雪奈ちゃん」の可愛らしいスタイルを堪能ください。
そんなんを目撃している「ちかげさん」のアレはまた凄い。
最終の後編でも、まだあきらめていない「雪奈ちゃん」が関与。
彼女の過去について描かれております。
前話もそうですが、成年漫画でメインヒロインとなかなかえっちしないというのは実に斬新(笑)
いちおうエピソードはココで結末。
ただ、オチでの「ちかげさん」の笑顔が凄まじい。
なかなかの重症っぷりでした。
この後どうなってしまうのやら。
105:「発恋コンプレックス」
教師「岡部」は太めな体型で、それもあってか体臭が強いらしく。
気付いた学生時代から色々手を尽くしたものの、改善される様子はなく…。
コンプレックスとなっていたのです。
そんな頃、授業中に生徒「新道」が倒れてしまったのでした。
自らが原因だと考えた彼は、教師を辞めようと考えていたところ、彼女は意外な言葉を口にしたのです。
だいたいそんな感じ。
えー、コレえろい漫画なんですが。
同様の悩みを抱える方に希望をもたらす、非常に良いお話。
さすがに泣けはしませんが、温かな気持ちになると思います。
そう、ニオイというのは人によって受け取られ方は様々。
男性の汗のにおいとか、OKな女性もいるようなので。
(※無論。それも人それぞれなようですが)
それがああした、可愛らしい女性ならば最高。
舐めるだのなんだのの際、キラキラとした笑顔が印象的。
オチもいい感じでした。
これから巧くいけばいいですね。
133:「聖夜の奇跡」
149:「召しませ!たまも御前」
179:「世界はキミのチ○コにかかっている」
収録のうち、ちょっと異質のファンタジー3作品です。
まず、「聖夜の奇跡」はタイトル通りのサンタ話。
サンタ「アヤ」がプレゼントを置いて家から出ようとしたところ。
壁抜けの装置(?)をトナカイに細工されたことで、お尻だけ引っ掛かってしまったのでした。
ひでるさん好きな、下半身だけが壁の向こうというシチュエーション。
最近のサンタは、壁抜けてくるんですね。
こわー。
ミニスカサンタな「アヤさん」は、ちょっと強気そうな娘。
可愛いです。
また違うパターンで見たいですね。
ただ、ちょっと残念だったのは…トナカイ(のコスプレしてるような男)の細工がもとでハマってしまったため、それを満足させるべくお口で始めているんですが。
直接えっちがその後であるという流れ。
やっぱり、意識外にある下半身の異変に気付いて驚く~というシチュエーションが見たかったので。
※左:サンタ「アヤ」、右:妖狐「玉藻さん」
人間の封印をようやく破った妖狐「玉藻(たまも)」
復讐の前に、まずは腹ごしらえと考えたところ…という「召しませ!たまも御前」
和服姿の似合う「玉藻さん」
ちょうど捕まえた男性がデリヘル待ちでテンション高く、またえっち技術も豊富であったことで、逆襲されてしまうのでした。
途中から普通に狐耳出てましたが…あれはいいのかな。
当初違和感を覚える描写もあり。
察するところ、この男性はなんらか能力があるという設定なんでしょうか。
普通は腹上死のところ、逆に精を奪ったりしていました。
小さくなった「玉藻さん」がまたキュート。
ちゃんとそのままえっち(?)されちゃいます。
それらは、日常にファンタジーが混ざるという感じでしたが。
人類の存亡なんて大変な事態になっているのが「世界はキミのチ○コにかかっている」
強大な存在を破る力を持つ魔女、”強欲”の「アヴァリチア」を「ケンイチ」はえっちで満足させることとなったのです。
…とそこに、もう1人”色欲”の「ルークスリア」がさらに参戦してきて~という感じ。
「アヴァリチアさん」はとんがった耳以外は特に普通なんですが。
2人目「ルークスリアさん」はもともと先輩「漆原」な姿で彼の前に姿を見せていたことがあるとかなんとか、短編のこのページ数にしては設定が細かく、また現実的ではないもので。
ややページ不足かなーという印象です。
モノローグ多用してましたね。
複数えっち。
たぶん描き下ろしだと思われる「巻末オマケ漫画 世界のその後…」は本編の続き。
4ページのショートで、こちらも複数えっちです。
ここの要素も含めて、せめて前後編くらいで再構成してほしい気がしました。
【 その他 】
そんなこんなで「天乃一水」センセでした。
こちらのブログでは、「淫凛女教師」を以前に紹介しています。
今回で9冊目でしょうか。
あとがきによると、漫画生活11年目突入と書かれていました。
お疲れ様です。
センセのHPにお邪魔してきましたが、単行本発売記念企画がありました。
購入した方はぜひ。
せっかく見つけたので、エントリーさせて頂きましたよ。
やっぱり「ちかげさん」か、黒髪ロングな「新道さん」ですかね。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●●◎
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●◎
・属性 : [成年] 特殊性癖、ファンタジー、複数
・構成 : 短編×7話(うち「変愛彼女」×3)
・おまけ: あとがき、カバー裏に「before...after」、スペシャルサンクス、
描き下ろし「巻末オマケ漫画 世界のその後…」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「天乃一水(あまの・かずみ)」センセの「変愛彼女 ~やだ・彼氏のが他の娘に入っちゃってるう~」です。
※左:羽黒雪奈、右:新道さん
【 構成・絵柄 】
収録はメインの中編と短編群です。
単純に話数としては少ないものの、各話ページ量は多く。
読み応えはまったく問題ありません。
メインはおおむねストーリーある連続で、これちらも数の上では3話でしたが。
単行本のだいたい半分くらいを占める長さがありました。
全部で202ページくらい(?)のうち、104まではそのエピードでしたよ。
特殊な性癖を持つヒロインの話で、後述しますが独特なアプローチ。
あまり見られないネタで、個人的には好き。
短編でも独特な性癖もつヒロインがいましたよ。
そのほか短編は、ファンタジー要素あるもの。
前半とは異なり、好き嫌いがあるかも。
ただ、特殊と言ってもそうブラックな色はなく、読み辛さはありません。
その点は問題ないでしょう。
クッキリとして強さある線での作画。
全体の色づき・濃淡具合は適度なくらい。
描き込みもだいたい丁度良い塩梅です。
強すぎず、あっさりでもなく。
コマ割りは中小で、ほぼ枠間はなく。
はみ出す、ぶち抜くなど、かなり賑やかなページの仕上がりとなっていました。
擬音などの文字とか、派手で力のある感じ。
目立つ乱れや崩れなく、勢いにも優れた漫画です。
ただ、重箱の隅をつつかせてもらうと…。
やや引き絵に弱さがあるかなー、という印象。
人物絵は目鼻などしっかり描かれたタイプで、リアル・漫画の良いとこ取りというもの。
そう漫画・漫画はしてないんですが、シッカリ可愛らしさもありました。
そのリアル要素がため、前述したちょっとした所が目立ってしまう事はあると思います。
濃い目でパンチもあり、そう変な癖もないので幅広く好まれそう。
判断については、裏表紙のカットがかなり見易いのでオススメ。
【 収録話 】 7話収録
005:「変愛彼女」 前中後編
「森谷録郎(もりや・ろくろう)」は清楚系なお嬢様である先輩「桃瀬ちかげ」と付き合っていたんですが。
えっちで満足させたとがなく、悩んでおりました。
現状に甘えてはいけない。
そう考えた彼は、「ちかげ」に直接聞いてみたところ…驚くべき性癖が明らかになったのでした。
だいたいそんな感じ。
単行本のおよそ半分あたりを占める中編。
すでに付き合っている「録郎」・「ちかげ」のカップル話ですね。
メインの「ちかげさん」が、表題な感じでかなり特殊な性癖なため、ややこしさあるんですけど。
それがため、もう1人のヒロイン「羽黒雪奈(はぐろ・ゆきな)」が巧いことハマるという面白い感じになっていました。
※先輩「桃瀬ちかげ」
「ちかげさん」の性癖が判明する前編。
普段眼鏡で、カチューシャの似合う優等生然とした彼女。
眼鏡オフ状態ですが、↓表紙の彼女ですねー。
真面目そうですが、えっちにも寛容ないい娘さんでした。
危機感を抱く「録郎くん」の心境は分かる・分かる。
付き合うのにはなかなか苦労しそうですが、あの乱れっぷりを見れば男性的にOKか(笑)
”面倒くさい人”
とか称されていたえっち後についても、可愛らしくていいですね。
そんなんを踏まえての中編。
彼女の性癖にも慣れ、学校での行為が日常となっていた頃。
それをネタとした、「雪奈ちゃん」が正式に登場しています。
義妹ながら「ちかげさん」をライバル視する彼女は、彼氏を奪うことを考えたのですが…というもの。
その様子で、ぱっと察する「録郎くん」
さすがは彼氏ですね。
強い態度を維持していた「雪奈ちゃん」の可愛らしいスタイルを堪能ください。
そんなんを目撃している「ちかげさん」のアレはまた凄い。
最終の後編でも、まだあきらめていない「雪奈ちゃん」が関与。
彼女の過去について描かれております。
前話もそうですが、成年漫画でメインヒロインとなかなかえっちしないというのは実に斬新(笑)
いちおうエピソードはココで結末。
ただ、オチでの「ちかげさん」の笑顔が凄まじい。
なかなかの重症っぷりでした。
この後どうなってしまうのやら。
105:「発恋コンプレックス」
教師「岡部」は太めな体型で、それもあってか体臭が強いらしく。
気付いた学生時代から色々手を尽くしたものの、改善される様子はなく…。
コンプレックスとなっていたのです。
そんな頃、授業中に生徒「新道」が倒れてしまったのでした。
自らが原因だと考えた彼は、教師を辞めようと考えていたところ、彼女は意外な言葉を口にしたのです。
だいたいそんな感じ。
えー、コレえろい漫画なんですが。
同様の悩みを抱える方に希望をもたらす、非常に良いお話。
さすがに泣けはしませんが、温かな気持ちになると思います。
そう、ニオイというのは人によって受け取られ方は様々。
男性の汗のにおいとか、OKな女性もいるようなので。
(※無論。それも人それぞれなようですが)
それがああした、可愛らしい女性ならば最高。
舐めるだのなんだのの際、キラキラとした笑顔が印象的。
オチもいい感じでした。
これから巧くいけばいいですね。
133:「聖夜の奇跡」
149:「召しませ!たまも御前」
179:「世界はキミのチ○コにかかっている」
収録のうち、ちょっと異質のファンタジー3作品です。
まず、「聖夜の奇跡」はタイトル通りのサンタ話。
サンタ「アヤ」がプレゼントを置いて家から出ようとしたところ。
壁抜けの装置(?)をトナカイに細工されたことで、お尻だけ引っ掛かってしまったのでした。
ひでるさん好きな、下半身だけが壁の向こうというシチュエーション。
最近のサンタは、壁抜けてくるんですね。
こわー。
ミニスカサンタな「アヤさん」は、ちょっと強気そうな娘。
可愛いです。
また違うパターンで見たいですね。
ただ、ちょっと残念だったのは…トナカイ(のコスプレしてるような男)の細工がもとでハマってしまったため、それを満足させるべくお口で始めているんですが。
直接えっちがその後であるという流れ。
やっぱり、意識外にある下半身の異変に気付いて驚く~というシチュエーションが見たかったので。
※左:サンタ「アヤ」、右:妖狐「玉藻さん」
人間の封印をようやく破った妖狐「玉藻(たまも)」
復讐の前に、まずは腹ごしらえと考えたところ…という「召しませ!たまも御前」
和服姿の似合う「玉藻さん」
ちょうど捕まえた男性がデリヘル待ちでテンション高く、またえっち技術も豊富であったことで、逆襲されてしまうのでした。
途中から普通に狐耳出てましたが…あれはいいのかな。
当初違和感を覚える描写もあり。
察するところ、この男性はなんらか能力があるという設定なんでしょうか。
普通は腹上死のところ、逆に精を奪ったりしていました。
小さくなった「玉藻さん」がまたキュート。
ちゃんとそのままえっち(?)されちゃいます。
それらは、日常にファンタジーが混ざるという感じでしたが。
人類の存亡なんて大変な事態になっているのが「世界はキミのチ○コにかかっている」
強大な存在を破る力を持つ魔女、”強欲”の「アヴァリチア」を「ケンイチ」はえっちで満足させることとなったのです。
…とそこに、もう1人”色欲”の「ルークスリア」がさらに参戦してきて~という感じ。
「アヴァリチアさん」はとんがった耳以外は特に普通なんですが。
2人目「ルークスリアさん」はもともと先輩「漆原」な姿で彼の前に姿を見せていたことがあるとかなんとか、短編のこのページ数にしては設定が細かく、また現実的ではないもので。
ややページ不足かなーという印象です。
モノローグ多用してましたね。
複数えっち。
たぶん描き下ろしだと思われる「巻末オマケ漫画 世界のその後…」は本編の続き。
4ページのショートで、こちらも複数えっちです。
ここの要素も含めて、せめて前後編くらいで再構成してほしい気がしました。
【 その他 】
そんなこんなで「天乃一水」センセでした。
こちらのブログでは、「淫凛女教師」を以前に紹介しています。
今回で9冊目でしょうか。
あとがきによると、漫画生活11年目突入と書かれていました。
お疲れ様です。
センセのHPにお邪魔してきましたが、単行本発売記念企画がありました。
購入した方はぜひ。
せっかく見つけたので、エントリーさせて頂きましたよ。
やっぱり「ちかげさん」か、黒髪ロングな「新道さん」ですかね。
変愛彼女~やだ・彼氏のが他の娘に入っちゃってるう~ (真激COMICS) (2015/02/06) 天乃一水 商品詳細を見る |
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】