■ハメあいゲーム (宮原歩)
★まんがデーター [12.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●◎○○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●◎○○
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、ゲーム
・構成 : カラー(4P)、5話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮原歩(みやはら・あゆむ)」センセの「ハメあいゲーム」です。
※左:召喚士「ベアトリス」、右:その他のみなさん
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまる続く長編漫画。
ゲーム内のキャラクターが現実世界に来る、ファンタジー話です。
舞台は現代日本でしすが、ヒロインらは召喚士とか精霊とか洋風。
特にメインの娘は、世間で想像される”ヴァルキリー”っぽい風情で、凛々しく素敵でした。
ジャンルとしては、そうした異世界ヒロインらとのラブコメ。
なんというか、特にコレというポイントがありません。
出現元であるゲームからの要素とか、あるあるネタみたいなものもなく。
まったく刺さりませんでした。
詳しくは後述します。
絵柄はだいたいいつも通り。
強い黒色のクッキリとした作画。
丁寧で乱れはないものの、たまにバランス面では微妙なところあります。
崩れ、というほどではないんですが。
深い黒目勝ちなヒロイン画が最大の特徴。
横に長く切れ長で鋭角的。
可愛さと共に美人さもあり、キャラの魅力を増しておりました。
ここは良い感じだと思います。
漫画面では、流れとか配置とか構図とか…、ちらほら細かい部分が目につきました。
ただし、普通に読み進める分にはそう気にならない程度かもしれません。
判断についてはカット絵のある裏表か、1話目が立ち読みできる「ティーアイネット」さんのHPが良いでしょう。
【 収録話 】 5話収録
003:「改進のエレアノーラ」 5話 カラー原稿あり
難しい、と評判の対戦型カードゲーム”改進のエレアノーラ”
友人から勧められた「ナオト」はプレイを始め、ついにゲームでSSSランクの最強キャラクター「エレアノーラ」との対戦になったんですが。
調子良く進めていたところ、画面がぱっと輝き。
気付くと、目前にその「エレアノーラ」が立っていたのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※最強キャラクター「エレアノーラ」
ソーシャルゲームを題材としたえっち長編。
ゲームをネタとした漫画でも、ついにそんな時代になったんですねー。
ひでるさんは1回もやったことないですが。
画面の向こうにいたヒロインが現実世界に出現する、というのは昔からよくあるもの。
ぶっちゃけ、こちらもそんなんです。
題材としては新しいものでしたが、お話は特にコレという要素もなく。
…普通。
ざっぱりとしたストーリーで、キャラにもパンチ力はなく。
なんだか色々と失敗している印象です。
短編か、あるいは前後編くらいで十分な気がします。
そもそも、カード型のソーシャルゲーム題材ならば、ヒロインが次々バトンタッチされてく短編ちっくな方がそれっぽいのではないかなぁ。
4話では複数キャラが登場しているんですが、勿体なく思いました。
単なる賑やかし要員に過ぎなかったので。
また、作品中で「エレアノーラさん」は制服着用するんですよ。
↓表紙みたいなの。(※ほぼ服着てない状態で参考になりませんが)
別にそれはソレで悪くないものの、本来の騎士風コスチュームが少ないので、”ファンタジーの住人”という要素が弱いのです。
だいたいそんな感じ。
つまらない、とは言いませんが、良いものではありませんでした。
カラー原稿もある1話目。
「エレアノーラさん」がゲームそのままな騎士風コスでしっかり見れ、ここは良い感じ。
中盤のえっちシーンも抜き出したカラー部分がまた非常に良く、この時は期待したんですけどねぇ。
主人公「ナオトくん」と友人の会話。
なんというか、説明っぽいですねー。
特に愛着うんぬんのくだり。
また、友人の言葉はゲームに否定的で、「俺もやってみよっかな…」に繋がるのが不思議。
出現する「エレアノーラ」こと「エレナさん」の言ってることも漫画の都合だけ。
勝負になる展開も同様。
「感覚を自在にあやつる能力」
という大仰な設定も、あまり生かされているようには見えませんでした。
まぁ、ココだけの短編ならば、こんなんでもいいんですけれど。
とある理由から、「エレナさん」との同棲が始まる2話目。
ゲームのヒロインと1つ屋根の下でドキドキ、って展開はすっ飛ばされ。
いきなり学校へと向かうお話。
目立つ、ということで「エレナさん」はここから制服姿。
学校で騒動を巻き起こしていました。
…が、こちらのヒロインは、花序に呼び出された薬使い「マーリン」
「はわわ…」
そんな台詞の似合う最弱カードという彼女とのえっち展開は、キャラ通りで楽しい。
コスチュームもゲームそのままでした。
どーでもいいですけど、彼女ドえろい格好ですね。
あれは、負けた時に生き残るための保険でしょうか。
そんな訳で、「マーリンちゃん」も現実世界に居つくこととなったのでした、という3話目。
2人になったヒロインらとの濃厚えっち…とはならず。
新キャラ、SSランクという召喚士「ベアトリス」が登場。
黒髪で巨乳のお姉さん然とした雰囲気で、「エレナさん」とはライバル関係。
バトルに発展します。
こうした異世界から女の子~というお話で、セオリーな流れ。
触手うねうねという怪物を召喚し、ある事情で「エレナさん」は手出しできないという願ってもないシチュエーションなんですが。
なにゆえ「ナオト」・「ベアトリスさん」のえっちがメインなのか(笑)
そっちじゃないでしょー!!
そもそも、彼女が「ナオトくん」とえっちする理由も、分かるような、そうでないような。
※薬使い「マーリン」
「ベアトリスさん」の世界に連れ込まれた「ナオトくん」
7名のヒロインらと複数えっちになるのでした、という4話目。
色々ヒロインが登場して、派手ではあると思います。
ただ、単に顔見せてるだけに過ぎず、特に印象に残らない程度なのが残念でした。
複数えっちで、いかにも成年漫画ではあるんですが。
続く最終の5話目。
「ベアトリスさん」との対決に決着が。
ここでいちおう盛り上がり展開になっていくんですが…あれ。
別に死ぬわけでもデータ消滅する訳でもないですよね。
現に「マーリンちゃん」は”帰った”と表現していたので。
よくありがちなものでしたけど、設定的にはそう危機には見えず。
読者を置き去りに、向こうで勝手に盛り上がってたように思いました。
ここに限らずですけど、なんだか…色々と間違ってたのでは……。
【 その他 】
そんな訳で、本日はお馴染み「宮原歩」センセでした。
こちらで9冊目になるのかな。
合ってるかな。
ひでるさん好きな絵柄で、↓下に並べたそのままだいたい紹介しています。
(※「家庭内ハーレム天国」は「霜枝さんちの明るい食卓」と未収録の初期作品ということで、紹介していません)
正直なところ、センセの作品は合う・合わないが出てきているんですが。
今回は…すみません。
前述してきた通りに、まったく刺さりませんでした。
そもそも、個人的にはタイトルからして「これじゃない」感覚。
↓表紙も(裏表紙含めて)、今回漫画の良い部分を伝えているとは到底思えず。
表紙めくった後のカラー1ページ目のコマのが良かったのでは??
いろいろと事情もあるのでしょうけど…。
★「宮原歩」センセの漫画紹介記事
「霜枝さんちの明るい食卓」
初単行本。霜枝家の母子とイチャイチャな初単行本。1冊まるまるの長編です。一般。
「望月さんの恋文」
初の短編集。ビジネス系が多めでした。一般。
「はんまめいど!」
主人公の失った記憶とは!?という、スイミングスクールでのラブコメ長編。一般。
「この会社はおかしすぎる!?」
菓子メーカーが舞台の陰謀渦巻くオフィス・ストーリー。一般。
「ラブあねえっち」
2歳違いの義母「高村花苗」と2人きりで生活という「あねママ!」を収録。初の成年系。
「恋色おとめ」
幽霊ヒロインとの「僕だけが彼女に触れられる」を収録。成年。
「いつでもどこでもどんなことでも」
フェチっぽい要素あるラブコメ短編集。短編「Hなこと言ってみるテスト」が楽しい。一般。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●◎○○○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●◎○○
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、ゲーム
・構成 : カラー(4P)、5話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮原歩(みやはら・あゆむ)」センセの「ハメあいゲーム」です。
※左:召喚士「ベアトリス」、右:その他のみなさん
【 構成・絵柄 】
収録は1冊まるまる続く長編漫画。
ゲーム内のキャラクターが現実世界に来る、ファンタジー話です。
舞台は現代日本でしすが、ヒロインらは召喚士とか精霊とか洋風。
特にメインの娘は、世間で想像される”ヴァルキリー”っぽい風情で、凛々しく素敵でした。
ジャンルとしては、そうした異世界ヒロインらとのラブコメ。
なんというか、特にコレというポイントがありません。
出現元であるゲームからの要素とか、あるあるネタみたいなものもなく。
まったく刺さりませんでした。
詳しくは後述します。
絵柄はだいたいいつも通り。
強い黒色のクッキリとした作画。
丁寧で乱れはないものの、たまにバランス面では微妙なところあります。
崩れ、というほどではないんですが。
深い黒目勝ちなヒロイン画が最大の特徴。
横に長く切れ長で鋭角的。
可愛さと共に美人さもあり、キャラの魅力を増しておりました。
ここは良い感じだと思います。
漫画面では、流れとか配置とか構図とか…、ちらほら細かい部分が目につきました。
ただし、普通に読み進める分にはそう気にならない程度かもしれません。
判断についてはカット絵のある裏表か、1話目が立ち読みできる「ティーアイネット」さんのHPが良いでしょう。
【 収録話 】 5話収録
003:「改進のエレアノーラ」 5話 カラー原稿あり
難しい、と評判の対戦型カードゲーム”改進のエレアノーラ”
友人から勧められた「ナオト」はプレイを始め、ついにゲームでSSSランクの最強キャラクター「エレアノーラ」との対戦になったんですが。
調子良く進めていたところ、画面がぱっと輝き。
気付くと、目前にその「エレアノーラ」が立っていたのでした。
大雑把にはそんな感じ。
※最強キャラクター「エレアノーラ」
ソーシャルゲームを題材としたえっち長編。
ゲームをネタとした漫画でも、ついにそんな時代になったんですねー。
ひでるさんは1回もやったことないですが。
画面の向こうにいたヒロインが現実世界に出現する、というのは昔からよくあるもの。
ぶっちゃけ、こちらもそんなんです。
題材としては新しいものでしたが、お話は特にコレという要素もなく。
…普通。
ざっぱりとしたストーリーで、キャラにもパンチ力はなく。
なんだか色々と失敗している印象です。
短編か、あるいは前後編くらいで十分な気がします。
そもそも、カード型のソーシャルゲーム題材ならば、ヒロインが次々バトンタッチされてく短編ちっくな方がそれっぽいのではないかなぁ。
4話では複数キャラが登場しているんですが、勿体なく思いました。
単なる賑やかし要員に過ぎなかったので。
また、作品中で「エレアノーラさん」は制服着用するんですよ。
↓表紙みたいなの。(※ほぼ服着てない状態で参考になりませんが)
別にそれはソレで悪くないものの、本来の騎士風コスチュームが少ないので、”ファンタジーの住人”という要素が弱いのです。
だいたいそんな感じ。
つまらない、とは言いませんが、良いものではありませんでした。
カラー原稿もある1話目。
「エレアノーラさん」がゲームそのままな騎士風コスでしっかり見れ、ここは良い感じ。
中盤のえっちシーンも抜き出したカラー部分がまた非常に良く、この時は期待したんですけどねぇ。
主人公「ナオトくん」と友人の会話。
なんというか、説明っぽいですねー。
特に愛着うんぬんのくだり。
また、友人の言葉はゲームに否定的で、「俺もやってみよっかな…」に繋がるのが不思議。
出現する「エレアノーラ」こと「エレナさん」の言ってることも漫画の都合だけ。
勝負になる展開も同様。
「感覚を自在にあやつる能力」
という大仰な設定も、あまり生かされているようには見えませんでした。
まぁ、ココだけの短編ならば、こんなんでもいいんですけれど。
とある理由から、「エレナさん」との同棲が始まる2話目。
ゲームのヒロインと1つ屋根の下でドキドキ、って展開はすっ飛ばされ。
いきなり学校へと向かうお話。
目立つ、ということで「エレナさん」はここから制服姿。
学校で騒動を巻き起こしていました。
…が、こちらのヒロインは、花序に呼び出された薬使い「マーリン」
「はわわ…」
そんな台詞の似合う最弱カードという彼女とのえっち展開は、キャラ通りで楽しい。
コスチュームもゲームそのままでした。
どーでもいいですけど、彼女ドえろい格好ですね。
あれは、負けた時に生き残るための保険でしょうか。
そんな訳で、「マーリンちゃん」も現実世界に居つくこととなったのでした、という3話目。
2人になったヒロインらとの濃厚えっち…とはならず。
新キャラ、SSランクという召喚士「ベアトリス」が登場。
黒髪で巨乳のお姉さん然とした雰囲気で、「エレナさん」とはライバル関係。
バトルに発展します。
こうした異世界から女の子~というお話で、セオリーな流れ。
触手うねうねという怪物を召喚し、ある事情で「エレナさん」は手出しできないという願ってもないシチュエーションなんですが。
なにゆえ「ナオト」・「ベアトリスさん」のえっちがメインなのか(笑)
そっちじゃないでしょー!!
そもそも、彼女が「ナオトくん」とえっちする理由も、分かるような、そうでないような。
※薬使い「マーリン」
「ベアトリスさん」の世界に連れ込まれた「ナオトくん」
7名のヒロインらと複数えっちになるのでした、という4話目。
色々ヒロインが登場して、派手ではあると思います。
ただ、単に顔見せてるだけに過ぎず、特に印象に残らない程度なのが残念でした。
複数えっちで、いかにも成年漫画ではあるんですが。
続く最終の5話目。
「ベアトリスさん」との対決に決着が。
ここでいちおう盛り上がり展開になっていくんですが…あれ。
別に死ぬわけでもデータ消滅する訳でもないですよね。
現に「マーリンちゃん」は”帰った”と表現していたので。
よくありがちなものでしたけど、設定的にはそう危機には見えず。
読者を置き去りに、向こうで勝手に盛り上がってたように思いました。
ここに限らずですけど、なんだか…色々と間違ってたのでは……。
【 その他 】
そんな訳で、本日はお馴染み「宮原歩」センセでした。
こちらで9冊目になるのかな。
合ってるかな。
ひでるさん好きな絵柄で、↓下に並べたそのままだいたい紹介しています。
(※「家庭内ハーレム天国」は「霜枝さんちの明るい食卓」と未収録の初期作品ということで、紹介していません)
正直なところ、センセの作品は合う・合わないが出てきているんですが。
今回は…すみません。
前述してきた通りに、まったく刺さりませんでした。
そもそも、個人的にはタイトルからして「これじゃない」感覚。
↓表紙も(裏表紙含めて)、今回漫画の良い部分を伝えているとは到底思えず。
表紙めくった後のカラー1ページ目のコマのが良かったのでは??
いろいろと事情もあるのでしょうけど…。
ハメあいゲーム (MUJIN COMICS) (2014/06/06) 宮原歩 商品詳細を見る |
★「宮原歩」センセの漫画紹介記事
「霜枝さんちの明るい食卓」
初単行本。霜枝家の母子とイチャイチャな初単行本。1冊まるまるの長編です。一般。
「望月さんの恋文」
初の短編集。ビジネス系が多めでした。一般。
「はんまめいど!」
主人公の失った記憶とは!?という、スイミングスクールでのラブコメ長編。一般。
「この会社はおかしすぎる!?」
菓子メーカーが舞台の陰謀渦巻くオフィス・ストーリー。一般。
「ラブあねえっち」
2歳違いの義母「高村花苗」と2人きりで生活という「あねママ!」を収録。初の成年系。
「恋色おとめ」
幽霊ヒロインとの「僕だけが彼女に触れられる」を収録。成年。
「いつでもどこでもどんなことでも」
フェチっぽい要素あるラブコメ短編集。短編「Hなこと言ってみるテスト」が楽しい。一般。
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