■Dive in Me (さいもん)
★まんがデーター [11.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、クール
・構成 : 初単行本、短編×11話(うち「ラストばとる!」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「えくすとらばとる!」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さいもん」センセの「Dive in Me」です。
※左:東海芳乃、右:生徒会長
【 構成・絵柄 】
ファンタジー要素もある短編集。
描き下ろしが後日談で、連続話が1エピソードありました。
妖怪とか魔王のキャラはいるものの、舞台は現代日本が多く。
グロテスクなものとか、触手なプレイはありません。
特殊な色合いは薄めでしたね。
剣や魔法によるバトルもほぼなく、ラブコメなお話。
ちょっとパンチ不足な印象です。
クールなヒロインが多く、えっちでメロメロというのが最大の特徴でした。
そんな特徴を支えるのが作画ですね。
横に長い切れ長な目は、ややツリ気味。
輪郭はやや縦長で、鼻は小さめ。
適度に漫画っぽさあるお姉さんな系統で、色気というより凛々しい印象です。
そう極端なスタイルでなく、人物絵は良好でした。
極細線で描き込みはそこそこ。
デジタルな濃淡で、濃さはなく。
前述したように特殊なプレイもなく、ページ全体がやや賑やかというくらい。
枠線が太く、中小のコマ割りがごっちゃりしてますね。
目立つ乱れはないものの、崩れはちらほら目につき。
また、なんというか漫画運びのテンポも微妙に思いました。
カラーだと若干異なるので、判断は紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【 収録話 】 11話収録
005:「Two of Us」
家が隣という幼馴染み「東海芳乃(あずみ・よしの)」
「三石」は彼女に告白すべく、
”意中”の相手がメロメロ”
というキャッチコピーのブレスレットを誕生日プレゼントにしたところ、彼女がいきなり告白し、抱きついてきたのでした。
ブレスレットの効果うんぬんは置いといて。
なんだか、あの描き方だと「芳乃さん」もその効き目を知っているような感じ。
普段クールな彼女が素を見せるという流れはいいものの、なんだか違うかなー。
お互い好きだというのは、そうなのかもしれませんけどね。
025:「アンタンデュ」
毎日だらだらしているだけで、何の生産性もない現代文化研究部。
生徒会長はそれを廃部と決定、部室を明け渡すよう通達したところ。
最後にメイド服を着て欲しいとお願いされたのでした。
先の話と似て、なぜだか従順に従うようになってしまい。
奉仕ということで、複数えっちに発展するのでした。
…呪われグッズか?
逆らえない理由は特に説明なく、漫画だなーという印象。
しっかり意識はあるようなので、尚更違和感が。
オチも都合良いですね。
043:「行列のできる妖怪相談所」
妖怪が見え、話もできる「立花凛」
その体質なため、妖怪らが訪ねてくるんですが、彼らの現在の願いは”えっちさせて下さい”というものだったのです。
人間ほど理性が強くないため、町の人を襲うのでなければ自害する、だそうで。
自害をチョイスしてもらえばいいんですが、そうできないお人よしさんなのでした。
まぁ、ちゃんと土下座して頼まれていたからなぁ。
手でするだけ、という予定が、妖怪の誘惑する力の影響で発展してしまうのです。
相手が妖怪という割に、えっちは普通。
オチも楽しいコメディー調で、ドロドロしたプレイは確かに違うと思うんですが、ややサッパリし過ぎか。
集まった全員を相手にしたところも見たい気がします。
※左:魔王、右:生徒「咲間」の正体悪魔
061:「ラストばとる!」
167:「えくすとらばとる!」 描き下ろし
勇者の元にラスボスたる魔王が現われる、という。
…どうしても、タイミング的に何らかのネタを連想してしまいそうな設定。
(※女性である魔王のキャラが似てるというのもある)
ただ、こちらは現実世界で、勇者と言ってもそのプレイヤー。
そんな彼のもとに、ゲーム内から”待ちくたびれた”という魔王が出現するという流れ。
ちょうと独りえっちの最中だったことで、手伝うこととなるのでした。
すぐ羽織っていたマントを外すんですが、その後の服装が普通っぽくて悲しい。
もっと変わった服装のが良かったのでは。
最中のラブコメっぽい発言・展開もまぁ、いいんですが…なんか”ソウジャナイ感”が。
描き下ろしはさらに王女さまがゲームから出現するというもの。
ああ、Wヒロインのが良さそう。
魔王のソレと違い、世継ぎを生むべき王女さまが勇者とえっちは自然で。
ラブい展開にするなら、それに触発される方がいいかな。
ぜんぜんページ足りないですが。
079:「Irony」
吸血鬼ハンターと混血という吸血鬼のお話。
突然に襲われたものの、
「お前ホント弱っちいし、ほっといても害なさそうだしな」
という程度の相手。
捕まえた彼女に、おしおきとばかりに十字架を見せたところ、変わった反応をしたのでした。
そんな訳でえっち展開。
強気な彼女の弱々しい姿をお楽しみに。
続きが描けそうですが、それにはもう1、2パンチ欲しいかなぁ。
097:「completed...?」
媚薬の原料にも使われるという、モンスターの毒。
駆除を任務としていた一隊の危機を救ったのは隊長だったんですが。
その際に傷を負ってしまった彼女を救うべく、隊員らは…という展開。
なんだか、どこぞのキャンペーンみたいな服装でしたが、それをあっさり脱がしてしまうのは勿体ない。
毒が回ってきた彼女について、複数えっちにになっていました。
オチの彼女が可愛いので、お楽しみに。
113:「SECRET PRICE」
戸締りを確認していた教師は、女子更衣室に生徒が残っていたのを確認したんですが。
角と羽を持った、明らかに人間ではない彼女は自分を悪魔だと認め。
また、普段は生徒「咲間」になっていたことを告げたのでした。
冒頭の発見後2ページのやり取りが可笑しい。
「わかんねーよ!!」
とか言ってましたが、その通り。
むちむちのおねーさんではないものの、2人の掛け合いは良く。
こうしたネタの1話目みたいな雰囲気でした。
先ほどの吸血鬼もそうでしたが、貧乳好きなのかな。
しかし、どーでもいいですが。
人が居るらしい女子更衣室の扉を躊躇なく開けるとか、悪魔に対する対応とか、この先生も変わってますね。
127:「ウェイト!」
一般人に取り憑いた妖魔を祓うというお話。
「退魔が専門で祓魔は不得意」
そんな彼女は、”体内の気とともに妖魔を吐き出させる”べく、男性自身を口に含むのでした。
しかし、それだけでは足りず。
効果が高いという方を使うこととなるのでした。
そう、こうして直接えっちに発展しております。
結果として、いちおう成功しているのでその手段は間違いでないようなんですが。
初めてだったとはいえ、何か対策立てなさいよ。
※退魔のお姉さん
139:「トランスシスターズ」
「女みてー」とか言われる可愛らしい「司」くんと、凛々しいお姉ちゃん。
ある日起きたところ、2人の精神がそっくり入れ替わっていたのでした。
そんな訳で、姉弟の入れ替わり近親えっち。
朝で元気になっていた男性自身を、自らが口で処理させられるという…。
よくよく考えると、非常に微妙な展開。
もともと「司くん」は容姿だけでなくその精神も女性っぽいため、そのままのが正しいみたい。
オチが可笑しい。
お姉ちゃんがもともと男っぽい、という描写はあまりなく、そっちが微妙かな。
151:「Lilithコレクション 水着のシモベくん♪~処女に襲われる海の家~」
同タイトルゲームの漫画版。
ひでるさんは未プレイです。
冒頭の、
”海の家を生徒らと立て直すこととなった”
はいいんですが…。
16ページだけで、設定とかキャラを無理矢理に盛り込んでいるため。
何だか分かりません。
特に前半の「住之谷京香」・「小玉楓」のシーンは回想だと思うんですが。
ぱっと理解し辛いですね。
どうせ全部描くことは不可能なのだから、ある程度限定した方が良かったのでは。
モノローグ調の説明も邪魔なだけ。
なお、後半は「立川ユキ」とのスクール水着えっちでした。
【 その他 】
そんな訳で、「さいもん」センセでした。
こちらが初単行本だそうです。
あとがきによると、もともと漫画家志望ではなかったようですが…何が起こるか分かりませんねー。
キャラの雰囲気は結構好きなんですが、お話が刺さりませんでした。
前述したように、連続話の1話目みたいな印象の話も多く。
キャラを前面に出して、シリーズみたいにできれば、また違ってくるのかも。
あるいは、ファンタジー要素を無くすとか。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●○○○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●○○
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、クール
・構成 : 初単行本、短編×11話(うち「ラストばとる!」×2)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「えくすとらばとる!」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「さいもん」センセの「Dive in Me」です。
※左:東海芳乃、右:生徒会長
【 構成・絵柄 】
ファンタジー要素もある短編集。
描き下ろしが後日談で、連続話が1エピソードありました。
妖怪とか魔王のキャラはいるものの、舞台は現代日本が多く。
グロテスクなものとか、触手なプレイはありません。
特殊な色合いは薄めでしたね。
剣や魔法によるバトルもほぼなく、ラブコメなお話。
ちょっとパンチ不足な印象です。
クールなヒロインが多く、えっちでメロメロというのが最大の特徴でした。
そんな特徴を支えるのが作画ですね。
横に長い切れ長な目は、ややツリ気味。
輪郭はやや縦長で、鼻は小さめ。
適度に漫画っぽさあるお姉さんな系統で、色気というより凛々しい印象です。
そう極端なスタイルでなく、人物絵は良好でした。
極細線で描き込みはそこそこ。
デジタルな濃淡で、濃さはなく。
前述したように特殊なプレイもなく、ページ全体がやや賑やかというくらい。
枠線が太く、中小のコマ割りがごっちゃりしてますね。
目立つ乱れはないものの、崩れはちらほら目につき。
また、なんというか漫画運びのテンポも微妙に思いました。
カラーだと若干異なるので、判断は紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【 収録話 】 11話収録
005:「Two of Us」
家が隣という幼馴染み「東海芳乃(あずみ・よしの)」
「三石」は彼女に告白すべく、
”意中”の相手がメロメロ”
というキャッチコピーのブレスレットを誕生日プレゼントにしたところ、彼女がいきなり告白し、抱きついてきたのでした。
ブレスレットの効果うんぬんは置いといて。
なんだか、あの描き方だと「芳乃さん」もその効き目を知っているような感じ。
普段クールな彼女が素を見せるという流れはいいものの、なんだか違うかなー。
お互い好きだというのは、そうなのかもしれませんけどね。
025:「アンタンデュ」
毎日だらだらしているだけで、何の生産性もない現代文化研究部。
生徒会長はそれを廃部と決定、部室を明け渡すよう通達したところ。
最後にメイド服を着て欲しいとお願いされたのでした。
先の話と似て、なぜだか従順に従うようになってしまい。
奉仕ということで、複数えっちに発展するのでした。
…呪われグッズか?
逆らえない理由は特に説明なく、漫画だなーという印象。
しっかり意識はあるようなので、尚更違和感が。
オチも都合良いですね。
043:「行列のできる妖怪相談所」
妖怪が見え、話もできる「立花凛」
その体質なため、妖怪らが訪ねてくるんですが、彼らの現在の願いは”えっちさせて下さい”というものだったのです。
人間ほど理性が強くないため、町の人を襲うのでなければ自害する、だそうで。
自害をチョイスしてもらえばいいんですが、そうできないお人よしさんなのでした。
まぁ、ちゃんと土下座して頼まれていたからなぁ。
手でするだけ、という予定が、妖怪の誘惑する力の影響で発展してしまうのです。
相手が妖怪という割に、えっちは普通。
オチも楽しいコメディー調で、ドロドロしたプレイは確かに違うと思うんですが、ややサッパリし過ぎか。
集まった全員を相手にしたところも見たい気がします。
※左:魔王、右:生徒「咲間」の正体悪魔
061:「ラストばとる!」
167:「えくすとらばとる!」 描き下ろし
勇者の元にラスボスたる魔王が現われる、という。
…どうしても、タイミング的に何らかのネタを連想してしまいそうな設定。
(※女性である魔王のキャラが似てるというのもある)
ただ、こちらは現実世界で、勇者と言ってもそのプレイヤー。
そんな彼のもとに、ゲーム内から”待ちくたびれた”という魔王が出現するという流れ。
ちょうと独りえっちの最中だったことで、手伝うこととなるのでした。
すぐ羽織っていたマントを外すんですが、その後の服装が普通っぽくて悲しい。
もっと変わった服装のが良かったのでは。
最中のラブコメっぽい発言・展開もまぁ、いいんですが…なんか”ソウジャナイ感”が。
描き下ろしはさらに王女さまがゲームから出現するというもの。
ああ、Wヒロインのが良さそう。
魔王のソレと違い、世継ぎを生むべき王女さまが勇者とえっちは自然で。
ラブい展開にするなら、それに触発される方がいいかな。
ぜんぜんページ足りないですが。
079:「Irony」
吸血鬼ハンターと混血という吸血鬼のお話。
突然に襲われたものの、
「お前ホント弱っちいし、ほっといても害なさそうだしな」
という程度の相手。
捕まえた彼女に、おしおきとばかりに十字架を見せたところ、変わった反応をしたのでした。
そんな訳でえっち展開。
強気な彼女の弱々しい姿をお楽しみに。
続きが描けそうですが、それにはもう1、2パンチ欲しいかなぁ。
097:「completed...?」
媚薬の原料にも使われるという、モンスターの毒。
駆除を任務としていた一隊の危機を救ったのは隊長だったんですが。
その際に傷を負ってしまった彼女を救うべく、隊員らは…という展開。
なんだか、どこぞのキャンペーンみたいな服装でしたが、それをあっさり脱がしてしまうのは勿体ない。
毒が回ってきた彼女について、複数えっちにになっていました。
オチの彼女が可愛いので、お楽しみに。
113:「SECRET PRICE」
戸締りを確認していた教師は、女子更衣室に生徒が残っていたのを確認したんですが。
角と羽を持った、明らかに人間ではない彼女は自分を悪魔だと認め。
また、普段は生徒「咲間」になっていたことを告げたのでした。
冒頭の発見後2ページのやり取りが可笑しい。
「わかんねーよ!!」
とか言ってましたが、その通り。
むちむちのおねーさんではないものの、2人の掛け合いは良く。
こうしたネタの1話目みたいな雰囲気でした。
先ほどの吸血鬼もそうでしたが、貧乳好きなのかな。
しかし、どーでもいいですが。
人が居るらしい女子更衣室の扉を躊躇なく開けるとか、悪魔に対する対応とか、この先生も変わってますね。
127:「ウェイト!」
一般人に取り憑いた妖魔を祓うというお話。
「退魔が専門で祓魔は不得意」
そんな彼女は、”体内の気とともに妖魔を吐き出させる”べく、男性自身を口に含むのでした。
しかし、それだけでは足りず。
効果が高いという方を使うこととなるのでした。
そう、こうして直接えっちに発展しております。
結果として、いちおう成功しているのでその手段は間違いでないようなんですが。
初めてだったとはいえ、何か対策立てなさいよ。
※退魔のお姉さん
139:「トランスシスターズ」
「女みてー」とか言われる可愛らしい「司」くんと、凛々しいお姉ちゃん。
ある日起きたところ、2人の精神がそっくり入れ替わっていたのでした。
そんな訳で、姉弟の入れ替わり近親えっち。
朝で元気になっていた男性自身を、自らが口で処理させられるという…。
よくよく考えると、非常に微妙な展開。
もともと「司くん」は容姿だけでなくその精神も女性っぽいため、そのままのが正しいみたい。
オチが可笑しい。
お姉ちゃんがもともと男っぽい、という描写はあまりなく、そっちが微妙かな。
151:「Lilithコレクション 水着のシモベくん♪~処女に襲われる海の家~」
同タイトルゲームの漫画版。
ひでるさんは未プレイです。
冒頭の、
”海の家を生徒らと立て直すこととなった”
はいいんですが…。
16ページだけで、設定とかキャラを無理矢理に盛り込んでいるため。
何だか分かりません。
特に前半の「住之谷京香」・「小玉楓」のシーンは回想だと思うんですが。
ぱっと理解し辛いですね。
どうせ全部描くことは不可能なのだから、ある程度限定した方が良かったのでは。
モノローグ調の説明も邪魔なだけ。
なお、後半は「立川ユキ」とのスクール水着えっちでした。
【 その他 】
そんな訳で、「さいもん」センセでした。
こちらが初単行本だそうです。
あとがきによると、もともと漫画家志望ではなかったようですが…何が起こるか分かりませんねー。
キャラの雰囲気は結構好きなんですが、お話が刺さりませんでした。
前述したように、連続話の1話目みたいな印象の話も多く。
キャラを前面に出して、シリーズみたいにできれば、また違ってくるのかも。
あるいは、ファンタジー要素を無くすとか。
Dive in Me(アンリアルコミックス) (アンリアルコミックス 121) (2013/10/26) さいもん 商品詳細を見る |
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