■10歳からの家族計画 (陸乃家鴨)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] コメディー、ラブコメ、家族、警察官
・構成 : 9話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: おまけまんが(兼あとがき)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「10歳からの家族計画 1巻」です。
※切っ掛け
【 構成・絵柄 】
巻数表記そのまま、2冊目以降に続いていく長編漫画。
ある程度時間は飛ぶものの、ちゃんと連続性のあるストーリーもの。
そのうち、概ね数話にて1カテゴリが終わるようなイメージでした。
ジャンルとしては今のところコメディー。
ラブ要素もありますが、それぞれのキャラがためか、あまりそっち方面には積極的でありません。
まぁ、楽しく進行してます。
職業が警察官ということで、業界情報もちらほら。
当初は熱血警官漫画かと思ったんですが…1巻での色々要素ざっと考えたところ、最大のテーマは”家族”なのかなーと思いました。
タイトルもそんなんでしたね。
なお、漫画は一般系ですが、直接えっちシーンも普通に描かれてます。
ただし、そうした要素は頻繁ではなく、あくまでもお話の進行上でのもの。
サービスカットを期待するものではありませんね。
(ない訳でもないですが)
硬軟どちらもある、素朴な雰囲気の作画。
完成度は相変わらずで、特にマイナス点は見られません。
描き込み・濃淡は丁度良く。
背景から服装・小物も絵柄とよくマッチしています。
細かいところまで丁寧でキッチリしてますが、コテコテした雰囲気はないですね。
ページが賑やかになっても、見易い原稿。
キャラのバランスも良く、表情から動きまでいい感じ。
表現力があって漫画運びもスムーズで、引っ掛かるところはありません。
なお、カラーの↓表紙・裏表紙より白黒はややさっぱりした感じ。
紹介帯裏のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
大学生時代、「尾津浩人」は店で強盗に遭遇。
それを見事に確保し、事件を解決したのが刑事課盗犯係の「三宅葵」でした。
その瞬間から、「葵」に恋をした「浩人」は同じ職場を目指して警察官になることを決意。
医者一家である家族のサポートを受け、見事採用試験に合格。
とりあえず、一歩彼女に近づいたのでした。
大雑把にはそうした導入部。
※左:三宅翠、右:宮古川瑞穂
そんな訳で、簡単には「浩人くん」・「葵さん」のラブコメっぽいんですが。
彼のキャラもあってか、あまりそうしたイメージではありません。
冒頭は「浩人くん」大学生で、あらすじのように警官となるんですが。
「葵さん」のいる刑事課への配属もあっさり描かれてはおらず、そこそこのページ数がありました。
なんというか、彼の人生の一部分を眺めているような感じです。
また、冒頭にも顔を出している、「葵さん」の弟「三宅虹太」くん。
お話の中盤あたりから、彼が一人称・主役みたいなお話も増えておりました。
性格は正反対みたいな「浩人くん」・「虹太くん」ですが、どちらの家庭にも複雑さがあるようで。
そうした点から、最終的には家族がテーマになるのかなー、と思いましたが…。
2巻はどうなるんでしょうか。
強盗事件からの冒頭話、plan.1(←1話みたいな意味ね)
「葵さん」との切っ掛けとか、プロローグ的な感じです。
なお、1ページ目の「浩人くん」は小学生。
それから社会人まで追っかけるため、前述したように彼の人生を垣間見てる印象なのでした。
なお、ここは合格するまで。
実はここに重要な前フリがありました。
ちょっとびっくり。
まだプロローグっぽいplan.2。
晴れて警察官となった彼が、交番勤務から刑事課に配属されるまでを描いてます。
トータルで見て、このあたりはすっ飛ばしてもいいかなと思いました。
しっかり描かれてるので、「司法畑でつかまえて」みたいな、警察官ラブコメになりそうだったので。
なお、ここで知ってる人には意外な「宮ちゃん」こと「宮古川瑞穂」登場。
「一緒に暮らすための約束をいくつか」に登場していた彼女でした。
センセが動かしやすそうな娘さんでしたからねー。
その経緯はおまけまんがにて見れます。
また、こちらのオープニングには「葵さん」のサービスカット、直接えっちシーンがあります。
もっと頻繁なのかなーと思ったんですが、単行本ではごく僅か。
貴重ですよ。
刑事課のはじまりはplan.3から。
こちらから家事担当、女子高生の「三宅翠」さん登場。
三宅家の状況が少しづつ描かれるようになります。
「浩人くん」は関左北署の刑事課庶務係に配属。
課は「葵さん」と同じものの、庶務なんですね。
三宅家の説明のあるplan.4。
サブタイトル、扉絵もそんなんでしたが、ここは「虹太くん」視点で始まってます。
小学生の描写も増えてますね。
ここから彼の一人称も増え、扱いは主役っぽくなっておりました。
なお、ちらと描かれていたのが、もう1人、「三宅紫」さん。
おそらくは2巻で存在感を発揮するのかな。
なお、ここでは「浩人くん」・「葵さん」の数少ない接触シーンがあります。
plan.5、plan.6は推理する「虹太くん」がメインな印象。
賢い子ですね。
plan.3からちらほら描かれていた、”学校爆破予告事件”のシリーズはここでひと段落し。
そうキッチリくくられている訳でないですが、そんな感じです。
事件解決には「浩人くん」も活躍。
熱血漢ではありましたが、描き方はあまり強過ぎず、鋭すぎず、ちょうど良いくらいです。
なんというか、素直さから来る直感、みたいな。
どんなんかは、ぜひ本編でご確認ください。
※三宅葵
その続きから、「浩人くん」が三宅家と関わりができるplan.7。
「宮ちゃん」にも突っ込まれていたそのまま、「葵さん」と進展しませんねー。
さきほど”数少ない”と書いていますが、2人の会話シーンすら数える程度なのです。
そんな彼に唯一敵対していた「翠さん」とは誤解が解け、仲良しに。
plan.8は前話のシーン一部が「虹太くん」視点で描かれてました。
オモロイですね。
刑事課で人気な「翠さん」は「浩人くん」と急接近していて。
ラブっぽさはないものの、「葵さん」と比べて近しいですねー。
こっちのがよほど可能性ありそう。
収録での最終話、plan.9は誕生パーティー。
ホームコメディーしてますね。
こっちも照れるわ。
そんなんを横目に、久しぶりで出番の多い「葵さん」は…驚きの展開に。
そちらの会話は2巻への振りとなっていました。
ああ、そうなんだ!
「浩人くん」は「葵さん」とラブい関係にはなれるのか。
はたまた、まったく別の相手になるのか。
より複雑な人間関係となった2巻に期待。
【 その他 】
はい、毎度お馴染みの「陸乃家鴨」センセでした。
ブログでは↓下に並べたそのまま、頻繁に取り上げていております。
今回は警察…というより家族モノですかね。
相変わらずのお上手さでした。
漫画内で経過している年数も長く、序盤はどうなるかと思いましたが。
個人的には楽しく読めましたが、ブレた印象はあり。
ぱっと心を掴む漫画ではないかな。
そのあたりが人を選んでしまいそうでした。
1巻の時点ではそんなんでしたが、この先どう流れるのか2巻をじっくり待ちます。
★「陸乃家鴨」センセの漫画紹介記事 【全てオススメ】
「戯姉弟」
姉弟の近親モノ。ヒロインのドキドキ感が伝わる長編漫画です。
「一緒に暮らすための約束をいくつか」
亡くなった友人夫婦の娘を引き取った主人公の年の差同居ラブコメ長編。全2巻。
「出戻り姫とニート王子」
子供と共に戻ってきた幼馴染みヒロイン、という表題の中編ほか短編を収録。
「半熟でぃべろっぱー」
オフィス機器メーカーの開発課・研究室を舞台としたラブコメ。中編がいくつか。
「司法畑でつかまえて」
珍しい司法ラブコメ漫画です。司法試験・合格後の研修模様が描かれています。
「ピンクペッパー・陸乃家鴨短編集」
「ツンデレ~シリーズ」を収録した短編集。
「未確認幼なじみ 上・下巻」
ノスタルジー感たっぷりの、ちょっと不思議なラブコメ長編。
「少年少女は××する」
エロ漫画家を目指す文学少女「加納瑞希」のお話。
「少女の妄想はいつひらく?」
「少年少女は××する」の続編。コスプレイヤー「水森夢子」が主人公。
「大正ヲトメ花壇」
「おとめ塾」の外伝を含む短編集。
「花咲け!おとめ塾」
上下巻の大正えっちコメディー。
「彼女の残り香」 ※成年
連続話・描き下ろしもあります。こちらは成年指定なので注意。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●○
・属性 : [一般] コメディー、ラブコメ、家族、警察官
・構成 : 9話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: おまけまんが(兼あとがき)
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「陸乃家鴨(おかの・あひる)」センセの「10歳からの家族計画 1巻」です。
※切っ掛け
【 構成・絵柄 】
巻数表記そのまま、2冊目以降に続いていく長編漫画。
ある程度時間は飛ぶものの、ちゃんと連続性のあるストーリーもの。
そのうち、概ね数話にて1カテゴリが終わるようなイメージでした。
ジャンルとしては今のところコメディー。
ラブ要素もありますが、それぞれのキャラがためか、あまりそっち方面には積極的でありません。
まぁ、楽しく進行してます。
職業が警察官ということで、業界情報もちらほら。
当初は熱血警官漫画かと思ったんですが…1巻での色々要素ざっと考えたところ、最大のテーマは”家族”なのかなーと思いました。
タイトルもそんなんでしたね。
なお、漫画は一般系ですが、直接えっちシーンも普通に描かれてます。
ただし、そうした要素は頻繁ではなく、あくまでもお話の進行上でのもの。
サービスカットを期待するものではありませんね。
(ない訳でもないですが)
硬軟どちらもある、素朴な雰囲気の作画。
完成度は相変わらずで、特にマイナス点は見られません。
描き込み・濃淡は丁度良く。
背景から服装・小物も絵柄とよくマッチしています。
細かいところまで丁寧でキッチリしてますが、コテコテした雰囲気はないですね。
ページが賑やかになっても、見易い原稿。
キャラのバランスも良く、表情から動きまでいい感じ。
表現力があって漫画運びもスムーズで、引っ掛かるところはありません。
なお、カラーの↓表紙・裏表紙より白黒はややさっぱりした感じ。
紹介帯裏のカット絵が良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
大学生時代、「尾津浩人」は店で強盗に遭遇。
それを見事に確保し、事件を解決したのが刑事課盗犯係の「三宅葵」でした。
その瞬間から、「葵」に恋をした「浩人」は同じ職場を目指して警察官になることを決意。
医者一家である家族のサポートを受け、見事採用試験に合格。
とりあえず、一歩彼女に近づいたのでした。
大雑把にはそうした導入部。
※左:三宅翠、右:宮古川瑞穂
そんな訳で、簡単には「浩人くん」・「葵さん」のラブコメっぽいんですが。
彼のキャラもあってか、あまりそうしたイメージではありません。
冒頭は「浩人くん」大学生で、あらすじのように警官となるんですが。
「葵さん」のいる刑事課への配属もあっさり描かれてはおらず、そこそこのページ数がありました。
なんというか、彼の人生の一部分を眺めているような感じです。
また、冒頭にも顔を出している、「葵さん」の弟「三宅虹太」くん。
お話の中盤あたりから、彼が一人称・主役みたいなお話も増えておりました。
性格は正反対みたいな「浩人くん」・「虹太くん」ですが、どちらの家庭にも複雑さがあるようで。
そうした点から、最終的には家族がテーマになるのかなー、と思いましたが…。
2巻はどうなるんでしょうか。
強盗事件からの冒頭話、plan.1(←1話みたいな意味ね)
「葵さん」との切っ掛けとか、プロローグ的な感じです。
なお、1ページ目の「浩人くん」は小学生。
それから社会人まで追っかけるため、前述したように彼の人生を垣間見てる印象なのでした。
なお、ここは合格するまで。
実はここに重要な前フリがありました。
ちょっとびっくり。
まだプロローグっぽいplan.2。
晴れて警察官となった彼が、交番勤務から刑事課に配属されるまでを描いてます。
トータルで見て、このあたりはすっ飛ばしてもいいかなと思いました。
しっかり描かれてるので、「司法畑でつかまえて」みたいな、警察官ラブコメになりそうだったので。
なお、ここで知ってる人には意外な「宮ちゃん」こと「宮古川瑞穂」登場。
「一緒に暮らすための約束をいくつか」に登場していた彼女でした。
センセが動かしやすそうな娘さんでしたからねー。
その経緯はおまけまんがにて見れます。
また、こちらのオープニングには「葵さん」のサービスカット、直接えっちシーンがあります。
もっと頻繁なのかなーと思ったんですが、単行本ではごく僅か。
貴重ですよ。
刑事課のはじまりはplan.3から。
こちらから家事担当、女子高生の「三宅翠」さん登場。
三宅家の状況が少しづつ描かれるようになります。
「浩人くん」は関左北署の刑事課庶務係に配属。
課は「葵さん」と同じものの、庶務なんですね。
三宅家の説明のあるplan.4。
サブタイトル、扉絵もそんなんでしたが、ここは「虹太くん」視点で始まってます。
小学生の描写も増えてますね。
ここから彼の一人称も増え、扱いは主役っぽくなっておりました。
なお、ちらと描かれていたのが、もう1人、「三宅紫」さん。
おそらくは2巻で存在感を発揮するのかな。
なお、ここでは「浩人くん」・「葵さん」の数少ない接触シーンがあります。
plan.5、plan.6は推理する「虹太くん」がメインな印象。
賢い子ですね。
plan.3からちらほら描かれていた、”学校爆破予告事件”のシリーズはここでひと段落し。
そうキッチリくくられている訳でないですが、そんな感じです。
事件解決には「浩人くん」も活躍。
熱血漢ではありましたが、描き方はあまり強過ぎず、鋭すぎず、ちょうど良いくらいです。
なんというか、素直さから来る直感、みたいな。
どんなんかは、ぜひ本編でご確認ください。
※三宅葵
その続きから、「浩人くん」が三宅家と関わりができるplan.7。
「宮ちゃん」にも突っ込まれていたそのまま、「葵さん」と進展しませんねー。
さきほど”数少ない”と書いていますが、2人の会話シーンすら数える程度なのです。
そんな彼に唯一敵対していた「翠さん」とは誤解が解け、仲良しに。
plan.8は前話のシーン一部が「虹太くん」視点で描かれてました。
オモロイですね。
刑事課で人気な「翠さん」は「浩人くん」と急接近していて。
ラブっぽさはないものの、「葵さん」と比べて近しいですねー。
こっちのがよほど可能性ありそう。
収録での最終話、plan.9は誕生パーティー。
ホームコメディーしてますね。
こっちも照れるわ。
そんなんを横目に、久しぶりで出番の多い「葵さん」は…驚きの展開に。
そちらの会話は2巻への振りとなっていました。
ああ、そうなんだ!
「浩人くん」は「葵さん」とラブい関係にはなれるのか。
はたまた、まったく別の相手になるのか。
より複雑な人間関係となった2巻に期待。
【 その他 】
はい、毎度お馴染みの「陸乃家鴨」センセでした。
ブログでは↓下に並べたそのまま、頻繁に取り上げていております。
今回は警察…というより家族モノですかね。
相変わらずのお上手さでした。
漫画内で経過している年数も長く、序盤はどうなるかと思いましたが。
個人的には楽しく読めましたが、ブレた印象はあり。
ぱっと心を掴む漫画ではないかな。
そのあたりが人を選んでしまいそうでした。
1巻の時点ではそんなんでしたが、この先どう流れるのか2巻をじっくり待ちます。
10歳からの家族計画 1 (芳文社コミックス) (2013/04/16) 陸乃家鴨 商品詳細を見る |
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