■初恋すぷらっしゅ! (Dr.P)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、お尻、フェチ、学園
・構成 : 10話収録(うち「センパイシリーズ」×2、一部同一世界でのお話)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「おまけマンガ」、
カバー裏にイラスト・各話コメント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Dr.P(どくたー・ぴぃ)」センセの「初恋すぷらっしゅ!」です。
※「虎嶋美緒」
【 構成・絵柄 】
収録は1つ連続ものあった以外は、全て短編。
2ページほどの描き下ろし漫画は収録話の後日談で、それも連続っぽいですね。
連続話は同キャラ・別シチュエーションで2話ほどの漫画。
2話目は視点が別となっていて、やや唐突感あった1話目を補完するようなものでした。
そのほか、いつものように短編各話は同一世界でのお話となっていて。
ちらほら別エピソードのキャラが関わっています。
収録のうち1話は過去単行本との関連なので、未見な方はこれを機会に書店を探してみるのがいいでしょう。
ジャンルは明るいラブコメ。
紹介帯でもお尻押しでしたが、そんな描写がたっぷり。
ただし、振切れるまでの要素はなく、広く楽しめるだろう仕上がりでした。
えっち目的ほか、単にお話として楽しみたい方にも満足頂けると思います。
やや太さもあるしっかりとした線での作画。
全体の色づきや濃淡は適度で、目に優しく、白過ぎないもの。
描き込みも過不足は感じられず、味わい良く。
コマ割りや配置等でも引っかかるところはありませんでした。
だいたい枠間確保されているので、見易いのはそれがためかも。
表現も優れていて、特にコメディー部分は自然なものでお上手。
背景や小物も人物とよく合致しています。
人物画は幅広輪郭の漫画っぽい可愛らしさ。
タイプとしてはお姉さん系統。
癖はそれなりにありますが、そう人は選ばないものです。
判断は↓表紙がまさにイメージそのまま。
ポイントとなっているお尻を見たい場合は、裏表紙で確認ください。
【 収録話 】 10話収録
005:「aromatic athletic」
”ヒョロ助”なんてあだ名の「相馬兵助」が毎朝ジョギングを続けていたのは。
同じコースを走るお姉さんの汗のニオイが気に入ったからでした。
クラスメイト「烏丸識子(からすま・のりこ)」より、彼女の名前「戌井芳夏(いぬい・よしか)」ほかバレー部員などの情報を得ていたところ。
ちょうど突然の雨が降り、雨宿り中に彼女と鉢合わせたのでした。
だいたいそんな流れ。
雨宿りはいいとして、顔見知り程度の「芳夏さん」はやたら積極的で。
それで親しくなるというのは、だいぶ漫画的だなぁ~と、読み進めていましたが。
その部分について、後半で納得感のある説明がありました。
なるほど、それならばああした展開も違和感ないですね。
穴開いてるというのはエロい。
※左:バレー部「戌井芳夏」、右:教師「桐生龍希」
023:「ぽよぽよガールメランコリー」
電車通学でチカンに遭遇してしまった「丑尾和海(うしお・なごみ)」
クラスメイト「烏丸識子」の提案で、自転車通学の幼馴染み「猿渡克彦」に護衛を頼んだのでした。
タイトルそのまま、「和海ちゃん」は太目な設定なのですが。
確かに、もう少しぽっちゃりしてて良かったかもしれませんね。
「ほら、こんなこと言い出したよ、この子」
のコマが好き。
結構落ち込んでいたのに、気遣い屋さんですわね。
彼と電車内プレイに発展するのは偶然から。
さすがに最後まではしませんわねー。
(※「和海ちゃん」も意外に感じていたようですが)
そりゃ、そうだろ、というオチの1ページが好き。
041:「トラウマオーバーライト」
補習は真夏日で暑く、シャワー室に向かった「城名洋(じょうな・よう)」
男子シャワー室には先客がいたんですが…。
そこで鉢合わせたのは、暴君という評判の女教師「桐生龍希」だったのです。
だいたいそんな導入部。
この漫画のタイトルに”トラウマ”とありますが。
「城名くん」は幼少期の経験から、女性の裸が見れなくなっていたのでした。
そんな訳で、全裸鉢合わせで大変なこととならなかった理由の1つは、彼のそうしたトラウマがため。
(※小さい頃からの友人は「センパイシリーズ」の「飯綱」くんですね)
そもそも「桐生先生」は裸で悲鳴を上げるようなタイプではなかったですが。
たとえ彼女でなくとも、自分の裸が嘔吐の切っ掛けだとされたら。
複雑でしょうねー。
そりゃ、怒られるのも無理ないわね。
そんな彼でも、透けとか下着に反応するというのが楽しい。
身近にいないのでわかりませんが、実際にはそうしたものではないかなぁ。
隠されてるものは興味そそられますからね。
そんな切っ掛けの教師・生徒カップル。
お互いの立場、暴君と揶揄される性格など、高いハードルを越えるだけの要素であったと思います。
ほぼ怒り顔ばかりだった「桐生先生」の笑顔に注目。
巻末に収録の「おまけマンガ」はこちらのカップル。
元旦に初日の出を見に行く、と「桐生先生」に誘われた「城名くん」の2ページのショートです。
もともと露出狂の設定、というのが残ってますね。
確かにトラウマはなくなるかもしれませんが、変な性癖になってしまいそう。
まぁ、あーして振り回され続ける人生なんだろうなぁ。
059:「フラストレーション・ホールド」
プロレス好きな「宇佐義弘」
以前通っていた1つ上の先輩「虎嶋美緒」も同じ趣味で、意気投合。
その後も2人はよく共に過ごしていたんですが…成長した彼女からのプロレス技は二重の意味で辛いものだったのです。
ショートカットながら、片目隠れがちな髪型の「美緒さん」
横で寝転がる彼女を、お尻から見た光景はまさに絶景。
最中に「なんで~」とか言われていましたが。
年上なのだし、もう少し巧くアプローチして欲しかったなぁ。
「義弘くん」としては、同じ趣味という友人関係も壊したくはなかったでしょうし。
(※それは彼女としても同じか)
着衣えっちとなっていました。
077:「サーペンタイン・ラブ」
お嬢様学校の化学教師「根津」
なくしたスマホを拾ったのは、生徒「長柄巳沙」でしたが…。
暗証番号を突破され、中身を見られてしまったのでした。
黒ストッキング好きな方にオススメなエソピソードです。
解説によると、「大人の事情で女子大生にされ~」たのだとか。
嫌なご時世ですね。
若い割に落ち着いた物腰な「巳沙さん」
裏表紙が彼女。
そちら同様黒ストッキングを着用しており、素晴らしいグラデーションが堪能できます。
なお、彼女の本命は今回収録話の誰かなのですが。
ぜひ、予想しつつ読み進めてみて。
ヒントはこの話より前に位置している短編に登場してる方です。
095:「プリペイドハニー」
こちらで登場するのは、知的眼鏡な「烏丸識子(からすま・のりこ)」さんです。
気になっていた方、お待たせしました。
「兵助くん」、「和海ちゃん」らの恋のキューピット役となった彼女のヒロイン回です。
以前と雰囲気変わったなぁ、と思いましたが、眼鏡デザインが違うんですね。
また、原稿時期に開きあるというのがリアルな要因かも。
クラスメイト「猪口」に下着をバッチリ目撃されてしまった「識子さん」
鑑賞料千円を要求したところ、意外なほどあっさり支払われたのです。
「細かいのないんで」
そう言った彼は1万円を差し出してきたのですが、それはちょうど来月の新刊ラッシュの目標金額と合致していたため。
「あと『9回分』の先払いということで手を打たないか」
そんな提案をしたのでした。
目撃された下着デザインが彼女らしくて楽しい。
「フロントの柄はどんななんだ?」
そうした興味持たれるのは当然かも。
(オチの下着もそんなんでした)
ああした知的・冷静っぽい娘が自らスカートまくる姿はいいもんですわね(笑)
そうして9回をじわじわ消費するうち、行為がエスカレートしていました。
113:「センパイハンティング」
131:「センパイヒーティング」
最近妙な視線に悩まされていた「飯綱」
振り返った先には、ほぼたいてい後輩「山根心音(やまね・こおと)」がおり。
その主は彼女だろうかと思いつつも…自らのタイプがため、友人の言葉そのまま”自意識過剰”だと考えていたのです。
収録で唯一の2話連続モノ。
シチュエーション異なる話です。
ショートカットのヒロイン「心音さん」は、陸上部員で日焼け跡のまぶしい健康的な女性。
中扉・もくじ背景(…とカバー裏)が彼女です。
先の「芳夏さん」と似た活発なタイプですが、こちらは後輩。
「飯綱くん」よりも背丈高く、体力もあるという逆転カップルなのでした。
塾帰りの夜道で鉢合わせするのがメイン。
いわゆる陸上コスチュームかと思いましたが、単にスカート穿き忘れだったりして(笑)
オモロイ娘ですね。
逆転そのまま、彼女に襲われるというパターンとなっていました。
オチのやり取りが好き。
2話目「センパイヒーティング」は風邪をひいた「飯綱くん」のお見舞いに「心音さん」がやってくるというもの。
やたら美化されてた”こないだ(前話ね)”の絵が楽しい。
彼女の意識ではああしたイメージなのかな。
成年漫画で風邪のお見舞いえっちは、最終的にうつるオチがセオリーでしたが。
さすが体力ある「心音さん」だけあって、そんな雰囲気ありません。
(おそらくピンピンしてると思う)
メインは添い寝から。
「チビで陰気で非力で虚弱でひねくれ者」
…とは、「心音さん」の「飯綱くん」評なのですが。
前話での視線の理由と、彼女が好意を持つに至る経緯が描かれていました。
不釣り合いな2人でしたが、あれを見ると”なるほどなぁ”って感じると思う。
※左:「烏丸識子」、右:陸上部「山根心音」
149:「私のガーデナー」
庭の草刈りのバイトを引き受けて帰省した「恒吉」
炎天下に彼がそんなんを受けたのは、依頼主「マミ姉」こと「田沼猯美」がため。
彼女には受験の際に勉強やその他でお世話になっていたのでした。
解説によると、初のアンダーヘアとのことでした。
そうでしたっけ??
…と、次の漫画の調べものついでに、過去単行本をひととおり見てきましたが。
なるほど、全てパイパンでした。
大人の女性多いので、なんだか意外。
「マミ姉」はさっぱりとした雰囲気の眼鏡お姉さん。
「恒吉くん」も見とれていましたが、腰回りからお尻にかけて実に立派でして。
よくよく見ると、1ページ目の初登場コマでも、ズボンのボタン止まってなかったですね。
もともとお誘いだったのかな。
オチでのやり取りがまたいい感じでした。
169:「へべれけティーチャー」
友人らとの飲み会で酔っぱらっていた女教師「千波」
そんな彼女が捕まえてグチっていた相手は、元教え子「神谷仁」だったのです。
ごく簡単にはそんなお話。
解説に”神谷くんは「侵略的恋愛主義」にモブで出演~”とあったので、読み返してきました。
「私のマクラくん」でした。
そちらでもちゃんと名前まで出てましたよ。
こちらだけ12年の原稿なのですが。
違和感なく読めると思います。
もともとお上手ですからね。
その時も勢いのあるキャラでしたが、
「そんなわけあるかぁッ!!!」
とかなんとか、こちらでは発言通りにアクションしていました。
男性としては憬れるシチュエーションの1つで、実に羨ましいです。
(※そもそも、憧れるような女教師はこの世に見たことないですが…)
【 その他 】
本日は毎度お馴染みの「Dr.P」センセでした。
前巻「ももいろデイドリーム」は2013年のこと。
なんだか久しぶり、と思って店頭で手にしましたが、その通りでした。
ブログによると、これが6冊目とのこと。
こちらでは「あなたが触れるたびに」、「侵略的恋愛主義」、「恋愛スタンピード!」、「僕んちのミカゲさん」、一般系「ももいろデイドリーム」などを紹介しています。
毎度ながら、ひでるさんはセンセのファンなので、どうしても評価はそうした感じになっていると思いますが…。
それを頑張って差っ引いたとしても、やっぱり面白い。
各キャラは個性的でラブ・コメのバランス良いラブコメ話は単に読んでいても楽しく、成年系のメイン部分もお尻とかフェチ要素があり。
短編の各話は世界観を共有しているため、注意してみるとあちこちの繋がりが見えてきて。
今回、過去単行本のひととおりを見返したこともあり、改めてそう感じました。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、お尻、フェチ、学園
・構成 : 10話収録(うち「センパイシリーズ」×2、一部同一世界でのお話)
・おまけ: あとがき、描き下ろし「おまけマンガ」、
カバー裏にイラスト・各話コメント。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「Dr.P(どくたー・ぴぃ)」センセの「初恋すぷらっしゅ!」です。
※「虎嶋美緒」
【 構成・絵柄 】
収録は1つ連続ものあった以外は、全て短編。
2ページほどの描き下ろし漫画は収録話の後日談で、それも連続っぽいですね。
連続話は同キャラ・別シチュエーションで2話ほどの漫画。
2話目は視点が別となっていて、やや唐突感あった1話目を補完するようなものでした。
そのほか、いつものように短編各話は同一世界でのお話となっていて。
ちらほら別エピソードのキャラが関わっています。
収録のうち1話は過去単行本との関連なので、未見な方はこれを機会に書店を探してみるのがいいでしょう。
ジャンルは明るいラブコメ。
紹介帯でもお尻押しでしたが、そんな描写がたっぷり。
ただし、振切れるまでの要素はなく、広く楽しめるだろう仕上がりでした。
えっち目的ほか、単にお話として楽しみたい方にも満足頂けると思います。
やや太さもあるしっかりとした線での作画。
全体の色づきや濃淡は適度で、目に優しく、白過ぎないもの。
描き込みも過不足は感じられず、味わい良く。
コマ割りや配置等でも引っかかるところはありませんでした。
だいたい枠間確保されているので、見易いのはそれがためかも。
表現も優れていて、特にコメディー部分は自然なものでお上手。
背景や小物も人物とよく合致しています。
人物画は幅広輪郭の漫画っぽい可愛らしさ。
タイプとしてはお姉さん系統。
癖はそれなりにありますが、そう人は選ばないものです。
判断は↓表紙がまさにイメージそのまま。
ポイントとなっているお尻を見たい場合は、裏表紙で確認ください。
【 収録話 】 10話収録
005:「aromatic athletic」
”ヒョロ助”なんてあだ名の「相馬兵助」が毎朝ジョギングを続けていたのは。
同じコースを走るお姉さんの汗のニオイが気に入ったからでした。
クラスメイト「烏丸識子(からすま・のりこ)」より、彼女の名前「戌井芳夏(いぬい・よしか)」ほかバレー部員などの情報を得ていたところ。
ちょうど突然の雨が降り、雨宿り中に彼女と鉢合わせたのでした。
だいたいそんな流れ。
雨宿りはいいとして、顔見知り程度の「芳夏さん」はやたら積極的で。
それで親しくなるというのは、だいぶ漫画的だなぁ~と、読み進めていましたが。
その部分について、後半で納得感のある説明がありました。
なるほど、それならばああした展開も違和感ないですね。
穴開いてるというのはエロい。
※左:バレー部「戌井芳夏」、右:教師「桐生龍希」
023:「ぽよぽよガールメランコリー」
電車通学でチカンに遭遇してしまった「丑尾和海(うしお・なごみ)」
クラスメイト「烏丸識子」の提案で、自転車通学の幼馴染み「猿渡克彦」に護衛を頼んだのでした。
タイトルそのまま、「和海ちゃん」は太目な設定なのですが。
確かに、もう少しぽっちゃりしてて良かったかもしれませんね。
「ほら、こんなこと言い出したよ、この子」
のコマが好き。
結構落ち込んでいたのに、気遣い屋さんですわね。
彼と電車内プレイに発展するのは偶然から。
さすがに最後まではしませんわねー。
(※「和海ちゃん」も意外に感じていたようですが)
そりゃ、そうだろ、というオチの1ページが好き。
041:「トラウマオーバーライト」
補習は真夏日で暑く、シャワー室に向かった「城名洋(じょうな・よう)」
男子シャワー室には先客がいたんですが…。
そこで鉢合わせたのは、暴君という評判の女教師「桐生龍希」だったのです。
だいたいそんな導入部。
この漫画のタイトルに”トラウマ”とありますが。
「城名くん」は幼少期の経験から、女性の裸が見れなくなっていたのでした。
そんな訳で、全裸鉢合わせで大変なこととならなかった理由の1つは、彼のそうしたトラウマがため。
(※小さい頃からの友人は「センパイシリーズ」の「飯綱」くんですね)
そもそも「桐生先生」は裸で悲鳴を上げるようなタイプではなかったですが。
たとえ彼女でなくとも、自分の裸が嘔吐の切っ掛けだとされたら。
複雑でしょうねー。
そりゃ、怒られるのも無理ないわね。
そんな彼でも、透けとか下着に反応するというのが楽しい。
身近にいないのでわかりませんが、実際にはそうしたものではないかなぁ。
隠されてるものは興味そそられますからね。
そんな切っ掛けの教師・生徒カップル。
お互いの立場、暴君と揶揄される性格など、高いハードルを越えるだけの要素であったと思います。
ほぼ怒り顔ばかりだった「桐生先生」の笑顔に注目。
巻末に収録の「おまけマンガ」はこちらのカップル。
元旦に初日の出を見に行く、と「桐生先生」に誘われた「城名くん」の2ページのショートです。
もともと露出狂の設定、というのが残ってますね。
確かにトラウマはなくなるかもしれませんが、変な性癖になってしまいそう。
まぁ、あーして振り回され続ける人生なんだろうなぁ。
059:「フラストレーション・ホールド」
プロレス好きな「宇佐義弘」
以前通っていた1つ上の先輩「虎嶋美緒」も同じ趣味で、意気投合。
その後も2人はよく共に過ごしていたんですが…成長した彼女からのプロレス技は二重の意味で辛いものだったのです。
ショートカットながら、片目隠れがちな髪型の「美緒さん」
横で寝転がる彼女を、お尻から見た光景はまさに絶景。
最中に「なんで~」とか言われていましたが。
年上なのだし、もう少し巧くアプローチして欲しかったなぁ。
「義弘くん」としては、同じ趣味という友人関係も壊したくはなかったでしょうし。
(※それは彼女としても同じか)
着衣えっちとなっていました。
077:「サーペンタイン・ラブ」
お嬢様学校の化学教師「根津」
なくしたスマホを拾ったのは、生徒「長柄巳沙」でしたが…。
暗証番号を突破され、中身を見られてしまったのでした。
黒ストッキング好きな方にオススメなエソピソードです。
解説によると、「大人の事情で女子大生にされ~」たのだとか。
嫌なご時世ですね。
若い割に落ち着いた物腰な「巳沙さん」
裏表紙が彼女。
そちら同様黒ストッキングを着用しており、素晴らしいグラデーションが堪能できます。
なお、彼女の本命は今回収録話の誰かなのですが。
ぜひ、予想しつつ読み進めてみて。
ヒントはこの話より前に位置している短編に登場してる方です。
095:「プリペイドハニー」
こちらで登場するのは、知的眼鏡な「烏丸識子(からすま・のりこ)」さんです。
気になっていた方、お待たせしました。
「兵助くん」、「和海ちゃん」らの恋のキューピット役となった彼女のヒロイン回です。
以前と雰囲気変わったなぁ、と思いましたが、眼鏡デザインが違うんですね。
また、原稿時期に開きあるというのがリアルな要因かも。
クラスメイト「猪口」に下着をバッチリ目撃されてしまった「識子さん」
鑑賞料千円を要求したところ、意外なほどあっさり支払われたのです。
「細かいのないんで」
そう言った彼は1万円を差し出してきたのですが、それはちょうど来月の新刊ラッシュの目標金額と合致していたため。
「あと『9回分』の先払いということで手を打たないか」
そんな提案をしたのでした。
目撃された下着デザインが彼女らしくて楽しい。
「フロントの柄はどんななんだ?」
そうした興味持たれるのは当然かも。
(オチの下着もそんなんでした)
ああした知的・冷静っぽい娘が自らスカートまくる姿はいいもんですわね(笑)
そうして9回をじわじわ消費するうち、行為がエスカレートしていました。
113:「センパイハンティング」
131:「センパイヒーティング」
最近妙な視線に悩まされていた「飯綱」
振り返った先には、ほぼたいてい後輩「山根心音(やまね・こおと)」がおり。
その主は彼女だろうかと思いつつも…自らのタイプがため、友人の言葉そのまま”自意識過剰”だと考えていたのです。
収録で唯一の2話連続モノ。
シチュエーション異なる話です。
ショートカットのヒロイン「心音さん」は、陸上部員で日焼け跡のまぶしい健康的な女性。
中扉・もくじ背景(…とカバー裏)が彼女です。
先の「芳夏さん」と似た活発なタイプですが、こちらは後輩。
「飯綱くん」よりも背丈高く、体力もあるという逆転カップルなのでした。
塾帰りの夜道で鉢合わせするのがメイン。
いわゆる陸上コスチュームかと思いましたが、単にスカート穿き忘れだったりして(笑)
オモロイ娘ですね。
逆転そのまま、彼女に襲われるというパターンとなっていました。
オチのやり取りが好き。
2話目「センパイヒーティング」は風邪をひいた「飯綱くん」のお見舞いに「心音さん」がやってくるというもの。
やたら美化されてた”こないだ(前話ね)”の絵が楽しい。
彼女の意識ではああしたイメージなのかな。
成年漫画で風邪のお見舞いえっちは、最終的にうつるオチがセオリーでしたが。
さすが体力ある「心音さん」だけあって、そんな雰囲気ありません。
(おそらくピンピンしてると思う)
メインは添い寝から。
「チビで陰気で非力で虚弱でひねくれ者」
…とは、「心音さん」の「飯綱くん」評なのですが。
前話での視線の理由と、彼女が好意を持つに至る経緯が描かれていました。
不釣り合いな2人でしたが、あれを見ると”なるほどなぁ”って感じると思う。
※左:「烏丸識子」、右:陸上部「山根心音」
149:「私のガーデナー」
庭の草刈りのバイトを引き受けて帰省した「恒吉」
炎天下に彼がそんなんを受けたのは、依頼主「マミ姉」こと「田沼猯美」がため。
彼女には受験の際に勉強やその他でお世話になっていたのでした。
解説によると、初のアンダーヘアとのことでした。
そうでしたっけ??
…と、次の漫画の調べものついでに、過去単行本をひととおり見てきましたが。
なるほど、全てパイパンでした。
大人の女性多いので、なんだか意外。
「マミ姉」はさっぱりとした雰囲気の眼鏡お姉さん。
「恒吉くん」も見とれていましたが、腰回りからお尻にかけて実に立派でして。
よくよく見ると、1ページ目の初登場コマでも、ズボンのボタン止まってなかったですね。
もともとお誘いだったのかな。
オチでのやり取りがまたいい感じでした。
169:「へべれけティーチャー」
友人らとの飲み会で酔っぱらっていた女教師「千波」
そんな彼女が捕まえてグチっていた相手は、元教え子「神谷仁」だったのです。
ごく簡単にはそんなお話。
解説に”神谷くんは「侵略的恋愛主義」にモブで出演~”とあったので、読み返してきました。
「私のマクラくん」でした。
そちらでもちゃんと名前まで出てましたよ。
こちらだけ12年の原稿なのですが。
違和感なく読めると思います。
もともとお上手ですからね。
その時も勢いのあるキャラでしたが、
「そんなわけあるかぁッ!!!」
とかなんとか、こちらでは発言通りにアクションしていました。
男性としては憬れるシチュエーションの1つで、実に羨ましいです。
(※そもそも、憧れるような女教師はこの世に見たことないですが…)
【 その他 】
本日は毎度お馴染みの「Dr.P」センセでした。
前巻「ももいろデイドリーム」は2013年のこと。
なんだか久しぶり、と思って店頭で手にしましたが、その通りでした。
ブログによると、これが6冊目とのこと。
こちらでは「あなたが触れるたびに」、「侵略的恋愛主義」、「恋愛スタンピード!」、「僕んちのミカゲさん」、一般系「ももいろデイドリーム」などを紹介しています。
毎度ながら、ひでるさんはセンセのファンなので、どうしても評価はそうした感じになっていると思いますが…。
それを頑張って差っ引いたとしても、やっぱり面白い。
各キャラは個性的でラブ・コメのバランス良いラブコメ話は単に読んでいても楽しく、成年系のメイン部分もお尻とかフェチ要素があり。
短編の各話は世界観を共有しているため、注意してみるとあちこちの繋がりが見えてきて。
今回、過去単行本のひととおりを見返したこともあり、改めてそう感じました。
★よかったな、と思ったらクリックして下さい:【人気blogランキング】