■初嬢日記 (紅威ヨル)
★まんがデーター [14.0/20.0]
・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、女装、コスプレ
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、11話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: 合間にイラスト・キャラ説明、カラー描き下ろし「Prologue」、
カバー裏にあとがき・漫画「みずきちゃんのその後」、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紅威ヨル(あかい・よる)」センセの「初嬢日記」です。
※佐藤晶
【 構成・絵柄 】
実は1冊まるまるの長編漫画です。
詳しくは後述しますが、主人公には女装癖があり。
ぱっと見た感じでは、女性同士のような風情になっていました。
貧乳な女の子、みたいな。
”画面がむさ苦しくならない手段”として、良い設定ですわね。
なお、男子は女装していますが、ちゃんと男女のカップルになっているので、ご安心ください・お気をつけ下さい。
元々は携帯配信の漫画である様子。
売り上げ総合ランキング2位という輝かしい実績があるようです。
うん、それも納得。
漫画は基本コメディーちっくですが、コスプレ・ラブコメな要素もあり。
長編であるものの、キャラ数も極力抑えられていて。
お話としてはそこそこ程度にとどめ、カップルの様々なえっちシチュエーションを楽しむようになってました。
ぱっと理解できるので、刹那的な携帯という媒体に丁度良いのかな。
たっぷり2人を堪能できるので、単行本としても無論良い仕上がりでした。
作画はこざっぱりとした印象。
描き込みは比較的すっきりで、濃淡もそれほど強くはありません。
そこそこの白比率がありました。
また、だいたいコマに収まっていて、枠間も確保されています。
目に優しいですね。
キャラは適度には漫画っぽいものの、あちこちのバランスとしてはリアルに近い印象。
お姉さん系な雰囲気です。
ただ、前述した見易さと、そうしたリアルとも取れる人物絵がため。
ちょっとした崩れや乱れ、力の入れ具合などが簡単に目立ってしまうのです。
個人的には、表現にもカタいところがちらほら散見されました。
目立つ悪さはないものの、細かくはもう一歩、二歩という感じです。
判断については、「リイド社・クリベロン」のサンプルがオススメ。
【 収録話 】 11話収録
会社でのストレスをいつしか女装することで解消していた「佐藤晶」
童顔でそれがやたら似合うため、オヤジを引っ掛けては奢ってもらっていたのです。
そんな彼に声を賭けて来た、若い男。
バーで飲んでいたところ不意に意識を失い、気付いた時はホテルのベッドの上でした。
男だと告白した「晶」に、
「うん、知ってるよ」
そう返事した彼は、男装していた女性「中嶋恵」だったのです。
大まかにはそんな感じ。
女装趣味な男性と、男装していた女性というあべこべなカップル。
出会いとしてはそんなんでしたが、基本的に「恵さん」は女性なままで。
可愛らしい「晶くん」をコスプレさせたりなんだりして弄んでおりました。
主導権を握っているのが、年上な女性側。
ショタ系とも通じる要素がありますわね。
彼は性格も含めて何かと可愛らしく、彼女はとかくエロく描かれていましたよ。
※中嶋恵
003:Prologue カラー原稿 描き下ろし
こちらが描き下ろしで、カラー原稿。
タイトルそのままプロローグで、「晶くん」をロックオンした際のエピソードになってます。
…あっさり見破ってたんですね。
流石でした。
007:Diary1「スカートの中の秘密」
025:Diary2「週末デート」
前者が本編の1話目。
プロローグから察するところ、何らか盛られたんでしょうか。
貞操の危機です。
相手が女性だったのは幸いでしたが、お尻ずっぽりされてますね。
ううむ…。
後者はオチでの約束そのままデートへ行く流れ。
えっち気味なR指定の映画見てますね。
周辺も女子なようだったので、ああしたシーンのある恋愛モノなのかな。
その間ずっといじくり回されていたようでした。
わはは。
えっちはその後のトイレです。
しかし、確かに女装してる方はどっちトイレに入ってるのかなぁ。
043:Diary3「1日ご奉仕メイド」
タイトルそのままメイドコスプレなお話。
まぁ、メイドとなってるのは「晶くん」なんですけどね。
「恵さん」は久しぶりに男装してます。
…が、バストはそのままなので、1話ほど完璧なものではなかったです。
ご褒美シーンのアングルが好き。
”ご褒美”という響きから、「晶くん」が想像した図が乙女ちっくでした。
059:Diary4「メグミさん宅にて」
「まさか4話も続くと思ってませんでした」
そんなモノローグが可笑しいです。
こちらは「恵さん」の自宅。
猫耳を着けさせられていましたが、案の定それだけでは終わらず。
尻尾も装着させられています。
台詞で気付きましたが、なるほど見返してみるとずっと「恵さん」のが上だったんですね(笑)
077:Diary5「水樹ちゃん」
095:Diary6「三角関係?」
事務「黒埼水樹」が登場するエピソード。
”中嶋恵の友人”
そう言った彼女は、恵の家で写真を見たとかで、「晶くん」を誘ってきたのでした。
その切っ掛けはいいとして。
待ち合わせにわざわざ女装してくる理由がよく分かんないですね。
なにはともあれ、「水樹さん」からも迫られてしまうのでした。
モテモテだ。
後者では「恵さん」が駆け付けて複数えっちに発展するんですが。
その詳細は内緒。
オチでああした事を言ってたので、もっと顔を見せるかとも思いましたけど、このくらいでちょうど良かったかな。
117:Diary7「アキラくん家にて」
137:Diary8「癒しのアキラくん」
眼鏡な「晶くん」が見れる前者。
一瞬、新キャラかと勘違いしましたよ。
多少変化あったか…いや、さして変わってないか。
「恵さん」は髪をアップにしてましたよ。
ラブラブな後者。
すっかりカップルになったかなぁ。
最終エピソードを控えての前フリがありました。
※左:佐藤晶、右:黒埼水樹
157:Diary9「メグミさんの気まぐれ」
177:Diary10「永久にふたりで」
そんな訳で、こちら2話がラストなお話。
温泉旅行を描いておりました。
心なしか、作画も気合入ってましたよー。
温泉シーンはあったんですが、こざっぱり描かれていたのが、ちと残念。
まぁ、お話の流れもあってそれどころではなかったですけどね。
2人がどんな結末を迎えるのか、お楽しみに。
【 その他 】
そんなこんなで、「紅威ヨル」センセです。
連載お疲れさまでした。
こちらが初単行本なのだとか。
おめでとうございます。
…とか、書いていたら。
来月には(4/15予定)、早くも2冊目「神待ち家出少女」が発売されるとのこと。
(※さらには最新作品も配信中な様子)
いやあ、ノッてますねー。
次のソレはよりえっち度が高そうな雰囲気でしたよ。
サンプルもそのうち見れるようになるのかな。
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・絵柄 :●●●○○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●○○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] ラブコメ、コメディー、女装、コスプレ
・構成 : 初単行本、カラー(4P)、11話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: 合間にイラスト・キャラ説明、カラー描き下ろし「Prologue」、
カバー裏にあとがき・漫画「みずきちゃんのその後」、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「紅威ヨル(あかい・よる)」センセの「初嬢日記」です。
※佐藤晶
【 構成・絵柄 】
実は1冊まるまるの長編漫画です。
詳しくは後述しますが、主人公には女装癖があり。
ぱっと見た感じでは、女性同士のような風情になっていました。
貧乳な女の子、みたいな。
”画面がむさ苦しくならない手段”として、良い設定ですわね。
なお、男子は女装していますが、ちゃんと男女のカップルになっているので、ご安心ください・お気をつけ下さい。
元々は携帯配信の漫画である様子。
売り上げ総合ランキング2位という輝かしい実績があるようです。
うん、それも納得。
漫画は基本コメディーちっくですが、コスプレ・ラブコメな要素もあり。
長編であるものの、キャラ数も極力抑えられていて。
お話としてはそこそこ程度にとどめ、カップルの様々なえっちシチュエーションを楽しむようになってました。
ぱっと理解できるので、刹那的な携帯という媒体に丁度良いのかな。
たっぷり2人を堪能できるので、単行本としても無論良い仕上がりでした。
作画はこざっぱりとした印象。
描き込みは比較的すっきりで、濃淡もそれほど強くはありません。
そこそこの白比率がありました。
また、だいたいコマに収まっていて、枠間も確保されています。
目に優しいですね。
キャラは適度には漫画っぽいものの、あちこちのバランスとしてはリアルに近い印象。
お姉さん系な雰囲気です。
ただ、前述した見易さと、そうしたリアルとも取れる人物絵がため。
ちょっとした崩れや乱れ、力の入れ具合などが簡単に目立ってしまうのです。
個人的には、表現にもカタいところがちらほら散見されました。
目立つ悪さはないものの、細かくはもう一歩、二歩という感じです。
判断については、「リイド社・クリベロン」のサンプルがオススメ。
【 収録話 】 11話収録
会社でのストレスをいつしか女装することで解消していた「佐藤晶」
童顔でそれがやたら似合うため、オヤジを引っ掛けては奢ってもらっていたのです。
そんな彼に声を賭けて来た、若い男。
バーで飲んでいたところ不意に意識を失い、気付いた時はホテルのベッドの上でした。
男だと告白した「晶」に、
「うん、知ってるよ」
そう返事した彼は、男装していた女性「中嶋恵」だったのです。
大まかにはそんな感じ。
女装趣味な男性と、男装していた女性というあべこべなカップル。
出会いとしてはそんなんでしたが、基本的に「恵さん」は女性なままで。
可愛らしい「晶くん」をコスプレさせたりなんだりして弄んでおりました。
主導権を握っているのが、年上な女性側。
ショタ系とも通じる要素がありますわね。
彼は性格も含めて何かと可愛らしく、彼女はとかくエロく描かれていましたよ。
※中嶋恵
003:Prologue カラー原稿 描き下ろし
こちらが描き下ろしで、カラー原稿。
タイトルそのままプロローグで、「晶くん」をロックオンした際のエピソードになってます。
…あっさり見破ってたんですね。
流石でした。
007:Diary1「スカートの中の秘密」
025:Diary2「週末デート」
前者が本編の1話目。
プロローグから察するところ、何らか盛られたんでしょうか。
貞操の危機です。
相手が女性だったのは幸いでしたが、お尻ずっぽりされてますね。
ううむ…。
後者はオチでの約束そのままデートへ行く流れ。
えっち気味なR指定の映画見てますね。
周辺も女子なようだったので、ああしたシーンのある恋愛モノなのかな。
その間ずっといじくり回されていたようでした。
わはは。
えっちはその後のトイレです。
しかし、確かに女装してる方はどっちトイレに入ってるのかなぁ。
043:Diary3「1日ご奉仕メイド」
タイトルそのままメイドコスプレなお話。
まぁ、メイドとなってるのは「晶くん」なんですけどね。
「恵さん」は久しぶりに男装してます。
…が、バストはそのままなので、1話ほど完璧なものではなかったです。
ご褒美シーンのアングルが好き。
”ご褒美”という響きから、「晶くん」が想像した図が乙女ちっくでした。
059:Diary4「メグミさん宅にて」
「まさか4話も続くと思ってませんでした」
そんなモノローグが可笑しいです。
こちらは「恵さん」の自宅。
猫耳を着けさせられていましたが、案の定それだけでは終わらず。
尻尾も装着させられています。
台詞で気付きましたが、なるほど見返してみるとずっと「恵さん」のが上だったんですね(笑)
077:Diary5「水樹ちゃん」
095:Diary6「三角関係?」
事務「黒埼水樹」が登場するエピソード。
”中嶋恵の友人”
そう言った彼女は、恵の家で写真を見たとかで、「晶くん」を誘ってきたのでした。
その切っ掛けはいいとして。
待ち合わせにわざわざ女装してくる理由がよく分かんないですね。
なにはともあれ、「水樹さん」からも迫られてしまうのでした。
モテモテだ。
後者では「恵さん」が駆け付けて複数えっちに発展するんですが。
その詳細は内緒。
オチでああした事を言ってたので、もっと顔を見せるかとも思いましたけど、このくらいでちょうど良かったかな。
117:Diary7「アキラくん家にて」
137:Diary8「癒しのアキラくん」
眼鏡な「晶くん」が見れる前者。
一瞬、新キャラかと勘違いしましたよ。
多少変化あったか…いや、さして変わってないか。
「恵さん」は髪をアップにしてましたよ。
ラブラブな後者。
すっかりカップルになったかなぁ。
最終エピソードを控えての前フリがありました。
※左:佐藤晶、右:黒埼水樹
157:Diary9「メグミさんの気まぐれ」
177:Diary10「永久にふたりで」
そんな訳で、こちら2話がラストなお話。
温泉旅行を描いておりました。
心なしか、作画も気合入ってましたよー。
温泉シーンはあったんですが、こざっぱり描かれていたのが、ちと残念。
まぁ、お話の流れもあってそれどころではなかったですけどね。
2人がどんな結末を迎えるのか、お楽しみに。
【 その他 】
そんなこんなで、「紅威ヨル」センセです。
連載お疲れさまでした。
こちらが初単行本なのだとか。
おめでとうございます。
…とか、書いていたら。
来月には(4/15予定)、早くも2冊目「神待ち家出少女」が発売されるとのこと。
(※さらには最新作品も配信中な様子)
いやあ、ノッてますねー。
次のソレはよりえっち度が高そうな雰囲気でしたよ。
サンプルもそのうち見れるようになるのかな。
初嬢日記 (クリベロンコミックス) (2013/03/15) 紅威ヨル 商品詳細を見る |
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