■笑顔を咲かせて (あきのそら)
★まんがデーター [12.5/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 凌辱、羞恥、むちむち
・構成 : カラー(4P)、6話収録(うち「笑顔を咲かせて」×5)
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラーイラスト・漫画、
イラスト、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あきのそら」センセの「笑顔を咲かせて」です。
※許嫁の「かなえちゃん」
【 構成・絵柄 】
収録はほぼ1冊まるまるという中編と短編。
ほぼ表題作の単行本で、短編はおまけ収録的な印象です。
(※表題作だけで172ページある)
話数は6話と一見少な目ですが、ページ的には不足感なく問題ありません。
メインは連続ストーリー。
タイトルと↓表紙の雰囲気から察せられるそのまま、明るいラブコメ話ではありません。
重さのあるお話で、ヒロインが色々されてしまうもの。
多少ハード目な描写もあり、精神的にもストレスかけられるため、得意でない方は注意。
ただ、そっち系なものと比べればかなりソフトで…。
ラブコメ好きなひでるさんですが、特に読み辛さは感じませんでした。
やや漫画的なところあったものの、それも含めて良い仕上がりだと思います。
アマゾンの評価はやや極端な感じ。(★は少なくとも3以上ではないかなぁ)
なお、カバー裏には「笑顔を咲かせて」のちょっとした漫画とイラストがあるのですが。
先に見ない方がいいかと。
すっきりとした丁寧な線の作画。
全体の色付きはデジタルな感じでちょうど良く、濃淡はやや濃いめ。
描き込みはメリハリのバランスに優れていました。
コマ割りは中小で枠間あり、極端過ぎる変化もなく見易いです。
漫画もお上手でした。
縦長な輪郭で、目鼻しっかりとした可愛らしいもの。
やや鼻からに顎かけて長い印象ありますが、些細な程度。
表情や動きなど引っ掛かるところはありません。
判断については、↓表紙・裏表紙。
あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「笑顔を咲かせて」 5話
父親の会社を救うため、融資元「九条」の御曹司の許嫁となっていた「かなえ」
性の捌け口のように扱われ、疲れていた頃。
告白してきた「如月匠」の純粋さに惹かれ、事実を隠したまま付き合うようになっていたのでした。
大雑把にはそんな導入部。
1名のヒロインを巡るシリアスな中編です。
ちょっと前時代的なネタでしたけどね。
紹介文面には、”純愛とネトラレ”と書かれていました。
純愛は置いといて、ネトラレについては実際のところ読者側にかかるものでなく。
「九条くん」の方ですね。
8度目の告白で付き合うこととなった「かなえ」・「匠」のカップル。
何度もチャレンジする彼の精神力は大したもので、またOKとなるくだりも爽やかで素敵なものでしたが。
なにゆえ応じられないのか、ちゃんと示さなかった「かなえちゃん」にはちと疑問。
細かい説明する必要ないのだし、初回はいいとして2回目には言ってあげないと気の毒。
8度も告白させてるのだし。
ただ、家の深刻な事情があって、彼女なりに相当思い悩んでおり。
カバー裏のようなやり取りを見せられるため、嫌悪感はありません。
どうか幸せになって欲しいところです。
漫画は「九条くん」の視点で描かれていませんでしたが、おそらく彼も純粋(?)に好いてはいたと思います。
お金持ちの御曹司でしたから、単に女の子の扱いが分からないだけかも。
※「匠くん」との「かなえちゃん」
既に「かなえ」・「匠」の2人は付き合っている状態から始まる1話目。
視点は「かなえちゃん」
3ページほどの冒頭の教室ブレイの相手は「匠くん」でした。
…彼ともえっちしちゃってるのね……。
後の描写なども見る限り、彼と一緒の時はお姉さん的に振る舞っており。
「九条くん」との行為で開発されていたことも考えると、誘ったのは「かなえちゃん」で間違いないでしょう。
4話のモノローグでも男性に対して偏った発想をしていましたから。
こちらのメインはホテルへ呼び出された「かなえちゃん」
超ミニのワンピース姿が可愛い。
相手「九条くん」は年上(社会人?)のようで、ワインらしきものを片手に出迎えています。
なお、彼は「匠くん」とのことも承知の上でした。
2話目は「匠くん」視点。
図書館で待ち合わせた2人のラブラブ描写が見れます。
前話でもちらと描かれていましたが、「匠くん」と2人きりになると主導権は「かなえちゃん」が握っており。
届かない本を肩車で~なんて甘い場面もありました。
いいなぁ、あれ。
また、男性の憬れ”図書館えっち”についても、あっさり承諾してくれています。
すぐに近くにも人がいたんですけどね。
ただ、甘い時間は長く続かず。
オチ付近では「匠くん」が驚く展開となっています。
思わず「凄ノ王伝説/永井豪」を思い出してしまいました。
ポイントとなる3話目。
あの後の”おしおき”される「かなえちゃん」から。
ううむ、「九条くん」は…分かってないなぁ。
前述した通り、彼視点ではネトラレていて。
また、単に普通の愛し方を(おそらく)知らないだけなので、ああして荒れてしまうのだと思いますが。
この漫画内では、実にイイ具合な悪役となってます。
あの1ページコマは迫力ありました。
屋上で思い止まる場面もリアルですね。
そして「匠くん」
よく頑張っていました。
えっちにまで至るのは、いかにも成年漫画かな。
ただ、問題はまだなんら解決していないのです。
最終話はエピローグ的なものなので、4話目が実質の最終エピソード。
テキストには描かれていた、「匠くん」の告白シーンがあります。
「かなえちゃん」ともども、できればもう少しお話前の風景(情報)が描かれれば、より刺さりそうに思いました。
ハッキリ言って、ライバル「九条くん」は単なる学生の「匠くん」では荷が勝ち過ぎる相手。
それは「かなえちゃん」も同様で、まともに当たっては勝負にすらならないところ。
このお話がどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認ください。
いちおう、読後感は悪くないものです。
※麗華さん
175:「ブーゲンビリア」
学校でトップだと噂される美人「麗華」
そんな彼女と付き合う「一樹」は、誰も想像しないだろう裏の顔を知っていたのでした。
「麗華さん」は左右ドリル髪がポイントのお嬢様っぽいヒロイン。
喋り口調もそんなんでしたが、冒頭では「一樹くん」の世話を焼いていたりして…実際のところは不明。
(躾けの良いお嬢様、って線もあるか)
裏表紙などに顔を見せています。
彼女の本質について、本編では汎用性の高い漢字2文字で表現されていましたが。
露出好きなんですね。
実に良い表情しており、そう考えるとああした姿をさらけ出せる「一樹くん」の存在は重要。
良いパートナーがいて幸せ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「あきのそら」センセでした。
ブログでは初単行本の「妹秘め」を紹介しています。
こちらが3冊目の単行本。
正直な話。
前述しましたが、先にアマゾンの評価を見てしまい。
読むのをやや躊躇していました。
ネトラレ、って単語は重さあるので、おっかないんですよ。
お話・絵柄共に高水準な仕上がりで楽しめました。
あんな感じでしたが、「九条くん」にもいい相手見つかればいいですね。
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●○
・漫画 :●●●●○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] 凌辱、羞恥、むちむち
・構成 : カラー(4P)、6話収録(うち「笑顔を咲かせて」×5)
・おまけ: あとがき、カバー裏にカラーイラスト・漫画、
イラスト、加筆修正あり。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「あきのそら」センセの「笑顔を咲かせて」です。
※許嫁の「かなえちゃん」
【 構成・絵柄 】
収録はほぼ1冊まるまるという中編と短編。
ほぼ表題作の単行本で、短編はおまけ収録的な印象です。
(※表題作だけで172ページある)
話数は6話と一見少な目ですが、ページ的には不足感なく問題ありません。
メインは連続ストーリー。
タイトルと↓表紙の雰囲気から察せられるそのまま、明るいラブコメ話ではありません。
重さのあるお話で、ヒロインが色々されてしまうもの。
多少ハード目な描写もあり、精神的にもストレスかけられるため、得意でない方は注意。
ただ、そっち系なものと比べればかなりソフトで…。
ラブコメ好きなひでるさんですが、特に読み辛さは感じませんでした。
やや漫画的なところあったものの、それも含めて良い仕上がりだと思います。
アマゾンの評価はやや極端な感じ。(★は少なくとも3以上ではないかなぁ)
なお、カバー裏には「笑顔を咲かせて」のちょっとした漫画とイラストがあるのですが。
先に見ない方がいいかと。
すっきりとした丁寧な線の作画。
全体の色付きはデジタルな感じでちょうど良く、濃淡はやや濃いめ。
描き込みはメリハリのバランスに優れていました。
コマ割りは中小で枠間あり、極端過ぎる変化もなく見易いです。
漫画もお上手でした。
縦長な輪郭で、目鼻しっかりとした可愛らしいもの。
やや鼻からに顎かけて長い印象ありますが、些細な程度。
表情や動きなど引っ掛かるところはありません。
判断については、↓表紙・裏表紙。
あるいは紹介帯のカット絵がいいでしょう。
【 収録話 】 6話収録
005:「笑顔を咲かせて」 5話
父親の会社を救うため、融資元「九条」の御曹司の許嫁となっていた「かなえ」
性の捌け口のように扱われ、疲れていた頃。
告白してきた「如月匠」の純粋さに惹かれ、事実を隠したまま付き合うようになっていたのでした。
大雑把にはそんな導入部。
1名のヒロインを巡るシリアスな中編です。
ちょっと前時代的なネタでしたけどね。
紹介文面には、”純愛とネトラレ”と書かれていました。
純愛は置いといて、ネトラレについては実際のところ読者側にかかるものでなく。
「九条くん」の方ですね。
8度目の告白で付き合うこととなった「かなえ」・「匠」のカップル。
何度もチャレンジする彼の精神力は大したもので、またOKとなるくだりも爽やかで素敵なものでしたが。
なにゆえ応じられないのか、ちゃんと示さなかった「かなえちゃん」にはちと疑問。
細かい説明する必要ないのだし、初回はいいとして2回目には言ってあげないと気の毒。
8度も告白させてるのだし。
ただ、家の深刻な事情があって、彼女なりに相当思い悩んでおり。
カバー裏のようなやり取りを見せられるため、嫌悪感はありません。
どうか幸せになって欲しいところです。
漫画は「九条くん」の視点で描かれていませんでしたが、おそらく彼も純粋(?)に好いてはいたと思います。
お金持ちの御曹司でしたから、単に女の子の扱いが分からないだけかも。
※「匠くん」との「かなえちゃん」
既に「かなえ」・「匠」の2人は付き合っている状態から始まる1話目。
視点は「かなえちゃん」
3ページほどの冒頭の教室ブレイの相手は「匠くん」でした。
…彼ともえっちしちゃってるのね……。
後の描写なども見る限り、彼と一緒の時はお姉さん的に振る舞っており。
「九条くん」との行為で開発されていたことも考えると、誘ったのは「かなえちゃん」で間違いないでしょう。
4話のモノローグでも男性に対して偏った発想をしていましたから。
こちらのメインはホテルへ呼び出された「かなえちゃん」
超ミニのワンピース姿が可愛い。
相手「九条くん」は年上(社会人?)のようで、ワインらしきものを片手に出迎えています。
なお、彼は「匠くん」とのことも承知の上でした。
2話目は「匠くん」視点。
図書館で待ち合わせた2人のラブラブ描写が見れます。
前話でもちらと描かれていましたが、「匠くん」と2人きりになると主導権は「かなえちゃん」が握っており。
届かない本を肩車で~なんて甘い場面もありました。
いいなぁ、あれ。
また、男性の憬れ”図書館えっち”についても、あっさり承諾してくれています。
すぐに近くにも人がいたんですけどね。
ただ、甘い時間は長く続かず。
オチ付近では「匠くん」が驚く展開となっています。
思わず「凄ノ王伝説/永井豪」を思い出してしまいました。
ポイントとなる3話目。
あの後の”おしおき”される「かなえちゃん」から。
ううむ、「九条くん」は…分かってないなぁ。
前述した通り、彼視点ではネトラレていて。
また、単に普通の愛し方を(おそらく)知らないだけなので、ああして荒れてしまうのだと思いますが。
この漫画内では、実にイイ具合な悪役となってます。
あの1ページコマは迫力ありました。
屋上で思い止まる場面もリアルですね。
そして「匠くん」
よく頑張っていました。
えっちにまで至るのは、いかにも成年漫画かな。
ただ、問題はまだなんら解決していないのです。
最終話はエピローグ的なものなので、4話目が実質の最終エピソード。
テキストには描かれていた、「匠くん」の告白シーンがあります。
「かなえちゃん」ともども、できればもう少しお話前の風景(情報)が描かれれば、より刺さりそうに思いました。
ハッキリ言って、ライバル「九条くん」は単なる学生の「匠くん」では荷が勝ち過ぎる相手。
それは「かなえちゃん」も同様で、まともに当たっては勝負にすらならないところ。
このお話がどうなってしまうのか、ぜひ単行本でご確認ください。
いちおう、読後感は悪くないものです。
※麗華さん
175:「ブーゲンビリア」
学校でトップだと噂される美人「麗華」
そんな彼女と付き合う「一樹」は、誰も想像しないだろう裏の顔を知っていたのでした。
「麗華さん」は左右ドリル髪がポイントのお嬢様っぽいヒロイン。
喋り口調もそんなんでしたが、冒頭では「一樹くん」の世話を焼いていたりして…実際のところは不明。
(躾けの良いお嬢様、って線もあるか)
裏表紙などに顔を見せています。
彼女の本質について、本編では汎用性の高い漢字2文字で表現されていましたが。
露出好きなんですね。
実に良い表情しており、そう考えるとああした姿をさらけ出せる「一樹くん」の存在は重要。
良いパートナーがいて幸せ。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「あきのそら」センセでした。
ブログでは初単行本の「妹秘め」を紹介しています。
こちらが3冊目の単行本。
正直な話。
前述しましたが、先にアマゾンの評価を見てしまい。
読むのをやや躊躇していました。
ネトラレ、って単語は重さあるので、おっかないんですよ。
お話・絵柄共に高水準な仕上がりで楽しめました。
あんな感じでしたが、「九条くん」にもいい相手見つかればいいですね。
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