■俺は屑だからこそ救われる権利がある! (砂漠)
★まんがデーター [19.0/20.0]
・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、ブラック
・構成 : 9話収録。
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に漫画×2
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「砂漠(さばく)」センセの「俺は屑だからこそ救われる権利がある!」です。
※ラーヴァ
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
普通の9話ほか、おまけ漫画みたいなものが巻末、あとがき、カバー裏などにありました。
そっちは、たいがいコメディーですね。
メインの短編らは、くくりそのままロリ系。
おまけ漫画のようなテイストを含んだ、楽しいラブコメ漫画が多いのですが。
収録のうち2話は、目前が真っ暗になりそうなブラック系。
黒々と描かれてないだけで、それ以外の漫画にもそうした色は垣間見え。
じっくり読むことも出来る、深いお話群でした。
個人的には明るい話のが断然好きなのですが、暗い漫画も実にお上手。
多少人を選ぶと思いますが、オススメな1冊です。
すっきりとした線での作画。
描き込みはさっぱり気味ですが、特に不足感なく。
強さのある黒色は重く、なんとない不安感が伝わってくると思います。
コマ割りはそう変化なく、収まり良く。
枠線がクッキリと濃い目で、枠間は確保されていました。
丁寧で乱れ・崩れはなく、安定しています。
漫画っぽい崩し表現が多い中、たまにカチっとした緊張感すらある箇所があり。
上下にメリハリのある仕上がりです。
背景・小物も同様で、優れたバランス。
全体に説得力を付与してます。
丸い輪郭と深い黒目、細身なスタイルの可愛らしい人物絵。
各顔パーツ、特に鼻あたりなど、ちょっとした調整でふとリアルぽく映ったりもしています。
お上手です。
ただ、カバー絵、表・裏のどちらも、白黒絵の良さが分かり辛いもの。
判断については、いくらかプラスして判断ください。
【 収録話 】 9話収録
003:「やきとり屋のりっちゃん」
やきとり屋「りっちゃん」の看板娘「律子」
小さいながら店を回しており、常連からの評判も良い彼女。
いつも1人で暗く飲んでいた男性に気付き、閉店後に2人して飲んでいたのですが…というもの。
オチでは実際の店主である父親も描かれていましたが、冒頭シーンではその姿なく、台詞でもそんなんで。
あれは本気で1人で店をやってるんでしょう。
…ん、コレはいいのかな?
原則、働かせる事は禁止。
ただし、労働基準法の適用を受けるのはあくまで「労働者」であり、「労働者」とは「事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」をいい、社会通念上、経営者が自分の子供に店番や手伝いをさせることは、労働契約の締結とは認められず、自分の子供は「労働者」には該当しない。
…と、いちおう大丈夫そうですが。
あの店を見る限り、
「満15歳に満たない子に、酒の席で接待するような行為」
「勉強をしなければならない時間を無視して労働に従事させること」
という2点の某福祉法にはひっかかりそう。
やっぱダメか。
※左:律子、右:晴海
閉店後の風景を見る限り、アルコールも普通に飲んじゃってるらしく。
あるいは、そんなんもコレが初めてのことではないのかもしれませんね。
えっち展開になったのは「律子さん」の性格かな。
変な話、女性として見られた事も、当人には喜ばしいことだったのでしょう。
オチが楽しい。
まぁ、黙ってるタイプではないわね。
こちらの後日談はカバー裏にコメディー調で描かれていました。
あれは極端でしょうけれど、近い事はありそう。
(…で、彼女が巧い事やってるかも)
023:「なまいき晴海ちゃん」
世話焼きな生徒「晴海」に、厳しい対応をされていた教師。
実際、彼女に言わるままだらしないため、まったく反論できず、言われっぱなしであり…。
その鬱憤を晴らすべく、彼女の体操服に悪戯をしていたところ、その当人と鉢合わせしてしまったのでした。
だいぶ雰囲気は異なっていますが、↓表紙はこちらの「晴海ちゃん」ですね。
「終わったーッ」のコマのSDな彼女がキュート。
まぁ、確かに普通ならば、そうした想像通りな対応になっていくのかもしれませんが…。
なにゆえ彼女は、彼にずっと口うるさくしてきていたのか。
性格的にほっとけないと言うのはあるのでしょうけれど…。
なるほどねー。
なかなか面白いアプローチでした。
マセてる娘であるには違いなく、彼の行為もなんであるのか、しっかり理解をした上であーしています。
オチが楽しい。
周囲からは色々言われてはいましたが…案外、彼女は巧い事操縦していきそうな気もします。
067:「南の島のラーヴァちゃん」
本隊からはぐれ、遭難していたところ。
久しぶりに人、浜辺に遊ぶ「ラーヴァ」を発見したのでした。
タイトルから想像できるだろう、褐色肌な少女を楽しむ1話。
彼女が語る日本人観が悲しい。
いや、そんなんばっかじゃーないと思うぞ。たぶん。
ただし、この「ラーヴァちゃん」はえっち好きな娘で、自ら積極的に誘っていると思われ。
まぁ、あんなんなら納得。
手をださない方が変だわね。
1ページまるまるの絵はグラビアみたいで楽しい。
彼の恰好を見るに、間違いなく軍人さんだと思われ…。
それがため、あのオチはなんだかじんわり染みるようでした。
047:「清楚な二条さん」
087:「団地のゆあちゃん」
収録ではブラック展開な2話です。
ううむ、重苦しい。
(※まぁ、他のエピソードもちらほらブラックっぽい色があったりしましたけどね)
オチもどんよりと暗く、おおかたげんなりさせられることと思うので。
得意でない方は注意ですね。
(※収録と1つ順序を入れ替えています。実際は間に「ラーヴァちゃん」のエピソードが入るため、「清楚な二条さん」でのブラック感はある程度払拭されてると思います)
学習塾で同じクラスの「二条ゆかり」
あまり話した事はないものの、清楚で大人びていて、「小野寺」にとって憧れの存在でした。
ある日、そんな彼女と番号交換することが出来、浮かれていたのですが…という前者「清楚な二条さん」
冒頭の視点は「小野寺くん」でしたが、3ページ頃から第三者視点になっていきます。
「ゆかりさん」の秘密ですわね。
この漫画のタチが悪いのは…オチ、最後の1コマの描写でしょう。
アレがため。中盤までの感情がふっ飛ぶと思います。
個人的に好きな漫画ではないのですが、実に見事でした。
まだ間に合うので、「ゆかりさん」が最後の良心を発揮してほしいが…アレでは無理かな。
毎日空地にて1人で遊んでいた少女。
ずっと遠巻きで見ていたが、しだいに距離を縮めていき。
いつからか、彼女「ゆあ」と親しく話す間柄になっていたのですが…というのが後者「団地のゆあちゃん」
冒頭、主人公の少女趣味がため、嫌悪感を抱くでしょうけれど…。
読んでいくうち、それが別の人物に移り…たぶん、また元に戻って来ると思います。
たぶん。
あるいは、別の結果になったかもしれないかなぁ。
107:「妹の友だちのセキレイちゃん」
妹「たかこ」の友人「セキレイ」は可愛く、年下とは思えないほどにやり取り上手。
いつからか、兄は妹に隠れて、彼女とえっちな事をするようになっていたのでした。
ツインテールで落ち着いた物腰の「セキレイちゃん」
兄との相性は良いようで、彼を巧い事操縦しています。
「我慢した方がいいですよ~」の台詞は見事でした。
いちおう、からかってるんでなく、時間あればちゃんとシテくれるのが素敵。
(※それでも2人きりでは会ってくれないんだろうなぁ)
ただ、「セキレイちゃん」自身も口ほど自らをコントロール出来ている訳ではないようで。
妹「たかこ」の不在時(途中でお使い頼まれる)には、「しっかりできます」みたいな発言をしておりました。
黒セーラー服がキュートです。
なお、エロくはないですが、カバー裏漫画の1つはこちせらの後日談です。
127:「ふたりぼっち」
学校・家のどちらにも居場所を失っていた「ツチオ」
街中を彷徨い歩く彼は、とある廃ビルを発見。
そこで時間を潰そうとしたのですが…そこにはランドセルを背負う女の子がいたのです。
毎日居るものの、特に言葉も交わさなかった2人。
しかし、とある本を切っ掛けに言葉を交わすようになるのでした。
男女どっちも年齢的に幼く、まだ興味津々という頃。
あの薄暗い中でのいつも2人きり。
会話はなかったものの、ずっと同じ時間を共有してきた、遠くて近い微妙な関係で。
エロスを切っ掛けに、あーなっていく展開がイイ感じ。
えっち最中にお互い名乗り合う、事後に冷静になった彼が慌てる~など様も実際にあり得そう。
オチでの彼女がキュートでした。
それぞれ背景ありそうですが、巧くいけばいいわね。
※左:ゆあちゃん、右:セキレイちゃん
151:「餌」
季節外れな大雪の日に「曇介(どんすけ)」が出会った少女「ルサールカ」
大傷を負っていた彼女は、自らを悪魔・サキュバスであると名乗ったのです。
人外ヒロインの現代ファンタジー漫画。
妖しげなヒロイン「ルサールカさん」が魅力的な1話。
”食べているのは魂”
そんな事を言われつつも、彼女との同棲生活に満足していたのですが…。
後半オチ前の怒涛の展開は見応えあります。
特に、彼女とのあーした感覚の違いは、異種族とのラブコメ系漫画であまり触れられないところで。
リアルに感じました。
ただ、それでもオチはあーしたもので、読者的には救われていて。
良い読後感になると思います。
171:「LOLI-CON of the DEAD」
こちら単行本の紹介漫画かな。
4ページのショートで、ド・コメディー。
当単行本を持っていると、とある危機にて助かるようです(笑)
描き下ろしとかなんとか扱いはいまいち不明ですが、もくじにも掲載のない1話でした。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「砂漠」センセでした。
当ブログでは初単行本「女の子のおもちゃ」を取り上げています。
検索したところ、こちらが2冊目でいいみたい。
特徴的なお名前でひでるさんも記憶できており、ちゃんとゲットできました。
最も、最初に目に飛び込んできたのは、パンチ力のあるタイトルでしたけどねー。
前述したように、カバー絵は白黒絵の良さが発揮されてなく。
また、紹介帯のカット絵も……いまいち見辛く…。
セールス的に勿体ない気がしました。
内扉の白黒絵を持ってきた方が良かったのではないかなぁ。
俺は屑だからこそ救われる権利がある!(TENMACOMICS LO #281)
2020年12月28日 [アダルト] 砂漠 (著)
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・絵柄 :●●●●○
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ロリ、ラブコメ、ブラック
・構成 : 9話収録。
・おまけ: あとがき漫画、カバー裏に漫画×2
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「砂漠(さばく)」センセの「俺は屑だからこそ救われる権利がある!」です。
※ラーヴァ
【 構成・絵柄 】
収録は全て短編での構成。
普通の9話ほか、おまけ漫画みたいなものが巻末、あとがき、カバー裏などにありました。
そっちは、たいがいコメディーですね。
メインの短編らは、くくりそのままロリ系。
おまけ漫画のようなテイストを含んだ、楽しいラブコメ漫画が多いのですが。
収録のうち2話は、目前が真っ暗になりそうなブラック系。
黒々と描かれてないだけで、それ以外の漫画にもそうした色は垣間見え。
じっくり読むことも出来る、深いお話群でした。
個人的には明るい話のが断然好きなのですが、暗い漫画も実にお上手。
多少人を選ぶと思いますが、オススメな1冊です。
すっきりとした線での作画。
描き込みはさっぱり気味ですが、特に不足感なく。
強さのある黒色は重く、なんとない不安感が伝わってくると思います。
コマ割りはそう変化なく、収まり良く。
枠線がクッキリと濃い目で、枠間は確保されていました。
丁寧で乱れ・崩れはなく、安定しています。
漫画っぽい崩し表現が多い中、たまにカチっとした緊張感すらある箇所があり。
上下にメリハリのある仕上がりです。
背景・小物も同様で、優れたバランス。
全体に説得力を付与してます。
丸い輪郭と深い黒目、細身なスタイルの可愛らしい人物絵。
各顔パーツ、特に鼻あたりなど、ちょっとした調整でふとリアルぽく映ったりもしています。
お上手です。
ただ、カバー絵、表・裏のどちらも、白黒絵の良さが分かり辛いもの。
判断については、いくらかプラスして判断ください。
【 収録話 】 9話収録
003:「やきとり屋のりっちゃん」
やきとり屋「りっちゃん」の看板娘「律子」
小さいながら店を回しており、常連からの評判も良い彼女。
いつも1人で暗く飲んでいた男性に気付き、閉店後に2人して飲んでいたのですが…というもの。
オチでは実際の店主である父親も描かれていましたが、冒頭シーンではその姿なく、台詞でもそんなんで。
あれは本気で1人で店をやってるんでしょう。
…ん、コレはいいのかな?
原則、働かせる事は禁止。
ただし、労働基準法の適用を受けるのはあくまで「労働者」であり、「労働者」とは「事業又は事務所に使用される者で、賃金を支払われる者」をいい、社会通念上、経営者が自分の子供に店番や手伝いをさせることは、労働契約の締結とは認められず、自分の子供は「労働者」には該当しない。
…と、いちおう大丈夫そうですが。
あの店を見る限り、
「満15歳に満たない子に、酒の席で接待するような行為」
「勉強をしなければならない時間を無視して労働に従事させること」
という2点の某福祉法にはひっかかりそう。
やっぱダメか。
※左:律子、右:晴海
閉店後の風景を見る限り、アルコールも普通に飲んじゃってるらしく。
あるいは、そんなんもコレが初めてのことではないのかもしれませんね。
えっち展開になったのは「律子さん」の性格かな。
変な話、女性として見られた事も、当人には喜ばしいことだったのでしょう。
オチが楽しい。
まぁ、黙ってるタイプではないわね。
こちらの後日談はカバー裏にコメディー調で描かれていました。
あれは極端でしょうけれど、近い事はありそう。
(…で、彼女が巧い事やってるかも)
023:「なまいき晴海ちゃん」
世話焼きな生徒「晴海」に、厳しい対応をされていた教師。
実際、彼女に言わるままだらしないため、まったく反論できず、言われっぱなしであり…。
その鬱憤を晴らすべく、彼女の体操服に悪戯をしていたところ、その当人と鉢合わせしてしまったのでした。
だいぶ雰囲気は異なっていますが、↓表紙はこちらの「晴海ちゃん」ですね。
「終わったーッ」のコマのSDな彼女がキュート。
まぁ、確かに普通ならば、そうした想像通りな対応になっていくのかもしれませんが…。
なにゆえ彼女は、彼にずっと口うるさくしてきていたのか。
性格的にほっとけないと言うのはあるのでしょうけれど…。
なるほどねー。
なかなか面白いアプローチでした。
マセてる娘であるには違いなく、彼の行為もなんであるのか、しっかり理解をした上であーしています。
オチが楽しい。
周囲からは色々言われてはいましたが…案外、彼女は巧い事操縦していきそうな気もします。
067:「南の島のラーヴァちゃん」
本隊からはぐれ、遭難していたところ。
久しぶりに人、浜辺に遊ぶ「ラーヴァ」を発見したのでした。
タイトルから想像できるだろう、褐色肌な少女を楽しむ1話。
彼女が語る日本人観が悲しい。
いや、そんなんばっかじゃーないと思うぞ。たぶん。
ただし、この「ラーヴァちゃん」はえっち好きな娘で、自ら積極的に誘っていると思われ。
まぁ、あんなんなら納得。
手をださない方が変だわね。
1ページまるまるの絵はグラビアみたいで楽しい。
彼の恰好を見るに、間違いなく軍人さんだと思われ…。
それがため、あのオチはなんだかじんわり染みるようでした。
047:「清楚な二条さん」
087:「団地のゆあちゃん」
収録ではブラック展開な2話です。
ううむ、重苦しい。
(※まぁ、他のエピソードもちらほらブラックっぽい色があったりしましたけどね)
オチもどんよりと暗く、おおかたげんなりさせられることと思うので。
得意でない方は注意ですね。
(※収録と1つ順序を入れ替えています。実際は間に「ラーヴァちゃん」のエピソードが入るため、「清楚な二条さん」でのブラック感はある程度払拭されてると思います)
学習塾で同じクラスの「二条ゆかり」
あまり話した事はないものの、清楚で大人びていて、「小野寺」にとって憧れの存在でした。
ある日、そんな彼女と番号交換することが出来、浮かれていたのですが…という前者「清楚な二条さん」
冒頭の視点は「小野寺くん」でしたが、3ページ頃から第三者視点になっていきます。
「ゆかりさん」の秘密ですわね。
この漫画のタチが悪いのは…オチ、最後の1コマの描写でしょう。
アレがため。中盤までの感情がふっ飛ぶと思います。
個人的に好きな漫画ではないのですが、実に見事でした。
まだ間に合うので、「ゆかりさん」が最後の良心を発揮してほしいが…アレでは無理かな。
毎日空地にて1人で遊んでいた少女。
ずっと遠巻きで見ていたが、しだいに距離を縮めていき。
いつからか、彼女「ゆあ」と親しく話す間柄になっていたのですが…というのが後者「団地のゆあちゃん」
冒頭、主人公の少女趣味がため、嫌悪感を抱くでしょうけれど…。
読んでいくうち、それが別の人物に移り…たぶん、また元に戻って来ると思います。
たぶん。
あるいは、別の結果になったかもしれないかなぁ。
107:「妹の友だちのセキレイちゃん」
妹「たかこ」の友人「セキレイ」は可愛く、年下とは思えないほどにやり取り上手。
いつからか、兄は妹に隠れて、彼女とえっちな事をするようになっていたのでした。
ツインテールで落ち着いた物腰の「セキレイちゃん」
兄との相性は良いようで、彼を巧い事操縦しています。
「我慢した方がいいですよ~」の台詞は見事でした。
いちおう、からかってるんでなく、時間あればちゃんとシテくれるのが素敵。
(※それでも2人きりでは会ってくれないんだろうなぁ)
ただ、「セキレイちゃん」自身も口ほど自らをコントロール出来ている訳ではないようで。
妹「たかこ」の不在時(途中でお使い頼まれる)には、「しっかりできます」みたいな発言をしておりました。
黒セーラー服がキュートです。
なお、エロくはないですが、カバー裏漫画の1つはこちせらの後日談です。
127:「ふたりぼっち」
学校・家のどちらにも居場所を失っていた「ツチオ」
街中を彷徨い歩く彼は、とある廃ビルを発見。
そこで時間を潰そうとしたのですが…そこにはランドセルを背負う女の子がいたのです。
毎日居るものの、特に言葉も交わさなかった2人。
しかし、とある本を切っ掛けに言葉を交わすようになるのでした。
男女どっちも年齢的に幼く、まだ興味津々という頃。
あの薄暗い中でのいつも2人きり。
会話はなかったものの、ずっと同じ時間を共有してきた、遠くて近い微妙な関係で。
エロスを切っ掛けに、あーなっていく展開がイイ感じ。
えっち最中にお互い名乗り合う、事後に冷静になった彼が慌てる~など様も実際にあり得そう。
オチでの彼女がキュートでした。
それぞれ背景ありそうですが、巧くいけばいいわね。
※左:ゆあちゃん、右:セキレイちゃん
151:「餌」
季節外れな大雪の日に「曇介(どんすけ)」が出会った少女「ルサールカ」
大傷を負っていた彼女は、自らを悪魔・サキュバスであると名乗ったのです。
人外ヒロインの現代ファンタジー漫画。
妖しげなヒロイン「ルサールカさん」が魅力的な1話。
”食べているのは魂”
そんな事を言われつつも、彼女との同棲生活に満足していたのですが…。
後半オチ前の怒涛の展開は見応えあります。
特に、彼女とのあーした感覚の違いは、異種族とのラブコメ系漫画であまり触れられないところで。
リアルに感じました。
ただ、それでもオチはあーしたもので、読者的には救われていて。
良い読後感になると思います。
171:「LOLI-CON of the DEAD」
こちら単行本の紹介漫画かな。
4ページのショートで、ド・コメディー。
当単行本を持っていると、とある危機にて助かるようです(笑)
描き下ろしとかなんとか扱いはいまいち不明ですが、もくじにも掲載のない1話でした。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「砂漠」センセでした。
当ブログでは初単行本「女の子のおもちゃ」を取り上げています。
検索したところ、こちらが2冊目でいいみたい。
特徴的なお名前でひでるさんも記憶できており、ちゃんとゲットできました。
最も、最初に目に飛び込んできたのは、パンチ力のあるタイトルでしたけどねー。
前述したように、カバー絵は白黒絵の良さが発揮されてなく。
また、紹介帯のカット絵も……いまいち見辛く…。
セールス的に勿体ない気がしました。
内扉の白黒絵を持ってきた方が良かったのではないかなぁ。
俺は屑だからこそ救われる権利がある!(TENMACOMICS LO #281)
2020年12月28日 [アダルト] 砂漠 (著)
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