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■園芸店の優しい恋人 (けろりん)

★まんがデーター [19.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●◎
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [成年] ラブコメ、ファンタジー、触手
・構成 : 各11話収録(全て表題作・1巻完結)
・おまけ: あとがき、加筆修正あり、
     カバー裏にSpecialThanks漫画。

本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「けろりん」センセの「園芸店の優しい恋人」です。

坂田カオリ、種田ミツヨ
※左:坂田カオリ、右:種田ミツヨ

 【 構成・絵柄 】

収録は1冊まるまるの長編。
複数のキャラが登場し、それぞれやり取り・関係しながら進行するストーリーです。
基本的に連続話の柱となるような、目的というべきものはないのですが。
この漫画には、ちょっとしたファンタジー要素があり。
その秘密みたいなのが、解き明かされていく展開になっています。
最初は、職場を中心舞台とした、ラブコメ漫画のようなんですけどね。
ちょっとはあるので、人によって好き嫌いは分かれてしまいそう。
(※登場ヒロインとかもそんなん)
ひでるさんはセンセのファンなので、バッチリ楽しめましたが。

しっかりとした強めな線での作画。
黒色の強さはあるものの、全体の色付きはそれなり。
描き込みは過不足ないくらい。
コマ割りは変化大きく、はみ出しも頻繁。
原稿はかなり賑やかになっていました。
ただし、各絵柄は比較的サッパリ気味なため、そんなんでも見辛い印象はありませんでした。
くるくる変化する表情、グリグリとよく動くアクション。
あちこちのバランスに優れていて、適度にメリハリ感もあり、実に漫画はお上手
人物のデフォルメ具合もそれがためかと思います。
しっかりとした鼻筋と目立つまつ毛が特徴的。
よくコメディーちっくにも崩れていましたが、違和感はなく。
可愛く、オモシロくなっています。
ちょっと癖はあるのでり紹介帯・裏表紙などのカット絵で判断するのが良いでしょう。

 【 収録話 】 11話収録

町の小さな園芸店「タネダ園芸」を舞台としたストーリー。
基本的に園芸店を営む種田家の叔母・甥、そちらで働く坂田家の姉弟らが主要な登場人物です。
一見すると、タイトル「園芸店の優しい恋人」そのまま、小さな店で繰り広げられるラブコメ漫画のようなのですが…。
実は、こちらには1つ大きな非現実的なポイント、ファンタジーな要素があり。
中盤から後半にかけて、その秘密に迫る~という、謎解き的な展開もあります。
また、そんなんでしたが、大きく振り切れることはなく。
多少のブラック色はありつつも、楽しくえっちな雰囲気にて仕上がっていました。

今回、ブログを書くにあたり、毎度のように各キャラについてまとめました。
完全なるネタバレは消しましたが、多少でも見知ってしまうと面白さが損なわれてしまうので。
未読な方、興味出てきた方は、以下進まぬようお願いします


 【 園芸店の優しい恋人 総覧 】 

★タネダ園芸
 町の小さな園芸店。
 そこそこ繁盛している様子。
 店には秘密の地下室がある。 

「種田ミツヨ」 園芸店の店長。
 「コータ」の叔母。後には町内会長になっていた。
 物語ではあちこち中心となっていく超重要キャラクター。

「種田コータ」 園芸店で働く。 
 甥。眼鏡の青年。猫を飼っている。
 当人も自覚していたとおり、キャラが弱い。
 ただし、好意をもつ「カオリ」は「いつもスキなくキリっと仕事してカッコいい」とのこと。

「坂田カオリ」 園芸店のバイト。
 姉。そばかすがポイント。後にバイトから社員になる。
 天然で小さく地味目な娘。コミュ障。妙な言い回しをしていたりもする。
 雰囲気とは裏腹にドエロく、「コータ」の寝込みを襲う。

「坂田カオル」 「カオリ」の弟。
 姉同様にそばかすがポイント。
 水泳をやっていて、6話では日焼けをしていた。
 実は当人も知らぬところで園芸店に貢献をしている。
 漫画では2話から登場し、男性陣ではいちおう彼が主人公格。

「井上タカシ」 「ミツヨ」の顔見知り。
 やや太目で眼鏡。
 店とはほぼ関係ないものの、知り合いだった。

「小野寺ミチコ」 「カオル」の同級生。
 やや太目な娘。
 「カオル」に好意を持っているが、まったく認識されていなかった。
 口だけ番長らしく、経験豊富な「カオル」に翻弄さ、最後はトンデモなこととなる。

「????」 植物?
 4話登場。ただの草、だと名乗った不思議な女性。
 大人っぽいのは、「そろそろ寿命だったかもだし」というため?

「ミドリ」 園芸店の店員??
 店では特殊な仕事を担当していて、 店長とは何かしら深い関係がある様子。
 幼い雰囲気とギザギザ歯が特徴。
 いちおう姿は女性だが、性別はどっちでもない様子。 


ミドリ、小野寺ミチコ
※左:ミドリ、右:小野寺ミチコ

003:「春の君は花のかおり」
漫画の1話目はいきなり園芸店ではなく、「種田コータ」の自宅。 
熱が下がらないという彼ため「坂田カオリ」が見舞いに行くというもの。
途中で倒れてしまうほどの熱がある様子で…病院行った方がいいのではないかなぁ。
だいぶ弱っており、声を掛けた「カオリちゃん」を飼い猫「ミーコ」と勘違いしたことが切っ掛け。
ただ、エロいこと仕掛けたのは彼女からですけどね。
ずっと猫だと勘違いしており、
センセの名作「キャットウォーク」を彷彿とさせる展開でした。
あれだけ好意を持たれていたのに、オチのコマに驚き
まぁ、「カオリちゃん」が引っ込み思案(いつも影に隠れるようにしていた)というのもあるのですが。

021:「坂田くんはお年頃」
041:「坂田くんはお年頃 その2」
さて、前話でのえっちがため、「カオリちゃん」は浮ついており。
どんなんが相手だろうと、園芸店を伺う弟「坂田カオル」でしたが。
うっかり、店の商品を壊してしまい、店長「種田ミツヨ」に見つかってしまったのでした。
若い男子を前に、うきうきな「ミツヨさん」が楽しむというもの。
いいですね、エロい女性。
なかなか店は繁盛しているらしく、えっち最中に客が来て2度ほど中断させられていました。
ほぼ裸エプロン状態で接客する様がいいですね。
(※あんなん目前にしつつ、更年期とか言ってたじーさん(客)はボケてるのかな?)

その後も関係は続いており。
続くその2は、女装させられた彼とのプレイです。
凄い、お姉さんとそっくりで、違和感ないですよ。
なお、こちらでは「ミツヨさん」の下着がしっかりと確認できるのですが…。
あちこちでパンチラしていた「カオリちゃん」のソレと、デザインの違いを堪能ください。
「ミツヨさん」が大人っぽくエロいの穿いてる~というより、「カオリちゃん」のセンスはだいぶ幼い感じですね。

059:「井上くんと不思議な妖精の鉢」
売り物じゃない
~という植物からの不思議な声に呼ばれたことから始まる、ファンタジー回。
先の3話と違い、いきなりのこうした展開驚くと思いますが。
この漫画、どんどんソッチ方面に流れていくこととなります。
呼ばれたのは、「ミツヨさん」と顔見知り程度な男性「井上タカシ」
植物から実体化したような女性とのえっちです。
よく見てみると、徐々に…おっぱいが大きくなっていってたみたい。

075:「坂田さんはお年頃」
先のえっちがため、日々どうにも堪らなくなっていた「カオリちゃん」
もう1回スルべく、店長からもらった”すっごくえっちになっちゃうお茶”を「コータくん」に使ってみることとしたのでした。
いれて、の2パターンが楽しい。
1話目もそうでしたが、雰囲気とは裏腹にドえろい「カオリちゃん」が実に素敵
先にちらと紹介していた、彼女の幼いセンスな下着なのですが。
こちらでは、ガッチリお話の流れに影響していました。
冒頭でのパンチラを覚えておきましょう。

093:「カオルくんと秘密の花園」
地下室に呼ばれた「カオルくん」が向かってみたところ、温室内に全裸の少女がいたのでした。
謎の女性「ミドリちゃん」の初登場回。 
片仮名喋りと異なるフォントが特徴です。
中盤から本性を見せ、触手プレイに発展。
そんな状況に気付いた「ミツヨさん」は、勝手に立ち入ったことを怒るでもなく。
しっかりプレイに参加していました。
あちこち良く分からない部分があるかもしれませんが…とりあえずは、そのまま進んで問題ありません

109:「秋の君は恋のかおり」
さて、こちらも「ミドリちゃん」が巻き起こすえっち展開。
…なのですが。
先に「カオリちゃん」が独りプレイしていました。
職場だというのに…。
ちなみに、カバー裏でも彼女がそんな状態だったりしてます。
ううむ、エロい娘だなぁ。
そんなんがため、「カオリちゃん」はお手伝いをするというもの。
男性役です。
オチでの「コータくん」とのやり取りに注目。

125:「そんな春なので」
こちらの主役はまた「カオリちゃん」
どうやら、「坂田さんはお年頃」の回がため、職場で寝込み襲うことに慣れ切っていたらしく。
横になっていた彼に仕掛けたのが切っ掛け。
(※彼飲んでないものの、しっかりお茶も淹れていた)
既にノーパンだったのは、待ちきれずにひと処理していたのかな。
途中で顔を上げた彼に対し、「カオリちゃん」の回答が馬鹿馬鹿しくて楽しい
いや、もうそこは告白しなさいよ…。
結果的には巧くいってなによりです。

139:「小野寺さん春の恋かおる」
ひとカップルが出来上がってきて、そろそろ最終章かと思いましたが。
ここでひと番外編みたいな回となっています。
密かに「カオルくん」に想いを寄せる「小野寺ミチコ」が登場。
これまで、上手な女性陣に翻弄されていた彼でしたが。
「ミチコちゃん」は同年代で普通の娘ということで、彼のまた違った一面が見れることとなります。
なるほど、あんなんだから2話目ではいきなり園芸店に乗り込んだのかな。
ちなみに、途中で「小野田さん」と名前を間違えていましたが。
あれは、誤植か名前間違ったか、どっちだろう。

触手プレイ
※触手プレイ

155:「ミドリちゃんと不思議な植物の謎」
171:「町の園芸店で、おばさんと」
こちら「ミドリちゃんと不思議な植物の謎」から、最終エピソードという感じ。
まず、ここは過去話。
不思議な植物、園芸店の秘密が判明していく、ポイントになる回です。
そんな訳で、詳細秘密です。
とある理由で、触手プレイとなってます。
最終話「町の園芸店で、おばさんと」は…数年後の風景です。
それぞれ、成長したキャラの姿が見れて幸せ。
相変わらずエロい「カオリちゃん」が素敵でした。
そのほか、「井上」、「小野寺」ら1話のみ登場したキャラのその後も描かれています。
ちょっと驚くネタもあるので、お楽しみに。

 【 その他 】

以上、本日は「けろりん」センセでした。
こちらのブログでは「猫なカノジョと犬の僕」、「幸福荘の優しい恋人」、「愛だ恋だのいってないで」、「ピンクトラッシュ」、「ラブフール」、「キャットウォーク」などを紹介しています。
あとがきによると、こちらが9冊目。
(※新装版含む、とのこと)
成人マーク付き単行本は6年振りだそうです。
色々あったようなので、発売されて何より。
途中からの触手プレイには、どうしたんだろうと驚きましたが…。
一度ざっと読んで、2周目をじっくり読むスタイルがベストだと思います。




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