■非処女リスト (宮野金太郎)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] コメディー、ラブコメ、ファンタジー
・構成 : カラー(8P)、12話収録(うち「非処女リスト」×6)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮野金太郎(みやの・きんたろう)」センセの「非処女リスト」です。
※愛染めぐみ
【 構成・絵柄 】
収録は表題の中編と短編群によるもの。
ちょうど話数の半分が連続話。
一風変わった、ストーリー漫画となっていました。
詳しくは収録話のコーナーにて。
そのほか短編も含め、簡単にはラブコメ話群。
コメディー色のがちょっと強めかもしれません。
えっちにはやや特殊なプレイもありましたが、見辛いほどのものはなく(たぶん)
どちらも明るく楽しく読めると思います。
さらりとした細線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、やや濃淡は強め。
描き込みは普通くらいか、若干スッキリという感じ。
コマ割りは細かく、変化もあり。
原稿は適度な賑やかさ。
コメディー要素ともかかる、崩しは多く。
バランスが気になるところもありましたが、些細な程度。
コマ内配置も同様ですかね。
服装から背景・小物は人物と合っており。
表現にも優れており、また漫画の勢いがため、読むに引っ掛かることはありません。
癖はありましたが、そう嫌な印象は受けないでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 12話収録
003:「枕いりませんか?」 カラー原稿
カラー6ページのショート漫画。
ヤリ手な訪問販売員さんのお話です。
オチはあんな感じでしたが、ファンタジーちっくな要素なのかな。
011:「非処女リスト」 6話
漫研部員「田中虎太郎」が放課後の学校で拾った紙きれ。
そこにはクラス女子の名前が書かれていただけでなく…性経験の有無も併記されていたのです。
そこには彼が憬れる「黒川ひとみ」の名もあったのですが。
なんと、”非処女”だと書かれていたのでした。
ごく簡単にはそんな感じの導入部。
タイトルそのまま、拾った非処女リストを切っ掛けとした中編。
そのリストは真実なのか、「黒川ひとみ」はなぜ非処女なのか、という秘密を追う流れとなっています。
このストーリーが独特なのは、主人公「虎太郎くん」がなかなかえっちしないこと。
彼は単に紙切れを拾っただけ。
それ自体に不可思議な力あったものの、彼に影響及ぼすようなものではなく。
また、リストが正しいかを確認するため、当人が相手を口説いてえっちする必要もなく。
結果、ほとんどが単に傍観者となっていました。
※黒川ひとみ
1話目は眼鏡のカワイイ学級委員長「小泉みほ」
ちなみに彼女は初めてであり。
目前でそのえっちを見て、リスト表記が書き換わるという不思議な体験をしています。
それを通して、リストは出鱈目なモノでなく、真実を示していると察することとなるのでした。
2話目もやはり眼鏡可愛い文学少女「川上葉奈子」
大人しそうな雰囲気で、いかにも本好きという感じだったのですが。
リスト表記は非処女なのでした。
前回の逆で、彼女の真実の姿を見て、リスト表記に納得するパターンとなっています。
メインヒロイン「黒川ひとみ」が登場する3話目。
倒れた彼女を保健室へと連れて行く流れ。
介抱していたところ、誰かがやって来て~という、ドキドキ展開です。
どんなんなるかは秘密ね。
4話目からは、故あって「ひとみさん」と行動することとなります。
まずはリストが本当に正しいのか、確認してみるというもの。
彼女の友人「矢部ミカ」の初えっちを聞いており、確かめるというもの。
ちょっと「ひとみさん」も独特な感性の持ち主ですわね。
普通ならば、怒ってばっちーん☆みたいなんでも不思議でないと思います。
ただ、友人のえっちを見て、オチのああした反応をするというのは…。
彼女の非処女は真実であり、また真相があーだった事を示唆していたかと。
5、6話目からが「ひとみさん」との最終エピソード。
「私が好きなの?それとも、処女の私が好きなの?」
そんな問いかけは正しいと思います。
さて、最後の謎である、「ひとみさん」がなにゆえ非処女なのか。
どんな結末となるのか、ご期待ください。
111:「丸出し先生 ~夏の思い出~」
授業中に教卓下で男性自身を露出し、興奮していた教師「毛路田真一郎」
正面からではろ、絶対にバレなかったのですが…。
遅刻してきた「夏野すず子」は横からの視点だったため、彼女にはバレてしまったのでした。
普通ならば、それをネタに色々するかもしれません。
しかし、「すず子さん」の願いは、ちょっと変わったものだったのです。
はっきり役得であり、また彼のもともとの性癖をも満たすだろうと思われますが。
あれがバレたら、より大変なこととなりますわね。
ただ、オチでの「すず子さん」はある意味年相応で可愛らしく。
最後にスッキリする、よくできたお話でした。
129:「妹の親友」
義妹「甘堂奈津」を溺愛していた兄「甘堂太郎」
ある日、遊びに来ていた彼女の親友「愛染めぐみ」の独りえっち現場に鉢合わせてしまったのですが。
そのネタとしていたのは、「奈津」の下着だったのです。
「めぐみちゃん」の行為について、
「変態だ、この娘は!!」
とか言っていた、兄「太郎くん」
しかし、そんな彼も妹の私用済なアレコレを持っており。
全然人の事言えないですわね。
「めぐみちゃん」は提示されたアイテムを手に入れるため、「太郎くん」は妹を守るため、2人してえっちに流れるのでした。
中盤あたりではスクール水着(※当然、「奈津ちゃん」のもの)にてのプレイとなっていましたよ。
151:「社畜の捌け口」
仕事ができず、課長から日々叱責されていた「高橋」
うっぷん晴らしで風俗店へ行ったところ。
彼女にそっくりな「ユーコ」と出会ったのでした。
まあね。
新規取れない、顧客に逃げられる、果ては報告書など書類も間違いだらけ…では使いどころなく。
怒られるのは当然のこと。
さっさと転職を考えた方が良いのでは。
ただ、課長さんもあの叱り方も完全にパワハラなので…。
会社組織自体が怪しい感じでした。
よく似た風俗嬢「ユーコさん」とのイメクラプレイ。
オチは案の定という感じだったので、あるいはもうひと展開あっても良かったかな、って思いました。
173:「彼女はシャトーブリマン」
ちょっとぽっちゃり目な「佐藤鰤子(さとう・ぶりこ)」
そのスタイルがため、彼氏に振られてしまったのでした。
傷心な彼女は仕事でミスを連発。
あまりのダメっぷりに見かねた部長は、同期の「川本」に話を聞くよう命じたのでした。
確かに、むちっとはしていましたが。
絵的には全然太ってないですね。
成年漫画の難しいところです。
部長直々の頼みでもあり、彼女を慰めていたところ。
バッチリ、「鰤子さん」に刺さってしまうのでした。
振られた直後だしね…。
実は名器の持ち主でえっちの具合は非常に良く。
「川本くん」も彼女にハマる流れ。
オチはあーでしたが、スタイルでそう変わるものかなぁ。
※左:佐藤鰤子、右:秘書課「藤野愛咲」
191:「マン開!高嶺の花ビラ」
美人でスタイル抜群、仕事もできると評判の秘書課「藤野愛咲(ふじの・みさき)」
「犬飼道夫」はそんな彼女とデートすることとなったのですが。
超高嶺の花という彼女に緊張し、ワインを飲みまくったことで酔っぱらってしまったのでした。
「愛咲さん」は評判の美人だけあって、ビジュアルもそんな感じ。
色気ある大人な女性で、収録ではこの娘がお気に入り。
酔った勢いでホテルへ無理やりに連れ込む展開。
…酒癖悪いなぁ。
ただ、彼女も綺麗な見た目とは裏腹に性格はあまり良いとは言えず。
こうした展開も自業自得って感じ。
それが、成年漫画らしいお約束な結果となるのですが。
変な話、超高嶺の花とか言われている彼女を、こうした扱いする男子などいないと思われ。
「愛咲さん」としても良かったかな。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「宮野金太郎」センセでした。
紹介文によると、”へんたいっ娘の名匠”だそうです。
初単行本の影響強いですわね。
こちらでは「へんたい山本さん」、「いじめっ娘とボク」などを紹介しています。
こちらは5冊目でいいのかな。
てっきり1冊まるまるの長編かと勘違いが。
まぁ、たとえ経験の有無が分かったとしても…話はそう発展していかないか。
リスト眺めて、ほほーと1人悦に入るくらいかなぁ。
ただ、そんなんを実に巧いことストーリー漫画にしていたと思います。
非処女リスト(GOT COMICS) コミックス – アダルト, 2017/11/25 宮野金太郎 (著)
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・絵柄 :●●●●〇
・お話 :●●●◎〇
・漫画 :●●●◎○
・独創性:●●●●○
・属性 : [成年] コメディー、ラブコメ、ファンタジー
・構成 : カラー(8P)、12話収録(うち「非処女リスト」×6)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「宮野金太郎(みやの・きんたろう)」センセの「非処女リスト」です。
※愛染めぐみ
【 構成・絵柄 】
収録は表題の中編と短編群によるもの。
ちょうど話数の半分が連続話。
一風変わった、ストーリー漫画となっていました。
詳しくは収録話のコーナーにて。
そのほか短編も含め、簡単にはラブコメ話群。
コメディー色のがちょっと強めかもしれません。
えっちにはやや特殊なプレイもありましたが、見辛いほどのものはなく(たぶん)
どちらも明るく楽しく読めると思います。
さらりとした細線での作画。
全体の色づきはしっかりしていて、やや濃淡は強め。
描き込みは普通くらいか、若干スッキリという感じ。
コマ割りは細かく、変化もあり。
原稿は適度な賑やかさ。
コメディー要素ともかかる、崩しは多く。
バランスが気になるところもありましたが、些細な程度。
コマ内配置も同様ですかね。
服装から背景・小物は人物と合っており。
表現にも優れており、また漫画の勢いがため、読むに引っ掛かることはありません。
癖はありましたが、そう嫌な印象は受けないでしょう。
判断については、↓表紙・裏表紙で問題ありません。
【 収録話 】 12話収録
003:「枕いりませんか?」 カラー原稿
カラー6ページのショート漫画。
ヤリ手な訪問販売員さんのお話です。
オチはあんな感じでしたが、ファンタジーちっくな要素なのかな。
011:「非処女リスト」 6話
漫研部員「田中虎太郎」が放課後の学校で拾った紙きれ。
そこにはクラス女子の名前が書かれていただけでなく…性経験の有無も併記されていたのです。
そこには彼が憬れる「黒川ひとみ」の名もあったのですが。
なんと、”非処女”だと書かれていたのでした。
ごく簡単にはそんな感じの導入部。
タイトルそのまま、拾った非処女リストを切っ掛けとした中編。
そのリストは真実なのか、「黒川ひとみ」はなぜ非処女なのか、という秘密を追う流れとなっています。
このストーリーが独特なのは、主人公「虎太郎くん」がなかなかえっちしないこと。
彼は単に紙切れを拾っただけ。
それ自体に不可思議な力あったものの、彼に影響及ぼすようなものではなく。
また、リストが正しいかを確認するため、当人が相手を口説いてえっちする必要もなく。
結果、ほとんどが単に傍観者となっていました。
※黒川ひとみ
1話目は眼鏡のカワイイ学級委員長「小泉みほ」
ちなみに彼女は初めてであり。
目前でそのえっちを見て、リスト表記が書き換わるという不思議な体験をしています。
それを通して、リストは出鱈目なモノでなく、真実を示していると察することとなるのでした。
2話目もやはり眼鏡可愛い文学少女「川上葉奈子」
大人しそうな雰囲気で、いかにも本好きという感じだったのですが。
リスト表記は非処女なのでした。
前回の逆で、彼女の真実の姿を見て、リスト表記に納得するパターンとなっています。
メインヒロイン「黒川ひとみ」が登場する3話目。
倒れた彼女を保健室へと連れて行く流れ。
介抱していたところ、誰かがやって来て~という、ドキドキ展開です。
どんなんなるかは秘密ね。
4話目からは、故あって「ひとみさん」と行動することとなります。
まずはリストが本当に正しいのか、確認してみるというもの。
彼女の友人「矢部ミカ」の初えっちを聞いており、確かめるというもの。
ちょっと「ひとみさん」も独特な感性の持ち主ですわね。
普通ならば、怒ってばっちーん☆みたいなんでも不思議でないと思います。
ただ、友人のえっちを見て、オチのああした反応をするというのは…。
彼女の非処女は真実であり、また真相があーだった事を示唆していたかと。
5、6話目からが「ひとみさん」との最終エピソード。
「私が好きなの?それとも、処女の私が好きなの?」
そんな問いかけは正しいと思います。
さて、最後の謎である、「ひとみさん」がなにゆえ非処女なのか。
どんな結末となるのか、ご期待ください。
111:「丸出し先生 ~夏の思い出~」
授業中に教卓下で男性自身を露出し、興奮していた教師「毛路田真一郎」
正面からではろ、絶対にバレなかったのですが…。
遅刻してきた「夏野すず子」は横からの視点だったため、彼女にはバレてしまったのでした。
普通ならば、それをネタに色々するかもしれません。
しかし、「すず子さん」の願いは、ちょっと変わったものだったのです。
はっきり役得であり、また彼のもともとの性癖をも満たすだろうと思われますが。
あれがバレたら、より大変なこととなりますわね。
ただ、オチでの「すず子さん」はある意味年相応で可愛らしく。
最後にスッキリする、よくできたお話でした。
129:「妹の親友」
義妹「甘堂奈津」を溺愛していた兄「甘堂太郎」
ある日、遊びに来ていた彼女の親友「愛染めぐみ」の独りえっち現場に鉢合わせてしまったのですが。
そのネタとしていたのは、「奈津」の下着だったのです。
「めぐみちゃん」の行為について、
「変態だ、この娘は!!」
とか言っていた、兄「太郎くん」
しかし、そんな彼も妹の私用済なアレコレを持っており。
全然人の事言えないですわね。
「めぐみちゃん」は提示されたアイテムを手に入れるため、「太郎くん」は妹を守るため、2人してえっちに流れるのでした。
中盤あたりではスクール水着(※当然、「奈津ちゃん」のもの)にてのプレイとなっていましたよ。
151:「社畜の捌け口」
仕事ができず、課長から日々叱責されていた「高橋」
うっぷん晴らしで風俗店へ行ったところ。
彼女にそっくりな「ユーコ」と出会ったのでした。
まあね。
新規取れない、顧客に逃げられる、果ては報告書など書類も間違いだらけ…では使いどころなく。
怒られるのは当然のこと。
さっさと転職を考えた方が良いのでは。
ただ、課長さんもあの叱り方も完全にパワハラなので…。
会社組織自体が怪しい感じでした。
よく似た風俗嬢「ユーコさん」とのイメクラプレイ。
オチは案の定という感じだったので、あるいはもうひと展開あっても良かったかな、って思いました。
173:「彼女はシャトーブリマン」
ちょっとぽっちゃり目な「佐藤鰤子(さとう・ぶりこ)」
そのスタイルがため、彼氏に振られてしまったのでした。
傷心な彼女は仕事でミスを連発。
あまりのダメっぷりに見かねた部長は、同期の「川本」に話を聞くよう命じたのでした。
確かに、むちっとはしていましたが。
絵的には全然太ってないですね。
成年漫画の難しいところです。
部長直々の頼みでもあり、彼女を慰めていたところ。
バッチリ、「鰤子さん」に刺さってしまうのでした。
振られた直後だしね…。
実は名器の持ち主でえっちの具合は非常に良く。
「川本くん」も彼女にハマる流れ。
オチはあーでしたが、スタイルでそう変わるものかなぁ。
※左:佐藤鰤子、右:秘書課「藤野愛咲」
191:「マン開!高嶺の花ビラ」
美人でスタイル抜群、仕事もできると評判の秘書課「藤野愛咲(ふじの・みさき)」
「犬飼道夫」はそんな彼女とデートすることとなったのですが。
超高嶺の花という彼女に緊張し、ワインを飲みまくったことで酔っぱらってしまったのでした。
「愛咲さん」は評判の美人だけあって、ビジュアルもそんな感じ。
色気ある大人な女性で、収録ではこの娘がお気に入り。
酔った勢いでホテルへ無理やりに連れ込む展開。
…酒癖悪いなぁ。
ただ、彼女も綺麗な見た目とは裏腹に性格はあまり良いとは言えず。
こうした展開も自業自得って感じ。
それが、成年漫画らしいお約束な結果となるのですが。
変な話、超高嶺の花とか言われている彼女を、こうした扱いする男子などいないと思われ。
「愛咲さん」としても良かったかな。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「宮野金太郎」センセでした。
紹介文によると、”へんたいっ娘の名匠”だそうです。
初単行本の影響強いですわね。
こちらでは「へんたい山本さん」、「いじめっ娘とボク」などを紹介しています。
こちらは5冊目でいいのかな。
てっきり1冊まるまるの長編かと勘違いが。
まぁ、たとえ経験の有無が分かったとしても…話はそう発展していかないか。
リスト眺めて、ほほーと1人悦に入るくらいかなぁ。
ただ、そんなんを実に巧いことストーリー漫画にしていたと思います。
非処女リスト(GOT COMICS) コミックス – アダルト, 2017/11/25 宮野金太郎 (著)
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