■BorderLine (桐原湧)
★まんがデーター [17.5/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、学園、青春
・構成 : 短編×9話(うち「遊びの時間」×2)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原湧(きりはら・ゆう)」センセの「BorderLine」です。
※左:水泳部「明日香」、右:図書委員長「文美」
【 構成・絵柄 】
収録は1つ連続話があり、それ以外は短編。
↓表紙からして、いかにもという雰囲気がありましたが。
はい、くくりは「AOHA COMICS」で、まさしく内容もそんな感じ。
大人になろうか、という男女カップルのエピソード群となっています。
コメディー色は強くないですが、おおむねラブコメ漫画という感覚で大丈夫。
悩みはしつつも、そう深刻でなく(←当人以外は)
ちょっぴり甘く、そこそこエロく、皆さん青春していました。
個人的に、全然悪くはないものの…なんというか、よくまとまり過ぎてるかなぁ、という印象。
もうひとパンチあっていいのかも。
(※あとがきにもあったように、普通っぽいところはまた魅力に違いないのですが)
また、最近はブ厚い単行本も多いこともあってか。
全176ページくらいなこちら単行本は、やや薄めな触感でした。
フルカラー単行本の若干プラスというくらい。
ただし、読み応え的には問題なかったので、そこは気にしなくて大丈夫です。
しっかりとした線での作画。
描き込み・全体の色づきは適度なくらいで、白比率もそれなり。
漫画ジャンルもあってか、黒色が強く目立っています。
コマ割りは中小でそこそこ変化もあり。
構図なども凝っていました。
背景や小物の描写も秀逸。
服装などもそうコテコテしていないのですが、巧く描かれてます。
こうした青春漫画の日常感がよく表現されていたと思います。
人物絵は漫画・リアルのイイトコ取りみたいな印象。
それなりに身長があり、顔パーツのバランス感覚も自然でした。
デフォルメ極端でなく、幅広く受け入れられそうなもの。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「BORDERLINE」
仕事帰りにコンビニへ立ち寄った主人公。
店前には制服姿の女の子がいたのですが。
帰りがけに呼び止められ、
「一晩泊めてくれませんか?」
そんなことを言われてしまったのでした。
こちらが表題作。
↓表紙を飾っている、あのポニーテールの娘さんですね。
声を掛けて来た際には、ぴっちり制服を着ており。
そうした真面目そうな外観がため、彼も家にまで上げてしまうのだと思います。
「お礼のつもりなんですけど」
えっち展開は彼女のそうした台詞から。
うん、彼女は人を見る目はあるのかもしれませんね。
ああした現実的なオチが好き。
どうしても漫画・映画的オチを求めたくなるのですが…。
続きあるのもいいなぁ。
※瀬能彩季
025:「合格通知」
大学合格の報告に、先生の部屋訪ねた「瀬能彩季(せのう・あやき)」のお話。
美大かな。
そうすると、2人の関係はモデルしてた彼女にお手付きしたのかなぁ、とか妄想が広がります。
年下ながら、「瀬能さん」は逆に彼を支配しているような雰囲気。
確かに彼は煮え切らないような空気でしたが。
まあ、大人には色々あるのよ…。
「…はじめてですね」の台詞以降の展開が甘くて好き。
047:「今日はする日」
まさにタイトルそのままなエピソード。
成年漫画では、こうしたシチュエーションをちらほら目撃するのですが。
たいがい良作品ですね。
こちらも同様。
「敦司」・「むーこ」のカップルは付き合って3ヵ月。
彼の両親が出掛けたことで、ようやく初えっちの機会を得たのでした。
「でもなかなかできなくて」
そんな台詞があったので、「むーこちゃん」もあー見えてえっちを欲していたようです。
服を脱いだ際のリアクションもそんなんでした。
照れるとかではないのね…って、既に何度か見せてはいるのかなぁ。
帰りがけに買ってきていたご飯そっちのけで、えっちに流れる様がリアルですね。
そりゃー、食事なんてしてる余裕ないわな、アナタ。
髪が解けていることも手伝って、オチ2ページの彼女は余裕ある大人っぽく見ますね。
(※ちなみに、裏表紙が「むーこちゃん」です)
069:「告白」
幼馴染みの腐れ縁である「夏野海帆(なつの・みほ)」
屋上に呼び出された「ゆーすけ」は、珍しく落ち込んでいた彼女を見つけたのです。
冒頭からの3話ヒロインは、駆け引きのできる(ある程度ね)そっち方面に慣れた娘さんばかりでした。
その点こちらの「海帆ちゃん」は、いつ元気でポジティブ~という、まだギリギリ友人ライン。
まさにボーダーラインですわね。
青春してます(笑)
自らの言動で男子を勘違いさせたことに凹んでいた「海帆ちゃん」
「ゆーすけくん」とのやり取り当初は、まだ友人のソレだったのですが…ふと変化するタイミングが秀逸。
あんなん好き。
そう、こんな時でも気になるものなんですよ。
なお、彼が意識した頃の風景が回想にて描かれていました。
結構我慢していたんだなぁ。
そう考えると、セオリーですがナントカいう第三者には感謝ですね。
後方折り返しにて「海帆ちゃん」のカラー絵が見れますよ。
091:「いつもとは、違う君と。」
2人して初ラブホというエピソード。
キャラクターは「佐々原」・「アキくん」と異なるのですが、「今日はする日」のその後はこんな感じかなぁ。
せっかくなので一緒にお風呂入ったり、ちょっと異なるプレイとかしていました。
113:「夏の終わりに」
こちらのカップル「明日香」・「トモ」はもうすぐ卒業というお話。
彼は東京の学校へ進学がほぼ確実視されており。
水泳部で部活に打ち込んでいた「明日香さん」は進路を見失っていたのでした。
大会全然だった、という台詞ありましたが…。
まぁ、確かにスポーツどうのいうより、えっちっぽいスタイルかなー。
競泳水着に見惚れる「トモくん」にも納得。
彼女の発言から察するに、これまでは我慢していたのか、彼。
129:「遊びの時間」
145:「遊びの時間+」
クジ引きで決まった図書委員。
特に本に興味などなかった「長部(おさべ)」でしたが。
ふとした切っ掛けから、同委員の委員長「文美(あやみ)」がえっちな事に興味あると知り…。
施錠を任された放課後は2人の時間になっていたのでした。
収録では唯一の連続話。
「文美さん」は眼鏡・ショートカットの文学少女。
真面目って印象で~とは「長部くん」の発言で、そのページでの彼女はまさしくそうした雰囲気でした。
…が、行為の際での彼女は言動可愛く魅力的。
視点はずっと「長部くん」で、彼としてはずっと単にプレイを楽しんでいたのですが。
これは同時期、あるいはこれより前の時間軸を「文美さん」視点で追いかけたいなぁ。
あるいは発注とかなんとかから、彼女が仕掛けたアプローチかもしれない、と。
(※そうした本をリクエストするというのが怪しいかなぁって思いました。また、そもそも彼女はうっかり露見してしまうようなタイプに見えないので…)
続く「遊びの時間+」は8ページのショート。
「文美さん」にお願いして、スクール水着を着てもらうというもの。
また、マニアックなプレイを…(笑)
そもそもの関係もあってか、ちゃんと応じてくれるのが嬉しいですね。
むちむちとした姿がえっちでした。
故に、あえて着せたくなるのは分かる・分かる。
※左:むーこ、右:風紀委員「小山田絢乃」
153:「放課後異性交遊」
風紀委員の先輩「小山田絢乃」に呼ばれた「甲田」
担当生徒が休みということで、その代わりにポスター貼りの手伝いをすることとなったのでした。
前折り返しがこちらの先輩「小山田さん」
物腰柔らかで優しく、高嶺の花という存在。
作業途中、校内で生徒らがえっちしている場面に鉢合わせたことが切っ掛け。
年上ではあるものの、さすがに彼女も経験豊富ってことはなく…。
彼の好意には前々から気付いていており。
その相手はある程度支配ができそうな後輩で。
不意な事態でどちらもちょうどスイッチが入ってしまい。
さらに、教室には2人きりという絶好のシチュエーション~と、様々な要素が重なった結果でしょう。
「これで…おしまいかな…?」のくだりが好き。
年頃男子を甘くみちゃーダメよ。
しかも、恋焦がれていた相手なのだから。
オチがまたいいですね、羨ましいです。
【 その他 】
以上、本日は「桐原湧」センセでした。
こちらが2冊目の単行本でいいのかな?
当ブログでは初単行本「もっと召しませ」も紹介しています。
その際に、表紙絵について触れていましたが。
うん、今回みたいな方が断然良いですねー。
ジャンル違いあるのが無論大きいのでしょうけれど、あのくらいのエロス感のがより刺さると思います。
その続きみたいな中扉とかも素敵よね。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●◎
・独創性:●●●●〇
・属性 : [成年] ラブコメ、学園、青春
・構成 : 短編×9話(うち「遊びの時間」×2)
・おまけ: あとがき。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「桐原湧(きりはら・ゆう)」センセの「BorderLine」です。
※左:水泳部「明日香」、右:図書委員長「文美」
【 構成・絵柄 】
収録は1つ連続話があり、それ以外は短編。
↓表紙からして、いかにもという雰囲気がありましたが。
はい、くくりは「AOHA COMICS」で、まさしく内容もそんな感じ。
大人になろうか、という男女カップルのエピソード群となっています。
コメディー色は強くないですが、おおむねラブコメ漫画という感覚で大丈夫。
悩みはしつつも、そう深刻でなく(←当人以外は)
ちょっぴり甘く、そこそこエロく、皆さん青春していました。
個人的に、全然悪くはないものの…なんというか、よくまとまり過ぎてるかなぁ、という印象。
もうひとパンチあっていいのかも。
(※あとがきにもあったように、普通っぽいところはまた魅力に違いないのですが)
また、最近はブ厚い単行本も多いこともあってか。
全176ページくらいなこちら単行本は、やや薄めな触感でした。
フルカラー単行本の若干プラスというくらい。
ただし、読み応え的には問題なかったので、そこは気にしなくて大丈夫です。
しっかりとした線での作画。
描き込み・全体の色づきは適度なくらいで、白比率もそれなり。
漫画ジャンルもあってか、黒色が強く目立っています。
コマ割りは中小でそこそこ変化もあり。
構図なども凝っていました。
背景や小物の描写も秀逸。
服装などもそうコテコテしていないのですが、巧く描かれてます。
こうした青春漫画の日常感がよく表現されていたと思います。
人物絵は漫画・リアルのイイトコ取りみたいな印象。
それなりに身長があり、顔パーツのバランス感覚も自然でした。
デフォルメ極端でなく、幅広く受け入れられそうなもの。
カラーでもそう変化はないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 9話収録
003:「BORDERLINE」
仕事帰りにコンビニへ立ち寄った主人公。
店前には制服姿の女の子がいたのですが。
帰りがけに呼び止められ、
「一晩泊めてくれませんか?」
そんなことを言われてしまったのでした。
こちらが表題作。
↓表紙を飾っている、あのポニーテールの娘さんですね。
声を掛けて来た際には、ぴっちり制服を着ており。
そうした真面目そうな外観がため、彼も家にまで上げてしまうのだと思います。
「お礼のつもりなんですけど」
えっち展開は彼女のそうした台詞から。
うん、彼女は人を見る目はあるのかもしれませんね。
ああした現実的なオチが好き。
どうしても漫画・映画的オチを求めたくなるのですが…。
続きあるのもいいなぁ。
※瀬能彩季
025:「合格通知」
大学合格の報告に、先生の部屋訪ねた「瀬能彩季(せのう・あやき)」のお話。
美大かな。
そうすると、2人の関係はモデルしてた彼女にお手付きしたのかなぁ、とか妄想が広がります。
年下ながら、「瀬能さん」は逆に彼を支配しているような雰囲気。
確かに彼は煮え切らないような空気でしたが。
まあ、大人には色々あるのよ…。
「…はじめてですね」の台詞以降の展開が甘くて好き。
047:「今日はする日」
まさにタイトルそのままなエピソード。
成年漫画では、こうしたシチュエーションをちらほら目撃するのですが。
たいがい良作品ですね。
こちらも同様。
「敦司」・「むーこ」のカップルは付き合って3ヵ月。
彼の両親が出掛けたことで、ようやく初えっちの機会を得たのでした。
「でもなかなかできなくて」
そんな台詞があったので、「むーこちゃん」もあー見えてえっちを欲していたようです。
服を脱いだ際のリアクションもそんなんでした。
照れるとかではないのね…って、既に何度か見せてはいるのかなぁ。
帰りがけに買ってきていたご飯そっちのけで、えっちに流れる様がリアルですね。
そりゃー、食事なんてしてる余裕ないわな、アナタ。
髪が解けていることも手伝って、オチ2ページの彼女は余裕ある大人っぽく見ますね。
(※ちなみに、裏表紙が「むーこちゃん」です)
069:「告白」
幼馴染みの腐れ縁である「夏野海帆(なつの・みほ)」
屋上に呼び出された「ゆーすけ」は、珍しく落ち込んでいた彼女を見つけたのです。
冒頭からの3話ヒロインは、駆け引きのできる(ある程度ね)そっち方面に慣れた娘さんばかりでした。
その点こちらの「海帆ちゃん」は、いつ元気でポジティブ~という、まだギリギリ友人ライン。
まさにボーダーラインですわね。
青春してます(笑)
自らの言動で男子を勘違いさせたことに凹んでいた「海帆ちゃん」
「ゆーすけくん」とのやり取り当初は、まだ友人のソレだったのですが…ふと変化するタイミングが秀逸。
あんなん好き。
そう、こんな時でも気になるものなんですよ。
なお、彼が意識した頃の風景が回想にて描かれていました。
結構我慢していたんだなぁ。
そう考えると、セオリーですがナントカいう第三者には感謝ですね。
後方折り返しにて「海帆ちゃん」のカラー絵が見れますよ。
091:「いつもとは、違う君と。」
2人して初ラブホというエピソード。
キャラクターは「佐々原」・「アキくん」と異なるのですが、「今日はする日」のその後はこんな感じかなぁ。
せっかくなので一緒にお風呂入ったり、ちょっと異なるプレイとかしていました。
113:「夏の終わりに」
こちらのカップル「明日香」・「トモ」はもうすぐ卒業というお話。
彼は東京の学校へ進学がほぼ確実視されており。
水泳部で部活に打ち込んでいた「明日香さん」は進路を見失っていたのでした。
大会全然だった、という台詞ありましたが…。
まぁ、確かにスポーツどうのいうより、えっちっぽいスタイルかなー。
競泳水着に見惚れる「トモくん」にも納得。
彼女の発言から察するに、これまでは我慢していたのか、彼。
129:「遊びの時間」
145:「遊びの時間+」
クジ引きで決まった図書委員。
特に本に興味などなかった「長部(おさべ)」でしたが。
ふとした切っ掛けから、同委員の委員長「文美(あやみ)」がえっちな事に興味あると知り…。
施錠を任された放課後は2人の時間になっていたのでした。
収録では唯一の連続話。
「文美さん」は眼鏡・ショートカットの文学少女。
真面目って印象で~とは「長部くん」の発言で、そのページでの彼女はまさしくそうした雰囲気でした。
…が、行為の際での彼女は言動可愛く魅力的。
視点はずっと「長部くん」で、彼としてはずっと単にプレイを楽しんでいたのですが。
これは同時期、あるいはこれより前の時間軸を「文美さん」視点で追いかけたいなぁ。
あるいは発注とかなんとかから、彼女が仕掛けたアプローチかもしれない、と。
(※そうした本をリクエストするというのが怪しいかなぁって思いました。また、そもそも彼女はうっかり露見してしまうようなタイプに見えないので…)
続く「遊びの時間+」は8ページのショート。
「文美さん」にお願いして、スクール水着を着てもらうというもの。
また、マニアックなプレイを…(笑)
そもそもの関係もあってか、ちゃんと応じてくれるのが嬉しいですね。
むちむちとした姿がえっちでした。
故に、あえて着せたくなるのは分かる・分かる。
※左:むーこ、右:風紀委員「小山田絢乃」
153:「放課後異性交遊」
風紀委員の先輩「小山田絢乃」に呼ばれた「甲田」
担当生徒が休みということで、その代わりにポスター貼りの手伝いをすることとなったのでした。
前折り返しがこちらの先輩「小山田さん」
物腰柔らかで優しく、高嶺の花という存在。
作業途中、校内で生徒らがえっちしている場面に鉢合わせたことが切っ掛け。
年上ではあるものの、さすがに彼女も経験豊富ってことはなく…。
彼の好意には前々から気付いていており。
その相手はある程度支配ができそうな後輩で。
不意な事態でどちらもちょうどスイッチが入ってしまい。
さらに、教室には2人きりという絶好のシチュエーション~と、様々な要素が重なった結果でしょう。
「これで…おしまいかな…?」のくだりが好き。
年頃男子を甘くみちゃーダメよ。
しかも、恋焦がれていた相手なのだから。
オチがまたいいですね、羨ましいです。
【 その他 】
以上、本日は「桐原湧」センセでした。
こちらが2冊目の単行本でいいのかな?
当ブログでは初単行本「もっと召しませ」も紹介しています。
その際に、表紙絵について触れていましたが。
うん、今回みたいな方が断然良いですねー。
ジャンル違いあるのが無論大きいのでしょうけれど、あのくらいのエロス感のがより刺さると思います。
その続きみたいな中扉とかも素敵よね。
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