■氷属性男子とクールな同僚女子 (殿ヶ谷美由記)
★まんがデーター [15.0/20.0]
・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [一般] ラブコメ、コメディー、ビジネス
・構成 : 18話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画、描き下ろし「沖縄社員旅行編」・
「誕生日編」・「出会い編」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「殿ヶ谷美由記(とのがや・みゆき)」センセの「氷属性男子とクールな同僚女子 1巻」です。
※描き下ろしの冬月さん
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降に続く長編。
ぱっと見、4コマなイメージあったものの、普通の漫画しています。
(※多少大きな目なコマ割りで変化も少なく、4コマっぽい雰囲気はある)
Twitter&pixivで大人気、ということで…。
あとがきによると、もともとはネットにアップしていた漫画の反響がため、書籍化となったようです。
今風な切っ掛けですね。
描き下ろしも含めて18話ほど。
1話あたり3から10ページとバラつきあるものの、話数は多く読み応えは問題ありません。
なお、描き下ろしは3話で合計52ページもありました。
ジャンルはコメディー要素の強いラブコメ。
社会人なのですが、男女ともに奥手で可愛らしく。
なかなか進展しないので、1巻時点ではまだまだです。
詳しくは後述しますね。
しっかりとした強めな線での作画。
全体の色づきは適度なくらいで、やや黒色が強め。
描き込みは人物などはさっぱり気味でしたが、比較的背景などはしっかり。
枠間は確保されていて白比率があり、4コマ漫画のような雰囲気でした。
切れ長目に鼻筋のある鼻、すらりとした身長の人物絵。
ジャンルもあって、動きはやや硬めでしたが引っ掛かるほどではありません。
同様に漫画表現もやや粗さ感じるものの、ポイントとなる部分の作画は実に良好。
独特な間がまた漫画を面白く感じさせていました。
カラーでもほぼ変化ないので、判断は↓表紙で問題ありません。
また紹介帯のカット絵も参考になると思います。
【 収録話 】 18話収録
「冬月」の同僚「氷室」は雪女の末裔。
日々のあちこちで凍ったり、吹雪いたりしているものの…。
そんな彼は、花や猫を愛する可愛らしい男性だったのです。
ごく簡単にはそんなお話。
会社同僚のラブコメ漫画。
雪女の末裔「氷室くん」は体質的に涼しく、その同僚「冬月さん」は落ち着いた物腰のクールな女性。
ゆえに、”涼しげな恋愛話”という訳です。
お互いの関係がため、基本的には会社内での描写。
2人は同じ部署で席も隣同士なため、その場でのやり取りも多くありました。
それ以上にも、それぞれ意識はしていて。
食事に出掛けている(5話)ほか、自宅でのクリスマスバーティーに呼ぶ(12話)など、私的な交流も描かれております。
登場人物は少なく、他に名前が出ているのは同僚である「狐森」・「冴島」の2人くらい。
職場の上司であるとか、家族などはいまの所顔を見せておりません。
(※飼い猫はいい感じで登場している)
オフィス・業務でのややこしさなく、普通とはちょっと異なる楽しいラブコメな仕上がりとなっていました。
※前半の冬月さん
雪女の末裔「氷室くん」
自身の能力はほぼ制御できているものの、感情に左右され易く。
よく職場を雪景色にしていました。
車の運転は不得意そうね。
「冴島くん」が聞きだした所によると、親族は多いらしく。
もしかしたら、他の妖怪とか登場するのかな。
ただ、そのパターンだとありきたりなものになってしまうような気がするので…。
個人的には、彼オンリーにして欲しいなぁ。
雪女の末裔は隠している訳でなく、周囲も知る事実。
初対面の「冬月さん」にもあっさりバラしていました。
(しかも、同僚だと分かる前の、往来で会っただけの時)
ただし、それに対してどうこう言う、する者はなく。
ごくごく優しい世界観ですね。
また、寒さをまき散らしている彼を目前にしても、寒いくらいで特に言及ありません。
皆さん普通に接していました。
その同僚「冬月さん」
落ち着いた物腰のクールな女性。
ただ、そう見えるだけで、実際は普通に喋っていて、人当たりも優しい方。
表情の変化はそれなり。
それだけに、ちょっとした笑顔が「氷室くん」にとってはご褒美状態でした。
また、クリスマスバーティーでは皆を自宅に呼び、たこ焼きパーティーとかしています。
独特な感性があり、特に冒頭話では面白いプレゼントをしていて。
人外な「氷室くん」に負けない、印象的な娘さんです。
冒頭はだいたい彼女の一人称で、後半・オチを「氷室くん」が担当するのが1つのパターンでした。
1巻ラスト時点では、ほぼ付き合ってるっぽいのだけど…。
当の2人はその感覚ないんだろうなぁ。
1から5話はそれぞれの紹介みたいなシリーズ。
前述もしたように、2話続けて「氷室くん」に変わったものをプレゼントしていました。
やっぱり1話目のわら、がパンチきいてていいのかな。
色々もらっていた「氷室くん」が彼女を食事に誘うのが4から5話目。
まぁ、おっちゃん視点だと…どっちも可愛らしくて楽しいです。
改めて見ると、「冬月さん」の飼い猫「にゃめろう」は2話から出てましたね。
描き下ろしは沖縄への社員旅行編。
この時代に社員旅行というのは…結構老舗・大手の企業に勤めてるのかな。
「冬月さん」の水着姿が眩しいです。
※後半の冬月さん
6話から12話までがクリスマス編。
このあたりから同僚の2人が顔を見せはじめ、8話のオープニングは「冬月さん」でなく「冴島くん」が担当しています。(※オチまで彼視点)
9話では女性の同僚「狐森さん」が登場。
彼女は特にくっつけよう~みたいな感覚ないものの、結果的に切っ掛けとなって、「氷室」・「冬月」の関係が深まっています。
「にゃめろう」の名前が判明するのが10話。
パーティーの自宅シーンでも無論登場しています。
マグカップに注目。
描き下ろしの誕生日編では、雪の精霊(?)と会話する「氷室くん」の姿が見れます。
そちらで描かれていたように…プレゼントでアクセサリーは相当勇気入りますわね…。
受け取った「冬月さん」の行動は完璧だと思います。
良かったねー。
収録の最後まで13から15話はその後の2人という感じ。
季節的には正月からバレンタインまで描かれていて、チョコ渡す際のくだりが良いですね。
「冬月さん」は冬の装いのが似合っていると思います。
巻末の描き下ろし出会い編は1巻のラストに相応しい(たぶん)、良作品です。
1話以降で彼に色々プレゼントとかしているのは、こうした出会いあったがためかな。
【 その他 】
以上、本日は「殿ヶ谷美由記」センセでした。
こちらが6冊目くらいの単行本。
ひでるさんはこちらが初見です。
前述したように、開くまでは4コマ漫画かと警戒していたのですが。
普通の漫画でひと安心。
(※4コマが得意でないのです)
手に取ったのは↓表紙の「冬月さん」に引っかけられたためでしたが。
想像以上のキュートさで驚きました。
2巻も楽しみにしてます。
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・絵柄 :●●●◎〇
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●◎〇
・独創性:●●●●〇
・属性 : [一般] ラブコメ、コメディー、ビジネス
・構成 : 18話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: あとがき漫画、描き下ろし「沖縄社員旅行編」・
「誕生日編」・「出会い編」
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「殿ヶ谷美由記(とのがや・みゆき)」センセの「氷属性男子とクールな同僚女子 1巻」です。
※描き下ろしの冬月さん
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降に続く長編。
ぱっと見、4コマなイメージあったものの、普通の漫画しています。
(※多少大きな目なコマ割りで変化も少なく、4コマっぽい雰囲気はある)
Twitter&pixivで大人気、ということで…。
あとがきによると、もともとはネットにアップしていた漫画の反響がため、書籍化となったようです。
今風な切っ掛けですね。
描き下ろしも含めて18話ほど。
1話あたり3から10ページとバラつきあるものの、話数は多く読み応えは問題ありません。
なお、描き下ろしは3話で合計52ページもありました。
ジャンルはコメディー要素の強いラブコメ。
社会人なのですが、男女ともに奥手で可愛らしく。
なかなか進展しないので、1巻時点ではまだまだです。
詳しくは後述しますね。
しっかりとした強めな線での作画。
全体の色づきは適度なくらいで、やや黒色が強め。
描き込みは人物などはさっぱり気味でしたが、比較的背景などはしっかり。
枠間は確保されていて白比率があり、4コマ漫画のような雰囲気でした。
切れ長目に鼻筋のある鼻、すらりとした身長の人物絵。
ジャンルもあって、動きはやや硬めでしたが引っ掛かるほどではありません。
同様に漫画表現もやや粗さ感じるものの、ポイントとなる部分の作画は実に良好。
独特な間がまた漫画を面白く感じさせていました。
カラーでもほぼ変化ないので、判断は↓表紙で問題ありません。
また紹介帯のカット絵も参考になると思います。
【 収録話 】 18話収録
「冬月」の同僚「氷室」は雪女の末裔。
日々のあちこちで凍ったり、吹雪いたりしているものの…。
そんな彼は、花や猫を愛する可愛らしい男性だったのです。
ごく簡単にはそんなお話。
会社同僚のラブコメ漫画。
雪女の末裔「氷室くん」は体質的に涼しく、その同僚「冬月さん」は落ち着いた物腰のクールな女性。
ゆえに、”涼しげな恋愛話”という訳です。
お互いの関係がため、基本的には会社内での描写。
2人は同じ部署で席も隣同士なため、その場でのやり取りも多くありました。
それ以上にも、それぞれ意識はしていて。
食事に出掛けている(5話)ほか、自宅でのクリスマスバーティーに呼ぶ(12話)など、私的な交流も描かれております。
登場人物は少なく、他に名前が出ているのは同僚である「狐森」・「冴島」の2人くらい。
職場の上司であるとか、家族などはいまの所顔を見せておりません。
(※飼い猫はいい感じで登場している)
オフィス・業務でのややこしさなく、普通とはちょっと異なる楽しいラブコメな仕上がりとなっていました。
※前半の冬月さん
雪女の末裔「氷室くん」
自身の能力はほぼ制御できているものの、感情に左右され易く。
よく職場を雪景色にしていました。
車の運転は不得意そうね。
「冴島くん」が聞きだした所によると、親族は多いらしく。
もしかしたら、他の妖怪とか登場するのかな。
ただ、そのパターンだとありきたりなものになってしまうような気がするので…。
個人的には、彼オンリーにして欲しいなぁ。
雪女の末裔は隠している訳でなく、周囲も知る事実。
初対面の「冬月さん」にもあっさりバラしていました。
(しかも、同僚だと分かる前の、往来で会っただけの時)
ただし、それに対してどうこう言う、する者はなく。
ごくごく優しい世界観ですね。
また、寒さをまき散らしている彼を目前にしても、寒いくらいで特に言及ありません。
皆さん普通に接していました。
その同僚「冬月さん」
落ち着いた物腰のクールな女性。
ただ、そう見えるだけで、実際は普通に喋っていて、人当たりも優しい方。
表情の変化はそれなり。
それだけに、ちょっとした笑顔が「氷室くん」にとってはご褒美状態でした。
また、クリスマスバーティーでは皆を自宅に呼び、たこ焼きパーティーとかしています。
独特な感性があり、特に冒頭話では面白いプレゼントをしていて。
人外な「氷室くん」に負けない、印象的な娘さんです。
冒頭はだいたい彼女の一人称で、後半・オチを「氷室くん」が担当するのが1つのパターンでした。
1巻ラスト時点では、ほぼ付き合ってるっぽいのだけど…。
当の2人はその感覚ないんだろうなぁ。
1から5話はそれぞれの紹介みたいなシリーズ。
前述もしたように、2話続けて「氷室くん」に変わったものをプレゼントしていました。
やっぱり1話目のわら、がパンチきいてていいのかな。
色々もらっていた「氷室くん」が彼女を食事に誘うのが4から5話目。
まぁ、おっちゃん視点だと…どっちも可愛らしくて楽しいです。
改めて見ると、「冬月さん」の飼い猫「にゃめろう」は2話から出てましたね。
描き下ろしは沖縄への社員旅行編。
この時代に社員旅行というのは…結構老舗・大手の企業に勤めてるのかな。
「冬月さん」の水着姿が眩しいです。
※後半の冬月さん
6話から12話までがクリスマス編。
このあたりから同僚の2人が顔を見せはじめ、8話のオープニングは「冬月さん」でなく「冴島くん」が担当しています。(※オチまで彼視点)
9話では女性の同僚「狐森さん」が登場。
彼女は特にくっつけよう~みたいな感覚ないものの、結果的に切っ掛けとなって、「氷室」・「冬月」の関係が深まっています。
「にゃめろう」の名前が判明するのが10話。
パーティーの自宅シーンでも無論登場しています。
マグカップに注目。
描き下ろしの誕生日編では、雪の精霊(?)と会話する「氷室くん」の姿が見れます。
そちらで描かれていたように…プレゼントでアクセサリーは相当勇気入りますわね…。
受け取った「冬月さん」の行動は完璧だと思います。
良かったねー。
収録の最後まで13から15話はその後の2人という感じ。
季節的には正月からバレンタインまで描かれていて、チョコ渡す際のくだりが良いですね。
「冬月さん」は冬の装いのが似合っていると思います。
巻末の描き下ろし出会い編は1巻のラストに相応しい(たぶん)、良作品です。
1話以降で彼に色々プレゼントとかしているのは、こうした出会いあったがためかな。
【 その他 】
以上、本日は「殿ヶ谷美由記」センセでした。
こちらが6冊目くらいの単行本。
ひでるさんはこちらが初見です。
前述したように、開くまでは4コマ漫画かと警戒していたのですが。
普通の漫画でひと安心。
(※4コマが得意でないのです)
手に取ったのは↓表紙の「冬月さん」に引っかけられたためでしたが。
想像以上のキュートさで驚きました。
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