■高嶺の華は乱れ咲き (いとうえい)
★まんがデーター [20.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] ラブコメ、ソフトSM、学園
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: 合間にネタ絵、カバー裏にラフ絵、
描き下ろしおまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「高嶺の華は乱れ咲き 1巻」です。
※ヒロイン特集1:高嶺の花「嶺崎悠華」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へと続く長編漫画です。
とある男女カップルを描いたストーリーもの。
直接行為はないものの、一般えっち系に該当する漫画でした。
紹介文面にあった、”背徳エロス青春ソフトSMストーリー”というのが秀逸。
うん、おおむねそんな感じよ。
実際のところ、ヌード的な描写は多くなく、それも下着姿くらい。
漫画中に、バストトップすら描かれてはいません。
(※透けてはいる)
前述したように直接行為なく、またそれに準ずるような事もなく。
いわゆる、普通に考えるだろうえっち描写はほぼなかったです。
ただし、こちらの最大のポイントである”ソフトSM”という単語にかかるプレイは豊富。
見た目にインパクトあるものから、簡単に理解し難いだろうものまで様々描かれていて…。
そうしたものを許容できるか、エロスの1つとして楽しめるか、が1つの山だと思います。
敷居は決して低くないものの、あまり見られないアプローチをラブコメ的に丁寧に描いており、問題ない方には得難い1冊になるでしょう。
(※現在[19/8/18]アマゾンに投稿されていた両極端なレビュー2件がこの漫画を理解しやすいかも)
すっきりとした細線での作画。
描き込みは過不足なく、適度なくらい。
濃淡はやや濃いめですが、適度に白比率があります。
コマ割りはやや大きく、枠間確保されていて。
変化あるものの、収まり良く。
丁寧で乱れ・崩れはなく、原稿は綺麗にまとまっていました。
重箱の隅を変につつく、みたいな話ですが…。
やや画面が綺麗すぎかな、と思う部分もありました。
些細な事ですがね。
人物絵は幅広な輪郭の漫画らしい可愛らしさ。
むちっとした肉感的なスタイルです。
カラーでもそう変わらないため、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
(ネタ的な意味でも)
【 収録話 】 6話収録
ごく普通の学生「澤田淳」は、席替えで「嶺崎悠華」を眺めることのできる特等席を手に入れました。
彼女は全てが自分と釣り合わない、高嶺の花というべき存在。
ある日、掃除係だという彼女を見掛け。
手伝ってポイントを稼ごう、と思い立った彼が、教室を見てみたところ。
想像もしていなかった「悠華」の姿を目撃してしまったのでした。
…と、ごく簡単にはそうした導入部。
学園を舞台とした、一般えっち系ストーリー。
同系統な漫画では、規制のある中でいかにしてギリギリを攻めるか~がポイントかと思われます。
その点、こちらのソフトSMという題材ですが。
シチュエーションが重視され、直接行為なくとも言葉やビジュアルなどで十分な描写が出来。
プレイ内容も様々・多岐に渡り、お互いの精神的な結びつきが重視される~など、都合が良いもの。(たぶん)
まぁ、突き詰め過ぎると、普通の読者が付いていけなくなる(笑)くらいですかね。
憧れる相手の痴態を目撃し、関係を築いていく~。
成年漫画ではよく見かける設定かと思います。
ただ、そっち方面に振れるのは、特に一般では珍しいですかね。
そんなん許容される世の中になったのかな。
(一方では厳しさ増してはいるものの)
いまの所、目立つ登場人物はカップルの2人だけ。
長く続けるには、増やしていくのがセオリーかと思いますが。
あまり増えない方が…いいかなぁ。
普通の漫画っぽくなってしまいそうで。
それぞれの詳しい家庭環境などまだ描かれてなく、膨らませるならば今後はそっちとかかな。
「悠華さん」がいかにして育ったかとか、面白いかと思いました。
※ヒロイン特集2:普段の「悠華さん」
漫画は憬れの「悠華さん」を見つめる「澤田くん」視点…なのですが。
告白後の4話目だけは、「悠華さん」の視点に変わっており。
それまでのエピソードで”彼女がどんなだったのか”が、じっくり描写されていました。
ここが単行本で実に秀逸。
前述した通り、プレイが進むにつれて、あるいは現段階でも理解し辛い方が多い可能性があり。
やっぱり「澤田くん」の一方的な視点だけで進むと、描写し切れないと思うんですよ。
収録ではその4話だけ。
5話目から視点は戻っていましたが、たまに「悠華さん」視点を挟んでもらえるといいなぁ。
やっぱり女性側のああした快感と苦悩は深い。
なんというか、心揺さぶられました。
いきなりぶっ飛んだ描写から始まっている1話目。
雰囲気からして、収録されている6話目よりさらに先の風景だと思われますが。
ううむ、センセいきなり凄まじいですね。
よく編集サイドはOK出したなぁ。
(※もっとエロちっくに傾けた方が、一般的には受けると思うので)
扉絵も縛られてますねー。
さて、お話はまだあーなる前から。
つり目美人な優等生で、ぱっと見近寄り難いオーラのある「悠華さん」
それがため、あの授業風景くだりは大きい。
うん、彼が憬れるのも当然。
同様な男子、あるいは女子(笑)がいるのではないかなぁ。
また、「澤田くん」が教室で目撃することとなる、最初のプレイですが。
この時点でついて来れない読者もいそうね。
2話目はその直後。
あの場面を目撃したのが「悠華さん」で良かったねー。
他の女子とかだったら、大問題に発展させられそう。
目撃後、ああして呼び出されるのはよくある展開。
マフラー巻いた姿が可愛らしい「悠華さん」なのですが…それにも理由が。
こちらでの2人のやり取りが良いですね。
まだよく分からない相手である「澤田くん」をなにゆえ信頼していくこととなるのか、プレイも含めて明確に描かれていました。
前話より見た目的にもエロス感あって、幅広く刺さると思います。
「澤田くん」は偉い。
あれだけ間近なので、脱いでるだろう音は聞こえてる筈なんですね。
ただし、おそらく…彼が想像していないだろう姿なのですが。
性癖を告白された後の3話目。
「悠華さん」の普段の姿なども描かれてます。
あの娘は1話目の彼女と同じかな。
帰宅中に声を掛けられ、2人して公園に行くこととなったのでした。
ベンチでの距離感、そして頑張って会話を繋げようとする様に注目。
うん、分かる・分かる。
こちらでは、前話に続いて「悠華さん」の語りがあり。
性癖についての突っ込んだお話がされています。
ここはまたポイントなので、必見。
(※特に終盤の見開きページのパンチ力は、歴史に残る(かもしれない)ものがありました)
SMという単語だけみると、大多数の方は「澤田くん」と同じ想像をするかと思いますが。
実際、そんなんはあくまでもプレイの1つに過ぎず、もっと幅広く深いものですよねー。
こちらでの、
「私はさっきとドコが違う?」
が素敵でした。
彼女の人柄が分かりますよね。
また、「悠華さん」は帰りにタクシーを使っていて。
そこそこ裕福な家庭だろうことが想像できました。
さて、前述したように4話目はそんな「悠華さん」視点です。
1話目の目撃された前後、2話目での呼び出した後の彼女の言動。
そして3話目のクライマックス部分~と、どう考え、何をしてきたのかしっかり描かれています。
この漫画・そして彼女を理解する上で、重要な回ですね。
また、パートナーを得て充実している現在の彼女も描かれていました。
ああした性癖でなくても、素の自分をさらけ出せて、趣味趣向が合致する相手というのは実に得難いもの。
大半の方はそれをひた隠しにして過ごしていると思われ、ああして合う相手を見つけられたというのはなんとも幸せなことでしょう。
あと問題は、「澤田くん」がどこまで耐性あるか、になるのかな。
※ヒロイン特集3:プレイ中の「悠華さん」
さてパートナーになってからの5、6話目。
前者は図書館での風景。
「悠華さん」の語りがあり、さらに深く説明されていました。
いきなりプレイをドンドコ進めて描かれてしまうより、じっくり丁寧で良いですね。
”前のがもっと凄いコトしていたハズなのに”
そう「澤田くん」が言っていたように、こちらは比較的おとなしめな行為であるのですが。
まさにこうした事が、性に対する男女の感覚の差なのかなー、って気がしました。
それが故に「悠華さん」は想像外の事に驚かされ、また独りでは味わうことの出来なかった快感を得ることができるのだ思います。
後者は衣替え風景。
季節夏となり、「悠華さん」にとっては危険なシーズン。
夏服姿がまたキュートです。
3話目などとは違い、「澤田くん」もだいぶ慣れたようで。
特に後半では、またひと階段進むようなところが見れました。
2巻以降どう発展していくのか、心配ながらも楽しみです。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「いとうえい」センセでした。
今回も一般系ですね。
ただ…なるほど、↓表紙・紹介帯の時点で、そっち系だとは想像できましたが。
また、結構斜め上だなぁという印象。
それが故、新鮮で良かったんですけどね。
「悠華さん」のキャラ設定、ビジュアルも秀逸だったと思います。
あとはこの漫画、プレイを何処まで続けられるか~、なのかな。
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」 一般
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
「貴方を吸ってもイイですか?」
ヴァンパイアな複数ヒロインとの長編。どっちかと言うとコメディー色が強めです。
「変質フェティシズム」
こだわりたっぷりのフェチ描写が見どころ。描き下ろし「お嬢さんはケモノさん」は人を選ぶもの。
「恋人以上・嫁未満」 一般
いきなり2人の嫁候補が押し掛けてくる一般系。
「花のさえずり」
だいたい年上女性が揃った短編集。フェチ要素たっぷり。
「今宵、都市伝説をご一緒に!」 一般
怪奇系の都市伝説を題材にしたコメディー漫画。全1巻の一般。
「好きに使っていいよ」
カップルのイチャイチャが甘いラブコメ作品群。ラブコメの成年系。
「コットン&レース」
傾き度合強めなフェチ漫画集。そろそろ”刺さらない”って人いるのでは。
「熟れすぎ!!艶すぎ!?部長ちゃん」 一般
”数々の伝説を持つ営業部長”こと「塚田さゆり」を上司としたエロス・コメディー。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●●
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●●
・属性 : [一般] ラブコメ、ソフトSM、学園
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: 合間にネタ絵、カバー裏にラフ絵、
描き下ろしおまけ漫画。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「いとうえい」センセの「高嶺の華は乱れ咲き 1巻」です。
※ヒロイン特集1:高嶺の花「嶺崎悠華」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へと続く長編漫画です。
とある男女カップルを描いたストーリーもの。
直接行為はないものの、一般えっち系に該当する漫画でした。
紹介文面にあった、”背徳エロス青春ソフトSMストーリー”というのが秀逸。
うん、おおむねそんな感じよ。
実際のところ、ヌード的な描写は多くなく、それも下着姿くらい。
漫画中に、バストトップすら描かれてはいません。
(※透けてはいる)
前述したように直接行為なく、またそれに準ずるような事もなく。
いわゆる、普通に考えるだろうえっち描写はほぼなかったです。
ただし、こちらの最大のポイントである”ソフトSM”という単語にかかるプレイは豊富。
見た目にインパクトあるものから、簡単に理解し難いだろうものまで様々描かれていて…。
そうしたものを許容できるか、エロスの1つとして楽しめるか、が1つの山だと思います。
敷居は決して低くないものの、あまり見られないアプローチをラブコメ的に丁寧に描いており、問題ない方には得難い1冊になるでしょう。
(※現在[19/8/18]アマゾンに投稿されていた両極端なレビュー2件がこの漫画を理解しやすいかも)
すっきりとした細線での作画。
描き込みは過不足なく、適度なくらい。
濃淡はやや濃いめですが、適度に白比率があります。
コマ割りはやや大きく、枠間確保されていて。
変化あるものの、収まり良く。
丁寧で乱れ・崩れはなく、原稿は綺麗にまとまっていました。
重箱の隅を変につつく、みたいな話ですが…。
やや画面が綺麗すぎかな、と思う部分もありました。
些細な事ですがね。
人物絵は幅広な輪郭の漫画らしい可愛らしさ。
むちっとした肉感的なスタイルです。
カラーでもそう変わらないため、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
(ネタ的な意味でも)
【 収録話 】 6話収録
ごく普通の学生「澤田淳」は、席替えで「嶺崎悠華」を眺めることのできる特等席を手に入れました。
彼女は全てが自分と釣り合わない、高嶺の花というべき存在。
ある日、掃除係だという彼女を見掛け。
手伝ってポイントを稼ごう、と思い立った彼が、教室を見てみたところ。
想像もしていなかった「悠華」の姿を目撃してしまったのでした。
…と、ごく簡単にはそうした導入部。
学園を舞台とした、一般えっち系ストーリー。
同系統な漫画では、規制のある中でいかにしてギリギリを攻めるか~がポイントかと思われます。
その点、こちらのソフトSMという題材ですが。
シチュエーションが重視され、直接行為なくとも言葉やビジュアルなどで十分な描写が出来。
プレイ内容も様々・多岐に渡り、お互いの精神的な結びつきが重視される~など、都合が良いもの。(たぶん)
まぁ、突き詰め過ぎると、普通の読者が付いていけなくなる(笑)くらいですかね。
憧れる相手の痴態を目撃し、関係を築いていく~。
成年漫画ではよく見かける設定かと思います。
ただ、そっち方面に振れるのは、特に一般では珍しいですかね。
そんなん許容される世の中になったのかな。
(一方では厳しさ増してはいるものの)
いまの所、目立つ登場人物はカップルの2人だけ。
長く続けるには、増やしていくのがセオリーかと思いますが。
あまり増えない方が…いいかなぁ。
普通の漫画っぽくなってしまいそうで。
それぞれの詳しい家庭環境などまだ描かれてなく、膨らませるならば今後はそっちとかかな。
「悠華さん」がいかにして育ったかとか、面白いかと思いました。
※ヒロイン特集2:普段の「悠華さん」
漫画は憬れの「悠華さん」を見つめる「澤田くん」視点…なのですが。
告白後の4話目だけは、「悠華さん」の視点に変わっており。
それまでのエピソードで”彼女がどんなだったのか”が、じっくり描写されていました。
ここが単行本で実に秀逸。
前述した通り、プレイが進むにつれて、あるいは現段階でも理解し辛い方が多い可能性があり。
やっぱり「澤田くん」の一方的な視点だけで進むと、描写し切れないと思うんですよ。
収録ではその4話だけ。
5話目から視点は戻っていましたが、たまに「悠華さん」視点を挟んでもらえるといいなぁ。
やっぱり女性側のああした快感と苦悩は深い。
なんというか、心揺さぶられました。
いきなりぶっ飛んだ描写から始まっている1話目。
雰囲気からして、収録されている6話目よりさらに先の風景だと思われますが。
ううむ、センセいきなり凄まじいですね。
よく編集サイドはOK出したなぁ。
(※もっとエロちっくに傾けた方が、一般的には受けると思うので)
扉絵も縛られてますねー。
さて、お話はまだあーなる前から。
つり目美人な優等生で、ぱっと見近寄り難いオーラのある「悠華さん」
それがため、あの授業風景くだりは大きい。
うん、彼が憬れるのも当然。
同様な男子、あるいは女子(笑)がいるのではないかなぁ。
また、「澤田くん」が教室で目撃することとなる、最初のプレイですが。
この時点でついて来れない読者もいそうね。
2話目はその直後。
あの場面を目撃したのが「悠華さん」で良かったねー。
他の女子とかだったら、大問題に発展させられそう。
目撃後、ああして呼び出されるのはよくある展開。
マフラー巻いた姿が可愛らしい「悠華さん」なのですが…それにも理由が。
こちらでの2人のやり取りが良いですね。
まだよく分からない相手である「澤田くん」をなにゆえ信頼していくこととなるのか、プレイも含めて明確に描かれていました。
前話より見た目的にもエロス感あって、幅広く刺さると思います。
「澤田くん」は偉い。
あれだけ間近なので、脱いでるだろう音は聞こえてる筈なんですね。
ただし、おそらく…彼が想像していないだろう姿なのですが。
性癖を告白された後の3話目。
「悠華さん」の普段の姿なども描かれてます。
あの娘は1話目の彼女と同じかな。
帰宅中に声を掛けられ、2人して公園に行くこととなったのでした。
ベンチでの距離感、そして頑張って会話を繋げようとする様に注目。
うん、分かる・分かる。
こちらでは、前話に続いて「悠華さん」の語りがあり。
性癖についての突っ込んだお話がされています。
ここはまたポイントなので、必見。
(※特に終盤の見開きページのパンチ力は、歴史に残る(かもしれない)ものがありました)
SMという単語だけみると、大多数の方は「澤田くん」と同じ想像をするかと思いますが。
実際、そんなんはあくまでもプレイの1つに過ぎず、もっと幅広く深いものですよねー。
こちらでの、
「私はさっきとドコが違う?」
が素敵でした。
彼女の人柄が分かりますよね。
また、「悠華さん」は帰りにタクシーを使っていて。
そこそこ裕福な家庭だろうことが想像できました。
さて、前述したように4話目はそんな「悠華さん」視点です。
1話目の目撃された前後、2話目での呼び出した後の彼女の言動。
そして3話目のクライマックス部分~と、どう考え、何をしてきたのかしっかり描かれています。
この漫画・そして彼女を理解する上で、重要な回ですね。
また、パートナーを得て充実している現在の彼女も描かれていました。
ああした性癖でなくても、素の自分をさらけ出せて、趣味趣向が合致する相手というのは実に得難いもの。
大半の方はそれをひた隠しにして過ごしていると思われ、ああして合う相手を見つけられたというのはなんとも幸せなことでしょう。
あと問題は、「澤田くん」がどこまで耐性あるか、になるのかな。
※ヒロイン特集3:プレイ中の「悠華さん」
さてパートナーになってからの5、6話目。
前者は図書館での風景。
「悠華さん」の語りがあり、さらに深く説明されていました。
いきなりプレイをドンドコ進めて描かれてしまうより、じっくり丁寧で良いですね。
”前のがもっと凄いコトしていたハズなのに”
そう「澤田くん」が言っていたように、こちらは比較的おとなしめな行為であるのですが。
まさにこうした事が、性に対する男女の感覚の差なのかなー、って気がしました。
それが故に「悠華さん」は想像外の事に驚かされ、また独りでは味わうことの出来なかった快感を得ることができるのだ思います。
後者は衣替え風景。
季節夏となり、「悠華さん」にとっては危険なシーズン。
夏服姿がまたキュートです。
3話目などとは違い、「澤田くん」もだいぶ慣れたようで。
特に後半では、またひと階段進むようなところが見れました。
2巻以降どう発展していくのか、心配ながらも楽しみです。
【 その他 】
そんなこんなで、毎度おなじみ「いとうえい」センセでした。
今回も一般系ですね。
ただ…なるほど、↓表紙・紹介帯の時点で、そっち系だとは想像できましたが。
また、結構斜め上だなぁという印象。
それが故、新鮮で良かったんですけどね。
「悠華さん」のキャラ設定、ビジュアルも秀逸だったと思います。
あとはこの漫画、プレイを何処まで続けられるか~、なのかな。
★「いとうえい」センセの漫画紹介記事
「秘密の関係」
初見で刺さった6冊目。小さい教師「あゆみちゃん」など、いまだに好みな単行本です。
「少女図鑑」
5冊目くらいの短編集。母親もありますが、全体的には年下系。絶版かな。
「少女図鑑DX」
上記よりサイズの変更・2話追加という再販本。
「LOVE!!恋の翼を探して」
近親・百合・ふたなりなどの要素ある、四角関係な恋愛長編。
「恋の涙と愛の蜜」
明るいコメディータッチなフェチ短編集。
「キスより大切」
「LOVE!!恋の翼を探して」の外伝も収録された、色々な短編集。
「ぷりプロ ~Princess+Propose~」
お姫様との同居ラブコメな長編。おまけ要素も充実。
「お姉さんじゃダメかしら?」
お姉さんがメインの年上系。知らぬうちに弟を自らの好みに洗脳する姉「京さん」が最高。
「ぶらこんッ!?」
近親関係をテーマにした一般系。あとがき漫画も秀逸です。
「お気に召すままご主人サマ」 一般
駄メイド「リンさん」の一般系。頻繁にパンチラほかサービスカットも多めです。
「その唇で囁いて」
先輩、先生など、年上系な短編集。コメディー「好きすき大スキ」もこちらに収録。
「貴方を吸ってもイイですか?」
ヴァンパイアな複数ヒロインとの長編。どっちかと言うとコメディー色が強めです。
「変質フェティシズム」
こだわりたっぷりのフェチ描写が見どころ。描き下ろし「お嬢さんはケモノさん」は人を選ぶもの。
「恋人以上・嫁未満」 一般
いきなり2人の嫁候補が押し掛けてくる一般系。
「花のさえずり」
だいたい年上女性が揃った短編集。フェチ要素たっぷり。
「今宵、都市伝説をご一緒に!」 一般
怪奇系の都市伝説を題材にしたコメディー漫画。全1巻の一般。
「好きに使っていいよ」
カップルのイチャイチャが甘いラブコメ作品群。ラブコメの成年系。
「コットン&レース」
傾き度合強めなフェチ漫画集。そろそろ”刺さらない”って人いるのでは。
「熟れすぎ!!艶すぎ!?部長ちゃん」 一般
”数々の伝説を持つ営業部長”こと「塚田さゆり」を上司としたエロス・コメディー。
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