■欅姉妹の四季 (大槻一翔)
★まんがデーター [18.0/20.0]
・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [一般] コメディー、日常、姉妹
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大槻一翔(おおつき・いちか)」センセの「欅姉妹の四季 1巻」です。
※左:次女「朱美」、右:四女「瞳」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へと続くお話。
いまの所は1話完結なタイプで、ストーリーが展開していました。
いわゆる日常生活を描いたタイプ。
クライマックスへ向かって一直線~、みたいなものではありません。
ただ、延々と続く訳でもないらしく。
タイトルそのまま、季節ごとの風景を描いていくようです。
詳しくは後述しますね。
漫画はコメディーちっく。
ダラダラ間延びする感じはなく、ストーリーもお上手。
すんなり漫画世界を堪能できることと思います。
ひでるさんはこうした漫画ジャンルがあまり得意ではないのですが、こちらは楽しめましたよ。
しっかりとした線での作画。
黒色はやや強く、全体の濃淡は丁度良いか、やや白比率多め。
描き込みは背景や小物などしっかりしていましたが、こちらも過ぎないくらい。
コマ割りは細かく、変化は少な目。
枠間は確保されていて収まり良く、独特な空気感がありました。
表現などはなんとなく昭和漫画っぽい、どことなく懐かしいような印象。
小さいコマや引き絵に優れ、見事なバランス感覚です。
カバー裏は本編料理なのですが、これがまた見事でした。
カラーでも変化しないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
日本の四季の移り変わりを、4姉妹とともに描く読切連作。
単行本第1巻ではいずみをフィーチャーしながら、初夏に過ごす4姉妹の様子が描かれていきます。
(※下記登場人物紹介も含め、「KADOKAWA」サイト 紹介文より)
特に思いつかなかったので。
かなり的確に漫画を紹介していた、サイトの文面を拝借してきました。
4姉妹の日常漫画ですね。
なんらか切っ掛け・事柄について、それぞれキャラが反応していく~みたいな感じ。
先ほどの文面、四季の移り変わり、とあったので4巻で完結?
初夏、とも書かれていたので、あるいは微妙な季節も合わせて、もう1、2冊くらい増えるのかな。
ピックアップするヒロインを各単行本ごとに変えていくのかもしれませんね。
【 欅姉妹、ほか登場人物 】
「睦実」 長女。料理が得意で、大声持ち
「朱美」 次女。スタイル抜群の読書家美女
「いずみ」 三女。運動大好きの正義漢。
「瞳」 四女。清楚で奥ゆかしく、手芸が得意。
「克斗」 隣の兄弟。
「鉄矢」 隣の兄弟。
※三女「いずみ」
ほぼ家が舞台の漫画。
収録では、3話後半に映画館へと出掛けたくらい。
「いずみ」・「瞳」は間違いなく学生なのですが…話題にあったものの、学校描写はありませんでした。
そのため、↑上に残しましたが、登場人物も限られており。
隣の兄弟「克斗」・「鉄矢」らもようやく6話目で絡むのですが、そのほかはほぼ4姉妹でのやり取りになっています。
これは漫画開始の設定が現在の家に引っ越してきたばかり、という事情もあるかもしれません。
(※目次の背景絵では、家決めから引っ越しまでの風景が描かれています)
次女「朱美さん」が周囲の目を惹くほどの美人(3話)だったり、四女「瞳ちゃん」が男子の先輩に海へ誘われてたり、隣の「克斗くん」に関心持たれたりという描写はあったものの。
今の所は、恋愛・友人など人間関係のややこしい要素もありませんでした。
1話目は次女「朱美さん」の主役回。
落ち着いて読書がしたい彼女ですが、家内はなにかとほか姉妹がかしましい~と言う感じ。
初夏は三女「いずみさん」がピックアップされる季節なのですが。
姉妹立ち位置的なこともあってか、全体での主役・メインヒロインは「朱美さん」という雰囲気がありました。
本単行本でもよく登場していたほか、全体1話目だろうこちらも彼女を中心としたエピソード。
静かに読書をする「朱美さん」に対し、騒がしく料理する「睦実さん」、隣で腕立て伏せを(かつTV見てる)している「いずみさん」、そしてお裁縫する「瞳ちゃん」…と、それぞれのキャラ紹介のようにもなっていました。
これが場所を移動しても、誰かしらが邪魔しに来るという不幸。
日々ストレス溜まりそうね。
洗濯物に対して皆無頓着なのはよくある事ですが、悲しい。
誰か気付けよ。
2話目は今回単行本でのサービス回。
ここからは基本的に三女「いずみさん」視点でお話が進みます。
学校から帰宅し、シャワー浴びるまでが描かれているのですが。
下着姿からバストまでがあっさり描かれていました。
特に着替えシーンは彼女の性格が出ていて可笑しい。
…ダメそう。
そんな彼女を注意する「朱美さん」もまた実にらしい言動でした。
だいたい雑な「いずみさん」でしたが、一部の服はごく丁寧に扱っており。
その理由は~というのがお話のメインとなっています。
4姉妹の映画鑑賞の図が描かれたトビラ絵が楽しい3話目。
「朱美」・「いずみ」が2人して映画を見に行くこととなっていたのですが。
服のチョイスに困っている「朱美さん」
デザイン云々ではなく、単純に着る服がないのです。
バストサイズがため、ボタンを弾け飛ばしていました。
すご。
なんだか…彼女は1話目からイラつく描写ばかりですね…。
難儀な娘だなぁ。
ことごとく着る服がなかった彼女は、姉「睦実」の服を借りて出かけることとなったのです。
さて、この漫画では初外出となるのですが…周囲人々の反応に注目。
そうなんです、これまで姉妹との描写だけだったんですよね。
また、いつもは争っている妹「いずみさん」のリアクションも必見です。
土砂降りで家に閉じ込められている4話目。
こちらもまた「朱美」・「いずみ」で、2人して留守番というもの。
前回とは違い、いかにも家での姉妹していました。
まぁ、最も交わり辛いタイプだからなぁ。
(※「睦実」・「瞳」の場合は、過剰に「朱美さん」とは絡まないでしょうから)
「いずみさん」も冒頭そのまま筋トレとかやってればいのに。
彼女の身体能力の高さが伺えるエピソードでした。
あーですが、最終的にはちゃんとお姉ちゃんしている「朱美さん」に注目。
※長女「睦実」
珍しく「瞳ちゃん」が切っ掛けとなる5話目。
最も年下なので勘違いしますが、実は彼女もそこそこの年齢なんですよね。
こちらでは前話と違いお姉ちゃんしている「いずみさん」が見れます。
ちょっといままでにない反応でした。
まぁ、あーしたリアクションになるのは当然か。
危なっかしそうだからなぁ。
読者側と同様、「いずみさん」らも彼女を実年齢より幼く見ていたのだと思います。
さて、後半から姉2人、「睦実」・「朱美」もこの話題に加わっていくのですが。
それぞれの対応をお楽しみください。
「睦実さん」はやっぱり長女ですねー。
収録の最終6話目はちらほら顔見せしていた隣の兄弟「克斗」・「鉄矢」のうち、年下だろう「鉄矢くん」視点となるエピソード。
外から見た欅姉妹ですね。
やはりひと騒動起こっているのですが。
発端はどうやら「いずみさん」な様子。
それぞれの性格が垣間見えるほか、こちらも最後は「睦実さん」でした。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「大槻一翔」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめるでとうございます!
ざっと検索したところ…。
ラノベもご当人でいいのかな??
こちらにあとがきなどもないため、よく分かりませんでした。
センセは目次ほか表紙・裏表紙みたいな集合絵がお上手ですね。
特に目次の背景絵は2ページにてちゃんと物語の流れある絵がひとまとめとなっていて、宗教画みたい。
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・絵柄 :●●●●●
・お話 :●●●●〇
・漫画 :●●●●●
・独創性:●●●●〇
・属性 : [一般] コメディー、日常、姉妹
・構成 : 6話収録、現在1巻まで発売中。
・おまけ: カバー裏に別絵。
本との出会いは一期一会、漫画もまたしかり。
本日紹介は「大槻一翔(おおつき・いちか)」センセの「欅姉妹の四季 1巻」です。
※左:次女「朱美」、右:四女「瞳」
【 構成・絵柄 】
収録は2巻以降へと続くお話。
いまの所は1話完結なタイプで、ストーリーが展開していました。
いわゆる日常生活を描いたタイプ。
クライマックスへ向かって一直線~、みたいなものではありません。
ただ、延々と続く訳でもないらしく。
タイトルそのまま、季節ごとの風景を描いていくようです。
詳しくは後述しますね。
漫画はコメディーちっく。
ダラダラ間延びする感じはなく、ストーリーもお上手。
すんなり漫画世界を堪能できることと思います。
ひでるさんはこうした漫画ジャンルがあまり得意ではないのですが、こちらは楽しめましたよ。
しっかりとした線での作画。
黒色はやや強く、全体の濃淡は丁度良いか、やや白比率多め。
描き込みは背景や小物などしっかりしていましたが、こちらも過ぎないくらい。
コマ割りは細かく、変化は少な目。
枠間は確保されていて収まり良く、独特な空気感がありました。
表現などはなんとなく昭和漫画っぽい、どことなく懐かしいような印象。
小さいコマや引き絵に優れ、見事なバランス感覚です。
カバー裏は本編料理なのですが、これがまた見事でした。
カラーでも変化しないので、判断は↓表紙・裏表紙で良いでしょう。
【 収録話 】 6話収録
日本の四季の移り変わりを、4姉妹とともに描く読切連作。
単行本第1巻ではいずみをフィーチャーしながら、初夏に過ごす4姉妹の様子が描かれていきます。
(※下記登場人物紹介も含め、「KADOKAWA」サイト 紹介文より)
特に思いつかなかったので。
かなり的確に漫画を紹介していた、サイトの文面を拝借してきました。
4姉妹の日常漫画ですね。
なんらか切っ掛け・事柄について、それぞれキャラが反応していく~みたいな感じ。
先ほどの文面、四季の移り変わり、とあったので4巻で完結?
初夏、とも書かれていたので、あるいは微妙な季節も合わせて、もう1、2冊くらい増えるのかな。
ピックアップするヒロインを各単行本ごとに変えていくのかもしれませんね。
【 欅姉妹、ほか登場人物 】
「睦実」 長女。料理が得意で、大声持ち
「朱美」 次女。スタイル抜群の読書家美女
「いずみ」 三女。運動大好きの正義漢。
「瞳」 四女。清楚で奥ゆかしく、手芸が得意。
「克斗」 隣の兄弟。
「鉄矢」 隣の兄弟。
※三女「いずみ」
ほぼ家が舞台の漫画。
収録では、3話後半に映画館へと出掛けたくらい。
「いずみ」・「瞳」は間違いなく学生なのですが…話題にあったものの、学校描写はありませんでした。
そのため、↑上に残しましたが、登場人物も限られており。
隣の兄弟「克斗」・「鉄矢」らもようやく6話目で絡むのですが、そのほかはほぼ4姉妹でのやり取りになっています。
これは漫画開始の設定が現在の家に引っ越してきたばかり、という事情もあるかもしれません。
(※目次の背景絵では、家決めから引っ越しまでの風景が描かれています)
次女「朱美さん」が周囲の目を惹くほどの美人(3話)だったり、四女「瞳ちゃん」が男子の先輩に海へ誘われてたり、隣の「克斗くん」に関心持たれたりという描写はあったものの。
今の所は、恋愛・友人など人間関係のややこしい要素もありませんでした。
1話目は次女「朱美さん」の主役回。
落ち着いて読書がしたい彼女ですが、家内はなにかとほか姉妹がかしましい~と言う感じ。
初夏は三女「いずみさん」がピックアップされる季節なのですが。
姉妹立ち位置的なこともあってか、全体での主役・メインヒロインは「朱美さん」という雰囲気がありました。
本単行本でもよく登場していたほか、全体1話目だろうこちらも彼女を中心としたエピソード。
静かに読書をする「朱美さん」に対し、騒がしく料理する「睦実さん」、隣で腕立て伏せを(かつTV見てる)している「いずみさん」、そしてお裁縫する「瞳ちゃん」…と、それぞれのキャラ紹介のようにもなっていました。
これが場所を移動しても、誰かしらが邪魔しに来るという不幸。
日々ストレス溜まりそうね。
洗濯物に対して皆無頓着なのはよくある事ですが、悲しい。
誰か気付けよ。
2話目は今回単行本でのサービス回。
ここからは基本的に三女「いずみさん」視点でお話が進みます。
学校から帰宅し、シャワー浴びるまでが描かれているのですが。
下着姿からバストまでがあっさり描かれていました。
特に着替えシーンは彼女の性格が出ていて可笑しい。
…ダメそう。
そんな彼女を注意する「朱美さん」もまた実にらしい言動でした。
だいたい雑な「いずみさん」でしたが、一部の服はごく丁寧に扱っており。
その理由は~というのがお話のメインとなっています。
4姉妹の映画鑑賞の図が描かれたトビラ絵が楽しい3話目。
「朱美」・「いずみ」が2人して映画を見に行くこととなっていたのですが。
服のチョイスに困っている「朱美さん」
デザイン云々ではなく、単純に着る服がないのです。
バストサイズがため、ボタンを弾け飛ばしていました。
すご。
なんだか…彼女は1話目からイラつく描写ばかりですね…。
難儀な娘だなぁ。
ことごとく着る服がなかった彼女は、姉「睦実」の服を借りて出かけることとなったのです。
さて、この漫画では初外出となるのですが…周囲人々の反応に注目。
そうなんです、これまで姉妹との描写だけだったんですよね。
また、いつもは争っている妹「いずみさん」のリアクションも必見です。
土砂降りで家に閉じ込められている4話目。
こちらもまた「朱美」・「いずみ」で、2人して留守番というもの。
前回とは違い、いかにも家での姉妹していました。
まぁ、最も交わり辛いタイプだからなぁ。
(※「睦実」・「瞳」の場合は、過剰に「朱美さん」とは絡まないでしょうから)
「いずみさん」も冒頭そのまま筋トレとかやってればいのに。
彼女の身体能力の高さが伺えるエピソードでした。
あーですが、最終的にはちゃんとお姉ちゃんしている「朱美さん」に注目。
※長女「睦実」
珍しく「瞳ちゃん」が切っ掛けとなる5話目。
最も年下なので勘違いしますが、実は彼女もそこそこの年齢なんですよね。
こちらでは前話と違いお姉ちゃんしている「いずみさん」が見れます。
ちょっといままでにない反応でした。
まぁ、あーしたリアクションになるのは当然か。
危なっかしそうだからなぁ。
読者側と同様、「いずみさん」らも彼女を実年齢より幼く見ていたのだと思います。
さて、後半から姉2人、「睦実」・「朱美」もこの話題に加わっていくのですが。
それぞれの対応をお楽しみください。
「睦実さん」はやっぱり長女ですねー。
収録の最終6話目はちらほら顔見せしていた隣の兄弟「克斗」・「鉄矢」のうち、年下だろう「鉄矢くん」視点となるエピソード。
外から見た欅姉妹ですね。
やはりひと騒動起こっているのですが。
発端はどうやら「いずみさん」な様子。
それぞれの性格が垣間見えるほか、こちらも最後は「睦実さん」でした。
【 その他 】
そんなこんなで、本日は「大槻一翔」センセでした。
こちらが初単行本とのこと。
おめるでとうございます!
ざっと検索したところ…。
ラノベもご当人でいいのかな??
こちらにあとがきなどもないため、よく分かりませんでした。
センセは目次ほか表紙・裏表紙みたいな集合絵がお上手ですね。
特に目次の背景絵は2ページにてちゃんと物語の流れある絵がひとまとめとなっていて、宗教画みたい。
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